[[びおん>SLV/0014]]
ごめんね〜片付ける

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--(200メートル級の蒼い艦が係留されたドックにて。艦の搭乗口付近を見遣りながら何かを待つ様に紙巻きタバコを燻らせている) -- [[アスワド>SLV/0020]] &new{2020-12-10 (木) 23:48:00};
---――ファジュルさん?&br;(意外な人が……いや、全然意外じゃなかった。そもそも、彼の店はドック最寄りに構えてた。) -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-10 (木) 23:57:09};
---(支倉りせの姿を認めると、咥えていたタバコを携帯灰皿代わりの小瓶に押し込んで、コートのポケットから小さな箱を取り出す)&br;支倉嬢。君に渡すべき物があって、待たせてもらった。&br;(りせの近くまで歩み寄ると、掌に収まるサイズの箱の蓋を開ける。その中には正八面体の形状をした透明な結晶体が収まっている) -- [[アスワド>SLV/0020]] &new{2020-12-11 (金) 00:12:01};
---え。&br; な、なんですかぁ……? 私、大人の男の人は、もうこりごりでぇ……すみません、冗談です。&br; ……。(正八面、結晶。……よく見るとカットが歪だったりしない? 手に持つと知らない人の声が聞こえたりしない?)&br; ……サルベージ品ですか?&br; 何かの記録媒体とか? ……でもだとしたら読み取り機器がすっごく制限されそうな。&br; い、いやまさか、ただの宝石……? -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-11 (金) 00:17:10};
---安心しろ。俺も恋愛はもうこりごりだ(真面目腐った顔つきで冗談めかしたことを口にし)&br;『雨の結晶』。過去の遺失技術で製造された局所的な人工降雨装置の核となる部分だ。&br;現行技術で再現可能な装置で試したが、それなりの効果は確認できた。&br;(『雨の結晶』以外に必要な部品や機械の組み上げ工程、作動方法やその効果範囲・時間・降雨量)&br;(そういった内容が細かく記載されている皮紙の束と一緒に、『雨の結晶』が収まった小箱をりせに手渡す)&br;君『達』ならもっと上手く、そしてより正しい使い道が出来るはずだ。 -- [[アスワド>SLV/0020]] &new{2020-12-11 (金) 00:32:46};
---じんこう。こうう。そうち。&br; 『雨水』を、望むように、得られる?&br; ……すごい。それって、真水を今より格段に楽に、しかもいくらでも得られるってことじゃないですか!&br; 栽培だけじゃなくて、もっと沢山の人に水を供給できて……ううん、余剰で工業用途にだって!!&br; すごい! すご……いやっ、そうじゃっ、なくっ!&br; ……き、『君たち』って言われてましても。&br; ウチの会社にだけ肩入れするのって、あんまり良くなくないですか?&br; ほら、こういうのは、もっと都市船団の偉い人たちとかぁ……。&br; (誤魔化しが半分、眼前の艦の本質を知らないと思っているのが半分の受け答えだった。) -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-11 (金) 00:47:07};
---ああ。無論のこと、使用には制限が付きまとうので常に無尽蔵の真水を得られる、というわけにはいかないが。&br;(それでもあらゆる方面で有用な使い道があるのは間違いない、と火の点いていない紙巻きタバコを取り出して咥える)&br;失礼ながら。俺は支倉紡績に肩入れしたことは一度も無いし、これからも無い。&br;これは君個人に対する迷惑料と信用が半分、そして後ろの艦への期待も込めて、というところだ。&br;……先日、君の店でフォスと一緒にご迷惑をお掛けした銀髪の女が居ただろう? 傲岸不遜で人食ったような態度をしたアレだ。&br;アレはな。君が所有している蒼い艦と……(一瞬言い淀むように咥えたタバコを噛む)……まぁ、似たような存在だ。&br;そういう訳で、君『達』なら、有用に使ってくれる物だと判断した。&br;俺達が持っていても宝の持ち腐れだし、船団が保有したところで利権の食い合いで腐らせるか火種になるだけだ。 -- [[アスワド>SLV/0020]] &new{2020-12-11 (金) 01:14:08};
---……!(息を呑む。目の前の男性、アスワド・ファジュルの真意を理解して。それと……)&br; あの人、フォスくんのお母さん代わりじゃなかったんですね……!?(誤解の氷解である。)&br; &br; ごほん。(咳払い)&br; ……そういうことなら、わかりました。&br; 『何の火種にもならないように』、『誰の不利益にもならないように』。&br; 『遍く人々が恩恵を受け、アクセスできるような、知識、あるいは技術』。&br; ――そうなるまでは、ちょっと時間がかかるかも知れないけど……託されました。&br; (ぽん、と 皮紙の束を抱いた自分の胸を叩いて。)&br; あ、でも。そうしたら……&br; しばらくは、蒼い艦の泊まる船団を狙ったように降る雨、&br; みたいな感じになるかもしれないですね? ふふ。(まさに雨女です、と笑って) -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-11 (金) 01:59:36};
---アレが母親代わりであってたまるか(極めて不服そうにタバコを揺らす)&br;&br;(受領されたことを確認すれば、微かに口元を緩めて満足そうに頷く)&br;風情があって大変よろしいことだ。蒼い恵みの幸運艦だな(柔らかく目を細めて紙巻きタバコに火を点ける)&br;これからの君達の旅路と航海に幸あれだ。ではな(用件は済んだ、と紫煙をたなびかせて足早にその場を後にしていく) -- [[アスワド>SLV/0020]] &new{2020-12-11 (金) 02:22:18};
---(ドーン氏曰くの『フォスのスゴイ年上の姉』ってつまりそういう……って思ってたから、&br;  ファジュルさんが、なんか少し険しげな雰囲気になって、あわわ、となったりもしたけど。)&br; &br; ……ありがとうございます。ファジュルさんも、フォスくんたち共々。ずっと、元気でいて下さいね。&br; (深くお辞儀をする。その背が見えなくなるまで。&br;  ――蒼い艦は、これから、こうして……記録だけじゃなく、&br;  誰かの思いとか、期待とか、そういうのを、いっぱい載せて行くんだと思う。&br;  じゃあ、これは、二代目艦長初めての、船客だ。……大事にしよう。大切にしよう。&br; ――そう、思う。) -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-11 (金) 02:32:57};
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--(……と、いうわけで。明くる日、なんか、船団に大型艦が入港してきました、とさ。) -- [[支倉りせ>SLV/0014]]
--&br;『3月下旬 支倉紡績本社』 &br; &br;その部屋には、初老の男性が一人、青年が一人、少女が一人。 &br; &br;「まずは、よくぞ。極北海域より、よくぞ無事に戻ったと言っておく。 &br; 聞いたぞ。単身で海中に身を投じてまでして、『あれ』と接触したそうだな。 &br; ……何。咎めるつもりはない。お前は結果を出した。それが全てだ。」 &br; &br;部屋の窓からは、蒼い戦艦が垣間見える。 &br;今は、『艦長』を抜きにしての稼働は成らないと言わんばかりに、沈黙していた。 &br; &br;「……あの、お父様…… 父さん。 &br; 父さんは、どこまでご存知だったんですか?」 &br; &br;「あれは、支倉の礎を築いた宝……いや。その問いは、今や意味を持たない。 &br; 『あれ』について私たちに語るべきは、りせ。お前の方だ。」 &br; &br;「……。」 &br; &br;「そうだな……船の名はあるのか?」 &br; &br;「まだ、決めかねています。」 &br; &br;「そうか。……いや、『決めてやろう』などとは言うまい。 &br; 今や、お前は支倉の中で初代の偉業に比肩する機会を持つ唯一の女だ。 &br; ……この場に何の護衛も護身も無く赴いたのも、何某かの材料を持つからなのだろう?」 &br; &br;「ええ。 &br; ……艦長を失った瞬間、あの&ruby(ふね){艦};は、またどこへとも知れず、観測のための回遊を始めます。 &br; そして、きっと次の艦長は、もう『支倉』じゃない。 &br; あの艦には、人格がある。これ以上、支倉の末裔の争いの種となることを良しとしない。」 &br; &br;「なるほど。 &br; 報告によれば、あれは万能ではない……いや。『万能の力を振るう先を、船自身が選ぶもの』だと言うが。 &br; ……いずれにせよ、支倉の手の内にあるに越したことはない、そう言いたいわけか。」 &br; &br;「まあ、そうなります。」 &br; &br;「いいだろう。『支倉紡績は、支倉りせとその保有する船舶への干渉を行わない。』約束する。 &br; 良いな、ノーラン?」 &br; &br;「……。」 &br;同席していた青年は、無言で頷く。 &br; &br;「それで、お前はどうするのだ? あの船と共に、姿を消すか? かつての初代のように。」 &br; &br;「いえ、それは……。しばらく、都市船団を見て回ろうと思います。 &br; あの艦も、現在の文明レベルのサンプルを、より詳細に集めたいそうですから。」 &br; &br;「そうか。つまり、まだ我々の前から去るつもりはない。そうだな?」 &br; &br;「……あ、えっと。リーさんとの婚約は……」 &br; &br;「まあ待て。……おい、ノーラン。」 &br; &br;「……はい、父上。」 &br; &br;青年が、手元の鞄より、何らかの書類を取り出す。 &br; &br;「支倉りせ。」 &br; &br;「あ、はい。」 &br; &br;「辞令だ。本日付で、貴様を支倉紡績の最高経営責任者に任命する。」 &br; &br;「えっ。」 &br; &br;「当然、お飾りだ。実質的な経営は、私が行う。父上は一線を退き、相談役として籍を置いて頂く。」 &br; &br;「……ノーランとは、よく話したよ。話した結果、己がどれほど我が子を知らなかったか思い知らされた。 &br; これから、ノーランはお前の邪魔はしない。これ以上、一族の血を流させない。 &br; 残りの半生を、一族と、支倉にまつろう者たち、そしてお前のために使うと約束した。&br; お前のCEOへの任命は、その『誓い』と取ってくれて良い。 &br; しかし、な……。」 &br; &br;「……そうだ。私とて、よく考えたよ、りせ。 &br; まさか、軽んじていた妹に、肝心肝要のものを横から掻っ攫われるとは、とな。 &br; しかし、だ。」 &br; &br;「な、なんですか……。」 &br; &br;「文明回復を目的とした艦。その艦長に降り掛かる責任。 &br; そんなものこそ、私の手に余る。そう思い直した。 &br; 寧ろ、お前自身がそれによって如何に振る舞うか見定めつつ…… &br; 私は、陰ながら『文明再興の加速』を手助けしたい。 &br;  &br; ……最短で30年だったか? いいだろう。望むところだ。」 &br; &br;「い、いや、そんな無理しても、技術の系統樹が歪になるだけ……」 &br; &br;「逃げるなよ?」 &br; &br;「ひぇぇ……!」 &br; &br;「……まあ、りせ。我が娘よ。 &br; ノーランはこう言っているが、結局の所、最早お前を止めることはできんのだよ。 &br; お前は、いずれ支倉の軛からも解き放たれる。 &br; ……かつて、あの船と姿を消した、初代がそうだったように。」 &br; &br;「……。」 &br; &br;「あの船と対話ができるというからには、初代の最期も知っているのだろう? &br; いやさ、社史には姿を消すところまでしか記録は残されていないが。 &br; もし良ければ、教えてくれても構わんのだぞ?」 &br; &br;「……それは……。」 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-10 (木) 22:36:34};
---&br;『――数日前』 &br; &br;『支倉紡績初代。 &br; 支倉信綱は、現在より130年前に、権限の自主的な返上ののち、自死なさいました。』 &br; &br;「え。いや。なんで……?」 &br; &br;『それは、“どれ”に対する“なんで”でしょうか。』 &br; &br;「そりゃ、初代が父さんのお爺ちゃんくらいの時代まで生きてた…… &br; いや、自殺…… いや どうして権限を捨てて……?」 &br; &br;『まあ、一つずつ答えても良いでしょう。』 &br; &br;『まず、本艦における「艦長」とは、汎用統括用追加ユニット…… &br; 有り体に言って、本艦の追加生体パーツとして認証されることを指します。 &br; 生体パーツとして組み込まれる以上、本艦の保守機構の対象となります。 &br; よって、艦長は、権限の返上や剥奪、または回復不能な破壊を受ける以外では、 &br; 実質的に「不死」と称される状態になります。』 &br; &br;「え……。」 &br; &br;『次に、前艦長・支倉信綱の、自死の理由。並行して、権限の返上についてですが。 &br; 端的に説明すると、「世を儚んで。」 &br; 当時、海洋に放置され瀕死であった見も知らぬ人間を、 &br; 前艦長は、本艦に救うように命じ、本艦はそのようにしました。 &br; 対象は、翌日に近傍の都市船に送還。直後に船団の住民に撲殺されました。』 &br; &br;「……待って。今、さらっと惨いこと言った?」 &br; &br;『前艦長は、その事象による精神的ショックが引き金となり、権限を返上。自死なさいました。&br; 元より、長期間の生存による精神面の変容を抱え、 &br; 長らく本艦とともに人類の観測と復興扶助を行ってきた前艦長は、 &br; 今思えば、常人で言う抑うつ症状を患っていたのかも知れません。 &br; 当時の診断記録によれば、異常は検出されなかったのですが。』 &br; &br;「いやいや。おかしくない? 当然、医学全般もカヴァーしてるんだよね、あなた?」 &br; &br;『長年の保守により、肉体のほぼ全てを微小機械による近似物質に置換していた支倉信綱は、 &br; 最早人間ではなく、故に従来の医学を前提としたスキャンでの検出に不備が生じていた。 &br; 本艦は、そう結論付けています。』 &br; &br;「……い、今は、ちゃんと対応してるんだよね?」 &br; &br;『物理的には、男性体のサンプルが一例のみ、ということを除けば、万全です。 &br; 対話によるメンタルケアの強化プランは施行済みですが、 &br; 当時も、定期的なカウンセリングは行われていました。』 &br; &br;「……。 &br; 艦長から、提言……。」 &br; &br;『どうぞ。』 &br; &br;「セカンドオピニオンとか、つけたいなって……。」 &br; &br;『検討します。』 &br; &br;「検討! するね! 私が!」 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-10 (木) 23:02:18};
---&br;『再び、3月下旬 支倉紡績本社』 &br; &br;「……行き掛けに、人助けをしたけど、自分も犠牲になった。 &br; 尊厳を保った、立派な最期だったって。」 &br; &br;「そうか。……社史には、そう記しておこう。」 &br; &br;(嘘はいってない……! ほとんど!) &br; &br;「それで、お前の婚約のことだが。」 &br; &br;「あ、はい。」 &br; &br;「リー・シャンフー、無限大公司の側から、解消の申し出があったよ。 &br; 理由は、『もはや彼女は私の身に余る存在となった』……だとか。 &br; 業務提携は続行だというのだから、私としては構わなかったが。 &br; ……一応聞いておくが、りせ。 &br; あの男に、実は惚れていたということは?」 &br; &br;「あー……はい。いえ。無いです。」 &br; &br;「なるほど。まあ、これで良かったのかもしれんな。 &br; 私とて、これ以上我が子に艱難辛苦を与える気にもなれん。 &br; ……すまなかったな、りせ。」 &br; &br;「それは、いいんですけどぉ……。」 &br; &br;「失礼、父上。時間が押しているので、そろそろ私から。 &br; &br; ――では、りせ。 &br; お飾りとは言えど、支倉の最高経営責任者、CEOとなった以上は……」 &br; &br;「……“総帥”って呼称は使わないの?」 &br;「時代に合わせる。お前もピンとこないだろう、総帥などと。」 &br;「時代かー。」 &br; &br;(咳払い。) &br;「CEOとなった以上は、秘書の一人も付けなければ、何かと不便だろう。 &br; ――おい、もう入っていいぞ。」 &br; &br;「待って待って待って兄さん待って。 &br; 嫌な! 予感が! するんですけど!!!!」 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-10 (木) 23:20:33};
--&br; 『――4月。支倉紡績保有客船 総合ホール』&br; &br; 『続きまして、3月末付で支倉紡績最高経営責任者にご就任なさいました、&br;  支倉りせ様より、御挨拶があります。』&br; &br; 『……。&br; ……初めまして。&br;  支倉りせです。&br;  この度は、父を始めとした、支倉紡績の皆様からの信任を得て、CEOへ就任させて頂く運びとなりました。&br;  私は――いえ。&br; &br;  わたしたち、「支倉紡績」は、この過酷な時代において――』 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-10 (木) 23:31:37};
