名簿/500650
- (夜も更けた邸内、廊下の角から不意に現れ、出会い頭にぶつかりそうになる) -- フェスター
- ―っ!(すんでの所で衝突を回避した。無理やりに歩みを止めたので思いっきり尻もちはついてしまったが)
んもぅ!誰ですのこんな夜更け、に…(眉根に皺を寄せながら見上げればそこには兄の顔。しかめっ面をそのままに言葉を失い) ……こんばんは、お兄様。夜のお散歩ですか? -- ディア
- うおぁっ!? ああ゛…? なんだ、お前かよ(見下ろす視線、漂うアルコールの臭いと上気した顔色から、飲み歩いてきた帰りであることが窺える)
ふん、気をつけろよな……なんだよ、その顔、僕に会えて随分嬉しそうじゃないか(助け起こそうともせずに、顔を近づける) -- フェスター
- …えぇ、敬愛するお兄様と意図せずにお会い出来たんですもの。嬉しくないわけがありませんわ
(酒臭い息に眉根に寄せた皺を一層深くするも、すぐに取り繕った笑顔を浮かべ立ち上がろうとし) ―っ、っつぅ…!(自分のくるぶしを抑えて蹲ってしまった。どうやらぶつかった拍子に足を捻ったらしい) -- ディア
- ふん(あくまで慇懃さを装った態度に鼻を鳴らし、顔を離す)
なんだよ、さっさと立てよ…まさか、今ので怪我したとか言うんじゃないだろうな? -- フェスター
- ご心配なく。ちょっと躓いただけですもの。この程度で怪我など―
(そう言って再度立ち上がろうとして)…っつ、ぅ……(痛みに顔を歪めて座り込む) …ご、ご心配なく。ただ…ちょっとひねっただけですもの。暫くすれば治ってしまいますわ -- ディア
- ちっ……立てもしない癖に、誤魔化すならもっとそれらしくしろよな
(酔いの回った頭で手を差し出しかけて、はたと止める。紳士ならばそうするべきなのだろう、しかし、この娘と自分はそういう間柄ではない) …痛けりゃ使用人でも何でも呼べばいいだろ、そんなに僕に弱みを見せたくないのかよ -- フェスター
- …お兄様の手を煩わせるわけにはまいりませんもの。分家筋の娘が、本家の方を煩わせるなど…
(俯き、申し訳なさそうに口にする。本心半分、建前半分。事実、この青年に借りを作れば後で何といわれるか―) (ただ、此処で素直に弱みを見せてしまうというのも情けない。ぐ、と口を結んで行動を決めかねている様子) -- ディア
- ふん……本当につまんない奴だよ、お前(蔑みの目。どれだけ虐めてもこの娘は弱音を吐こうとはしない、本音を見せることが無い。そういうところが気に食わないのだ、昔から)
(吐き捨てて廊下の奥へ去ると、しばらくして入れ替わりに邸のメイドが駆け寄ってくる) -- フェスター
- ご無事ですか、お嬢様? フェスター様からその…お怪我をなされたと聞きましたが…
(戸締りでもしている際に声をかけられたのだろう。もっとも表情から窺うに、「邪魔だから退かしておけ」程度の事しか言われなかったであろうことは想像に難くない) -- メイド?
- ……なあ、ディア。君の思う理想的貴族像というのはどういうものなのかな。
(屋敷の一室にて茶を飲みながら目の前の妹に問う) (記憶を失った自分にとって貴族の誇りなどないにも等しいが、この妹を自らが家督を継ぐための協力者とするならば、相手について知っておく必要があると思われたために尋ねた) -- クラウス
- …そうですわねぇ。何時でも気高く、礼節を弁え、優雅に振る舞うことが前提条件でしょうか
それと…あとは常に「誇り」を胸に抱いていること。自分の血筋に誇りを持たぬ者など、貴族失格ですものね -- ディア
- ……成程、確かにそうだ。常に貴族らしく高くあるということ。そして、「家」への誇り、か。
この家を継ぎ守るというのならば、確かにその思いは必要だ。それが君の理想の貴族像か……。 ……となると、俺は貴族失格かもしれないな。(そういうと、神妙な表情を「作って」言った。どこか悲しげな表情を) -- クラウス
- でしょう?家を誇りに思わない方が当主になったとして、どうして繁栄できましょう
己の家柄を誇りに思い、家のために振る舞える方こそが当主にふさわしい。私はそう思いますわ ……お兄様?貴族失格だなんて。そんなことありませんわ! 少なくとも、この家の男性陣の中ではお兄様はトップクラスに貴族らしいですわよ…?? -- ディア &new{2013-07-09 (火) 06:39:41
- ハハ、ありがとうディア、ディアンネージュ。光栄だ。だが、きっと今の俺には其れは正しくない。
……俺は君に謝らなければいけないことが一つある。どうせ、隠していてももうばれてしまう事ではあるんだが。 ……さて、俺が貴族失格の理由、君に謝らなければいけないこと……それは。 (逡巡するように間を持たせて。当然演技ではあるが) 俺は、5年前に「記憶と、実の妹を失っている」―― だがら、覚えていないんだよ。本当は。君のことも、思い出せない。実の妹の、エルナのことも。思い出せない。 だから、貴族たる資格がないのさ。記憶を失った俺にとっては、この家や貴族と言う事への誇りが……誇りを、思い出すことができない。 -- クラウス
