* ワード家出身 ワゥルリカ 228781 [#ca3c5aaa]
|ID:|228781|
|名前:|ワゥルリカ|
|出身家:|ワード|
|年齢:|18|
|性別:|#listbox3(女,server,sex)|
|前職:|#listbox3(人足,server,job)|
|理由:|#listbox3(故郷に錦を飾りたくて,server,reason)|
|状態:|#listbox3(野垂れ死に,server,state)|
//////////
|その他:| [[ステータス>http://gold.ash.jp/main/?chrid=228781]]/[[戦歴>http://gold.ash.jp/main/advlog.cgi?chrid=228781]]|
//
// ※ ご注意「//////////」より上は変更可能個所以外はそのままにして下さい。
// タイトルの「家出身」の記述も含まれます。
//
//ウィザードリィ世界から連れてきた版権?オリ?キャラ
//職業は忍者
//
[[3>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst017384.jpg]]~
[[2>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst017077.jpg]]~
[[1>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst016584.jpg]]~
//この世界ではない何処かから来た異邦人の少女~
//見かけは細身の黒ずくめの少女。ホビット忍者に張り合えるぐらいの身軽がウリで、身長もかなり低い~
//テコ入れが始まったので外見は信用ならないかもしれない。~
//~
//黒装束+下半身はスパッツ、腰には黒い布を巻いてる感じ~
//~
//日記に自分の記憶の断片を日々記すことで何かを思い出す努力はしている~
//名前の「ワゥルリカ」の「ワゥ」は[ WU ] の発音。基本的には「ウルリカ」と聞こえる//~
//発音の仕方は口を開けながら「ウ」の音を出す感じ~
//~
**間もなく片付けられる宿屋の一室 http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst017162.gif [#fbaed09e]
-[[修正のアンク>http://notarejini.orz.hm/?cmd=edit&page=%A5%B3%A5%E1%A5%F3%A5%C8%2F%CC%BE%CA%ED%2F228781]]
#pcomment(,5,below,reply)
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**見られても気にしない日記という名の超長い覚え書き [#m5ae192d]
~
はて私は何故ここに居るのか。そもそも何故私はそんなことに疑問を持つのだろう。~
~
 黄金暦109年11月
(何も記されていない)~
~
 黄金暦109年10月
十二度目の依頼はオーク討伐依頼。オークチーフを撃破して何事もなく終了。~
戦利品として分配された弓がまた自分の手に渡らないかヒヤヒヤしたが、危惧していた事態は無事に回避。~
運勢の値が毎月変動することは非常に良いことだ。私達はアラム城やガーディアにおいては初期値でほぼ固定な為、~
迂闊に低いカルマを当てるとなかなか酷い目に遭ったものだ。呪文の詠唱に失敗しやすかったり、罠にかかりやすくなったり…~
気のせいかもしれない程度のマイナス面を受けるのだが、運とはつまり気のせい程度のマイナス面を回避する為のものだと私は思う。~
~
~
私達が城の地下二階の鉄格子の前で魔法使いの指輪を使うと、鉄格子は音を立てて開いた。あの蛇の言うことは本当だったらしい~
さて、そうなるとこの先の部屋にはどうやら番犬ならぬ番猫がいることになる。補助呪文をかけてから私達はドアを開いた~
静寂に包まれた部屋には一見、生物は何も存在しないかと思われたが足を踏み入れると即座に地獄から来た悪魔の様な四足獣が飛びかかってきた!~
前衛三人の攻撃はことごとく猫のブリンク能力により攻撃の機会を失うものの、~
スウィアがLv3のディープフリーズを一度ぶちかますと猫は致命傷を負ったようによろけ始め、私達はそこにたたみ込んで一気に殺害する。~
猫が消えたその部屋には宝箱が幾つもあったが、一つだけ毛色の違う宝箱に私達は目を付けてそちらに歩む~
宝箱の罠を慎重に解除した私達は、箱の中から魔法使いの日記と塔の鍵を手に入れる。早速日記を開き中身を読むと…~
~
星の月 17の日 ついに、死体再可動の実験で成功をおさめた! 哀れな実験台は、牧師に連れられてやってきた女で、~
かの悪魔娘の淫らな母親だった。死んでから三日も経っていながら、その女はもう一度息をし、歩き、見ることが出来るようになった………。~
これで心や魂まで再生することができれば良かったのだが、残念なことにその方法は無い。女は今や抜け殻だ。~
何か処置の方法が見つかるまで、女は城の塔の一つに閉じこめることにする。~
とにかくこの成功を糧にして、次なる実験台が現れるのを待つことにしよう。~
~
私達は日記の初めから滲み出る邪悪な実験に何とも言えない後味の悪さを覚えつつ、ページをめくる。~
~
星の月 23の日 ついこの間、打ち首となった気の触れた牧師は、私の最新のテーマである霊身体分離にとって、素晴らしい実験となった!~
かの者の首に斧が振り下ろされたまさにその時、私はその魂が この世界から離脱出来ないように呪文をかけた。~
かの者の心と魂をとらえることが出来たことで、私のアイデアが誤っていないことが確かめられた。~
生と死を思うがままに操り、不死を得られるようになるのも、そう遠い先のことではないだろう。~
その時まで、''霊封じ''の力で牧師の霊は城のもう一つの塔に閉じこめられる。~
何処かの愚か者が間違ってこの霊を時はなったりしないように、鍵はここに隠しておくことにしよう。~
~
私達は箱の中から一緒に出てきた塔の鍵を手に取り、その鍵が哀れな牧師を今も塔に閉じこめていることを想い、眉をひそめる~
日記の内容が正しければ牧師と、「悪魔娘の淫らな母親」はペンを使ったわけでもないのに120年の間この地に留まっていることになる~
我々がこの先出会うことになるもう一人のゾーフィタスがどれほど悪辣な存在か想像するだけで気が滅入ってきた~
~
 黄金暦109年09月
十一度目の依頼は人型の怪物討伐依頼。初っ端からオーカーゼリーに大きな傷を負わされた以外は特に何事もなく成功。~
オーカーゼリーといえば、アラム城の舞台では採掘場以降は特に新しいスライムは出てこない~
