[[施設/コロッセオ]]

//-''Life or death''
//--''第一試合''
//--''第二試合''
//--''第 試合''

-''Life or death''
--''第一試合''
--''第二試合''

-''Life or death''
--''第一試合''
---きゃっ…!(ゲートから、奴隷が蹴り出される。起き上がって当たりを見回すと、そこは想像もしていなかった場所だった)&br;(円形の闘技場。周囲の壁は高く、客席を埋め尽くす人々はまるで遠い国の人のような何を考えているかわからない目で私を見ている)&br;(渡された剣を引きずりながら、壁まで下がる。こんな汚れた下着姿を見られていると思うと、羞恥に涙がこぼれる。もしかしたら、あの中にクラスメートがいるかもしれない。雑貨屋のおじさんや、よく公園を散歩するおばさん。彼らにこんな姿を見られていたら、もう顔見せできない。)&br;いたっ…(だが、壁まで逃げると、客が石を投げておいたてる。小さな石が肩に当たり、悲鳴をあげながらアリーナの真ん中へ逃げる) -- [[シィラ>名簿/468544]] &new{2011-11-29 (火) 21:01:15};
---(アリーナに出されるのは初めてだった。今までは訓練場のようなところでおそらくシィラと同じような見所のない奴隷を集めたチーム戦を行っていた) -- [[シィラ>名簿/468544]] &new{2011-11-29 (火) 21:05:14};
---(ぎゅうっと剣を抱きしめ不安に震えていると、向かい側のゲートが開くのが見えた)&br;(もしかして、出してくれるのだろうかと淡い期待をしながらゲートが開くのを見ていると、長身の男がゲートから現われる。潤んだ瞳ではよく見えないが、手に剣を携えているのがわかった)&br;(じりじりと、後ずさる) -- [[シィラ>名簿/468544]] &new{2011-11-29 (火) 21:15:59};
---(今日の相手はどんな男だろうか?それともモンスターだろうか?軍隊時代に愛用していた質実剛健なつくりの剣を手に、アリーナへと歩みでる)&br;(剣はよく磨かれていて、他の剣闘士が使う使いまわしのさびの浮いたものと違いアリーナに立てば陽光を反射してまばゆい光を放つ)&br;(ここで終わるわけにはいかない。遠い地で暮らす家族の顔を思い浮かべ、覚悟を決める)&br;(ぎゅっとグリップを握り…)いない?(最初、アリーナに対戦相手の姿が無いと思ったのは、その相手があまりに小柄だったからだ)&br;(そして、そのよく見知った姿に剣を取り落としそうになる)&br;シィラ…… -- [[ケイン>名簿/468543]] &new{2011-11-29 (火) 21:29:52};
---あ…(現われたのはよく知っている顔だった。ほっと胸をなでおろし、不安そうな顔に小さな笑顔を浮かべて鎖を引きずりながらよろよろと歩み寄る)&br;たすけて、ケイン……(きっと、今回も助けてくれる) -- [[シィラ>名簿/468544]] &new{2011-11-29 (火) 21:33:32};
---(言葉を失う。これは意図的に組まれた対戦カードなのだろうか?貴賓席を睨む。きっと、あのボックスの中で張本人は笑っているのだろう)&br;&color(blue){(シィラがこちらに来る前に。目の前でシィラの顔を見て、匂いをかいでしまう前に、大仰に剣を立てて構える。これ以上、シィラが近づけば…きっと自分は)}; -- [[ケイン>名簿/468543]] &new{2011-11-29 (火) 21:37:15};
---…え?(最初、何をしているのかわからなかった)&br;(信じられないものを見るような目で、あ…あ…と言葉にならない言葉が口の中で踊る。)&br;&color(red){(ふるふると力なく首を振りながら、少しづつ後ずさる。後ろを振り向く。が、もちろん自分がでてきたゲートは閉められ、格子の向こうでは恐ろしい顔をした衛兵がこちらを睨んでいる)&br;や、やだ…たすけて……(剣を抱きしめたまま、ケインに、すがるような目を向ける)}; -- [[シィラ>名簿/468544]] &new{2011-11-29 (火) 21:44:48};
---&color(blue){(だめだ、それは出来ない。そう言いかけて口をつぐむ。もし口を開いてしまったら、きっともうシィラを……)&br;(シィラを殺すことは出来なくなってしまう。)&br;(振り上げる剣の動きが遅いのは、いたぶろうと思ったのではなかった。それは、まだ強く残る迷いゆえだった)&br;(剣がまっすぐ天を向く。もうこれ以上、上げることはできない。振り上げた剣は下ろすしかないのだ)&br;(どこへ?)&br;(銀色の光を反射する剣が、振り下ろされる)&br;(少女の持つ、剣に向かって。剣ならば斬りつけても怪我をすることはないだろう。戦ってくれ!一方的ななぶり殺しなんてしたくない。それは、エゴかもしれない。しかしそう願わずにはいられなかった。)}; -- [[ケイン>名簿/468543]] &new{2011-11-29 (火) 21:52:07};
