* イモ家出身 セイマル・トウゲ 58955 [#l721a8a2]
|ID:|58955|
|名前:|セイマル・トウゲ|
|出身家:|イモ|
|年齢:|15|
|性別:|#listbox3(男,server,sex)|
|前職:|#listbox3(徒弟,server,job)|
|理由:|#listbox3(運命に導かれて,server,reason)|
|状態:|#listbox3(野垂れ死に,server,state)|
//////////
|現在の復興費(自費):|7144G|
|現在の復興費(浄財):|79G|
//////////
|その他:| [[ステータス>http://gold.ash.jp/main/?chrid=58955]]/[[戦歴>http://gold.ash.jp/main/advlog.cgi?chrid=58955]]|
 
(リアルで玄関の鍵がブッ壊れちゃって、中の人はてんやわんやって話だ)~
//SSって難しいね!鍵も壊れたけど心も壊れそうだよ!




//みんな!最初に言っておくからよく聞いてくれ!
//これは別にシリアスな話じゃないんだ!それっぽくやってるだけで!
//ホントに!!ゴメス!(「ごめんなさい、すいません」の略)
  
 
//いちおう全6話くらい


もし何か誤字脱字別件の用事、あったら嬉しいご意見ご感想などあれば~
この文章の下あたりにコメントアウツして頂けると大変助かります~










*短期集中連載SS「正丸のパワーアップ大作戦!!」 [#fa00e6a2]
**いきさつ [#jf4dd37e]
峠正丸は病に倒れた師の意志を継ぎ、故国のとある寺を再興させることを誓った少年である。~
そのための莫大な資金を調達するため、正丸ははるばる海を渡り冒険者となったのだ。~
しかし四度目の討伐時、正丸は明らかに不調であった。~
無理を押して挑んだ冒険はあえなく失敗し、[[正丸の命は尽き果てた。>http://notarejini.orz.hm/up/d/hero14494.png]]~
一度死んだ人間が蘇ることなど、果たしてありうるのか。~
蘇ったとして、果たしてそれが正しい選択であるのか。~
~
それはぜひあなたの目で確かめていただきたい。~
~
(正丸の設定については[[下の方>#ea942cfa]]をご覧ください)~
~
[[・第0話>#u2945fa9]]~
[[・第1話>#odfaa289]]~
[[・第2話>#f8df1465]]~
~
~
**第2話 [#f8df1465]
これは夢か幻か。~
正丸は光の中に、一人の男を見ている。~
自分の知っている人物ではない。~
長髪髭面の中の東洋風とも西洋風ともいえぬ顔立ち。~
肌は日に焼け浅黒く、その身は隆々とした筋肉の盛り上がりを見せている。~
一種独特の空気を纏った偉丈夫に向かい、正丸が口を開こうとしたそのとき。~
「質問は許されない」~
「………」~
肚の底、脳の奥。直接響くような重い声。~
有無を言わさぬ力を持っていた。~
「ひとつ、お前は死んでいる」~
正丸の中に、ある種の諦めが浮かびかけるものの、すんでのところでそれを抑える。~
そうする事が出来たのは、ならばなぜこうして目の前の人物と対面できているのかという
単純な疑問からであった。~
男は続ける。~
「そして、お前の師もまた、死んでいる」~
今度は確かな衝撃が正丸の身を貫いた。~
国へ残してきた病の師の身を、正丸が思い出さない日は一日もなかったのだ。~
いつかその日が来ることは、またその日が近いことを頭では理解し、覚悟していたはずだった。~
悲しみが遠く津波となって押し寄せ正丸を飲み込んだ。~
「私はお前とお前の師の信ずる存在とは違う」~
「また、この土地の神でもない」~