それがどうした、と言われると困るのだが…~
~
~
白骨死体から色々な道具を持ち去って暫く歩いている中、私達は魔法のペンの存在とゾーフィタスの哲学めいた言葉について意見を交わしていた~
正直なところ解ったような解らないような妙な言い回しは止めろと誰もがツッコミを入れたかったようだが、キリは真面目に考え受け止めているようだ。~
彼女の恋人のラウネは幼い頃から追い剥ぎとして生活し、知識や教養の欠片も無い為キリの言葉に頷きながら意見を返すことは出来ないようだ~
彼はその身一つで行商人と護衛十数人を皆殺しにする程の常識外れの追い剥ぎだったが、僧侶のキリに諭されて追い剥ぎを辞めた経歴を持つ。~
その後、女郎部屋の用心棒を務めていたところに騙されて売られたキリが現れて共に行動をするようになったというが~
正直な話、追い剥ぎとごろつきの延長程度の職に大差は感じられない。元盗賊の私が言うのも妙な話だが…~
~
地下三階まで上がり、暗闇の中を歩きながらふと思い出す。~
そう言えばゾーフィタスは「わしがお前を助けたように、もう一つのわしはお前を苦しめるじゃろう!」なぞと言っていた~
あの幻影が私達にもたらした情報を反転させた程の苦しみを私達に味わわせるというのは、何ともまあ楽しくなってくる話だ。気が滅入って仕方がない~
そんな事を思っている内に暗闇が晴れて私達は地下三階の北側の牢獄じみた鉄格子の前に立っていた。~
先程手に入れた魔法使い住処の鍵を使ってみると、意外なことに鍵が合って鉄格子が音を立てて開く。~
中に入ると突然、陰の中から巨大な蛇が飛び出してこちらに突進してきた為、慌てて私達は身構えたが「彼」が声を発した為刃を抜く寸前で固まる。~
どうやら彼…ゾーフィタスの弟子である「ミスタファファス」は120年もの間此処に閉じこめられていて、ゾーフィタスは閉じこめた事を忘れたとか。~
それもその筈、彼は元々蛇ではなくれっきとした人間であったのが、ペンを用いてしまったばかりに災いによってこの姿になったという~
災いの王の妃のお気に入りになりたくて、''颯爽と''してて''格好良く''なり、その上で王の嫉妬を買わないように''安全に''過ごしたいと願った~
その結果が、妃が好きな蛇の姿に変えられた挙げ句にこの牢獄の様な檻に入れられたということだ。確かに安全で、颯爽として格好良い生き物だが…~
~
彼の見に降りかかった災いを一通り聞いた後に私達は空腹を訴える彼に焼きトウモロコシを与える~
すると、お礼として「魔法使いの住処」を探って、それから''目''をどうにかする。住処は城の地下二階にあり、入るには魔法使いの指輪が必要~
ゾーフィタスは住処に入るのに指輪を使っていた、猫が住処に身を隠している、''目''を地下二階の骸骨のドアに使う~
骸骨のドアの先にはゾーフィタスが封印した''死''へ通じる道がある…という情報を得た。~
それだけを聞き出すともう十分だと言わんばかりに私達は彼の前を立ち去り、採掘場内の鉄格子を開いて渓谷へ出、城へと戻る。~
私達は''目''とやらを何処で調達しようか考えながら歩きつつ、これから先もペンの犠牲者達との出会いが増えそうな事を期待した。~
~
 黄金暦109年08月
十度目の依頼は遺跡探検依頼。「また」質の悪いショートボウを手に入れてしまった…。~
十度の冒険で三つの武器を入手というのは非常に運が良いことなのかもしれないが、弓ではな~
惑星ドミナスにおいて何故投擲・射撃武器が強いかというと、リアルタイムでの戦闘によるところが非常に大きい。~
出会った時点でお互いが目の前に居るのならば近距離武器を振り回せばいいのだが、街道や洞窟、森などでは大抵相手は視界ギリギリの位置にいる。~
そこから走って突撃してくる者、その場に留まって遠距離攻撃をしてくる者、対応は様々だが前者を相手にする場合は近寄るまで弓を射った方が良い。~
その点において忍者は相手に当たれば確実に傷を負わせることが出来、傷を負わせれば一定確率で相手を即死させられる。~
レンジャーに関しては弓の攻撃力がとんでもない上、射撃攻撃をすると一定確率で即死させられる。故に遠距離戦の方が有利な面があった。~
~
私達に考える暇を与えずに老人の言葉は続く~
「さて、聞くがよい。遠い昔に起こった事件のいきさつを。そして、この先お前が賢く、正しく振る舞う為の手がかりとするがよい。~
わしはゾーフィタス、魔術と力を持った、偉大なる魔法使いじゃった。一度力を持った者の常として、わしはその甘美な味に酔いしれ、~
味わう程に更なる力を渇望するようになった。それはゆえに、わしは、わしと同じ程の渇望を持つ者と汚らわしき同盟を組み、~
二人して世界の支配を夢に描いた。」~
「かのペンの噂を聞きつけた時、それを手にすることで我等の勝利が不動のものとなるのは明らかじゃった。そこで我等は、
コズミック・フォージを手にする為の計画を練り始めた。~
しかし、ペンをサークルから奪い取ったまさにその時、我等は災いが直ちに降り注ぐということを知る羽目になったのじゃ。」~
「かつてゾーフィタスであったわしは、この運命から逃れようと決意した。そして、死せる定めの魔法使いゾーフィタスなる者が、~
宇宙の全ての物事を知り、それによって、恐ろしい破滅の宿命から逃れる術を学べるようにと、かのペンを用いて書き記したのじゃ。」おい、待てジジイ・・・?~
~
「確かに、わしは全てに関するあらゆる知識を手に入れた。そしてそれが故に、わしは二つの別々の生き物に切り離されてしまった。~
この世界の全てのものは二つに別れる性質を持っておる。あるか、ないか、その二つの状態が共存せねばならんのじゃ。~
ところが、わしは、この世の全ての知識を一つのものとして手に入れてしまった。わしは全てを知り、同時に、何も知らぬ状態でなければならなくなったのじゃ。」~
「そして、わしは二つに別れた。''善''を知る者が''悪''をも知るが如く。~
知ることが出来るものは、全て二つに別れる。そして分けることが出来ないものは、決して知られることはない。~
人は永久に知ることを探し求め、それゆえ散り散りに別れてゆくのじゃ。これぞ知識の本質、そのありようで、お前の心の中でもそれに変わりはない。~
何かを知る時、考える時、信じる時、心に話し掛ける時、その仕組みがどうなっておるのかは、これと何ら変わりはしない。」~
~
「残された時間は僅かじゃ。しかし、まだ告げねばならぬことがある。ゾーフィタスであったわしは死んだ。~
しかしながら、わしの残された半身、今一つのゾーフィタスは死んではおらん。そして、わしがお前を助けたように、もう一つのわしはお前を苦しめるじゃろう!」~
「かの者の歩みは頼りなく、常に半分は正しく、半分は誤っておるじゃろう。~
精神は暗く淀んだ水溜まりの中を漂っているに違いない。わしの如く、かの者もまた気が触れておろう。しかし、お前はかの者を見つけ出さねばならぬ。~
