V/ラトム
- …(左右の手の指でフレームを作ってとある港で停泊中の小さな船を見る少年が一人) -- タケル
- (港ではネズミ船員達が水や食料等を運び込んでいる・・・船の壊れた部分を簡易的に補修したり航路について話し合っている者も)
(やがて一匹が船を見ている少年に気付き・・・船首に立ってポーズを決める) (それをみた他のネズミ達がそれに乗り、次々にポーズを決めて少年のフレームに納まっていく) -- 船員ネズミ
- おーしおし!そうそうはしっこのやつみんな寄って!…はーい!チーズ!!ナリ(ネズミ相手ならこれ以上ない言葉で合図して手持ちの携帯端末で写真を取る少年)
って!そうじゃねえナリ!(ノって思わず撮影して社内の画像掲示板的なモノにアップしてしまったが気を取り直して) ワガハイたちの船とおんなじくらいちっこい船は初めて見たナリが…お前らが乗ってるなら納得ナリな(小さい奴らが乗ってるから小さくて当たり前かと納得した顔) -- タケル
- 「「「「ちーず!!」」」」(イェーィ!!っと皆々手にチーズ片手にぱくりして取ってもらう)
「撮れてるッスかー?(くっちゃくっちゃ)」「送って欲しいッス(もぐもぐ)」「おー」(ぞろぞろと回り込んで覗き込んでくるネズミ達) (人から見れば小さな船だが彼らと視線を合わせれば十分一般的といえる程の船で) 「お前の船もちっさいんスか?」「人間なのに?」「どんな船ッスかー?」(見せて見せてと喚いて) -- 船員ネズミ
- 焼き増ししてもいいナリがお前ら持ちナリぞっ!(そのへん細かい現代っこ、自分もおやつのバナナを取りだし頬張る)
ワガハイは鬼ナリなっ!(二本の角をアピール、機械の耳もあるので厳密には人間以外の何かだろう) それはまあ…アレなり、いざというとき以外には見せないのが秘密兵器っぽいナリからして…(本当は自分が厄介になっている船に格納中なので、勝手に持ち出すと弟がうるさいのである) にしてもネズミがこんなあつまって一体何してるナリか?(イタチ退治にでもいくの?と素朴な疑問をぶつけて話題をそらす) -- タケル
- 「「「「「えー」」」」」「けちんぼー!」「ネェーイイジャナイノー」「オレらとアニキの仲じゃないッスかー(要出典)」
(角を差して)「おにー」「あくまー」「ひとでなしー」「そのまま永遠の秘密兵器になっちまうッスよー」(ぶーぶー喚き・・・話題をそらされるとあっさりと引いて) 「良くぞ聞いてくれたッス」「聞いて驚く無かれ」「おー」「れー」「たー」「ちゃ」「「「「空賊ッ♪」」」」(何か歌いだした) 「おーそーろーしー」「「「「空賊ッ♪」」」」 (手を取り合ってなんかノリノリだが) 「なーくーこーも黙る荒くれ者さっ♪」 (リズムとかメロディとか完璧に無視の無茶苦茶な曲である) 「今ー日もまーだー見ーぬお宝狙ぁて」「襲って」「奪って」「荒らすのさっ♪」 (陽気なノリでいて歌詞の内容も酷い) 「稼いだ金は明日にはすっからかん」「そーしーたーらまた船を出すのさ♪」 (テンションが上がってくるとタケルの手をも取ってぐるぐる回る踊りに誘って) 「そーしーてそーんーな荒くれ者達を」「たーばーねーるー我等っがせんちょーぉ」 (ぶわぁっと横に並んで) 「「「ラー」」」「「「トー」」」「「「ムー!」」」」 (全員讃えるポーズである一匹のデブ猫を示す・・・ムスッとした顔で腕を組むその猫は) お前ら何遊んでんだ、出航は近いぞ早くしろ(ぶんぶん手を振ってネズミ共を散らす・・・ずかずか歩いてタケルに近づくと)ボウズ、何か様か? -- ラトム
- アニキと言われたらちょっとくらいいいかなって思っちゃうナリなー…でも駄目よダメ…(と思わず言いそうになったが)
おわっ!?…はーっはっはっは!(空賊というワードで若干顔をしかめたが、なんだか楽しげな音楽とダンスにのっかってつい最後までやりきって称えるポーズにも参加してしまう) ってー!だからぁーっ!(ノらせればノるタイプなので叫ぶが…目の前に来たぬこを見て一言) シャベッタァァァァァァァァァァァ!!!!!!(どこかで見たような反応でびっくりする、よく考えればネズミがしゃべってる時点で驚くのかもしれないが…まあ様式美である) -- タケル