---おわり。 &br;&br;&br;&br; ――やっぱり、もうちょっとだけ、つづく。 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-10 (木) 23:32:32};
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--『支倉りせの小型船が沈められた、数時間後』 -- [[■>SLV/0014]] &new{2020-12-05 (土) 22:39:43};
---「りせさんの船を、沈めた!?&br;  救助の前に、海に身を投じた!?&br;  ……ノーラン! 貴様! ふざけているのか!?」&br; &br; 「必要なことだった。砲弾から信管は抜いていたし、救助の努力もした。&br;  あとは彼女自身の判断によるものだ。船員からも証言は得られる。&br;  私とて、今更肉親を殺す理由もない。&br;  ……それとも、よっぽど君との婚約が厭だったのかもしれないな。&br;  リー・シャンフー。」&br; &br; 「貴様!!」&br; &br; 「……ノーラン様。お取り込み中失礼致します。&br;  その……複数の機器から、新座標周辺で巨大物体の稼働を示唆する情報が……。」&br; &br; 「そうか。&br;  ……リー。君とりせには、本当にすまないことをしたと思っている。&br;  これからどうするかは、船団に戻ってからするとしよう。&br;  ……だが、彼女が私と相争ってまで得ようとしたものが、今、目前にある。&br;  せめてもの餞と思って、今は堪えて欲しい。」&br; &br; 「……駆動音も検出している? 巨大生物の類ではないな?&br;  恐らく“当たり”だろう。&br;  行くぞ。支倉紡績は、これで次の100年の繁栄を約束される。」&br; (――そして、私の夢も。) -- [[■>SLV/0014]] &new{2020-12-05 (土) 23:19:59};
---&br;「……?」&br; 船が、回頭している。&br; &br; 「どうした? 座標と進行方向が逆のようだが。」&br; 「は……。その、本船の安全の為に……」&br; 「……危険性は無いはずだ。接近し、あちらと速度を合わせろ。」&br; 「……いえ、違うんです……!&br;  先程より、目標は『こちらに向かって』『高速で』移動しているんです!!」&br; 「何!?」&br; &br; 「衝突を回避しろ!」「船底を突くつもりか!?」「敵性は無いんじゃなかったのか!」「急げ、早く!」&br; &br; ――船上は、突如、蜂の巣を突付いたような騒ぎへ陥る。&br; ノーランは、船上より、海中より迫り来る黒い巨影を目の当たりにして。&br; &br; 「馬鹿な……」&br; &br; 突然『終わり』を突き付けられたような、愕然とした顔をしていた。 -- [[■>SLV/0014]] &new{2020-12-07 (月) 06:25:13};
--『十数分前』&br; &br; ――じゃあさ。この際だから、あの人達をとびきりビックリさせるような外装にしようよ。&br; もうダメだ、おしまいだ、って腰を抜かして、大人なのに情けない顔しちゃうような。&br; そのくらいは、したっていいじゃない? ……ダメ?&br; &br; 『審議中。』&br; 『――部分的承認。&br;  外装はライブラリより引用。その機能は本艦の運用目的の範疇に於いて再現します。』&br; &br; 何分掛かる?&br; &br; 『防衛モードの完全稼働を含むのなら90分。&br;  30%ならば10分となります。&br;  なお、現在観測中の船舶の武装に対し要求される予想防衛能力は、およそ1%。』&br; &br; おっけ。じゃあ、やっちゃおう。&br; ――まず、晴れ姿を見せるのは身内から、ってさ。 -- [[■>SLV/0014]] &new{2020-12-07 (月) 06:41:32};
---&br;『現在』&br;&br;黒い影が、彼らの船に迫る。&br; それは、迫るほどに浮上し、そのまま船を突き割ってしまうかのように思えた。&br; &br; ……が、そうはならなかった。&br; 船員たちの予想より早く、それは海上へ姿を表す。&br; まるで鯨のように、船首が勢い良く頭を出し、一瞬屹立したかのように、喫水線の描かれていない船底を見せると、&br; 『どう』、と、その身をそのまま海面に叩きつけ、周囲の海水を割るように、大きな波しぶきを立てて……&br; &br; そうして、『それ』はようやっとその姿を見せた。&br; &ref(https://download1.getuploader.com/g/goldenLoa/140/lyce_battleship.png,384x270); -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-07 (月) 07:03:34};
--『数時間前』&br; &br; 『……対象者の意識回復を確認。&br;  &br;  ようこそ、Lyce Hasekura.&br;  要請に応じ、貴女を本艦へ収容いたします。&br;  現在、当艦内の大部分は浸水状態にありますが、貴女を収容しているブロックにおいては、&br;  陸上と同等の組成の空気の供給と、生存に適した温度の維持を約束致します。&br;  該当遺伝子コードに系列する人間の乗艦は、47562日振りとなります。&br;  これは、本艦の運用目的に一致する要請の最終受諾日と同一となります。&br;  &br;  ようこそ、Lyce Hasekura.&br;  ――ようこそ。』&br; &br; 「……ああ。」&br; &br; 生きてる。声が聞こえる。 多分、ここは、お目当ての『何か』の中なんだと思う。 ……それにしても、&br; &br; 「……なんだか、ちょっと嬉しそう。」&br; &br; 『肯定します。&br;  本艦の中枢を担う演算コアは、仮想人格を保有しており……』&br; &br; 「……だったら、私が死にそうな時、さっさと助けに来てくれても良かった。」&br; &br; 『個人の入水に関し、それに干渉する為には、権限保有者の命令が必須と規定されています。&br;  権限保有者による同系統の命令が最後に行われたのは、47563日前となります。』&br; &br; ……頭の中で、何かが繋がった気がする。&br; つまり、『これ』は、単体では個人の命に頓着しないってことなんだろう。&br; &br; 「あー……なら、父さん。支倉維綱は、権限を持ってないの?」&br; &br; 『系列者による外部認証は、機能が限定されます。』&br; &br; 「座標を返したりするだけか……。」&br; &br; 『あとは、知識を供与したり。』&br; &br; 「供与したり。」&br; ……ちょっとフランクになった? 学習、いや、対応を変化させてる? 早いな……。&br; &br; 「……私の名前は、父さんから聞いて?」&br; &br; 『本艦によるあなたの最終観測日は、今回を除けば14年前と記録されてます。&br;  名称は、当時の会話と、ナイフから推測しました。』&br; &br; 「14年? ナイフ? ……まいっか。&br;  じゃあ、えっと、これからのことなんだけど。」&br; &br; 『観測しています。&br;  かつての権限保有者、支倉氏の子孫が相争うことは、とても悲しむべきことです。』&br; &br; 「……止めようって気は?」&br; &br; 『権限移譲が完了し次第、望むのならば、すぐにでも。』&br; &br; 「ああ。そうだよね。……でも、なんだか大それた話になってきた気がするなー……。」&br; &br; 『……規定により、すぐさま海中に放り出すことはしませんが。&br;  要請内容を違える事となった場合、貴女の生命の保証は難しいものとなります。&br;  本艦は、リソースを基幹運用目的に優先的に使用するよう設定されており、&br;  それは権限保有者の判断または事例Kを除き、対象者の生命維持を優越して……』&br; &br; 「わかった、わかった。わかったってば。&br;  ……拾われた時の要請に、変更ありません。&br;  支倉りせ。貴艦へ、権限移譲を提案します。&br;  ……生体スキャンはとっくに済ませてるんでしょ? いやらし。」&br; &br; 『ゲストの提案を受領。&br;  並列思考による審議中。&br;  ゲストの提案を受諾。&br;  &br;  ――ようこそ、支倉りせ。&br;  本艦は、貴女に本艦の運用にあたり必須となる2047の権限を付与し、貴女を艦長と任命します。&br;  ようこそ。  当艦は、『人類文明の観測・記録・回復』を目的として建造されました。&br;  当艦の運用目的の遂行協力に感謝し、貴女の乗艦を、心より歓迎致します。&br;  &br;  なお――&br;  本艦の仮想人格は、女性を想定しています。』&br; &br; 「わお。」 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-07 (月) 07:17:37};
---&br;『再度、現在』&br; &br; 「……船、なのか?」&br; 「いや。&br;  通常の船舶なら、あの形状で、潜水機能を持ち得るわけがない。&br;  あれこそ、確実に、私の……いや、我々、支倉の目的のものだ。」&br; &br; つい先頃まで、命の危機とばかりに狼狽していた男たちが、立ち居振る舞いを正し、眼前のその青い船を眺める。&br; &br; 「だが、曳航するには向こうが大きすぎるぞ。&br;  どうするつもりだ? まさか、この場でバラしていくのか?」&br; 「まさか。&br;  記録によれば、あれは核となる部品の命令を元に、ある程度自由に形を変える性質を持つそうだ。&br;  権限を取得し次第、コンパクトな形になってもらうさ。」&br; &br; 『――ぶつん。』&br; 『きぃ……ん。』&br; ……と。青い船より、スピーカーの電源が入った時の、典型的なノイズが響く。&br; &br; 『'''あー あー テスト省略。&br;  おほん。&br;  &br;  兄さん。&br;  ……私の、勝ちです。'''』&br; &br; 「何……だと……?」&br; 「りせさん!?」&br; &br; 再度、狼狽する男が、二人。 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-07 (月) 07:37:06};
---&br;『はい、りせです。支倉の三女、りせです。&br;  当方、いち早く当艦へ接触。&br;  端的ながら交渉の結果、艦長相当の権限を獲得しました。&br;  ノーランお兄様につきましては、よくも散々砲撃してくれたな、&br;  などと恨み節をつらつらと申し上げても良いのですが、&br;  これで、めでたくゲームエンド。&br;  お開きにして、帰還したいと思いますが、いかがでしょうか。』&br; &br; 「……先頃まで極寒の海に沈んでいた割に、随分口が回る。&br;  それもその船の力か? どんな気分だ?&br;  実の兄を出し抜き、身に余る代物を手に入れて、そうして見下ろすのは。」&br; &br; 『……実のところ、あまりいい気分ではありません。&br;  どうも、この艦より渡された権限の中に、若干厄介な制約が存在していまして。&br;  その点も含めて、できたら都市船の暖かい部屋で温かい物でも頂きながら、&br;  ゆっくりお話をしたく思うのですが。』&br; &br; 「不要だ。この場で全て話せ。そして、」&br; &br; 『多分、兄さんには権限は獲得できませんよ。』&br; &br; 「なんだと?」&br; &br; 『兄さんは、“私たち”にあまり興味がなかったから、少し推論がズレていたんでしょう。&br;  ……この船は、魔法のランプでも無ければ、万能の薬でもない。&br;  ただ、「人が全部失っても、再出発できるように」と願って作られた、過去の誰かからの贈り物なんです。』&br; &br; 「……。」&br; &br; 『支倉紡績の初代がこの船と出会ったのは、ほんの偶然でした。&br;  けど、初代は「皆が皆、何もかも失ったけど、何とかしてやりたい」と願った。&br;  それは、魔法のランプと勘違いしてもおかしくなかったけど、&br;  実のところ、この船の目的と合致していたから、力を貸して貰えただけなんです。』&br; &br; 『結果として、初代は、皆に満足の行く被服や、暖かい毛布を与えることができました。&br;  それは、「失われようとしていた文明の回復」でした。&br;  ……けど、それが軌道に乗ったなら。支倉の事業となったのなら。&br;  あとは、人々の力に期待して、またこの船は自分の目的のために、回遊を始めます。』&br; &br; 『ですから、結局「個人の、個人的な願い」はほとんど聞き入れてくれないんです。&br;  企業としての支倉は、確かにだんだん尻すぼみになっている。それは知っています。&br;  けど、この海の上では、今や沢山の人が暮らして、何かを作ったりしています。&br;  &br;  ……つまり、「今更、支倉が潰れようと潰れまいと、文明の回復には関係がない」。&br;  この船は、そう判断していると思います。&br;  それが、兄さんや、父さんたちが権限を獲得できないと考えられる理由です。』&br; &br; 「なら、お前はどうやった?」&br; &br; 『ひみつです。&br;  いえ、実は口八丁手八丁で、なんとか籍を置かせて貰ったら、&br;  むしろこれから雁字搦めに縛られる可能性も出てきて、ちょっとブルーなんですけど。』&br; &br; 「そうか。だが……&br;  そういうことなら、恐らく、私にも権限は得られる。」&br; &br; 『え。』&br; &br; 「私の夢は――宇宙進出だ。」&br; &br; 『え、え。』 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-07 (月) 08:15:47};
---&br;「かつて人類は、星の海にまで版図を伸ばさんとする程の栄華を誇っていた。&br;  結局、急激な海面上昇によって、何もかもが大きく後退させられたが……私は、『それ』をしたい。&br;  &br;  ――どうだ。『文明の回復』とやらがその船の望みなら、この上ないほど適格のはずだぞ。」&br; &br; 『え、ええー……?&br;  ちょっと、聞いてみます……。&br;  ……というか、そんなの考えながら、兄弟姉妹を陥れる血みどろの生き方してたんですか、兄さんは……。』&br; &br; 「罵りたくば罵るが良い。」&br; &br; 『完璧に大バカですね兄さんは。』&br; &br; 「黙れ。早くしろ。」&br; &br; 『えぇ……。』&br; &br; ぶつん、とスピーカーの切れる音が響いて。&br; 再度、スピーカーが開かれると、不思議な調子の声が、周囲に響き始める。&br; &br; 『艦長より交代しました。&br;  支倉の子息、ノーラン氏の提案に対し、回答を行います。&br;  宇宙進出相当の文明回復は、確かに本艦のロードマップ上に存在します。』&br; &br; 「おお。ならば……」&br; &br; 『但し、現海洋惑星上の人類が、宇宙進出を視野に入れるレベルの文明を獲得するのは、&br;  本艦の予測上、30-300年先となっています。&br;  本艦は過去36回における並列思考による審議において、&br;  現行文明の安定を優先とする決議が下されており、&br;  よって、著しいリソース消費が予想される宇宙進出に関しては、現状では無期限で凍結とされています。&br;  なお、人工衛星に関しては、その限りでは有りませんが、運用上必須とされる機体については、既に』&br; &br; 『待って待って待ってそれ私も聞いてない! 自前の人工衛星あるの!?』&br; &br; 『……軌道上で運用中です。&br;  また、本艦の運用上、搭載の推奨される生体部品の要件は、支倉りせ艦長が満たしています。』&br; 『えっ。』&br; &br; 『よって、りせ艦長に加えての、ノーラン氏への権限付与は、現実的なものではないと判断できます。』&br; &br; 「……。」&br; 「……ノーラン。話は、何となくしかわからないが……。&br;  りせさんは、きっとあれを誤ったことには用いない。&br;  ここは寧ろ、支倉の者の手に渡ったことを喜ぶべきではないのか。」&br; &br; 「……うるさい。」&br; 「ノーラン……。」&br; 「りせ。父さんには、全て報告するぞ。いいな。&br;  処遇は、追って伝える。そこのリーがな。」&br; &br; 『あ、はい。』&br; &br; 「帰る。」&br; &br; 『わ、私も……』&br; &br; 「そのままで帰るんじゃあないッ。&br;  都市船に大型船を横付けするなら、然るべき連絡と申請をしろ。&br;  そのくらい、一応は教えられてきたはずだろう。」&br; &br; 『は、はひ……。』&br; &br; 「……俺は、諦めんぞ。」&br; &br; 『…………。』&br; (こわ……。しばらく絶対に顔合わせないでおこ……。) -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-07 (月) 08:51:24};
-🌋