- ―それ、は…(唐突に告げられる事実に言葉を失う。ぱくぱくと口を動かして視線を泳がせ)
それじゃぁ、その…お兄様は…何故、この家に。アーロンデルクに戻ってきたのです? アーロンデルクが名家だから、ですの?……そこに戻れば、生きていけると。食いっぱぐれはないと。そんな想いで、此処に…? (そうは思いたくない。否定して欲しい。目の前の義兄はそんな俗な思想で動く人間ではないと) (そう信じていたい思いが紡がせた問いであった。記憶を失っても、高潔な人間で居て欲しいと。そう願って目の前の男を注視する) -- ディア
- ……俺が、この家に戻ってきた理由は。
(悲しげな笑みを湛えた表情でディアを見据える。)――俺を取り戻すためだ。俺の過去を、取り戻すためだ。……俺の過去を、守るためだ。 ……ハハ、名家とはいえ今は落ち目だ。そんな目的で動くならば、わざわざ滅んでしまうかもしれない家に戻ってきたりなどしない。別にここでなくとも、生きていく道はいくらでもある。だが、俺はここに帰ってくること選んだ。 ……俺の記憶を取り戻すために。そして、何より。 ――俺が育ったこの家と、家族を守るために、だ。記憶がなくとも、ここは俺が愛した場所のはずだ。妹や母が暮らした場所だ。 ……俺は、この家を立て直して、記憶も取り戻す。かつての自分を取り戻す。だから、戻ってきたんだ。 ……ディアンネージュ。それが、俺の答えだ。君の言うような誇り高さはないかもしれない。貴族らしさはないかもしれない。だが…… 俺は、この家を守りたい。この家が崩れていくのを、見てはいられないんだ。 (真剣な顔を「作って」言う。心の底からそう思っていると人に思わせるように) -- クラウス
- (無言でそっとクラウスの手を取り、両の手で包み込む)……お兄様。お兄様は貴族失格などではありませんわ
家を、家族を守りたいという想い。記憶を失くしてでも…生まれ育った家を守ろうとしてくれる その心の高潔さこそ…貴族足る資質だと思います。他の誰が認めまいとも、ディアンネージュは知っています お兄様の心内は…心の中に灯った篝火は。アーロンデルクの行く末を照らすに相応しい物だと (ぎゅ、と両手に力を込めて穏やかに微笑む。記憶が無かろうと、彼は家を、家族を守ろうとしてくれている) (それ以上の答えなど求めようもない。これが、これこそが求めていたもの) (クラウスの真意など知らぬまま、彼女はその純粋な瞳で兄を見つめる) -- ディア
- ――ありがとう、ディア。
ならば、俺は俺の道を行こう。アーロンデルク家の光を、絶やさぬように。 俺がまだ、この家族の一人だと、貴族の一員だと君が言ってくれるからこそ。 俺は、守ろう。この家を……記憶が戻らなかったとしても。 (強く握られる己の手。クラウスは穏やかな笑みを。嬉しそうな笑みを。「作る」) (ディアには見えないだろう。未だ知ることはないだろう。) (クラウスの真意――記憶を取り戻すこと。そして、クラウスがいると信じる、事件を操る存在に復讐するということ。) (家のことなど、二の次である。家族を守るなど、考えてもいない。全ては、己の記憶を取り戻す手段の一つに過ぎない。) (だが、そのようなことは顔に出されることはない。そういう《異能》であるために) (己を信じきっている少女に対して、心の中では邪悪な笑みを浮かべていたとしても――)
……俺を応援してくれるかな、ディアンネージュ。これからも。 -- クラウス
- …勿論ですわ、クラウスお兄様。その記憶がなくとも、あなたは立派な貴族ですもの
家を守ろうとなさっている方に協力を惜しむ道理がございません。…私に出来ることでしたら、何でもおっしゃって下さいね 分家の身なれど…クラウスお兄様のお力添えが出来れば幸いですわ (しっかりと頷き、スカートの裾をつまみあげて優雅に一礼。クラウスの心内も、クラウスの異能も) (何一つ知らない無垢な―愚かな少女は、高潔な心を持った兄が帰ってきたことを素直に幸せに思うのだった) -- ディア
- ……ああ、色々手伝ってもらうこともあるだろう。大変なのはこれからだからな。
君の助力に期待しているよ、ディア。君もまた、俺の妹の一人なんだ。 感謝しているよ、ディア。俺を信用してくれて。俺の、力になってくれると言ってくれて。 ――では、また。これからやるべきことは多い。俺の、記憶を……そして、家の再興を、成すために。 君の言う「立派な貴族」となるために。 (笑み浮かべて、ディアの頭を撫でた。もう二人ともそのような歳ではない。しかし、これは昔のクラウスのよく行っていた行動だった。) (クラウス自身は覚えていないが……かつての自分のように、自然とそう行ったのだった。) (そしてクラウスは去って行った。彼女の部屋から) -- クラウス
- (冬の夕方、日が落ちて気温が下がる時刻 ノックノック) -- カヤン
- …?あいてますわよ。どうぞ、お入りになって?
