暑いなぁ…今何度ー?

  • んー……?戦歴が短いような、ヴァントさんいつの間に出直しを……! -- ミューレット 2012-11-08 (木) 08:23:29
    • その気は無かったんだけど、そうならざるを得ない状況に追い込まれてね…全く、やる気はあったのに引退とかホント、世知辛いというか…良くわからない界隈だよ… -- ヴァント 2012-11-11 (日) 21:28:20
      • あはは……そう言う事もあるのかもね、せっかく順調そうだっただけに残念だけど、ここは心機一転切り替えていかないと -- ミューレット 2012-11-12 (月) 09:36:43
      • 折角だから勉強しなおしってつもりで、改めてがんばろうとは思ってるよ。
        魔法の出力調整の練習には持って来いだし。オーバーキルにならない程度の出力…っていうと案外むずかしいし -- ヴァント 2012-11-13 (火) 21:47:24
      • なるほどねぇ、そう言うやり方も確かにあるかも、何時も何時も全力で出してたら酷い事になるもんね、特に火だし
        それじゃ二回目の冒険も頑張って、なんだかもうやる気が下がってる気がするケド -- ミューレット 2012-11-13 (火) 22:06:48
      • 一応、普段から気を使って調整はしてるんだけど実戦と訓練じゃまた違ってくるからね、不測の事態の時でも上手く制御するには良い鍛錬だよ
        うん、ありがとミューレット。…なんでなんだろうね、普通この位の時期ならまだぜんぜん平気な筈なのに下がり続けてる辺り…知らぬ間にやる気スイッチがオフになっている…? -- ヴァント 2012-11-13 (火) 23:12:47
      • 出力調整の訓練とは言え、やっぱり相手が弱いと本気が出ない性質なのかもしれないね
        実践が一番の訓練とはいうけど、緊張感がないとやっぱり効率も下がると思うし……あーそうだ、今月二月だからこれ持ってきたんだっけ
        ナッツ入りチョコレート詰め合わせ、少しは情熱の足しになるんじゃないかな?それじゃ、今度は引退し内容にねー? -- ミューレット 2012-11-13 (火) 23:26:34
      • (思い返すように腕を組んで)まぁ、確かに昔、良く喧嘩とかしてた頃も弱いものイジメになりそうな場合は避けてたかな…なるほど、そういうところあるかもしれない
        じゃあやっぱり少し無理してでももうちょっと難易度高い依頼受けれるようにしとくべきかなぁ…最近冒険がおざなりになってた気もするし、うん
        え、あれ…そういえばもうそんな時期だったっけ、日時の感覚薄くなってるな…(側頭部を掻いて)重ね重ねありがとう、これで情熱が上がったら今度、御礼に何か奢らせて貰うよ(苦笑混じりに受け取った) -- ヴァント 2012-11-14 (水) 00:18:13
  • あれ!?ヴァントさん出直したんですか… -- Aoi! 2012-11-06 (火) 22:26:12
    • 出直したというか、出直す羽目になっちゃったっていうか…そんな感じ。割と調子よくいってたから続けたかったんだけどねえ -- ヴァント 2012-11-06 (火) 22:53:50
      • あはは…今回は同期ですね…(どんより) -- Aoi! 2012-11-06 (火) 22:55:04
      • アオイちゃん、君もか…同行することもあるだろうし、宜しく頼むね…
        しかしこの情熱っていうシステムももうちょっとどうにかしてほしいよね、本人はやる気あるつもりでも何故か下げられちゃうし -- ヴァント 2012-11-06 (火) 23:30:58
      • なお悪く引退ではないんですけどね…今度こそ長続きして同行できると有りがたいんですけどね
        もう少し分かり易く情熱の上下の指標があるといいんですけど… -- Aoi! 2012-11-06 (火) 23:48:11
      • あぁ…そういうことか。そっちは本当に不可抗力だからねえ…怪我がないみたいで良かったけど。
        そこは冒険者制度の発足の頃から言われ続けてるけど未だに安定させる方法が見当たらないとこだからねえ…英雄になるには運も大きく左右するってこと、なんだろうけどさ -- ヴァント 2012-11-07 (水) 00:12:50
      • 時の運と方針をしっかりすればいいとはいえ学生が一番長持ちしたというのが…うぐぐ
        英雄ですか…そこまで到達できる運があるからこそ英雄なのかもしれませんね 簡単になれるならありがたみがないですし
        さてと 少しお忙しいみたいですし今日の所は退散しますね それではー -- Aoi! 2012-11-07 (水) 00:23:40
      • (戦歴を見てもう四回目なんだ…と同情するような目をして)大丈夫…安定期に、安定期に入ればもっと長続きするようになるさ…
        英雄がごろごろといるこの町だと、それくらいじゃあんまりありがたみを感じてももらえないんだけどね…神話とか伝説とかも、ちょくちょくいるし
        お互いに頑張ろう…それじゃ、またね。 -- ヴァント 2012-11-07 (水) 00:30:51
  • デデデデデデデデデ) -- クラエ 2012-11-05 (月) 22:25:40
    • (ゾワゾワゾワッ)
      …悪寒がする、命の危険にも等しいような危機が迫っているような気がする…
      (臨戦態勢を整えて、普段から張っている魔術結界の範囲を広げ周囲を警戒する) -- ヴァント 2012-11-06 (火) 00:33:04
      • がぶぅ(いつの間にか背後に居て、ヴァントの両脇に手を差し込んでごりごり指圧する) -- クラエ 2012-11-06 (火) 17:44:38
      • ぐぁぁぁぁっ!?い、いつの間に…!?結界張ってるのになんで一切感知しなかった…!?
        (圧される脇から体を引きぬいて振り向いた) -- ヴァント 2012-11-06 (火) 21:29:56
      • クックック……まだまだだなダークフレイムマスターよ!我が接近を感知できないとはな!!
        ま、そんなこんなでセーラー服着たいですか?でも嫌ならやめてもいい。自由とはそういう事だ。 -- クラエ 2012-11-06 (火) 21:45:47
      • 僕結界術がそんなに得意な方じゃないっていうのも差し引きしてもクラエが特殊なだけだよこれ!何者なの相変わらず!?
        (あぁそういえばそんな事言ってたって表情で頭を押さえる)…どちらだって言われたらそりゃ着たくないんだけど…(引退、しちゃったんだよな…とぽつり) -- ヴァント 2012-11-06 (火) 21:56:27
      • いやならしょうがない、強制はしない……どうしたの?何か残念そうな顔してるけれど〜? -- クラエ 2012-11-06 (火) 21:57:29
      • いやね…その、今月で冒険者引退って事になってしまっていて…だね…(目を逸らす) -- ヴァント 2012-11-06 (火) 22:15:24
      • で、バニーが着たいと仰る?(逸らした先でまた目を合わせて) -- クラエ 2012-11-06 (火) 22:17:05
      • いいえ????誰もそんな事は言っておりませんが????何故そのような思考になったのか全く分かりませんが…??(更に目を逸らしていく) -- ヴァント 2012-11-06 (火) 22:52:57
      • … …… ………(更に更に目を合わせながら)
        ………ふーん、着たくないんだ?うん、着たくないなら強制はしないよ。それじゃ、帰ろかなぁ〜(と、すっぱり諦めて) -- クラエ 2012-11-06 (火) 22:55:20
      • おかしいな…なんで着せられたくないのに体が勝手にクラエを引き止めてるんだろう…
        僕じゃない大いなる意思が働いているとしか思えない…(引き止める) -- ヴァント 2012-11-06 (火) 23:29:38
      • ん?おお…?(引き止められて)どうしたんだい?自分を大事にするんじゃなかったのかい??
        いいんだよ、自分を大事にする事は悪い事ではないんだよ…?? -- クラエ 2012-11-06 (火) 23:39:32
      • 違うんだ、頭は、心は、拒否しているはずなのに体が勝手に動くんだ
        そして脳裏にこういう声が響くんだ。男ならやってやれって。僕にも訳が分からないよ…! -- ヴァント 2012-11-06 (火) 23:44:07
      • ほう……?ふーむ、では君は、どうしたいんだい??(にやり) -- クラエ 2012-11-06 (火) 23:48:32
      • () -- ヴァント 2012-11-07 (水) 00:06:42
      • (両手を広げ諦めた顔をする)…好きにするといい、何かの天命なんだろうこれが… -- ヴァント 2012-11-07 (水) 00:07:08
      • もっと大切なものを守る感じでお願いします。ついでにこれから起こるであろう事を想像しつつ、赤面しながら!!!(妙な注文をつけた!) -- クラエ 2012-11-07 (水) 00:08:49
      • (優しい頬笑み) -- クラノ 2012-11-07 (水) 00:17:40
      • どういう注文なんだよ!?ええい、もういい!やってやるよ!やればいいんでしょう!
        (むしろ自由に動けない苛立ち的なもので顔を赤くしながら)好きにしろ、だから他のみんなには…手をだすな!いいな!! -- ヴァント 2012-11-07 (水) 00:27:27
      • フッフッフッフ…君の家族に手を出すのも悪くないと思ったが…
        よし、クラノ君、着せてさしあげなさい…(取り出したるはセーラー服、ついでに女物のパンティ) -- クラエ 2012-11-07 (水) 20:39:49
      • ヴァントの応援をしようと思ったら巻き込まれた!
        じ、自分で着れるよな、なっ -- クラノ 2012-11-08 (木) 01:03:39
      • 瞬間着替えさせられるとかじゃないの!?自分で着るorクラに着せられるって酷い恥辱にも程があるんだけど!?
        いや、うん、パンツまで女物なのはちょっと…そこは最後の一線というか、譲れないっていうか…ね…?
        あとクラとクラエ並んでるとすっごいわかりづらいね!? -- ヴァント 2012-11-11 (日) 21:26:56
      • おお だが かみのいしによって きみが じょせいようしたぎを ちゃくようするのは さだめられているぞ!!
        (女性用下着を着てくれそうになかったのでちょんっとヴァントを突いてふわっと装着が完了した…) -- クラエ 2012-11-11 (日) 21:41:15
      • …ちょっと待って今何をした、何がどうなってこうなった。瞬間着替えとかそういう次元を超えてたぞ今
        これはもう特殊能力とかそういうものなのでは…?(姿見用の鏡に映った自分を見る)
        (予想以上に死にたくなったのでかなりレイプ目になる、恥ずかしいとかそういうレベルではない) -- ヴァント 2012-11-11 (日) 22:33:07
      • ばばん子ちゃんかわいいねー?!うんうん、いいよいいよ、あ、視線くださーい(カメラを持ってパシャパシャリ) -- クラエ 2012-11-11 (日) 22:38:12
      • やめてくれないか!?写真を撮るのは!これ以上の辱めを受けなくちゃいけないのかい!?(体育座りでうつむく) -- ヴァント 2012-11-11 (日) 22:48:50
      • OH 体育座りでパンティが見えてますぜ〜?もっこりしてますぜ〜?(ぱしゃぱしゃ)
        とりあえずお披露目いってきなよ、似合ってるから!!!!!!!(サムズアップ) -- クラエ 2012-11-11 (日) 22:50:59
      • やめろぉ!男のパンツが見えて何が嬉しいって言うんだよ!?もっこりとか女の子が言うもんじゃないよ!?
        絶対にノゥ…これを他の人に見られたらその、死ぬよりも辛い辱めだからね… -- ヴァント 2012-11-13 (火) 21:41:12
      • しかしもうクラノ君には見られているようなので安心して皆のお家にお邪魔しにいってほしい -- クラエ 2012-11-13 (火) 21:47:16
      • クラはなんか…同じ苦しみを味わってる気がするからまだいいかなって思うし、事情を分かってくれてるだろうし…
        何も知らない人にこれを見られるのとは大きな違いがあるというか… -- ヴァント 2012-11-13 (火) 23:10:48
  • アパートが無くなって今は何処に住んでるのかなぁ……(と、ひとまずパン屋を訪れる) -- ミューレット 2012-11-05 (月) 10:25:28
    • (変わらない、来客を告げるカウベルの柔らかな音色が鳴り響き、ミューレットを出迎えたのは如何にも柔和そうな笑みを湛えた女性)
      いらっしゃいませ。貴女は確か…ヴァントのお友達、でしたよね。ごめんなさいね、ついさっきまでは居たんですけれど、子供達を連れてお散歩に出かけてしまって
      (どうやらヴァントの母親のようだ、見た目が大分若く、上品そうな雰囲気を醸し出している) -- 2012-11-05 (月) 22:15:12
      • あ、こんにちはー……え、あはい、ヴァントさんには色々とお世話になってます、えーっと……ヴァントさんのお母さん、ですか?(少し疑問符をつけたのはやはりその見た目だ)
        あ、そうなんだ、以前住んでたアパートがなくなってその後どうしてるのかナーと思ってですね、ひとまずこちらに戻ってるんですね
        (それが確認できれば大丈夫です、外に出ているのは気にしないでくださいと笑うエルフ) -- ミューレット 2012-11-05 (月) 22:20:26
      • ええ、そうですよ。こちらこそ、何時もあの子がお世話になっています、これからも仲良くしてあげてくださいね。
        (ふんわりと微笑むその表情はヴァントの姉だ、と言われても信じられる程に若々しい)
        ああ、いえ。今も一人暮らしはしているんですよ?今は管理人さんが紹介してくれた宿に住まっているんだそうですけど。
        あの子に用事でしたら、公園に行くと言っていましたから。入れ違いくらいでしたし、追いつくと想いますよ? -- 2012-11-06 (火) 00:32:11
      • (わっかいなー、なんだろう長命な種族の血でも入ってるのかな……ぽーっとそんな顔でヴァントの姉を見やれば)
        あー、そう言う事か、なるほどヴァントさんはそっちに移ったんですね、分かりました
        公園……ですか?わかりました、とは言え用事と言う用事も無いんですけどねー、じゃあ折角なので探してみます、ありがとうー
        (とパンも買わずにお店を後にするのでした) -- ミューレット 2012-11-06 (火) 00:51:22
      • (正真正銘、ただの人間である。ミューレットは知る由も無いが、結婚が出来る最速のタイミングでヴァントの父と結婚し)
        (そうしてすぐに、ヴァントを拾い、育て始めた。若く見えて当然、実際に二十歳過ぎの息子がいる身としては若年なのだから)
        (それ以上に、かなり若作りでもあるのだが。微笑み、会釈をしてミューレットを見送った)
        (幼馴染達が集う公園、到着してみればその入り口近くにヴァントはいた。二人の幼児を連れて)
        「にぃに、あっちがいいー」「ううん、こっちー」
        あーっと…二人共、僕は一人だから。どっちにも行く事は出来ないから取り敢えず向こうのベンチに行こうね…(困り笑顔を浮かべて、慣れない子供の面倒に四苦八苦しているらしい。見ようによれば若いお父さんともとれる) -- ヴァント 2012-11-06 (火) 01:00:52
      • (普段は遠巻きに見るだけで足を踏み入れることは無い場所である、それだけに中に入るには抵抗があるのかぐるりと公園外周を一周する差中に目的の人を見つけた)
        あーいたいた、やーヴァントさん、いつの間に結婚してたんですか?
        (そう声をかけながら小走りで走り寄って行く、後半の言葉は当然二人の幼児を見ての発言だ) -- ミューレット 2012-11-06 (火) 08:22:48
      • (声をかけられれば振り向いて、やぁ、と片手を上げる。知らない人を見た双子は同時にヴァントの背に隠れてしまった)
        アパートを離れて以来かな、ミューレット。久しぶり…って、いやいやいや…(顔の前で手を振って)
        アパート時代に彼女がいたような形跡、無かったでしょ。それがいきなりお父さんになってる訳無いじゃない
        この二人は、弟と妹。バウアー、ミシュ、あの人はお兄ちゃんの友達、ほら挨拶して。
        「「こんにちわ…」」(ひょっこりと顔を出して、見事にハモりながら挨拶してくる良く似た顔の幼児) -- ヴァント 2012-11-06 (火) 21:27:57
      • そうだねぇ、アパートがなくなってもう半年か……ホント時間が経つのって早いね、だから知らぬ間に子供までーなんて(てへぺろ)
        んーでも半年もあったら彼女出来るには十分な時間じゃないかな?流石に子供は無理だけどねぇ(やーと中腰になって手を振る)
        バウアーくんとミシュちゃんか、私はミューレットって言うんだよ?いえるかな?(こんにちはーと挨拶返しつつエルフ見るのは初めてかなー?などと考えてる)
        それにしても兄弟が居るだなんて知らなかったなー -- ミューレット 2012-11-06 (火) 22:14:08
      • それにしたってこんなに育ってたらアパートにいた時点で子供がいたって事になるよ全くもう…(頭を軽く掻いて)
        それは確かにそうかもしれないけど、そんな手の速さがあったら…ねえ。(黄昏るように何処かを見上げる)
        「「みゅーれっと…お姉ちゃん? おみみ、ながい?」」(シンクロ率の高い双子のようで、ミューレットを見上げるタイミングまで変わらない)
        僕がアパートに越してきた頃に丁度産まれたばっかりだったからね。そんなに言って回るような事でもないし -- ヴァント 2012-11-06 (火) 22:52:21
      • まあまあ、こう言うのは人間の間ではお約束なんでしょ?ってその様子だとまだ良い人は居ないみたいだねぇ……
        よく言えましたー二人とも賢いね、えらいねー?ん、私はエルフっていうんだよ、エルフって言うのはお耳が長いの(ぴこんぴこん動かして見せる)
        あーそう言う事なんだ、確かにヴァントさんのお母さん見たこと無かったけど身重だったなら納得、それで兄弟のお世話のお手伝い? -- ミューレット 2012-11-06 (火) 23:00:12
      • それはそうなんだけど、こっちの常識にもすっかり慣れたんだねえ…(残念ながら…と苦笑しながら頷いて)どうも、そういうのには疎い方だから
        (耳が動くのを見れば目を輝かせる双子、きゃっきゃ言いながら近づいて)「「さわってもいいおねえちゃん?」」(とぴょんぴょん飛び跳ねている)
        そういう事。最近は僕があんまり店の手伝い出来なくなったのもあって、店番は大体母さんがやってるよ。ちょっと世間知らずっぽいところがあるからそこらは多めに見てあげて欲しい…
        (わがまま言わない、と双子を止めつつ)たまにはね。家にいない分、たまに帰った時くらい遊んであげないと忘れられちゃいそうだから -- ヴァント 2012-11-06 (火) 23:37:21
      • そりゃあね、かれこれ五年も居れば人間の作法とか話題の振り方も大体覚えちゃうよねぇ……疎いのは悪い事じゃないけど
        人間の一生、それも若い時間は短い!いい人見つけてバウアーくんやミシュちゃん見たいな可愛い子供作らなくちゃ、ね?(触っちゃ駄目ーと耳を隠す)
        そこは独り立ちしたと言う事で、でも実の兄弟なのに誰このおじちゃんとか言われたら、それはショックだろうから……
        たまに家に戻るのは正しい事だと思うよ?うん、とりあえずーヴァントさんが紹介された場所に入ってるの確認できたからひとまずはOKかなっと -- ミューレット 2012-11-06 (火) 23:45:05
      • ただ、一つ気をつけて欲しいのは。この街では常識のように思えてる事もよその街行くと変な目で見られる事が多いって事
        (例の挨拶とかね、分かるとは思うけど…と説明しつつ)自分自身に子供が出来るっていうのもなかなか想像がつかないんだよね。今はこの子達がいるから、両親も孫が見たいとは思わないだろうし…
        (残念そうにしながらもきゃいきゃいとミューレットに纏わり付く双子、人懐っこい)うん、それが怖いから2週に一度は顔見せるようにしてるんだけど…
        あぁ、でも近いうちに違うアパートか何かを借りる事になると思うよ。何時までも月1Gなんていう金銭感覚に囚われてると後で痛い目見そうだからね… -- ヴァント 2012-11-06 (火) 23:55:22
      • それこそ私が一番面食らった事だよ、この街の非常識ったらもう有り得ないレベルなんだから(むすー)
        永住するわけでもないからね、そこはちゃーんとこの街だけって自分に言い聞かせててるから大丈夫っと
        そう?子供と孫って全然違うって聞くよ?いや私も聞いただけ、なんだけどねぇ……
        あ、そうなんだ、じゃあ新しいアパート見つかったら教えてね?アパート分かれてそれっきりと言うのもちょっと寂しいし、それじゃ今日はこれで!(子供二人にもばいばいの挨拶をして戻るのでした) -- ミューレット 2012-11-07 (水) 00:02:50
      • (あ、例の洗礼食らった時に衝撃を受けたタイプなんだと同情する)…本当に酷いよね、なんであんな伝統が産まれたのか…
        元々外から来たんだもんね君は、でも長くここに居過ぎると他の街いった時大変だから…居心地は良い街だからねここ
        早く彼女連れてこいとは、良く言われるんだけどね…それが結構プレッシャーで…(頭を抱える)
        あぁ、僕もそのつもりはないから、安心して欲しい。確かミューレットは妖精宿、だっけ。今度遊びに行かせてもらうよ。
        (しゃがんで双子と一緒にミューレットに手をふりつつ)またね「「またねーおねえちゃーん!」」 -- ヴァント 2012-11-07 (水) 00:25:38
  • 疲れた顔してんなヴァン。次の依頼までには回復しておいてよ? 何なら温泉のタダ券でもあげよっか? -- シシュ 2012-11-02 (金) 00:41:22
    • ここのところ、何かと忙しくってね…ようやくそれも抜けだしたところだし。なんとかしておくよ
      冒険で疲れてたからダメでした、なんて言い訳は通用しないしね…温泉か、たまにはそういうところでのんびりするのもいいかなあ -- ヴァント 2012-11-02 (金) 10:40:02
  • ハイ、ヴァント。この季節はどうもジメジメしてやだね。まあ、お肌的にはいいんだけど。
    時間、開いてる? 僕なりにこの間の戦いで見つかった弱点をカバーしてみたから、付き合って欲しいんだけど -- アニタ 2012-10-24 (水) 19:00:21
    • (ヴァントの部屋の片隅には炎が焚かれている、何時ぞやの熱を奪う炎、ついでに除湿も行なっているので大分快適空間だ)
      やぁアニタ。女の子はそういうところにも気を使わなきゃいけないから大変だね…なんか、アニタは肌荒れとかとは無縁そうに感じるけど
      (来たか、と表情を変えて)ん、構わないよ。必ず来るだろうと思ってたけど、予想よりずっと早い。流石ってところかな -- ヴァント 2012-10-25 (木) 07:44:20
      • ああ、例の炎使ってるんだ。こういうふうに日常に使える魔法は便利だよね
        まあね、この姿で楽なのはお肌の手入れとかしなくてもいいところかなー、お化粧とかもあんまりしなくていいし、ある意味僕好みの体だよね
        フ……しかも2つ。2つも対処法を考えてきたよ。しかもその内の一つは全く念力を使わない……! -- アニタ 2012-10-26 (金) 10:26:41
      • 鍛錬の一貫でもあるんだけどね、便利だよこれ、本当に。僕は湿気が苦手だからさ、助かってる
        (あんまり、というと多少はしているのか。と少し驚いた)女性の魔術師はその不老ってやつを目標としてる人もかなり多いくらいだからねえ。男でも多いけど、それが素で出来てるんだから恐ろしいもんだよ…
        …やっぱり、手強いなアニタは。こっちは数百ってパターン考えて、実用に足るのは数える程しかないっていうのに。それも、通用するかどうかも分からない…ね。 -- ヴァント 2012-10-29 (月) 02:47:13
      • 僕は湿気をどうにか出来るわけじゃないから羨ましいかも。ある程度バリアーは張れるんだけどさ
        ……出来ているというより、強制的にそうなってるに過ぎないんだけど。好きでなってるわけではないよ。
        フ、僕だって考えに考え抜いたからね。……まさかこんな事で克服できるとは思わなかったけど(おもむろにポンチョの陰から取り出すは……黒いサングラス) -- アニタ 2012-10-30 (火) 00:09:33
      • 空気を操る…と言っても、細かい分類をするのは難しいだろうしね。うっかり水蒸気だけじゃなくて酸素まで消しちゃったら大変だろうし
        (そうだとは知らなかったが、考えてもみれば外見通りの扱いを受けるのを嫌うアニタが好き好んでこの姿のままでいることは、少し考えれば分かる事だった)ごめん、短慮だったね

        (何をするのか、と一瞬身構えた。そして、取り出されたそれを見て、脳がフル回転を始める)
        (もしやあれは、念動力の出力を上げる力の付いたものなのではないかと。黒曜石だろうか、鉱石には魔力が秘められているものが多く、中には超能力のちからを引き上げるものがあってもおかしくはない。それとも、相手の動きを読み取るレーダーのような役割でも……………複数パターンを瞬時に考えたが、少し冷静になれば…いや、それは違う。あれはどう見ても黒塗りの硝子だ。つまりそれはサングラス………サングラス?)
        (それに気付いてしまえば、目から鱗が落ちる気持ちであった。比喩表現ではなく本当に鱗が溢れるのならば床に鱗溜まりが出来るであろうほどの勢いで。そして、平手を顔に貼り付けるとゆっくりと空…いや、天井を仰いで。ゆっくり、ゆっくりと膝をついた)
        ……………灯台下暗しとは、まさにこの事………盲点、だった………(この男、たまに物凄くバカである) -- ヴァント 2012-10-31 (水) 12:23:17
      • 細かい作業が得意といっても、そこまで凄いわけじゃないしね。そんなことができるなら相手の周りの空気抜くだけで勝てる気もするし。……そんなことできたら、ヴァント火も起こせなくて大変だね
        ううん、今更なことだし気にしてないよ。いい加減に僕も慣れないとね。この姿に……

