[[MOG/0002]]

 &COLOR(#708090){}; "銀の手">Never fade away
|BGCOLOR(#708090):[[http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp002053.png>編集:Never fade away]] ''※このコメは"銀の手"討伐前の時系列となります''|
|BGCOLOR(white):#pcomment(Never fade away,3,below,reply)|
#region(|BGCOLOR(#708090):COLOR(black):CENTER:&SIZE(13){'' &SIZE(14){格納}; ''};|)
-&COLOR(#708090){話、ね……俺に今更、何か聞きたいことでも、あんのか……?&br; だがその前に、V……火、あるか?(タバコを挟むような指の仕草)}; -- [[ネオ>Never fade away]] &new{2021-02-14 (日) 00:24:36};
--&COLOR(#d70035){タバコもないんでしょ?(知ってた、と言わんばかりにタバコと魔力ライターを差し出し、火を付けてやる)&br; ……アンタ、なんでこんな事始めたのよ? 戦争始まった当初から魔界で暴れてたら、まあそれは理解するわ。アンタだもの、それぐらいやる&br; 人間界で暴れるなんて、アンタらしくもない。しかも、事を始めるまで半年近くも空けるなんて&br; 教えて。人間界で、何があったの?(それこそが、"銀の手"を、ネオを凶行に駆り立てたものではと)}; -- [[ヴェロニカ>MOG/0002]] &new{2021-02-14 (日) 00:25:12};
---&COLOR(#708090){(火を付けて貰い、たっぷりと吸って紫煙を吐く ここ最近吸えていなかった 見栄を張って「白日」で吸った一本が最後だったか)&br; ……&ruby(クソジジイ){大魔王};が戦争を始めると、宣言した時……魔族の連中は皆、揃いも揃って拳を振り上げ、意気軒昂としやがった&br; 俺のライブに来て、権力者に中指を立ててたような連中ですら、だ…… その時俺は思っちまった ああ、歌で怒りを撒き散らしても、誰も変えられやしねぇと&br; ……気がついたら俺は、魔界を抜けて人間界をほっつき歩いてた。やり場のない怒りが、俺を突き動かしたんだろうさ。&br; 行く宛もなく、そのうち行き倒れて。その時に出会ったんだ。女と&br;}; -- [[ネオ>Never fade away]] &new{2021-02-14 (日) 00:30:54};
---&COLOR(#d70035){女ぁ……?(怪訝そうな表情を見せるが、続きを促して)}; -- [[ヴェロニカ>MOG/0002]] &new{2021-02-14 (日) 00:31:33};
---&COLOR(#708090){そう、女だ。身元も知れねぇ俺を拾って、甲斐甲斐しく世話を焼いた。最初は俺も世話になるだけなってフケようかと思っていた&br; だがそいつは、本気で俺を受け入れようとした。気に入らねぇことがあればすぐ腹を立て、暴れてメチャクチャにするだけの俺を&br; 自分の怒りは微塵も見せねぇ。怒る時は常に他人の為に怒る。優しい怒りだった……&br; その時、俺は気がついちまった。''俺は本当は、怒りたくなかったんだ。''&br; 戦争で怒りを向けてくる奴らを皆殺しにする。下の立場の連中をこき使うクソどもをぶち殺す。&br; 向けようのない怒りを歌にして、誰かにぶつけるように叫ぶ。 ……俺は、怒りから逃げるために、怒りを与えてくる対象を消しに掛かってたんだ&br; 憤怒の悪魔が、聞いて呆れる話だろ……? 俺が怒ってたのは、何にでも牙をむく自分の宿命を呪うためだったわけだ&br; そんな事を気づかせてくれた、アイツは本当にいい女だった。性悪ばっかの魔界にゃいねえ いや、人間界にだって他にいるもんかよ&br; だから俺はアイツを守って残りの人生を生きていくつもりだった(もう一度大きくタバコを吸って、煙を吐く)}; -- [[ネオ>Never fade away]] &new{2021-02-14 (日) 00:31:58};
---&COLOR(#d70035){……アタシはバカだ。アンタに憧れてるばかりで、何も理解しようとしてなかった&br; アンタの怒りが世界を切り開いてくれると、そんなことばかり……&br; アンタは、自分の怒りを消したくて仕方がなかったってのに……!!&br; (ワナワナと震える手 自分の感情が抑えきれない)}; -- [[ヴェロニカ>MOG/0002]] &new{2021-02-14 (日) 00:37:24};
---&COLOR(#708090){……そうさ、戦争なんて関係ねぇ。そっぽ向いてりゃいつか終わる。怒りを収めた俺は、そんな風に人間界でやり過ごすつもりだった&br; 実際、最初の頃は勇者共も勢いづいてたし、何より神竜族が随分出張っていた。ほっときゃ人間軍の勝利で終わる。万々歳だ。そう思ってた&br; ……だが、情勢が変わっちまった。炎竜公ナレスワンが、魔王軍にやられたんだ。それも、魔王軍が作ったっていう、勇者の偽物にだ&br; マズいと思ったね。大将一人、退かされるだけでも戦争の勢いは変わる。このままじゃ、魔王軍の勢いを止められないと&br; そう思っちまったら、もう駄目だった。魔王軍はどうあっても世界の果てまで平らげるだろうってな。&br; だから俺は魔族を真っ平らにすることにした。人間のためじゃねぇ。平和とやらのためでもねぇ。たった一人の女の、ために、だ……(タバコは既に燃え尽き、灰となった)}; -- [[ネオ>Never fade away]] &new{2021-02-14 (日) 00:37:54};