(部屋をノックする人間などここにはあまりいない。そういう人達は大概ノックした後に名乗るもの。首を傾げながら入室を促した) (既に部屋着に着替え、幾らかリラックスした格好のディアンネージュが彼を迎えるだろう) -- ディア
- はいよ お邪魔するぜ (開けた扉の向こうには、体格の良い青年が立っていた 肩には、少女なら一抱え以上ありそうな薪を軽々と)
ご注文どおりの薪を持ってきたぜ、お嬢さん おっと、今度は逃げないでくれよ? (ちょっとからかうように笑う) (開襟シャツは相変わらずだが、見苦しくない程度にボタンを留め、ベストとパンツと言う落ち着いた格好) これなら、作業着よりちょっとはマシだろ? -- カヤン
- カ、カカカヤンお兄様!?ご、ごごめんなさいこんな格好で!ちょっとお待ちになって!せめて、せめてショールを羽織ります!
(薪を担いで入ってきた兄の姿を見るや否や、ベッドからすさまじい勢いで起き上がりどたばたとクローゼットからショールを引っ張り出してきて) お、お待たせいたしました…。オホン。恰好については、その。文句はありませんわ。先日のあれはその…何と言いますか(俯き、指先で髪を弄りながら言いよどむ) カヤンお兄様が余りにも逞しくなっておられたものですから、お恥ずかしながら気が付かなかったといいますかそのー…(しどろもどろ) -- ディア
- おう、こんにちー…そろそろ夜か? こんばんは、ディアー… って、おお? 別に良かろうよそんな気にせんでも
(ベッドから跳ね起きて用意するのを眺めて思わず眉を上げ、) 髪、はねてる (なだめるように笑った) おう、良かった 合格? (目を細めて自分のベストの胸を叩いた そして、気まずそうに言い訳をする少女を見れば、首を振る) しゃーなしさ、10年来だし 最後にあったのはありゃー…6歳だっけ? 正直、名前覚えただけでもえらいもんだぜ? だから気にすんな (な?と首を傾げてから) 薪、どこ置く -- カヤン
- だ、だってこの間はみっともない所をお見せしてしまいましたし…そ、それが女心というものなのです!お兄様はデリカシーが足りていませんわっ!
(完全に自業自得なのだが、顔を赤くしてがーっとまくし立てて押し切ろうとしつつ) そう言って貰えると有りがたいですけれど…その、やはり私もアーロンデルクの娘として、兄弟の皆様に気付かないというのは情けなくて(しょんぼり) あ、えと。薪は暖炉の脇に置いておいていただければ…(そ、と指さした先にはぱち、と音を立てて赤く燃える暖炉。もう間もなく燃え尽きると言ったところか) -- ディア
- みっともないトコロ…? (あったっけ、と眉を寄せる 細かい事は気にしない) あー、そりゃ時々言われるな デリカシー、デリカシーねえ…
(分からん、と肩をすくめて 勢いで畳み掛けディアに強くも出れず、分かった分かった、と首を縮める) ほら、淑女はそんな大声出すもんだったか? 分かったよ、気をつけるって (言いつつも、落ち込む様子を見れば慰めるように) 貴族だろうが王族だろうが、気づけんもんは気づけんさ あいよ って、もう消えかけてるじゃねえか 今夜は冷えるって、庭師のジョンが言ってたぜ 火、起こしてやろうか -- カヤン
- お体は大きくなっても、女心の勉強はまだまだですのね?それも身に付けなければ、社交界ではやっていけませんわよ?
(押し切れたことに内心安堵しつつどやぁ) とはいえ、あれだけお世話になったお兄様に気付けなかった、というのが悔しくて。…もう忘れませんわ。そのお姿、目に焼き付けなければ(じー、と上から下まで見つめつつ) あ、お願いしてもよろしいですか?…その、お恥ずかしながら自分では上手く出来なくて… -- ディア
- じゃあ、お前が教えてくれよディア 俺にはどうも、細かい機微ってのがよく分からん (ドヤ顔の少女に、深い意味はなくそんなことを言う)
お世話に、と言うがな 俺としちゃあ、お前も遊び友達だったぜ? なりはちっちゃかったが、チョコチョコついてきて可愛らしかったしな (懐かしむように目を細め) そんなじろじろ見たって、何が変わるわけでもないぜ (ボサボサの硬そうな髪、翠の瞳、無精ひげ、鍛え上げた身体 貴族と言うよりも戦士だ) ああ、こういうのは男の仕事ってね (笑って快諾し、火種をよけて灰を掻く 慣れた手つきだ) -- カヤン
- え、えとその。教えてと言われましても……そ、そういうのは人に教わるものではないのです!自分で、女性との付き合いの中で学んでいくものですのよ?