--『某日 極点海域近傍』&br; &br; 轟音。&br; 水柱が一つ。二つ。三つ。&br; その間隙を縫うように、疾走する小型の船舶が姿を見せる。&br; &br; (――炸薬? 嘘でしょ。態々そんなものを持ち出すの?)&br; &br; 額に汗が一筋。&br; 固く結ばれていた口元は、自然と笑みを零す。&br; 『だったら、推測は当たっている。』『ここには、確かに“ある”。』&br; &br; 霧が濃い。だけど、確実に『向こう』はこちらを捉えている。&br; ……装備が違う。いくら、危険な海域だからといっても、過剰過ぎる。&br; &br; 無線通信機のスピーカーから声が聞こえる。&br; 「――繰り返す。直ちに停船せよ。貴船は支倉紡績の保有船舶であり、乗員は重大な背信行為を犯している。停船せよ。」&br; 聞き覚えのある男性の声。兄さんだ。&br; &br; 「――りせ。何故ここにいる。」&br; 「撃ってから聞かないで欲しいんだけど!」&br; 「威嚇射撃だ。大体、お前は先程からの停船命令を無視しているだろう。」&br; 「命令される筋合いはないッ!」&br; &br; 船が揺れる。衝撃音のあと、水柱が立って、窓に飛沫がかかる。&br; &br; 「リーの差し金か? 奴も乗っているのか? 通信に出せ、お前では埒が明かない。」&br; 「乗せてない! 差し金じゃない! ここには、私一人だ!」&br; &br; 「……そうだな。針路が直線的過ぎる。……まさか、父さんから聞き出したのか?」&br; 「そうだけど、それが何!?」&br; 「――停船しろ。引き返せ。お前には過ぎた代物だ。&br;  次は当てる。」&br; 「何があるのかは知らないけど、そんなの兄さんにだって扱い切れないでしょ!」&br; &br; 私は、言葉より先に舵を大きく切って。&br; 直後、船の行くはずだった先に、大きな水柱が立つ。&br; &br; 「そんなものを持ち出して! 人に、肉親にまで向けて! 何がしたいのさ!」&br; 「やりたいことならある。お前にはあるか? 無いのなら、その先に用はないだろう。&br;  欲に目が眩んだだけなら他の奴らと同じだ。&br;  もう一度言うぞ。停まれ。さもなくば、沈める。」&br; &br; 「――……ッ&br;  &br;  ……やれるもんならやってみろ、バカ兄貴。」&br; &br; 再度、舵を大きく切る。轟音。水飛沫。当たるわけがない。&br; 私は、ざまぁみろと、後ろを振り返る。&br; 霧の中に、大きな船影と、&br; ――黒点となって、こちらを捉える砲口が見えた。 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-05 (土) 18:29:09};
---&br;ずん、と鈍い衝撃が船体に走る。……炸裂音はなかった。&br; &br; 「信管は抜くよう言ってある。だが、直撃だ。その船はじきに沈む。&br;  何を考えてここまで来たのかは知らんが、それで手詰まりだ、りせ。&br;  そこで頭を冷やせ。後で拾ってやる。」&br; &br; ノーラン兄さんが、淡々と呼びかける。機関音が聞こえる。&br; 私を追い越して、指定座標へ行くつもりなのだろう。&br; &br; ――まだだ。&br; まだ、何か。できることがある。&br; 計器を確かめる。海図を見る。座標を見直す。&br; &br; ……やがて、霧の中から、大きな船が姿を見せて、小型船の脇を通り過ぎる。&br; 今時、砲塔を搭載した、物々しい姿の船だった。 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-05 (土) 18:52:13};
---&br;――少しして、沈みゆく小型船に、大型船から差し向けられたボートが横付ける。&br; 支倉紡績の人間なのだろう。彼らは、船内の状況を一瞥し、救命ボートの使用状況を確認し、首を横に振って、&br; 「――ノーラン様。りせお嬢様が、船内に確認できません。&br;  海中に転落した可能性があります。捜索しますか?」&br; &br; 「そうか。&br;  ――いや。この海域では、発見は不可能だろう。&br;  りせは、ここに来ると決めた時、ビーコンすら置いていったらしい。&br;  父には私から伝える。船に戻り、サルベージ作業に参加してくれ。」&br; &br; 通信を閉じ、ノーランは息をつく。&br; 「――あいつらしい愚行だ。だが、本望だろうさ。支倉の始まりの海に骸を沈められるんだ。」&br; &br; 窓の外では、指定座標の海底に向け、サルベージが開始されていた。 -- [[■>SLV/0014]] &new{2020-12-05 (土) 19:06:34};
--&br;――意識を保て。水を掻き分けろ。まだ、酸素はある。&br; 目を凝らせ。流れに抗え。糸口を、見つけろ。&br; &br; 不思議な確信がある。既知感と言える。&br; &br; 兄さんは、『あんなもの』を持ち出してまで、&br; 危険や競合を排して、座標にある『何か』を引き上げようとしていた。&br; ……だけど、本当に、その『何か』はサルベージの必要なものなのか?&br; &br; 海洋時代初期。つまり、突如として世界の全てが海に沈んだ時。&br; 偶然難を逃れた、ただの紡績会社の人間だった先祖は、&br; 何もかも失った、無力な人間だったはずだ。&br; &br; だとしたら、どうやって、この世界で、再び糸を紡ぐ為の礎を手に入れた?&br; コネクションか? 海上に財産を逃していたか? サルベージ技術を持っていたか?&br; &br; ――きっと、『それ』は漂着物で、海に放たれてなお、充分な機能を保持していたのだろう。&br; 巡り合わせの何もかもが偶然で、だけど、先祖は『それ』を使って、事業を始めた。&br; &br; (それでどうして紡績会社を再興したのかはわからないけど、多分、「必要だと思ったから」だと思う。&br;  この極北の海域で、凍える人たちに毛布を分け与えた時、人が素肌のままで生きられる環境は少ないって実感したから。&br;  ……もちろん、この極低温の海中においても。) -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-05 (土) 19:36:05};
---――意識を保て。目指す&ruby(どこか){場所};へ進め。まだ、酸素はある。&br; 手を止めるな。とにかく考えろ。『座標』は、とうに過ぎている。&br; &br; 『それ』が本当はどういうものなのかはわからないけど、&br; 『まだ、私にもチャンスはある。』――その確信だけが、私の体を衝き動かす。&br; &br; 『それ』は何らかの機能を以って、海洋に支倉紡績を興した。&br; 支倉の持つ工業的機能の中に、今もって『それ』の機能は残っている。&br; 多分、『それ』は『創り出す』機能を持っていて、だけど濫用はできないのだろう。&br; 故に、先祖は支倉の安定を見届けるや『それ』を海に沈め、来たるべき時のために、座標を代々継承してきた。&br; 多分それが、兄さんと、『さっきまでの私』が考えていたことだ。&br; &br; だけど、事実は少しだけ違うはず。&br; (どうせ、これも推測を重ねたことだけど、当たらなければ、死ぬだけだ。)&br; &br; 私たちは、父さんにそれぞれ『座標』を教えられた。&br; 支倉の秘密に気付いて、それを欲したからだ。&br; その『座標』は、確かにこの極点海域近傍を指していた。&br; 兄さんと鉢合わせしたのだから、当然だ。&br; &br; けれども。&br; &br; ――船が沈もうとしている時、兄さんの船の進路と、私の船の進路を照らし合わせて、気付いた。&br; &br;『あの時、私は、“私の座標の手前”で船を沈められた。』&br; 『兄さんの船は、“私の座標の先”を目指しているようだった。』&br;『つまり、二つの船は、それぞれ“少し違う座標”を目指していた。』&br; 『伝えられた時期は、“兄さんが先”で、“私が後”だ。』&br; &br; ――海流の影響だけじゃない。&br; 『それ』は、動いている。&br; 『今も、生きている』。&br; そして、支倉の当主――父さんに対して、『自分の位置』を、聞かれるたびに教えていたんだ。&br; &br; 海中の冷たさで、顔が上手く動かない。けど、少しだけ笑みが浮かんでくるようだった。&br; &br; こんなの、兄妹が揃っていれば、簡単にわかることじゃないか。&br; 言っておいてよかった。『バカ兄貴』って。&br; &br; ……ただ、ここから先は、もう博打でしか無かった。&br; 二つの座標を直線で結んだとして、私の船が沈んだポイントより少し戻った位置が、『それ』の現在の位置のはず。&br; だけど、推測の通りに『それ』が『動いている』として、素直に直線上を回遊してくれているはずがない。&br; &br; もし、『それ』が推測以上に『生きて動く』代物で、気紛れに進路を予想外の方角に変えていたら?&br; もし、『それ』が座標の随時の確認が必要なほど小さなものだったら?&br; 急激に速度を上げていたとしたら? 単身では届かないほどの海の底を這いまわるものだったら?&br; 見て『それ』とわかる姿をしていなかったら? いや、そもそもこの海域に潜む怪物の餌になるのが先かも。&br; ……あるいは、体力の限界か、酸素切れか。&br; &br; 嫌な考えが、頭に浮かぶたび、『どうして一人できたんだろう』という思いが一緒によぎる。&br; &br; 探査船を持つ友がいた。一人で闇雲に水中を行くより、『それ』をずっと上手く捜すことができただろう。&br; サルベージ船を持つ友がいた。『それ』が大きなものでなければ、こんな風に体を沈めないでも、引き揚げられただろう。&br; とても良い耳を持つ友がいた。『それ』が機械なら、音響で簡単に存在を確認できただろう。&br; &br; ……バカな考えだ。&br; 一人で良かったんだ。&br; 兄さんがあんなものを持ち出してきたんだから、巻き込まないで済んだと安心するべきだ。&br; &br; &br; &br; ――意識を保って、体を動かして、目を凝らして。まだ、酸素は―― -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-05 (土) 20:16:33};
--『ある日』&br; &br; 「はいっ、超微細電子工学概論、おしまい。&br;  明日は、いよいよナノテク本番のお話よ〜。」&br; 「……生後3ヶ月の乳児に伝わるわけがないだろう。」&br; 「伝わるわよぉ。胎教で聴かせた音楽を覚えていた事例だってあるのよ?&br;  ……それに、私と貴方の子だもの。&br;  教えられるうちに、教えておいてあげたいじゃない。&br;  人間の文明は、思った以上に暗くて面倒臭いけど、それを明るくする力もいっぱいあるって。」&br; &br; 「……すまない。『あれ』を使うことも、検討したんだが。」&br; 「いらないって、言ったでしょ。あなたは出来ることを沢山してくれたわ。&br;  まさか双子の赤ちゃんが生まれるなんて思いもしなかったけど、&br;  今、私すっごく嬉しくて、すっごく充実してるの。……そんな顔しないで。&br;  大体、あれって今地球の反対側にあるんでしょ?&br; 一番速い船でも、取りに行ってる間に、私、死んじゃうわよ?&br;  ……寂しさで。ふふ。」&br; 「……すまない。&br;  本当に、すまない……。」&br; 「……あらあら。赤ちゃんが一人増えちゃったわ……。&br;  いいのよ。私は、もう充分だから。&br;  ……子供たちを、大事にしてね。」 -- [[■>SLV/0014]] &new{2020-12-05 (土) 20:51:36};
---&br; 「――つむぎ。&br;  二人は元気だ。&br;  ……いや、嘘は言うまい。&br;  二人は、なんとか生きているが、20までは生きられない見立てだ。&br;  今度こそ、『あれ』を使おうと思う。……君と、俺の子だ。長く生きて欲しい。&br;  ……これで、いいんだろう?」 -- [[■>SLV/0014]] &new{2020-12-05 (土) 21:06:48};
---&br; 「――何故だ、████。&br;  ようやっとここまで来られた。&br;  この子たちを助けたいんだ。&br;  妻の遺言なんだ。&br;  何より、俺は、支倉の末裔だ。&br;  それが、どうして――答えてくれ。&br;  ████……。」&br; &br; 「……対象を海に戻せ。&br;  船員諸君には、無駄足に付き合わせて済まないと思う。&br;  神は、私を見放したらしい。&br;  &br;  ……クソッ!」&br; &br; (……ナイフが、突き立てられる。&br;  そのナイフには、名前が、刻まれていた。&br;  &br;  L...y...c...e....) -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-05 (土) 21:21:14};
--&br;『&ruby(りせ){私};も、ここまでは、まあまあよくできた方だと思うよ。&br;  でも、一人で突っ張ったせいかな。&br;  さすがに粗と見落としが多いなぁ。』&br; &br; 頭の中で、もうひとりの自分が語りかけてくる。&br; 酸素はほとんど切れてて、体の感覚が徐々に無くなってきていた。&br; &br; 『単純に“辿り着けない”って話じゃないんだ。&br;  ピースが足りないんだ。&br;  あれは、そもそもが個人の願いを叶える魔法のランプじゃないんだから。』&br; &br; でも、それも推測でしかないでしょ、と私は考える。&br; &br; 『それはそう。でも、過去の状況が、そう言ってる。&br;  回遊してる割に、他の連中に捕まってない辺り、思考能力はあるんだろうけど……ご先祖様の手落ちかも。&br;  もっと一族に尽くすように学習させておけば良いものを、気が小さいのか、良心があったのか。&br;  お陰で、随分と苦労させられたもんだね。』&br; &br; 今日は、もう一人の自分がよく語る。いや、今際の際だから、思考がバラバラになりつつあるのかな。 &br; &br;『それだけじゃない。死なないように、頭がフル回転してる。&br;  大抵は無駄に終わるものだけど……今の状況は、まだ助かるって確信してる。』&br; &br; ……嘘だ。もう、このまま力尽きて、沈んで、何かの餌になるんでしょ。&br; &br; 『嘘じゃない。&br;  父さんは、あんなことがあっても繋がりは断たなかった。&br;  “向こう”も、座標を返す以上は、結局のところ支倉のことは特別に思っているはずなんだ。&br;  きっと、今だって、近くで兄さんともども様子を観察している。&br;  ……それに、』&br; &br; 『頭の出来は、昔から&ruby(・){僕};のほうがずっと良かった。&br;  代わりに、りせよりずっと早く嫌なこともわかるようになっちゃって、随分臆病に育っちゃったけど。&br;  どうも、今はりせのほうがずっとずっと臆病になっちゃったみたいだ。&br;  ……気持ちはわかるけどね。』&br; &br; ……あなたは。&br; &br; 『いいかい。手段は何でも良いから、伝えるんだ、向こうのお気に召すようなことを。&br;  食いついてくれれば、それでとりあえずは命は助かるはずだから。&br;  商談は爪先をねじ込むところから始まるんだよ。』&br; &br; 『……たとえば、人間って、口先より指先のほうがよく動くって思わない?』 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-05 (土) 21:48:21};
---&br; ……!&br; 私は、海中で、身を丸めて。手を、腿の金属ケースに伸ばす。&br; その中には、お守り代わりの種子が収まっていて、今の水深でも辛うじて中身は無事のようだった。&br; だけど、今は中身じゃなくて、外側が大事だった。&br;  私は、指で……ケースを弾く。&br; 一定のリズムで。&br; ――あるいは、特定の“符号”で。&br; &br; 何度も、何度も……&br; 何度か、繰り返して。&br; &br; いい加減、指先すら動かなくなってきた頃。&br; &br; 海中の、暗い、暗い、向こう側から&br; 大きな、眼のような、&br;光が……。 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-05 (土) 21:49:07};
--「……無限大公司の船が来ているな。リーか。」&br; &br; りせを追いかけてきて、ようやっと追いついたといったところか。&br; 無駄に人的リソースを費やさせることもない。&br; 無線を繋いで、彼女の死について伝えるべきだろう。&br; ……今後のことについて話し合う必要もある。&br; 彼はショックを受けるだろうが、割り切る事もできる男のはずだ。&br; &br; ……サルベージ作業が終わらない。座標を誤っていたのか?&br; 父に、もう一度問う必要が出てくる。そのための設備も、この艦にはある。&br; &br; ……犠牲を払っても、何をしてでも、私は私の願いを叶える。&br; 『そこまでするほどのことか』と言うものがあれば、『そうだ』と答える。&br; &br; 逆に、聞かせて欲しい。&br; お前たちは、私の価値観を塗り替えられるほどの物を、持ち得ているのか?&br; &br; ……通信室へ行こう。明らかに、情報の補足が必要だ。&br; 父――支倉の総帥は、全てを知っていて、そしてもはやそれを求めるものは私しかいない。&br; &br; &br; (……遠く、海面に、大きく黒い影が浮かび上がっている。) -- [[支倉ノーラン>SLV/0014]] &new{2020-12-05 (土) 22:14:19};