---&COLOR(#d70035){馬鹿野郎……もっと早く言ってくれれば、なんだってやりよう、あったじゃない……!!}; -- [[ヴェロニカ>MOG/0002]] &new{2021-02-14 (日) 00:40:23};
---&COLOR(#708090){あるもんかよ。俺の怒りは結局、俺には止められなかったんだ(もはや灰しか残らないタバコを、地面に押し付けて)&br; なぁ、V。頼みが……(最後に何かを言おうと、サングラスを外すが)……いや、いい。(なにを思い返したか、それを取消し)&br; 好きに……生きろ……(握っていたサングラスが力なくカランと落ち、憤怒の悪魔は、遂に怒ることを止めた)}; -- [[ネオ>Never fade away]] &new{2021-02-14 (日) 00:40:47};
---&COLOR(#d70035){うぅっ……(その瞬間、堪えていた思いが堰を切ったように溢れ)&br; ''うわああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……!!''(歌の悪魔の慟哭が、響き渡った)}; -- [[ヴェロニカ>MOG/0002]] &new{2021-02-14 (日) 00:41:09};
---&COLOR(#708090){(この後、二週間ほどヴェロニカは任務も果たせぬほど憔悴しきっていたという)&br;(しかしそれでも、"銀の手"の首代わりに、折れ曲がった彼の左腕は魔王軍に献上され、その功勲は傭兵団団長ルストのものとなった)&br;(彼女が残された"銀の手"の死体をどうしたかは、また別の話になる…… Fin)}; --  &new{2021-02-14 (日) 00:44:07};
-&COLOR(#708090){対応が早いな、バアサン!!(ホーミは綺琳に投げ飛ばされ、安全圏まで吹き飛んだ ここで取れれば大将首もう一つ、と言うところだったが)&br;だがそっちの犬コロが頼りにならんことは知ってるぞ!!(仮にも軍団長級であった身 公開されていた技術では止められんと、犬張子の噛みつきを受けつつも砲弾のように猛進 銃すら使わず振り切ろうとする)&br;(クローディアスら情報部の魔法銃の弾幕は"銀の手"の弾丸を押し破り飛来)ちぃっ、豆でもこう数が多いとなっ(ごう、と腕を振り、烈風を生んで壁を作る それでもいくらかは通り、傷がまた増える)&br;(その銃創は魔瘴銃のものも含まれ)ぐっ、毒でも混ぜたか、クラメルの(ごぶり、と口元から血が溢れ出す)&br;吹っ飛ば、ねえよ!!(真後ろに現れたはずのシンセロの拳に対し、右腕を上げガードする 特殊能力こそないが基礎的な力は群を抜いている 空気の震えや魔力の流れを感知したか)&br;(しかしそのギシリ、と拮抗した腕と腕に割り込んだのは)ちぃっ!!(ルストの礫とケイルの超常の蹴り 前者を受けたばかりに後者をまともに貰えば、大ダメージでは済まない)&br;(やむなく転身を図る 衝撃波で体が持っていかれ、その勢いすら身体を痛める)&br;("銀の手"を着実に追い詰めている かの者の身体能力や再生力は尋常でなく、魔王軍の集中砲火を受けなお五体満足だ だが、それも次第に底が見え始めた)&br;(……そう、だからこそ)お前らに付き合うのは、流石に懲りた。次は一人づつ相手にしてやる(今度は魔導銃にありったけの魔力を込め、天井を狙う 逃げの一手を選択するが……)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-13 (土) 23:20:39};
--&COLOR(#d70035){(いつの間にか起き上がった歌の悪魔は、銀の手の悪魔を後ろから、抱きかかえるように羽交い締めにした)&br;(咄嗟のことで、予想外の方向から、起き上がるはずのない女に掴まれ、初めて"銀の手"は動揺した)&br; (そして女は、男に囁くように、静かに歌い出す)&br; [['''こんなに月が蒼い夜は 不思議なことが起きるよ どこか深い森の中で さまようわたし&br; タキシード姿のうさぎが来て ワインはいかが?とテーブルへ 真っ赤なキノコの傘の下で 踊りが始まる&br; 貴方は何処にいるの? 時間の国の迷子 帰り道が解らないの 待って待っているのに&br; 眠れるこの魂は 貴方を探し森の中 「&ruby(チャンドラ・マハル){月の宮殿};」の王子さまが 跪いてワルツに誘う'''>つべ:cganW8kwG-s]] &br;(それは人を惑いに誘う迷いの魔歌 物の認識能力 方向感覚 そういった物を歪める 道を忘れさせるだけではない 今立っている足場ですら、惑い彷徨わせる)&br; ……Fxxk。死ぬ時痛いって言ってなかったじゃない クソフェニックスめ(自分に恩恵を与えた神獣にすら、毒づく女ロッカー)&br; さて、ようやくアタシの歌をちゃんと聞いてくれたわね。気分はどうかしら?&ruby(クソヤロウ){王子様};(放した"銀の手"が跪いたことに、ニヤリと笑う)}; -- [[ヴェロニカ>MOG/0002]] &new{2021-02-13 (土) 23:21:06};