(自分もよく分かっていないのでそれっぽいことを言ってごまかす。目は泳いでいる) 私も当時は遊んでくれるお兄ちゃん、としか思っていませんでしたけど…あの頃の思い出は今でも私の支えですもの。大事な大事な、思い出ですわ (てきぱきと慣れた様子で火をおこすカヤンの手元を、後ろからじー、と見つめ)……本当に慣れていますのね?男の仕事、とはいいますけれど…これが出来る殿方、屋敷にはあまりいないのでは? -- ディア
- 女性との付き合いの中でねぇ…兄弟姉妹とかじゃダメなのかね はー…傭兵育ちにゃ敷居が高いぜ (がっくり肩を落とす)
支えねえ そんな気を張んないでもいいと思うんだけどな まだ子供なのに (悪気なくちびっ子扱いする デリカシーがない) んー? そりゃまあ、俺はここに住んでるガキのころから、使用人を使えるような立場でもなかったし 母親もそういうの苦手だったみたいだし (残り火を火種に移して、まきを組みなおしてそれに火を埋める) 貴族の家族には似合わない技術かね? -- カヤン
- あら、デリカシーは何も貴族の振る舞いに関わらず必要なことですのよ?将来素敵なパートナーと巡り合うためにも、ご研鑽なさいませ
(自分より大きな相手が肩を落とすのが何だかコミカルで、くすくすと楽しげに笑う) む。私だってもう16ですのよ?世が世ならもうお嫁に行っても良い歳なんですからね?(むん、と胸を張ってアピールしてみる。が、カヤンから見ればまだ子供なのは確か) 確かに貴族としては似つかわしくないかもしれません。ですけど…だからこそ、頼りがいがあるとも言えますわね 個人的には、立ち居振る舞いが貴族然としているのに、そういう仕事も出来る…とかだとグッと来ますわ! -- ディア
- (//ぶんつーすいっちー) --
- 素敵なパートナーね…22年間そういう相手が居なかったんで、ちょいと諦め気味だよ俺ァ (はぁ) デリカシーがありゃできんのかなぁ、彼女
(笑われれば、なおさら情けない表情で首をすくめる) 今のご時勢、30でも嫁に行かない女も増えてるし、まだまだ子供だよ、お嬢ちゃん くひひ 頼りがい、か それなら嬉しいな (ちょっと自身を持ち直して) ディアができないときは、俺がいつでもやってやるぜ! ギャップってやつ? ふぅん… (そう言うもんかね、と火を起こしながら首をかしげる 立ち上がれば、赤々と炎が燃える暖炉だ) できたぜ、お嬢さま (//あいよー、おやすみなさい!) -- カヤン
- あら、男は30を過ぎてからとも言いますわよ?デリカシーさえあれば彼女が出来る、とはいいませんけど…無いよりは有った方がいいですわね(こくこく)
むぅ…ではいつになったら私を大人と認めてくださるの?30まで、だなんて待っていられませんわ! ん、ありがとうございますお兄様。あぁ…やっぱりこれぐらいしっかり燃えている方が温まりますわね。使用人の手が空いていない時は、お兄様に頼らせていただきますわ! -- ディア
- デリカシー デリカシーってなんだ、デリカシーを知りたい 礼儀作法の勉強でもしてみるか ガキの時以来だが…
大人って? くひひ、もうちょっとこう、色気が出てきたら、だな (からかうように目を細めて、ちちち、と指を振るってみせる) それか恋人でもできたら? おうよ、これしきの事 (なんでもない、と首を振り、余った薪を置き場に綺麗に積む) 俺は使用人に呼ばせば、すぐ飛んでくるからよ (そういって明るく笑ってみせる その笑顔、口から覗く牙は子供のときのままで) よし、もうそろそろ夜だ レディーの部屋に男が居座るのもあれだし、帰るとするぜ …これ、デリカシーだろ? (出る直前に振り返って冗談をいい、帰っていった) -- カヤン
- (ディアがフェスターと話して別れた後。追いかけて、去ろうとする背中に声を掛ける)
さっきの誰なん? 鼻持ちならん男やな、偉そうで。 (鼻息を荒くし、フェスターの消えた角を睨んだ) -- 眩
- あぁ、あの方はフェスターお兄様。本家の筋の方なの。…しーっ。聞こえたら何言われるかわかりませんわよ?
ま、確かに鼻持ちならないですし、私個人としてもあまり好きではないですけど、ね? (口に指先を当て、悪戯っぽく微笑んで)…でも、仕方ないですわ。分家と本家では…やはり越えられない壁というものはありますものね -- ディア
- 聞こえたらその時はその時や。あたしは嫌いなものにいい顔できるほど、人間できてないも。
(どこか達観した様子のディアとは異なり、怒りをあらわにして) 本家とか分家とか、関係ないわ。こないだもあいつ、掃除が行き届いてないとか小さなことで使用人いびりよったで。 少なくともあたしにとっては、あんな性格が腐った男よりディアやエリー(エリザベス)の方が立派な貴族やと思うで。 -- 眩
- そうやって嫌いな人に嫌いな顔をして、生き残っていける場所ではないのです。…本当に、面倒ではありますけれど
あら、そういって下さるのなら嬉しいですわ。私も分家筋なれど、立派な貴族であるように日々心がけていますから(どやぁ) 眩も見習ってくれてもいいんですのよ?ほら、まずは歩き方と身なりから。今ならイチからレクチャーいたしますわ! (褒められたのが嬉しいのか上機嫌。普段から貴族らしくあろうと振る舞っているのを認められたのが相当に嬉しいようだ) -- ディア
- それはええわ。(手を横に振る)
別にな、この家に来たからゆうて、別にどこかのパーティーに招待されるわけでもないやん? あたしそういうの本当無理やき。お嬢様としての生き方はディアに任すわ。ええかな? (宜しくない展開に傾きそうなので回れ右して) -- 眩
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- (魔女の格好でどばーんっ、とドアを開ける)
お姉さま!トリックオアトリート! -- エルニア
- っ!?だ、だだだ誰っ……って、エルニア?