---&color(red){いやあっ!!(自分に向かい、銀線が閃く)&br;(恐怖で身がすくみ、ぎゅっと剣を抱えて目を閉じる。)&br;(だが、下手に避けようとしなかったのが幸いした。吸い込まれるようにケインの刃が抱えた剣に当たり、シィラの身体を裂くことなく、甲高い金属音をあげて折れ飛ぶ)&br;(だが、衝撃で砂地に倒れ伏す。長い金髪が木の根のごとく広がった)}; -- [[シィラ>名簿/468544]] &new{2011-11-29 (火) 22:01:46};
---&color(blue){(まさか折れるとは思わなかった。使いまわしの武具はこんなにももろいのか)&br;(だがこれで「勝負あり」だ。)&br;(剣をおろし、客席を伺う。どうかこれで許して欲しい。シィラからは見えないが、きっと懇願するような目をしていただろう)}; -- [[ケイン>名簿/468543]] &new{2011-11-29 (火) 22:04:52};
---&color(red){(殺気立つ観客におびえる。)&br;(なんていってるの?わからない…わからない……)&br;'''(こ)&br;(ろ)&br;(せ)'''&br;(すぐにはわからなかった。まず、殺すということ場に思い当たる。そして誰を?)&br;(そしてそれを理解した。逃げなきゃ…。ケインから逃げようとするが、腰が抜けて起き上がれない。しりもちをついたまま、後ずさる)&br;(だが、壁に近づこうとすると観客の投げた石が当たり、それ以上は下がれない)}; -- [[シィラ>名簿/468544]] &new{2011-11-29 (火) 22:14:18};
---&color(blue){(やはり許されるわけが無かった。ゆっくりと先ほどよりも剣をあげる)&br;(こんな年端もいかない少女を手にかけなければいけないのか?俺は……。)&br;(剣が頭の高さを越える)&br;(俺は、どんなところでも間違ったことはしたくない…しかし、しなければ自分が殺される)&br;(剣がまっすぐに天を向く)&br;(俺は……。見下ろした少女の顔が妹に重なる。顔立ちは全く違う。もっと垢抜けなくて田舎臭いどちらかといえば小太りのさえない娘だ)&br;(俺は……)&br;(剣を高く上げたまま、考える。何か無いのか…なにか……)}; -- [[ケイン>名簿/468543]] &new{2011-11-29 (火) 22:21:07};
---&color(red){い、いや…たすけ…おねがい……(今まさに振り下ろされんとする剣に、かちかちと歯を鳴らす。)&br;(懇願の声すらまともに出せない。全身が恐怖にすくみ、あわ立つ)}; -- [[シィラ>名簿/468544]] &new{2011-11-29 (火) 22:24:52};
---&color(blue){(俺には……)&br;(掲げた剣を投げ捨てる)&br;(シィラにつかみかかり手かせの鎖を持って引きずりあげると、胸に巻かれた襤褸布に手をかけ、下に穿いた下着まで一気に引き裂く。乱暴に、可能な限り乱暴に)}; -- [[ケイン>名簿/468543]] &new{2011-11-29 (火) 22:31:19};
---&color(red){(剣を捨てたのを見て、ほっとした表情を浮かべる。やっぱりこの人は、私の味方だったんだ。)&br;(しかし次の瞬間、笑顔が固まる。無理やり引き起こされ、いたっと抗議の声を上げかけ)&br;きゃああっ!!(着衣を剥ぎ取られ、悲鳴をあげる)}; -- [[シィラ>名簿/468544]] &new{2011-11-29 (火) 22:33:49};
---&color(blue){(考えるんだ。酒場で見た踊り子の艶かしい踊りを……。戦友たちと遊びに出た淫靡な酒場のことを思い出せ)&br;(必死に自身を奮い立たせる)&br;(シイラに残った下着をすべて剥ぎ取り、組み伏す)&br;(獣になるんだ。獣になるんだ。言葉の通じない獣に)&br;(少女を、そしておれ自身を辱めることで、なんとか満足してもらえないだろうか……祈るように覆いかぶさる。)&br;(アリーナにこだまするシィラの絶叫を聞かないように。必死で、必死で少女を犯す。いつの間にか、目からは涙がこぼれていた)}; -- [[ケイン>名簿/468543]] &new{2011-11-29 (火) 22:41:35};
---&color(red){いやあああああああああっ!!!!&br;(喉の奥から悲鳴がほとばしる。)&br;(その行為が何を意味するものなのか、まだ知らなかったがそれでも自分が今冒涜されようとしているのは感じた)&br;(逃げようと必死でもがき、そして)&br;(剣を突き立てられたかと勘違いした。殺されてしまったと思った)}; -- [[シィラ>名簿/468544]] &new{2011-11-29 (火) 22:44:36};
---(観客が満足するまで、飽きて他所でやれと引っ込ませるまでただ何も考えずに腰を振った。)&br;(まるで篩いをゆするように、動かすたびに何か大切なものが網の目から落ちていくようだった) -- [[ケイン>名簿/468543]] &new{2011-11-29 (火) 22:47:47};
--''第二試合''
-/ --  &new{2011-11-24 (木) 13:56:22};