---&COLOR(#708090){ヴ、V……!!(確かに殺したはずだった 蘇生魔歌?自分が歌わなければ意味がない)&br; なん、で、テメェ、生きてやがる……!(ドロドロの意識で、ヴェロニカを睨む ここまでがこの女の策 まんまと嵌められたのだ チャージした魔導銃を取り落とす)&br; フェニックス、だと……(最近人間の召喚士がそのような神獣を扱うことは噂に聞いていたが)ヘマしやがったな、人間ども……(だから奴らは信頼ならん、と吐き捨て)&br; いいぜ テメェら全部殺さなきゃ、帰れねぇ……ってんなら、全部殺して帰るだけだ。予定が……巻いただけだ!&br; ("銀の手"は、ここで命を燃やし尽くす覚悟を決めた 最後の足掻きを始める憤怒の悪魔を、止めなければ)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-13 (土) 23:22:32};
---おうおう頑張るではないか・・・(人間相手に猛威を振るう犬張子の群れも、軍団長に迫る実力を持つ銀の手の前ではこんなものだ)&br;じゃが油断したのぅ・・・(ヴェロニカが復活し、魔歌をぶちかます・・・)&br;(認識をゆがめる技・・それは犬張子の群れと相性がいい、なんてったって犬張子はどれも同じ見た目なのだ、右を見ても左を見てもそればかりがちらちら写り、吠えたてる・・・それは確実に銀の手の集中力を奪い、皆の攻撃を通りやすくすることだろう)&br;わらわも何もせぬとは言っておらぬしのう!(手毬をぶん投げる、とにかく重くて固くて速い。辺りを跳ねまわり、犬張子の合間を縫うようにぶち当たってくる) -- [[綺琳>MOG/0006]] &new{2021-02-13 (土) 23:32:14};
---くっ……全部は防ぎきれぬか…!(魔法弾だけはマントがきっちり防いでくれたが、細かな破片となって飛来した偽金だけは貫通して、幾つかの傷を穿ち)&br;(それは護衛も同じことで、攻撃に専念した分被弾も多く)もうよい、お前たちは下がれ。後方を警戒せよ!&br;そして……瘴気は御気に召したかな?銀の手よ、我ら魔族とて多量に傷口から摂取すれば無事とはいかぬ…たかが掠り傷と油断したであるな。&br;もっとも…この数を相手にここまで善戦するとは、肝が冷えたのだ… 計画通り、とはいえな…(ヴェロニカが再び動き出し、魔歌でもって制圧するのを目の当たりにしながら)&br;その状態でもって、よく吼える……が、手負いの獣が一番恐ろしい。此方は油断も慢心もせんぞ、きっちりかっちり最後まで計画を遂行させて貰う…殺れ!&br;(残ったTへと最後の指示を出す)「…だそうよ、銀の手。言い残すことがあるなら、今のうちに言っとく事をお勧めするけど」&br;(トランクの中からマチェットを出せば、トランク自体は放り捨て…疾風の如く駆ける。魔歌で揺らぎかけている銀の手の足を狙い、機動力を削ぐように…その剣先を振るう) -- [[クローディアス>MOG/0005]] &new{2021-02-13 (土) 23:41:18};
---はぁ…やっぱオレって他者とやり合うのは向いてないわ(「普通に防がれちゃったな」と手を振り)&br; ま、それでも足止めには十分かな。効果は覿面…流石はヴェロちゃんの歌だわ(「羨ましいねぇ」と眉を寄せ)&br; さって、大詰めも近そうだし行きますか、あ、&ruby(婆っちゃ){綺琳};鞠借りるわ&br; (言うが早いか再びその場から消失して)シッッ!(跳ね回る鞠に蹴りを入れて更に速度を増させる) -- [[シンセロ>MOG/0115]] &new{2021-02-13 (土) 23:41:59};
---(予定通り…ヴェロニカが銀の手を止めた。どこか物悲しく、惑わされるような彼女の歌の前に)&br; (ここが正念場だ、と白髪男がこう、と鋭く長く、強く息を吸い込む。ぶわり、と内包する魔力が増し、辺りに圧を撒き散らす)&br; (異形の身体と化していた男の身体が、めきめきと、めきめきと音を立てて更に紫色の光を撒き散らしてより一層大きく膨れ上がっていく)&br; (もはや、ちょっとした巨人の如くとなったその姿は、いつも来ている黒衣を内側から引き裂いて筋肉で作られたごつごつとした上半身の肌を曝け出す)&br; (楽しそうに楽しそうに嗤う悪魔の瞳の色が、赤から…紫へ。そして更にその虹彩が、深い紫色の十字を描く)&br; (長い間、見せたことのなかった回帰の悪魔としての強大なる力、その真骨頂の一端が顕になる) &br;………楽しいパーティの終わりってのは、悲しいものだね。でも、だからこそ…楽しめる。&br; (その右手が、ゆらりと軽く持ち上がる。ぎりぎりと引き絞られるその多量の筋繊維が生み出すのは人を、悪魔を、生物の域を越えた…尋常ならざる破壊力)&br; (大型の大砲でさえも容易に出せぬような威力が大きな拳、その一点に集まっていく。全身の筋肉が、まるでそれぞれが生き物のように蠢く)&br; だから言ったろ、"憤怒"。怒りが消え去る日は、来ない。来ないんだ(確信めいて言い、右手を弓を引き絞るように…いや、砲弾を砲身に込めるように引き)&br; …お疲れ様。これで、もう怒らなくて、いい(何もかもを打ち砕くような凄まじい打撃が、怒りの日を終わらせんと、放たれた) -- [[ケイル>MOG/0018]] &new{2021-02-13 (土) 23:43:42};
---(風のように追い縋り、銀の手を間合いに捉える。その頃にはヴェロニカの呪歌が銀の手を蝕み跪かせていた) &br;お見事だ。お嬢ちゃん。 &br;(労いの言葉が早いか、聖剣と魔剣の二刀を前方へ突き出すように構える。それぞれの出力を増大させれば、相反する魔力が反発し合い渦を巻いて) &br;(空間を歪ませる、純粋で暴圧的な力が二本の切先の間に生まれ高まる) &br;何しろ七大罪の悪魔の一柱。このくらいやらなきゃくたばるまい。 &br;(憤怒に燃える男の、その生き様の終幕を目に焼き付けて)あばよ(そうして、破壊の螺旋を解き放った) -- [[ルスト>MOG/0003]] &new{2021-02-13 (土) 23:48:06};