何故なら、わしがペンとその理由を知りお前に語ったように、かの者は''場所''と''時間''を知っておるからじゃ。~
だが''それが何か''までは知らぬ。それはお前が、かの者から見つけ出さねばならぬのじゃ。コズミック・フォージの宿命、運命の手とペンはかの者と共にある!」~
言い切り、老人の顔は満足げに歪むと最後の言葉を放つ~
「これでわしは自由じゃ・・・」~
~
老人の顔が消え失せてから私達は色々な思考が頭を駆け巡るさまを感じるも、取り敢えずは目の前の白骨死体から物品を奪うことにした。~
魔法使いの住処の鍵、魔法使いの帽子、指輪、杖、書…スウィアが嬉しそうに手にとって眺めている中でケインが口を開く~
「何か俺、もうコズミック・フォージとか割りとどうでも良くなってきた……」~
その言葉に誰も返事をしないまま、私達は手に入れた鍵の使い道を求めて採掘場を上へ上へと歩き始めた。~
~
 黄金暦109年07月
九度目の依頼はゾンビ討伐依頼。地味にボスのゾンビリーダーを撃破。質の悪いショートボウなんぞを貰っても困る…~
思えばWiz#1-#5までは手裏剣といえば神器の一つと言われる程に強力な忍者専用武器だったが、#6になって消耗品になり途端に価値は地に落ちた。~
消耗品であるが故に数を確保出来ない限りは使いようもなく、それが更に手裏剣の立場を悪化させた。~
・・・だからというわけではないが、私は遠距離武器を使う気は微塵も無い。・・・訂正、惑星ドミナスでは愛用していた。~
~
~
四方からのみを打ち付けて最後にもう一度、南側から透明の壁に向かってのみを打ち付ける~
それこそ二階層は上に居る大ミミズやヒルですら逃げ出す程派手な音をたててガラスの壁は粉々に砕け散る(以下Wiz#6の根幹となる話)~
//以下SFCのゲーム中文章よりまるまる抜き出し
不思議な事に砕けた破片はまるで空気の中に溶け込んだかのように、煙だけを残して消え失せた。途端、煙が顔の形を成して大声をあげる!~
「ついに自由だ!」煙は聡明そうな老人の顔を形作り、その老人は私達の姿を認めるや否や矢継ぎ早に言葉を繰り出す。~
「お前のことは知らぬ。しかし、全てが始まった時から、お前が来るということだけは解っておった。~
わしに残された時間は短い。見てのとおり、わしの体は遠き昔に滅び去った。」老人の言葉に、私達は透明の壁越しに見ていた白骨を思い返したように頷く~
「こうしてここに留まれるのも、昔のわしの力があってこその話。しかしそれも最早終えようとしておる。それ故、~
大事な事、お前の探索の足がかりとなることだけを話そう。一つの物語じゃ。お前、そしてお前の後に従う者達への警告とするがよい。」~
「わしは、ゾーフィタスとして知られた魔法使いの半身じゃ。お前の目の前にある骨、それが元はゾーフィタスだったのじゃ。~
百二十年ほど前、わしはコズミック・フォージの探索に携わっておった。」120年…その言葉を聞いて私達はお互いの顔を見つめ、この老人の話に聞き耳を立てた~
~
「災いをもたらすペンにして、この世界の全ての仕組みを書き表すために用いられたものじゃ。ペンの話をするには、~
そのペンが盗まれた聖なる祭壇、すなわちコズミック・サークルの話をせねばならん。~
ペンの力を開放せぬために、ペンは聖なるサークルの内側でしか使ってはならぬ、という規則が記されておった。~
サークルからペンを取り出し、この規則を破るためにはどうにかして例外を作らなければならなかった。~
ペンの力を開放し、更に、書き記された規則には反しないような例外が必要だったのじゃ。そこで、恐るべき例外が作り出された。」~
「即ち、もし、サークルの外でペンが用いられた場合、それを使って何かを書いた者は、まさに書き記したことを自らに対する災いとして受ける。~
そして、災いは新たなる世代が過ぎ去るまで、百と二十年の間その者を苦しめ続け、その後に開放の時がやってくる。~
ペンをサークルから取り出す為に、この災いを呼ぶ例外が作られたのじゃ。」私達は120年前の噂を思い出すと共に、目の前の老人の災いを察する。~
~
「こうしてわしの骨がここに横たわっているのも、わしの行いによる災いの結果じゃ。しかしその災いの時は、~
お前がここに来て、わしを開放することによって過ぎ去ろうとしておる。」私はこの時、ふと気付いた。邪悪な魔法使いがこの老人なら、災いの王は・・・?~
120年の間ペンの災いがペンを使った者を苦しめ続けるのならば、丁度彼等が消息を絶ってから120年の後に私達が今此処にいる。この偶然の一致は・・・?~
色々と考えを巡らせようとしている私の意向を無視して、老人の顔は更に言葉を紡ぎ始めた。~
まるで死にゆく前に己が知っている知識を後世に伝える為に、それが己の最後の仕事だとでも言わんばかりに……。~
~
 黄金暦109年06月
八度目の依頼は[[草津>名簿/230286]]の罠発見無双でフィーバーだった。スカウトの技能が高いのだろうな~
アラム城などの探索ではスカウトの技能が高いと隠された仕掛けを発見することで道を切り開いたり、罠を回避出来ることがあった。~
問題はこの技能は自然上昇しない為、Lvアップ時に自分で鍛える必要があるのだが…困ったことに優先度が極めて低い。~
「運動関連スキル」に分類されるスカウトには、ライバルスキルとして 音楽 発声術 早業 指先術 忍術 がある~
音楽はアリス、発声術は後衛三人とラウネ、早業・指先術はアリス、忍術は私…で、結果としてケインぐらいしかスカウトを上げる余地が無い。~
そのケイン自体もあまり熱心に上げることは無いので色々と大変な道のりであったことを覚えている。~
~
~
私達が渓谷を歩きつつ時折岩肌にある洞穴に足を踏み入れると、中には洞窟が幾つも広がっていた。~
初めに入った岩穴は入ってすぐの鉄格子により深入りは出来なかったが、次の穴には落盤対策にヘルメットを被る注意書きと共に広大な採掘場が広がっていた。~
私達はこの穴を入り口と定めて採掘場に入り、薄暗い中を歩き回りながら巨大蟻やドワーフ、スライム等様々な敵と戦っている内に~
地下三階で話の通じるドワーフの男性に出会う。彼はスミッティーと名乗り、金具の修理や武器の販売、食堂経営を行っていることを教えてくれる。~
私達はクィークエグ以上の品を期待出来る商人に出会えたことを素直に喜び、取引を持ち掛けた。~
ラウネが野太刀、ケインがバルカン・ハンマー、私は忍者刀と「さい」、アリスが「むち」、そしてやきとうもろこし数個を購入。~
バルカン・ハンマーは非常に値が張る買い物だったが、ケインの剣の腕前は十分熟達していたので他の武器の扱いも鍛えようとのことでハンマーを~
私の忍者刀とさいは徒手空拳以外の技術を鍛えようということで購入。ラウネの野太刀は火力不足を実感してのことだ。~