        ……ヴァントって時々びっくりするぐらいかわいいよね(サングラスを見てぎゅるぎゅる思考を回転させた様子にくすっと笑う)
        ただのサングラス。でもこれで目の動きは追えないよね? これで君には……いつ、どこで、どこに念力が作用するかわからない(不敵な笑みを浮かべつつサングラスをかける。服装と相まって小さなモデルのようだ。ある意味微笑ましいが、ある意味不気味)
        さ、じゃあ……やろっか? -- アニタ 2012-11-01 (木) 00:27:04
      • それ以前に人間の身体って真空の中に放り込まれたらかなり素早く死ぬからね。炎を出すとか以前の問題だよ…
        …男で、しかも成人してるのに可愛いって言われるのは褒め言葉にはならないよアニタ。(気を取り直して立ち上がる)
        (不敵に笑い、宣言するアニタに苦笑を浮かべる。実際に、最も分かり易い観察点が消えたというのは痛い…が、ヴァントが観察するのは彼女の動き、その全体だ。予測を立てる事自体が不可能となった訳ではない)
        (これ以上不利を増やすのは不本意なので、それを口には出さないが)ん、それじゃ場所を変えよう。 -- ヴァント 2012-11-02 (金) 10:38:52
      • 真空波とかいう技もあるしね。細切れになる……
        何言ってるの、褒めてるわけじゃないんだから当たり前でしょ(ふふん)あくまでそう感じただけなんだから

        (やってくるは人気のない廃墟。西側にあるそこは悪童たちが喧嘩する時によく用いる場所である)
        たまにはこういうところで戦うのも、悪くないでしょ -- アニタ 2012-11-03 (土) 01:24:28
      • (石造りの家々だった場所が立ち並ぶ、今は使われない町並み。ここならば炎を遠慮無く出しても被害は少ないか、と納得したように頷いて)
        懐かしい場所だね…昔は良く、ここらで暴れてたものだよ。まさかまた使うことになるとは思ってなかったけど、ね。
        (周囲に目を凝らす。場所も、策も、アドバンテージが無い状態である以上)
        (せめてこの場で「使える」ものを探しておく。開戦を前にして、既に彼にとっての戦いは始まっている)
        いきなり、さっき言った真空波とか出してこないでよ。何も出来ないまま死にそうだからさ(上着を脱ぎ捨てて、臨戦態勢を整える) -- ヴァント 2012-11-03 (土) 01:38:43
      • (廃墟では遮蔽物が目立つ。瓦礫や危険物も放置されており、それらは全てアニタの武器になる。言うなれば有利な場所を選択したのだ)
        (とはいえ、アニタ自身はここを余り知らない。普通なら立ち寄る場所でもないからだ。その点ヴァントは、過去此処を使用していたという地理感がある。言うほどその差はないように思えた)
        死んじゃうのは可哀想だし、出さないであげるよ……(言いつつも、彼女の周りに廃材やらコンクリの塊やらが浮かび始め……)
        ――行くよっ!(それらがまっすぐヴァント目掛けて発射される! 速度は時速80kmはあるだろう、風切り音がまるで叫び声のようであった) -- アニタ 2012-11-03 (土) 01:59:12
      • (距離は十分、如何に高速で射出されたとは言えど撃ち落とす事は可能だっただろう)
        (しかし、ヴァントは動かない。動かず、冷静に分厚い質量有る炎の壁を作り出し、次々と襲い来る瓦礫を灰燼へと変えていく)
        (湧き立つ粉塵は煙幕と化して、ヴァントの姿を覆い隠した。)
        一手目がこれは、悪手じゃないかなアニタ?(そんな声が響いた、かと思えば)
        (炎を纏ったヴァントが、猛烈な勢いで煙幕を破り、アニタへと一直線飛び出していく)
        (以前の戦闘でも回避で垣間見せた、炎を推進力とした高速移動。)
        (先手こそ取られたが、ヴァントが選んだのは先手必勝。相手の土俵に上がる前に決める、その心づもりのようで)
        (業火を纏った右腕を大きく振りかぶり、推進力をそのままに拳を叩きつけにいく) -- ヴァント 2012-11-03 (土) 02:38:00
      • (コンクリート片を灰にするほどの高熱。やっぱりヴァントはパワー型だな、と確認。あくまで牽制だ)
        ――様子見の一撃のつもりだけど?(聞こえてくる声の方を見ずに答える。瞬間、アニタの周りが急にぼやけ始めた。よく見ればそれが球体状になっているのがわかるかも知れない)
        (バリアー……いつぞや言っていた重力の壁! 薄い壁は重力の乱気流でできており、手を突っ込めば即粉々に砕けてしまう!) -- アニタ 2012-11-03 (土) 02:49:00
      • (猛烈な推進力ゆえに、急に止まる事はままならない。違和感を覚えたのは既に最高速を迎えた後だ)
        (苛烈な勢いで突っ込んできたヴァントの体は重力の壁に遮られアニタに届く事なく…"霧散"した。陽炎のような揺らめきを残して)

        (しかし、当然の事ながら…それで、呆気無く終わる訳ではなかった。ヴァントの気配はまだ、周辺に存在している)
        (霧散していったのは以前にも見せた、質量を持つ炎の分体だったようで。未だ立ち消えぬ噴煙の向こうから)
        …えげつないな相変わらず。攻め手を考えるのも一苦労だ
        (声が響いた、同時に。極限まで圧縮され、熱光線と化した炎を放つ。温度は数千度にも及ぶ、重力に影響を受けない掛け値なしの現象たる炎の一撃)
        (こちらも目視して放っているわけではない為、狙いは荒い)
        (//そんなところで申し訳ないです…眠気に…負け…て…) -- ヴァント 2012-11-03 (土) 03:15:27
      • ……そんなことだろうと思った。(だからこそ、危険なバリアーを張った。この間からヴァントは、分身を出して様子見する傾向が見受けられる)
        そっちだって。……すんごいの使うじゃん。危ないなあ(呑気な声とは裏腹に、炎熱線を上空に飛ぶことで躱す。空中を自在に移動できるアニタにとって、狙いの不確かな技など当たるはずもない。)
        (まあ、どうせこれも何かの牽制なんでしょうけど。と考えつつ……念動力による斬撃! しかしその太刀はヴァントを直接襲うのではなく――その上、廃ビルを横一閃。袈裟斬りに断たれたビルは、音を立てて崩れ……ヴァントに降り注ぐ!)
        //はーい、遅くにすいません〜! -- アニタ 2012-11-03 (土) 03:48:54
      • こっちも必死、だからね。これほどやり辛い相手もそう、いないし。
        (アニタの考察は間違っていない、間違っていないが。ヴァントとしては出来る事ならば初手で決めておきたかった場面だ)
        (単純な攻撃力と、技の多彩さで言えば確実にアニタが勝る。うえに、今の障壁を見るに防御力でも遠く及ばない)
        (一撃必殺の想いでかなりの魔力を込め撃ち込んだ集中豪火(Blaster)ですらも軽く避けられた。)
        (声にこそ余裕を込めたつもりではあるが、はったりにしか過ぎない。状況はどう見ても、劣勢だ)
        (その上、唯一勝機を見いだせる術があるとすれば…それは策略の他無いが、思考する暇を与えてくれない)
        っっっっ………!!!(降り注ぐ瓦礫、これを回避する方法自体はある。しかし避ければその隙を狙われるだけ)
        (状況を好転させる手は一つしか無い、ただでさえ魔力消費の激しいそれをこんなに早く使うのは出来るならば避けたいところだったが)
        (状況がそれを、許さなかった。)………………………!!!
        (その声は聞こえない、がヴァントにしては珍しい、呪文の詠唱。そうして繰り出されたのは魔術)
        (両手を空中のアニタに向け掲げ、呼び出すのは風、火の専門家であるが他属性の魔法が使えないわけではない。)
        (瞬時に不自然な突風が吹き、渦を巻き始めた。そこに炎を織り交ぜれば)
        (火は風を呼び、風は火を燃え上がらせる。ビルの残骸が落下してくるその僅かな間にも群々とその勢力を増して行き)
        (巨大な瓦礫すら砕き、飲み込む火炎竜巻が、そこに生まれていた) -- ヴァント 2012-11-04 (日) 00:39:13
      • !(倒壊するビル、その落下地点から轟、と音が破裂した。瓦礫を灰燼に変えながら巻き起こる焔の旋風は瞬く間に地上を覆い隠し、吹き荒れる!)
        またこんな大技……!(先ほどの火線といいヴァントの技はどれも一撃必殺型の高火力なものばかりだ。それだけに魔力の消費も甚大なものであると考えるに至るのは至極自然な思考で)
        (その場から急いで退避するが、炎の嵐のせいでヴァントが目視できない。――しかし、その状況にもかかわらずアニタは口角を上げ、歪に嗤った)
        そんなに早くケリを付けたいなら、付けてあげるよ……ヴァント。
        (炎の嵐を見下ろしつつ、何か短い名前を唱えた。――瞬間、嵐の中でヴァントは感じるかもしれない。得体のしれない感覚が全身を、否、辺り周辺を一気に覆ったことを) -- アニタ 2012-11-04 (日) 16:47:16
      • (普段ならば入念な下準備を整えたうえで放つ切り札の一枚、それでも魔力の消耗が激しい魔法を殆ど強引に行使したのだ)
        (当然魔力の消費は激しい、また、何時もならば自分の身体を中心に、相手を巻き込む形で放つもの)
        (制御もそう簡単ではない、攻撃を最大の防御としながらも、アニタの姿を完全に見失った)
        (無理矢理に軌道を修正し、炎の嵐で一面を薙ぎ払うも手応えは無い)
        悪手だったかな、これは…っ……!?(背筋が粟立つのを感じた)
        (それが何かは分からない、しかし何かに取り込まれた。今、自分が危機の中にいる。それだけは分かる)
        (しかし、この瓦礫と、暴風と、炎が吹き荒れる中。アニタも自分を捉えられている訳がない…でも、何故)
        (火炎竜巻の制御を切り離して、何かに備える)何…だ…!?どこからくる…!? -- ヴァント 2012-11-05 (月) 01:01:07
      • (アニタの弱点、それは対象を目で見て捉えなければならないこと。見えないものを念動力で操ることはできないし、操作するときも目線がそちらに寄ってしまって何を操作しようとしているのか観察力のある人物にはモロにバレてしまう)
        (サングラスはそんな弱点の内後者を克服するためのアイテムだったが、前者は相変わらず解消されないし、後者も物がなければどうしようもないという欠陥もあった)
        (――なら、全てを識ればいい。自らが立つ場所、その情報を全て。そして「自分」で覆えば、掌握できる。言うなれば――)
        ――コスモグラフィア(地理学)(念力による、場全体の操作である)
        (アニタを中心に半径3kmまで。その中には当然、嵐の中のヴァントも含まれていて……次の瞬間には、ヴァントはアニタの目線に浮いていた(・・・・・)
        ハロー、ヴァント。お加減はどうかしら(そう言って、ニッコリと微笑んだ。体の自由は当然効かない) -- アニタ 2012-11-05 (月) 01:37:46
      • (短時間で大量の魔力を消費し焼き切れそうな脳細胞をフル回転させる、現在の状況を把握しろ)
        (この感覚は、そう。今まで味わったものの中では結界と呼ばれる術式の中に捕らわれた時に近い)
        (それはつまり既にこの場所ですらも、アニタの領域の中にある…回避を。逃げなければいけない)
        (現状をかなぐり捨て、その場から離れようとした、その瞬間)

        なっ………!?(思考が、追いつかない。)
        (視界に映るのは空と、遠く離れていた筈のアニタの笑顔)
        (瞬きをする暇も無く、囚われていた。)
        (考えられるのは、テレポート。それも、目視すらままならない状況で、自分ではない、他人を。これ程までに正確に)
        ハ…ハハッ…(笑う事しか出来ない、今までのやりとりがまるで児戯だ)
        (炎を出すことは、出来るだろう。しかし今、場は完全に掌握されている。抵抗にすらならないと、悟ってしまった) -- ヴァント 2012-11-05 (月) 22:09:36
      • (コスモグラフィアの能力範囲――彼女はそれを「天球」と呼んでいる――の中でのみ発動させることに成功した、物体のテレポーテーション。位置情報を完全に把握しているが故の芸当であり、多大な脳力を消費するに相応しい技である)
        (瞳を見ると、脳力を発動させる時にいつも出る白い丸が、眼球全体を覆っていた。完全に白目の状態――そんなことは初めてであった)
        ……これ以上はお互い傷つくだけだし、終わろうか。
        (この状況で「お互い」と言い出す理由。それはコスモグラフィアの維持の問題だ。多大な脳力を使うこの技は、まだ30秒ほどしか持たないのだ。……見るとすでに額には脂汗が滲んでいる。勝負を早く終わらせたいのは、アニタも同じであった) -- アニタ 2012-11-06 (火) 00:38:11
      • (この時点で既に勝敗は決しているようなもの、四肢の自由を奪われたということは、何時だって命を取れる状況に追い込まれたということで)
        (それはつまり、あの結界のようなものを張り巡らされた時点でそれが出来たという事)
        (しかし、そう分かっていても、それでも尚。ヴァントは勝利を諦めない。敗北を、許したくない)
        (アニタがそれを口にする、その時まで思考を止める事なく状況を打破する方法を模索し続けていた)
        …そうだね、この状況に追い込まれた時点で僕の負けが、確定してる。正直な所、手詰まりだ…
        (見れば、アニタも限界のようで。追い詰められた自分以上に死人のような顔色をしている)
        (冷水をかけられたように、感情がクールダウンしていくのが分かった) -- ヴァント 2012-11-06 (火) 00:54:18
      • (もしかすると、この状態のまま長く話していれば……脳力切れでアニタは気絶したかもしれない。ただ、それを勝利と呼んでいいのかどうかは誰にもわからない)
        じゃあ、下ろすね。……っ(領域が、四散していく。風に飛ばされたパズルのピースのように瓦解し、情報が失われていく)
        やっぱ大技をそうポンポン出すもんじゃないね、めっちゃしんどい……(体調の優れなそうな顔で二人地面に降り立つと)……ぉ(よろける) -- アニタ 2012-11-06 (火) 01:01:03
      • (見えない拘束を解かれ、自由になった身体を緊張状態から解す。そして、右目を抑える)
        (或いは、この力を使えば…何か、変わったのだろうか。冷静になりながらも、思考は止めど無く続く。あの状況からの、勝利への道筋を探し続ける)
        (ジリジリとこめかみが痛む、魔力の消耗と、脳の使いすぎだろうか)…全くだ、策略も無しに勝負をするもんじゃな…っと
        (咄嗟に腕を出して、支え)…まぁそっち程じゃないか。歩けるかいアニタ -- ヴァント 2012-11-06 (火) 01:28:25
      • ……ん、大丈夫。……情けないなあ、自分から持ちかけといてこんな醜態晒すなんて。でも、できたらなんか嬉しくってヴァントにすぐ報告しなきゃってなったの。まだ実用レベルじゃなかったね……
        次戦うときはもうちょっと持続できるよう練習しなきゃね。次はヴァントもなにかすごい技使ってくる気がするし……(と、弱々しくだが笑った)
        さて、帰ろうか。もう僕、疲れちゃった…… -- アニタ 2012-11-06 (火) 01:35:29
      • …けど、勝負は君の勝ちだ。耐久力に少し難はあるみたいだけど…あれだけの力を使ってるんだから当然だよ。範囲を絞るとか、そういう制御が出来るようになれば…ほとんど無敵じゃないかなこれ。
        (はしゃいでいるような声音を聞いても対照的な表情を浮かべ)それでもここまでの事が出来るっていうのは…本当、流石としか言いようがないかな
        これの対抗手段を考えるには…相当骨だよ。(受け答えをしている間にも思考は続いているが糸口すら見つからなかった)
        なんなら、背中貸そうか?僕はまだ、体力自体は有り余ってるしね…(瓦礫に塗れてボロボロになっている上着を手に取り) -- ヴァント 2012-11-06 (火) 21:21:31
  • ヴァントさん、いますかー?(ノックノック) -- ミューレット 2012-10-22 (月) 10:33:16
    • (ノックの音が聞こえたかと思えば、見知った声が響いて)
      あぁ、ミューレット?ごめん、ちょっと手が放せないけど、空いてるから入ってもらって構わないよ
      (扉を開き中を見れば、何やら書物をしている最中のようでちゃぶ台には本の山が積まれている) -- ヴァント 2012-10-22 (月) 10:41:57
      • それじゃお邪魔します(ドアを開けて四畳半に入ってくるエルフ、狭いなーと顔に出てる)
        んー、また魔法のお勉強、かな?ずいぶんと熱心だねー(ちゃぶ台の正面に座る、本で顔が見えない) -- ミューレット 2012-10-22 (月) 10:49:09
      • いらっしゃい、もうすぐ終わるからちょっと待っててくれるかな(カリカリとペンが紙に走る音が響く)
        (部屋内は他部屋と同じく、備え付けの備品以外で目立つのは本棚くらいで、それが更に部屋を狭くしている印象を持たせる)
        (カッ、と音を立ててペン立てにペンを戻す、ふぅ…と息をついて)勉強…というか、今は論文を書いてたんだけどね。凡人だからさ、熱心にやらないと置いてかれる、だからやらざるを得ないってだけだよ -- ヴァント 2012-10-22 (月) 10:56:05
      • ああ大丈夫、私にはお構いなくゆっくり勉強してていいよ(そんな風に口にしながらも耳慣れない言葉に反応)
        論文?論文って確か……ヴァントさん学校とかに通ってたりするんでしたっけ?
        前に普通が良かったーって言ってたけど、それって比べられる人がいないと出てこないよねぇ -- ミューレット 2012-10-22 (月) 11:00:10
      • ちょうど一段落ついたところだからさ、お茶と息抜きに付き合ってくれるとむしろ助かるんだ(ちゃぶ台から本をどけると、キッチンでお茶とどうも手作りらしいクッキーを持ってくる)
        うん、前はゴル学に通ってたけど今は院生。博士課程も視野に入れてるところ。…あー、そんな話もしたねえ
        (苦笑を浮かべると)今、学んだり研究したりしてるのは僕の独自魔法についてじゃないからさ。これは…どっちかというと、お金を得る為の研究、かな -- ヴァント 2012-10-22 (月) 11:06:54
      • じゃあ丁度いいタイミングだった、と言うわけで(カサッと袋を取り出す、中からは香ばしい焼けた香りがクッキーのそれと混ざり合う)
        本職パン屋のヴァントさんに味見してもらおうかなーと思って、クリームとチョコとイチゴジャムのパンでございー
        へー院ってことは大学院かぁ、頭良いんだねぇ……ん、お金のための研究だって恥ずかしいことじゃないと思うよ、何するにしても先立つものは必要なんだし…
        もしかして、結構お金に困ってる?(1Gアパートに部屋を借りるくらいだもんねぇ、と部屋の中を見回す) -- ミューレット 2012-10-22 (月) 11:13:25
      • うん、いまいち本職がパン屋だと思われてるねいろんな人に。魔導師なんだってば今は一応、実家、パン屋は実家です(苦笑しながらもパンを受け取り、ほぉと息を漏らして)
        所謂三色パンってやつかい?…混ぜてあるって訳じゃあ…ないよね?それじゃあ、頂きます…(一口齧る、何度か咀嚼して飲み込み)…うん、割りと上手く焼けてると思うよ?
        それくらいしか取り柄が無いからねえ、幼馴染の間でもガリ勉扱いされてたくらいだしさ。
        あー…いや、そうじゃないんだけど。冒険者もやってるから、困るって程じゃないよ。ただ、冒険者をやめた時の収入源が必要って事。職業魔法使いは、何処かに勤めてない限りはこういう研究の特許料とかで生活するのが殆どなんだよ -- ヴァント 2012-10-22 (月) 11:32:49
      • あー違う違う(こほん)正確には、本職パン屋の味を知ってるヴァントさんって意味、継がないことも魔術師として生きることも前聞いてたよね
        あはは、流石にそれを混ぜたらとんでもない事になるのは分かるよ、意外と凄く美味しいものになったりは……まぁ、無いね、うん
        よし!そう言って貰えるならとりあえず人におすそ分けしても大丈夫かなー、ありがと(こっちのクッキーも美味しいです、とサクサク)
        へぇー結構大変なんだねぇ、冒険者で稼いだお金があれば十分暮らしていけるのかなーって思ってた、それとも……研究費で必要なのかな -- ミューレット 2012-10-22 (月) 11:40:02
      • あぁ、そういえばそうだった…ごめんごめん。ちょっと気が抜けてるかな…言葉の真意が読み取れないって魔導師としては失格だ(頬を掻きつつ、パンは一つぺろりと平らげて)
        …いや、もしかしたら…案外合うかも?3つを合わせる、って発想は無かったけどそれぞれ2つずつ、だったら割りと存在するレシピだし。チョコクリームとか、いちごチョコとか。ただくどすぎるかもしれないねえ…
        アドバイスするなら…そうだね、もう少し生地の発酵に時間をかけてもいいかな。後は…(細かいアドバイスをする、流石にパン屋の倅だけあってわかりやすい)
        普通の冒険者だったらそうなんだろうけどね、そう、ご明察の通り魔法の研究は本当、とかく金食い虫だから。なるべく稼げる手段は持ってた方がいいっていう事。 -- ヴァント 2012-10-22 (月) 11:56:26
      • 論文を書き終わったばかりで頭の回転が鈍ってると言う事にしておきましょう、そう言う時にはやっぱり糖分を取らなくちゃね?(ぺろりとたいらげて貰えれば嬉しそうにする)
        クリームジャムはちょっと想像しづらいや……やってみる価値あるかなぁ(んーと考える)チョコクリームジャムだけはどうにも良さを打ち消し合ってる気がして
        ふむふむ、生地の発酵に時間をかけて、あとは温度と湿度と……(真剣な顔でメモを取る)ヴァントさんありがとうー、後で作ってみて食べ比べしよう
        ふぅむ、面倒なんだね研究って、私のイメージだと地下室とか塔に籠って資金とか気にせずやってる印象だったんだけど、現実は世知辛いねー(紅茶飲みながらのほほーん) -- ミューレット 2012-10-22 (月) 12:38:20
      • クリームとチョコとジャムが疲労の溜まった頭にスーっと効いて…これは…ありがたい…ってところかな(微笑む、紅茶にも砂糖を多めに入れてミルクティーに仕立てて)
        苺クリームって想像すると分かりやすいかも、たまに洋菓子屋さんでシュークリームに入れてたりするよ。苺の酸味とチョコの甘み、クリームの滑らかさが混じると考えてみよう?
        後はものによって焼き加減も大分変わってくるからね、オーブンの温度には気をつけて。(大体の目安、としてパン毎の温度と時間を書き連ねたメモを渡す)
        魔術の世界では捨虫の法っていう、食べることや眠ること、老化を抑える魔法があってね。そういうのが使える人とか、或いは財産家でも無い限りはそんな娯楽に興じるような暮らし方は出来ないよ。現実は何時も辛味がつきまとうものさ -- ヴァント 2012-10-23 (火) 01:23:26
      • むぅ、苺クリームの発想は無かったね……やっぱり本職のお菓子屋さんは凄いねぇ、あの発想力は見習わなくちゃ
        んー……お菓子もそうだけどパンも一筋縄ではいかないんだ、まだまだ先は長いなー(さっきの美味しいもお世辞半分かな、とちょっと落胆)
        老化を抑える(眉根を顰める)ずっと研究をしたいと思う人はやっぱりそう言うのに行きついちゃうのかなぁ……
        何かを極めると言うのは確かに楽しいけれどね、障害があればさらに、さーて用事も済んだし私はもどろっかな?紅茶とクッキーありがとうー研究頑張ってね(パンのメモを手に鼻歌上機嫌で帰るのでした) -- ミューレット 2012-10-23 (火) 08:15:03
      • 日夜お菓子作りの為に過ごしてる理由だからねえ、好きだからこそ創意工夫もする理由だし。ミューレットもきっとその情熱があれば色々と思いつくようになるんじゃないかな
        うちの父さんなんてもう30年は少なくともパン焼き続けてるのに未だに理想のパンには程遠い…とか言ってるくらいだもの。そんなに気負わずやったらいいと思うよ、エルフなんだから長生きしてればきっと境地にまで辿り着くよ。僕ら人間じゃたどり着けないところまで…!
        (別段、お世辞という理由ではないが「素人」としては美味い、という意味合いであった)まぁ、そうなってくるんだろうね。不老不死っていうのは人類が延々と考え続けてるテーマの一つだし
        まぁ僕はその極地に辿り着こう、とは特別に思ってないけど…あぁ、こちらこそパンありがとう、良い息抜きになったよ。またね、ミューレット(見送り、食器を洗ってからまた研究に戻った) -- ヴァント 2012-10-23 (火) 09:43:45
  • 天……想……滅
    (ヴァントが自室で魔術の研鑽に励んでいたある時。唐突に耳鳴りのようにその声は聞こえた)
    (虚(うろ)を風が吹き抜けるがごとき侘しき声。鋭く研ぎ澄まされ砕け散る寸前の刃のごとく、薄氷の上に立つような物悲しさを孕んでいる)
    (と。虚空にぼう、と鬼火が浮かんだ。緑色の鬼火、ヴァントが操る「力」とも異なる、超自然的な気配を感じさせる炎である)
    臭うぞ。主からは実に好く臭う。飢(かつ)えしものの"かおり"よ。善き哉、善き哉。
    (声が続く。どうやら、何か尋常ならざる存在が、炎を通じてヴァントに語りかけているらしい)
    小僧よ。主は力が欲しかろう? なに、吾(わし)は人に非ざるものよ。主の裡に燃える炎と、その饐えた臭いがようくわかるわ。 -- 緑色の鬼火? 2012-10-22 (月) 01:27:39
    • (季節は冬を越えて春を迎える手前、暖かくなってきた気候は研究をすすめるのにはもってこいで、今日も随分と筆が進む)
      (ペン先をインクに付けようとした、その瞬間。生温い風に背筋をなでられたような、そんな感覚を覚えた)
      (ペンを取り落とし、周囲を見回せば脳に直接語りかけるような声を、聞いた)
      なん…だ…?(浮かび上がった鬼火は、今までに感じたことのない力を感じさせた。間違いなく、炎である筈なのに、その火は自身がよく知るそれとは全くの異質)
      (炎使いである自分が、知らない炎。尚、自室内、そして視覚範囲内に常時張り巡らせている結界にすら完治させないそれは十分に警戒に値した)
      (立ち上がる。力、常にそれを欲してきたのは、事実だ。しかし、得体の知れない存在にそれを言い当てられ、理解を示されてもただ、不愉快でしかなかった)
      君に僕の何が分かる。姿を見せろ…姿も見せずに、分かるだなんて言われたところで不審しか募らない。何者なんだ…君は一体。 -- ヴァント 2012-10-22 (月) 01:43:40
      • カ、カ、カ……人はみなそうよのう。わからないもの、知らぬものに名をつけ、形を与え、因果と縁を設けたがる。
        それが吾ら妖魔を生み出すのよ。小僧、魔の法を学びしものならば覚えておくがよい。妖を生み出すは主ら人間よ。