---&COLOR(#708090){(迷いの森に放り込まれた"銀の手"は、犬張子の動きを捉えることが出来なくなっていた)&br; こな、くそがっ……!!(拾い上げた銃を闇雲に連打するが、その隙間を縫って手毬が驚異的な速度で迫る 綺琳とシンセロ、二人の悪魔の力を持って)&br; (直撃したそれは)がぁっ!!(銀の左腕を曲がってはいけない方向に曲げる 消し飛ばなかっただけでも堪えたほう)&br; (トランクを投げ捨てたTがマチェットを抜き放てば)これくらい、どうだって……(足の腱を切りつけ機動力を奪う 反撃に右拳を振るうが、迷いの中では当たるはずもなく)&br; (その崩れた姿勢に打ち込まれたのは、ケイルの豪腕 いや、もはやそれは腕と形容するのも烏滸がましい、大砲のような何か)&br; (折れた左腕も合わせ十字を組んで受けるが)ぐうううううううっっっ!!!(もはや防戦一方 ヒトの形をしているのも奇跡 であったが)&br; マジかよ……(ルストの掲げた、聖邪相克の一撃はもはや滅びの具現化 足元に落ちた魔導銃を拾い上げ)&br; ぬぁああああああぁぁっっっ!!!(自身に残った魔力で相殺を試みるが、到底足らず 交易所の外壁 ホーミの張った防護壁まで叩きつけられる)&br; な……(満身創痍の身体に手を触れれば、どこも血みどろ 夥しい出血量は、いかな大悪魔とてこのまま絶命に至ることを察させる)&br; 俺の……ハァ、ハァ……負け、か……?(ここまで自信過剰なほどに何事をも成してきたこの男をも、遂に尻もちを付かせた)&br; (負けなど認めない、と最後の一瞬まで暴れるか、と思いきや)そうか……ここが、潮時か(遂に万策尽きたか、力なく抵抗をやめる)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-14 (日) 00:04:50};
---&COLOR(#d70035){''ネオッ!!!!''(壁にもたれ掛かり、間もなく命の火が消えようとする"銀の手"にヴェロニカは思わず駆け寄る 呼んだのは渾名ではない、彼の本当の名)&br; ……アンタ、本当に、死ぬのね(震えた声で彼に呼びかける 己達の手で以て殺めたとは言え、かつての羨望、恩師、想い人……)&br; (様々な思いが去来する 憧れ、熱狂、失望、怒り……そして寂しさ 走馬灯のように、彼との今までの思い出が蘇る)&br; ごめん、皆。最後にこいつと、話させて(らしくなく、深々と頭を下げた)}; -- [[ヴェロニカ>MOG/0002]] &new{2021-02-14 (日) 00:06:33};
---まったく、これを蹴るとはどうかしておる・・・足は大丈夫か?(ようやく耳栓を外してシンセロに問うて)&br;(最期の時を迎える銀の手と、それを看取らんとするヴェロニカを見れば)&br;・・・(こくりと頷いて離れていく) -- [[綺琳>MOG/0006]] &new{2021-02-14 (日) 00:10:15};
---痛いに決まってっしょ…(足をブラブラさせて苦笑い、いつの間にか角は消えてる)&br; ・・・さよなら銀さん。オレ、最後までアンタの事嫌いになれなかったわ&br; (倒れ伏した憧れの存在を悲し気に見つめると、踵を返して足を引き摺ったまま帰ってった) -- [[シンセロ>MOG/0115]] &new{2021-02-14 (日) 00:13:50};
---存分に語らうと良いのである 残された時間、そう多くはないであろう…(マントを脱ぎ、離れた所で傷の応急処置をし始める)&br;(Tはといえば、トランクを拾い上げ…先に後退した護衛と合流する) -- [[クローディアス>MOG/0005]] &new{2021-02-14 (日) 00:18:38};
---(確かな手応え。合わせてルストの放った破壊の渦は大悪魔の全身を強かに傷つけ、もはや残った力は如何程もあるまい、と診て取る)&br; (ふしゅう、と大きく息をつけば…巨塊の肉体がまた紫色に光出し…瞳の色も戻り、元の赤目男の肉体へと変性する)&br; …好きにするといい。君にはその権利があるだろうから(そうして、首をごきりと鳴らして恩師の元に佇む少女を見やった) -- [[ケイル>MOG/0018]] &new{2021-02-14 (日) 00:18:45};
---(無言。魔剣は既に消えている。聖剣を鞘に納めると踵を返し、その場を二人だけにする) &br;(背を向けて歩きながら、紙巻に燐寸で火を点けて、深く吸い込んだ紫煙を吐き出した) -- [[ルスト>MOG/0003]] &new{2021-02-14 (日) 00:21:02};
-&COLOR(#708090){''Never fede away''}; --  &new{2021-02-13 (土) 21:09:34};