- ・・・(嫌そうな顔で耳をペタンと倒し咆哮を回避する)
元気だなぁお前・・・踊りが好きなら酒場にでも行くんだな、お前みたいのが好きな手合いは結構いる(うんうんと頷いて) んでボウズ名前は?パパとママはどうした?迷子か?(完全に子供扱いである・・・背が低いのに) -- ラトム
- 踊りが得意なのは叔母さんでワガハイはコッチナリなっ!(地面を揺らす震脚を伴って風を切る拳を見せる。少年にしては…いや、「冒険者」としても通用するキレである)
人に名前を聞くときは自分から言えと言うナリ!(露骨なガキ扱いをしてくるデブ猫に対してこちらも腕を組んで見下ろす) -- タケル
- (風を切る拳を突きつけられてぶわりと全身の毛が逆立ち・・・直る・・・尻尾だけ逆立てたまま)や・・・やるじゃねえか(ドキドキしつつヒゲを整え)
手前ぇは今の今まで誰を讃える歌を歌ってたんだ?(紹介されながら現れただろうがと思いつつ首を振って)あーあー見下ろすな見下ろすな(くいくいと手を下に送るジェスチャー) ・・・まぁいいや・・兎に角そろそろ出航だ、一仕事して覚えてたら相手してやる(律儀に応えてやる必要も無いだろうととっとと背を向けて船に向かおうとしてしまう) 野郎共!目指すは黄金諸島だ、心していけよっ -- ラトム
- ………(そういえばさっき歌ってたよな?と手を組んだまま首をひねり…)えっ!?お前がキャプテンナリか!?(紹介された先にいたのはデブ猫で…オウムかなんかみたいに船長のペットか何かだと思っていた)
あっ!こら待て!まだワガハイが名乗って……(なんだか急いで出航の準備をした割には風の動きのままのゆっくりなスタートを見る) ワガハイはタケル!いずれ三千世界に名を轟かす英雄になる男ナリッ!そんとき覚えてたらサインのひとつでもしてやるナリなっ!!(びしりと人差し指を向けて名乗ると猫顔負けの跳躍力で停泊中の船…「ストリングバッグ」へと向かっていくのだった) (出航するのを見て自分たちもある場所へ向かうため出航する予定だったのを思い出したからである) -- タケル
- ネズミが湧いているぞ。船長はどこだ…何をしている。喰われてしまったのか?(白い飛竜の背中から小娘がひとり降りてくる) -- リウィア
- V-スパイス4袋たぁまた豪勢だな・・・こりゃ財宝だけじゃねぇ何か特別な積荷があったな・・・
「どうするんスか?」 かの船の予定航路と襲撃地点を知るんだ、ほかにも襲撃された船があればそれについても・・・場所とタイミングが割れりゃ後は張って追いかけるだけよ(船内、空図にかきかき線とバッテンをつけて)
「「「「おーっ」」」」「ドラゴンッス」「すげー始めて見たッス」「口でっけー」「あれだけデカけりゃチーズも沢山食えるッス」(船上に横並び、緊張感無く飛竜を眺めるネズミ達) (近づくのをみて)「「「「おー・・・」」」」(降りてきたのを見て)「「「「・・・・・・・」」」」「襲撃?」「まっさかー」「HAHAHAHAHA」「お客様ッスかね?」 「おかしらー、お客さんッスー」 (娘の質問に答えるようにネズミが船内に呼びかけるとばたーんと扉が開いて) あぁっ?空で客だぁ?(ずっかずっかと現れる二足歩行のデブ猫)・・・・・・・・・うぉぉぉぉおぉおおっ!?(飛竜をみてびっくり) -- ラトム
- まあいいか。無人の船なら好都合だ。君らの食い物をすこし分けてもらうぞ。寝床はどこか他で探すさ。(ラトムとネズミたちに手を振って船倉に下りていく)
チーズがどうとか言っていたな。これはたしかにチーズの匂いだ。悪くない。かじられていない物があればいいのだが……な…? (大きな猫とネズミたちが喋っていた気がして甲板にUターンする、途中で天上に頭をぶつけて悶絶した)〜〜〜〜〜〜!! つ、つくづくこの身体はっ! -- リウィア
- ・・・いやいやいやおい待ておい・・・おーい!(ずかずか歩いていくリウィアの後を追い・・)
(悶絶している様を見れば)・・・おい 「へい!」 (わー!っとネズミ達が一斉に飛び掛り、縄でぐるぐる巻きにしようとする) -- ラトム