        (鬼火はただくつくつと笑う。結界があるゆえに、こうして炎を介して音声を伝えることが限界なのだ)
        ゆえに我ら妖魔は主らの法則に縛られる。聞かれば答えよう、それが吾ら妖魔の戒め。
        吾の名は鏖骨(オウコツ)。妖魔にありて妖魔をねじ曲げ、人の振るいし武具を造りしもの。人は吾を<剣匠>と呼ばうなり。
        主からは臭いを感じる。主の餓えた心がそれにそぐうならば、吾の造りし妖魔武器を操るに足る使い手たろう。
        吾はそれを試したい。賭けるは命、駆けるは白刃といったところか……く、く、く。

        (ぼう! 炎がひときわ強まり、雲散霧消するように消えた。声だけが響き渡る)
        望むならば来たるがよい。遠くはない、暗闇で主を待つ。
        主が虚仮威しの小僧でなければ来るがよかろうよ、かかか……。
        -- 緑色の鬼火? 2012-10-22 (月) 01:49:56
      • (鏖骨と名乗るその、人ならざる存在の応答からは理性が、知性が感じられた。彼の言う言葉は、痛いほどに理解が出来る)
        (魔を、妖を、悪を、生み出すのは何時だって自分達人間だと、今まで学んできた中で理解っていた事だから)
        (だからといって信頼など出来よう筈もないが、人外の言葉は心地良く、心を揺さぶってくる)
        (無言のまま、その返答を聞かぬまま、鬼火はその姿を消した。その力の残滓を探ろうとしても、何一つ、それを解析する事は出来なかった)
        (黙し、暫し考えたが…結局、外套を身に纏い、クノッソスの外へと飛び出していく。)
        (明確に場所を示された訳ではない、それでもなぜか、誘われるように、導かれるように…そこへ、鏖骨の待つその地へ足が進んでいた)

        (足が、止まる。そこがその場所であるという根拠は何一つ無い、だが、確信していた)
        …これで、いいんだろう鏖骨。出て来なよ。誘いに、乗ってあげたんだからさ
        (その表情からは、隠し切れない愉悦が浮かんでいた。ヴァントは、求めている)
        (力を。何よりも、その力を認められる事を。自身が目を付けられた事が、嬉しかったのだ) -- ヴァント 2012-10-22 (月) 02:11:23
      • (ぼう、と暗闇に鬼火が浮かんだ。緑色の鬼火、されど今度は二つ、一対のものである)
        (まるで朧な眼光のように。やがてその淡い光に照らされ、白々とした異躰が姿を表した)
        (六臂である。3mはゆうにあろうかという巨体を支える両足は、同じく骨であるにも関わらずしっかと大地を踏みしめていた)
        (まるで骨の中に肉と腱が詰まっているかのようであった。紛れもなく妖、紛れもなく魔である)
        来たか小僧。よい、よい。まずはその気概、向こう見ずさ、吾に魅入らすに足るものがある。
        (ずしゃり。重く、その華奢だが巨きなフォルムからはアンバランスなほど重い足音)
        主は呪いを使うであろう。だが案ずるな、吾とて剣士とも呪い師とも争うものよ。主ら人間は道具を使う、技術を使う。そうでなくば吾らに勝てぬゆえに。
        それを嘆くことはない。使え。主の持つものをすべて使って示せ。それが人の強かさよ。なれば……吾の身と魔性を超えてみよ、小僧!
        (びゅうっ。空を裂く音。跳躍したのだ。3mを超える、数百キロの巨体が。鳥の、怪鳥のように翔んだ)
        かあっ!
        (ぼう、ぼう、ぼう! 緑色の鬼火が飛沫のように口蓋より放たれ、ヴァントの立つ場所を起点として爆裂! ただ身を翻すだけでは回避しきれぬ鬼火の炸裂弾が襲いかかる!) -- 鏖骨? 2012-10-22 (月) 02:17:01
      • (異貌、正しくその言葉が似合う立ち姿だった。人間の恐怖心を煽る、その為に設計されたのではないかと思えるような、その異形)
        (背筋が震える、それが、畏怖か、歓喜かは自分でも分からなかった)
        (ただ、その表情は意図せずして口端が釣り上がり、眼には興奮の色が浮かんでいる)
        折角のお誘い、無碍に断るのはどうかと…思ってね。
        (軽口を叩くのは恐怖を紛らわす為、自らを奮い立たせる為)
        (絶望的なまでに思える、力量差。それを感じるのは、二度目の事。故に、彼は学習した)
        (相手は既にそれと決定している、それを覆す事が出来る力は自分にない。ならば、抗うしかないと、経験していた)
        随分と、せっかちだね…ッッッ!!!(その外観からは予想もできぬ、俊敏な動き)
        (反応が遅れる。が、冷静を保ち両の腕を開いて自身を起点とした炎のドームを形作る)
        (通常であれば現象である、それを貫通してくるであろう鬼火は、質量ある炎に阻まれた)
        (ひび割れるように消滅した炎のドームから飛び出し、駆けながら火球を鏖骨に向けて放つ)
        (相手は人外の存在、遠慮は必要無い。数千度に及ぶ豪炎の弾が無数、猛スピードで解き放たれる) -- ヴァント 2012-10-22 (月) 02:33:36
      • ほお、器用な使い方をする。まるで殻にこもるヤドカリの如しよな、呵々!
        (囀るような嗤笑。着地すればかすかな地響きが起き、土煙が舞う。迫るはいかなる生物・金属でも耐えること能わぬ猛火、劫火)
        しょうことも、なし。
        (ざん。それが腕の薙ぎ払い一合で掻き消えた。右手の一本である。振るわれ半背を向けた状態で、右手の二本目がかぎ爪を開く)
        (じゅう、と音を立てて赤熱。否、緑熱というべきか。鬼火が掌に収束し、嚆矢の如く発射。ぼう!)
        (だがそれは先ほどの炸裂弾と変わらぬもの。おそらくは障壁で払われるか、さもなければ一条ごとき避けられるだろう。それは承知の上)
        ぬうん!!
        (身を翻す。左手三本がショベルの如く、半弧を描く形で振るわれた。接近を選んだヴァントに対する足元からの攻撃だ)
        (鋼鉄さえも引き裂く爪が一掌ごとに4本、あわせて12。まともに食らえば八つ裂きではすまぬ猛烈な一撃) -- 鏖骨? 2012-10-22 (月) 02:39:06
      • (自身の懇親の大火球が、まるで豆鉄砲。怯ませる事すら出来ないのであれば豆鉄砲以下か。思わず、笑いが零れた)
        凄い…っ!凄いなっ…!(鏖骨の狂気が伝播したかのような猛る聲を上げながら、走り、尚も火球を浴びせる)
        (その強靱な骨に阻まれ、掻き消える。それでも構わなかった)
        (上方からは鬼火、下方からは弧を描き迫り来る骨爪。選んだのは、上空であった)
        ハァァーーーッ…!!!(走りながら、地面に向かい特大の炎を噴き出す。その反動で身を宙に舞わせると)
        (鬼火の合間を掻い潜り、爪の一撃を飛び越えて鏖骨の巨躯よりも更に高く、飛び上がって)
        集中…豪火ッ!(Blaster)
        (反転し身を逆さになりながら落下する、その最中。炎を凝縮、密度を極限にまで上げた熱光線を放った)
        -- ヴァント 2012-10-22 (月) 03:01:27
      • カカカ! 翔んだか! 善き哉、善き哉! そう来るとは思わなんだぞ!
        (哄笑をあげる。この小僧には使い手の才がある。異質な剣匠の精神と思考回路がその可能性を見出しつつある)
        (爪が空振る。地面に降り注ぐ火柱に鬼火が融ける。眼窩が上を睨んだ)
        ぬうっ!!
        (熱光線が降り注ぐ。収束し放つという判断は正しい。上級妖魔の骨身は並の術理では砕くこと能わぬ)
        (己のすべて、意気と生命力と術理、それらすべてを重ねて束ねて放ちようやく五分。向こう見ずで当然、ひとえに見据えて当然)
        (妖魔にはそれができない。人間にはそれができる。そもそものスペックからして圧倒的たるこのニ存在が今日まで仇敵足り得たのはそれがあらばこそ)
        ぐ、ぬうっ! ……まずは見事! 吾の骨身を融かすとは!
        (熱線は額を貫いた。だが魔たる鏖骨にとってその程度は消滅する理由にならない)
        では参るぞ小僧。これぞ妖魔の術理よ。とくと拝みて防いでみせよ(六臂を広げる。そのそれぞれに鬼火がぼう、ぼうと点った)
        外法……鬼火曼荼羅!!
        ("ごぉう!!" 耳をつんざいたのは燃え盛る音である。六臂の手のひらにともされた炎がそれぞれを線でつなぎ円をなると同時、それらが曼荼羅のように炎の象形を描いてヴァントにせまる)
        (四方八方、前後左右360度からの同時攻撃。そのいずれもが致死的、均一な障壁とて、単一的な障壁とてそれを防ぐには足らぬであろう。並の術師ならば)
        (それはまさに鏖骨が持つ外法、【奥義】の一である。並み居る妖魔さえ覆滅せしめる異界の劫火がヴァントを包む!) -- 鏖骨? 2012-10-22 (月) 03:08:09
      • (愉しげな声が耳に響く、そう。愉しんでいるのだ、この化物は。命を脅かされる事が無いからの余裕なのかは分からない)
        (それがひどく羨ましかった。自分は何時だって、頭を全開に使い、限界策を用いて、それでもなお紙一重の博打を打って戦ってきた)
        (嗤えるような余裕等一遍も無い、神経と精神を削り、身を刻まれながら戦ってきた)
        (今だってそう、渾身の熱光線が決定打になるとは思っていなかったが、効果は想定よりも薄い)
        (肩関節を狙った筈の光線は落下中という不利な体制から放たれたため逸れ、戦力を下げる事すら出来なかった)
        (不恰好に受け身を取り、着地をして距離を取る。鬼火であれば、なんとか防ぐ事が出来ても、あの骨身を受けきる手段は無い)
        ハッ…ハッ…フゥッ…(乱れた息を整えようとしても、呼吸が定まらない)
        (一撃でも食らえば死ぬ、その畏れが肉体を蝕み、普段以上の疲労を生んでいた)
        お褒めに預かり、光栄……ッッッッッ…………!?(少しでも時間を稼ごうとしたが、無駄だった)
        (容赦なき追撃、そしてそれは回避すら儘ならない圧倒的な力を持ってして、身に迫っている)
        (その炎は自身の知る理とは全く違う外法、制御することも掻き消す事も出来ない)
        (迫り来るのは死。絶望的な状況に、停止しそうになる脳を無理矢理、回転させる)
        諦めるな…足掻くのだけは得意な筈だろ………!!!
        (断末魔のような絶叫を上げながら、その間にも迫り来る炎に身を焦がしながら、尚も思考を止めない)
        (そうして…辿り付いたのは、未だ成功した試しの無い、禁術を交えた奥の手)
        (やるしか、無い。そうしなければ、死ぬのだ。覚悟を決めた途端、頭の中は驚く程クリアになり)
        (目を閉じる。傍目から見れば、諦めたかのようにも見える程穏やかな表情で)

        (やがて、外法の獄炎で描かれた曼荼羅は、静かに ヴァントの身体を包み込んだ)


        (残ったのは静けさと、未だ燃え尽きる事の無い炎だけ)
        (ヴァントの姿は、何処にも見当たらず。塵すら残さず、焼滅したかに思えた)
        (が、しかし…?その炎は、役目を終えても鏖骨がそう念じても、消えない。それどころか)
        (その勢いを増して、鏖骨を目掛け猛烈な勢いで飛びかかっていく!!)
        (その温度は先ほどとは正しく桁違い、万を越す熱量を持ったそれは小さな太陽の如き灼熱。) -- ヴァント 2012-10-22 (月) 03:39:37
      • (妖魔と人を分ける線引きとは何か)
        (異形、と答えるものがいるだろう)
        (魔力、と答えるものがいるだろう)
        (魔性、と答えるものがいるだろう)
        (思考、と答えるものがいるだろう)
        (いずれも是であり否である)
        (人の中には奇形に生まれたものがごまんといる)
        (己を極めた結果、人とは異なる姿に至ったものもまた)
        (だが彼らは人である。それゆえに彼らは異形でありながら蔑まれる。人でないならば恐れられるはずなのだ)
        (魔力もまた同様。たしかに妖魔は強い。その魔力は人の比にならない)
        (だが天性の才、あるいはたゆまぬ努力にそれに比肩しうる力を手に入れる人間もまた例外的に存在する)
        (例外と軽んずることなかれ。いるならば、それは線引きを否たらしめる証左である)
        (魔性。それを是とするならば、女は、あるいは魔天のごとき男子(おのこ)はみな魔物であろう)
        (正しいがやはり否。彼らは人であるがゆえに時に迷い時に人を惑わせる)
        (では思考か? 近い。人外化生の思考、論理は人の理を超える、ネジ曲がっている)
        (理解など到底出来ぬ。和解も不可、それを追う事自体が無駄であり無謀)
        (だがそれも違う。時に超越した異質な思考は、妖物をして戦かせるほどのものを人に与える)
        (では何か)
        (恐れである)
        (人は恐れる。魔を、魔の垣間見える人を。己を、他者を、自然を、概念を、学を恐れる)
        (恐れるがゆえに知ろうとする。恐れるがゆえに名づけ、結び、形作ろうとする)
        (そして超えようとする。恐れるがゆえに逃げ、あるいは立ち向かう。それは人にしかできぬ)
        (妖魔の恐れはすなわち滅への恐れである。それそのものへの恐れではない)
        (あるいは前に進むことなき恐れである。ゆえに妖魔は人ごときに滅されるのだ)
        (ヴァントは恐れた。敵を。力量なき己を。身に余る禁術を)
        (その恐れは前進をもたらした。果たしてその先は栄光か、あるいは冥府魔道の獣沙汰か)
        ……む。
        (呻いた。鬼火が消えぬ。己の精神によって燃える炎が、なお燃える)
        ぬう……ッ!?
        (驚いた。炎は燃え上がり、翻り、己へと向かってくる)
        これは、小僧……主か! 主が、成ったというのか!!
        (ごう! 轟、劫、業……燃える、燃える、燃える。鏖骨の骨身が、その炎に包み込まれる)
        か……かかかか、カカカカカ! そうか、そこまでやりおるか、小僧! 善い、好いぞ! それでこそ人よ、それでこそ餓えたものよ!
        (炎に巻かれ、魔は笑う。恐れはない。妖魔であるがゆえに、そこにあるのは愉悦であり、満足である)
        しかし吾を如何と心得る。鏖骨なる号をつけられし妖魔ぞ。噴ッ!!
        (法師の如き喝。それが灼熱を振り払い、禁術の魔性さえも振り払って炎を炎へと戻し、人を人へと戻したらしめる)
        (破邪顕正の力である。長く年経た妖魔たる鏖骨は、魔でありながら破邪の技を用いる。それが外法を吹き飛ばしたのだ)
        ……だが見事よ。我が外法を己のものとするとは。重畳、重畳。
        (ぶすぶすと全身が焼け焦げ、硫黄の匂いを振りまきながら、魔は満足気に言った)
        小僧よ、名乗れ。我が炎を逆巻かせた術師の名を我が裡に刻もうぞ。吾の器物を使うに足る者よ。 -- 鏖骨? 2012-10-22 (月) 03:52:16
      • (根源到達。エストナ魔術においてそう呼ばれる、魔法使いの最終目標の一つである)
        (自身の持つ原初の魔力、根源属性。それを極めた、更なる頂に存在するのが根源との同化である)
        (それはすべての魔法使いの目標であり、憧れでもあるが同時に禁術でもあった)
        (自身という存在すら消え、現象となり世界の理の一つと化した者もいた)
        (自我を失い、自然災害として扱われるようになった者もいた)
        (到達したものは皆、その境地に立ち入った時点で最早「ヒト」では無くなるのだ)
        (故に、禁術。絶対的な力を得るが、引換に全てを失い根源の一つとなる。それが、根源到達と呼ばれる力だった)
        (その点を省みるに、ヴァントが使ったこの魔法は形こそそれに近いが、まだ力不足だったのだろう)
        (自身の身体を炎と転化した。そうして、鏖骨の外法を切り抜け、またその炎を取り込んだ)
        (その時点で意識こそ完全に失っていたが、意志は残っていた)
        (目前の化物を、焼きつくす。残された思念に従い、鏖骨に襲いかかった)
        (本当に、根源へと至っていたのであれば炎は鏖骨を焼き尽くすその時まで消える事は無く)
        (また、その破邪の力すらも通用しなかっただろう)
        (しかし、不完全であるが故に、その力は通用した。不完全なる根源として、世界の一部になる事を防がれた)
        (ふと、自分がそこに存在することに気がつけば、硫黄のツンとした香りが鼻についた)
        (外法の炎に焼かれ、焼け焦げボロボロになった衣服を纏い、全身に火傷を負った身体)
        (少しばかり残念なような気がしたのは、何故だろうか。一瞬でも、ヒトならざる世界を体感したが故の感傷か)
        (完全に意識が自らに戻ってくれば、痛みが全身を駆け抜ける。魔力を枯渇し失いそうになった意識を、それで辛うじて取り留めた)
        (傍らに、寄り添うように燃える、つい先程まで自身と同じだった炎、そこから魔力を食らえば幾らかの余裕が出来て、鏖骨の声へ耳を傾ける)
        ヴァント。パン屋の倅で、魔導師の、ただのちっぽけな人間。ヴァント・ウルカーンだよ。鏖骨の名を持つ、人外。
        (終わった、認められたのだと、実感すれば笑みが浮かんだ。先ほどまでの、嗤いではない、安堵と歓喜の笑みが) -- ヴァント 2012-10-22 (月) 04:31:08
      • (これが尋常なもの同士の戦いならば、友誼が結ばれることもあるのだろう)
        (あるいは尊敬や憧憬が生まれ、友のように語らうこともあるやもしれぬ)
        (だが笑んだヴァントは忘れていたのか、識っていたのか。相手は妖魔、人に非ざる魔性)
        (がっ、と。唐突に、全身を焼け爛らせたヴァントの顔面を、鏖骨の骨手が掴んだ。そのままぶらりと持ち上げ、四肢を四本がつかむ)
        主には見所がある。されど、呪い師に刃や槌を与えても致し方あるまい。
        なにより主の戦い方は「根」へと至るもの。ならば器物よりは、主を作り変えるがよかろうて。無論、人である範疇に留めてな。

        (残る一本が顔を固定するように首をつかむ。するとアイアン・クローしていた掌が離された。宙に磔刑にサれているがごとしであった)
        その右眼、すでに使い物にならぬようだな。使えぬのならば、要らぬであろ?
        (鉤爪が三本突き立てられ、隠された右眼周辺に迫る。ヴァントの眼球を抉り出そうとしているのだ……!) -- 鏖骨? 2012-10-23 (火) 01:04:07
      • (完全に、気が抜けていた。或いは、消耗し尽くした身体が思考を止めていたのかもしれない)
        (とかく、無防備だった。魔そのものの存在たる鏖骨を目の前にして、それは余りにも無防備であった)
        ガッ…!?鏖骨…一体、何を…するんだ…はなっ…放…せ…っ…!(なけなしの体力を振り絞って、抵抗を試みる)
        (しかし既に、限界を超えた魔法を使った身体は無力で、さながら鏖骨の操り人形のようにぴくりとも動かない)
        (作り替える…まるで、玩具を弄るかの気楽さでその言葉を発する鏖骨に背筋が粟立った)
        (もし、彼が人の姿をしていれば、きっと無邪気な子供のような笑みを浮かべているのだろうな、と場違いな考えが頭をよぎった)
        (四本の骨に四肢を縛られ、首を掴まれれば声が、出なくなった。極度の緊張の為だろうか)
        (意志の表示すらままならず、その鈎爪が迫る。右目の視力は殆ど失われていたのは幸いだったのか、不幸だったのか)

        (不思議と、痛みは…感じなかった)
        (生きたまま、眼球を抉られる、その感触だけが脳に記憶) -- ヴァント 2012-10-23 (火) 02:12:16
      • (ごりゅ、ごりゅ、ぐちゅり。脳に直接近い部位であるため、爪が眼窩と眼球の間に滑りこむ音がよく届くだろう)
        (ぷつん、と何かが断ち切られる音。視神経だ。そのまま眼球をつかみとり、ゆっくりと、繊細な手つきで引き抜く)
        (鏖骨は妖魔武器を作るために槌や閻魔を必要としない。その指と拳と炎でもって作り出す)
        (天性の技師であり闘士。その妖魔をしてみれば、人間の眼球を、傷ひとつ付けず抉り出すことは造作も無い)
        (ぐちゅ……ぶち、ぶちぶちり。血管がちぎり取られ、ヴァントの左目視界に何かが映る)
        (血だらけの鉤爪。そこに挟み込まれた、液体と糸を垂らした球体。それが眼であることはまさに"一目"瞭然だ)
        これは貰っておくとしよう。いずれ主が踏みはずれ、「根」へと至った時によい器物の素となるであろうよ。
        (かろん、とあっけなく、眼球を口蓋に放り込む。ころころ音を立て、ごくりとそれを飲み込んでしまった)
        さあ見開け。これなるは妖魔<狂炎(ごうえん)>から抉り取りし妖眼よ。
        (ヴァントの血にまみれていた鉤爪に、いつのまにか別の眼球が摘まれている。それは磨き上げられた宝石のように美しく、どくん、どくんと脈動していた)
        (妻の指に環を通す男のように、宝の扉を開く鍵を差し込む冒険者のように、期待を込めた様子で、ゆっくりとそれをヴァントの右眼窩にはめこむ)
        (音もなく超自然的な再生が始まった。右眼窩から流れる血涙が止まり、千切れ取られた視神経と血管が妖眼と結びつく)
        (やがて右眼の視界が復活するだろう。まるで体中に流れる血潮が燃え上がるような活力の漲りとともに) -- 鏖骨? 2012-10-23 (火) 02:21:44
      • あっ…あぁ………あ…(痛みを感じないというのに、その感触と、音だけが生々しく脳に刻まれていく)
        (それが、何とも不可思議で、何よりも気色が悪かった。)
        (今まで生きてきた中でも、これに匹敵するような経験は、無い。吐き気を催す程の、悪寒が全身を駆け回っていく)
        (ヤメロ そう、言葉にしたくとも、声が出ない)
        (ヤメロ 振り払いたくとも、妖魔の剛力の前では指の一本も動かすことが出来ない)
        (やめろ やめろ ヤメロ ヤメロ ヤメロヤメロヤメロヤメロヤメロ…)
        (一刻も早く、この苦痛なき苦渋から抜け出したかった。そして、それは訪れる)
        (意識無く溢れた涙で霞む左目に、それは映った。えぐり出された、自身の眼球。)

        ……………(最早、何も考える事が出来なかった。思考の放棄。自我を保つ為に、脳がそうしよと判断したのだろうか)
        (虚ろになった左目が、その映像を。塞ぎたくとも塞げない耳が、その声だけ。流れ落ちる血涙が垂れ落ち、口の中に入った、その鉄さびのような味を記録していた)
        (自身に、新たな眼球を埋め込まれるその記憶を)
        (灰色に映る世界の中でその、美しい眼球それだけが、鮮やかな色彩を放っていた)
        トクン
        トクン

        ドックン

        (長らく世界を写す事無かった右眼窩に光が灯った。消耗しきっていた筈の、身体に滾るような熱量が漲ってくる)
        (身体が、熱い。灼熱の業火が全身を焼いているかのような錯覚を感じる) -- 2012-10-23 (火) 02:50:17
      • 「魔王眼」はいま主のものと成り至り。
        その眼は魔を見通し、魔を払う。その視界が魔を灼き、望めば人にさえも作用するであろう。
        人の血と妖魔の眼はよく合う。主の躰に流るる血潮はもはや膏(あぶら)のごとしよ。
        主の血が炎を燃やす。されど忘れるなかれ、主が炎となればもはや主は人でなし。

        (いつのまにかヴァントの体は開放されていた。緑色の鬼火がずい、と顔を覗きこむ)
        血の力、見えざるものを視る力に溺れれば主は魔となろうぞ。
        人のままに魔の法(すべ)を窮めたくばそれを恐れよ。その敷居を跨ぎたくば……なに、血の聲(こえ)にひとたび心と身を委ねればよかろうて。

        (幽玄に燃える炎のようにその身が暗闇へ消えていく。最後にただ、虚へと響く聲だけが残された)
        さらばだ、餓えし炎に身焦がされるものよ。主が能き使い手になることを期待しておるぞ。
        (音叉のように、声が消えていく)
        天……想……滅……
        (あとにはただ、この世ならぬ力を備えた妖眼と、それ自体が魔術の燃料となる血の力だけが残された) -- 鏖骨? 2012-10-23 (火) 02:57:09
      • (熱に浮かされたような心地で、ただ、鏖骨の言葉に耳を傾けていた)
        (そうして、やがて、何も見えないような闇の中、一人ぽつん、と、膝をついて取り残されていた)
        (念じれば今すぐにでも、この体ごと燃え尽きてしまいそうな灼さが)
        (鼓動を続ける心臓の、全身を巡る血の中で、滾っている事が生きている、という実感をもたらしてくれる)