--&COLOR(#708090){(この交易所が魔王軍の策略である、という情報は"銀の手"に漏れていた ……正確には、意図的に流出させられていた)&br; (式典の情報もセットで漏らされていれば、かの怒りの化身が駆けつけない理由はない 軍団長の首を、うまくすれば複数取るいい機会なのだ)&br; (そして、実際に)よぉ。魔王軍の腐れ野郎ども。元気にしてるか?会いに来てやったぜ("銀の手"は姿を表したのだ 魔王軍の一行を見下ろす高い位置 狙いを付けやすい場所)&br; ああ、分かってる。「罠に掛かりやがって、バカな奴だ」って顔だろ?俺だってそのぐらい気づいてたさ。こんなもん、釣り餌だってな&br; だが、そこまで分かってて俺が対策を打ってないとは、思わないよな?友達を連れてきてやったぜ。それも沢山な。歓迎してやってくれ&br; (そう言った"銀の手"に呼応するように、鬨の声が大声量で上がる 既に施設は、人間と、エルフと、ドワーフによる、対魔連合軍に包囲されていた)&br; ("銀の手"が通報し、彼が指揮を取ったのだろうか?……そんなハズはない もっと簡単なコントロール方法だ)&br; (彼らが逗留している拠点に弾丸を打ち込み、怒りを買ってこの交易所まで引っ張ってきた 非常に単純な戦法だ)&br; (兎にも角にも、彼ら連合軍はここを先程の悪魔の拠点と見なし、攻め落とさんとするつもりだ!)}; --  &new{2021-02-13 (土) 21:09:51};
---&COLOR(#d70035){(だがそれも、魔王軍情報部 及び、"銀の手"をよく知るヴェロニカの手の内だ)&br; アンタがそういう嫌がらせが大好きだってこと、アタシが、アタシらが気づいてないとでも思ってんのか!!&br; [[(号令とともに哀愁の漂うピアノが流れ出す 魔王軍一行はその音に反応し耳栓を付ける そして……)&br; '''あばばあばばあばば踊る赤ちゃん人間&br; 人は裸で 生まれた時は 誰も愛され 同じなはずが&br; どうしてなんだ 生きていくうち 運命は別れ むごいぐらいだ&br; 人の目見たり 見れなかったり 恋を知ったり 知れなかったり&br; それなら僕は いっそなりたい 死ぬまでベイビー 赤ちゃん人間&br; ああ なんてかわいい ベイビー 愛したくなるわ(思うツボだぜ)(うまくいったぜ)&br; 彼女抱いた赤子 実は赤ちゃん人間 あどけなさの裏であばば ほくそ笑むのさ&br; 君もなれよ 楽でいいぜ ベイビーヒューマン あばばあばば踊れ増やせ世界制覇だ&br; ロシアも カナダも インドも&br;'''>つべ:McMttRUDBPg]] (それはなんと聞いた人間の精神を赤子に退行せしめる幼児退行魔歌!!戦うことはおろか自分で下の世話も出来ない精神へ堕とす悪夢の歌だ!!!)&br; (そしてその魔歌は機器を通して交易所の外、展開した連合軍の元へ流される)&br; (そうなればどうなるか もはや自明の理だ)「ほぎゃぁ、ほぎゃぁ、ほぎゃぁ」「あばばばば……」「ほんぎゃーーーーーーー!!!!!」&br; (戦場中に響き渡る、年を取りすぎた赤子達の泣き声 戦争という辛い現実を忘れ叫び回る地獄絵図!!)&br; アッハッハッハハハハハハハハ!!!サイッコーのオーディエンスよ!!!さあ、さあ!&ruby(Make some noise!!){もっと叫びなさいな!!};&br; (邪悪な愉悦に歪む歌の悪魔 この時ばかりは、恩人を殺す作戦だということを忘れ、笑い叫ぶ)}; -- [[ヴェロニカ>MOG/0002]] &new{2021-02-13 (土) 21:10:16};
---&COLOR(#708090){(眼前に飛び出した一匹の悪魔を見て、サングラス越しの目を見開く)&ruby(ヴィー){V};!!テメェ!!!(瞬間、"銀の手"の手は己の耳に伸びていた)&br; (その指が己の鼓膜を突き破り、魔歌が脳へ届くのを阻止したのだ 彼ほどの悪魔なら鼓膜の再生も問題ないとは言え、暫くの間聴覚を手放すことになる)&br; (そうしてでも防がなければ、己も魔歌に飲まれていた 敵に回したなら、どれだけ恐ろしいか 改めて実感させられた)&br; V……テメェだけは絶対にここで殺す。&ruby(クソども){権力者};の言いなりになってるテメェはもう、ここで終わりだ&br; ''先に地獄で待ってやがれ!!''(憤怒の悪魔の怒りが煮えたぎり、血に濡れた銀の指が魔導銃の引き金を引く!)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-13 (土) 21:10:52};
---&COLOR(#d70035){ぐっ!!(歴戦の大悪魔の銃弾は彼女を逃すことはない 致命点を避けはしたが、肺など重要な臓器を傷つける)&br; アタシが死ねって言われてハイそうですかって死ぬようなタマとでも、思ってんのか!!(マジカルギターを掻き鳴らし、音波攻撃のお返し)&br; ("銀の手"の殺意に対し、必死に応戦 死ぬことが作戦に入っているとは言え、それを見破られては意味がない)&br; (一度命を取られるまでの間、どこまでかの大悪魔に傷を入れ、逃げ足を奪えるか)}; -- [[ヴェロニカ>MOG/0002]] &new{2021-02-13 (土) 21:11:17};
---・・・(交わす言葉はない、こうして再び出会ってしまえばもうやる事は決まっているから)『禁忌を守りし群蝗』・・・&br;(小箱を開く・・・いつかと同じ、大量のいなごが湧きだし、飛び交い、施設の外周を、人間どもごと覆い始める)&br;(それら一匹一匹が強力な防御フィールドを展開し、連携して強力な結界・・・否、獲物をこの場から逃がさない殺界を作り出していく) -- [[綺琳>MOG/0006]] &new{2021-02-13 (土) 21:19:27};