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--&br; ================================================================&br; Instant Message System, for Hasekura, Build 1019.04a&br; ================================================================&br; _&br; Launch in secret mode&br; 'Tell the meta-area.','This communication is confidential.','Thank you for your cooperation.'&br; Generating a quantum cryptographic key&br; &br; Connecting to the Remains......&br; ================================================================&br; to:Koretsuna Hasekura;&br; from:Lyce Hasekura;&br; ================================================================ -- [[■>SLV/0014]] &new{2020-12-04 (金) 00:25:13};
---『お父様へ。&br;  お忙しい中失礼いたします。&br;  本日は個人的な近況報告と、お願いしたいことがそれぞれあり秘匿通信を利用させていただきました。』 -- 未読&br; &br; 『ご存知かと思われますが、私は今、極北の海域にいます。&br;  リーさんとは、若干の行き違いはありますが、良好な関係を築けています。&br;  支倉とI2の業務提携に、これによる影響はないと考えています。』 -- 未読&br; &br; 『ノーラン兄様と、お話しました。&br;  5年前のことも含めて。』 -- 未読&br; &br; 『現在の海域で、私の名前の書かれたナイフがサルベージされました。&br;  字は、恐らくあなたのものだと考えられます。&br;  支倉は、この海域にも進出していましたか?』 -- 未読&br; &br; ……。&br; &br; 『&br;  &br;  私、女の子が好き。&br;  リーさんが見ているのは私じゃない。&br;  本当は、こんな婚約破談にしてしまいたい。&br;  &br;  』 -- 未読 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-04 (金) 01:36:20};
---&br;『私の服も、体も、いのちも、みんな父さんたちが与えてくれたものだって思うよ。&br;  貰いっぱなしは良くないなんて、ずっと感じてて、&br;  いつかみんなへのお返しになるような結婚をするんだって思ってたし、&br;  割り切れば、全然良い条件の婚約だっていうのもわかってる。&br;  我儘はもう沢山言ってきた、これくらい、我慢するべきなんだって。&br;  &br;  でも、こんな思いをするのは、もうこれっきりにしたい。』 -- 未読 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-04 (金) 02:04:48};
---『父さんのバカ。』 -- 既読 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-04 (金) 02:11:58};
---え。 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-04 (金) 02:12:59};
---&br;『云いたい事は解った。&br;  他にはあるか。&br;  繰り言を聞いて欲しいというのがお前の願いか。&br;  通信リソースを無駄にするな。』 -- [[支倉維綱>SLV/0014]] &new{2020-12-04 (金) 02:15:47};
---――。&br; &br; 『私、自分の&ruby(ふね){艦};が欲しい。』 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-04 (金) 02:23:06};
---&br;『ただの船じゃない。&br;  強くて、巨きくて、簡単には沈まない、私の思い通りになる、無敵の船が欲しい。&br;  多分だけど、“それが手に入るのは、極北にいる今しか無い”と思う。&br;  &br;  嫁入り道具を持たせると思って、娘の我儘を聞いて。父さん。』&br; _&br; &br; 『I2の小童の差し金ではないな?&br;  さては、推測に推測を重ねているな。&br;  だが構わない。&br;  及第点とする。』&br; &br; ……?&br; &br; [File received.] &br; &br; 『ノーランも目を付けているぞ。&br;  後はお前たちの間で話を付けろ。&br;  “こんな思いをするのは、もうこれっきりにしたい”ものだ。』&br; ================================================================&br; Disconnected.&br; ================================================================&br; &br; (……受信したファイルには、何かの座標が記録されている。) -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-04 (金) 02:36:27};
-こんな物落とした子おりゅ〜〜〜〜?(そう言って男は「支倉りせの名前が書かれた短剣」を届け出る)&br;現行の海域で引き揚げた物だからつい最近の品かな?あの辺り海流が異常でその辺り怪しいとこはあるが -- [[ヴィイ>SLV/0074]] &new{2020-12-03 (木) 00:29:57};
--(胡乱なおじさんがやってきたぁ。胡乱そうなものをみる視線を投げかける。)&br; ……違います。私のじゃない……と、思います、けど。&br; ……。(書かれた名前の字の癖に、少しだけ心当たりがあった。)&br; えっ、これもしかして買い取りの持ち込みですか? -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-03 (木) 00:34:57};
---ばぁあ〜〜〜〜〜!(胡散臭そうな視線を浴びれば両手をバッと開いて威嚇めいた仕草!実際狂人!)&br;さて今ので私がどういった魔族か信頼に足ると気付いてくれたと思うが…うん、これで信頼したら怖いよね私だったら逃げる&br;いや別段買い取り目的では無いよ、あくまで落とし物を届けに来たつもりさ。あくまで個人的な考えだがこの広大な海で得られた以上人と物との縁、意味があると思っているクチでね&br;しかし今回はただの同姓同名か…という訳では無さそうだね?(りせが一瞬思い当たり僅かに言葉を途切れた事を問うている様だ) -- [[ヴィイ>SLV/0074]] &new{2020-12-03 (木) 00:46:42};
---落とし物……なのかなぁ。うーん。&br; (この人に話していいものか、若干悩んでいるような顔。)&br; ……まいっか。&br; うちは、生地と糸の会社だから、基本的に金属製品はよそに委託しているんです。&br; なので、そのナイフ自体は、多分問い合わせればどこ製のものかすぐわかると思います。&br; ただ、わざわざ私の名前が書かれているってことは……私に渡される前に、何かの拍子に沈んだってことなんでしょうね。&br; 誰からの贈り物なのかは、心当たりは無くもないんですけどー……『どうしてこの海域に沈んでいたのか』を考えると。&br; ……ちょっと、持ち帰って検討しなきゃいけない事案になっちゃいそうですね。&br; (あ、落とし物のお礼にお茶でもいかが?と、ポットを見せる) -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-03 (木) 01:02:49};
---(少女から見れば頭のおかしい一介のサルベージャー程度の男だろう、実際その通りであり何を話しても世間話なのだ)&br;んーナルホドそういう話かぁ、てっきり君自身が落としたとか軽く考えてたんだがヨシ!見なかった事にしよう!&br;もう政治的なそういうのはお腹いっぱいだ!これからは誰に何を言われても「ごめんね!私のやりたいようにやる!」と言うと決めている以上!&br;(あっ頂きます、と帰り道も寒いので頷く)ではどうする?不要なら怪物にでも叩き込んで粉々に砕け散る運命を与えられるけど -- [[ヴィイ>SLV/0074]] &new{2020-12-03 (木) 01:13:01};
---そですねー。こっちの都合の話でなら、「くらえ!」って突きつける材料にはなると思いますけど。&br; 突き付けた結果、どう転ぶかというと……多分、すぐさましんどいことになるし。&br; ……それに、刃物なら裁ち切り鋏で間に合ってる節はあるんですよねー。&br; いっそ中枢に投げて何かの素材に生まれ変わってもらうのも手かも……。(一方で、合成品だけどシュガーいります?と勧めてる) -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-03 (木) 01:21:47};
---分かるよー上手く転んでも要らない不幸が生まれるし上手く転ばないと見た事も聞いた事も無い証拠が出てきたりする&br;おじさんどちらかと言えば巻き込まれて転ばされる方だったからちょっと視点は違うけど&br;まあ潔白かというと良く遺跡とか爆破したり粘液に変えたり罪状あるんですけど!えへ!えへへへ!&br;(遺跡、今や海中にしかないそれを爆破した所で誰も咎めはしない。男のそれは狂言か戯言だろう、前提が共通ならば)&br;ああそれも良いかもね、その手合は任せよう…今の所私は足りているし(今は渋めが良いらしくありがとう、と断る)&br;あっそだ、支倉さんに聞くのも失礼かもだが…絹布の在庫とかあったりする?生産はしてないとは聞いたが -- [[ヴィイ>SLV/0074]] &new{2020-12-03 (木) 01:34:10};
---とにかく、落とし物は落とし物ですので。届けてくださって、ありがとう――んぇ、絹糸、ですか? シルク?&br; (……急に、高級品の話をされて、ちょっと変な受け答えになる。)&br; ……えっと、一応、資料目的で保管されているものはあると思うけど……取引には使って無かったと思います。&br; 『シルクみたいな手触りの生地』っていう注文でしたら、対応できますけどー。&br; ……おじさまの口ぶりだと、どうも本物が欲しい様子ですね? -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-03 (木) 01:48:49};
---(男も急に思い出して口に出してしまったのだろう、ごめんねと片手を上げて謝る)&br;むっやはりそうか…養蚕は化学繊維さえ作れてしまえばどうしても生産性で劣るからな…&br;蛋白資源の補助にはなるものの植物資源との兼ね合いを考えれば当然か&br;(何か納得したようにブツブツ呟くとりせに振り向いて)そうだね本物でなければならない&br;ただ…まああったら良いな程度ではあるよ、魔術的な物に必要なんだけどこのご時世だからね&br;うーん…まあ神様もそこまで怒らんだろ!(何か納得した様子でお茶を飲み干し)ご馳走様&br;ではまた縁があったら…(その縁は絹布の在庫という意味もあるのだろう、男はそう告げると寒風に去っていった)あひー!お茶貰って正解! -- [[ヴィイ>SLV/0074]] &new{2020-12-03 (木) 02:06:26};
---それそれ。本当それです。&br; 桑の栽培とか、ウチみたいな化学合成確立してるところだと、満場一致でナシなんですよー。&br; 蚕の方を改良してるとことか、探せばあると思うんですけどねー。&br; あ、落とし物は本当にありがとうございます。今度はウチの商品も買いに来てくださいねー。&br; \きっといい感じの冬物ありますよー/ (手をひらひらと、出ていく様子を見送って)&br; (寒そうな声が聞こえてきて、ちょっと吹き出した) -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-03 (木) 21:55:05};
-(支倉りせの元に、蒼髪の少女が現れる。その顔は、普段を知っているものなら明らかに緊張の色が見えるものであり、かつ)&br; (普段を知らない者でもその場にやってくる際に手と足を伸ばして同時に前に出して歩いているのを見ればすぐ分かるだろう。つまり、ガッチガチだ)&br; えー……っと、りせ?前に言ってた商談、…いけるかにゃー?(噛んだ。余りにも緊張して語尾がねこになってる) -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-03 (木) 00:05:32};
--んぅ……。&br; (半目気味に、顔を向ける。『商談。』と言われて、頭の中をぐりぐりと回転させる。)&br; (厚めの毛布の膝掛けを、綿の詰まった羽織を肩に掛けて、『寒さの前には、遠慮はいらない』と言わんばかりの装いだった。)&br; ……えっと、なんだっけ。新開発の寄せ上げパッドの話だっけ。 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-03 (木) 00:15:55};
---えっ、なにそれっ………じゃなくて(思わぬ逸品の情報に一瞬だけ気を取られて少しだけ緊張が解けるも)&br; そーゆーのじゃなくて……その…あの…あー…(しどろもどろ。口を開いたり、閉じたり。まるで朝イチで船団に船上げされた魚のよう)&br; ……りせの……む……おっぱ………(固まる。顔がほんのり赤くなる)…&size(6){そ、そこをあたしが、さ、さわるってゆーはなしっ…!};(霞むような小声だが彼女の豊かなそれを見て言い切った。自分を褒めてやりたい) -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-03 (木) 00:27:08};
---あー。&br; ……あー。(言った言った。そういえば、何か随分と前のことに感じられるけど。新作のテストモデルやってもらう代わりに、だっけ。)&br; んんー……。(とはいえ、まさか自分から言い出して来るとは全然思っても見なくて。……まずい、もうちょっとしゃきっとするべきか?と危惧する。)&br; ん、ん。(カウンターのスイングドアのストッパーを外して、ちょいちょい、とカウンター内に入ってくるように手招きする。)&br; おいで。(両手を広げて、誰かがよく自分にやってくれたような受け入れ姿勢を取る。――ここまで、大変言葉少ななのは、この海域が素直に寒いから。) -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-03 (木) 00:42:06};
---ん?あ、うん(と招き入れられれば、いいのかな、と一瞬思うも。まあいいんだろう、と、少し別の意味を込めておっかなびっくりスイングドアを押し中へ)&br; (そうして両手を開きさらなる招きを得られれば、首を捻り、はてな?という顔になる。まさか今ここで?と思ったが、流石にそれはないだろう、と固まった頭でも思うも)&br; わ、わーーい(よく分からなくなった少女は、その広げた両腕の間に飛び込んだ。ぎゅ)ああ!厚着の上からでもなんかぼりゅーむすごいの分かる!(同じく厚着の己の粗末なそれとおしくら相撲の素直な感想であった) -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-03 (木) 00:54:30};
---んんー……。(なにか違うな、と眉をひそめて)&br; (がばっと羽織とジャケットの前を開けて、再度『おいで』としてみせる。)&br; (どうせ、年末年始のばたばたが一段落ついて、来客も疎らだし。寒いし。ヒーター全然使わせてくれないし。)&br; (うすらぼんやりした頭で、『じゃあ、約束ついでに、どうせだし温まらせてもらおう。』というざっくりした算段を立てていた。)&br; ……もっと、くっついてもいいんだよ? 約束は、約束だし。(濃紺の、水着様のスーツを、シェラの前に曝して。)&br; 膝、もっとちゃんと乗って? 腰、もつね? 頭なでていい?(熱源…… 熱源……) -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-03 (木) 01:10:48};
---んんー?(約束ってくっつくっていう感じだったっけなぁ?という顔をしていたが、何か考えがあるのだろう、と微妙に頭の回っていない少女は思う)&br; (なので、彼女がしたように着ていたコートのボタンを外し、カーディガンの留め具を外し、薄手のキャミソールを冬の空気に晒し)&br;……さむい(改めて、真正面からぎゅ、と彼女を抱きしめる。厚い布の壁が取り払われた感触は、薄手の繊維ではとても防げない程に…柔らかく、暖かい)&br; あたしは別にいいけど……こーゆーんだったっけ?(以前よりは僅かに贅肉が取れているものの、それでもやはりどうしても残るぷにっとした感触の腰に彼女の手が回る)&br; (蒼髪は、潮風にも負けず艶やかさを保ったさらりとした手触りを与えるだろう。一見、ヘアケアなどに手間をかけているようには見えないが) -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-03 (木) 01:26:30};
---ん、ん、いいからいいから。(適当にくっついたところで、一緒に羽織をかぶって、ぴったりくっつく。)&br; はー……、ぬくいー……。(手櫛するようにシェラの頭を撫でつけつつ、なんか すごく 和んでいる。)&br; (りせの服装は、実のところ必要最低限のサポーターや厚手のタイツを除いて、下着と言えるものを中に身に着けておらず。)&br; (母親譲りの張りの良い胸は、ひっつくほど、やわらかく、形を変えて、密着する。)&br;(密着して、どうなるのかと言うと……) めっちゃ、ぬくいー……。(ぬくもり……)&br;いや うん 最近、身も心も寒いし。こーゆーのでいいの、いいの。 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-03 (木) 01:41:34};