- 待て、と言って待ってはくれんのだろうな。(蒼白く輝く角が乾いた音を立て、牽制するように電撃が飛ぶ。錬鉄のランプに焦げあとを残して)
落ちつけ諸君。私も落ちつく。この頭がな、ずきずきと痛むのだ。(なかなか痛みが引いてくれないので両手でさすりつつ) よく見てみるといい。この身体は喰いでがないぞ。見ろ、今にも折れそうなこの手足を。見るからに不味そうだ。君ら全員の胃袋も満たせはしない。 私よりそこの猫くんの方がずっと美味そうだ。ふっくらとして肉付きも……む、取って喰おうというわけではないのか?(空気を読みとって大人しく簀巻きになる) -- リウィア
- (「待て」と言われるとピタっと動きを止めるネズミ達、飛ぶ雷に「おー」っと呻き)
(続く言葉には彼女と船長の体つきを見比べる様に視線を巡らせて「成程」と頷く) ・・・待たんでいい(猫が改めて号令するとまたわーっとぐるぐる巻きにして)
(閑話休題、ぐるぐる巻きにしたまま甲板に移動する、背景では飛竜を餌付けしようとネズミ達が頑張っていて) あー・・・なんだ?(こほんと一つ咳払い)まずはようこそラトム空賊団が有する空の制限号へ、オレが船長のラトムだ(会釈) で・・・何か御用かなお嬢さん?・・・あと御仲間は何人かな? -- ラトム
- リウィア・ペンドラゴン。通りすがりの観光客だ。漂白の旅人。遍歴の騎士。どれも似たようなものだな。
君がここの主なのだな、ミスター・ラトム。邪魔をしている。(器用に立って胸を張る)君の非常食たちにかじられるかと思ったぞ。 その帽子は人間が被っていたものだな。君も元は人間か? 「長靴を履いた猫」という線もあり得るな。猫妖精。ケットシーと呼ばれるものたちだ。 要件は…(おなかのあたりから気の抜けた音がする)…という次第だ。腹が減っている。とても空腹なのだ。一人で来ている。従者が外にもう一人。それが何か? -- リウィア
- あーあー立つな立つな俺より目線をあげるな(よっこいせっとタルの上に乗るとまた見下ろす、抗議の軽口には「お互い様だと返し」)
人間じゃねーよ、猫族なんて呼ばれてる生粋のこういう種族だ・・・ケットシーってな近いかもな (腕を組んで音を聞く)従者ってなあの竜の事か?(「嘘じゃねーッスかー?」と追求するネズミに嘘じゃねえだろと返し)他に仲間がいるのなら放ってはおけねえってだけだよ ・・・わかった、つまりお前さんは空腹のあまりオレの船に食い物を盗みに入り・・・我が船の優秀(?)な防衛システムにより捕らえられた訳だが・・・ 本来ならこのまま放り出しても構わねぇんだが・・・もし取引するってなら話は別だ・・・食い物は余ってるし分けてやる事も出来る・・・で、お前さんは俺達に何をしてくれる? -- ラトム
- しもべを仲間の数に入れて構わんのなら、そうだ。スティーブンスは私の従者だ。細かい雑事をこなしている。カンブリアを発つときに連れてきた。
そうは言うがな猫族よ、無人の船かと思ったのだ。永遠に空を漂う幽霊船の類かとな。せっかくの物資が人知れず朽ちてゆくなど見過ごせん。あってはならない事だ。 君は「天使の分け前」という言葉を知っているだろうか。樽になみなみと満ちていた酒の上澄みだけが、ほんの何インチか減っていることがあるだろう? あれは酒精が飛んだのではない。天使が味見していったのだ。ゆえに天使の分け前と称している。私も似たようなものさ。稲穂をついばむ鳥のようなものだ。 取引か、面白い。もしこの船にいかずちの力で動く機械があれば動力を満たしてやる。なければ、そうだな…歌を歌ってやろう。カレドニア南部の歌だ。 -- リウィア
- 無人で漂う船から食いモンとっても腐ってるのが関の山だぜ、地上に降りて探す方が懸命だ
はっ「無人だから拝借しようとした」の次は「天使の分け前」と来たもんだ、主張をころころ変えるのは関心しねぇぜ? 捕まえられねぇ天使が相手なら兎も角、お前さんは今此方の手の中にあるんだ・・体があるなら生き物の論理に従いな (言葉遊びもそこそこに本題へと移って) 雷なんざいらねぇ・・・だが歌は良いな、どれちょっと歌ってみろ、ネズミ共が気に入ったら分けてやる (船長の言葉にネズミ達がにわかに沸き立つ、どんな曲だろうと飲み食いの準備を始める) (そんな中一匹のネズミがちょいちょいとリウィアを突いて) 「気をつけるッス、今のは「食い物を分ける取引」ッス おねーさんを開放する取引じゃないッス」 -- ラトム