---ふふ、はーっはっはっはっは!これは痛快であるな、戦意喪失どころではない…貴様が連れてきた援軍は、もはやただのやかましい置物である!&br;(予想以上の効果をもたらした魔歌に、いつぞやのヴェロニカの言葉を思い出し哄笑する)なるほど、期待以上の戦果、効果、成果!僕の見立ては間違っていなかった訳である…&br;さぁ、奴めをどうやって料理して……ヴェロニカッ!?(銀の手からの一撃が当たったのを見れば、こちらも魔瘴銃を構え)貴様ぁ、僕の部下を傷つける許可も権利も与えておらんぞッ!&br;お前たちは僕を援護、ヴェロニカから奴を引き離せ!(Tと護衛2名に指示を出し、各々が手にしたトランク型の魔法銃で弾幕を銀の手の足元に着弾するよう発砲、回避されることは前提として、ヴェロニカとは逆方向…追いたてるように) -- [[クローディアス>MOG/0005]] &new{2021-02-13 (土) 21:23:38};
--- 人間にエルフにドワーフ…ちょサーセン。オレってば銀さんの行く末が見たいだけで&br; べつに君等と戦いたい訳じゃないんで〜、お相手はお後がよろしいんだわ(特殊金属製のドラムスティックを手の中で回し両手に構え)&br; とりま、銀さん。アンタ、ほおっておくといろいろ弊害が出過ぎっから…サーセンけど、ここで止まってもらうわ&br; (依然と相対した時とは違い今度は誰かを守る為、冷や汗をかきつつも逃げる事はなく)&br; シッッ!(銀の手に飛び掛かり、ヴェロニカから引き剥がすようにスティックを袈裟切りに振るう) -- [[シンセロ>MOG/0115]] &new{2021-02-13 (土) 21:23:41};
---(銀の手の近傍に、微風の如く当たり前に、黒い影が漂っていた。紫煙を燻らせる紙巻を吐き捨てた、鎧の男) &br;よう、今日もイカレてるな、銀の手。昔一杯だけ奢らせてもらったことがあるんだが、アンタは覚えてねえだろうな。 &br;俺はアンタが好きだったよ。ロックとやらはよくわからねえが……相手が何だろうが己を貫き徹すその強さが、言葉を選ばずに言えば、俺は羨ましかった。 &br;(戦場で感傷に浸るなんて、くたびれたものだ。自嘲して、剣を構える。その切先と同じほど鋭く、隻眼で対手を見据えて) &br;……独り言はここまでだ。俺も混ぜろよ、銀の手ェ! &br;(獰猛に笑い、剣を一閃する。真っ向から仕留めるつもりの一撃は、果たして銀の輝きを捉えるか) -- [[ルスト>MOG/0003]] &new{2021-02-13 (土) 21:27:10};
---(耳栓をつけながらも、視線はヴェロニカの唇を読み、歌の内容を読み取っている。そのナンバーになるほど、と笑みを浮かべて)&br; いやはやこれは盛大なパーティになってるね!この間、俺のために開催してくれた催し物以上だ。惜しむべくらくは……託児所がここには用意されてないことだけ、かな。&br; (そうして、楽しそうに薄い笑みを浮かべながら白髪男が前へと踏み込む。ヴェロニカはいい仕事をした。足止めと…囮、両方の役割をしっかりとこなしている)&br; (ならば、次は己の番だと、あわよくばそのまま銀の手の首を刈り取らんとばかりに、前へ、前へと) -- [[ケイル>MOG/0018]] &new{2021-02-13 (土) 21:32:22};
---(綺琳の小箱から飛び出してきたイナゴたちにびっくりしながら、銀の手とは逆方向…連合軍たちが赤子と化してしまった方へと走る)&br; ……ここは……通しません…よ…(いかなヴェロニカの魔歌とは言え、これだけの人数の敵をひとり残らず完全に無力化はできないだろう)&br; (そして、二匹の蛇が螺旋状に捻じれて伸びる様を模した杖を高く持ち上げる。これこそれは魔界最高の鍛冶師が鍛え上げた杖。大魔王から褒章として贈られた稀代の一品)&br; …断絶せよ…途絶せよ…何人たりとて…この壁を越えること能うこと…なし…!(高々と詠唱を行えば、綺琳のイナゴが形成した結界の内側に…更に生まれ出る魔力障壁)&br; (狙いは綺琳と同じ、外部からの干渉のシャットアウトと、銀の手を逃さぬ空間の構成。軍団長級の魔術が二つ重なり合うこの場所は、今や踏み込めず逃れ得ない、死地となる)&br; (戦いが終わるまでは、その結界を維持、強化し続ける算段。もし、銀の手が突破を試みようとも耐えられるように、障壁は、厚く、硬くなる) -- [[ホーミ>MOG/0018]] &new{2021-02-13 (土) 21:32:33};
---&COLOR(#708090){チッ!!(貫いてなお、彼女は牙を剥く 音波が衝撃となり身を打ち据える それも咄嗟の牽制に過ぎない 軍団長級のそれに比べれば実に軽い)&br;(綺琳の放った蝗害の呪符は交易所を取り囲み、ホーミの魔力障壁がそれを更に強固なものとする 突き破ることを主眼としても、この男にすら容易いことではなくなった)&br;バアサンに、紫十字の団長かよ。そんなに俺が浮気するのが嫌か?(軽口を叩き牽制するが、状況が着実に悪くなっていくのは確か)&br;こないだのチャラ男に、クラメル家の坊やか。随分&ruby(ヴィー){V};にご執心だなお前ら。アイツと夜を楽しんだりしたか?&br;(品のないジョークを吐きながらもシンセロのスティックを、情報部の弾幕を、紙一重で躱す とはいえ、それは彼らの思惑通り、ヴェロニカから離れていく方向)&br;流石に司令の懐刀を覚えてねぇほどスポンジじゃねぇぞ、ルスト ぐっ!……いい気にしてられるのも今のうち、だッ(ルストの斬撃が"銀の手"の身を割く が、返礼のケンカキック 空気が爆ぜる音がする)&br;白髪のマッチョまでいるのか。……こりゃぁ、欲張ってはいられねぇな(遠く遠く、離されてしまったが、それでも第一に殺るべき的は捕らえ続けている 戦場を荒らし回る、歌の悪魔の心臓を)&br;(先よりよほど強い発射音 どぉんと弾けたそれは、"銀の手"の魔力を強く込められた徹甲魔弾とでも呼ぶべきか)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-13 (土) 21:50:24};