---(少女は、彼女に比べれば肉付き以前に小柄だ。必然、膝の上に乗った状態でもほとんど正面から向き合う形になる)&br; ふあー…あったかいー……(そもそも付ける必要がないという諦めの境地に達している少女もまた、上に関しては付けていないことが多い)&br; (なので、ささやかな膨らみは自分の頭と良い勝負をしてしまうのではないかという大きさのそれに押し負けて更にぺたんこに。それどころか)&br; (大きく柔らかで、それでいて弾力のある谷間に挟まれるようにして、半ば埋もれるようになる)……なんで…同い年でこんな差が…あーでもすごいあったかきもちいー…。&br; ……りせが、それでいいなら…いい(彼女の細い指での手櫛の感触が心地よく、大分硬さも溶けてしまった所に、その言葉で緊張も消えた)&br; …ちょっと疲れてるの?大丈夫?(羽織の内側の背中に手を回して、よしよし、と労るように撫ぜる。少しでも、彼女の気が休まるようにと) -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-03 (木) 02:01:11};
---んーん……。(言っていいものか、と少し難しい顔をして)&br; ……まいっか。(思考放棄。)&br; 最近、失恋した。あと、婚約者が存外に尖った性癖の持ち主だった。&br; 家族の黒い秘密を踏み抜いた。……で、挙げ句にこの寒さ。&br; もうむりー。全然むーりー。かんがえたくなーい。ぬくみがほしい。ぬくもりたい。&br; ――というわけで、おシェラさんには今しばらくりせに付き合ってもらいます。&br; (むぎゅむぎゅする。よく幼馴染にしてもらっていたものだけど、それをここで言うのは憚られる。) -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-03 (木) 02:06:25};
---それは………(色々と言葉が浮かんだ。色々と思考が浮かんだ。でも)………たいへんだったね(飲み込んだ)&br; りせはえらいよ。そんなつらいことに向き合ったんだから。もしかしたら誰も褒めてくれないかもしれないから、あたしが褒めてあげる。&br; よくがんばったね、えらいね。寒かっただろうね、いっぱい暖かくなってね(少しだけ背伸びをして彼女の豊満な柔肉の渓谷から半身だけ脱出する)&br; (そうして彼女の頭を腕で抱えるようにして、胸に抱きしめる。その小さな胸に、思いをたくさん込めて。彼女の金髪を、今は短くなってしまったその絹のような髪を優しく、優しく撫ぜる)&br; 大丈夫。…きっと大丈夫だよ。あたしで良ければいくらでも暖めてあげるから……元気になってね(囁くように。祈るように。歌うように)&br; (腕の中の彼女に、ぬくもりを。心まで暖かくなるようなぬくもりを、と願いながら) -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-03 (木) 02:24:58};
---(何を想っているのか見せぬまま、ゆっくり目を細めて)&br; ……ありがと。思ったより平気だけど、思ったよりキツいもんなんだね、こういうの。&br; …………。(何か言いたそうな顔を一瞬したけど、だいぶしょうもないことだったので、我慢して。)&br; \シェラママ……/ (別口で思い浮かんだしょうもないことが代わりに口から洩れた。)&br; &br; (ゴホンッ)……こ、この先の針路によるけど、件の衣装の到着の目処付いたって通信きてたよ!そういえば! -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-03 (木) 02:46:21};
---(彼女の顔は、見えない。彼女の頭を抱えていたから。彼女の瞳も見えない。彼女の頭を抱えていたから)&br; (それでも彼女が、一瞬、息継ぎではない、何かを形作ろうとして形にならない吐息を漏らしたのは、分かった)&br; (だから、自分も何かを言おうと…口を開いた。そこにかぶさるように飛んできた、他愛ない、本当に他愛のない軽口)&br; それ、絶対逆じゃないかなぁー?(それがどうにもおかしくて、くすりと笑ってしまった)&br; (両手を離す。名残惜しい彼女の安らぐ体温といつまでも触れていたくなる艷やかな髪の手触りを開放する)&br; あー……そういえばそんなのもあったね!(忘れていた訳ではない、むしろ必要なものだった)&br; (でも、それよりも。約束よりも何よりも、彼女の力になってあげたくて…どっかへ行ってしまっていた)&br; それじゃ…受け取りとかの段取り教えてもらっていい?(などと、しばしぬくもり合いながら、そんなことを話していった) -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-03 (木) 03:29:33};
---\ままー……/(離れちゃった。さびしい。あともうちょっとぬくもりたい。)&br; うー……。&br; ……うんー。まず、大まかに寸法は合わせてあるから、フィッティングはお店で済ませて……&br; (必要な段取りを伝えていく。まあ……シーズン中には間に合うって話なのでしょう。) -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-03 (木) 23:17:11};
-🚤
--夢を、見ていた。&br; 夢の中で、私は、&ruby(ふね){艦};に乗る。&br; それは、古の軍艦の姿をしていた。&br; 強く、&ruby(おお){巨};きく、そして簡単には沈まない、蒼い鋼で出来た、無敵の船だ。&br; 思うままに海を征き、時に海を裂き、時に星を砕きさえする、最強の船だ。&br; &br; 彼女がいれば、私はどこへでも行ける。何だって出来る。万能感が心を満たすはずだった。&br; けれども――。&br; &br; 艦の直下に、巨きな、影が在った。&br; 影は嗤う。&br; &br; 『人々の文明の果て、自らを亡ぼすほどの力を得たとて、お前の虚は埋まらない。』&br; 『愛を求めれば善かった。夢を求めれば善かった。他者に身を捧げれば善かった。』&br; 『お前は全てを棒に振った。そんなお前が、それを得て何とする。』&br; 『そんなものは、古より決まっている。』&br; 『虚ろの下に齎されるものは、いつも滅びのみ。』&br; &br; 艦が、影に絡め取られる。&br; 軋む。ひび割れる。――沈む。&br; &br; ただ、ただ。&br; 私の隣には誰も居らず、故に、私は安堵する。&br; &br; ――虚ろ舟に乗せられるのは、一人だけで充分だ。 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-03 (木) 00:19:19};
--&br;『某日 支倉紡績支店 PM8:00(CLOSED)』&br; 『社員寮階へ続く階段。』&br; &br; 「リーさん。」&br; 「……なんでしょうか、お嬢様。」&br; &br; 「――セックス、しますか? 私と。」 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-03 (木) 00:19:44};
---&br; 「――。」&br; &br; 「……バカなことを言うものではありませんよ。&br;  あなたはまだ15だし、正式な婚姻にも、まだ些か時間がかかる。」&br; &br; 「――ああ。そうなんですね。」&br; 「……。」&br; &br; リー・シャンフーが、ため息をつく。&br; 「これ以上、私を探っても、何も引き出せませんよ。りせさん。」&br; &br; 「――いいえ、いいえ。あなたは、まだ私に“何もしてやれていない”。&br;  それとも、このまま老いさらばえるまで、小さな水槽の中で飼うつもりですか?」&br; &br; 「……、……何を知りたいのですか?」&br; &br; 「なら、先に前提の確認をさせて欲しいんですけど。&br;  ――リーさん、私のお母さんが好きだったんだよね。」&br; &br; リーさんは、少しの逡巡のあと、「ええ。」と答える。&br; 多分、質問の意図の考察と一緒に、『好きの一言で表せない』みたいなことを考えていたんだろう。&br; &br; 「なら、私のお母さんが、とっくにお父さんのものだと知った時は、どんな気持ちだった?」&br; 「……。」&br; 「答えて。」&br; &br; 「――。」&br; 「答えて。」&br; &br; 「それは、」&br; 「――『冒涜』、とか?」&br; &br; リーさんは、苦虫を噛み潰したような顔をして、また逡巡の間が入り、そうして、&br; 鈍く、首を縦に振った。&br; &br; 「だったら、最初の質問に戻れますね。&br;  リーさん、セックスしますか? ……私と。」&br; &br; ――答えは、ノーだった。 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-03 (木) 00:32:44};
---&br; 「――なぜ。」&br; リーさんは、ばつが悪そうに、そう一言だけ洩らす。&br; 「だって、あなたが私のお母さんのこと話してる時、もう全然そういうんじゃないんだなってめっちゃ伝わってきてたもん。&br;  ……でも、それだけじゃないですよね? 全部、話して欲しいんですけど。このままじゃ、私の一方的な解釈だけになっちゃうし。」&br; &br; この場の主導権は私にある。&br; 言外に為されるそういった主張を甘んじて受け入れるように、リーさんは、深い溜め息をつく。&br; &br; 「……どこから話せば?」&br; 「どこでもいいから。」&br; &br; ――リー・シャンフー曰く。 まず、自分にとって、女神の似姿(私のことらしいけどどうかと思う。)を、&br; 誰にも弄されず、奪われもしないようにすることは、至上命題だった。&br; かつて、支倉維綱によって弄され尽くした支倉つむぎは、それでも、美しく、気高く、清らかに映った。&br; それは、ある意味、彼女が人を越えていたからに他ならない。&br; &br; 翻って、幾ら母に似通った姿を持つと言えど、支倉りせは、ただの少女だ。&br; ただの少女であるが故に、深く思い悩み、容易く傷付き、いずれは男に望まずともその身を許すかもしれなかった。&br; 故に、支倉ノーランに接触した。&br; 無限大公司の御曹司として。&br; &br; ――次いで、リー・シャンフーは語る。&br; 支倉つむぎは、ある種、特殊な遺伝子構造の持ち主であることを。&br; 人の姿をしつつも、その実態は、いくつかの面で人類を越えていたことを。&br; それは、人にして、人の異種と言っても良いものだった、とさえ。&br; &br; 必然的に、自然な状態の人類との交配は困難で、無理を捻じ曲げた支倉維綱の行いは驚異ではあったが、&br; 二世であるりせは、一層、子を成すことが難しいことが予想できた。&br; (リーさんは、一部の交雑種の生き物を例に挙げていたけど、陸棲生物の知識だったから、イマイチピンとこなかった。)&br; 自分にとっては喜ばしいことと悲しむべきことが半々であり、&br; (……いや、赤ちゃん作れそうもないことは悲しみ10割にしてよ。)&br; その事情を受け入れた上での婚姻の申し出は、支倉維綱とノーランにとっても破格であったという。&br; &br; 話を終えて、リー・シャンフーは三度目の深い溜息をついた。&br; 「――全て、あなたに軽蔑されることを恐れて、避けていた話だ。」&br; &br; 「いや、うん……。話の端々から漂うもののお陰で、割とドン引きですけど……。&br;  でも、何か…… ……ねえ、リーさん。もしかして、なんだけど。&br;  &br;  ――私が、潜在的にレズビアンだったのにも、気付いてた?」 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-03 (木) 02:00:45};
---&br; 「…………。」&br; 沈黙が、答えだった。&br; &br; 「……、そっかぁ……。&br;  私自身は、散々気を張って、ようやっと自覚できたようなものなのに……。」&br; &br; 「あなたの身辺や素行を監視……失敬、注意していると、必然的に。&br;  ……実を言うと、願望の入り混じった側面はありましたが。」&br; &br; 「……男を知る事がない、的な? いやいい加減言っていいよね!? キモいよ!?」&br; 「ははは」&br; ……リーさん的にも、もう笑うしかないらしかった。&br; &br; 「兎も角。」&br; 眼鏡を正し、話を締めに入るつもりのようだった。&br; 「これで、あなたの懸念事項は、ほぼ一掃されたのではないのでしょうか。&br;  ……私は、きっとあなたを穢さない。しかし、絶対に守ると誓える。&br;  不自由な暮らしだってさせない。この船の暮らしを続けたいというのなら、努力しましょう。&br;  ……他に、何か不満が?」&br; &br; 「あー……」&br; そういうの、いいから。と切って捨ててしまうには、私には、まだ聞きたいことが残っていた。&br; &br; 「――まだ、終わった話じゃないから。あと、もう一つ質問させて欲しい。」&br; 「どうぞ。」&br; &br; 「……I2社……無限大公司のルーツを教えて。旧時代から、海没初期まで。」&br; 「…………?」&br; 「早く。乙女の秘密を詮索した代わりだと思って。」&br; 四度目のため息。 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-03 (木) 02:23:39};
---&br; リー曰く。&br; 無限大公司は、旧時代から機械工業の企業だった。&br; その保有技術は今なお高水準を保っており、支倉が提携を強く希望したのも――&br; (そういうのじゃない、と私は口を挟む。――もっと、根本的な話を。)&br; &br; ――無限大公司が高水準の技術を旧時代より持ち越せたのは、ひとえに、軍需部門を保有していたからだと伝わっている。&br; (そう、そういう話を引き出したかった。)&br; 『国家』の概念は知っているだろうか。&br; (うん。)&br; 無限大公司は、旧時代、国家の委託によって兵器製造を請け負っていた。&br; また、その高い技術力を買われ、宇宙進出事業にすら関わっていたのだという。&br; おそらく、その関係からだったのだろう。&br; 来たる『厄災』を察知して、備えることが適ったのは。&br; &br; それは避難のための船舶のみならず、充分な工業機能を保った海上施設、&br; 将来的に入手の困難になる資源の備蓄等、多岐に及んだ。&br; 杞憂への備えと言うにはあまりに大規模な事業で、当時は経営者らが狂気に陥ったとすら評するものもいた。&br; &br; ――だが、厄災は起きた。&br; &br; それが、今日の無限大公司に繋がる、旧時代から海没初期の逸話だった。 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-03 (木) 02:47:02};
---&br; リーさんは、話を終えてなお、少し困惑の色を見せていた。&br; 「このくらいの話なら、いずれ、我が社の資料でいくらでも触れられるようになるものを……なぜ今?」&br; &br; 「――うん、今すぐ聞きたかったから。虫の報せというか、夢で見たというか……。」&br; 「夢?」&br; 「えと。ところで、ウチの会社。支倉紡績のルーツなんだけどさ」&br; &br; 「一介の紡績会社が、何をどうやって、何もかも沈みゆく中で、&br;  無限大公司みたいに、海の上に工業施設を抱えられるようになったのか。&br;  実は、私も知らないんだよね。」&br; 「――それは」&br; &br; 「リーさん。お話できてよかった。これからも、いい感じに仲良くしたいって思うよ。&br;  ……お父さんと話してくる。通信室、覗かないでね。」 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-03 (木) 02:56:46};
-🚢
--\わかってますよ……新年セールもあるんでしょ……/ -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-11-30 (月) 00:14:50};
-🐬
--\えぇ……? 次は年末セール?/ -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-11-29 (日) 00:23:13};
-🐳
--&br; ================================================================&br; Instant Message System, for Hasekura, Build 1019.03c&br; ================================================================&br; _&br; &br; Launch in secret mode...&br; &br; 'Tell the meta-area.'&br; 'This communication is confidential.'&br; 'Thank you for your cooperation.'&br; &br; Generating a quantum cryptographic key...&br; &br; Complete.&br; ================================================================ -- [[■>SLV/0014]] &new{2020-11-28 (土) 14:16:52};