- 今しがたまで人がいたような幽霊船の伝説もあるぞ。フライパンの上では卵が焦げていて、無人の船だというのに食卓には暖かい料理が並んでいたそうだ。
ふふふ、食い物のこともあるが、君らも空賊のはしくれなら余所の船に上がりこんだことがあるだろう。面白いぞ。これは病みつきになる。 食い物と、それから歌だ。船乗りたちの歌声を人知れず聞いてゆくのだ。興が乗れば私も歌う。人間たちに混じって歌うのだ。君も歌が好きならわかるだろう、愉しいぞミスター。 あまり邪険にするな。帰るかどうかは私が決める。今はまだその時ではない。(飛竜の撃ちだした氷片が縄をかすめ、小娘の足元に縛めが落ちる) 君にも付きあってもらうぞ、げっ歯類よ。(一匹ずつ両腕に抱えて咳払いをひとつ。喉を震わせ、人間離れした声量のソプラノで遠い故国の恋歌を奏ではじめる) Are you going to Scarborough Fair? Parsley, sage, rosemary and thyme, Remember me to one who lives there, For she once was a true love of mine... -- リウィア
- はっ幽霊船かもしれねぇのに上がるなんて肝の座った嬢ちゃんじゃねえか
襲ったことはあっても忍び込んだこたぁねぇな、だから歌はいつもこいつ等のだ、だから珠にゃぁ違う刺激が欲しくな・・・・おいその縄いつのまに・・・(振り返ると縄が切られていて) 「おかしら静かにするッス」(それについて指摘しようとすると歌が始まり皆が聞き入るモードに)・・・・(納得いかない様子でむっすーっとしてる) 「「「「・・・・・・・・・」」」」(歌についてはノリのいいのを期待していたのか踊る準備のしていたネズミ達はいまいちノれない感じでとりあえず頭だけ揺らしてる) (良い曲だと思う、声も人間とは思えない高く澄んだ美しい響きだ・・・ただこの粗野な猫とネズミに聞かせるには些かお上品過ぎたようで) 「んー・・」「あー・・・」・・・・・ 「うぅ・・故郷に残してきたジュリエッタが懐かしいッス・・・」「お前あれ相手にされてなかったッスよ?」「アイツこの前たんまり子供こさえてたッス」(しんみりしちゃったのがちらほら見える程度で) あー・・・・もっとこう楽しそうなのねぇの?・・・(ちょいとねだってみる) -- ラトム
- 何か思い出せてしまったか…。暗くて悪かったな。我がアルビオン連合王国は曇り空の国なのだ。滅多に日が差さんから、人心もどこか陰気ではある。
こればかりは女王陛下の力も及ばん。神ならぬ人の身なのでな。(一緒に歌えるタイプの曲ではなかったかと反省して、頭を切り替えてみる) では、別の歌にしよう。酒が呑める歌だ。だんだんわかってきたぞ。君らも歌えそうなのがいいのだろう? 昔ながらの定番。お決まりの歌だ。お馴染みの大海賊の悪名をこれでもかと歌ったやつだ。適当に歌え。適当でいいさ。(鼻歌を始めて) My name is William Kidd, as I sailed, as I sailed, My name is William Kidd, as I sailed, My name is William Kidd, God's laws I did forbid, And most wickedly I did, as I sailed, as I sailed, Oh, my parents taught me well, as I sailed, as I sailed, My parents taught me well, as I sailed, My parents taught me well to shun the gates of Hell, But against them I rebelled, as I sailed, as I sailed... -- リウィア