        (我に返れば、いの中にあったものを全て、吐き出した)
        (眼球を抉られた感覚が、今更になって全身に震えと、得体の知れない吐き気を催させたのだった)
        (腕で自分を庇うようにかき抱いて、新たに嵌め込まれた右目を強く、強く抑えながら)
        (暫く、荒い呼吸を、怯えるように続けていた)

        僕は…僕は………こんな、力…望んで………(灯りの一つもない、闇の中だというのに)
        (異能の右目は、赤く、紅く。煌々と、闇を照らしていた) -- ヴァント 2012-10-23 (火) 03:24:28
  • おはようございまーす!!文通前提でのご挨拶です!文通 はて文通とは
    ご入居して割りとたちましたが何事か不便は無いですか!貴方寒さはないですか!日毎寒さがつのります!
    あ、これお雛祭りなので(ひなあられを差し出す)毎月何かしらイベントがあるとは人間さんは本当に退屈がお嫌いですねー -- ラヴュー 2012-10-21 (日) 23:38:35
    • あぁ、おはようございます管理人さん。そこは突っ込んでこなくていいですよわかりますから、はい(はい。)
      僕魔導師ですから…そういうところの不便はある程度自分で工夫してどうにかしてますよ、寒いのは炎でどうにかなってますし。安いからまぁこのくらいでも仕方ないかなとか思いますし。しいていうと、流石に四畳半一間は狭いかなってくらいなものでして
      人の最大の敵は退屈っていうくらいですからね。娯楽をすべて奪い取られたらそれこそ諍いしか起こさないんじゃないかなぁ…(どうも、とひなあられ受け取る)…今年に入って初めてものを貰ったなぁ -- ヴァント 2012-10-21 (日) 23:52:49
      • ああ突っ込むってそういう…どういう、どういうことなんです?!なりませぬなりませぬ!
        ほむぅ…やはり皆様狭さは不便と感じるのですね…縦になら幾らでも長く出来るのですが横に長くするのはむつかしいですね…
        そのあたりに人間さんの繁栄の理由があるような気がします!私のようなホムンクルスは基本的にそういう何かを産み出す思考が苦手ですのでー!
        はてばれんたいんという女性から男性にチョコを送る一大イベントがあると聞き及んでましたがー! -- ラヴュー 2012-10-21 (日) 23:59:48
      • どういうことかと言われ始めるとメタフィクションと呼ばれる第四の壁を破る必要が出てくるので、それは。僕にはできませんので…(押さえつけるような仕草で落ち着け、と)
        …それじゃあもういっその事こう…(ちゃぶ台に絵を描き始める、一階においての部屋の高さを少し高めて、ロフトのようなものが作ればスペースを確保出来るのではないか、と。図解で説明してみる)
        そもそもが「ヒト」から生み出された存在ですからねホムンクルスって…思考力もある程度プログラムされたところから来てるんでしょうし、そこは仕方ないですよ。それでも、管理人さんの語彙量とか凄いとおもいますけど
        (バレンタインと言われると、ふっ…と表情を翳らせて)…21年生きてきたけど、今年は…初めてひとつも…もらえなく…て… -- ヴァント 2012-10-22 (月) 00:28:19
      • ああ壁を破るってそういう…ひゃあポルノニンゲン!ポルノニンゲンですよ!このおませさんめ!(いやんいやん)どうしてそこで諦めるんです!
        諦めるなよ!やればできるさ!貴方の前に道は無く貴方の後に道は出来るんです!(突如興奮するホムンクルス)
        …ほむほむ(こくこく)なるほど!そのような建築方法が…!これは要勉強ですね!!
        はいー!どちらかというと制限されているといったほうが正しいでしょうか!自由な思考力のある人工生物は反逆の可能性があって危なっかしいですからね!
        ほめられた!(どやっ)
        (あっ 悪いこと聞いちゃったな…という顔)皆さんお忙しかったのかもしれませんね…これつまらないものですが…(そっとあんこ玉を追加で差し出す)
        (//申し訳有りませぬこの辺りで文通で、こちらから来ておいてごめんなさい…!) -- ラヴュー 2012-10-22 (月) 00:34:38
      • 何をどうやればそこからポルノを想像するんですかね!?やめてくださいよそういう風評被害!僕のイメージが崩れるじゃないですかー?!
        いやですね、この界隈でそれを出来る人は「ねたきゃあ」と呼ばれてしまうので…僕はその汚名をかぶる訳にはいかないので…そこはあきらめないので…!
        …そこの辺りは熱心なんですねえ、ともかくこう、横に伸ばせないなら縦で色々収納スペースを考えるとか。ほら例えば床下収納を作ってみたりとか…
        人造生命体三原則みたいなのもあるのかな…ホムンクルス製造は錬金術の領域だし、僕は錬金術そんなに勉強してないですから(あんまり褒めてないけど、と思いつつ)
        いいんですよ、基本的に僕そんなモテる方でもないですから、仕方ないことですから…(黄昏気味にあんこ玉受け取り、喜んでいいやら悲しんでいいやら)
        (//はーい、お疲れ様でしたー。全然問題無いですのでお気遣いなくどうぞー!) -- ヴァント 2012-10-22 (月) 01:01:25
      • イメージなんて崩れてなんぼですよ!ほら綺麗に並べられたドミノは最終的に崩すためにあるでしょう!恐れるな!キャラ崩壊を!!
        おっと今この管理人を「ねたきゃら」とおっしゃいましたね!争いますよ!ホムンクルス法廷で!!(しゅばば)
        皆様が少しでも快適に過ごせるように日々努力しておりますが努力に結果が追いつかない昨今!皆様いかがお過ごしでしょうか!!
        三原則というようなものはないですけれど、魔法使いの方でしたら使い魔を使役する感覚でいていただければ!
        使い魔があまり自由に出歩いたり主人に反逆すると困りますよね!そんな感じです!!
        これから、これからですよ!春はこれからです!これからもう女性の方がちぎってはなげちぎってはなげ出来るほど周囲に集まってきて!
        きゃー私のチョコ食べてー!みたいなことになりますよ!なれ!!
        そしてめっちゃ長い、何がとは言いませんが長いですね!今日のところはこれでしつれいしまーす!
        それではー!! -- ラヴュー 2012-10-22 (月) 23:17:56
      • そんな様式美人間には必要無いですからね!いらない!僕にそんな崩壊していく姿に美を見出すようなキャラクターはいらない!
        誰も管理人さんがそうだなんてヒトコトも言ってないですから!裁判の国じゃないんですからそんなほいほい法廷沙汰出してこないでくださいよー!?(ぐえーっ)
        頑張ってくれてるのは大いに理解出来てますので!その辺りは自分の体調と相談してくださいよ!わかりましたね!また風邪引いたりしないでください、いいね?
        僕そういう魔法あんまり使った事ないのでいまいち感覚は理解出来ませんけど理屈としては分かりました、なるほどなー
        でもこの界隈の使い魔って割りと自由に遊びまわってたりするような気がするんですよね…
        なりませんよ今更そんな事になりえませんよ!?っていうかそんなになったところで困るというか、一人いれば十分でしょう!?ハーレム願望がある訳でなしに!
        上から下からシリアスに責められて逃げるのですね管理人さん…いえ何がとはイイませんけど、お疲れ様でしたー。 -- ヴァント 2012-10-23 (火) 01:49:27
  • 新年あけたので
  • お掃除というか
  • 長いんだよね
  • あけーおめーおせーちーおとーしだまー…(三拍子)
    (めずらしく振袖というかめかしこんでいる) -- ソラ 2012-10-19 (金) 21:25:49
    • …せめてことよろくらいは言おうよ。ことよろくらいは。二言目から煩悩が来てるじゃない…この調子で煩悩貯めたら年末に百八つじゃ済まなくなるよ…
      (取り敢えずあけおめ、と挨拶返しつつ、特にめかしているわけでもない部屋着スタイルでお出迎えする。一応雑煮くらいならある) -- ヴァント 2012-10-19 (金) 21:35:12
      • しょーがないーにゃー…ことーよろー…(ポチ袋を期待する目)
        このー匂いはー雑煮ーだなーうむーうむー食べたいーなー -- ソラ 2012-10-19 (金) 21:44:24
      • はい、今年もよろしく…なんでこう毎年お年玉を強請られるんだろうか僕は。用意してる僕も僕なんだけど……(はい、と小金の入ったぽち袋渡す)
        (雑煮の準備をしつつ)新年早々たかりまくりとは…今年も先行き不安だねソラ。…珍しくめかしこんではいるけど。何処かお出かけでもするのかい。 -- ヴァント 2012-10-19 (金) 21:49:05
      • やーったー…!(ぺかー)これでー今日はーくいーっぱぐれーないー
        先行きー安定ーのー間違いーだろー…? こんなにー恵まれてるーのにー
        んー…? これーなー…(長い袖を掴んでふりふり)まー好きでーやったーわけじゃーねーですー 望んだーことのー対価ーてゆーかー… -- ソラ 2012-10-19 (金) 21:51:09
      • …今日はって事はたまに食いっぱぐれてるのかいソラ。そんな物乞いみたいな生活してるからだよソラ。生活の基本は一日三回の食事だよ…
        その安定は周囲の人たちの優しさによって賄われるって事をもっと良く理解してたまには恩返しをすべきだと思う…僕は別にいいけどミューレットとか付き合いが短い子達にはちゃんと感謝の意を示そうね…
        (ため息つきつつお雑煮をお出しする)ご飯あげるからこたまにはおめかししろとか言われたのかな…何となく想像ついちゃうな… -- ヴァント 2012-10-19 (金) 21:58:48
      • (おもちびろーん) ちがーうなー…孤児院にー全部おいてくるーからーだー 
        ミュレーにはーいつもー感謝ーしてますーがー…?(首かしげ) たりーないとー…?
        失礼ーなーご飯にーつられたーわけじゃーなーですしー…(餅菜はむはむ) うまいー…
        ヴァントーはー魔術師ーなんだよーなー…? -- ソラ 2012-10-19 (金) 22:03:21
      • …いやせめて自分の生活費くらいはさ。全部が全部孤児院送りにして、自分の生活が儘ならないんじゃ意味がないっていうかさ…
        …おや、つまり僕らには感謝してないという意味合いがあるような気がしてきましたが…?(他にソラが釣られそうなもの…一体何なんだ…と真剣に悩む)
        …え、あぁ、うん。正確には魔導師だけど、概ね同じようなものだね。それがどうかした? -- ヴァント 2012-10-19 (金) 22:08:05
      • 分けるのーめんどーですーのでー…もらったー袋ごとーどーんー
        そんなーことねーですー 感謝ーかんげきーあめーあられー(もっちもっち)
        なんかー違うんー…? じゃあーうむーヴァントにーしよー…そうしよー… ちょっとー一戦ーあそばーねーですー…?(なんとも意外な言葉が飛び出た) -- ソラ 2012-10-19 (金) 22:16:02
      • …せめて一掴み、ポケットに入れるとかそのくらいはね、ほらそうしたらお菓子とか買えるよ?
        態度に出そうね。あめもあられも見た覚え無いからね僕ら。普通感謝してるならお餅くっちゃくっちゃしながら言わないからね。
        厳密に言えば結構違うよ。簡単に言えば、感覚的か理論的か、っていう違いかな。前者が魔導、後者が魔術でね。回路にもそれの向き不向きがあったりとか…まぁそういう話には興味無さそうだよねソラは。勉強してくと結構面白いんだけどこの辺りの話。
        ぶほっ…ぇほっ…(思わず食べてた餅をむせる程の衝撃だった。胸をドンドンと叩いて)…やるのは構わないけど、そもそもソラが戦えるのかどうか、っていう時点で懐疑的なんだけど僕。 -- ヴァント 2012-10-19 (金) 22:25:46
      • えー… おかしがーなくなったらーせびればーいいじゃないー…(どやぁ)
        (ごくん)かんしゃーですー…
        へえー…… 難しいーはなしはーなー…(そのように分類するのであれば自分も間違いなく前者に分類される者 理論は学んだ覚えなどない すべて感覚に養われている)
        なにー咽るほどー嬉かったんー…? 私ーばっちりーたたかえーますー とゆーのはー嘘ーだがーまあー多少はーできるようにーしてきたー そのー対価がーこれー(振袖をもう一度ふりふり) -- ソラ 2012-10-19 (金) 22:31:44
      • いや、そうじゃなくて…フォルトとかならともかく、ソラの口から戦ろう、なんて言われるとは思ってもみなくてね…
        (お茶を一口飲んで、落ち着いて)…うん、因果関係がいまいち分からないけど。分かったってことにしておく。たまにはそういう格好も可愛いと思うよ(あんまり落ち着いてないので褒めてしまった)
        …本気で言ってるんだね、それ。一応、断っておくけど戦うってなったら、僕が扱うのは炎だから大分、危ないよ?
        それでも、やるっていうなら相手になるよ。(正直、ソラの力量が全く掴めない)
        (本来であれば、相手の予備知識が全く無い状態での申し込み等絶対に受けないが、相手が相手)
        (完全に見くびり、軽い気持ちで誘いを快諾する。) -- ヴァント 2012-10-19 (金) 22:46:00
      • 事情がーあってーなー…いつまでもー小さいのはー飽きたーしー… 柄じゃーねーですーがー仕方ーねーですー フォルトー病ーとかじゃーないんでー…
        ーほんらいーはーまともにー戦えねーですーでもーちょっとー細工してーきたんでー大丈夫ーだいじょーぶー…(のらーりくらり。 焼かれれば熱いことに変わりはないが焼け落ちたりはしない)
        そのー対価としてー着せられたーがー…うんー落ち着けー
        ただーアパートー燃やしたらー管理人さんにーおこらーれるー…だいーもんだいー… -- ソラ 2012-10-19 (金) 22:58:55
      • うん、君がそう言うなら(ソラが人間ではない、というのは分かっているがその正体を掴んでいる訳ではない。推測するに、彼女の言う細工を施した、事情と性質を知る誰かが、次第によっては元の姿に戻れるように調整を行ったのだろう。)
        (そしてそれが戦いに直結するのであれば…ソラは亜人等の存在ではなく、おそらく精霊等のスピリチュアル的存在か?そうであれば魔導師として、戦い辛い相手ではない筈…と、思考を巡らせ)
        …いやここでやるなんて僕も思ってないし。出ようか、君も直接的に攻撃するタイプじゃないだろうし、広いところに。町外れ辺りが、妥当かな。
        (洗い物をシンクに突っ込んで水を貯めると外套を羽織り)…その格好で戦るのかいソラ。色々と台無しな気がするけど。
        (//↓コメでやりませうー) -- ヴァント 2012-10-19 (金) 23:12:16
      • うむー広い方がーいいなー…そのほーがー安全ーだー…(細かい調整は得意ではない)
        服はー気にーすんなー燃えてもー戻るーからー
        (のたのたと後を着いていく)
        (//了解しました) -- ソラ 2012-10-19 (金) 23:16:49
  • //名簿が縦長に… -- 2012-10-18 (木) 21:17:58
    • こりゃながい。設定書き換え中だから気づいてなかったありがとう! -- ヴァント 2012-10-18 (木) 21:26:42
  • ぐ〜〜〜…(勝手に人んちに入って寝床を占拠してる人) -- クラエ 2012-10-17 (水) 20:00:10
    • …まぁセキュリティは薄いっていうのはわかってたけど、帰ってきたらぐーすか寝てる女友達がいるとは思わなかった
      ホテルかぼくんちは。(そっとタオルを顔にかけて、死者のように扱う) -- ヴァント 2012-10-17 (水) 23:59:25
      • ふ〜……ふ〜…… …うわぁ!?(がばっ)なんか息が少し苦しかった!?! -- クラエ 2012-10-18 (木) 17:22:40
      • グーテンモルゲンフロイライン、さわやかな夜だね。随分お寝坊さんだこと。(何事も無かったかのように遅めの夕飯準備を始める) -- ヴァント 2012-10-18 (木) 20:58:21
      • あー、ようやく帰ってきた〜〜。どんだけ待たせるんですかバンゴハン君は!!
        引越しって事でせっかく遊びに来たのにー、遊び尽くしちゃったよこの部屋(ちょっと散らかした) -- クラエ 2012-10-18 (木) 21:08:32
      • それ一般的には空き巣っていう立派な犯罪行為だから今度からやらないようにね。嫁入り前の娘さんが前科持ちになったら困るでしょ
        (ソーセージと野菜を炒めたもの、スープ、パンと簡単な食事を作り終えてちゃぶ台に運び)頂きます。待たせるって言われてもそもそも約束とかした覚えないからね、勝手に待ってただけだからね。そこのところ踏まえようね、逆切れだからそれ -- ヴァント 2012-10-18 (木) 21:15:35
      • キレてないっすよ、僕をキレさせたら大したモンっすよ。いっただっきまーす(もぐもぐもぐ)
        そーいえば目はどーなんだい?だいじょーぶー? -- クラエ 2012-10-18 (木) 21:29:21
      • おかしいな…誰もクラエの分まで作ったからどうぞ、とは言ってないんだけどね…(実際にはクラエの分まで確りと用意してあるが)
        ん、あぁこれ。もうすっかりと慣れたよ。元々ぼかすような髪型にしてたから、それ程違和感も無いし。深視力こそ悪くなったけどその分は魔術でカバーしてるしね -- ヴァント 2012-10-18 (木) 21:31:31
      • おかしいな…ここには僕の分もあるようだけど……ふふふ、やさしいねぇ〜〜??(にこりと笑って)
        ふーん、魔術で視力補正かー、苦労しますなー……そいや大学院生なんだっけ〜? -- クラエ 2012-10-18 (木) 21:39:47
      • 出さなければ出さなかったで文句言うでしょクラエは。それを見越しただけで別に優しい訳じゃないと思うよ(やれやれ、と肩を竦めて見せ)
        視力補正というか…魔法使いは基本的に、常に自分の周囲には論理結界っていう咄嗟の時にすぐ対応する為の障壁を張ってるんだけど。それに+してレーダーみたいな機能をつけてるだけだよ。脳に直接相手との距離感が入ってくるんだ
        ちょっと手間がかかるけど、便利なんだよこれ。(こくり、頷いて)いろんな研究室に赴いて…どっちかといと実験助手みたいな事をやってる事が多いかな。特にコレ、っていう目標が無いからね今の僕には -- ヴァント 2012-10-18 (木) 21:49:34
      • ほー、基本的だったのか……知らんかった〜…しかし10年ぐらい前は近所のジャリボーイって感じだったのにねー??
        もしかしてあなたは本当にばばんと君ですか?弟のヴィント君ではありませんか?? -- クラエ 2012-10-18 (木) 21:56:10
      • ジャリ扱いされる程には荒れ狂ってた覚えはないんだけどなぁ、兄貴分だったって言ってほしいね僕としては。
        まぁ、そもそもばばんと君という存在では無いからもしかしたらクラエは違う人と勘違いしているという可能性は否定出来ないけど。弟妹産まれたけどそんな名前でもないし。人は変わるものなんだよ、クラエ -- ヴァント 2012-10-18 (木) 22:00:52
      • えー、そだったけー?ジャリボーイって感じだった気がするが、はて…記憶違いかな(※曖昧な記憶で物を言いますが無害です)
        あ、そういえば兄弟が増えたんだっけ??それで追い出されたと…あれ?今何歳だっけ君…… -- クラエ 2012-10-18 (木) 22:05:16
      • 誰彼かまわず噛み付いてくような荒くれで無かったのは確かだよ。相手は選んだし、身内だと思ってる相手はちゃんと世話してたって。
        うん、追い出された訳じゃなくて自分から出たってところ以外は概ね合ってる。双子でね、男の子と女の子。もう両親デレッデレでさ…
        え、あぁ。もう21。二十歳過ぎると時間経つのが早くなるって言うけど、あれ本当だね…もう一歳としくっちゃったんだなぁ… -- ヴァント 2012-10-18 (木) 22:15:39
      • 歳の離れた兄というよりもうおじさんだよね ………ずずず(言ってからスープを飲んで) -- クラエ 2012-10-18 (木) 22:18:10
      • (スープを飲んでいる最中にソーセージに塗ろうかと思っていたマスタードをたっぷりと投入してあげる)
        自分の立場になって考えようねクラエ。この歳で叔父さん呼ばわりは相当つらいからね -- ヴァント 2012-10-18 (木) 22:30:37
      • ブボッホッッ!?!(マスタードがあんまり好きじゃないのでめっちゃ咽る。飛び散る汁)
        ……んだよ〜、僕の両親はそんなにイチャイチャしてないからこれ以上兄弟とかできませんから、そもそももう妹いますしそんな立場にはもう立てませぬなー、ほっほっほ(口元を拭きながら) -- クラエ 2012-10-18 (木) 22:33:49
      • (自分の前に飛んできたのはしっかり障壁でガードする、ついでに飛び散ったものも接地する前に炎で蒸発させる)
        甘い、考えが甘いよステラ…僕らの年頃を考えてみよう、そして周囲の若干春めいた雰囲気を省みてみよう…
        …幼馴染の皆に、子供が出来たら…クラエもその子どもからおばさん扱い、されることになるんだよ…? -- ヴァント 2012-10-18 (木) 22:43:02
      • 大丈夫、その時はお姉さんって呼ばせるから、…呼ばせます!
        ところで、僕の胸を見てスウィートなステラを彷彿とさせたのかい…??どこ見てんのよエッチ!(マスタードたっぷりスープをヴァントのスープに混ぜ込んで) -- クラエ 2012-10-18 (木) 22:48:17
      • たまに人の名前を間違えるんです、本当に無意識なんです、あぁ、なんか頭がぼんやりしちゃったんだな…って生温かい目で見てあげて下さいこの間ロキに思い切り泣かれたりしましたネロと間違えて本当にごめんなさい(天の声のような響きで)
        どうかな…跳ねっ返りの、それこそジャリボーイがいたら逆におばさんおばさんってからかわれると思うけどねそれ
        (ヴルストにはたっぷりのマスタードを付ける派、動じずスープを啜る) -- ヴァント 2012-10-18 (木) 22:51:47
      • ぐぬぬ、マスタードを何故そんなに普通に食べられるのか…いいもんいいもん、今度ステラに会ったら言ってやろー、くっくっく(にやにやと怪しげな笑み)
        まあ、おばさんおばさんってからかうような子がいましたら、ふふふ??ジャリボーイから爽やか美少年ぐらいには変えてあげてもよくってよー?(ソーセージをもしゃりと平らげて)
        ふー、ごっそさーん。シンプルな食事はいいもんだね、今度は僕が何かおごってあげよう。ふぁぁ〜…さてと、食休みっと(そこらへんにころりと寝転がって…寝た) -- クラエ 2012-10-18 (木) 22:57:47
      • 別にそういう話じゃないからね…ステラの事を思う余りについ口に出したとかそういうのでは断じて、無いから。だったらなんでって言われると…そうだね、三文字だから…脳がうっかりしちゃった…のかな…
        逆光源氏するつもりなんだ…でも割りとクラエにはそういうのが似合いそうな気もするからなんとも言えない。底知れない圧力感じる事がちょくちょく、あるし。
        …いや帰れよ。僕の寝床がなくなるから帰れよ。…あ、もう聞いてない、めっちゃ熟睡してる。…四畳半なんだけど、ここ。 -- ヴァント 2012-10-18 (木) 23:07:37
      • (30分後に起きて)ふあー、地面かたーい、家帰ってベッドで寝るさー……んじゃねー -- クラエ 2012-10-18 (木) 23:09:56
      • 自由過ぎる…(いつまで経っても変わらない幼馴染の姿に呆れたような苦笑を浮かべて、見送った。) -- ヴァント 2012-10-18 (木) 23:15:35
  • …お前マジで引っ越したんだな?おら、引っ越し祝いだ(ほれ、とそれなりの酒のボトルを投げ渡す) -- フォルト 2012-10-15 (月) 22:09:55
    • うちは狭いからね、家族が増えるんだったら部屋を一つ空けた方がいいかと思って。もう十分、独り立ち出来る程度には貯金もある事だし、いい機会かなってね
      (ボトルを投げるな!?と慌てて受け取りつつも、苦笑してコップを2つ、つまみも用意してちゃぶ台に並べ) -- ヴァント 2012-10-15 (月) 22:14:27
      • …へ?家族増えるってどういうことだよ。ちょ、初耳なんだけど(心底意外そうな顔。本気で知らなかったらしい)
        いや、俺はてっきり修行のためにこんなボロいとこ住んでんのかと… -- フォルト 2012-10-15 (月) 22:24:45
      • あれ、言ってなかったっけ。今母さん、妊娠8ヶ月目くらいなんだ、弟か妹かは分からないけどね。家事とかパン屋の手伝いしにちょくちょく家には戻ってるんだけどさ
        (2つのグラスそれぞれに酒を注ぎつつ)まさか、僕は武術家じゃないんだからむしろ修行の為だったらもっといいところに住むよ。環境がいい方が頭は使いやすいし、単にここは…知り合いも結構住んでるし、あとな成り行きで決まっちゃったというか流されたというか…そんな感じで。 -- ヴァント 2012-10-15 (月) 22:37:55
      • ぅえっ!?ちょ、マジかよおい!全然知らなかったんだけど……いやちょうどお前といがみ合ってた時期だし無理もねぇのかもしんねぇけどビビッたわ
        (へー、とかはー、とか感心したような声を出しながら)ソラとかルシードも部屋借りてんだろ?ソラなんかこないだ尋ねたらずぶ濡れになりながら死んだ目になってたけど…そこまでして住むようなトコかなここ
        (流された、との言葉にあー、と声をだし)はは、お前らしいじゃん。…いや、今のお前らしい…っつーべきか? -- フォルト 2012-10-15 (月) 22:42:55
      • 僕も聞かされた時は驚いたねえ…確かに母さん、まだ若いんだけどさ。今まで兄弟いないのが不思議なくらいではあったんだけどさ
        そうそう、他にはミューレットとか。ルシードはどうも、倉庫代わりにしてるだけらしいけどね。確かに暮らすのには多少不便あるところなんだけど、家賃たったの1Gだから…取り敢えず一人暮らしの第一歩としてはそれだけでも十分かなって…
        (ぴく、と眉を動かして)…今のって、どういうこと?僕、そんなに流されやすそうに見えるかな… -- ヴァント 2012-10-15 (月) 22:55:48
      • 確かにお前の母ちゃん若ぇよ?めっちゃ美人だと思うよ?そんでもこの歳でだろ…?元気だなぁ…(どこか遠い目)
        倉庫代わりにするぐらいがちょうどいいんだろうなここ。住むとなると…なぁ…?そのうち出てくつもりではあるんだろ?
        あぁ、見える。流されやすいっつーか…押しに弱くなったような気はするな。自分の意思はしっかり持ってんだけどよ、それを押し通すことしなくなったよなお前
        (ずばりと率直な意見を言ってのける。昔馴染みだからこその遠慮の無さ。思慮のない発言ともいえるが) -- フォルト 2012-10-15 (月) 23:08:28
      • …まぁ、家にいるものとしてはある意味当然の帰結かな、とは思うんだけどね。ラブラブだし、息子の前でも構わずキスとかするし。思春期だった頃はなんかね、うん…勉強に集中してたとはいえね、うん…(凄く遠い目)