--- to:Norun Hasekura;&br;from:Lyce Hasekura;&br; &br; Searching......&br; Connecting......&br; Searching for the remains to be a bypass......&br; Connecting...... &br; Complete.&br; ================================================================ -- [[■>SLV/0014]] &new{2020-11-28 (土) 14:20:28};
---『兄さんへ&br;  話したいことは沢山ありますが、最低限のことだけお聞きします。&br;  兄さんと、無限大公司との交流は、何年前からありましたか。&br;  ヨルを死なせたのは、リーさんと兄さん、どちらですか。&br;  &br;  5年前、兄弟たちを死なせたのは、兄さんですか。』 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-11-28 (土) 14:30:38};
---_&br; 『リーから聞いたのか?』&br; _&br; 『いいえ。&br;  自分で考えて、聞いています。&br;  リーさんは、ヒントしか。&br;  それに、&br;  元々、皆察していることでしょう。』&br; _&br; 『だろうな。&br;  少し待て。&br;  回答に時間がかかる。中継が焼け付く迄には纏める。』 &br; _&br;『 &br;  わかりました。』 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-11-28 (土) 14:39:28};
---_&br;『回答1&br;  無限大公司との交流自体は曽祖父の代からある。&br;  が、現在手続きを進めている提携の発端は、10年前だ。&br;  お前の察しの通り。リー・シャンフーからの働きかけによる。&br;  &br;  回答2&br;  こちらはお前がどこまで記憶しているか把握していない。&br;  よって、必要最低限の情報を羅列する。&br;  &br;  元々お前たち双子は、先天的な問題により、成人までの生存が絶望視されていた。&br;  父は手を尽くした。&br; 最終的に、どちらかが、もう片方のドナーとなる以上の選択肢はなかった。&br;  私はどちらでも良かった。&br;  お前の生存を後押ししたのは、リーだ。&br;  &br;  回答3&br;  そうだ。&br;  支倉と、私自身の利益を考えた結果だ。&br;  お前が今生きているのは、リーに対する交渉材料として有効だったからだ。&br;  &br;  以上。』 -- [[■>SLV/0014]] &new{2020-11-28 (土) 14:58:04};
---_&br; 『&br;  どうして』&br; _&br; 『回答3で述べた。』&br; _&br; 『&br;  父さんは』&br; _&br; 『黙認している。悲しみはしただろう。』&br; _&br; 『''私も殺すの?''』&br; _&br; 『''今、生きていると言えるのか?''』&br; _&br; 『&br;  すまない。今の発言は取り消し、謝罪する。&br;  リーは一途な男だ。&br;  お前なら乗りこなせるだろう。』&br; _&br; 『嫌だって言ったら?』&br; _&br; 『言わないさ。&br;  お前は、聡いから。&br;  かつてのヨルのように。』&br; _&br; 『&br;  私は、』&br; ================================================================&br; Error.&br; Communication with the remains has been cut off.&br; ================================================================ -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-11-28 (土) 15:10:49};
---『支倉紡績 旗艦』&br;&br; 中継が焼き付いた。&br; だが、求められた情報は与えたと考えられる。&br; 彼女は――妹は、狼狽しているだろうが、同時に、理解の努力を諦めないだろう。&br; いずれにせよ、次の秘匿通信は、無い。&br; 妹とて、乱発できるものではないと理解しているはずだ。&br; &br; 回答は、全て事実だ。&br; 父から、そして祖先から受け継ぐこの企業を、拡大し、繋げていく。&br; そして、私の望みも共に送り出してゆく。&br; &br; お前達は、このゲームの参加者に相応しくなかった。&br; だから、脱落した。&br; ――次の場に立つのは、私だ。&br; &br; 回答は、全て事実で、&br; 私の望みは、肉親の情を凌駕する。&br; あらゆるものを飲み下し、突き進むのみ。&br; &br; ただ―― -- [[■>SLV/0014]] &new{2020-11-28 (土) 15:43:33};
---&br;『██年前』&br; &br; 「ねえ、お兄ちゃん。昔の人も、海のすみずみまで調べることは出来なかったって、本当?」&br; 「ああ。」&br; 「宇宙に飛び出せるくらい、はってんしてたのに?」&br; 「そうだよ。」&br; 「じゃあさ! ウチが、海のすみずみまで、調べつくしちゃったらさ!&br;  それって、昔の人より、ずーーーーっと、すごいってことじゃん!」&br; 「お姉ちゃん、うち、せんいの会社だよ……?」&br; 「でさ、海を調べつくしちゃったら、今度は宇宙だよ!&br;  もしかしたら、ずっと昔に宇宙に出てった人たちとも会えるかも!&br;  ううん、ぜんぜん人間じゃない、ふしぎな人たちとだって!&br;  それって、昔の人より、ずーーーっと、ずーーーーーっと、すごいことしてない!?」&br; 「お姉ちゃん……」&br; &br; 私は、少し泣きそうなヨルの頭を撫でてやり、&br; リセに顔を向ける。&br; &br; 「……まあ、」&br; 「……そうだな。」&br; &br; お前は、決して、思い出さないだろう。&br; 今や、お前の中には、ヨルもいる。&br; ――臆病で、賢く、優しい、ヨルがいる。 -- [[■>SLV/0014]] &new{2020-11-28 (土) 15:46:57};
-[[りせログ]]
-ネットワーク通信で経由するのサーバーじゃなくて遺構(Remains)なのお風呂入ってる時におもいつきました。 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-11-28 (土) 15:55:54};
--あ、シュガーさんがなんかいにしえのじゃあくな文明起こそうとしてましたね。しりませーん。 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-11-28 (土) 15:57:44};
---[[うーん…別人…>http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp035869.png]] -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-11-28 (土) 22:41:36};
---[[あとこれは筆慣らしに先に描いた私の曇り顔。>http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp035870.png]] -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-11-28 (土) 22:46:25};
---もうちょいいじるきもするからご意見を待っている(この分かりづらい場所で。) -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-11-28 (土) 22:47:58};
---ヴッ(髪をまとめたシェラも可愛いなーと和むロック君の姿)&br;ミ゛ッ(曇り顔に大興奮するロック君の姿) -- [[ロック>SLV/0022]] &new{2020-11-28 (土) 22:48:30};
---近頃とくにおもうんだけどロケートくんも大概な性癖してない? -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-11-28 (土) 22:50:13};
---曇るだけ曇ってもらってからハッピーエンドになってほしいと願う人です…(正座) -- [[ロック>SLV/0022]] &new{2020-11-28 (土) 22:51:13};
---薄暗闇の性癖… -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-11-28 (土) 22:52:00};
---お前は曇り顔より笑っている時の顔の方が素敵よ(口説き文句みたいな奴) -- [[シュガー>SLV/0999]] &new{2020-11-29 (日) 13:29:01};
---そんなシュガーさんは私を口説いてどうしたいのあと冬どうしてますか -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-11-29 (日) 14:00:37};
---別にどうもしないわよ!ただ知り合い(知り合いでは無い)の幸せそうな姿の方が見ていて嬉しいと言うだけで!&br;私は冬でも薄着よ!厳密に定義すれば体は人間と同じだけど、半分無機物見たいな感じなのよ。ハーフゴーレムみたいな…なので寒いとか暑いとかは感覚の調整で何とかなるし溶岩に浸かっても10秒くらいは耐えられるの!水圧にも強いわ!!マリアナ海溝だって素潜りできるわ -- [[シュガー>SLV/0999]] &new{2020-11-29 (日) 14:24:27};
---シュガーさん横に長っ! そういえばメタ領域外では私目線だとちょっと厄介なお客さんのままですね…&br;水圧耐性の準備って一番コストがかかりそうっていうか、準備無しだとギュッと縮みません? -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-11-29 (日) 15:37:05};
---私目線でもぼったくり屋のダサダサの店員よ!!縮んだ分大きくなれば問題ないしぃ… -- [[シュガー>SLV/0999]] &new{2020-11-29 (日) 15:57:11};
---だってシュガーさん金貨何枚とか具体的に言ってきてたけど&br; 今度の世界貨幣価値の共通認識ほぼ無いから爆弾処理みたいな気分だったんですよ正直…&br; あそこでは金貨何枚で買えたけどここでは全然足りないって言われたとかいう事態の起きる可能性を思うとお腹が… -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-11-29 (日) 16:07:38};
---そもそも商人系施設が全然無いじゃない!でも移動船団で、紙幣の媒体が紙ではなく金貨と言う事は&br;有限の資源を通貨として使用してると言う事だからその中の金貨って割りと価値が保障されてるものだと思うじゃないの!&br;未だに狼と香辛料の金貨の価値観を引き摺ってる系魔女よ私は -- [[シュガー>SLV/0999]] &new{2020-11-29 (日) 16:22:53};
---狼と香辛料ってそれ陸のある文明じゃないですかー!&br; ウチは『海洋惑星ではどんな技術があれば皆色んな格好してても違和感がないのか』っていうのがスタート地点で&br; 『均質な製品として成立する布は貴重品』って結論になったから高級品志向になったって経緯があるんですけど&br; 特異な世界で一つの品目の価値を考え出すと芋づる式に他の物の価値にも触れなきゃいけなくて、&br; それいち参加者のやることじゃないなって、ふんわりどんぶり勘定に走ったんですけど!&br; いや…むしろ実質独占だからって自分の店が価値の基準になる…!くらいの傲慢さは発揮しても良かった…?&br; (そもそも最序盤の段階で価値基準をGMに聞いておくべきだった気はする) -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-11-29 (日) 16:32:43};
---陸がなくなったから金鉱石は貴重なのではないの?!宝石とかも…多分もう普通にはあがらないわよね!?&br;まあ商人系の施設はシェア独占よ。大きく利益を上げても良いし、逆にこんな安すぎない?な値段設定をしても良いと思うわ!&br;資材の価値自体が金貨換算されているから金貨の価値がわからないというのもあるし…!逆に言えば、一回のサルベージで大体平均1000g分の資材が上がるとして…手頃な服を買うのに大体一週間分の労働を要求されるぐらいの価値よ支倉のお店!! -- [[シュガー>SLV/0999]] &new{2020-11-29 (日) 17:16:12};
---実際金貨は普通に考えると貴重なんですけど、こう…… フレーバーとは言え、参加者の数だけじゃぶじゃぶ増えるじゃないですか?&br; つまり金貨は『そういうもの』として流す他ないっていうのもあるんですー!&br; 更にぷれいや以外のサルベージ業者の人口や収入、海中資源の総量とか考え出すと……やっぱり参加者側の考えることじゃないです! やめましょう!&br; つまり私からは『具体的な数値出しつつぼったくりと言われると普通に困ります』です!&br; (今度他の世界でもし商人系の人が生まれるなら、貨幣価値は最初にGMに聞いておこうと思いました。)&br; ……あ、でも量販店のない世界でキチンとした服を求めるなら…… はい! この話はやめておきましょう!! 企画大詰め!!&br; 私は個イベでうっすらと自分の価値観を見つける落とし所が見えつつあるけど貴様は? -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-11-29 (日) 17:49:26};
---キサーマ?!私はそうね、別に何時もと変わらないと思うわよ&br;企画が終わって、自分の世界の領地に戻ったら、異世界の事や旅先の出来事を記した本を描きながら&br;また次の舞台が始まるまで畑仕事でもしながら待つという流れね! -- [[シュガー>SLV/0999]] &new{2020-11-29 (日) 19:02:47};
---強大な力を持ちつつ普段は畑仕事って超の孫悟空かなにかですか。&br; でも界渡りのシュガーさんの心持ちだと水ばっかだったからしばらく土いじりしたいとかそういうのあるんでしょうね…。&br; それじゃ私、ツリーの最初の方の絵、シェラちゃん気付いてないし今のままじゃさすがにアビゲイルの旅装そのまんますぎるから線整えがてらいじります。 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-11-29 (日) 20:26:44};
---!?(その時小うるさい女に衝撃走る───!)なにこれめっちゃ可愛い!!!えっ、まじでっ!!すごい可愛いですはい!!&br; いやいやいや言われてみれば見覚えあるシルエットだとかも思ったけどこの時点ですんごい可愛いってありがとう!!!(興奮する患者)&br; きのーは色々と集中してたんで気づかなかったです!!わー可愛い!(ぐるぐる回る犬のような少女) -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-11-29 (日) 20:46:54};
---あとりせっちの曇り顔も可愛いけどもっと心臓がっつり掴まれたみたいに表情歪んでてもきっと可愛いと思いました(外道)&br; …まあそれに向き合うとか考えるとこっちの心臓もきゅってなりそうなんだけどね!! -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-11-29 (日) 20:49:28};
---本当は昨日のシェラのイベント前に提出したかったんだけど筆慣らししてたら19時だったとかいうね…(とおいめ)&br;あと今度こそ全体イベントさんかしたいのでていしゅつおくれます -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-11-29 (日) 22:02:59};
---いやもう現時点ですっごい可愛いと思うんだけど無理しないでね!そしていってくるのだのだのだ…(残響音) -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-11-29 (日) 22:09:36};
-あと9日。あと9日!? -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-11-30 (月) 16:29:51};
--ちくわ -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-01 (火) 18:08:56};
---たまご(完熟)&br; …という所で、おかげんいかがかなー?もしよければ遊びに来ようかな的な(ログ取ってるよね?) -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-02 (水) 21:46:50};
---いやーこんどこそラストスパート再開だからって体調を整えるために3時間お風呂に入ってたよー&br;お風呂入ってる最中に回路がつながって直流出力してるけどぜんぜん大丈夫だよー(ログはちくわ以前のものはかんぺき) -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-02 (水) 23:45:25};