- いやバラードも悪かねえんだがよ?野郎がぞろぞろ集まって聞くモンでもねぇというか・・・(うんうんと)
「暗い所こそ明るくいきたいモンッス」「明るい所なら明るくいかなきゃ損ッス」 (歌いなおされればふんふんと頷き・・・)「こう?」「こうッス」(てんててんてとタルを叩いてリズムを取り) 「「「「まいねーみずきゃぷてんらーとむ♪」」」」(かーんと酒の入ったカップを打ち鳴らす) (それを合図に皆が踊りだす、肩を組み足を振り上げ声を合わせる) (船倉から楽器をひっぱりだすとバラバラと放り投げる、皆がそれを手に取り・・・リウィアが小脇に抱えた二匹もウクレレとラッパをキャッチするとそれらを奏で鳴らして) (何処から引っ張り出したのかぼろぼろのドレスを纏った者まで現れて、それがお立ち台めいたタルに登ればひゅーっと野次が飛ぶ) 「「「「あざいっせーるど!あざいっせーぇるど!」」」(かこーんとタルを割ると中の酒をあおり、肉やらパンやらチーズを投げ互いの口に入れる)「へーい!(リウィアの口にも投げたりして)」 -- 船員ネズミ
- 日が落ちて、陸に下りている時ならいざ知らず…というわけか。言いたいことはわかる。たしかにそうだ。勉強になったぞ。
ん、いいチーズを揃えているな。なかなかだ。気に入ったぞ。さすが私を惹きつけるだけはある。君らが探してきたのか? この大悪党を追った提督の歌もあるぞ。王立海軍きっての名物男。戦艦ルビー号を駆って海賊ひしめく海を戦い抜いた船長の歌だ! Come all you seamen bold and draw near, and draw near, Come all you seamen bold and draw near. It's of an Admiral's fame, O brave Benbow was his name, How he fought all on the main, you shall hear, you shall hear... (楽器が出てきて勇気付けられたのか何曲も続けざまに披露し、そのまま酔い潰れてしまうまで陽気に歌い続けるのだった) -- リウィア
- (てぃーぴーおーは大事だぜっと船長は言った)
(良いチーズは鼻で集めるッスと彼らは言った) (相手を試してやろう等という調子は既に消え去り、残るは新鮮な音楽家への敬意のみ) (酔いが回ろうが吐こうが喉がつぶれようが構わず陽気に歌いあかし、目が覚めた時、捕虜の姿は何処にも無かったって話だ) -- ラトム
- (ラトムの船が穏やかに航行していたときだった、突如太陽が隠れたように船が影に入って)
(頭上を見上げればそこには木造船の船底か見えて、縁からひょっこりと人の顔が覗かせてきて) あーん?なんだ子供用かと思ったらてめぇらか?(笑いながら話しかけて//既知にしても良かったかい?) -- リヒャルト
- 「なーんもねーッスねー」(だらーっとしてるネズミ達)
ばっかやろうテメェ進路変わってねぇか見とけっつたろうが(サボってるネズミの尻を叩きつつ自分もだらけてる・・・地図を広げて)この感じならそろそろか・・ (とかぼやいてると不意に空が暗くなってナンダナンダと皆空を見上げる) 「おかしらー!頭上に船が!」わーってる!見張りは何してたー!(てんやわんやとしてるとひょっこり出てきた顔に) おう、なんだテメエかっ(舵を切り、相手の真下から斜め下に進路を変える)るっせーなこりゃアレだ・・・あー・・こんぱくとって奴だよ、誰かさんと違って無駄がねぇんだよ(ぐるぐると地図を丸めて収納しつつ) -- ラトム
- (//既知はあんまりした事無いけど多分問題なしっす) --
- はっはっ、見張りをあんまり責めてやるな…こっちは太陽から降りてきたんだからよ
相変わらずしけたチーズ食ってんのか?まぁ、なかなかお前たちが狙える船ってのもそうはないから仕方ないか(くっくっと笑って) なに、無駄があってもそれだけ稼げば問題ないんだよ…んで、どこに向かってたんだ? -- リヒャルト
- いい趣味してるぜおい、そのまま翼を溶かしちまえば良かったんだ(ふんすと鼻息荒く)