…まったく、驚かせないd…いえ、驚いてなどいませんわ。…いませんわよ?(キャンディを渡しつつ) -- ディア
- エルニアだけど魔女よ!今は悪い魔女よ!
ふっふ、よかったわねディアお姉さま、お菓子が無ければすっごく怖いイタズラが襲ってくる所だったわ…?(ワーイ!とキャンディいただきながら) …お姉さまって意外と怖がり? -- エルニア
- 貴方の登場だけで十分ないたずらですわよ…はぁ、びっくりs…いえ、何でもありません
な、ななな何を言うのかしらこの子は。私はアーロンデルクの娘なのです。お、おおお化けやその類が怖いなんてことは、け、決して…(顔を背ける) -- ディア
- …そっ、そうよね、お化けなんて怖くないわよね、お化けくらい千切っては投げ千切っては投げよね!(自分も怖かったりするがこくこく、と頷き)
…あっ…(ディアの背後を見て、そっ…と目を逸らす) …お姉さま、だめよ、後ろを向いてはだめよ -- エルニア
- え、えぇ!勿論ですとも。お化けなどというものは、アーロンデルク家の威光の前には恐るるに足りませんわ!
(夜中に一人でトイレに行くのに多大な苦労をしていることは伏せつつ、引き攣った笑顔) …な、何ですの。何よ、ちょ、ちょっと変なこと言わないでよエルニア…見間違いよね?何も、何もいないのよね…? (がし、とエルニアの肩を掴む。素が出ているのに気が付かないぐらいには必死) -- ディア
- (//ぶんつーすいっち!) --
- えっ、そ、そうよ、お姉さま、誰もいない、誰もいないわ…?
…あ、あぁあ、あぁあ…そんな、だめ、だめよ、お姉さま…逃げて…逃げてー!(肩を掴まれながらも、視線は背後に向けたまま恐怖の表情) …なんちゃって、やっぱり怖いんじゃないお姉さま!(にや〜、とイタズラっぽい笑みを浮かべ) -- エルニア
- ひっ…い、いやっ、そんな、そんなの信じない!!お化けなんて―(エルニアの言葉により一層恐怖の色を濃くし、ぎゅっと目をつぶり)
…へ?あ、あれ?お、お化けは…?(続くエルニアの言葉にきょとん、とした顔で辺りを見回して) エ、エルニア…貴方ねぇ…!お菓子あげたんだから悪戯は自重してよぉ!全くもう…すーぐこれなんだk…オホン いいですこと?淑女として、そろそろそんな子供染みた悪戯は卒業しておくべきですわよ?(色々と手遅れ) -- ディア
- 大丈夫よお姉さま、いないわ、お化けはいないわ!
だってだってー、怖くないって言うからホントかなって思って! はーい、気をつけまーす、お姉さまも早くお化け、怖くなくなるといいわね(くすくすと笑い) なんて、私もちょーっと、ちょっと怖かったりもするんだけど、お姉さまが怖くなっちゃったら一緒に寝てあげるわ! それじゃ、キャンディありがとうお姉さま!(貰ったキャンディ舐めながらたったか部屋を出る魔女) -- エルニア
- 〜〜〜〜っ!あ、あなたねぇ!お菓子あげたのに悪戯するなんて!
こら、ちょっと待ちなさいエルニア!私は別に怖く何て無いんだからねっ! (キャンディを口に含み、楽しげに去っていく魔女の背中にそんな言葉を投げかけて) …全くもうあの子ったら。………ホントに、いないわよね? (その後暫く後ろを振り向くのが怖くて内心びくびくしていたとかなんとか) -- ディア
- (地下の酒蔵に明かりを灯し、今晩の食卓に供するワインを選ぶ ふと顔を上げ、存在感の源へと振り向いて)おや、あなた様は -- アリステア
- あら、先客かしら?懐かしんで邸内を散歩していたのでs……アリステアお兄様?
(ぼんやりとした明りに照らされて振り向いた顔は、何処か見覚えのあるもので。幼い頃の記憶が無意識にその名を呼んだ) -- ディア
- は、じいやにございます(胸を飾る白銀のラペルピン 紳士の正装に身を固めた青年が微笑んで)お変わりはございませんか、ディアお嬢様? -- アリステア
- え、えぇ…私は変わっていませんけれど…お兄様は随分とお変わりになられたのですね?