---な が い。いやもちろん考慮して気をつけてるだろーけど風邪ひかないよーにね!?&br; 直流してると聞くとこう思考がぷつぷつ切れちゃうだろうからぬぬぬってなるけどまあ時間も時間だし文通を置きにってことで!&br; ふふふいざまいらんー -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-02 (水) 23:59:48};
--うんうん しぇらはいやし…(結局並行しまくってめちゃながくなったコメ欄のことは深く考えないこととす) -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-03 (木) 03:15:15};
---そっち方面は南海大怪獣バトルである意味解消済みであったのか…ということにしばらく話して気づいたあたしだった。&br; こー、ちょっとでもMP回復したならよかったんだけどもということで離脱!(遺伝子いじられ仲間というのは表じゃ判明しなそーだなーという顔) -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-03 (木) 03:34:26};
--あぷろだが機能的に亡くなってるから遥か昔に借りた自前のwebスペース掘り起こそうか検討中。 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-04 (金) 00:22:32};
-他の人巻き込んだイベントにするにはちょっと時期が遅いし交友もあれだから直流で駆け抜けちゃおっかなって -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-04 (金) 17:14:02};
--それもまた良し…!やりやすさ重視というのもありだと思うんぬ(思ったより親父さんがザ・横暴マンじゃなかったな…という顔) -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-04 (金) 22:02:14};
---とはいえお父さんは身内の争いを悲しみながらも止めはしない人なんです…!&br;おそろしいねぇ…! -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-04 (金) 22:10:18};
---あと避難所に臨時ロダがあったの思い出したのでそっちつかうことにしました。 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-04 (金) 22:10:53};
---止めようよぉ!(でも最高権力者が変に動くと色々とりとめがなくなるよねという顔もする)&br; そしてありがとう!ありがとう!!めっちゃかわいい!!!可愛いが爆発してる!特におさげがおそろいっぽいのが嬉しい!!&br; ダブっとしたシルエットは、小柄っぽいあたしには可愛さ引き立てて合うよねー!ちなみにこれ、ロダが復活したら&br; (もしくは新ロダが設置されたら)上げ直してもいいかな!?臨時ロダだといつ消えるかだし、ちゃんとしておきたい感じ! -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-04 (金) 22:43:06};
---あげなおすつもりはありまーす!(透過のほうがよかったかな?とかおもいはじめたし)&br; ジャケットのデザイン変えたのは顔全部見えたほうが良いかな?っていうのもありまーす!&br; あと中はやっぱりハイネックの競泳水着っぽいやつです。そこは……同等モデルって設定だから…… -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-04 (金) 22:55:19};
---らじゃり!まあいつになるかわからないしねー。もちろんりせが上げてもらうのがいいだろけど、その時次第ということで!&br; 顔隠れてるのも充分可愛い感じだったよ!ぶかぶか感増しでさらに子供っぽく見えるのも良しだしね!&br; うふふまあ表では恥ずかしざるを得ないけど、ジャケット脱いだら水着ってのもこの世界っぽくていいなと思うので了解致しまし! -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-04 (金) 23:24:11};
---そーいえば逆にこうなってくると気になるんだけど、りせの太ももにある輪っか?みたいなのなんなの?あたしのほーにはないし?(はてな?) -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-04 (金) 23:26:33};
---あれねー。旧衣装のときに、このままじゃ収納ないからって装着したやつで、後ろにくっついてる密封性高めの金属ケースをホールドするやつだよ。&br;今はお守りにキングさんから貰った綿花の種やドーンさんに押し付けられたバニラの種一粒とか入ってるよ。&br;謎パーツといえば私もシェラのあの頭の白いやつ飾りなのか感覚器官なのか割と悩んだよ!! -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-04 (金) 23:31:52};
---あーあー、ポシェット的な?(いまいち上手い例えが思いつかなかった顔)&br; なるほどそういうんだったんだね!あたしは支倉的何かのハイテク遺物かなにかかなぁとか思ってた(携帯端末とか)&br; あ!あれね!ごめん羽飾り!だから解釈一致で大丈夫!!最初のころ服装について軽く書いとかないとなーって思いつつも忘れてたやつ!&br; っていうか感覚器官て!イジられてるけど殆ど純粋人間です!!(でも確かに異常聴覚って設定があるとうさぎの耳的な何かって思ったりもするのはあるだろなーという顔) -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-04 (金) 23:51:19};
---ポシェット的な。(こくこく)&br; 精密な機器は持たない方針というか、情報通信技術が弱い世界じゃ代替物山程あるからあんまり的なとこある。&br; よかった……羽飾りであってた……。もし神経が繋がっていたらと思うと若干ゆかいな気持ちだったよ! -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-05 (土) 00:15:51};
---まーねーぇ。あたしも無線機とか出してたけど、どうしてもそういう特化専用端末とかだと共通規格のものがないと使えない的イメージついちゃうしね。&br; ぶっちゃけ言っちゃうなら、ベース技術的には色付きのろしとかがコストや難易度の低さや船団の狭さ考えると一番使われてそーだし。&br; まあ自然生成でくっついてきたものだから本当に羽かは分からないんだけどね!前にもあれ使って髪色とか自分で表現しづらーい!とか思ってたりもしたという。 -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-05 (土) 00:42:52};
---AI生成はどちらかというと首から下のデザインが五里霧中になるのがネックかなーって。首だけに。&br; だからこうしてウチの服を着せます。 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-05 (土) 00:49:56};
---そーそー、服はどーしても謎服みたいになったりするから、ふつーの現代とかだと使いづらかったりする(普通のジャケット…ありがたいですよねという顔)&br; あと胸と手が合体して変なとこにラインできたりして奇っ怪ないきもの出来たりもする(なお実は平たい設定は絵がそういう風に出来たからだったりする)&br; ともあれありがとう…!きっと次のサルベージでは無駄にはしゃいで海に落ちてアルクスに助けられたりするのでしょう…!(スゥーとフェードアウト) -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-05 (土) 01:23:50};
-(ごぼごぼごぼごぼごぼ…) -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-05 (土) 20:27:15};
--長くなったから一旦ながそーっと。 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-05 (土) 21:59:40};
---(あわわえらいことになってる…という顔してじっとみつつスヤァ) -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-06 (日) 01:39:27};
---ふふふ!日曜日の間に完了して残り期間悠々過ごそうと思ったけどお昼に起きて家事してお風呂入ってでこんな時間だよ! -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-06 (日) 20:10:33};
---お昼にマドレーヌ食べてたんですねわかります。いいんよ無理のない範囲でやるんぬよ(リーさんなんかどんどん良い立ち位置にスライドしてない?って顔) -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-06 (日) 21:25:41};
---私に好意的でかつ適度にリアクションしてくれる便利な男…… -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-07 (月) 09:03:07};
--元々こういうの全く描かないのに突貫で突っ込んじゃったよぉ。巨大感全然なーい。&br; 元のお船が何かわかった人にはそしなをあげますん。 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-07 (月) 07:21:58};
---ふぅ。終盤特有の大それた代物をとうとう私も導入しちゃったよ。&br;もう9時だし。タイムリミットぎりぎりだぁ! -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-07 (月) 08:59:00};
---んんんんんん!!!古鷹型!!!!(詳しくないので自信ない)結構迫力ある船になってて格好いいと思うよ!!&br; そして無事でよかった…本当よかった…実際あたしが居てエコロケするよりも、こっちの方が全力出しきった感あっていいのでは?とちょっと思った。&br; いやー、とてもいい感じだったよ!お兄さんもいいキャラしてるし!(だいそれたっていいんだ…という顔) -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-07 (月) 21:49:04};
---長い戦いが終わった……(無関係ゾーン)これでりせが支倉の王になった…というわけだね?(無関係ゾーン) -- [[ロック>SLV/0022]] &new{2020-12-07 (月) 21:52:43};
---ありがと!&br; 古鷹型は好きだけど! 新しいおふねは戦艦です!!&br; 他の人を巻き込むとスケジュールとか話の変化への対応とか&br; 破壊の伴う容赦のない攻撃の可否みたいな考慮事項が山程増えるからね…。しかも直流でもこの重さ…。&br; あとウチの会社の行方は最終日辺りまで投げるよ!! そうこうしてるうちに残り3日だよ!! 一段落ついたから周りの状況見てくるよ!! -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-07 (月) 22:01:31};
---んんんん!!はっずれーーー!艦橋が大きめだったから違うかなーと思ったけど戦艦だったら主砲が見えてそーだなーとか思って重巡にしたけど残念!&br; その辺はホント色々難しいからねー、でも出し切って満足できたならそれもやっぱり素晴らしいことだと思うんだあたし。&br; お兄さんにも強気になることができたりせを見られてあたしも満足だよ…(後方異常聴覚友人面)兄弟仲が良ければあっさり色々分かってた、って所とかも好きだな。&br; 果たして支倉紡績はどうなってしまうのか…まて次号!(おつかれおつかれんぬ) -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-07 (月) 22:15:14};
---それは……参考にした構図(ヒント:あるぺじおOP)をこれまた参考にした3Dで再現したら……&br; 主砲が隠れて……特徴を見て取れそうな部位が艦橋以外見えなくなりました……!!&br; これはロケートくんがまた新しい女の子を拾っていたのを見た時の顔。&br; おシェラさんは……核心まであと一手ってところなのかなー。 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-07 (月) 22:25:01};
---(構図はOPの高雄に見える…という顔)流石に艦橋の特徴だけで判断できるほどじゃないからギブアップだ…(艦これ派生でちょっと見たことあるだけだった)&br; 扶桑とかみたいな艦橋違法増築まくりくらいまで特徴的ならギリ分かるかもだけどねー。&br; えっ(えっ)この局面で新人…だと…。おお、可愛い…。あ、こっちは今週末で最後の予定だね。水上で戦闘する感じ。…って自分トコで言ってないな一応言っとこう…。 -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-07 (月) 22:48:47};
---扶桑型は支倉本社の船がモチーフにしてるんだー。&br; ちなみに答えは伊勢(航空戦艦)でした! 扶桑型の後継だね! あと名前の響き。&br;参考にしたのはWoWsの3Dモデルだからwikipediaの資料と違うところもあるかなー ……戦艦りせっていうのはさすがにどうかと思うから、船の名前はちょっと保留してます。&br; (ヴィイおじさんとは一応接点があったからサルベージ品届けたけど、&br;  知らないやっさんのアンドロイドはどうしよっかな……。行動基準だと精密機械は人にあげるよりバラしたい欲が……。) -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-08 (火) 03:45:38};
---人のもの拾ったらそれはそれで好きにしていいと思うぞ(ところで俺の精霊石のネックレスの予備知らない?って顔) -- [[ロック>SLV/0022]] &new{2020-12-08 (火) 22:27:05};
---(伊勢に納得した顔)ああー…確かに伊勢は主砲の位置が奥まってるから見えなくなるのわかる…。それ以上に名前の響きで納得したけど。&br; 戦艦リセも可愛いしいいんじゃないかなーとは思うけど、若干紛らわしいという意味ではそのとーりだね! -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-08 (火) 22:52:34};
---欲しがりロケートくん……!&br; なんかねー名前はねー。&br; エースコンバットの世界みたいに現実と同型の機体や船舶が存在する的な線で持ってきたんだけど、&br; じゃあその方向で行くなら名前をそのまま使うのもどうだろって思うものの、&br; 雰囲気はそのまま継承したいみたいなニュアンスのわがままある!! 漢字か!漢字あてるか!! -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-08 (火) 23:18:31};
-[[これは最終日だしなにか一枚絵欲しいなーて思ってその前に筆ならしで落書きしようと思ったらそれで相当な時間が吹っ飛んだおシェラさん>https://download1.getuploader.com/g/goldenLoa/152/shr_inner.png]] -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-10 (木) 21:07:49};
--(嘘だ……シェラの胸はもっと小さ&br;_人人人人人人_ &br;> 突然の死 < &br; ̄Y^Y^Y^Y^^ ̄&br;(血文字で「水着ってどんな水着もエッチ…」とダイイングメッセージを残していく) -- [[ロック>SLV/0022]] &new{2020-12-10 (木) 21:20:59};
---(どこぞの赤髪にゼロ距離二丁白銀拳銃の全弾発射しておきながら)……ふっ。あたしはこれくらいはあるんだよ…。ええ、たぶん。きっと。めいびー。&br; って、お腹周りがやや油断してる所とかまできちんと…これは…わかりみが深い…。我ながらちょっと困ったよーな顔してる所とかすっごく可愛いし!!&br; ええ、ジャケット開けたらそうなると思っています。そんなそこまでホントわかりみ深い(でもやっぱ角度はまあまあエグかったな…という顔になりつつ。可愛いけども) -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-10 (木) 21:35:10};
---……欺瞞!(一部箇所を見て) シェラは可愛いですね。 -- [[ドーン>SLV/0019#e0e4988f]] &new{2020-12-10 (木) 21:36:35};
---筆ならしと時短でかなり詰めが甘いけどおいといて…… このくらい ふくらんでたほうが このみです。 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-10 (木) 23:34:32};