装備変更から暫くはケインや私の攻撃が当たり難かったり、ラウネの野太刀が両手持ちの為攻撃回数が少なかったりと色々あったが~
暫く戦っている内にこなれてきて以前よりも戦いはスムーズに進むようになっていた。~
~
//スミッティーに別れを告げてから暫く歩き続けている内に南西から山へと出ると錆び付いた謎のパネルが見つかった。~
//私達は以前にクィークエグから執拗に購入を勧められた「神秘のあぶら」をここぞとばかりに使うと、パネルの蓋を開いて~
//吊り上げ橋のコントロールパネルを 安全装置 ポンプ コイル トラス 安全装置 ワインダー の順に操作して吊り橋を下ろすことに成功する。
スミッティーに別れを告げてから暫く歩き続けている内に南西から山へと出、暫く歩き続けていると壊れたカタパルトを見つける~
どうやら歯車が壊れた上にゴムバンドが千切れ飛び、おまけに発射する為の岩も無いときているようだ~
ひとまず私達は歯車の修理をスミッティーに頼む為に採掘場へとまっすぐ戻る。途中、カタパルトの先の山に遠目からでも姿の見える双子巨人の姿を見た。~
再びスミッティーに出会うと私達は先ず歯車の修理を依頼する。結構な額をふっかけられるも、幸いに金は足りていたので遠慮無く修理を依頼。~
ついでに持て余していたJR解読器も彼に押し付ける(SFC版限定)。綺麗に修理された歯車を受け取ると、彼に別れを告げつつ~
私達はゴムバンドの材料探しと、採掘場に他に何があるかを確かめるために再び入り組んだ採掘場の中を歩き始める。~
~
長い時間暗がりを歩いている内に私達は非常に便利な泉を見つけたり、鉱夫の鍵、のみ、そして奇妙な怪物が落とすゴム糸を見つけた。~
ゴム糸はゴム糸同士と合成することでゴム紐になり、ゴム紐同士を合成することでようやくゴムバンドが出来上がった。~
カタパルトの弾になる物は巨人族が落とす重い岩で代用出来ることだろうし、ひとまずカタパルトの先へ行く準備は整った。~
採掘場最下層では透明の壁をどう破壊するかで悩まされたが、手元にあるのみを打ち付けることでヒビを入れることができた。~
しかし一カ所からヒビを入れるだけでは透明の壁を打ち砕くことは出来ないらしく、~
私達はだるくなった足に喝を入れて四方からヒビを入れるべく面倒だとは思いつつも階段を探して歩き回ることにした。~
~
音楽:その名の通り音楽に関する技能。バード以外は全く必要が無い。~
発声術:その名の通り声の技能。Mag Pri Psy のスペルを扱う際の成功率に関わるキャスターにとっては非常に重要なスキル~
早業:NPCからアイテムを盗んだり、特定の場所で特定の動作をする際に必要な技能。~
指先術:ドアの鍵の解錠、宝箱の罠を外すのにも使う。指先術>>>>>早業ぐらいの重要度。~
忍者刀とさい:双方共に攻撃に即死効果がある為、場合によっては非常に有用。但し素手にも即死効果はあるので剣スキルを鍛えるのが目的?
~
 黄金暦109年05月
七度目の冒険は平々凡々な内容。よく考えるとアラム城にもガーディアにも、ドミナスにも狼や犬のモンスターは居なかった。~
反対に猫や頭が二つあるライオンのような猛獣は棲息していたが…あまり良い思い出になる連中ではなかったと記す他あるまい。~
蝙蝠系の敵はアラム城と渓谷辺りで打ち止めだったろうか。渓谷で出る蝙蝠は体力が無闇に高いくせに経験値が少なくて最悪の敵である~
~
来月の依頼はまたも[[草津>名簿/230286]]と一緒だ。よく一緒になることはとても良いことだ~
~
~
合い言葉を得た私達はクィークエグから幾つかの消耗品を購入しつつ死者の日誌を彼に引き取ってもらった(SFC版限定)~
彼に別れを告げると真っ先に海賊達の溜まり場へと足を運び、合い言葉を告げる~
どうやらクィークエグは本当の合い言葉を教えてくれたらしく、海賊達は快くアジトのドアの鍵を開いてくれた。~
溜まり場へ入った私達を出迎えてくれたのは巨漢の船長キャプテン・マティー。現れるなり彼は私達に飲み比べか戦闘を突きつけてくる。~
ケインが飲み比べと戦闘で迷っている内にラウネが周囲の海賊達の不審な動きに苛立つ余り刀を抜き、私達の答えは出された。~
マティー船長率いる海賊団と盗賊達の群はアリスのマジック・ミサイルとスウィアのファイアボールであっさりと壊滅し、~
残されたマティー船長はキリのブレスとE・Bで勢いづいた私とラウネ、ケインの猛攻であっさりとまではいかないまでも沈む。~
流石に海賊団を率いるだけあってマティー船長の体力は凄まじいものだったが、多対一の前では手も足も出なかったようだ。~
~
海賊団を壊滅させた私達は優雅に薄汚れた溜まり場を歩いて、マティー船長の前の船長…ル・モンテスにより拘束された船長を発見~
どうやら彼はル・モンテスの拘束によりとっくに力尽きたらしく牢獄の中で死亡していたが、身に付けている装飾品は面白そうな物がある。~
さて、鍵を開けて…と思ったところで未だにル・モンテスにぬいぐるみを返却していないことを思い出して急いで尖塔に上り、彼にぬいぐるみを返す~
大男のフランス野郎はぬいぐるみに頬摺りをして再会を喜んでから私達に銀の鍵をよこした。ついでに私達は不要な品を彼に売りつけてその場を後にする~
再び地下一階に戻り船長を解放すると海賊帽子や緑のオウム、そして義手代わりのフックを手に入れる。さて、何かの役に立つと良いのだが…~
~
次いで私達は鐘楼を目指して城の高みへと上る。釣り鐘を鳴らす紐には蝙蝠の糞がこびりついて何とも言えない気分だったが、~
鐘楼の最上階まで上ってロープを用いて吹き抜けを飛び越えて鐘楼の主をサクサクと撃退。奥のドアを鍵で開くと鐘楼用の換えのロープを発見した。~
下手な鎧の数倍は重たいこのロープの使い道に頭を捻る私達だったが、フックを持たされていたアリスがロープの先端にフックを悪戯でつけたことで悩みは解消された~
そうだ、このフックつきロープを例の洞窟の切り立った崖を乗り越えるのに使えば良いじゃないか。~
その意見にケインが真っ先に賛同し、他の皆もこれ以上城で出来ることは少なそうなので同意して私達はまた洞窟へと向かうことにした。~
~
洞窟。切り立った崖にて向こう岸へとフックのついたロープの先端を軽やかに投げ飛ばすことで、私達は足がかりを作ってロープに命を託して向こう岸へと移る。~
ついでに糞重たいロープも処理することが私達は気を良くして洞窟の奥へと進むと、奇妙な肉食植物を撃破して何者かが設けた昇降機を使って洞窟の階層を移動。~
昇降機から下りて少し歩いた先で私達が目にしたのは、深い霧が立ちこめた広大な渓谷だった…。~
恐らくここが、死者の日誌を記した者達が迷い込んだ山脈なのだろう。遠くの景色には巨人や奇妙なクラゲのような生き物が徘徊しており、~
本来見える筈の暖かな陽射しは霧に遮られてわずかなものとなっている。さて、いつまでも景色に魅入られてばかりはいられない。~