        というか、あと一年ちょっとで取り壊しになるらしいからこの建物。その後は宿手配してくれるとかどうとか。まぁ、早めに物件は探すつもりでいるよ、安いマンションでも見つかればいっそ買っちゃいたいんだけどね
        (相変わらず真っ直ぐと言葉を突き刺してくる、と苦笑を浮かべ)…そうかもね、僕自身にも多少自覚はあったけど…周りに合わせておく方が、波風立てずに済む…なんて風に考えてる節はあるし -- ヴァント 2012-10-15 (月) 23:18:30
      • いやー…まぁ複雑な気分になるってのは想像出来るな。でもまぁ、そういうのが見られるってのも俺からすりゃ羨ましいぜ?
        (贅沢な悩みだな、と付け加え笑い)あれ、そうなのかよ。1年でつぶれるって…ソラとかどうすんだろな。…っつか買うって。お前そんな金持ってんの!?
        だろ?…俺はそこが気に入らなかった。んでもよ、こないだ喧嘩してさ。お前も根っこは変わってねぇって分かったし今は気になんねー
        大人になった、ってことじゃねぇの?俺と違ってさ(笑い、グラスを飲み干して) -- フォルト 2012-10-15 (月) 23:39:48
      • あー…ごめん、短慮だった。(父親がいないということを、完全に失念していた。笑うフォルトを、やはり、強い…と感じ)
        …まぁ、僕も、本当の両親はいないみたいだけど…ね。(そう漏らした)
        安い、って言ったでしょ。ローンだよローン。流石にそこまで貯めこんじゃいないよ特許持ってる訳じゃあるまいし。どうせなら借りるよりは買った方が長期的に見ればいいって思ってるだけで
        …そっか。フォルトがそう思ってるなら、多分まだ…大丈夫かな。…しかし自分でもそう言ってきたものの、最近大人になるってのもどうかなって思い始めたよ
        …というか、彼女もいないのに大人気取りというのも…なんか…(ちゃぶ台上で腕を組み、顔を伏せる) -- ヴァント 2012-10-16 (火) 00:03:22
      • …気にすんなよ。お前が気にしたところで父さんが帰ってくるわけでもねぇ。だったら特に気にしてもらう必要もねぇさ
        (変わらぬ様子でなおも小さく笑い、新たにグラスに酒を注ぎ)……おい、ちょっと待てよ。そいつも初耳だぞ…?(何か聞き捨てならない言葉を聞いてしまった。真剣な表情になり)
        ……おいおいおいヴァントォ、んなこと言ったら俺らのダチ全員ガキってことになっちまうぞぉ?
        大事なのは彼女じゃねぇ、ハートだよハート(どん、と自信満々に自分の胸を叩く童貞) -- フォルト 2012-10-16 (火) 00:19:54
      • それでも、謝っとくのが友達でも…デリカしーってやつだよ。フォルトもその辺り覚えといた方が役に立つと思うけど?(気にされすぎても悪い、軽口で空気を変えて)
        そりゃ、僕も驚いたもの(先程の家族が増える、と変わらぬトーンで)今は元気だけど…母さん、昔は子供を産めるような身体じゃなかったらしくて。捨て子、だったらしいよ。
        …どうかな、アルは多分…(レニとくっついたらしい、と耳打ちし)…あとロイ辺りも結構遊んでそうだしなぁ。
        (肩に手をかける)…十代だから言える。二十代になると、焦燥感が…結構…(グラスを一気に煽るのだった) -- ヴァント 2012-10-16 (火) 00:28:49
      • ふーん…(と、声を漏らすことしか出来ない。ヴァントの言うとおり、デリカシーの無い自分には言葉が思いつかなかった)
        まぁその、なんだ。でもよ、お前にとっちゃいまの両親以外に知らねぇんだろ?…だったらそれでいいじゃん
        …は?え、ちょ、マジで?レ二と…アルが?(硬直)……おいおいマジかよ、ちょ、本気でビビッた
        あぁ…そういやお前そんな歳だっけ?…んじゃあれだ。娼館とか言ってさ、気分だけでも大人ーみたいな。…ダメ? -- フォルト 2012-10-16 (火) 00:35:55
      • うん、まぁ僕もそう思ってる。今まで不自由なく育ててくれた恩もあるし、愛情だってあるから関係は変わらないけどさ。
        でも…これから、本当の子供が産まれて…関係が壊れちゃうかもしれないって思うと、ちょっと怖くて。それに、僕がいたら気を使うだろうからね。…家を出た本当の理由、これ。
        前からちょっと怪しいかなぁ…って思ってたんだけどね、レニ。アルの前だと乙女度高かったし。まぁでも…まさかだよねえ…
        それ逆に聞くけど、フォルト自分がそういう焦燥感に駆られ始めたとして、娼館行こう…って思う? -- ヴァント 2012-10-16 (火) 00:48:10
      • ……そういうことか。気持ちはまぁ…理解は出来る。俺も多分そうするだろうしな(と、難しい顔でグラスを煽り)
        まぁアレだ。一人暮らししてもよ、同じ街に居るんだ。顔ぐらいは見せてやれよな。…多分、お前の両親もさ。息子の顔見られないってのはさみしいだろうしな
        いやまぁ…アルにけしかけはしたけどよぉ。まさかマジでくっつくとは思ってなかったわ…いやびっくり(今度からかいに行こう、と決意する)
        あぁ…うん、ぜってぇ行かねぇわ。ごめん俺が悪かった…(沈痛な面持ち)…んじゃ聞くけどよ、今んとこ気になる奴とかいねーの? -- フォルト 2012-10-16 (火) 01:00:33
      • いや、だからまだ産まれてないし家事の手伝いとか行ってるって。パン屋の手伝いもまだしばらくは続けないといけないだろうし
        …弟か妹に知らないお兄ちゃん扱いされたら嫌だしね。そこは、勿論(薄く笑って頷いて見せた)
        なんか、そういうのって…想像してなかったよね。僕等が知らないだけでもしかしたら他にもいるのかもしれないよ?
        …分かってくれて、嬉しいよ。(おつまみのナッツぽりぽり)あー…うん、そう言われると困る、というか、そういう意識がある相手っていうのはいないんだけど…
        放っておけない、とか、ただ幼馴染っていうよりは仲良いかなって思うくらいの相手はいるよ、そりゃ。 -- ヴァント 2012-10-16 (火) 01:08:50
      • …おう。そんぐらい言えるんならとりあえずは心配ねぇかな。悪ぃ、変な気ぃ遣っちまったわ
        (今更そういう仲でもねぇのにな、と笑いながらヴァントのグラスに酒を注ぎ)
        …だとしたら…何かこう、ショックだなー。置いてかれてるっつーの?そういう感覚。…なんだかなぁ…(と、天井を仰ぎ)
        ―はぁ!?お、おいマジかよ!俺ぁ冗談のつもりだったんだが(続くヴァントの言葉にガバッと体制を戻し)……へーぇ、なるほどねー…ヴァントがねぇ…なぁおい、誰だよ相手。教えろよ -- フォルト 2012-10-16 (火) 01:13:55
      • (隠し事の必要のない関係、気楽なものだ)…そういえば後学の為に聞いときたいんだけど、妹ってどういう………あ、ごめん君んとこの妹かなり特殊な生態だったわ…(目をそらす)
        さっきの話じゃないけど、皆もう子供じゃあ無いからね…少なからず、変わってくるんだよ。僕達の関係も…さ。(そうは言っても、似た感覚を抱いているようで軽くため息をつく)
        …いや、だからそこまで意識してるって理由じゃないからね。男女の関係になりたいとか思ってる訳じゃないし。
        かつそういう相手割りと複数いるし。相手って言える程のものじゃないからね。(極めて冷静な受け流しスタイル) -- ヴァント 2012-10-16 (火) 01:24:46
      • てめぇ人の妹を特殊生命体みたいな言い方すんじゃねぇよ!!ごく普通の可愛い可愛い妹だろうが!(シスコン)
        …かも、しんねぇなぁ。変わってねぇとは自分で思ってるつもりだが…俺も変わってたりすんのかなー
        …チッ(露骨な舌打ち)んだよー面白くねぇなー。…まぁいいや。何か進展あったら教えろよな!
        ンじゃ、俺はこの辺で。また酒でも持って遊びに来るわ。またなー -- フォルト 2012-10-16 (火) 01:37:45
      • シスコンって怖いな…あの妹にしてこの兄ありって感じするな…こんななのに何故一線は越えてないのか不思議に思うくらいだな…
        …フォルトもだいぶ変わったと思うよ。前より、ずっと強くなったし。…精神的にはまだまだ未熟者っぽいけど(くすっと笑い)
        まぁ、その進展があるかどうかっていう話だけど。そんな雰囲気になったら…教えるかもしれないし、秘密にするかもしれないね
        ん、引越し祝いありがとね。美味しいお酒だったよ、今度はこれに合うようなおつまみでも作ることにしようかな。またね、フォルト -- 2012-10-16 (火) 01:44:04
  • 余った一行を流しつつー、新しい入居者さんにご挨拶ですよー
    8号室のー、マリーと申しますー。よろしくお願いしますねー -- マリー? 2012-10-14 (日) 21:41:59
    • あぁ、これはわざわざご丁寧にどうも。見ての通り六号のヴァントです、あと一年少しくらいですけどよろしくおねがいしますね
      …なんだかいかにも魔女って風貌してますけど。魔女なんですか?僕も、一応魔導師の端くれなんですけど -- ヴァント 2012-10-15 (月) 21:31:35
      • はいー、魔法使いですよー。あらー、それじゃあ魔法使い同士ですねー?(にこー) -- マリー? 2012-10-15 (月) 22:56:09
      • 僕も魔導師と言ってもまだ見習いもいいところなんで、ご教授してもらえたら有り難いです。
        …とはいえ、まだ院生って学生の身分なんですけど。 -- ヴァント 2012-10-16 (火) 00:04:59
      • 特別な魔術とかは私にも無理ですけどー、一般的な魔法使いの技術でしたら色々とー。
        院生さん…ということはー、ひょっとしてもう成人してますー?もう少し若く見えましたけどー -- マリー? 2012-10-16 (火) 00:10:34
      • 助かります、そっち方面は割りと疎い方なので…特に、攻撃系以外の魔法が弱いので
        (頷き、苦笑して)割りと童顔な方なんで…雰囲気は若く無いって言われるんですけどね。これでも一応、二十歳ですよ。 -- ヴァント 2012-10-16 (火) 00:15:56
      • はいー(にこー) 私もどちらかというとー、攻撃魔法の方が得意ではあるんですがー
        わー、それじゃあ今度一緒に飲みませんかー?お酒も魔法の大事な道具ですしー、慣れるといいですよー -- マリー? 2012-10-16 (火) 00:18:25
      • …なんだかそれ、意外ですね。凄くのんびりしてるように見えるんで、治癒だとか補助…さもなければ製造系の魔法の使い手かと。
        あ、はい。是非。僕もこれは(グラスを傾けるジェスチャー)はかなり好きな方なんで。友達がやってるバーで良く飲んでるんですよ。…ここだけの話、未成年からですけど -- ヴァント 2012-10-16 (火) 00:24:50
      • 魔法は火力ですよー?(にこー) ちなみに属性は雷ですー
        うふふー、ヴァントさんもワルですねー。でもー、バレなきゃ問題ないのですー -- マリー? 2012-10-16 (火) 00:28:17
      • (なんだか妙な底知れない威圧感を感じた)…まぁ確かにそうなんですけども。雷ですか…応用したい技術は結構、あるんですよね。ちなみに、僕は火です
        案外…そういうところ緩いんですね。(意外な感覚だらけの魔女だ…とか思っている) -- ヴァント 2012-10-16 (火) 00:44:35
      • 下手に応用するよりもー、大出力で押し切るほうが色々とすっきりするのですよー。火もいいですねー、ストレートに火力でー
        まぁー、魔法に決まった規律はありませんからー。ゆるゆるですよー?…いやらしい意味ではありませんよー?(くびをかしげる)
        それではー、こんごともよろしくですねー -- マリー? 2012-10-16 (火) 00:47:50
      • パワーだけで押しきれる相手だったらいいんですけどね…僕のライバル…みたいな子達、それだけじゃあんま通用しないんで。色々と考えないといけないんですよ…
        いや、僕もいやらしい意味で言った訳じゃないので分かってます、断らなくていいです。はい。
        あ、はい、わざわざありがとうございましたマリーさん。短い間かもしれないですけど、よろしくお願いします(頭を下げて、見送った) -- ヴァント 2012-10-16 (火) 01:05:21
  • 引越しもしたので
  • お掃除しようと思います
  • 一行余りましたけども
  • もし冷たい炎とか出せたら夏場でも重宝しそうだよね(差し入れにアイスキャンデーを持ってきつつ) -- アニタ 2012-10-14 (日) 00:32:38
    • 湿気払いくらいのことは出来るけどね…流石に零度以下の炎っていうのは無理があるかな…
      …(とか言いながら、受け取ったアイスキャンディを口に含みつつ考える)…周囲の熱を奪う、っていう考え方ならいけるかも…? -- ヴァント 2012-10-14 (日) 00:41:20
      • それは湿気を蒸発させてるの? うーん、いい案だと思ったんだけどな。低温やけどなんていうのもあるしさ
        うん? 熱を奪う、って……どんな炎かイマイチ想像しづらいかも -- アニタ 2012-10-14 (日) 00:44:29
      • そうそう。物理的にだから気温は上昇するからあんまり意味無いんだけどね。カラっとはするよ、カラっとは。
        んーと…僕は炎であれば、人が出した炎でもある程度の制御が可能なんだ、それを僕は「食らう」って表現してるんだけど。その応用?
        元素魔法の理論的にいうと、熱っていうのは火属性の力だから…それを…(ぶつぶつと呟く、頭の中で整理してるらしい) -- ヴァント 2012-10-14 (日) 00:58:32
      • 汗かいちゃうね……洗濯物とかを雨の日に干すのに便利かも
        ……待って。つまりそれって、人の熱を奪って冷たくさせることが出来るってことだよね。それって……かなりヤバくない? 極めたら人殺せちゃうよそれ -- アニタ 2012-10-14 (日) 01:01:00
      • 実際、梅雨時は家干ししてる洗濯物を良く頼まれるんだけどね母さんに。あと店の湿気払いとかも
        (ぽかんとした顔、そしてあぁ…と頷いて)なるほど、そういう使い方も出来るって事か。今は完全に、気温について考えてたからそこには及ばなかった
        …でも人の熱を奪う、っていうのはちょっとむずかしいかもしれないね。人体に流れてる魔力の流れはその相手の支配力が高いから、そこに作用するのはよっぽど力量差が無ければ出来ない事だし
        ただ…(手先から炎を生む、そして…目を閉じ、集中。…すると、心なしか周囲から暑気が消えてきたかのように思える)…空気中の魔力に作用するなら、なんとかなる…みたいだねこれ -- ヴァント 2012-10-14 (日) 01:04:42
      • 湿気はパンを腐らせるから、確かにパン屋向きの能力かもね。あと頑張ればいつでも焼きたての美味しさを食べることが出来るかも?
        体温を奪うことができるなら、相当な武器になるけど……やっぱりそうもイカないか。そんな簡単にできたら誰もがやってるだろうしね
        ……すごい、若干涼しくなった気がする。気温を変えられるということは、間接的に人の熱も奪えるかもね。その人の周囲の気温をどんどん奪って…… -- アニタ 2012-10-14 (日) 01:09:57
      • 永続的にそれが続くように作用するのはちょっと厳しいかな…僕が扱うんのはあくまで火であって、空気じゃないし。風属性の適性もある以上程度あったら合わせ技でなんとかなったかもだけど
        うん…イメージだけでやったから正直実感がないんだけど、出来てるね…もうちょっと明確に頭の中で整理して、イメージが上手くいくようになったらもっと応用が聞くかもしれない
        (そう言う間に室内の気温は初冬くらいの、少し肌寒い程にまで下がっていた)…っとと、やりすぎた。…コントロールが難しいかな、範囲を広げるのも縮めるのも気を使いそうだし…精々エアコン扱いくらいが関の山かも -- ヴァント 2012-10-14 (日) 01:18:34
      • 永続ともなると魔力の消費も凄そうだしね……エンチャント的なことが出来ればいいけど
        つくづくヴァントの魔法って便利だよね、属性があってれば感覚的に作り出せるんだもの。魔法というよりむしろパイロキネシスに近いんじゃないかとすら思えてきたよ
        寒っ……薄着だからこれはちょっときつい……そっかぁ、残念……しかも燃費も良くなさそうだなあ。結構便利な力だとは思うんだけど -- アニタ 2012-10-14 (日) 01:29:42
      • 付与は性質的にちょっと厳しそうかな…僕は影響を与える魔法の方が得意だからさ。簡単に言うと、補助魔法よりも直接攻撃の魔法が得意、っていう感じなんだけど
        実は僕も最近それは思ってる所…進めば進むほど、通常の魔術とは違う応用法になっていくし。…まぁ、僕は魔術師じゃなくて、魔導師だから見えない道を切り開かなきゃいけないんだけどね
        今は密閉空間だからなんとかなってるけど…これを公園なんかでやろうと思ったらかなり割を食うだろうねえ。ただ、良いヒントにはなったよ、ありがとアニタ -- ヴァント 2012-10-14 (日) 01:35:37
      • まあそうだよね、付与なんて感覚ではできそうにないし
        呪文とかも唱えないしねー、念じて出す様は超能力のそれとかなり似てると思う。まあ、何であれやることは変わらないんだけどさ
        いえいえ、僕としてもライバルが成長するのは喜ばしい限りで。それじゃ、帰ろっかな。アイスもなくなっちゃったし(チャオ、とその場を離れた) -- アニタ 2012-10-14 (日) 01:47:26
      • 大体身体の一部、っていう感覚でやってるから…それをイメージしようってなると、自分の身体を分け与えるみたいなことになるからねえ。それは想像でどうにかならないよ流石に
        魔術使うときは流石に詠唱とかもあるんだけどね、それでも一応魔力の消費はあるから、魔法って分類なんだけどさ
        ライバル扱いされてる内が華だと思っとくことにするよ。おみやげありがと、またねアニタ(見送った矢先から、既に今掴みかけた感覚の練習に没頭するのであった) -- ヴァント 2012-10-14 (日) 02:11:46
  • バゲットとコッペパンをこれで買えるだけ、お願いヴァント兄
    (金貨10枚ほど入った巾着袋を差し出すすだれ) -- 2012-10-13 (土) 01:11:53
    • そんなに…?これだけあったら結構な量を用意出来るけど、うちのパンってそんなに保存効く方じゃないよ切…?
      食事として買うんだったら、一気にじゃなくって少しずつ買ってくのをお勧めするけど…(一応、準備は行うが疑問符を浮かべている) -- ヴァント 2012-10-13 (土) 01:14:02
      • ……えっ、そんなに……は、困るかも
        一度、食べきれないぐらい買ってみたいなって思ってたけど……やっぱり、勿体無いよね -- 2012-10-13 (土) 01:15:49
      • …というか、コッペパンとバゲットじゃ一杯買って食べたとしてもすぐ飽きちゃうんじゃないかな…喉すっごい乾くし
        あ、そうだちょっと待ってて(巾着を返して、飲食用の席へ促す。暫くすれば焼きたてのブルケッタとカフェオレを持って戻ってきて)
        こないだのお年玉は結局僕等の為に使ってくれたしね、これサービスにしとくから食べてって。 -- ヴァント 2012-10-13 (土) 01:21:32
      • 他のパン、知らないから……
        ……?(言われるままに座ると、間を置かず来たパンに)
        おいしそう……いいの? ほんとに……? -- 2012-10-13 (土) 01:24:35
      • (家が貧しいという事は知っているが他のパンを知らないレベル、という事には少し驚いて)
        いいよいいよ、昼ごはん用に仕込んでた具材ちょっと多めだったっていうのもあるしね。
        (オリーブオイル漬けのトマトの乗った香ばしいブルケッタ、それに追加してこれも、とメロンパンも持ってきた)女の子には一番人気のパンだよ -- ヴァント 2012-10-13 (土) 01:29:36
      • あ。でもドーナツは食べたことあるよ。前にお父さんが博打に勝った時に、買ってきてくれた
        (お腹がぐぅ、と鳴った。赤面しながらもいただきます、と礼をして)
        美味しい……お家でも出来そうだね
        (またたく間にブルケッタを平らげ、メロンパンを一口)甘い……わぁ…… -- 2012-10-13 (土) 01:37:24
      • (良い噂は聞かない切の父親の事、そういった面もあるのかと少し意外に感じた)
        バゲットを切って焼いて、具材載せるだけのお手軽料理だからね。おつまみなんかに丁度いいんだ、これ。
        (初めてメロンパンを食べたような反応にくすっと笑い)菓子パンの王様みたいなものだからねえ、メロンパンは。うちにも結構ファンがいるんだ、それ。 -- ヴァント 2012-10-13 (土) 01:43:44
      • おつまみ。……そっか。ちょっと頑張ってみる
        (酒が絡むと妙なやる気を出す欠食女子であった)
        王様なんだ。……でも、うん。わかる。美味しいもん
        ……すごいね、ヴァント兄。 -- 2012-10-13 (土) 01:49:39
      • ………あれ、切もお酒、飲めるんだっけ…?それとも、お父さん…に?(多少、名前を出すのに躊躇した様子で)
        他にも色々と菓子パンはあるし…そのお小遣い、使う気になったら色々とためしてみるといいよ。僕が店番だったら少しくらいサービスするしね
        (軽く首を傾げ)…いきなりどうしたんだい切、別に僕は凄いなんて事はないけど… -- ヴァント 2012-10-13 (土) 01:56:53
      • 両方かな……? お酒は好きだよ?
        (大体は安酒しか手が出ないのであるが)
        うん。美味しそうなのも買ってみる。いきなり沢山だと名前覚えられないし
        (カフェオレで口を潤して、ほ、と息を吐き)
        何か、食べるものとか、サービスとか……そういうお仕事を出来る人はすごいなって、思う -- 2012-10-13 (土) 02:05:48
      • なんとなく、意外。僕も切くらいの時には多少飲んではいたけど…美味しいって思うより、気分的なもので飲んでたからなぁ…
        (他にオススメは…と幾つかのパンを教える、覚えられる程度に)うちで女の子に人気があるのはそんな感じかな
        …いや、まぁ、僕は専業パン屋っていう訳じゃなくて手伝いなんだけどね。継ぐ訳でもないし。こういうのも全部、慣れだよ慣れ。
        世間的に見たら冒険者の方がよっぽど凄い、というか…危険な仕事だしね。 -- ヴァント 2012-10-13 (土) 02:21:02
      • フォルト兄の所とか、凄いよね。いつも一番安いの飲んでるけど、お酒ってあんなに種類あるんだって思った
        (危険な仕事、と言う言葉に、少し身を竦ませた。前髪で隠れた表情は分からないが)
        ……そう、だね。帰って来られない人だって、いるもん…… -- 2012-10-13 (土) 02:30:12
      • バーだからねえ…一口にお酒と言っても、カクテルみたいに種類がたくさんあるのもあれば…同じ種類のお酒でもものが違えば味が全然違うのもあるし
        あれは多分パン屋よりもよっぽど覚えるのが大変だと思うよ。かくいう僕も常連だけどさ
        (肩を軽くぽんぽんと叩く)そんなに肩を強張らせない、そういう事を意識し過ぎると出来る事もできなくなるよ。 -- ヴァント 2012-10-13 (土) 02:41:01
      • んー……最近は酔えたらいいかな、って思ってるけど
        (肩を叩かれ、見上げる)でも、チサ姉は帰って来なかった。居なくなっちゃったんだよ、ヴァント兄…… -- 2012-10-13 (土) 02:48:36
      • (名前を聞けば、表情を翳らせる。その他にも、何人も、帰って来なかった友人は、いる。)…それは、確かにそうだけど。
        そう、ならない為にも。僕達は生きる為の努力をしなくちゃ。何時までも悲しんでたって、喜んではくれないだろうしね
        彼女達の為にも…なんて言えないけどさ、それで萎縮してたら、それこそ命が幾つあっても足りないし、ね -- ヴァント 2012-10-13 (土) 03:01:54
      • わかってる。死にたくないし、お金稼がなきゃだし
        (でも、と続け)……どうして、誰かが居なくなったりするのかな
        (あまりに子供じみた問いかけであった。問いかけにすらなっていない、冒険者としては認識不足と笑われても仕方のない言葉であった)
        ……ん、ごめんね、ヴァント兄。やっぱり、パン、バゲットとコッペパンだけでいい……
        (喫茶席から立ち、先程の言葉を思い出したのか金貨三枚を差し出して) -- 2012-10-13 (土) 03:07:57
      • …生きてる以上、誰にだって死は必ず訪れる。生きてたって、二度と会うことがなくなる事だってあるんだよ、切
        折り合いを、つけていくしか無い。そう、口で言うのは簡単な事なんだけどね
        (大人としての、模範的な解答。それ以外にかけられる言葉を見つける事が出来なかった)
        …ん、分かったよ。次、来た時には他のも試してくれると嬉しい、かな。(それ以上の言葉をかける事が出来なかった)
        (大人らしく、そう振舞っているつもりでもまだまだ、浅い。そう、軽い自己嫌悪を抱きながら)
        (注文通りに紙袋にパンを詰めて…切に分からぬよう、メロンパンを一つ、入れて置くくらいの事しか出来なかった) -- ヴァント 2012-10-13 (土) 03:20:16
  • サンドイッチ…コンプリート…!(プレート一杯にサンドイッチを並べて会計を頼む空腹昼飯) -- 2012-10-12 (金) 02:18:59
    • …いや止めはしないけど、サンドイッチオンリーでこれだけ頼む客ってのも珍しいよ律
      (ツナ、ポテトサラダ、タマゴ、ハム、BLT、カツ、野菜…種類豊富なサンドイッチを見て苦笑し) -- ヴァント 2012-10-13 (土) 01:09:25
  • 先月の今月で早速来たけど時間大丈夫かしら(改めて訪ねて来ながら) -- ステラ 2012-10-09 (火) 22:40:51
    • そう来るとは思ってなかった(ちらっとパン工房の奥を一瞥してからうなずき、鞄を肩に掛け立ち上がる)
      まぁでも大丈夫、いいよ。行こうかステラ。心の準備は万端だね?(//とかいいつつ中の奴が夜勤中なのでおおよそ文通になるかとー…) -- ヴァント 2012-10-11 (木) 10:19:40
      • 意外性は十分でしょう?ええ、準備はもう出来てるわ。(頷きながら)…というか心の準備を必要とするってどんな過酷な状況を想定しているのよ
        (それでも別に構わないけれどと言いながら)(//無理したら駄目よ、ゆっくり文通で構わないからー) -- ステラ 2012-10-11 (木) 23:27:13
      • 夢を叶えるかどうか、みたいな瀬戸際のようなところがああるし、心の準備も必要かと思ったけど。緊張は全然してないみたいだね
        (流石、と微笑むと先導し、ゴルロア学園へ向かう)