「お前の目に映るこの身は仮初」~
「お前の師の死に感謝せよ」~
前後左右から耳へと滑り込む声を、はたして正丸は聞いたのかどうか。~
正丸は師の名を叫び、倒れた。~
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包まれるようなあたたかさと、頭蓋を締め付ける鈍痛とで、正丸は目を覚ました。~
湿った空間。遠くかすかに明かりが見えた。おそらくここは洞窟であろう。~
周囲を確認するため首を振ろうとした瞬間、全身に耐え難い激痛が走る。~
声にならない悲鳴を上げ、荒い息がこぼれる。全身にねっとりとした脂汗が浮かぶ。~
(これは………ああ……)~
半ば観念してから正丸は、確か折れてはいなかったはずの右手を動かそうとした。~
右手は、動かない。~
右腕も、動かない。~
ならばと両の脚に力を込める。~
動かない。~
指も腰も、膝、肘、ありとあらゆる首から下が、動かなかった。~
正丸が力を込めるそばから、まるで穴の開いた風船に空気をいれたときのように~
どこかへと抜けてしまうのだ。~
正丸は涙した。これで何が為せると。~
あの男が言ったように、今のこの命が師から譲り受けたものであるならば。~
自分はどれほど無駄な命を永らえさせているのかと。~
涙が止まらない。~
これでは、なにも、すべて、いっそ、こんな身体―――~
諦めかけたその時。何か熱いものが正丸の涙を拭った。~
正丸は初めて気づく。今まで自分が熊の身に抱かれていたことを。~
~
熊は正丸の涙が止むまで、あたたかな舌で涙を拭い続けた。~
----
正丸がゴブリンとの戦いで死亡したとされたあの日から、数週間が経過した。~
その間、熊はまるで我が子のように正丸を世話していた。~
自分の分すらまともに確保できない餌の、そのほとんどを正丸に食べさせ、屎尿の処理をし~
正丸が寝ている時には身体を温めてやった。~
熊はその痩身を、さらにやつれさせていく。~
~
ある時、熊は正丸を器用に背中へ載せると、洞窟を出てどこかへ向かい始めた。~
よく晴れた日の昼前だった。~
無論、正丸が行き先を尋ねようと熊が返事することはない。~
右目を失い以前より狭くなった視界で、正丸は揺れる森と太陽を見ていた。~
木々を吹き抜けていく風がなんとも心地よく、いつしか正丸は穏やかな眠りについていた。~
~
うたた寝から覚めたとき、正丸の目に入ってきたのは鮮烈な景色だった。~
山深い森の中、正丸と熊のいるこの場所だけがぽっかりと空いている。~
さんさんと降り注ぐ日光が、咲き乱れる多様な草花と、深く透き通った小さな泉をきらめかせる。~
熊は泉まで歩いていくと、なるべく衝撃のこないよう正丸を下ろして、水を飲み始めた。~
正丸も、最近やっと動かせるようになってきた首を目いっぱいに伸ばし水面へ口をつける。~
唇が濡れた瞬間、体中を喜びが駆け巡った。~
まさに、生き返るようだった。~
~
そうして正丸と熊は存分に水を飲むと、共に身を寄せて昼寝をした。~
午後の陽射しが、ふたりを優しく包んでいた。~
http://notarejini.orz.hm/up/d/hero15756.png~
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それからまた数日が経って。~
正丸たちの洞穴がある山にも、春がすぐそこまで来ていたある日の事。~
太陽が頂点を過ぎ、いつもなら餌がとれようととれまいと、一度は正丸の顔を確認しにくるはずの熊が、~
帰ってこなかった。~
今まで一度たりとも無かった事態に、正丸はぞっとする。~
熊の世話無しには生きられないからではない。~
正丸には師はいたものの、両親はいなかった。~
正丸にとって熊は、正丸が人生で初めて得た親同然の存在だったのだ。~