私達は一歩間違えれば奈落の底へ落ちる危険な道のりを歩み出すことにした~
~
E・B:エンチャンテッド・ブレードの略。以降、A・P=アーマー・プレートなども出るかもしれない~
~
 黄金暦109年04月
六度目の冒険も[[草津>名簿/230286]]と同行。討伐標的はゾンビリーダーだった。~
かのアラム城にはゾンビ系の敵は比較的多かったが、手強くはなかった。実体の無いアンデッドの方がよっぽどだったことを覚えている。~
実体のない連中はどいつもこいつもブリンク能力を有して、1ターンの間に身を隠して攻撃してまた身を隠すという戦法で手も足も出ないことがある。~
まあこちらも忍術スキルさえ高く、相手を殴り殺せる技量があれば戦闘中に相手の攻撃を喰らうことなく一方的に虐殺出来るのだが。~
~
~
地下一階へ下りるとすぐ目の前にはアラム城の石壁とはまったく趣の異なる洞窟への入り口が存在している~
お約束のようにケインが即座に突撃することを提案し、私達も城の見取り図からしてこの洞窟の入り口こそが~
地下一階で私達が足を踏み入れていない領域だと悟って先行するケインについていくことにした。~
~
入り組んだ洞窟の中では巨大なミミズ?ヒル?が出てきたり、ゾンビ系の敵や毒を持ったネズミが出たりとなかなか厄介だったものの~
地下二階にてそれなりに鍛えてきた私達の敵ではなかった。ただ、ゾンビの吐息により「吐き気」の状態異常になるのは厄介だったが…。~
そんなこんなで洞窟の所々に点在する部屋を回った私達は迷宮の鍵とツルハシを拾って、また洞窟内部をうろつき始める内に脆い壁を発見する。~
お約束のようにケインが脆い壁に向かってツルハシを振り下ろすと、有り難いことに宝箱が見つかったり更に洞窟の奥へと繋がる通路が見つかる。~
私達は相談するまでもなく洞窟の奥へと足を踏み出したが…道の途中で半裸に近い女性の集団を発見し、私達に気付くなり即座に逃げられた~
ケインが慌てて後を追い掛けるも彼女たちは洞窟の間に広がる切り立った崖を何らかの手段で渡ったらしく、渓谷を越えられない私達は彼女達の逃走を見送る他なかった。~
最後までケインが崖を飛び越えようと頑張っていたが、あの低脳でもどう足掻いたところで地面に花を咲かせる結果しか浮かばなかったようだ~
崖を横切り洞窟の奥へと足を運ぶと、何故か釣り鐘の鍵が落ちていたのでこちらも拾っておく。~
恐らく城の鐘楼のどこかにでも使う鍵なのだろう。迷宮の鍵とあわせて一気に城の足場が増えたことに気を良くした私達は城へと戻った。~
~
城へ戻った私達は先ず地下一階にて迷宮の鍵を用いて片っ端から鉄格子を開け、牢獄へと入る。~
牢獄に繋がれた亡骸の指に嵌っていた「JR解読器」という指輪を用いて死者の日誌を解読…彼等の身に降りかかった不幸に同情しつつも財宝の在処を知った。~
どうやら先程の洞窟から渓谷を渡るとドワーフや巨人達が住む「山」、そして「採掘場」等があるようだ…気を引き締めてかかろう~
私達はクィークエグの手土産を持って地下一階北西より迷宮の鍵を用いて何とか隔離地域から抜け出し、クィークエグに財宝の在処を教える。~
大喜びで情報を受け取った彼は、海賊達の溜まり場の合い言葉「スケルトンクルー」を教えてくれた。~
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ブリンク:唱えた本人の姿を瞬間的に消し、敵の攻撃目標から消えるスペル。実体の無い敵はデフォで備えるので長期戦になりがち~
忍術スキル:忍者、盗賊、レンジャー、バード、モンクがデフォで備えるスキル。相手から身を隠す「隠れる」の成功率に関わったり、ACを下げたりする。~
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 黄金暦109年03月
五度目の冒険は[[草津>名簿/230286]]と共にコボルド討伐。~
初っ端からオーカーゼリーが出た時は気が滅入ったが、そのままボスへと辿り着いたので問題は無かった。~
初めての酒場の同行者を死なせるようなことがなくて本当に良かったと思う。カドルト神に感謝しよう~
・・・あ、来月も[[草津>名簿/230286]]と一緒だった。信頼度が低い依頼というのが不安だ。~
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地下一階北西の階段より地下二階へ下りて数歩で私達はスライムの集団に襲われるも、~
エンチャンテッド・ブレードの常駐スペルやファイアボールのお陰で毒に冒される前に難なく撃破。~
経験値が目に見えて良い感じに入ることに気分を良くしながら廊下を歩くと鍵の掛かったドアがあるので金の鍵を使う。~
ドアが開いた先にはあちこちの壁にボタン、そして落とし穴。ボタンを押すことで対応した穴が閉じることに気付いてサクサクと穴を埋める。~
部屋の奥には宝箱があり、牡羊の書と財宝を入手。牡羊の書には妙な暗号めいた言葉が記されていたのでメモを取る。~
地下二階の廊下の奥にはドクロをあしらったドアがあったが、開く様子も無いので暫くは放置することにした。~
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地下一階に戻り、軽く休憩を取った後にまた地下二階へ戻るとモンスターが出るので何度か経験値を稼ぐとする。~
地下一階北西からは一階へ上がる階段があったが、すぐに鉄格子にぶつかる上にその鉄格子の先は不思議な光景が広がっていた。~
今は鉄格子を開く手段が無いので後回しにしておこう。それに、鉄格子の先を徘徊している敵には勝てる気がしなかった。~
取り敢えず地下一階で未だに足を運び忘れていた北側へ向かう。看守の鍵を拾って鉄格子を開いた先には牢獄が広がっている。~
片っ端から鉄格子を開いて行くと、アリスの使う楽器や「死者の日誌」が落ちていた。日誌の内容を理解出来ない私達は一応確保することに留まった。~
牡羊の書の内容を反芻する内、キリが二階の謎の祭壇の事に関係するのではないかと言うので私達は二階の祭壇へ。~
二階の謎の祭壇にて、牡羊の書の内容通りに祭壇にある仕掛けを作動させると祭壇が消えて黒々とした穴が開く~
私達は意を決してその穴へ飛び込むと…どうやら一階の北の玄室へ落ちたようだ。~
全員が打撲等の傷に苦しむ中で、私達がスイッチで開いた南側の鉄格子が閉じられて北側の鉄格子が開き、向こう側から大蛇が襲いかかってきた。~
スウィアがディープ・フリーズ、アリスがブラインディング・フラッシュで目潰し、キリのブレスで補助を貰って辛うじて撃破。~
大蛇の攻撃により毒に冒されるもクィークエグから買ったキュアポイズンの薬でことなきを得る。~
落とし穴の上には戻れず、一階の広間へ続く道は開きそうにも無いので仕方がなく私達は北側の階段から地下へ下りるとした。~