---&COLOR(#d70035){くぅっ、そぉッ!!!(肺を抜かれ満足に歌えない やむなくマジカルギターの音波攻撃で応戦 しかし)&br;(強い魔力を秘めた徹甲魔弾には、音の衝撃も無力であり 建物の端々から放たれたにもかかわらず、狙いを過たず)&br;(どぉん、と弾ける音の後)ぐ、ぶっ……(心臓を貫かれ、歌の悪魔は血の海に倒れ伏した)}; -- [[ヴェロニカ>MOG/0002]] &new{2021-02-13 (土) 21:53:59};
---残念。ご執心なのはヴェロちゃんじゃなくって銀さん、アンタにだったりして〜(一撃を避けられて崩れた体制を立て直し)&br; って、別にそういう性癖ではねっから安心してな〜?(横目で倒れたヴェロニカを一瞥し、眉を寄せた直後に轟音)&br; (放たれた銃弾によって跳ね、血をまき散らし倒れたヴェロニカを目の当たりにして)&br; …(血の海に沈んだ彼女を見つめ、表情を隠すように手で覆った)ッッッ〜〜〜!!(血潮が溢れるほど唇を噛みしめ) -- [[シンセロ>MOG/0115]] &new{2021-02-13 (土) 22:03:15};
---あぁ、くれぐれも味方に当ててくれるなよ?乱戦になるゆえ……まぁシンセロにだったら1発ぐらい当てても不問とするが(しれっとそんな事を言いながら、遮蔽物に半身を隠して牽制射撃)&br;なに…?(他の者の攻撃を捌ききりながらも、銀の手の視線はヴェロニカを見ていることに気づき 咄嗟に指示を出す)守れ…!&br;(その端的な指示にいち早く対応したのがTだ。射線上にトランクの側面を晒す…防具として内面に鋼板を張り込んだそれを防壁として… しかし一瞬遅かった)&br;しまっ……ヴェロニカ…! まだだ、死んでくれるなよ!?そ、そうだ…ケイルにホーミ、二人であれば傷を癒せはしないか!&br;(取り乱した様子で遮蔽物からヴェロニカに駆け寄ろうとする もっともそれも演技であるが) -- [[クローディアス>MOG/0005]] &new{2021-02-13 (土) 22:03:15};
---(おばあちゃんは耳栓つけっぱだった!聞こえてない!)&br;おや・・・(呪符傀儡面を用意していたが・・・それより早くホーミが人間たちとの間に障壁を展開してしまった・・・)&br;(ちょうど[イナゴ][赤子][障壁][交易所][障壁][赤子][イナゴ]といった順に包み込んだ形か)&br;やられてしもうたわ・・手駒を増やそうとしたのじゃがのぅ(下衆戦術を封じられたがあまり悔しそうじゃない様子で笑う)&br;(このままイナゴ壁を狭めて圧死を狙ってもいいが・・・)いかんいかん、今は弱い者いじめの時間ではなかったのぅ・・・&br;(一応守ろうとした方がいいだろう、赤べこ兵を放ち、牛の如き巨体でヴェロニカを守ろうとした所で・・・)あぁーたいへんなのじゃーっ(演技派!) -- [[綺琳>MOG/0006]] &new{2021-02-13 (土) 22:03:19};
---(ひときわ大きな発泡音がすれば、その狙いは直に分かった。が、白髪の男はそちらを見る様子もなく、更に前へと突っ込んでいく)いい手だ、銀の手。まずそこを抑えなきゃまともに俺たちともやり得ないだろうしね、でも…。&br; (めきり、と腕が紫光を放ちながら太くなる。人を、悪魔を、それらを捻り殺す、異形の腕力を備えて持ち上がる)&br; …よそ見は良くないな(軽く跳び、一気に大上段から空手割の要領で上から下へと大きくなった拳を打ち落とした)&br; (銀の手の身体を捕えずとも、その威力は路地裏で見たように大地を凹ませる程の勢いを持って裏切りの大悪魔を押しつぶさんと迫る) -- [[ケイル>MOG/0018]] &new{2021-02-13 (土) 22:11:05};
---(そうしてヴェロニカに近寄るシンセロとクローディアスを見つめて)あ…はい…!承知いたし…ました…!&br; (一旦、生み出した障壁から離れ、ヴェロニカを癒やすべくこちらも駆ける。だが、それは遠い。演技にしろ本当にしろ、間に合わないと思える程に) -- [[ホーミ>MOG/0018]] &new{2021-02-13 (土) 22:11:22};
---嬉しいね。ファン冥利に尽きるってもんだ &br;(返礼の蹴りを受け止めるのは、まずは闇魔術による障壁。無詠唱の簡易なものだ。割られる前提でその威力を削ぎ落し) &br;(なお残る打撃力を腹筋に力を込めて受け止めるが)ッ……流石(その強烈さを込み上げた胃液で文字通り味わいながら、しかし噛み殺し) &br;(視界の端、倒れるヴェロニカの姿を認める。作戦通りではあるものの、あまりにも呆気なさすぎる。軍団長級で囲み、本気で仕留めに掛かって尚この様かと) &br;(戦慄きながらも、なおも攻撃の手は止めない。それが作戦だったし、手を緩めれば他が死ぬ) &br;だが、役目は果たさせてもらう(と、舌打ち交じりに) &br;(徒手のはずの左手に、握られるのは瘴気を帯びる漆黒の剣) &br;(それは闇の魔術による、凝縮され物質化された魔力体。切り裂くもの、触れるもの、その悉くに劣化を与える『錆朽の魔剣』) &br;(堕ちた聖剣との二刀流。動揺する味方に、立て直す隙をくれてやるかのように。冷静に冷徹に、幾重にも剣戟を振るった) -- [[ルスト>MOG/0003]] &new{2021-02-13 (土) 22:14:02};