「しけてねーッス!カビてるんス!」「チーズは湿気ねーッス!」(ぷんすか怒る船員ネズミ達を軽くいなして) ケッ・・チョーシに乗りやがって(吐き捨てるように言うと)あん?テメェにゃ関係ねーだろう?義賊様は義賊様らしくお空の警備でも・・・(軽く嫌味を言おうとした所で) 「おかしらー!見えてきたっす!4日前に金銀財宝満載の商船が墜落したって山!お宝とりほーだいッス!入れ食いッス!」(頭上の事など一切見てなかった見張りのネズミが説明口調で叫んで) バカヤロウ!今それを言うんじゃねぇ!!(怒鳴り散らすことで裏付ける) -- ラトム
- そんなのはどこぞの蝋で飛ぼうとする馬鹿くらいしかいねぇよ…あと、チーズにカビか…逆に上手くなってるんじゃないか?カビにもよるがな
なに、俺は暇でな…それにお前らが何か悪さしないとも限らんだろ?(付かず離れずに上下に並んで航行しながら) …ほぅ…あれか、確かにそんな噂もあったが…なかなか目ざといじゃねぇか、ラトム(ニヤリと笑って) どれ、俺たちも手伝ってやろう…何、礼はいらねぇ。なんならうちの船倉の無駄にあるチーズも分けてやろうか? -- リヒャルト
- ・・・・(やっちまったという風に手で顔を覆ってる)えぇいクソっバレちまったなら仕方ねぇ!お宝取られて堪るかってんだ、野郎共!全速前し・・・
「「「チーズ!!」」」「いるッス!いるッス!メッチャいるッス!!」「なんなら全部くれてもいいッス!」(にわかに沸き立ち「よこせよこせ」と手招きするネズミ達、大口開けて投げ入れてと訴える者もいたりして) テ メ エ ら!(ガンガンと剣を欄干で打ち鳴らし)金が入りゃチーズなんざ山ほど食えるんだっわかったならとっととそのチンケな手足を動かしやがれ!! (わーっとネズミ達が一斉に動き出し、マストを存分に広げ風をめいっぱい受けると、空賊船「空の制限号」は全速力で「REN-42」から逃げ出す・・・船体の小ささは即ち軽さであり、追い風に乗ればあっという間にトップスピードとなる・・トップスピードが相手より速いかどうかは別の話だが) -- ラトム
- はっはっ、可愛い船員たちだなオイ…おぅとも、今から分けてやるぞ?(持ってこいと自分の船員に命令して)
おいおい、ちゃんと福利厚生ってのか?してないといつかそっぽ向かれるぜ?(ニヤニヤと笑いながら見守って) ほぅ…なかなかいい速度だな…だがまぁ、そんなに慌てるなって…撃て(艦首がガコンと開くとそこから一門の巨大な砲が現れて、その砲が火を吹いて) (しかし砲弾ではなく鎖がついたフックのようなものがガッチリとラトムの船を捕えようと迫って) -- リヒャルト
- そういう事以前の問題だ、ライバルから施し受けたんじゃ空賊の名折れよぉっ
ふふんっ!(あのポジションで戦闘を仕掛けるのは愚策である・・とっとと距離を取って、相手が追いついてくるなら旋回してお見舞いしてやればいい、泳がせる気ならそのまま逃げて仕切りなおせばいい、宝の正確な位置を知っているのは此方なのだから) (ところが相手は第3の手を選んだ様だ、がごぉんと船体が大きく揺れる)ぁんだぁ!? 「おかしらーなんスかね?これ」(甲板にがっちり食い込んだフックを突くネズミ) バカヤロウ!すぐ外せ!引っ張られてんぞ!(こうなると船の重量差がモロに出る、鎖の重さも手伝い進むことも侭ならない) 「「「「「「「「ふんぬー!!」」」」」」」」(仲間を集めて総出でフックを外そうとするが・・・この様な用途で使われる道具を猫やネズミで運べるかは定かではない) -- ラトム
- ケチくさい事を言うなよ、空を往く仲間だろ?(楽しそうに笑って)
…大方待ち伏せか逃げ切りかって所だろうが…接近を許した時点でそうはいかんさ(合図とともにギリギリとゆっくりと鎖を巻きあげて) …おーおー、頑張ってやがる…まぁ、外れる事はないとは思うが…おい、チーズは持ってきたか?(持ってこさせたチーズを手に取ると、何故か固形燃料の上に鍋を置いてチーズを入れて) (奇しくもラトムの船は風下、チーズフォンデュのような匂いが漂っていくはずで) -- リヒャルト
- だぁクソ!やっぱり巻き上げか!(だとすれば時間はない)おい!高度を下げろ!碇を下ろせ!こうなりゃ振り回してやる!