纏わりつく焦燥感に動かぬ身を悶えさせながら、正丸は待った。祈った。~
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熊が戻ってきたのは三日後の事だった。~
全身所々から血を流した姿は、まるであの日の正丸と瓜二つだ。~
口に何かを咥え、牙と牙との隙間から荒い息を漏らし、ふらつきながら正丸の元まで歩いてくる。~
そして正丸の額が熊の鼻先に触れようかというところまで来た時。~
熊は持てる力の全て使い果たし、音もなく倒れた。~
~
だらりと空いた熊の口から、失ったはずの正丸の山刀が落ちた。~
~
~
~
**第1話 [#odfaa289]
パーティーが洞窟を脱出したのとほぼ同時刻。~
正丸は追い詰められていた。~
出入り口の通路まで下がり、大勢と戦わないようにする戦法をとりはしたものの、既に体力が限界に近かったのだ。~
一匹目をなんとか倒し、右目と引き換えに二匹目を倒す。続く三匹目で左腕が潰れた。~
最後の力を振り絞って四匹目を倒した時には、すでに正丸の身体は紐が切れた操り人形のようになっていた。~
立っていることすらままならず、硬い地面へ膝から崩れ落ちる。~
痛みも疲れももはや感覚がない。うつ伏せの状態で、ただ思考だけが鮮明だった。~
次のゴブリンが迫り来るのを狭くなった視界で捕らえながら、正丸は最後の賭けに出た。~
~
(間に合うだろうか……)~
正丸はなんとか動く右の手で、懐から薬の包みを取り出そうとする。~
いくら力を込めても動きは遅いまま。五匹目はもう、すぐそこだ。~
(私の身体でこれを飲めば……あるいは…)~
なんとか薬を取り出すと、急いで包みごと口の中に放り込む。~
(だが……最後まであきらめてはならない……)~
ゴブリンが槌を振り上げる。~
正丸は、動かない。目蓋が重くなり、意識が朦朧とする。~
(…それが国を出るとき……師匠に誓った約束…だ………)~
槌が、振り下ろされた。~
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洞窟に耳汚い、人には理解できない喚き声がこだましている。~
仲間を殺されたゴブリンが、既に肉袋と化した正丸を蹴り続けているのだ。~
「このッ!糞ッ!糞ッ!糞ガキがッ!オラッ!!死ェッ!死ねッ!ラッ!」~
「…いいかげんうるせえぞ」~
かれこれ半時は続いただろう声と行為に、ゴブリンキングが耐えかねて言った。~
「そのガキゃあもうとっくに死んでんだろうが。ハンマーでドタマをゴツン。それでお陀仏。~
俺様が直々に確認したし、第一てめぇだって確認しただろうがよ。この馬鹿」~
ゴブリンは正丸の上に足を置いたまま、ゴブリンキングの方を振り向く。~
「でもキング!このガキは俺らの……」~
ゴブリンキングの中で、苛立ちが爆発する。~
「だからこそそんな死体なんざに構ってる場合じゃねえんだろうが!この糞馬鹿ッ!~
いいか?俺たちゃ次の人間どもが来ないうちにさっさとここをずらからねぇといけねえんだ!~
手下を揃えて!アジトを見つけて整えて!それが最優先なんだよ!!」~
早口でそうまくしたてるものの、ゴブリンは顔をひん曲げ、何を言っているのかという表情だ。~
「キング!俺には難しすぎる!」~
「ンなもん千も万も承知してるんだよ!!この蝿たかり糞馬鹿がッ!!だから黙って命令に従えっつってんだ!~
いいからさっさとガキの死体を捨てて来い!したら速攻で引き払う準備だ!!」~
「キングッ!」~
「次ィ口開けたらブッ殺すぞッ!!」~
「…………」~
こうなればもう命令を聞くしかない。~
ゴブリンはしぶしぶ洞窟の外まで正丸を引き摺っていく。~
そしてある程度洞窟から離れた森の中に正丸を捨てると、最後に一発蹴りを入れ、戻っていった。~