お嬢様だなんて水臭い。あの頃のようにディア、と呼んでは貰えませんの?…その、今のお兄様の立場は理解出来ますけれど… (記憶の中の兄と余りにも違うその態度。胸に煌めくラベルピンを見て複雑な顔) -- ディア
- 7年という時間を隔てて、変わらぬ者などおりましょうか お嬢様も愛らしく、お美しくなられました
あと3年も経って御覧なさい お嬢様の足元に身を投げ出して、時よ止まれと仰せになる紳士も現れましょう ですが、時を経ても変わらぬものございますれば(見守るような目をして また一本抜き出し、燭台の火をラベルに近づける) -- アリステア
- …本当に、変わってしまいましたのね?貴方の家のことを考えれば当然かもしれませんけれど…
それでもやはり、寂しいものですね(と、困ったような笑顔を浮かべてアリステアの賛辞に小さく頭を下げて) 変わらない、もの…?このワインが、ということですの…? -- ディア
- アリステアは幸せ者にございます(一点の曇りもない笑み)他家の旦那様ではなく、お嬢様のお側近くにお仕えできるのですから
…35年のシャトー・ラトゥール? お嬢様がお生まれになった年のものですね これは残しておきましょう いつか、大切な節目の日に召し上がられるまで(棚に戻して)じいやがお守りいたしましょう くれぐれも、お忘れなき様 …先代のじいやを覚えておいでで? あの様に、時が人を磨くのです 真の紳士淑女は老いすらも楽しむものなのだそうで -- アリステア
- …老いすらも、楽しむ…ですか。先代のじいやのように、お兄様も磨かれて行くのですね
磨かれた結果が今のお兄様だというのなら、私はそれを受け入れますわ。…じいや、そのワインの保管はあなたに一任しますからね いつか、いつか私が巣立つその日まで…きっちり、取っておくこと。良いわね? (使用人としての立場を貫かんとするアリステアに合わせ、慣れないながらも此方も主人としての態度に切り替え、微笑む) -- ディア
- 仰せのままに、ディアお嬢様 このじいやに委細お任せを(懐かしさのにじんだ声音、うやうやしい仕草で長身を折って)
お嬢様がいつか、ご自分の道を歩まれるその日まで 及ばずながらこのアリステア、影となってお側にお仕えいたしましょう (誓いを立てる騎士のように片膝をつき、少女に頭を垂れて 料理に合わせて厳選したボトルは一ダースを下らず、何度かに分けて運んでいった) -- アリステア
- えぇ、貴方の働きと忠義に期待致しますわ(と、その姿を見送り)
…時を経ればワインは熟成されて行く。アリステアお兄様も時を経て変わっちゃった …私も、この先変わっていくのかなぁ…(薄暗い酒蔵の中、ぼんやりとそんなことを呟いたとか) -- ディア
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- (初めての冒険を終えて一息ついたディアンネージュと同行した人間は、東の国に伝わると聞く「般若」の面を被った人物)
(他の同行者に尋ねられても「いやあたしのポリシーなんで」で通した正直関わり合いになりたくない類の狂人かと勘繰られる女は、あろうことか屋敷にまでついてきた) なんであたしの家に戻ってくるんやろ? (などとのたまいながら) -- 眩
- (何かしらこの人…何で私の家にまでついてくるの…???これもしかして乞食とか新手の押し売りとかそういう類…???)
(とか思いながら眩の方をチラチラ見つつ辿った家路。いよいよ屋敷に到着しようかというその瞬間に放たれた言葉) こ、ここっ!こっちのセリフですわーーーーーっ!??!?!? 何で、何であなたが私の!アーロンデルクの屋敷に帰ってきますの!?考えられる答えは一つですけど出来れば考えたくないのですけれど!!! -- ディア
- はー驚いたわー、大きな声出るんやなー。
(仮面の頬にあたる部分を抑え、さも驚きましたというアクションを見せる) あたしは眩って言うんよ。アーロンデルクなんて全然知らんかって、お迎えが来て血筋のこと教えてもろうてこっちに住むことにしたんや。 (玄関で騒いでいる間に、使用人たちが顔を出し迎える) (何の疑問も持たずに二人にへりくだる様は、異形の仮面をつけた酔狂者であっても間違いなくアーロンデルクの人間であるとディアンネージュに再確認させた。悲しいことに) -- 眩
- わ、私はディアンネージュ…ってそうじゃないですわ!!あ、あな、貴方思いっきり人種も違うじゃありませんの!流石に無理が―
(如何に当主の手が早かったからって流石に、と言いかけた所で使用人が二人に頭を下げるのを見て) ……無理は、無かったんですのね…。あぁ、ご当主様!貴方は、貴方はどうしてそう…!!(両手を胸の前で組み、がくりと膝を落とし) …はぁ、それで。貴方は…此処に来てどうするつもりですの? -- ディア
- 盛大に勘違いしてるところすまんけど、あたし人間やからな。
(くるり、長い髪を靡かせながら回転する。その姿は般若の面以外一般的な人間の女性と何ら変わりない) な? な? な? (胸を張ると、表情は見えずとも仮面の裏のどうやと言いたい本心が見え隠れするようで) お家が大変で血筋の者が集められたって聞いたで。でもこんなに使用人は多いし、お賃金出せるならしばらく平気なんちゃうか。 この共同生活自体が次の後継者を決める準備、だとか。 別にあたしはそういうの興味ないしな。のんびりやらせてもらうわ。 (尋ねられた答えをやんわりはぐらかして) -- 眩
- …人間であればいいというものでもありませんわ。人種が違うだなんて…当主様の手癖の悪さにも困ったものですわね