(だが一手遅かった様だ、つんと鼻を付く特有の匂いにチーズの件が軽口でも何でも無かったのだと悟る) 「(すんすん・・)チーズ?」「チーズ!」「チーズっす!!」(ネズミ達が次々に鼻を鳴らして耳やひげをぴんと跳ねさせる) お、おい待て!おい・・・ダメだこりゃ・・ 「「「「「「チイイイイイイイズゥウウゥウゥウゥ!!!!」」」」」」(ネズミ達が目の色を変えると、あろう事か繋がり、揺れに揺れ傾いた鎖の上を) 「「「「「「チイイイイイイイズゥウウゥウゥウゥ!!!!」」」」」」(一気呵成に、一心不乱に駆け上がってくる) -- ラトム
- …この状態で駆けあがってくるのはちと予想外だったが…まぁいい(上ってくる間は流石に巻き上げは止めて、とりあえずチーズを振る舞って)
…なぁ、ラトム。分かち合うってのはいいもんだよな?(そして渡りきってから巻き上げを開始して、声が聞こえるほどになってから声をかけて) (もちろんそれはチーズ分けたからお宝もよこせやという言葉に他ならなくて、ある意味船員も人質に取っている状態で) なに、オレもそんな酷い事は言わねぇ…7:3でどうだ?あぁ、オレが7だがな(笑って言いながら、その後5:5を提示して…) -- リヒャルト
- (背を向けたまま、観念したようにはーっと胡坐をかき息をついてるデブ猫・・・)
(無理もない話である、リヒャルトは知らないのだ・・・彼らにとってのチーズがどういうものであるかを) (迎え入れてからこっちばかりを見て巻き上げていたリヒャルトには知る余地もないのだ、今後ろで何が起きているかなど) 7も3もありゃぁしねぇんだよ・・・こうなっちまったら(お宝は「また」修理費で全て飛ぶことになるだろう) (背は向けたままだ、見なくても結果は見えてる・・・阿鼻叫喚が聞えてくるようだ)
「「「「「「「「ちぃぃいいぃぃぃいいずぅぅうぅうぅっぅうぅぅうっ」」」」」」」」 (鍋いっぱいに詰れたあつあつのチーズ、それは登りきった最初の一匹の物だ、二匹目がたどり着く頃には口いっぱいに納めてる・・・火傷で暫く再起不能だが彼らにとってはチーズが優先される) (鍋に残った僅かなチーズも二匹目が平らげる、そりゃもうぺろりと・・・無論それで満足することもなく・・・) (さて、では残りの94匹のチーズへの欲望は何処へ向かえばいいのか?一匹目は本当にこれで満足しているのか?) 「「「「「「「「ちぃぃいいぃぃぃいいずぅぅうぅうぅっぅうぅぅうっ」」」」」」」」 (猛り狂ったチーズへの欲望は他の食料へ、他の食料から船の建材その物へ、そして酷い時には人へと向かう、後ろを振り返れば地獄絵図が広がっている事だろう) ・・・すまねぇ・・すまねぇなリヒャルト・・・(わりとマジで泣いてるおかしら) -- ラトム
- ん?…オイオイオイ…こりゃ…ひでぇな(食い荒らす、と言った感じで食べていくネズミたちに流石にあ然としながら)
…あー、これ以上はやる気はしねぇ…だが、止まりそうにもねぇか…なら、仕方がねえな(かといって船まで齧られる訳にもいかなくて) よーし野郎ども、おめぇらの無駄に鍛えた筋力の出番だ。食いしん坊どもととっ捕まえろ!(そして始まるマッチョと鼠の追いかけっこ) …やれやれだぜ…おめぇも苦労してんな?(それを尻目に黄昏るように同情の視線を向けて、幸いに船には損害はほぼなしで済んだとか) -- リヒャルト
- テストだ -- ラトム
- まぁこんなもんか
「おかしらー!丘が見えて来たッスー!」 いよぉし帆をたためぇ!上陸だー! -- ラトム
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