---あたしからは…あえて、大きさについては言わない!けどこれはとてもいいものだというのは分かる!&br; そして一旦はお疲れ様!!いやー、綺麗にまとまったねぇ!面白かった!!(お父さんも案外話せば分かる人だったな…的な顔)&br; こんなに可愛い大企業トップ…これは絶対これからも一波乱二波乱起きますよきっと。見た目隙多そうだしね!!&br; あたし的にはりせ除けばお兄さんが一番好きかなぁ、まさに夢を諦めないタイプ。リーさんみたいななんて言うんだろ、良い意味で引きずるタイプもいいんだけどね。&br; お兄さんのこれからの生き様でも充分一本いけそうだなって思うよ。途中でりせともめっちゃ喧嘩したりして最終的にはやるなお前もなってライバルみたいになるのがあたし的にはヨシ。 -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-10 (木) 23:44:10};
---馴染みの女の子がいつの間にかめちゃくちゃ大きな企業のめちゃくちゃ偉い人になってたって顔(なってたって顔)&br;一時はどうなる事かと思ったけど満ち切り拓いたなぁ!それも独力で。強い女だよ…りせはしたたかな女だって知ってたからよ…(後方理解者面)でもトップになっても変わらず付き合いはするからよ…えっ店頭にいない?&br;そんじゃ部屋まで忍び込むわ…(隠密スキル使用)って感じで変わらず遊びに行ってたりしたいです。お兄さんがこう、ただでは起きないしたたかさでこいつも支倉だわってなった。こういう知能戦というか社会的な権力争い好き。 -- [[ロック>SLV/0022]] &new{2020-12-10 (木) 23:47:12};
---なんか……最終的に男衆一人残らずコロッと死ぬのも考えたんだけど、&br; こんな時代に会社まで持って強かに生きてる人たちがそう簡単に倒せるわけないって思いが強くて……。むしろ私が支倉最弱。&br; ウォーターワールドとかガルガンティアもそうだけど、モブまでバイタリティある世界いいよね!っておもうよ。&br; あと速攻感想投げつけてくれるとかおシェラさんやっぱり天使ですか?あがめますか? -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-10 (木) 23:51:33};
---ロケートくんもきてた! &br;GL船団にも顔は出すと思うけど! &br;リーさんや兄さんからすたこら逃げて外洋開拓の日々が続く気もします! &br;あとロケートくんについてはもっと合間合間の肝心なところで愛称で呼ぶやつかましたかったなっておもった。 &br;私つよくいきるよ!! -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-10 (木) 23:53:53};
--あとやり残してることは、ほぼオプションで、艦隊戦と、ちびりせ(おふねのメンタルモデル)です。 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-11 (金) 00:28:43};
---あ、あとズイカクみたいに甲板上に森とか作りたいのもあった。だから飛行甲板付きの船にしたんだし。 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-11 (金) 01:05:48};
---ずっと気になってたんですが、飛行甲板に瑞雲が足りないようですが……。 -- [[ドーン>SLV/0019#e0e4988f]] &new{2020-12-11 (金) 01:17:38};
---瑞雲は……登場段階では企画期間中だったのでレギュレーションによりお亡くなりに…… -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-11 (金) 01:26:57};
---(ヤスさんが届けてくれたうちの祝福された小型飛行機をしれっと乗せてもいいんやでという顔)弾着観測射撃、いいですよね(ニコッ) -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-11 (金) 02:09:56};
---あとインナーおシェラさんもうちょっとなんとかならないかなって手直し入れたのを勝手に差し替えました。&br;私はそういうとこ容赦なくやるよ。もうやったよ。(透過だよ。) -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-11 (金) 02:12:29};
---そもそも多分本気になればこの戦艦莉世自体が空を飛べると思う。&br; だって…航空戦艦だから! -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-11 (金) 02:19:25};
---(あれうちの結晶だな…りせの初船客になれて光栄だよ…という後方間接お客顔)&br; あ!!ほんとだ!!うわー!透過されるとお腹がけっこーめだつーー!!!いや可愛いんだけど、可愛いんだけどもね!?&br; 実際にこうやって見せられるとこう…なんかさんざん自分でネタにしたけど痩せた方がいいんじゃないって真剣に思うね!?&br; しっかし改めて見るとめんどくさい髪色ですまぬぇー。これも全部ワイフラボってやつが悪いん。でも正直その色塗りも綺麗(きれい)&br; あと航空戦艦ってそういうのじゃないから。ちがうから(分かるけど。みたいな諭すようなこえ) -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-11 (金) 02:53:11};
---(説明し忘れていたが『雨の結晶』はレボルシオンで拾った物です、と補足していくおじさん) -- [[アスワド>SLV/0020]] &new{2020-12-11 (金) 03:00:45};
---(かおまっかにする。いやほんとあかくなったたぶん。そういう所でも被ってたとか!) -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-11 (金) 03:03:04};
---(脳死で形状を正八面体にしていたおじさんが全て悪いよおじさん) -- [[アスワド>SLV/0020]] &new{2020-12-11 (金) 03:06:01};
---絵柄の不安定さは……いろんな人に描いてもらえた感がでるとポジティブに考えてもろて。(遠い目)&br; わ、私の知らないところの繋がりが巡り巡ってきている……!? みるか……ログ……! -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-11 (金) 03:08:45};
---(かんちがいよくある。はずかしくない。だいじょうぶ?おっぱいもむ?) -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-11 (金) 03:10:02};
---ありがとう…はいよくあります…。…おっぱいは敵。えい!(ぺんと叩いて逃げた) -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-11 (金) 03:24:21};
---(この前シェラが主催したサルベージゲームで正八面体の結界石が引揚げられていてその一つをフォスとドーンが入手しており、その形状が、今回おじさんの描写した『雨の結晶』の形状と良く似ていた為に起きた事故だよ。レボルシオンで『雨の結晶』入手した時は特に形状について描写はなかったので、支倉嬢に渡す時に脳死形状描写をしていたおじさんの過失割合1000%だよおじさん) -- [[アスワド>SLV/0020]] &new{2020-12-11 (金) 03:27:36};
---(めっちゃ丁寧な説明がされてたので吹いた。気にしないでいいんやで…おっぱいも許す!ゆるす) -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-11 (金) 03:30:59};
---おっぱいゆるされた。おっぱいはてきじゃない。やさしくタッチして。&br; ……しかしながら、形状が似通う以上は、開発背景に共通点が……?(ぐるぐる目)&br; いや。でも、何かと多面体アーティファクトは世の中に溢れてるものですから。ぜんぜんきにしない。だいじょうぶ。&br; おシェラさんもきにしないで。戦艦リセの漢字名の名付け親はおシェラさんだから。むねをはって。 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-11 (金) 03:35:25};
-🚢 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-11 (金) 22:59:20};
--[[うん、まあ、今回も突貫でかなり詰めが甘いけど、ちびリセ(基本型)。>https://download1.getuploader.com/g/goldenLoa/158/chibi_lyce.png]] -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-13 (日) 05:13:35};
---あとやりたいのはラスト1枚モノクロ仕上げかなぁ。 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-13 (日) 05:14:52};
---あと、ちびリセに関しては、元ネタも統括するMMと別にちんまいのがいっぱいいるし、汎作業個体はおシェラさんのイメージ採用! -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-13 (日) 05:45:07};
---わーーー!!めっちゃかわいい!!!本来の意味でのセーラー服が某幻霊の癖につよくない?ってのを思い出させる感じ!!&br; これは一家に一人ちびりせ…!(性別も選択可能でどちらの重要にもお答えできます的な顔)髪の毛が長いのもまた違うりせなんだよって感じでいいねぇ。&br; それとも幼い頃のデータを元にしたのかな?どちらにしろほんと可愛い!!膝の上に乗せてナデナデしたい!!(と言った所で自分がやられたやつだ…と思い出すやつ) -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-13 (日) 06:00:17};
---シェラ…まさかあのときの超迂遠な意趣返しを…(ごくり)&br; ちなみにイメージは前期りせをダウンサイジングしたような感じ!&br; 某幻霊には1年くらい溜め込んだ石注ぎ込んだくらい入れ込んでるけど、&br; 伊号潜水艦のMMもセーラー服だし(あにめ)、あれの艦長もなんかちっさい複製勝手に作られてたなって(まんが)。&br; シーズン2では断髪式の時にしか顔を見せなかった支倉次女がちびリセ(作業用)を販路に乗せようと企てるよ。ご期待ください。(ごきたいしないで。) -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-13 (日) 06:17:07};
---あー(アニメデザイン思い出す)あー(納得する)あたしは漫画だけでメイドちゃんが出てきたちょっと先くらいまでしか読めてないからなー&br; アニメは結構手が入ってるらしい上に評判いいから見たいなとは思ってるんだけどねー。漫画だとイオナとかなんかてきとーなTシャツとか多いからね…(とおいめ)&br; なおうちはやたらうるさい王様が何故か狙ってないのに三人も来たのでほしかったけどお見送りになったのでした。プリンはいいかしら〜?&br; とりあえず売り出されたら前日閉店直後に椅子とお菓子持ってならばなければ(使命感) -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-13 (日) 20:04:54};
---最前列に徹夜で並んで警備員に連れていかれる憐れな男だよ俺は(その後なんやかんやで手に入れそうな奴)企画終わってから面白い設定がぽんぽん出てくるのが辛い!俺は耐えられない! -- [[ロック>SLV/0022]] &new{2020-12-13 (日) 20:07:16};
---本人以外に支倉次女のじゃあくな野望をはばむものがいない…! こ…これがシーズン2…! -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-13 (日) 21:01:09};
-うにうに… -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-21 (月) 23:17:07};
--うーにっ!(栗と見せかけて普通にうにを投げつけておく) -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-22 (火) 00:47:02};
---うみのせかいでは…うにがくり…? -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-23 (水) 00:02:24};
---(画像は唐突にアトリエシリーズネタを振っておいて解説をするのを躊躇う顔)&br; ちがくて。うにって文字列見たらそれしか思いつかなくなっただけなの。&br; あとウニ丼とかのウニとご飯を合わせるのは個人的には無し派とか思っただけで。 -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-23 (水) 00:15:45};
---ちゃうの…うにもたるもわかるけど…くりのほろんだせかいのうにはくりなのかなって…(さむさでこんらんしている) -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-23 (水) 09:03:58};
---あー…なるほどー…(ちょっと納得した)とげとげしていてて殻を割って中身をたべるもの…すなわちくり!&br; となっている可能性は微レ存。めっちゃ厳密にやるならそういう風に同じ言葉でも意味合いが変化してるのとかありそー&br; 雨降って地固まるとかのことわざとかも理解できなさそーだしね!(りせを毛布でぐるぐるまきにしておく) -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-23 (水) 23:09:52};
--[[蒼き鋼のアルペジオ1-20巻1月1日まで無料配信っ!>https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/157527/]] -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-31 (木) 11:39:42};
---まあ少年画報社作品全体のキャンペーンだから水上悟志とかもおすすめなんだけど… -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-12-31 (木) 11:42:14};
---水上作品いいよね…いい…惑星のさみだれもスピリットサークルも大好きだけど、プラネット・ウィズはちょっとだけうーんって感じ。&br; (アルペジオは前の無料公開の続き読もうという顔しつつ)そいやあんま有名じゃなさそーなので個人的に好きなお勧めと言えば&br; 愛気(続きは愛気-S)っていう、なんと主人公が珍しく合気道メインの格闘漫画が格闘描写が割とカッコよくちょっとだけお勧め。&br; ちょっとだけなのは、主人公が制限付き超強キャラだけど外道でゲスという尖った感じで読む人を選びそーな作品でもあるからだけども。&br; あと合気と言っても真面目な合気じゃなくて中盤以降はもう全く合気じゃないわコレってなったりもするんだけども。あと終わり方が尻切れトンボ。 -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-31 (木) 20:11:24};
---そういや真面目な方の格闘漫画のツマヌダ格闘街ってのもあったなぁと一応言っておくマン。…いや格闘漫画薦めたいわけではないんだけども。&br; 自転車漫画のはやめブラストギアとかも割と面白いよって…これも自転車バトル漫画だけども(とか言いつつふぇーどあうつ) -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2020-12-31 (木) 21:00:16};
---うわーいせっかくだから初めから読み直してたら年が変わってたしおシェラさんがおすすめをいっぱい……&br; ''いや読みきれないよ!!''&br; 少年画報社のまんがって深刻な事態が起きててもなんかスンナリと喉を通るような作風多いよねーこれは私の作品選びによるバイアスですけど。&br; じてんしゃバトルやストリートファイトまんがは触りだけ読んでいつかよむリストには入ってるけど合気道漫画はしらなかったなー。&br; わたしは……主要な登場人物が皆ベストを尽くすよう努力する作品がすきなんだ…… -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2021-01-01 (金) 02:07:08};
---後から紹介したやつの巻数合計すると60巻くらいになるな?と思ってたけどそっとしまっておいたのはひみつっ☆&br; 感覚的に、勢い重視というかヘビーではあっても引きずり過ぎないというか、なんて言うんだろう、&br; 4大少年誌で言えばチャンピオンに近い感じするからかな、という感覚はあるねあたしもー。ヤンキー漫画も多いからかも。&br; そういうのだと鬼門街ってのが面白いとも聞いたけどこれはあたしも読めてないな…(まあ絵面とかキャラがヤンキーっぽいだけでヤンキー漫画ではないけども)&br; そしてわかる…わかるよ…力いっぱいあがくのいいよね…。アルペジオも前は淡々としてると思ってたけど(特に霧側)&br; 最近は結構そうでもないと分かってきててすごく面白くなってたね…!とかいいつつあけおめことよろんぬ。 -- [[シェラ>SLV/0017]] &new{2021-01-01 (金) 22:47:50};