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一匹の殺気立った熊が山中を歩いている。痩身だが、その身は巨大な熊だ。~
二月。冬眠、もとい冬ごもりから覚めるにはまだ早い季節である。~
熊は冬ごもりすることができなかったのだ。~
だからこうして一日の時間のほとんどを餌探しに費やさなければ、春になる前に死んでしまう。~
生命への危機感は、元来発達している嗅覚をさらに鋭敏なものと変えていた。~
ゆるく、風が吹く。熊の鼻がひくつく。~
運ばれてきたのは血の匂いだった。~
死んだ動物の匂い。~
餌の、匂い。~
(…そう大して遠くはない距離だ)~
熊は感じ、匂いの元へと近づいていった。~
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熊が正丸を目視できるところまで来たとき、微小な雷のような、鋭い光を放つ何かが熊の身体を貫いた。~
瞬間、まるで芯の尽きた蝋燭のように熊の殺気が消える。~
~
熊は二度三度吼え、最後に一際大きな声で啼いた。~
http://notarejini.orz.hm/up/d/hero15403.png~
~
~
~
**第0話 [#u2945fa9]
黄金暦90年2月、冒険の舞台から海を渡ったはるか東の国。~
その国の小さな旅籠の中で、一人の僧の命が今まさに尽きようとしていた。~
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僧の名はナルテア・ド・ルミナ。名からわかるよう、元はこの国の人間ではない。~
とある森に住むウッド・エルフ族の第一王位継承者であったが、放蕩のあまり国を追われ、~
流れ流れて東の果てまで逃げてきたのだ。~
今から100年以上も昔のことである。~
~
そんなルミナを受け入れたのが、六頭寺という山寺だった。~
髪、耳、肌、そして言葉すら違うルミナを時の住職はあたたかく迎えいれ、世話をした。~
ルミナはそこで約50年の歳月を過ごすことになる。~
~
長きに渡る修行はルミナの心のねじれを、少しずつ、まっすぐに直していった。~
住職が言った。今のルミナであれば、きっと故郷へ帰っても大丈夫だろう。許してくれるだろう。と。~
ルミナは僧らに見送られ、故郷へと帰った。~
~
故郷での風当たりは冷たかった。何をいまさら。まだ死んでなかったのか。~
陰口は絶えず、恨みを持つものから殺されかけることもしばしばだった。~
だが、次第に過去のルミナでないということが理解されはじめ、同時に人々の恨みも薄れていった。~
掟により王族に戻ることはできない。それでもルミナは幸福だった。~
東の国で覚えた歌や料理は広く受け入れられ、またルミナが作る道具や家具は丈夫だと評判が立った。~
そうしてルミナは、30年を故郷で過ごす。~
~
あるときルミナの耳に、東の国の国内で大きな戦争が起こっているという噂が入った。~
遠く離れた異国の情報はでまかせである事もよくある。が、ルミナは確かめずにはいられなかった。~
現王である弟へ頼み込み、東の国へ行く許可をもらうとすぐに出発した。~
もし僧たちの身に何かあったら、あの寺が失われてしまったら、自分はどうその恩を返せば――~
~
十数ヶ月にも及ぶ道程を経てルミナが東の国へたどり着いたとき、すでに戦争は終結していた。~
急ぎ六頭寺へ向かうルミナだが、寺があったはずの山には、煤けた樹木が立ち、あるいは倒れているだけだった。~
聞けば六頭寺は、敗軍の将を匿ったことで山ごと焼き討ちにされたという。~
そのとき僧たちはみな山に残り、寺と運命を共にしたのだとも。~
~
ルミナは悲しみに暮れた。泣いて泣いて涙も声も尽きたとき、胸の中にひとつ、想いが浮かんだ。~
自分のできる恩返しは、これしかない。と。~