        (数十分後、この場に至るまでの時間に反してあっさりとヴァントの恩師との対面は実現する)
        (おかっぱのような髪型をした厳しさと優しさを兼ね備えた顔をした壮年の教師はステラの質問に快く答え、助言を与える) -- ヴァント 2012-10-13 (土) 01:07:19
      • 伊達にヴァントよりは長生きしてないわよ。それに…ゴールどころか、まだスタートラインに立ってすらいないのよ?
        (どこか不敵に笑って見せる様子はまだまだやんちゃ盛りだったころのものとさして変わらず)

        (学園に着き、ヴァントの恩師との対面を果たし様々な助言を受けたり質問をして答えて貰ったりとしていって、その最中の表情に曇りは一切無い) -- ステラ 2012-10-13 (土) 23:11:34
      • (そこに同席する必要があったのかは分からないが、取り敢えず同席し、お茶など飲みつつ二人の話を良く聞いていた)
        (恩師、ゴルドエイト先生はステラの熱意を感じ取ったのか自身の教育論、生徒達へ向ける自身の熱意なども雄弁に語り)
        (時には涙まで流しながら過去の経験等も語ってくれた。時間にすれば二時間にも満たなかったが、濃厚な時間だっただろう)
        (そうして現在、ゴル学内にあるカフェテラス。学生時代ヴァントのお気に入りであったというそこでお茶を飲み交わしつつ)
        …どうだった、って聞くまでもなさそうだけど。「熱い」先生だったでしょ? -- ヴァント 2012-10-13 (土) 23:33:48
      • (濃密と言ってもさほど過言ではない対話をして感謝の意を述べて、そうしてから移動しカフェテラスの席に腰掛けながら)
        …確かに熱かったわね、体感温度が3度くらい上がってるかと思ったわ。それ以上に良い先生だというのも分かったし…
        …あのゴルドエイト先生と同じ教育方針は私には少し荷が重いけど、でも私なりの教育のヒントっていうのかしら?だいぶ参考になったわ。(そう言いながら紅茶を飲んで一息) -- ステラ 2012-10-13 (土) 23:45:35
      • でしょ、引きあわせられてよかったよ。もうこの学校からは去るって話だから間に合って良かった。教育委員会の方に呼ばれてるらしくってね…
        (ティーセットに付いた小さなケーキを口に運んでくすりと微笑み)そんな事言って、僕が思ってる以上に興奮したんだろっていうのが良く分かったよ
        ステラもあんな真剣な顔出来るんだなって(からかうような口調)でも、ヒントでも見つかったなら紹介した甲斐があったってところかな -- ヴァント 2012-10-14 (日) 00:01:06
      • そうなの…あと少し遅かったらすれ違いになってたかもしれないのね。そういえば確かに、現場から離れるの名残惜しそうにしてたわ
        あら、分かった?そりゃあ中々教師の生の声って聞こうにも普通だと聞けないじゃない?
        何を言うかと思えば、私はいつだって真剣よ?(不敵に笑って見せて)ええ、本当に…おかげでだいぶ助かったわ。何かお礼でもしたいのだけれど…何か無いかしら? -- ステラ 2012-10-14 (日) 00:33:22
      • そりゃあ、そうだろうね。現場に飛び込みでもしない限りは。生徒だった立場からしてみても新鮮な話が聞けたと思ったくらいだし。そんな事考えてたんだなって
        (でもその表情は昔と変わらないんだな、と笑い)んん、別に僕はそんな。紹介しただけだしね、面白い話も聞けたから御礼なんていらないよ? -- ヴァント 2012-10-14 (日) 00:39:43
      • …離れてる間に色々とあったのよ。でも本当、他の人の考え方って自分の見えて無い部分とかが見えてきて本当ありがたい。それに私と違って現役教師だから余計私の見えない部分も見えてて助かるわ…
        まあまあ、せめてここの支払い位は任せて頂戴?…ところでヴァントは学園卒業したじゃない?その後は…家業継ぐ予定? -- ステラ 2012-10-14 (日) 00:50:49
      • なんだったらもう2〜3人話聞いてみるかい?暇そうにしてる教師捕まえてくる事くらいは出来るけど。一発目がゴルドエイト先生じゃ、物足りなく感じるかもしれないけどね
        (それじゃ、宜しくと領収書をステラの方に向けて)今は院生やってるよ。同時に先を見据えて色々と企業を探してみたりしてるけど…僕は専攻したのが元素魔法だからね
        なかなかいい仕事先も見つからなくって。取り敢えず、家業を継ぐ予定はないよ。…家はこれから産まれてくる弟か妹が継いでくれそうだしね -- ヴァント 2012-10-14 (日) 00:55:32
      • とりあえずの感覚は分かったし後は何とかしてみるわ、入ってから他の先生の話を聞いても遅くは…無いわよね?(領収書を受け取りながら)
        うーん…条件にもよりけりだけど、結構難しいところ選んだわね。っと、そうなの?…って今の話初耳なんだけど、とりあえず先におめでとうって言っておくわ。…でも何で継がないのかってのが不思議だったり。 -- ステラ 2012-10-14 (日) 01:10:54
      • 新人が入ってきたてで他の教師より気構えが確り出来ちゃってたら意地悪されるかもしれないしね、そのくらいが丁度いいかもしれないかな
        そりゃ、僕も最近知った話だし。今更兄弟が増えるなんて思ってもみなかったよ。ありがと、父さんと母さんもかなり喜んでるよ。
        …んー、最大の理由は折角魔導師として勉強して来た訳だからね、これを活かせる仕事がしたいって。これから先も、魔法に関わっていたいっていうのが理由
        あとは、ちょっとした心境の問題 -- ヴァント 2012-10-14 (日) 01:21:42
      • 新人いびりとか勘弁して欲しいわね…まあそうならない様にしておいて、でも実際…人間が出来てるっていうのかしら?私が言うと何だか違和感だけど…色々とあって性格とか落ち着くのって30過ぎてかららしいじゃない?
        それにしてもだいぶ歳の離れた兄弟になるわね…何にせよおめでたいことね。……なるほど、まあたった一度の人生だもの。やっぱりそうしてやりたい事を見つけるのって大事だし良い事だと思うわ。
        …心境? -- ステラ 2012-10-14 (日) 01:37:45
      • でも一応聖職者って呼ばれる職業な訳だから、そんなのは無いだろう…とは思うけど。…お兄さんを飛び越えお父さん飛び越えお爺ちゃんとまで呼ばれる僕の人間性は一体何処で何をしたのだろう。ステラもだいぶ落ち着いてはいるけども
        丁度二十歳差、兄弟っていうより親子でもおかしくないレベルだよね。んー…まぁ、家業を継ぐつもりでもないんだし、何時までも実家に居座るのはどうかって、ね。
        (はぐらかすような笑みを浮かべ) -- ヴァント 2012-10-14 (日) 02:04:35
      • そうね、見た限りではこの学園や私が通ってた学校ではそんな教員は見られないわね。…場所によってはどうなのか分からないけれど。…その辺は見る人の主観によるから、必ず客観的な意見とは限らないじゃない?…まあ色々と環境の変化でね?
        独り立ち…ね、まあそういう事にしておきましょうか。さてと…じゃあ私はそろそろ帰るわ。ヴァント…今日は付き合ってくれてありがと。じゃ、軽く最後に校内見学して帰るわね(カフェテリアの代金を支払い、そうして校内見学へと繰り出して行った)
        (//文通で長時間お付き合いいただき、本当にありがとう!) -- ステラ 2012-10-14 (日) 02:28:48
      • 学級崩壊とか学校崩壊なんて単語があるくらいだからねえ、あるところではあるのかも。汚職教師なんていうのも時たま新聞で見かけるし。
        (くすっと笑い)流石未来の名教師、フォローがしっかりとしてきたね?
        ん、まぁそんなところ。貯金もだいぶ溜まってきたことだし。いいよ、これくらいで友達の夢の手伝いになるなら軽いものだし。
        頑張ってね、ステラ。それじゃ、また。(ステラが去った後も、しばらくぶりの母校を少し散策してから帰っていった)
        (//こちらこそめっちゃ遅くなりまして申し訳ありませんでしたー、ありがとうございますでーす!) -- ヴァント 2012-10-14 (日) 02:38:49
  • おらー!てめーに習った手作りクッキーの時間だぞこのやろー!!(懐からチョコクッキーが入った箱をスッと取り出しヴァントに投げつけた)
    チョコクッキーの焼き加減が良くわかんなくてな、焦がさず奇跡的にできたのは1個しかなかった。ヴァントに習った通りにやったはずなのに(やってませんでした)
    だからその1個をママに渡して手作りクッキーのクローン作ってもらったんだぁ、すげーだろ!もちろんそれもクローンだ。ありがたく食え食えー(元気に走り去っていくちびっこ) -- イデ 2012-10-09 (火) 14:41:07
    • だからなんで皆投げるかな…せめて手で渡そう、食べるもの投げつけられたらげんなりするでしょ自分がやられたら…
      あー…チョコが入ると多少難易度上がるからねあれ。というか、そうするんであったら聞きに来てくれてよかったのに。いや、多分前日思いついた、とかそういうのなんだろうけどさ
      (箱を開けてみたら気味が悪いくらい同じ形がずらっと並んでいて)…最早正確には手作りじゃなくなってるけど、自分で作ろうって思ったのは成長だね、偉いよ。それと、ありがとうねイデ
      (…それにしても、とクッキーを見ながら思う。クローン技術なんてものがご家庭にほいほいとある訳がない、というところについて考えてた) -- ヴァント 2012-10-11 (木) 10:17:47
  • チョコーだなー…うんーチョコーだなー…?(ぺぃっと投げながら)
    (今年は自作する気はなかったようで老舗エクチュアで買ったチョコ ソラに似合わないほど可愛らしくラッピングされている)
    (お御籤付き、0:凶 1-3:小吉 4-6:中吉 7-9:大吉) -- 名簿/489034 2012-10-09 (火) 00:54:06
    • なんで疑問符を付けたのかいまいち良くわからないんだけど…?あと食べ物投げない、はしたないよソラ…(キャッチしつつ、ため息)
      (そしてラッピングを見た瞬間に悟った、あぁ、既成品だこれ。と。こんな手間のかかるラッピングをソラがする訳がない、と。) -- ヴァント 2012-10-09 (火) 01:08:10
      • (ついてた御神籤見て吹き出す)…流石僕のくじ運の悪さ、ここまで来ると何かの呪いの可能性を疑うね…(凶て、と乾いた笑いこぼす) -- ヴァント 2012-10-09 (火) 01:09:33
  • 来たわよー…って言っても今日は流石に案内頼めないわね、時間的に(とりあえずクロワッサン3つと注文しながら) -- ステラ 2012-10-09 (火) 00:49:04
    • なかなかタイミングが合わないねえ、まぁ向こうには話つけてあるし、時間がある時で大丈夫だよ。
      焦ったって仕方の無いことだしね、夢を叶える為っていうならじっくりと腰を据えた方がいいだろうし(苦笑しながら注文通りにパンを詰めていく) -- ヴァント 2012-10-09 (火) 01:07:02
      • じゃあ近いうちに、って言って十五年の月日が流れたら問題しかないから…まあ本当に早めに来るわ。
        あ、タイミング合わない間に色々時間かけて決心はしておいたわよ?ん、ありがとう。じゃあまたすぐ来るわね(代金を渡して帰っていく) -- ステラ 2012-10-09 (火) 01:31:50
      • そこまで待たせるつもりだったら流石に僕も…ヘタしたらこの町にいない可能性すらあるからねえ、僕も先生も、ステラも。ん、了解
        …何の!?何の決心したのかちょっと良くわからないけど…うん、心が決まったなら良かった、かな。おめでとう?でいいのこれ?
        (代金受け取り、見送る)…本当にパン買いにきただけだこれ! -- ヴァント 2012-10-09 (火) 01:35:49
  • こんにちはー今回はクリームパンを買いに来ましたー
    それと色々配るつもりで沢山用意したのでよろしければどうぞ(自家製オレンジピールにチョコが掛けてある) -- Aoi! 2012-10-08 (月) 23:47:31
    • あ、アオイちゃんいらっしゃい。また来てくれたって事はうちのパンはお気に召して貰えたってことかな、ありがとう(にこりと微笑み、クリームパンを詰めていく)
      女の子はこの時期大変だねえ…わざわざ僕にまでくれるとは。ありがたく頂戴するよ。…おぉ、手が込んでる…こういうの作れるんだ。 -- ヴァント 2012-10-08 (月) 23:55:34
      • ええとても美味しかったですよ メロンパンだけにして正解だったぐらいに(他にも買ってたら一度に食べて後悔したでしょうねと付け加えて)
        手間がかかってるようでそうでもないんですよ 失敗の修正できないパンとかお菓子より気軽に作れますし -- Aoi! 2012-10-08 (月) 23:59:17
      • あっはっは…そこまで気に入って貰えたならパン屋としては嬉しい限りだね、僕が焼いたって理由じゃあないけど。菓子パン以外も美味しいから、朝食用とかも必要があったら是非どうぞ
        (お菓子作り得意な方なので、大いに頷きながらも)いやぁ…僕の幼馴染達は大概、既成品持ってくる事がおおいから自家製ってだけで随分手間がかかってるように思えるよ。 -- ヴァント 2012-10-09 (火) 00:04:26
      • 残念ながら朝食は和食派なので…でもフランスパンはよかったですシチューと相性ばっちりでした
        そういうものなんでしょうかねー私にとっては趣味であるお料理の延長なので… -- Aoi! 2012-10-09 (火) 00:09:07
      • …和食派なんだ、あぁでも見た目はともかく名前は思いっきり和名だものね。…人種聞いても平気?(角を見ながら)
        …その嗜みを友人達に分けてあげてほしいね…自炊出来るけどしない、そもそも出来ない子が多すぎるんだよ本当… -- ヴァント 2012-10-09 (火) 00:15:24
      • と言われましても人間ですけれど?麒麟氏族イルダーナ流ルーグ家と言いますか…ホモサピエンス・バイケロスといえばいいのか迷いますけど人間ですよ
        私も週に半分ぐらいしか料理しないので何とも言えませんねぇ 疲れてるとついつい外食しちゃって… -- Aoi! 2012-10-09 (火) 00:22:49
      • (耳慣れない単語に軽く首をかしげる)…この当たりの出身じゃないんだろうっていうのは何となく理解出来た。僕等からすると角が生えてる時点で亜人ってカテゴリーに入るからねえ…
        それでも自炊する、出来てるならいいんだよ。この町は安くて美味しい店が一杯あるから出来なくても特に問題は無いんだけど。他所に出た時大変だよっていうのを教えてあげて欲しい… -- ヴァント 2012-10-09 (火) 00:25:58
      • 違う世界みたいなんですよねーよく分かっていないんですけど
        それではお暇しますね (代金を支払うと上機嫌で帰っていった) -- Aoi! 2012-10-09 (火) 00:31:25
      • 凄くさらっと重大な発言をされた気がするな…異世界って、それでなんともなしに順応してるアオイちゃん強いな…
        あ、毎度あり。また何時でもどうぞー…(唖然としたような表情を浮かべ、見送った) -- ヴァント 2012-10-09 (火) 00:34:06
  • こんにちはヴァントさん、ひとまずパンを買いに来ました(あれやこれやと頼んで袋一杯詰められるパン)
    それでどうです?最近魔法の調子は -- ミューレット 2012-10-08 (月) 21:40:25
    • やぁミューレット…ええと、ソラが色々とお世話になってるみたいで…幼馴染としてお礼を言わせて貰っておくよ…(おまけね、とスコーンを一緒に詰めながら)
      うん、前に比べれば大分進んだかな。今ならこういうのも出せるくらいに(手先を軽くひらひらっと振るえばパッと見はそうと分からない炎のオウムを出して) -- ヴァント 2012-10-08 (月) 23:24:29
      • あははは……ソラさんは、その、放っておけない感じで、気が付いたら餓死してるんじゃないかなー?という意味で
        おー、形を作れるようになってるんですねぇ、最終的には精霊さんのように一人で飛んだり動いたりするようになるのかなー -- ミューレット 2012-10-08 (月) 23:37:24
      • それがある意味狙いって可能性もあるんだけどねあの子の場合…その放おっておけない、っていうのが曲者なんだよ…だからだらけちゃうんだよあの子は…(ため息付く)
        (腕の上に乗せたオウムと軽く羽ばたかせると、ミューレットの肩に載せる。炎で作られているというのに、それは人肌よりは熱い、という程度の熱しか感じ取れず…そもそも、触れる事が出来る)
        流石に自律させる、っていうのは難しいかな…そういう論理式を組むっていうのなら話は別なんだけど -- ヴァント 2012-10-08 (月) 23:44:18
      • あはは……昔からの知り合いがそう言うと説得力あるね、でも毎日作ってあげているわけでも無いから、その辺は自分で何とかしてるんじゃないのかなぁ?
        (火の鳥の熱さに驚き、さらに感触があることに驚く)え、えっ、えええ!?なにこれ凄い!でも確かに火だ、うわぁ……(オウムの一部を触媒として火精を呼び出しそれを確認すると)
        精霊だと熱いものは熱いですし実体化させない限りは触れられないのに、でもこれでまだ求めるものの途中なんですよね? -- ミューレット 2012-10-08 (月) 23:59:25
      • 僕がこの間聞いた限りだと、インスタントすら作るの面倒だから周りにたかってるって言ってたけどね…となると、他の住人の人にもたかってる可能性が高いかな…
        (パチン、指を鳴らせば炎のオウムは霧散していき)ふふっ、そこまで驚いて貰えると出した甲斐があったってものだね。…僕の制御下の炎からあっさり火精出すミューレットもかなり凄いと思うけど
        あぁ、これはこれとしてほぼ完成形なんだ、別途求めてるものはあるし…これをどうやって理論化していくか、っていうのがかなり難題なんだけどさ。考えて作り出してる訳じゃないからこれ -- ヴァント 2012-10-09 (火) 00:08:50
      • ……あれ、野宿時代はその辺に食べに行くって言ってたよケド、アパート暮らし始めてから悪化してるー!?
        あ、それはちょっと違うかも、火の精霊を呼び出すには火が燃えているという事象が必要なんだ、だからヴァントさんの支配力を破ったわけじゃないんだよね(こちらもこちらでご苦労様と精霊を返す)
        はー……えっとつまりそれって、何となく出来たけど理論は全く分からないとか?ヴァントさん、いわゆる天才なんじゃ…… -- ミューレット 2012-10-09 (火) 00:23:49
      • 多分周りに人がいる、つまり食事を作っている…っていう環境が彼女を更に堕落の道へと誘ったんだろうね…あのアパートの人たちに甘やかさないように言っといてもらえない…?
        へぇ…精霊術は殆ど専門外だから勉強になるね、ほんと、そっちの適性が全く無いからさ僕。精霊と交信すら出来た試し無いよ。エルフはそういうの強いって聞くけど…話とかも出来るの?(苦笑を浮かべ)
        それとも少し違うかな。僕の場合、魔術回路が普通と少し違ってね?今時の魔術師は大概、脳内で組んだ論理式を元に詠唱、ハンドサインなんかを使って魔力を練って生み出すのが主流なんだけど
        僕の回路はイメージを強く反映するんだ。言っちゃうと、感覚派って言った所。天才なんかとは程遠いよ、そもそものメカニズムの違いだからさ -- ヴァント 2012-10-09 (火) 00:32:52
      • (むしろ餌付けして堕落の道に誘ったほうが色々と良いんじゃないかと思うエルフ、可愛いし)え?あ、はい!アパートの人にはそう言っておくね!
        うん!お話はもちろん契約して守護精霊になってもらったりも出来るよ?エルフは比較的精霊に近いって言われてるから、生まれながらに適正があるって言われるよね
        (右手を軽く振るとポンっ!と音がして実体化するもふもふ、風霊獣のペットである)
        そう、かな?理論式から構築する人にとって、それをイメージのみで出来ちゃう人はやっぱり凄いと思うし……って、私も魔法は詳しく無いからアレだけどね(てへへ)
        あーそうだ!買い物ついでにこれ、渡そうと思ってたんだ(籠から取り出したるは)ハッピーバレンタイン、お世話になってます(お手製チョコレートである) -- ミューレット 2012-10-09 (火) 00:46:03
      • (いやそれはやめた方がいい、完全にヒモになる可能性があると。と、何となく考えてる事を読んで首を振る火術師)
        人間にも…同級生にもそういう人はいたけど(出現したもふもふを眺めてほぉ、とため息をつき)ここまでペット感覚…というか、完全に心通わせてる、っていう感じのは流石に見たことないね
        基本的には本当、ビジネスライクっていうのばっかりだったし。こんなになつくものなんだね…
        いやぁ、これも一長一短だよ。適性以外の属性はどちらにしても論理式を構成する必要があるし、出力が一点特化で他のが弱まるし…僕としては普通の回路だった方が良かったかなって
        あ、ありがとう。…幼馴染の子以外からもらう事ってかなり珍しいから、有り難いよ。お返しちゃんと持ってくから覚悟しといてね(微笑み、受け取った) -- ヴァント 2012-10-09 (火) 01:05:17
      • (隣の部屋だから美味しい匂いがするといつの間にか転がりこまれてたり……と、遠い目をするエルフ、可愛いからそれでもいいんじゃないかな、諦めの表情)
        基本的に高位の、つまりは人格とかその在りようが完全に形成されている精霊はそれだけ強い力を持ってるけどその分仕事の契約になる事が多いんだよね、そもそも呼び出すのも大変なんだケド
        私の場合は力もその在り様も未熟なままの、つまりは子供の子を呼び出したからどう育つかはこれから次第って事、それだけに心を通わせやすいんだけどね(撫でる撫でる)
        俗に言う隣の芝は青い、だねぇ……いいのいいの、チョコ作り技術がどのくらい上がったかの感想を期待して渡して歩いてるんだから、そんな形式ばらずとも
        っと、じゃパンが冷める前に帰って頂くね?ヴァントさんまたー(紙袋をガサガサするフィスを連れて帰って行くのでした) -- ミューレット 2012-10-09 (火) 08:49:38
  • で、結局ケンカはしたの?(あけおめ、とコート姿で) -- アニタ 2012-10-07 (日) 23:48:29
    • (普通の冬着姿で手を挙げて挨拶を返し)ん、一応済んだよ。久しぶりの喧嘩だったけど…なんとなく、つきものが落ちたような気分になったよ -- ヴァント 2012-10-07 (日) 23:55:58
      • ふーん。誰と戦ったのーとか、勝敗とかって聞いてもいいものなのかな
        まあ、僕が多少なりとも手伝ったんだし勿論のこと勝利を収めたんだろうけど -- アニタ 2012-10-07 (日) 23:58:44
      • この界隈で喧嘩する相手なんて限られてるでしょ、年下なのに小生意気で、誰にでも喧嘩を売る…彼だよ。
        ギリギリだったけどね、もう一度やったら勝てるかどうかは分からない。大分油断してくれてたからこそ、勝てたようなものだよ -- ヴァント 2012-10-08 (月) 00:02:34
      • なんだ、やっぱりフォルトか。喧嘩が絡むといつでも出てくるなぁ……僕にまで喧嘩売ろうとしてたしね、全く、見境のない男子って(肩を竦めて)
        でも勝利は勝利でしょ、おめでとさん。相手が次喧嘩するときに強くなってるなら、こっちも強くなればいいだけのことだよ。実力が伯仲してたなら尚更ね
        でも、と言うことはもしかするとヴァントの炎……フォルトにコピーされてるかもね。そういう意味でも次は気をつけないとかも? -- アニタ 2012-10-08 (月) 00:06:14
      • そ、それ以外に僕が揉めるような相手がいると思う?唐突に、ふっかけてこられちゃってね…お酒が入ってたのもあって、受けちゃったんだよ
        結果的には受けて良かったと思うけどさ、お陰で僕の魔法も先に進む事が出来たし。…彼の成長スピードを考えると、なかなか難しいな。今回も精一杯、頭使って搦手使ってなんとか、ってところだったし
        更に上に、か…負けるつもりで戦う事は、しないけどさ。(そういえばそんな厄介な力を持っていた、と眉間に手を当てて)そうそう簡単に操れるものではない…筈だし、付け焼刃の炎なら制御下に置けるから、大丈夫だろうとは思うけど…対策は考えておくべきか -- ヴァント 2012-10-08 (月) 00:27:02
      • うーん……僕、とか?(くすっと笑って)お酒飲んでる時に決め事しちゃだめだよー、若いんだから(嘆息して)
        いいじゃない搦め手。丁度僕とロナのパワーバランスに今の二人は似てると思う。僕もロナとガチンコ真っ向勝負したら負けるしね。柔のヴァント、剛のフォルトなんて、かっこいいじゃん?
        だから技術を精一杯磨くことだね。 へえ、相手が起こした炎も制御できるの。それちょっとすごいかも……うん、自分の能力に対しての仮想練習とかしたほうがいいかもね。あくまで仮想なのが大変なところだけど -- アニタ 2012-10-08 (月) 00:35:17
      • アニタはなんだかんだでそこまで吹っかけてこないでしょ…それこそ、お酒でも入らない限りさ(気をつけるよ、と肩を竦めて)
        …お互い年下に力量差を付けられてて、やんなるね。才能の差っていうのは本当、如何ともし難いよ。綿密に準備してようやく対等の位置に立てる、ってさ
        (ふと思いついて、手の平を上に向けると、炎の蝶をひらりひらりと舞わせる)この位なら、出来るようになったよ。喧嘩の決め手にもなった、ありがとね。良いアイディアだった、これは
        炎と名の付くものならある程度はね、よっぽど制御力が強かったり、荒ぶったりしてたら厳しいけど。…想像っていうのが割りと苦手な性質だからね…自分を客観視して対策立てる、くらいの事なら出来るだろうけど -- ヴァント 2012-10-08 (月) 00:41:49
      • 僕はお酒なんか飲まないもん。寧ろこの場合、ヴァントの方がふっかけてくるんじゃない?(この間のやり取りを思い出しつつ)
        才能云々の前に彼と彼女は努力も凄まじいと思うけどね。僕らはそれに一生懸命ついていくだけさ。そうやって成長し合う事を切磋琢磨……っていうんじゃないかな?
        あら綺麗。でもこれが勝敗を? (いまいちピンと来ないのか頭を傾げる)完全におしゃれ魔法と思ったんだけどな
        ふーん、じゃあライターの火とかも操れるんだ、地味に凄いかもそれ……似たような能力者を探すのも手だけど、それは中々どうして……魔法使いは結構数いるけどさ -- アニタ 2012-10-08 (月) 00:52:19
      • あれ、飲まないんだ。イデすら飲むのに…さぁ、どうだろう。僕は卑怯者だからね、完全に勝てる…っていう保証が無ければ手を出さないと思うよ。(ごまかすような薄ら笑い)
        まぁ、ね。ロナとは随分遭遇してないから今どうなってるのか知らないけど、フォルトは…それこそ、才能の上に努力をしてる。単に喧嘩っ早いだけって説もあるけど
        …まぁ僕からするとアニタも十二分に才能の塊だけどね、凡人は辛いところだよ、全く(苦笑する)
        多分、フォルトもそう思っただろうね。だからこそ、付け入る隙になったんだけどさ。詳しくは手の内明かすつもりないけど、僕の切り札の一つにしとこうと思うし
        自分と同じような火炎術士って行くとなかなか見当たらないね…ここまで適性が偏るのって珍しいらしいからさ -- ヴァント 2012-10-08 (月) 01:05:43
      • えっイデが?! それは流石に止めたほうがいいのでは……ふーん? じゃあ僕に挑むときはずーっとないってわけだ(挑発的な視線。あの時に見えた闘志の炎をもう一度見ようと)
        才能を持っている人が努力するんだから、僕らはもっと努力をしなきゃね。まあ、僕が天才サイキッカーっていうのは疑うべくもないけど(笑いながら。本心では勿論そんな風には思っていない)
        ふーん、隠すんだ。……ま、いいけどね。(爆発とかされたら厄介だなあ、と思いつつ)
        となるとやっぱりイメトレしかないね……まあ、僕なんかで良ければいつでもトレーニングの相手はしてあげるけど。ある程度は似たような攻撃できるし
        さて、じゃあそろそろ帰りますかね。……こういう寒い季節に炎の魔法って便利だよなあ(少し羨ましそうにぼやきつつ去って行った) -- アニタ 2012-10-08 (月) 01:13:56
      • 僕も現場抑えた訳じゃないんだけど、本人はうめーし酔わないし!って言ってた。まぁ僕も未成年から酒は嗜んでたから強く言えないんだよ…
        (受け流すように微笑む、ただしかし、垣間見えるかもしれない。一度付いた炎は今もなお、静かに燃えているということを)
        …そうだね、その背中に追いつくのも大変だけど…そうする以外に凡人が天才に追いつく方法はないんだから。
        その時はお願いするよ、逆に炎使いのシミュレートをしたいなら僕も手伝うよ。僕くらいの腕で良ければ、だけどさ
        …いやぁ、使った分だけある程度消耗はするって事だからあんまり使えないよ。一人だったら特に…またね、アニタ。
        (見送り、その背が見えなくなってから改めて考える。対超能力者。未だにその光明は見えていない) -- ヴァント 2012-10-08 (月) 01:25:31
  • 一旦掃除、と -- ヴァント 2012-10-08 (月) 00:00:11
  • 二十歳になってすぐの時だった、店の営業が終わり、何時ものように両親への食事の準備を終えて部屋に戻ろうかと思った時
    神妙な顔をして座るように促された。何時も豪胆で朗らかな父にしては珍しい表情をしていたのを良く覚えている
    その時に告げられた事は、良い事が一つ、悪いと行っていいか、分からない事が一つ -- 2012-10-13 (土) 23:45:02
    • こういう時は大体、悪い事から話すのが筋というものだが、聞いた通りの順番で顛末を述べよう
      良いこと、それは家族が増える、という報告であった。父は四十過ぎであるが、母は父に比べかなり年下なので、まだ三十代後半である。不思議なことではない
      ただでさえ自分が当てられる程に仲の良い夫婦なので、むしろ今までそうならなかったのが不思議な位だった
      兄弟というものに憧れのあった僕も当然、喜んで祝辞を述べたのだが、気にかかる言葉を言われた
      それは、母が「初産」であり、母体への影響が気にかかるが、という一言であった
      …それは聞けば聞くほどおかしな話だ、ならば、ここにいる自分は一体なんなのか、という話になる
      年齢から逆算すれば母は相当若い頃に自分を生んだという事になるが、それ自体はそれほど珍しい事ではないし
      …ただ父が犯罪者予備軍だった可能性というのを考慮しなくてはいけないが、そこは無視する -- 2012-10-13 (土) 23:49:18
      • その流れのまま聞かされた、悪い話
        ここまで言われれば大体の事情は推察できていたが、父の口からそれを聞かされればやはり、ショックは大きかった
        要するに、自分は彼等の実子ではない、という事であった
        母は若い頃、病気がちで出産に耐えられる身体では無かったそうだ。愛しあい、周囲の反対を押し切って結婚をしたものの、子供を作る事が出来ないというのは両親にとって重要な問題だったのは言うまでもない
        元々暮らしていた街は山の裾野にある、長閑な街で。父は母の体力を付けるため、と、結婚後にも良くデートとして山に誘ったのだそうだ
        …いやそれはどうなんだ、というツッコミは無視して続ける。その時に行った山は、古くは火山信仰の対象にもなっていたのだという
        現在は休火山であり静かなもので、緑も生い茂る大層綺麗な場所なのだという
        その山間にある小さな泉。火山灰か、土質の影響か、時折水の色が鮮やかに変化する隠れた名所であるというそこで
        赤子の僕を見つけたのだという。服も身に纏わず、泣きもせずに横たわっていた僕を当初赤ん坊の死体だと思ったそうだ
        慌てて街へと連れ帰り、親の身元を探したが一切、本当に一切の情報が見つからず
        孤児院へと預けられる事になりそうだった、身元不明の僕を引き取ると言い始めたのは母だったらしい
        子供の作る事が出来ない母にとって、僕との出会いは運命であるように感じたそうで。その熱意に押された父もまた、僕の養父となると決めた、と -- 2012-10-14 (日) 00:20:19
      • 話を終えた父をフォローするように母がこう告げた
        当然、僕の事は本当の息子だと思って今まで愛情を持って育ててきたつもりだし、新たに子供が生まれるからと言って僕の事を遠ざけるつもりは一切無い、と
        ただ、貴方も二十歳になったし、これも1つの節目だと思い話す事にしたのだ、と
        胸中は、正直複雑だった。確かに、自分と父母は似ても似つかない。髪色はともかく、この紅い瞳は両親には無い特徴だった。
        違和感を覚えていた部分も多い、両親の父母…僕から見た祖父母とは面識が殆どなかったし親戚といった存在も見聞きした覚えがない
        幼い頃に、縁もゆかりもないこの土地へと引っ越してきたのは恐らく、自分を原因とする親戚筋とのトラブルが最大の理由だったのだろうとも推測出来た
        取り敢えず、整理させて欲しいと、伝えた。ただ、自分も両親の事を愛しているし、これを聞いたからと言って、それは変わらないし、感謝もしていると、そう伝えて
        夜、何時かの眠れぬ夜のように妙に蒸し暑い夜だった。複雑な感情が、熱帯夜を加速させて…気づけば、朝になっていた
        そして、その夜から。僕は実家を出る、という選択肢を考えるようになった -- 2012-10-14 (日) 01:01:26
  • 直流が溜まってるのでちまちま消化したいけど交流もしたいジレンマ -- ヴァント 2012-10-14 (日) 01:24:27
  • その男は自らの事を『魔術師』と名乗った -- 2012-10-15 (月) 21:43:05
    • 『魔術師』との「授業」は何度目になるだろうか、初めて出会ったあの日から、月に一度程度のペースでこの街に現れる
      出会ったその日、思いがけず攻撃を仕掛けたと判断された僕は半死半生となるまでに痛めつけられた
      『魔術師』と自称するだけあり、その魔力は膨大で理不尽。抵抗こそ試みたものの手も足も出ず、初めて、圧倒的な暴力の恐怖を味わった
      死を覚悟し、動くことすら出来ない僕を…何故か彼は見逃した。それどころか、何故か僕に興味を持ったようで
      僕に治癒魔法を施した後、自分が呼び出したらここに来い。と言いつけて去っていった。
      彼からの連絡は何時も違う、見知らぬ誰かからの言伝という形で届けられた
      初めての呼び出しを受けた際には何をされるのか、と恐怖に怯えたものだが…それは杞憂に終わった
      呼びつけておきながら遅れる形で、何時もの岩場に登場した彼は改めて、僕を値踏みするように眺め
      「面白いな。」と、一言。そう言われたのは、二度目の経験だった -- 2012-10-15 (月) 22:05:33
      • 『魔術師』は一言で言えば、絵に描いたような傲慢な男だった
        どんな時でも変わらず、余裕たっぷりの薄ら笑いを浮かべており、その笑みはギザギザの歯ならびも相まって鮫を連想させる
        それでいながら服装は常に高級そうな白のスーツ、白髪なこともあってまるで人間ではないかのような高崇さを感じさせることもある
        自身の魔法に絶対の自信を持ち、事実その実力は僕が今まで見てきた魔法使いの中で群を抜いて高かった
        通常の魔術とは全く違う構成で成される僕の「炎」すらも初見でかき消す事が出来る程に
        そしてどうやら、彼はその「炎」に興味を抱いたらしい
        彼は言った、お前の使える魔法を今ここで全て見せろ。と。
        「魔法使い」と分類される者にとって自らの手の内を全て晒す、という事は武器を全て捨て丸裸になることに等しい
        しかし、圧倒的な実力差を見せつけられ、尚、命を見逃された身である僕に逆らう事が出来る理由が無かった
        基礎的な魔術を飛ばして、自身の手の内であるところの「質量を持った炎」や「化学する魔法」を披露すれば、愉快そうに笑ってそれを眺めたいた -- 2012-10-15 (月) 22:18:50
      • 中々面白い発想と、回路を持っている。と随分と上から目線で…事実相当高いところにはいるのだが…褒められた
        そして同時に。しかし自分を理解していない。考えすぎている。そもそも魔力量がクズ。発想は良くても使い切れていないからカス。
        どんどんと口が悪く後半は最早罵倒しかされていなかった気がするが、長い苦言を呈された
        苛立ちはしたが、相手はその気になれば自分を瞬殺出来る実力者、ぐっと耐えて、作り笑いを浮かべながら彼の言葉を聞いていた
        が、その笑みが…彼の機嫌を損ねた
        「醜い、実に醜いな。それ程私が恐ろしいか?」
        手頃な岩を椅子代わりに腰掛けていた『魔術師』が立ち上がり…そして、僕の腹に思い切り、足をめり込ませた
        突然の蹴り、防御する暇も無く、適格にみぞおちに食い込んだ。痛みと、衝撃で胃に詰まっていたものが逆流する
        『魔術師』は蹲る僕の頭を掴み、吐瀉物の広がる地面に叩きつけ、躙る
        「こうされても貴様はその醜い笑みを浮かべたままか?絶対的な強者の前で媚び諂い、懇願するだけか?」
        吐瀉物塗れの顔を蹴り上げられる。奥歯と、鼻骨が折れたのがなんとなく、分かった -- 2012-10-15 (月) 23:37:51
      • 地面を転がり、倒れこむ僕に、罵倒と暴力の雨は未だ止まず、降り注ぐ
        「怒らないのか?命を奪われかけ、気紛れでその生命を拾われた事に」
        鼻にも口にも血が溜まり、呼吸が儘ならない。剥き出しの腹にストンピングを食らった。肋の折れた音が聞こえた気がする
        「悲しくはないのか?理不尽に詰られ、嬲られ、今またこうして死に直面している事が」
        魔力の流れを感じたので、恐らく魔術だろう。勝手に動いた足が、不自然な方向へぐにゃり、と曲がった
        「悔しくはないのか?尊厳を踏み躙られる事が。貴様の存在を否定される事が」
        前髪を捕まれ、無理矢理顔を上げさせられ…唾を吐きかけられた
        …怒っているに決まっている、悲しいに決まっている、悔しいに…決まっている。
        だけど、仕方無いじゃないか。強者を前にして、弱者はそう振る舞う事で生きる事を懇願するしかない
        『魔術師』は嗤っていた。愉悦の表情を浮かべている。もう何も、言わない。
        ただ、その顔がこう、語りかけているように感じた
        醜い顔でへらへらと笑い、何も成さぬまま諦めて、生きているのか。と
        「………違う」「…違う」「違う」「違う違う違う違う違うちがうチガウ!!!!!!!!」
        声になったかは、定かじゃない。身体は、動かなかったが懇親の力を込めて『魔術師』を睨んだ
        同時に、奥底から熱が込み上げてきた。フォルトに揺さぶられ、火がついた何かが炎上を始めた
        それは、自身の内側から漏れだして。紫色の炎となり顕現する。 -- 2012-10-16 (火) 00:21:59
      • 敵を、殺してやりたいと思う程の憎悪を感じる『魔術師』を焼き尽くそうと、炎は広がっていく。
        それを無効化しようとしたのか『魔術師』は手をかざすも…炎は消える事無く、彼の腕に喰らいつき、飲み込んでいく
        「フフフ…フッハッハッハッ…!いいぞ、そうだ。開放しろ、己を!!!」
        紫炎に包まれていると言うのに、『魔術師』は狂ったような高笑いを続けている。
        紫炎の中で、それでも尚傲慢に笑う彼の影。それが、意識を失う前に見た最後の光景だった