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エンチャンテッド・ブレード:戦闘中以外にも唱えられ、PLに応じた時間常駐する。攻撃命中・貫通率が上昇する補助スペル~
ディープ・フリーズ:PL*3-30の冷気ダメージ。対象は敵一匹のみ。冷気弱点のボスはちょくちょく出るので結構役立つ~
ブラインディング・フラッシュ:目潰しの光。PL*匹の敵が対象。目潰しによる命中低下の他、勝手に敵が眠ることもある~
アリスの新しい楽器=ハーモニウム:魔法イッチング・スキンの効果。相手の皮膚を爛れさせ不快感を与え、攻撃・防御を下げる~
キュアポイズン:その名の通り毒消し。Lvが上がれば僧侶や錬金術師、忍者もこのスペルを覚えられる~
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 黄金暦109年02月
四度目の冒険は特に苦戦することもなく順調に成功。改めてオーカーゼリーの危険性を実感した。~
戦利品として質の悪いクロスボウを受け取るも、忍者である以上装備は出来ないので倉庫の肥やしにしておくとしよう。~
弓といえば「アラム城」と「ガーディア」では基本的に使い物にならない武器だったが、惑星「ドミナス」では反則武器だったことを思い出す。~
脳筋のケインがファイターとレンジャー間での転職を繰り返す程に弓は強く、時には私とラウネが武器を使う間もなく敵が全滅する程だった。~
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城の南東にある尖塔を上ると程なくしてル・モンテスは見つかり、「スヌープチェリ」の名前を出すと彼はドアを開いて私達を招き入れた。~
何とも奇妙な格好をしたこのフランス野郎は「スヌープチェリ」を寄越せの一点張りの上、彼の扱う商品はろくな物が揃っていなかった~
ケインは手っ取り早く彼を殺して船長を解放する為の鍵を奪おうぜ、と提案したが話し合いの結果ここは穏便に済ますことにした。~
クィークエグよりも彼の方が巻物等の買い取りに色良い値段をつけてくれたことが彼を生かしておくことに繋がったのは秘密だ。~
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城の尖塔から再び城の地下一階に下りて、色々ドアを開けている内に「腐ったチーズ」と「ワインの瓶」、そして壁の落書きの下に空いた穴を発見。~
穴の先に何らかの気配を感じたラウネがチーズを使うと、壁を破壊して巨大に太ったネズミがその他大勢のネズミを率いて現れた。~
大群のネズミ相手にアリスのリュート、スウィアのマジックミサイル、キリのブレスによる祝福で前衛は武器で対抗するも~
いかんせん彼等の頭数の多さにケインが致命傷を受けて倒れた。スウィアがMPを切らした時は死を覚悟したが、マジックミサイルの巻物が残っていたので難を逃れる。~
戦闘終了後に私達は城の一階で手に入れた護符の存在を思い出して咄嗟にSPを開放すると、傷付いたケインが蘇った。~
生前より少々生命力が減ってはいるものの、十分活動可能になったことに私達は喜び、休憩を一つしてから破壊された壁の向こうへと向かう。~
破壊された壁の向こうには通路があり、その先には罠の仕掛けられた宝箱。無事に解除すると中からは「ぬいぐるみ」が出てきた。~
キリが言うには「ぬいぐるみ」からはフランス野郎の気配が残っているとのことで、これが「スヌープチェリ」だと解る。~
さて、残りはクィークエグの求める「財宝の在処」だが…そう言えば、私達はまだ地下二階へ行っていない。~
丁度スウィアが先程の激戦で「ファイアボール」のスペルを習得したことだし私達は地下二階へと向かうことにした。~
~
リュート:演奏すると「スリープ」のスペル効果を発揮。敵数匹を眠らせる~
ブレス:PT全員のACを低下(防御力上昇)させ、更に攻撃の命中率を上げる。序盤から終盤までずっと世話になる補助スペル。~
マジックミサイル:(呪文のパワーレベルd8)のダメージを呪文のパワーレベル(PL)+1の数の敵に与える攻撃呪文。PL4なら 4d8(4-32)を5匹に当てる~
ファイアボール:PL*2-10のダメージをPL+3の敵に与える。PL4なら8-40を7匹に。~
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 黄金暦109年01月
三度目の冒険でも死者を三名も出して逃げ帰ってきた。オーカーゼリー二匹は手強いなんてものではなかった。~
自分の命があることを素直に喜ぶとしよう。それにしても二ヶ月連続失敗は予想外だ。~
こんなに犠牲が出た戦いは…「アラム城」の記憶には無い。そう、あれは惑星「ガーディア」(#7)での戦いだろうか?~
「ムンク族」の中でも闇に魅入られた「暗い森」派のムンク族の首領との総力戦は本当に酷かった。「次の」総力戦も酷かったが。~
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古城二階の探索では、アリスがドアの鍵が手強くなっている、と愚痴をこぼしたこと以外は特筆すべきことは…いやあった。~
二階には王の私室と妃の私室があったが、王の私室からは解読出来ない王の日記と、金の鍵、~
そして王が愛人にしていたと噂される牧師の娘の部屋へ繋がる隠し通路があった(後になって下衆の勘繰りと解ったが)~
また、他にも妃の寝室からは鞭と鋲打ちされたブラが見つかったり(防具としては優秀だったが誰も装備しようとしなかったことは記すまでもない)~
他にもスペードの鍵や、一階で見つけた牡羊の鍵で開いた鉄格子の先で山羊の仮面、牡羊の短剣、そして謎の祭壇が見つかった。…発見に溢れていた。前言撤回~
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二階から次に私達が向かった先は地下一階。盗賊や海賊を倒しながら歩いていると、古城に来て初めて友好的な態度の人間に出会った~
その男はクィークエグと名乗り、私達に現在の古城を取り巻く人間関係を教えてくれた上、アイテムの販売まで行ってくれた。~
どうやら地下一階には海賊崩れが管を巻き、合い言葉を言わないと会う事すら出来ない~クィークエグは合い言葉を知っているが交換条件として海賊達が襲った船の財宝の在処を教えろという。~
また、海賊の船長が「ル・モンテス」という男の「スヌープチェリ」を隠したせいで囚われの身になっていることも教えてくれた。~
取り敢えず私達はクィークエグから手頃な武具を買うとその場を離れ、「ル・モンテス」に会う為に城の尖塔を上ることにした。~