昔のように僧衣に袖を通せば、心が泉のように澄んでいくのを感じた。~
六頭寺の汚名をすすぎ、かつての隆盛を。そのために自分は生きる。そう誓った。~
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「おい、あんたぁ!お坊さまが目を覚ましたよぉ!」~
旅籠の女将が大声を上げると、どたどたと音を立て、髭面の主人がルミナの部屋までやってきた。~
「ほんとうだぁ……お坊さま、お久しぶりでござぁますね。お体の調子は…」~
「…あまり良いとは言えないのですがね。そうも言ってられなくなりまして」~
布団から身体を起こしただけのルミナが、小さく、だがはっきりと返事をした。~
その身は痩せこけ、元から白い肌はさらに青ざめて、まだ死人の方が健康体に見える。~
~
この旅籠でルミナが倒れてから既に1年半近くが過ぎていた。~
ルミナはその間、一度も目を覚ましてはいなかった。~
「いやぁそんな。心配なさらねぇでくださいまし。きっちりお弟子さんから御代は頂いてますんで」~
主人はルミナの事情を宿賃と世話賃のことと推測したのだ。~
「ああ、そうですか…正丸が………これはなおのこと、なんとかせねばなりませんね」~
ふらつきながらゆっくりと立ち上がると、ルミナは主人に自分の荷物を持ってこさせる。~
「お坊さまぁ、その身体で旅は無茶ですって。ご自愛くださいまし。ね?」~
日に数度粥をやり身体を揉むだけで、他の客の数倍の金を毎日落とす上客など他にはいない。~
主人はルミナを逃したくはなかった。~
「旅…そういう言い方もできますが、やはり少し、違います」~
荷物から何か道具を探しつつ、そう答えるルミナ。~
煙に巻くようなその発言に、宿の主人は困惑した。~
~
ルミナは主人の方を振り返り、にこやかに笑いかける。~
「今までお世話になりました。正丸から払われた金はすべてそちらで頂いてやってください」~
「はっ、はいぃ。ありがとうごぜぇます。へへっ」~
正丸から払われた金は、ルミナをあと8年は楽に滞在させられるほどの大金だった。~
正丸はこの国を出ていく際、国内行脚で集めた金や物をひとつ残らず宿屋に置いていったのだ。~
「その代わり…なんていうのもおかしいですが、ひとつ、私の望みを聞いていただけませんか」~
「へ、へえっ!そりゃあなんだっていたしますよ。駕籠屋をお呼びしますか?それとも医者を…」~
香炉のようなものを取り出しながら、ルミナは続ける。~
「いや、そういったことではないのです。私は今から死にますので、その後をお願いします」~
「………へ?」~
「私が死んだのを確認したら、その死骸をできるだけ跡形もなくしてほしいのです。~
土葬ではいけません。そうですね、燃してからその骨を槌で砕いてくださるのが一番楽と思います」~
「は、はぁ……」~
病に蝕まれ、ついにこの人は狂ってしまったのかと主人は思った。~
ひょっとすれば起きているだけでも激痛が走るのかもしれない。ならばいっそ…その気持ちはわからないでもなかった。~
それに、現金な考え方をすればもう世話をする必要がないのだ。言い方は悪いが、まさに丸儲けである。~
「で、ではお坊さま…他には何か……?」~
ルミナは静かに首を振る。~
「いいえ。それだけでいいんです。ですから、それだけは絶対にお願いしますよ」~
「わ、わかりましたっ。責任を持って…そ、その、弔わせていただきますっ。」~
「絶対ですよ?そうしてくれないと、私、祟っちゃいますからね」~
少年のように、いたずらっぽく笑うと、ルミナは布団の周りに取り出した道具類を配置し、~
何か念仏とは違う、奇妙な呪文を唱え始めた。~
~
そしてそれが終わると、ルミナは布団に横になり、ゆっくりと目を閉じたのだった。~
http://notarejini.orz.hm/up/d/hero15012.png