        どれくらい経ったのだろうか、意識を取り戻した時辺りは既に薄暗く、『魔術師』の姿も見えなかった
        …そして気付く、身体が、動く。おそらく『魔術師』が行使したであろう、治癒魔術のお陰だろう。またも、命を拾われた。
        身体こそ動くが、血塗れの泥塗れ、吐瀉物までこびり着いたボロボロの格好で、家路へ付く途中
        見知らぬ酔っぱらいらしい男が、突然僕の肩に手を回してきた
        「貴様は路傍の石ころだ。しかし、磨けばマシになるであろう、石ころだ。また会おう。 原文ママ。『魔術師』様からの言伝です」
        それだけ、告げると彼は元の調子に戻って何処ぞへと歩き去っていった -- 2012-10-16 (火) 00:41:37
      • その後、前述した通り…月一程度のペースで呼び出されては、罵倒され、嬲られたりもするが彼は僕に、魔法の指導を行うようになった
        尊敬はしない、禁術とされる魔法も多く収めているらしいし、そもそもからしておそらく、碌でもない組織の人間だろうという確信もある
        何より『魔術師』の人間性は控えめに言って最悪だし、むしろ何時か殺してやりたいと思っている程度には憎悪も抱いている
        しかし今まで誰も…いや、一人だけ例外はいたが…理解出来なかった、僕の魔法を理解したうえで指導をした
        その教えは、極めて的確であり魔導師としての僕のレベルは彼のお陰で格段に上がったと言って、過言ではない
        悔しいが、彼は非常に優秀な師匠、だった
        憎悪と畏怖と、ほんの少しの尊敬と憧憬。奇妙な師弟関係は、こうして成り立った -- 2012-10-16 (火) 00:58:27
  • 取り敢えずよし、と。フラグ消化完了… -- ヴァント 2012-10-16 (火) 01:18:16
  • 町外れの岩場 -- 2012-10-19 (金) 23:12:40
    • ここーかー…さみーなー… あーヴァントーのー火があればー大丈夫ーかー -- ソラ 2012-10-19 (金) 23:17:43
      • …いや、まぁ僕のは暖かいとかそういう次元の話じゃない事になるけど…
        (結局普段練習に良く使っている岩場を選んでしまった辺り、少しでも自分有利なテリトリーを選ぼうとしたのだろうか)
        さて、と。こういう立ち会いは久しぶりだな…(羽織ってきた上着を岩場の影に置くと、炎を吹き上げさせて)…これで少しは温まったかい。初手は譲るよ。 -- ヴァント 2012-10-19 (金) 23:26:28
      • まーまー現にーこうしてー暖かいーしー… あー……(吹き上がる炎に手を翳して暖を取る) 便利ーだなー…
        ふむーじゃあー遠慮ーなくー…(暖をとっている両手をヴァントに向けて) はー…
        (KIAIを入れると北風が吹きました 寒いです それだけです) -- ソラ 2012-10-19 (金) 23:30:42
      • ……………(ふざけているのか、真面目にやってそうなのか。ソラの考えは昔からいまいち読み切れない)
        北風と太陽じゃ、ないんだからさ。(片腕を天に向け。掲げる。吹き出した蜷局を巻いた炎は大気を巻き込んで旋風を起こし)
        (ソラに熱風を浴びせかける)…ただ風を起こす、っていうだけだったらそのくらい僕でも出来る。ここまで来て、その程度なんだったら…ガッカリだよ?
        (落胆したような表情で、ため息をついた。挑発という訳ではなく、本音だろう) -- ヴァント 2012-10-19 (金) 23:36:01
      • あはーはー…まあーわかってたーわかってたけどー試さざるをー得なかったーなー…(残念な風が吹くのは本人も承知の上だったのだろう)
        (明らかに落胆したヴァントを宥めるように手を振り)あちー… これでー終わるーわけーねーですからー…安心ーしろーしー
        (右手を口元に、笑みを浮かべる)
        (手の甲を覆う布の下に仄かに光が走れば一瞬だけ目も開けられないような強い風が吹き)
        (久しい姿のソラが居た)
        (僅かに宙に浮いている)
        http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst081594.jpg
        ありゃー…服がー大きくーならんーですー…あのー妖精ーめー… まーいいかー… -- ソラ 2012-10-19 (金) 23:44:27
      • (強風が吹いた瞬間、思いがけず目を閉じた。同時に、ゾクリと背筋が粟立つのを感じた。強い魔力の奔流)
        (荒ぶる髪、顕になった両目を見開く。その視界の先、魔力の中心にいるのは、当然ながら…)
        …参ったな。そう来るとは、予想してなかった。
        (身体を馴染ませる調整の為、魔力を使いたいのだろう。その程度に考えていたが、どうやら割りと本気らしい)
        …これは、評価を改めないといけないかな。本気でいかないと、がっかりされるのは僕。…って結果になりそうだね…
        (目のやり場に少し困る、等とは言えなかった。目を逸らせる相手では、無くなった)
        (苦笑を浮かべていた口元を一文字に結ぶと、ヴァントの背後にサッカーボール大の火球が無数、湧き上がる)
        (腕をかざし、その先端をソラに向けて)…じゃあ、やろうか。ソラ。行くよ。(火球は一斉にソラを目掛けて解き放たれる) -- ヴァント 2012-10-19 (金) 23:55:50
      • 期待にー応えるーためにはーこれくらいーやらんーとーなー…
        (とはいえ使い手もいない、まやかしの状態でどこまで力を振るえるのかは自分にも分からない)
        (いくら妖精に細工をしてもらっているからといって剣状態での本調子とはいかないのだ)
        (それでも)
        (それでも確かめたいことが在る)
        (そのためには今の自分の全力を、出し切るしかない!)
        最初ーっからー派手ーだなー…
        (無詠唱で放たれる大量の火球 冬の乾いた空気は不利だ)
        (雨を呼ぶ時間はないしできるかどうかも怪しい 何より考える時間が惜しい)
        (一歩分後退しながら寒冷風による刃を放ち火球を迎え撃つ)
        (真空ではない、果たして打ち消せるものかどうか 力比べだ) -- ソラ 2012-10-20 (土) 00:09:08
      • (火と風はヴァントの学ぶ四大元素魔法において、相乗と呼ばれる間柄にある)
        (その間に有利不利は存在せず、対峙する事になった場合は純粋な魔力の強い方が勝つ、と言われている)
        (様子見のつもりで放った火球は風の刃に触れれば小規模な爆発を起こし、互いを相殺した)
        …加減したつもりは無かったけど。思った以上に出力が高いね、ソラ。このくらいで、派手なんて言ってらんないよ、ソラ
        (爆風は乾燥した冬の大地の埃を巻き上げて、互いの視野を狭める。足音からすれば、ヴァントは移動を始めたようだ) -- ヴァント 2012-10-20 (土) 00:37:38
      • (爆発による暴風を片手で防ぎ、ヴァントの行方を追う)
        (巧妙に砂塵に隠れているが足音がするため元の場所にはいなさそうだ)
        邪魔なー…塵ーだなー… …ふっとーばすーかー…!(出力の調整にもちょうどいいだろう うまくいけばヴァントにもそれなりのダメージがあるかもしれない)
        (そう考えてさらに4歩分後退、浮いているので音はしない、し、両手を砂塵に向けて突き出した)
        (ソラがもといた場所を中心に小さな渦が生まれ、渦は周囲の大気を巻きこんで成長していく)
        (砂粒も埃も巻き上げて2mほどの竜巻が発生する!) -- ソラ 2012-10-20 (土) 22:14:44
      • (砂塵の幕が晴れるにつれて、人影が浮かび上がっていく。しかし、それは一つではなかった)
        (完全に視界が開けた頃にはヴァントの姿は、4つ)火之影(Knight of Fire)…全部、質量を持つ僕の分身だ。どれが本物か、分かるかい
        (それぞれが巻き上げられた砂塵で切り刻まれた服までも模されており、単純な視覚で見分ける事は困難だろう)
        (但し、内一体のみ、頬を切り裂かれ血が滲んでいる。明らかに怪しいが…)
        (何のつもりか、四体のヴァントは何を仕掛けるでもなく挑発的な笑みを浮かべて、動かない)
        (ソラは気付くだろうか、渦を巻く大気の中、塵や砂粒、木の枝…それらに混じり、ひらひらと舞う炎の蝶が混じっている事に) -- ヴァント 2012-10-21 (日) 10:47:48
      • (幻影のヴァントを見て目を細める)
        (長く生きて、うちその半分以上…否、8割は闘いに身を置いていた魔剣として幻影を見たのが初ということではない)
        (ただそれを幼馴染が、ヴァントがしてくるとは思っていなかった)
        (幻術の使い手ならまだしも、炎の使い手の彼が)
        中々ー芸がー細かいーなー… でもー私はー細かいことーやんのがー苦手なんー…よー…
        (一体一体リアルな再現がされている そこまでするには魔力の消費量も多そうだ …頬の血を流す一体が気になるが、おとりだろうかとも思う)
        (竜巻に混じる蝶も魔術的な媒介の一種だろう)
        (どれが本体かを見破るための魔術は専門ではないし、何か準備をしていると分かっても何を準備しているのかは分からない)
        (ならば早々に叩くまでだ)
        大柄ーなーことーするのー専門ーだかんーなー…!(細かい調整は使い手の役目と言う事だ)
        (何も持っていない右手を横一文字に切る)
        (そのことによって生まれた僅かな風を増幅することで炎の球を打ち消した時よりも威力の強いカマイタチが4人それぞれに襲い掛かった)
        (同時に雨を呼ぶために一瞬だけ空を仰ぐ)
        (雨脚は遠く、呼ぶには暫くの時間がかかりそうなので顔を顰めた)しゃーなしーやなー… -- ソラ 2012-10-21 (日) 11:32:46
      • (そうそう長く撹乱出来るとは思っていない、分体は単なる時間稼ぎだ。故に、攻撃を仕掛けさせる事も無い)
        (わずかに出来た時間で思考を整える、ソラの経験値は想像以上に高いらしい、いちいち対応が的確で素早い。)
        (戦いとは縁遠い存在だと思っていたのは完全に間違いだった。ならば、経験の差が出る前、短期決戦を狙うべきだ)
        知ってるよ、何年の付き合いだと思ってるんだい。今までソラが、細かい作業なんてしてるのは見たことが無いしね
        (一体、また一体と分身たちはカマイタチに切り刻まれ、炎となり霧散していく)
        (最後の、一体。それも他と動揺に切り刻まれ、消えた。本体は、そこにはいなかった。岩陰から飛び出る影)
        逆に…僕はそういうの、得意なんだ(手の平から次々と生み出しているのは先程飛んでいた、火蝶)
        (今尚、ソラを中心とした竜巻には既に相当量の蝶が巻き込まれている。そしてそれは、まだ…生きている)…仕込みはこんなものでよし
        これだけ混ざれば…その強風の中でも、制御が出来る…ッ!(自身の体に炎を纏う、それと同時に)
        (ソラの制御下にある大気の中に、ノイズが混じる。竜巻に巻き込まれた蝶が、猛烈な勢いで炎上を始めたのだ)
        (火炎竜巻へと変わりつつある暴風、風、火。どちらに軍配が上がるか、それは制御権の奪い合いだ) -- ヴァント 2012-10-21 (日) 12:24:51
      • ちまちまーちまーちまーとー…(最後の一体を倒した、が)
        全部ーおとりーかー… やーるねぇー…(口はへの字)
        (ノイズが混じり始め制御に変化が生じた竜巻を横目に影から飛び出てきたヴァントに視線を向けた)
        (ここから力量勝負に乗るか、それとも早々に竜巻を捨てるか 二択)
        (竜巻を捨てて雨を呼ぶことに集中した方が戦略的には有利に思える)
        (このまま燃え盛る蝶に空気を送り込んで餌をやることもあるまい 風圧で消し去ることが可能かどうかを考えれば労力がかかりすぎる上に押し切られる可能性すらある)
        (だが。)
        (押し切りたいという気持ちが強い)
        (カマイタチに当てた分を竜巻の維持へと戻し、風の勢いを、速度を増した)
        (同時に竜巻低気圧が発生し空気中の水蒸気が急激な気圧低下により凝結し始める)
        (奪われる温度にヴァントの炎は対抗できるか、薄ら笑みを浮かべて試している)
        (万が一にでも竜巻に巻き込まれてしまえば大変なことになるだろう そんな規模の竜巻を作り出したのは実に久しぶりだ 余裕があるわけでもないのに笑みを浮かべて竜巻を見詰めた)
        (手袋の下、大きくなる前に輝いた羽模様の紋章が再びぼんやり淡く光っている) -- ソラ 2012-10-21 (日) 17:12:57
      • (これも賭けの一つだった、仮に燃料となる大気を遮断されこの竜巻を放棄され、別の手段を講じられていれば既に魔力を消耗しつつある自分には厳しい展開になっただろう)
        (ソラの口ぶりからすれば、今は何よりも力を、試したい筈だと考えられた。ならば、純粋な魔力勝負に持ち込んでくる確率が高いと、判断した)
        (ただ、純粋な魔力比べとなれば、分が悪い。そもそもあちらは魔力を媒介として人間の姿を取っている、そのような存在)
        (ただの人間である自分とは容量の大きさが違う筈。なれば、その勝負を挑むと見せかけて更なる搦手を仕込んでおく必要があった)
        (火炎が入り混じる中でも、その規模を更に増し熱を奪っていく竜巻。)
        (只中にいれば体感温度は0度以下であろうそこでは如何な魔力で生み出した炎であれど、燃焼するにはエネルギーが足りない)
        (外部から更に炎を注入し、維持を試みるものの少しずつ、炎の規模が弱まっていく。制御権は今や、完全にソラの手にある)
        (しかしその光景は少しばかり、違和感があるだろう。炎はじわじわ衰退していくのでは無く)
        (砂塵を巻き込み黒く荒れる風の中で二点に集中しつつあるのだ、そしてそれは風の中でも規模が衰える事はない)
        (最早、竜巻の規模は自らを巻き込み兼ねない程の大きさに至っている、足元に力をいれねばその暴風に今すぐでも飲み込まれそうだ、しかし)
        (後退する訳には、いかない。これ以上距離を取れば…自らの炎すら、制御が出来なくなる)
        (まだ、仕込みは足りていないが…勝負に出る他、無かった。両手を掲げ、念じる)
        (竜巻に巻き込まれたままの2つの炎から、中心部にいるソラを目掛けて質量有る二頭の大蛇を模した炎が襲い来る。) -- ヴァント 2012-10-22 (月) 00:24:16
      • (竜巻の制御は自分下に戻った)
        (渦を保つのも勢いを制御するのも意図しない不純物が勢いを潜めたことで随分楽になった)
        (ただ全く安心はてきそうになかった)
        (これもまたヴァントの策の中ということだろう)
        (彼は想像以上に勝ちに拘りがあるように感じる もっとクールな性格だろうと思っていたのに)
        ははー…知らなかったーなー…ヴァントってー策士でーばりばりー戦えるータイプでー…そんでもってー負けずー嫌いーだったんやーなー…
        (その証拠に竜巻の中でも熱を奪われ続けても炎は死んでない それどころか大蛇となって今正に襲いかからんと向かってくる)
        (竜巻の風が塵や埃を巻き上げて周囲を取り巻く反面以外にも見通しの良い中心部で呟いた)
        (声は暴風に飲まれてヴァントに届くか分からなかったが)