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余談だが、アリスの演奏する楽器は魔法に近い効果を発揮し、冒険開始直後では彼女のリュートの演奏には数え切れない程助けられた。~
冒険終盤なら兎も角開始直後は魔法使いのスウィアが使うことの出来る魔法の数はとても少なく、唱えられる回数も微々たるものだが、~
アリスの楽器の演奏は楽器があればスタミナが続く限り演奏することが出来る。おまけにLv3からは魔法使いの呪文を覚え、盗賊技能もある。~
恐らく彼女が居なければ私達はあの古城で死神の寵愛を受けていたことだろう。~
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 黄金暦108年12月

二度目の冒険では死者を出して逃げ帰ってきた。やはりスライム系の敵は手強い。~
思えばあの古城…「アラム城」でも、ファイアボールのスペルを使えないとスライムと渡り合うのはリスクがあったものだ。~
奴は地下二階に入り直す度に現れたから経験値を稼ぐのに利用させて貰ったな…懐かしい。~
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幾つものドアの解錠をこなしていくにつれ、Lvが上がっているわけでもないのにアリスの解錠技術は上がっていた。~
どうやら私達はLvではなく、「それをこなした回数」によって「それの扱い」が上手になるようだ。~
故に、冒険開始直後の私達はネズミ如きに遅れを取るということだろう。~
刀と脇差しで二刀流をしているラウネや、素手で殴りかかる私は攻撃回数が多いのですぐにネズミを倒すことに手間を取ることはなくなった。~
その一方で、剣と盾を装備しているケインは攻撃回数が少ない分相手に攻撃を与えられない内に私達が敵を倒すジレンマに陥っていた。~
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私達は一階のドアの大半を開いて敵を倒すことで経験値を得、城の南東部では罠の仕掛けられた宝箱を開いて財宝も得ていた。~
そろそろ一階でやること全てを成したと思いながら廊下を歩いている時、私は北側の鉄格子の付近で壁に違和感を覚えた。~
鉄格子の隣にはボタンがあった。私がそれに気付いて思案している内にケインがボタンを押し、鉄格子が開く。私はついケインを殴り倒したが結果として罠ではなかったらしい。~
鉄格子の先には小さな玄室と、床に残る夥しい血痕。そして牡羊の鍵…。どうやらここでは何か陰惨なことがあったとみられる。~
玄室の奥には更にもう一つ鉄格子があり、何かが動く様子が見て取れたがどうやら奥の鉄格子を開く手段は無いようなので私達は鍵を取って玄室を後にする。~
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次に私達が目指した先は二階だ。城の四隅にある尖塔の二階ではなく、一階の広間と壁一枚隔てた廊下にある階段から二階へ上がった。~
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今月の冒険での死者は蘇らせることは出来なかったが、古城を探索する私達は初めに開いた宝箱から蘇生手段を得ていた。~
それは私達に七度の生命を与える不思議な護符で、その護符のSP(スペシャルパワー)を開放することで死者を蘇らせるというものだ。~
あの護符が無ければ、私達にとって初めてのボス戦ともいえる地下一階での大鼠の群との戦闘によって倒れたケインは恐らく暫くの間死体のまま連れ歩くことになったろう。~
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 黄金暦108年11月

はじめての冒険から帰ってきた。やはり六人行動はいい。体に染み込んだ記憶が蘇る~
今月の冒険では大鼠と下っ端ゴブリン共を殺してきた。~
ゴブリンか…どこかの森の中で戦ったなあ。仲間の魔法使いのスウィアのボール系魔法が良い感じに効果を出したことを覚えている。~
~
~
私達は危なくなればすぐに入り口から戻ればいい。そんな軽い気持ちであの城に足を踏み入れ、背後で鉄格子が閉じられて後戻りが出来なくなった。~
長年に渡り放置されてきた城には埃が積もり、遠くからは城を住処としている何かの足音が聞こえた~
この城において侵入者とは私達のことであることをすぐに思い知らされた。~
~
不安に眉を寄せる僧侶のキリを勇気付けるように寄り添う彼女の恋人、侍のラウネ~
のんびりとした顔で私達を和ませるバードのアリス。そんな彼女に寄り添う魔法使いのスウィア~
短気で乱暴者だがここ一番で%%厄介事を押し付けるのに便利な%%頼りになる戦士のケイン~
そして…冷静沈着な忍者の私。六人はひとまず城の入り口から正面にある大広間へ出ることにした。~
~
正面広間の中程 左右の壁には向き合うようにして宝箱が設置されており、「先に開け」と「後に開け」と記されている箱があった~
私達はあからさまに罠だ、怪しい、などと相談しあったが結局ケインが強引に「先に開け」という箱を開けてしまった。~
結果としてその選択は正解だったようで、宝箱には罠もなく中にはこれからの冒険に役立ちそうな武具や薬品が入っていた。~
得られた武器のストライキング・ソードについてはケインが自分の手柄ということでさっさと装備したが、ラウネは刀、私は徒手空拳なので問題は無かった。~
~
大広間の奥にある湧き上がる泉から水を飲み、少しリラックスした私達はそこかしこの扉に鍵がかかっていることに気付く。~
扉の解錠は私にも出来なくもなかったが、生憎とみんなに諭されて私は戦闘要員に回され、アリスが細々とした技能役に回っていたのでここでは出番が無かった。~
アリスが苦心の末にピッキングを成功させて開いた扉の先には…そう、数匹のネズミが居た。~
あの頃の私達には彼等を撃退することすら困難なので闘いは厳しいものだった。~
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はじめての冒険で私達が死者を出さずにネズミを倒せたことにより、妙な感慨深さを覚えたが、思えばネズミ相手に死者を出す方が異常なのかもしれない。~
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 黄金暦108年10月
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ふと見掛けた冒険者達が六人で依頼先へ向かうことに私の中の過去が少し蘇った気がする~
~
そうだ、私は確か…~
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~
[[BGM>http://jp.youtube.com/watch?v=vguWEOJngYU]]~
