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* メルフィーマ家出身 アルシィ・メルフィーマ 457832 [#l6845f0f]
|ID:|457832|
|名前:|アルシィ・メルフィーマ|
|出身家:|メルフィーマ|
|年齢:|16|
|性別:|#listbox3(男,server,sex)|
|前職:|#listbox3(占い師,server,job)|
|理由:|#listbox3(立身出世を目論んで,server,reason)|
|状態:|#listbox3(冒険中,server,state)|
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|方針:|#listbox3(特になし,server,type)|
|難易度:|#listbox3(安全第一,server,diff)|
|信頼性:|#listbox3(あまり気にしない,server,conf)|
|その他:|&areaedit(){[[ステータス>ステ:457832]]/[[戦歴>戦歴:457832]]/[[名簿>名簿/457832]]};|
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// ※ ご注意「//////////」より上は変更可能個所以外はそのままにして下さい。
// タイトルの「家出身」の記述も含まれます。


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**ある家族についての覚書 [#s214b4f9]
-ある所に4人の家族が居ました
--父と母、兄と妹の4人家族でした
---彼らはとても幸せに暮らしていました
-父はとある高名な占い師の一族であり、各国を渡り歩いて生活していました
--母はそんな父をしっかりと支え、家族を内側から守っていました
---兄はそんな両親を尊敬し、いつか立派になって恩返しをしたいと思っていました
---まだ赤ん坊の妹はまだ何も知らず、ただ無邪気に毎日を楽しんでいました
~
-兄と妹はとても仲の良い兄妹でした
--兄は妹のことが大好きでした
---いつも自分の後ろをついてくる妹を守ってやるのが自分の仕事だと思っていました
--妹は兄のことが大好きでした
---いつも自分のことを守ってくれる兄のことを心の底から信頼していました
-二人はとても幸せに暮らしていました
--兄が8歳に、妹が6歳になった頃、二人に変化が訪れます
---妹に占い師としての素質を見出した父が、妹を占いの師の元へと預けたのでした
-母はあまりにも早すぎると反対しましたが父は聞きません
--妹は言いました「私、行くよ。私が占い師になれば、お父さんは嬉しいんだよね?」
---本人にそう言われては仕方が無いと母も折れ、泣く泣く妹を預けたのでした
-それから二年後、この家族はこの街を訪れました
--兄はこの街でとても楽しく過ごしました
--沢山の友達が出来て、毎日大騒ぎして、とてもとても幸せでした
---今が幸せなんだという自覚すら無いほどに幸せな日々を過ごしました
-そんな日々にも終わりが訪れます
--父の仕事の都合でまた別の街へと引っ越すことになったのです
---嫌だと兄は泣きましたが親の都合にはどうすることもできませんでした
--別れの日、兄は涙を堪えて笑顔で手を振って皆と分かれました
---この街での思い出は絶対に忘れないと、固く誓いました
---事実、兄はこの街での思い出を忘れたことは一度もありませんでした
-それから3年が経ちました
--家族は相変わらずあちこち旅をして過ごしていました
---そんなある日、不幸な知らせが舞い込んできます
-妹が魔術の修行中に誤って術を暴走させ、危篤状態だということでした
--家族は急いで妹を預けた師の元に向かいます
---そこで見たのは全身に包帯を巻き、息をするだけの人形になった妹でした
-呼びかけに応えない妹の横で、師匠は妹のことを語りだします
--妹は自分を殺し、ただ只管占いと魔術の訓練に日々を費やした、と
---友達も作らず、ただ「自分が大成すれば両親や家族が喜ぶ」とだけ言って毎日必死に修行をしていたと
-今回の事故はその気持ちが先走って起こったことだと
--両親はただ泣いていました
---兄はこう思いました。「妹が自分を殺して修行をしていたのに、自分はただ友達と楽しく遊んでいたのか」と
-兄は思いました。「自分だけが幸せだったなんて嫌だ。妹にもっと生きて幸せになってほしい」と
--兄はその日から魔法と占いの修行に打ち込むようになりました
---彼には才が無く、両親からは見放されていましたが彼の決意だけは決して揺らぐことはありませんでした


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