        (これ程の炎、あと少しヴァントを遠ざけることが出来れば制御不能に陥り霧散するだろう)
        (下がれ、下がれ! そう念じて竜巻の半径を増す 巻き込まれれば幼馴染み同士の喧嘩なんて傷じゃなくなる 即病院送りの入院決定だ)
        (大蛇の吐息が頬に触れるほど近い まだ諦めないのか)
        (嵐のように吹き荒れて雹を撒き散らしヴァントを追い詰めている筈なのに)
        (内部に取り込まれなくとも、側にいるたけで雹礫は容赦なく打ち付け、風は刃のように切り裂くだろう)
        (髪を巻き上げ服を切り裂き肌を刺すのに)
        ーーーーーー…!!!
        (どうやら根比べに負けるのは自分のようだ)
        (大蛇が舌舐めずり、頬擦りされては、もう)
        (魔力で作られた器でさえ保つことなどできるものか)

        (最後に真っ黒な竜巻の外部からでも見えるような閃光を天へと伸ばし羽模様の紋章は砕け散った)
        (同時時刻、竜巻は瞬時に消え去り猛威を収める)
        (残された雹がぱらぱらと落ちてきてやがて暖められて雨となった 今更のように呼ばれた雨雲からも冷たい雨が降る)
        (視界が晴れればそこには)
        (一振りのが岩場に突き立っていた) -- ソラ 2012-10-22 (月) 09:38:25
      • (更に勢いを増してきた風は最早、立っているのも困難な程。それでもしっかりと腰を入れて、魔法を制御し続ける)
        (眼前にまで迫った竜巻は黒い壁となり、こちらからではソラの姿を視認する事は出来ない)
        (真空の刃と大粒の氷が混じり合った暴風は、炎の鎧を纏っていても防ぎきる事はできていない)
        (身を切り裂き、あちこちに打撲の痕を残している、痛みと、一気に大量の魔力消費をした為回路が焼けるように熱く、意識は今にも途切れそうだ)
        (それでもヴァントを突き動かすのはただ一つ、負けたくないという、子供じみた意地だけだ)
        まだ…まだだ…っ!もう少し、で…届く…っ…!!(ソラの声は聞こえない、耳に届くのは轟く風の音だけ)
        (真っ赤な双眸が、その向こうにいるであろうソラを睨む。必死の、決死の形相。見えないと、語っていた筈の普段は髪に隠れた右目)
        (生気の灯る左の眼以上に、ぎらついた、獰猛な輝きを放っているのは気のせいだろうか)
        …捉えたああァァァッ!!!!(暴風の渦の中、魔力を感知した。それを信じて、大蛇の牙を突き立てんと腕を、捻る)


        (風が止む、ほんの一瞬前だった。目に焼き付く程の閃光が視界を奪うと、徐々に迫った竜巻は大蛇を操る両腕を捉えて。その身体毎巻き込んでいく)
        (半端に巻き込まれた為か、その風圧をモロに受けて吹き飛ばされ、近くの岩に叩きつけられる)
        (肋骨を2〜3本持っていかれただろうか、魔力の消費も激しい。断ち切られそうな意識を保てたのは)
        …ソラっ!!!(感情に、負けたくないという感情に支配されて、忘れかけていた今、対峙していた、その相手)
        (幼馴染への憂慮があったからだ。痛む身体を引きずり、歩く。降り注ぐ雨は、熱の籠る身体には冷たすぎる程で)
        …ソラ…ソラ………?(確かにそこにいた筈、炎の大蛇が牙を突き立てた、その手応えもあった。しかし、そこに彼女の姿は無く)
        (見知らぬ、だが何処か親しんだように感じる、剣の一振りが佇むだけで)

        (何故か)
        (引き寄せられるように)
        (その美しい剣の柄に手を伸ばした) -- ヴァント 2012-10-22 (月) 10:39:30
      • (手を撫でるように風が吹く)
        (笑っているようなくすぐったい風)
        (心配するな、ここにいる。 そう語りかけてくるようだ)
        (触れればしっかりとした金属の硬質な感触 幻影でもなく紛れもない実体…俗に魔剣と呼ばれる武具だ)

        「あー…負けたーかー… くやしーなー…」
        (間延びした気の抜ける声は剣になっても変化なし ソラだとすぐに分かるだろう)
        (触れている間雨はヴァントを避けていく 彼女なりの心遣い)

        (本当の姿に関する話題は、照れ隠しに言わなかった 見れば、分かることだし、わざわざ、今更、言うのも気恥ずかしい)
        (できれば追求されないといいな、とも、思う まず追求されると思う、が) -- ソラ 2012-10-22 (月) 22:27:32
      • (柄に手を掛ければ柔らかな風が頬を撫でる。瞬間に、大体を理解した。)
        (推察の域を出ない部分もあるが、そこは多くの知識を詰め込んできた頭が補ってくれる)
        …そっか。君は所謂、剣霊と呼ばれる存在だったんだねソラ…

        (それ以上の事を問う事はしなかった、実際に聞いて確かめたい事も無いではないが)
        (今はそれをするのに、余りに消耗しているし…何よりもそんな気分にはならなかったから)
        (岩場に突き刺さるソラを抜き取る。折れた肋が痛むが…そのまま、岩場に座り込み膝の上に剣を乗せた)
        …君も悔しいって思う事が、あるんだねえ…凄く、意外。今日は君に驚かされっぱなしだよ

        (濡れた身体を包む空気の壁は、程良く熱しきった頭をクールダウンしてくれる)
        …悔しいっていう気持ちがあるなら、大丈夫。ソラはもっと強くなれるし、強くなっていけるさ。僕の原動力もそれだったしね
        …まぁ、今は難しい事はともかく…君がいきててくれて、良かったよ(微笑み、剣の刀身を撫でた) -- ヴァント 2012-10-23 (火) 01:38:39
      • 「インテリーソードとかー…魔剣とかーいろいろーだなー」
        (何も聞いてこなかった幼馴染に心の中だけで感謝した この姿を見せるだけでも気恥ずかしいのだから)
        (抜き取ろうとすると以外にも重たい 見た目はとても軽そうなのだが…重力以外の何らかの力が働いているということだろう)
        (薄く鋭利な刃はヴァントを傷つけることなく膝の上に納まっている 遊んでいるような風は相変わらず吹いている)
        (時折は前髪を吹きあげたりもした)

        「私ーもー知らんーかったーなー…そうー私はー悔しいー…悔しかったー…」
        (今回の件によってより気付かされた 人のこと言えないくらいに、自分も負けず嫌いだった)
        「やだーなー…そういうー青臭いーのはー周りにー任せようーとー思ってーたのにー…」
        (恥ずかしさで穴にでも埋まってしまいたいが剣のままでは身動き一つとれないし、まだ人の姿には戻れない)
        (だから仕返しとして憎まれ口を叩いた)
        「ふーんー… 私ーはーあのー程度ーじゃー折れーませんーですー」
        「ヴァントーこそーボロボローだろー…? 早くー病院ー行ったー方がーいいんじゃーねー…?」 -- ソラ 2012-10-23 (火) 12:38:14
      • (雨が当たらないのはソラの気遣いなのだろうと理解出来た)
        (姿を保てない程に消耗しているにも関わらず力を使ってくれている)
        (不器用で怠けてばかりの彼女が見せる優しさを感じれば自然と、痛みが走ると分かっているのに笑みが溢れ)
        ふっ、ふふっ…痛いのに、笑わせないでよソラ…くっくっ…
        (時折悪戯するように髪を描き上げるのは気恥ずかしさを紛らわしているのだろうと思うと身体を震わせて笑った)

        僕等に出会う前から、そうだったのに自分で気付いていなかっただけなのかもしれないけど…もしかしたら、君もこの街で暮らすようになって…僕達に感化されたのかもしれないね
        いいじゃないか、誰だって、負けるのは嫌なものだから。隠すような事じゃないし、恥ずかしがるような事でもないよ
        (改めて、ソラの刀身を眺める。今まで目にしたことが無いような、美しい剣だ)
        (よくよく見てみれば確かに、ソラの面影を感じられる、鍔にあしらわれた羽根は正しくソラの象徴そのものだ)
        (見とれていたところを、憎まれ口を叩かれふと我に返り)
        心配くらい素直に受け取ってもらいたいものだけどね…僕なら、大丈夫だよ
        痛いには痛いけど、まぁこの位慣れたものだしね…半死半生になってないだけマシな位かな。
        それに、こんなに綺麗な剣をこんな所に放おっておいたら誰に持っていかれるか分かったものじゃあないし…
        冷たい雨が降ってる中、女の子一人置いてく程薄情じゃあないよ。 -- ヴァント 2012-10-24 (水) 08:24:35
      • 「何ー笑ってるーしー…笑うなーし…!!」
        (いくら訴えてもぴくりとも動けない)

        「………」
        (感化、だなんて)
        (生まれてから過ごした時間はずっと別世界のほうが長いのにそんなことあるだろうか)
        (あるかもしれない)
        (ここの住人なんてふらっと急にやってきた自分に対して随分懐っこく付き合ってくれた)
        (そんな彼らと10年過ごして何も変わらなかった、とは言えない)

        (刀身は空色に淡く光を放っているが、装飾が施された柄に比べてやや簡素である 本来そこにあるべきはずのものが今はない)
        (見とれながらもその一点が引っ掛かるかもしれない)
        「このくらいーなれたーってー…ヴァントー苦労ーしてんーのなー…」
        (言ってもさっさと帰ることはないだろうなとは思っていたがやはり)
        「ふーんー… 人の姿ーとれるまでーあとー20分くらいーかかるーかんなー… 途中でー倒れるなーよー」
        (せめてどれくらいかかるか、を教える程度しかできなかった) -- ソラ 2012-10-24 (水) 12:46:19
      • (笑うなと言われれば余計に可笑しくなって、ごめんと言いながらも笑いを堪えているのが振動で伝わってくる)
        (何事かを考えているかのような沈黙に、諭すような声は続く)
        人は、人と交わった分だけ新たなものを吸収してく。良い出会いであれ悪い出会いであれ、ね
        ソラは正確には人間じゃないかもしれないけど、僕等と過ごしてきた時間は一緒なんだから
        きっと、少なからず変わって来てるんだよ。成長したとも言うかな
        (この街にやって来るまでソラが何処にいて、何をして過ごしていたのか。そんな事は知る由もない)
        (ただ、絶えず変化を続ける人間達と過ごした時間は、彼女に何らかの刺激を与えただろうと)

        …まぁ本音は僕も、魔力は枯渇しかけてるから少し回復の時間が欲しい、ってところなんだけど
        (恥ずかしいことを言ったような気がしたので、照れ隠しの軽口を)
        (言ったところで、ふと、違和感に気付いた。疲労も手伝い、脳直気味にその疑問を口に出す)
        ……完全じゃ、ない?(初めて見る姿なのだから、それが何かが分かる理由ではない。ただ、そう感じた) -- ヴァント 2012-10-24 (水) 13:37:54
      • 「んがーー…!!」
        (小刻みに揺れる、つまり笑い続けるヴァントに威嚇の声)
        「自分がー想像以上にー青臭いーとー知ったー時ーどんなー顔ーしていいかー分からんーですー… 顔ーねーですけどー」
        (そうは言っても、だ)
        (嬉しくもある 変われる、強くなれるかもしれない可能性に)
        「どーせー変わるならー強さーもー変わらんーとなー…」

        「ははーはー派手ーにー炎飛ばしてーたしなー」
        (お互いに言い訳無しというわけにはいかない程度には子供ではなかったようだ)
        「さすーがー魔術師ーはー目ざといーなー… 完全ーじゃないーからー小さくなったままー戻れんーしー…力もー思いっきりー振るえんーですー」
        (原因はすぐに思いつくだろう、剣の使い手がいないことだ)
        「剣ーはー使われてーなんーぼーだしーなー 使い手ーがーないってー見た目ーでー分かるーようにーなってんー…」
        (使い手がいれば刀身には証と絆を示す模様が走る それがないために違和感がちらつく)
        (これもソラが剣の姿を隠し続けた一因でもある) -- ソラ 2012-10-25 (木) 06:01:24
      • (普段の姿でもそうだが、動くことすら儘ならない剣の姿で威嚇されようともむしろ微笑ましい)
        (笑いこそ収まったものの、先程荒々しく猛っていたのが嘘のように穏やかな表情で)
        笑い飛ばしちゃえばいいよ、そうすれば気恥ずかしさも、もやもやした気持ちも何処かに吹っ飛ぶさ
        (強くなりたいと、強くありたいと、そう考えているのは自分も一緒)
        (ヴァント自身は強さそのものが目的に近いが…ソラのそれからは何処か執念のようなものを感じて)
        …言いたくなければ別に構わないけど…ソラはなんで強くなりたいんだい?

        観察は趣味みたいなもんでね、悪い趣味だと言われたら言い返せないけど
        (それは、つまり。覚悟を決め、立ち向かったあれだけの力ですらもまだ底は見せていない、ということで)
        (もし、先程。ソラが完全な力を使う事が出来たなら。背筋に冷たいものが走った)
        …普段の暮らしぶりを顧みれば、分からないでも無いけど。今、ソラは自分一振り…一人の身って事か
        …こんなに綺麗で、あれだけの力を持っている剣なら使い手くらい、幾らでも付きそうなものだけど。
        (魔力で呼ばれた雨は通り雨のようで、雲間が切れて太陽が顔を出した。眩しげに目を細めて)
        なんなら貰い受けたいくらいだよ。僕は剣士じゃないけど、風が使える剣だっていうなら僕の炎とは相性がいいから、如何様にも使えそうだし -- ヴァント 2012-10-25 (木) 08:22:01
      • 「そーだなー…笑うしかーねーなー」
        「笑ってーごまかしてー開きー直るーかー… うんーそれがーいいー」
        (見えはしないがソラも穏やかな気持ちで微笑んでいた)
        (今なら子供みたいな理由だって話してもいい、そういう気分)
        「それはーなー…私よりー強い剣ーがーあったのがー…… くやしーくてーなー…」
        (口ぶりからすると元々自分がそれなりに強い魔剣だという自負はあったことになる)
        「しかもー1本やー2本ーだけじゃーねーですよー…いっぱいーあるんだなーこれーがー」
        「私ー自分の世界ではー強いー剣だってー言われてーたんにー…」
        (それで剣としての誇りを失った こんな剣は不要だと感じられた)
        (その後はこの町に住む者皆が知っている通りごろごろだらだらと無目的に思われる日々を過ごしてきた)
        (そんな日々にですら意味はあったのだと気付かされたばかりだが)

        「私ーはー自分なんてーへっぽこー剣ーだとー思ったーからー誰にもー使われたくーなかったーんやーなー…」
        「このままーだらーっとしてー消えようーかなーとー」
        (差し込む陽光を反射して空色の刃も煌いた ちょうど、雲間から覗く高く果てない空の色)
        「ははー申し出ーはー嬉しいーけどなー…まー見てのー通りー魔術師向けーのー剣ではーねーなー」
        (卑下しているわけではなく、事実だ)
        (魔術師が持つには些か大きすぎる剣だし、何より魔力の増幅や感知能力の増強といった魔術的なメリットはない)
        (剣戟あってこその能力も備わっている)

        「それにー私のー名前はー…    悠空の刃    (PERPETUAL SKY BLADE)ってーゆってーなー…属性はー風ーってわけじゃーないー… 天ーとかー空ーってー呼ばれるーこっちではー特殊なー属性ーだー」 -- ソラ 2012-10-25 (木) 12:51:19
      • 振られちゃったか、残念。折角伝説の剣を手に入れられると思ったのい(本気で言った訳ではなかったのだろう、笑い、軽口を飛ばす)
        …はは、は…(ソラが語った理由は、はっきりとした既視感を覚える程に何処かで聞き覚えのある話だった)
        (規模こそまるで違う。しかし、自分が一番だと信じて生きてきた小さな世界から飛び出して垣間見た広大な世界で)
        (築き上げてきたプライドを粉々に砕かれ、矜持を無くし、自分の在り方を見失った)
        …奇遇だね、良く似た境遇を経て…ようやく、誇りを取り戻し始める事が出来た人を知ってるよ
        (目を閉じて語るのは、ソラの回想と良く似ていて、少しだけ違う。ソラも見覚えがあるかもしれないお話)
        彼も、ソラと同じで自分が一番だって言われ続けてた。そうだって自分でも思ってた。
        でもそれは間違いで、彼は少し他の子供達よりも大人へ変わっていくのが早かっただけの、普通の子供だった
        それを認めたくなくて。でも、今までずっと定位置だと思ってた先頭を奪われて、初めて誰かの背中を追いかける事になって
        それが理由で荒れてた事もあったね。初めて挫折して、心が軋んで軋んで、折れそうになった
        だけど、彼は極端な位負けず嫌いだったんだ。負けたままでいることが悔しくて悔しくて、どうしても諦められなくて
        自分が勝てる方法を、道を、探し続けた。今も彼は一番じゃないけど。世界で一番になんて、なれないって知ってしまったけど
        今でも皆の背中に追いつこうと、追い抜いてやろうと走り続けてるよ。
        (空を見上げる、あっ…と、声を漏らして)
        だからさ、ソラだってきっと。何時か君の空に掛かった雲を切り裂いていける筈だよ。君はそういう剣なんだろ?
        そうすれば、あんな風に輝ける日が来るさ
        (空には、虹のアーチがかかっていた) -- ヴァント 2012-10-26 (金) 08:27:07
      • 「悪いーなー…私はーワガママーなんーよー…」
        (笑っているような弾んだ声で軽口の応酬)


        (ヴァントが語る話は耳と心に痛く、そして染み込んでくる話だった)
        (そしてその妙にリアルな口調からあることに気づく)
        (話の、主人公となっているのは彼なのではないか?)
        (だが口にはしなかった)
        (彼はもう壁を乗り越えた、今も走り続けている)
        (そうであれば今そのことに口を出すのは野暮ということだ)
        (代わりに頭でも撫でてやろうかと思ったが生憎手がなかった)
        (魔力残量的には小さな姿しかなれないが…)
        (最初の変化よりも随分とおとなしい風が吹き、子供の姿を取る ヴァントが見る限りいちばん小さな姿だ)
        座っててーよかーったー…
        (小さな手で頭を撫でた 慰めるのではなく、励ますために)
        (立ち止まらないために)
        (前に進むために)

        (話が終われば隣に座り込む)
        なんーだー… 同じーなんだなー 人ーもー剣もー…もしかしたらー意思をもつー自我をもつーものー全てー一緒ーなのかもーなー
        (つられて声を漏らす)
        (空に浮かぶアーチ 七色の虹)
        (昔から何の感慨もなく創り出していたソレがいつもと違ってとても美しいものに見えた)
        「ああーもちろんーだー」
        (見上げたまま強く決意した) -- ソラ 2012-10-26 (金) 12:52:09
      • (語り出した時には無意識であったものの、途中からマズいという意識が芽生えていた)
        (それは親にすら、親友にすら明かしていなかった、自身の精神性における最も汚い部分だと傲慢さだ)
        (しかし、一度口を動かし始めれば止まる事は出来ず…結局のところ、懺悔のように全てを打ち明けてしまった)
        (恐らくそれが自分自身の談であるとはバレているだろう。軽蔑をされるだろうか、と思い目を閉じた、が)
        (髪を揺らす柔らかな風に、膝の上にかかった重みの変化に、目を開けば)
        (以前にも増して小さな、小さなソラの姿。手が伸びてきたかと思えば、その手は、頭に)
        (他人に触れられるのは余り好きではない、余程機嫌が良くなければ自ら触れる事も余りしない)
        (しかし、その手が余りにも優しくて、自身を認めてくれているようで)
        (声も出せず、されるがままに、目を伏せていた)

        (まだ少し、心は乱れたままではあるが)
        …そりゃ、そうだよ。心があって、自分の意志で考える事が出来て
        今を生きている者同士なんだから、一緒じゃない訳が無い
        生きてるから苦しんで、生きてるからまた立ち向かう事が出来るんだよ。消えたら…死んだら、それすらもう、出来ないんだから
        (決意の声を聞けば、立ち上がり…忘れかけていた折れた肋の痛みに胸を抑えて)
        …それじゃあ、帰ろうか。一応、アパートまで送ってくよ。治療院に行く途中だしね -- ヴァント 2012-10-29 (月) 02:42:58
      • んむー帰るーかー…
        治療院ーまでー飛ばしてーやろうかー…?(もちろん文字通り風で吹っ飛ばすという軽口だ)
        (笑いながらふざける顔はいつもと同じようで少し違う顔)
        (決意を秘めた顔だった)

        (軽口の応酬をしながら、ときどき立ち止まりながらも、無事送ってもらったのだった) -- ソラ 2012-10-29 (月) 12:32:04
  • やることは割りと溜まってるのに夜勤さんのバカ -- ヴァント 2012-10-31 (水) 12:26:40

Last-modified: 2012-11-14 Wed 00:18:13 JST (4179d)