この世には知らねばならないことがある~
100と20ほどの昔、その城には、最も邪悪な王と妃が住んでいた~
王は自らにならぶ程邪悪な魔法使いと手を結び、彼等以外の邪悪なる者達を滅ぼす魔法の戦いを繰り広げた。~
彼等がコズミック・フォージの存在を知ったのは、こうした戦いの最中であった~
~
彼等が敵の魔神を倒したとき、その最後の言葉によって、彼等はその魔法のペンの存在を知った。~
コズミック・フォージと呼ばれるそのペンによって書き記された言葉は全て現実のものとなるのだ。~
彼等はこのペンを盗み出し、誰も想像すら出来ない程の恐怖を宇宙の中に織り込み始めた。~
しかし、ペンを盗み出すと間もなく、二人はお互いの力を妬み始めた。最早彼等は、お互いの力を必要とはしなくなっていたのだ。~
そして、お互いの運命とこの魔法のペンの行く末を定める、最後の戦いが繰り広げられた。~
それが知られていることのすべてある。~
~
城はそれ以来、住む者もなく、王、妃、魔法使い、魔法のペンがどうなったのかを知る者はない。~
しかし、今、私達が城を訪れたことによって、全てが変わろうとしている。~
~
~
~
ああ…何かを思い出した。私はあの災厄の城へ、幾度も死地を潜り抜けた仲間達と共に足を踏み入れたんだ。~
今日のところはこれぐらいにしておこう。~
~
~
~
|後日談|
オークの攻撃により意識が急速に体から離れ、視界がグルグルと回り始めた私は素直に死を覚悟した。~
次に私が目覚めたとき、私の目の前には心配そうに私の顔を覗き込むキリ、そしてその周囲には慣れ親しんだ残り四人の仲間達と~
夜空の中に浮かんだ空間を思わせる漆黒の中に小さな光が無数にきらめく奇妙な空間。そして、中空に浮かぶ本とペン。~
~
「あれ・・・?私は確かにオークの攻撃で死んだような」~
「あまりキリに心配を掛けさせんでくれ。お前はコズミック・フォージの力で記憶を無くして初心に帰って冒険に出たんじゃないか~
おまけに死がありふれている俺達の世界を嫌がって、他の世界にまで飛んでいったくせに。結局死んで帰ってきたのかお前・・・」~
口をパクパクさせて説明しようとするキリを遮ってラウネが解説してくれる。そうだ、この空間はガーディアからの因縁の相手である~
ダーク・サヴァントとの宿命の対決を終えたコズミック・サークルの中じゃないか。あそこに舞っているペンで全ての願いを叶えられるんだった。~
~
「む、段々思い出してきた。だからもう心配しなくていいよ、キリ」~
ばつが悪い顔をしながら私は心配するキリの頭をぐしゃぐしゃと撫でて大きく伸びをする。~
見ると、アリスは新しい楽器創作の為に色々やっているようだしスウィアはのんびりとくつろいでいる。~
ケインが私のことをめざとく見つけ、私がゴールデンロアの世界で何をやってきたかと訊いてきた~
「お前のド低脳に一から説明するのは極まって面倒臭いから本当は遠慮したいところなんだけど・・・まあいいや、折角だからしてやろう」~
私は格好をつけて腕を組み、奴にアフロヘアーの変態青年剣士や、小さなホムンクルス、どう見ても青魚なそれを剣と言い張る鍛冶屋、~
私達が顔ぐらいしか表現出来なかったドット絵で全身を表現してくれた占い師、悩み多き若きシスターの話を面白おかしくしてやったとさ。~
気付いたら仲間全員が私の話に聞き耳を立てていて、良い冒険が出来たことを羨ましがっていた。~
そこにケインがもっともらしく「でも何だかんだ言ってお前達との冒険が一番だわ」とか言ったから私はつい肘鉄で奴の肋骨を根こそぎへし折ってしまった~
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そんなこんなでゴルロア世界で自分の記憶を求めて日記を記した少女の冒険はこれでお終い~
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**コメントアウト [#l8989ad9]
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//Wiz6布教用キャラかもしれないけど積極的に動き回る気はない
//毎月Wiz6のシナリオを日記内にて進行、場合によってはWiz7、Wiz8にまで行くかもしれない。飽きなければ。死ななければ。
//動機の故郷に錦は元々Wiz上のキャラ設定が「ヒノモト」の国にある出身地の忍びの里の凄さを世に知らしめる為に冒険者をやっている という点を流用
//やむをえない事情によりでも良かった気はしないでもない
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//ぶっちゃけ日記キャラじゃなくてリプレイSSを記すためのキャラだよね
//布教用だから間違ってはいないかもしれない
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//何故なにWiz6コーナー
//Wiz6,7は特性値の「速さ」「器用さ」が高いと攻撃回数が増える
//なので、前衛はなるべく転職をしないで速さ器用さの数値を高く保つと攻撃回数が増えてお得
//おまけに、「キリジュツ」のスキルは相手よりLvが高いとクリティカルを発生しやすくなるので、そういう意味でも高Lvであることが望ましい
//後衛は後衛で高いPLの魔法を唱える際に高いLvが必要になるが、魔法はLvを上げる、対応した書物を読む ことでした習得出来ない。
//故に、魔法の種類をさっさと取り揃えるべき序盤〜中盤に転職を繰り返してひたすら習得に励む方がお得
//おまけに、Wiz6と7のSFC版、PS版は転職後でもHPが1しか上がらない現象が発生しないので、場合によっては前衛よりHPが遙かに高くなる可能性がある
//逆にPC版は従来のWiz同様転職前のLvを越えるまでHPが1しか上がらないので下手な種族で後衛キャラを作ると全体魔法や全体攻撃であっさり即死する危険がある
//例:7終盤のロボットや7のラスボス
//日記上で説明する機会がなくて中の人が忘れそうなので忘れる前にメモ
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//以下ご自由に
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//10/23よりライドウ対アバドン王で霊圧絶賛低下中
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//日記はぶつ切りだけどこれでお終い!死者の殿堂から120年前の人間関係の解明が始まるけどここまで
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