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*(酒場の喧騒に紛れ、壁際に立っていた黒衣の少年の姿も今は無い) [#j3512534]

#pcomment(,10,below,reply)
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*預けられていた浄財帳 [#x7f3b422]
|[[あるとろ ぺぇじ>http://notarejini.orz.hm/?%CC%BE%CA%ED%2F44838]]| 五拾金 狼ノ肉一ツ|
|[[竹輪ノ御人>http://notarejini.orz.hm/?%CC%BE%CA%ED%2F14756]]| 壱拾金 竹輪|
|[[ふらんちぇすか しぃたいん>http://notarejini.orz.hm/?%CC%BE%CA%ED%2F57830]]| 壱拾金 わっふる一ヶ|
|[[ろぉずまりあ れふぇると>http://notarejini.orz.hm/?%CC%BE%CA%ED%2F60577]]| 五金|
|[[あどべんと あるまぁ>http://notarejini.orz.hm/?%CC%BE%CA%ED%2F50606]]| 参金|
|[[八坂 穂波>http://notarejini.orz.hm/?%CC%BE%CA%ED%2F48264]]| 壱金|

|[[ぶれいく 冥界>http://notarejini.orz.hm/?%CC%BE%CA%ED%2F60114]]| じゅうす一ハイ 酒一瓶|
|[[合成ノ壷>http://notarejini.orz.hm/?%CC%BE%CA%ED%2F59808]]| 握リ飯六ツ|
|[[喜餅飯 烏鷹>http://notarejini.orz.hm/?%CC%BE%CA%ED%2F15717]]| 大握リ飯一ツ|
|[[きゃすたぁ いもげろりがすきぃ>http://notarejini.orz.hm/?%CC%BE%CA%ED%2F53245]]| 竜眠薬一ヶ|
|[[にとろん いもぉげ>http://notarejini.orz.hm/?%CC%BE%CA%ED%2F48342]]| カヤク飯(?)一ハイ|
|[[りおん ちぇすろっく>http://notarejini.orz.hm/?%CC%BE%CA%ED%2F58967]]| 干シ肉一塊|
|[[あぁみりあ はるむ>http://notarejini.orz.hm/?%CC%BE%CA%ED%2F45951]]| 山葵一本|
|[[すぴあぁ ぽけもん>http://notarejini.orz.hm/?%CC%BE%CA%ED%2F35008]]| 蜂蜜一瓶|
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*峠 正丸について [#ea942cfa]
http://notarejini.orz.hm/up/d/hero13945.png~
**冒険へ出たきっかけ [#l2bec377]

赤ん坊の頃、旅の僧に拾われた孤児。名前は漢字で書くと峠正丸。~
14のときに僧が病に倒れたため、僧の悲願であった「自分がかつて修行した寺の再興」という意志を継ぎ、国中を行脚する。~
しかし再興のための費用はなかなか集まらず、なにか良い方法はないかと思案していたとき、ある噂を聞きつけた。~
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ここからはるか海を越え遠く西へ行くと、多種多様な者が大勢集まる街がある。~
そこではどんな素性の者にも仕事が与えられ、また得られる報酬も莫大なものである、と。~
藁にもすがる思いの正丸は、かくして故国を離れ、一路西へと歩いていった。~
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**身体について [#baf57b89]

身長164cm 体重56kg~
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質素な黒衣と編み笠、山刀、椀や匙などの道具が入った布袋のみを身につけており、他の持ち物は一切ない。~
また、髪の毛が伸びたときは山刀で散切りにして済ましてしまう。~
街中の石畳等の硬い地面を歩くときだけ、布袋から草鞋を取り出して履く。~
(これらは節約のため)~

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特に鍛えてはいないが、日に50kmは山々を歩き渡っていたため、実用的な筋肉はついている。~
しかし武術の心得はまるでなく、半ば特攻のように相手に身体ごとぶつかっていく戦闘方法のため、常に生傷が耐えない。~
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**性格について [#id5a7d2b]

真面目で責任感が強い。芯の通った性格。~
が、それはあくまで子供にしてはということであり、心の内の様々な欲求を完全に振り切れてはいない。~
そのことは正丸も自覚しており、がむしゃらに目的を果そうとすることでそれら抑え付けようとしている。~
小さい身体で西へ東へ駆け回る姿は、どことなく小型犬的。~
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その他、一般的な教養はあるが、常識には少し疎い。~
食べられる草や茸は見分けられるが、料理はできない。~
黒衣が痛むので、洗濯をしたがらない。~
風呂は好きだが贅沢なので川で済ます。~
茶はめでたい時に飲むもの、酒なんて持ってのほか。~
などなど。~
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※正丸の宗教について~
いわゆる仏教とは似て非なるものであり、厳しい戒律はない。~
正丸が贅沢をしないのは、単純に育った環境と、使う金があるなら全て再興費へ回してしまうため。~
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**生活について [#j30456e7]

とにかく節約。必要最低限の金以外は全て再興費として貯蓄している。~
(報酬をその場で貰わず、マスターに取っておいてもらってる)~
月に1度の冒険以外は、基本的に托鉢をして回っている。~
(子供かつ東洋人であるため、日雇いの仕事もあまり見つからない)~
寝場所はその日々で変わるが、酒場の軒先が多い。~
また、冒険者たちが酒場に集まる夜には、酒場の隅で托鉢をしている姿を見ることができる。~