(はぁ、と小さくため息をついて)…当然ですわ。規模が縮小したとはいえアーロンデルクは古くから続く名家です。この程度の資産を残しておく余裕はあるに決まっています ふぅん…貴方も跡継ぎには興味がないんですのね?とはいえ、貴方もアーロンデルクの一員であることには変わりありませんわ。せめてもう少し人の目という物を… -- ディア
- うう、そんな言わんでもええやん。この仮面はな、仮面はな……。
(仮面を抑えて蹲り、すぐに顔を上げて) 特に何もないで。顔見せるの恥ずかしいだけや。 まあまあ、人種がどうとかそんなん気にしてもしゃあないやん。肌も髪の色も、人間は境遇を自分で選べんのやし。 ディアは後継ぎに興味あるんか。じゃあ聞いてええかな。あたし今の当主……父親の顔知らんのやけど、遭ったことある? -- 眩
- (何か傷つけるようなことを言ってしまったか。困ったような顔で眩に手を伸ばしかかけてずっこける)
何もないんですの!?んもぅ!紛らわしいことはしないでくださいます!?恥ずかしいだなんてそんな…まったくもうですわ! えぇ、私は出来ることならこの家の後を継ぎたいと考えています。…何より皆さん、気品が足りませんわ気品が。アーロンデルク家の跡継ぎたるもの、もっとこう…気品をですね って、ご当主様ですの?幼少の頃に幾度か拝見したことはございます。…そもそも私も最近この家に戻ってきたばかりですからね -- ディア
- 昔ってことは、今どんな状況に置かれてるかも分からんかなあ。あたし会ったことないし、気になってたんや。
(どんなに欲に凝り固まった、家の存続を願い執着する醜悪な人間かということが) (そんな父親に対する嫌悪を、目の前にいる家柄を誇りにしか思っていないような、悪く言えば頭の中が幸せな少女には、ぶつける気にはなれなかった) 折角一つ屋根の下に暮らすんや。難しい事は言わんと、仲良くしよう、な? -- 眩
- 幼いころの記憶ですけれど…笑顔が素敵な殿方だったのを覚えていますわ。私のような末席でも、優しく頭を撫でてくださったのが感動的で…
(ほぅ、と美しい思い出に頬を緩ませて息をつく。どうやら彼女の中では相当に美化されているようで) 仲良く…ねぇ。ま、別に断る理由もありませんわね。ただ、「仲良くしよう」という貴方の頼みを飲むのですから、私からの頼みも聞いていただきたいものですわ そのうち、その仮面の下の素顔を見せて頂きたいということ。…私達、一応もう家族なんですから。ね? -- ディア
- (家族。自分の家族といえる唯一の人物はもう死んでしまった)
(これから、新しい家族を受け入れられるのだろうか) (仮面の奥で殺した疑念を振り払い、笑い声を洩らしながら、心だけはほほ笑んだ) うん、そのうちにな。 (翌月、違う仮面で屋敷に戻ってディアンネージュに盛大に突っ込まれたのは、また次の話) -- 眩
- えぇ、そのうちに。何せ、時間も機会もたっぷりあるわけですから…家族ですものね
(仮面の下の眩の気持ちなど露知らず。曰く、頭が幸せな少女は彼女らしい幸せな言葉を口にして微笑むのだった) (それ以降、眩が仮面を付けかえる度に盛大に突っ込むディアの姿が館での日常の一つとなったとかなんとか) -- ディア
- あーん?(遠くからメンチを切るチンピラ)
(実際は離れた所にいる見知った気のする人物の顔をしっかり見ようと目を細めているだけだ、しかしその様子はどう見てもメンチを切っているようにしか見えないと言う) -- ダウトゥース
- 〜♪(鼻歌など歌いながら懐かしい屋敷の中をのんびりと散歩中。ふと、廊下の向こう側から此方を見つめる視線に気づき)
っ!?(思わずびくりと後ずさり) (な、ななな、何!?何でお屋敷の中にチンピラが居るの!?おかしくない!?アーロンデルク家ってこんなに治安悪かったの!?) (とか何とか内心思いつつも、気丈に振る舞いながら近づき)…貴方、人の事をそうジロジロ見つめるものではありませんわよ? -- ディア
- あぁ?(えっ、今何て言った?ごめん聞き逃したわ、もう一度言ってと言う意味)
…ディア…か?(あごの下から嘗め回すようなメンチ切り、否顔確認だ、6年の歳月は少女を女性に変えるのに十分な時間があったようで、なかなか同一人物だと結びつかなかったのだ) (一方ダウトゥースはと言うと…13歳の頃から背も伸びなければ顔も変わらず、外見上に変化は殆ど無い) -- ダウトゥース
- ひっ(刺殺されそうな視線に思わず弱弱しい声を漏らすも、続くダウトゥースの言葉にぴくり、と反応し)
わ、私は仰る通りディアンネージュですけれど…あ、貴方…もしかしてダウトゥース…ですの? (記憶を手繰り寄せれば、問題ばかり起こしていた大凡貴族らしくない少年が居たような気がする) …貴方、相変わらずですのね。留学…いいえ、厄介払いされていたのではなくて? (この柄の悪い青年は、自分が出ていく1年前に屋敷から半ば追い出されるようにして留学していったはず。それが何故―) -- ディア
- おうよく分かったな(むしろ分からないほうがおかしいくらいそのままの外見)
そーかディアか…随分女らしくなって背も伸びて…(自分の頭頂部から水平に手を動かす)…よしっ(心の安息を手に入れた) (最終決定こそ諸事情もあり自分の意思であったが、おおむねディアの言う通りで)猫の…いや、俺の手も借りてぇ事態なんだろ?どんなっつーのかはよくわかんねーけど(こんな手紙が届いたからよ、と「お家がヤバイ!」の七文字だけ書かれた手紙を見せる、それだけで戻ってきたのだ) -- ダウトゥース
- …此方のセリフですわ。私はこうして成長していますのに…貴方は何も変わっt―…何をしてらっしゃるのかしら?
(身長を露骨に比べられ、少し不満げに眉根に皺を寄せて見上げつつ) …意外ですわね?失礼ですけれど、貴方にはこのアーロンデルク家を大切に思う心など無いものと思っていましたのに (心底意外であった。自分がしるダウトゥースは間違ってもお家のために!などと思い立つ男ではない。何か裏があるのでは?とその顔をじー、と見つめ) -- ディア
- 変わってない…そうさ、背がな…伸びねえのさ…(成長期の兄弟らに背を追い抜かれていくのは心に響くようだ)
(ぎくりと心臓が跳ねる、ダウトゥース本人であれば確かに、気にもせず戻ってくる事なく気ままな生活をしていた事だろう) そりゃあ…アレだ、俺もオトナになったって事よ、もう二十二だからな?(成人したための心境の変化、これを最強の武器として掲げている) 色々あったが十七まで育った所だしなァ、その分の恩はかえさにゃなるまい(見つめられる視線からそっと目をそらして) -- ダウトゥース
- …かつての問題児も、その身長のままでは形無しですわね?てっきりどんな悪漢に成長するのかと思ってみれば(くすり、と口に手を当てて小さく笑い)
…ふぅん。ま、いいですわ。貴方が大人しくなったというのであれば、それだけでアーロンデルクの株も上がるでしょうしね 心を入れ替えたというのであれば、ついでに礼儀作法の勉強も始めてみたら如何?アーロンデルクの一員なんですもの。常に優雅たれ、ですわよ? -- ディア
- う、うるへー!(抗議の言葉を上げつつも、背が伸びなかったのでワルの道をやめた…と言う作り話は良い案だとひらめくのだった)
上がるかねえ…(変な種族がごろごろしていたりする屋敷、主人の手癖の悪さもきっと広まっているのではと) (ダウトゥースの手癖の悪さは父親譲り…)あぁ?礼儀作法か…そう言うかたっ苦しいのは跡継ぎがやりゃいいんじゃねえのかね、俺ァ跡を継ぐ気はねえんだ -- ダウトゥース
- 上がりますとも。少なくとも、貴方の分の悪評は無くなるわけですからね?(当主の素行の悪さは見て見ぬふりをする)
…あら、でしたら貴方、ホントに家の再興のために戻ってきたんですのね?…ちょっと見直しましたわ (ぶっちゃけ先ほどの理由をあまり信じてはいなかった。大方資産が目当てだろうと思っていた矢先のこの言葉) (目をぱちくりさせたあと静かに微笑み)…昔のあなたは正直大嫌いでしたけど…今のあなたでしたら、それなりに仲良くやっていけそうですわ。よろしく、ダウトゥース? -- ディア
- 俺の悪評って親父殿でかき消されてねぇかな…無理かな…
再興なんて大した事は出来るかわかんねーけどな、まっ…ある程度手伝ってから何処かにいくさ (人格を乗っ取った罪滅ぼしとしての手伝い、それを終えれば後は自由に生きるつもりで) ああよろしくなディア、できれば背丈のほうもそこまででよろしく頼まぁ!(軽口を叩いて廊下を歩いていった) -- ダウトゥース
- 無理、ですわね。少なくとも私個人は。……昔、私の大切なお人形さんをボロボロにされたこと、忘れていませんわよ?
はいはい、勝手ですこと。貴方が礼儀作法を少しでも身に付けたら、貴方の頼みを聞いてあげなくもないですわね (くすりと冗談めかして笑い、去っていく背中を見送って)……それにしてもホントに別人みたい。まさかアイツと普通に話す日が来るなんてねぇ… -- ディア
- テスト致しましょう -- ディア
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