---&COLOR(#708090){呆気ない、とは言わんさ。俺のが一手早かった それだけだ(ぷしゅぅ、と余剰魔力を吐き出す魔導銃 守りを抜けられさえすれば、中級悪魔などものの数ではないと)&br;悔しがってる暇があったら、テメエらの首を心配したら、どうだ!(今度は連射モードでシンセロとクローディアスに乱射 一発一発は徹甲魔弾より軽いが、十分に殺傷力を持つ)&br;(その姿に影を落とすように、ケイルの豪腕の一撃が迫るが)お前の姿は後ろからでも見えるくらいデカイぜ(なんとその拳の一撃をブリッジで回避 しかし)ちっ、余計なもんが……(工場の備品が砕け散り、破片が傷を作る)&br;(蹴り退けたルストが再度迫る 聖剣と魔剣の二刀が嵐を生む)お前にかかずらわってるわけには……!!(さしもの"銀の手"もルストを正面に見据えて戦いは出来ぬ 切り傷を出来るだけ避ける だが、朽ちる斬撃は着実に、男の身体を蝕んでいく)&br;("銀の手"からすれば、ヴェロニカは殺害出来た これで手打ちにして去るべきだが)蘇生でもされたら敵わん。ついでに防護壁も解いてもらおうか、紫十字の!!&br;(ケイルの一撃で散らばった贋金をざっと拾い上げ、倒れ伏したヴェロニカに近寄るホーミ、T、綺琳へ向け豪腕で投げつける)&br;(これでヴェロニカの蘇生を阻止し、ホーミと綺琳の防護壁を弱められればそのまま突破につながると踏んだ策だ 追撃を加えるため、更に飛びかかる ……死人が自ら蘇るなど、考えもせず)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-13 (土) 22:32:58};
---調子付くなよ、愚物めが…!(マントで覆った左半身を前に出すようにして、魔瘴銃を発砲 魔法弾と相殺するように軌道を合わせ)&br;「…いつまでも好きにさせると思っているの?」(射線を遮らない程度にクローディアスの前に立ち、此方もフルオートでトランク魔法銃を撃って、魔法弾にぶつける腹積もり)&br;(護衛2名もそれに倣えば、弾幕だけは銀の手の3倍以上。投げつけられた偽金も含め全てが相殺できる訳ではないが、そのお釣りは銀の手方向にも行く事だろう) -- [[クローディアス>MOG/0005]] &new{2021-02-13 (土) 22:43:07};
---甘いわ、その程度で緩むと思うな(投げつけられるホーミに対し、片手を掲げる)&br;(ホーミは何か多数の布に包みこまれるような感覚を覚える事だろう・・・多重に積み上げた魔力の膜が彼女をふわりと受け止め、減速させ、丁寧に着地させる事だろう)・・・もっと焦らせてみよ(嗤う)&br;(焦る必要はない、暴れたければ暴れさせればいい・・・用意した準備は封じた、一人でこの数をまともに相手にしようと思えば兎に角走り回って撃ち続ける他ないが・・・体力も魔力も限りある物だ)&br;(犬張子をぽいっと解き放つ。魔力で大型犬サイズの体を構成した犬張子は、あっという間に数匹の群れを作る)&br;(犬張子は銀の手に掛かれば問題なく倒せる相手だろう・・・だがいくら撃ったところで軍団長へのダメージにはならない。対して銀の手の武器は限られていて、一度に対処できる数には限りがある・・どこまで逃げようと追跡し、吠えたて、咬みつく事で隙を作ろうとする事だろう) -- [[綺琳>MOG/0006]] &new{2021-02-13 (土) 22:43:26};
---(棒立ちのまま未だ血の海に沈むヴェロニカを心配そうに見やり)&br; 嫌なもん見せやがって…分かってても激糞来るわ…(苛立たし気に髪をかきあげると間から悪魔の角が現れる)&br; (同時に日焼けした肌が白く変色、元の色へと戻ってゆく。悪魔としての力を顕現した証だ)&br; (振るわれた贋金の射線上になっていた位置から、消失。時空転移の能力を使い"銀の手"の真後ろに出現すると)&br; 吹っ飛べ(ドラムスティックではなく。赤黒い魔力を纏った拳を"銀の手"の頭部に向けて思い切り振りぬく) -- [[シンセロ>MOG/0115]] &new{2021-02-13 (土) 22:48:42};
---(空を切り、工場の一部を殴り飛ばしながらも赤目の男は冷静に銀の手を見る。彼は包囲を突破する方向へ舵を切った、当然だ。最低限の戦果を上げられたのであれば無理に固執する必要は無い)&br; それは残念。これでも体脂肪率には気を使ってるんだけどね(などと言いつつ、更に腕だけではなく、体全体に回復魔法を使った身体強化をかける。一回り大きくなる身体、その脚力で素早く駆け)&br; (ホーミ、T、綺琳へと攻撃する銀の手の横手へ回り込むように円を描き疾風の如く位置取る。贋金での攻撃を止めるような様子ではない、それは彼女ら自身で対処できると踏んで…)&br; ウチの団長を甘く見てもらっちゃ困るよ?自慢の団長だ(などと普段は言わぬようなことを軽く言って、攻撃の後の隙を狙い)&br; ぜりゃあ!(丸太を振り抜くような大ぶりの回し蹴り。その方向、角度は避けるなり受けるなりするならば、どうしても倒れたヴェロニカの方向へ動かされてしまうような攻撃)&br; (無論…まともに喰らえば樹齢数百年の木さえへし折らんばかりの異形の蹴りだ。素直に当たるならば、なお良しと) -- [[ケイル>MOG/0018]] &new{2021-02-13 (土) 22:53:32};
---(飛び掛かる銀の手に対して、それを追い掛けるように疾駆する。魔力で脚力を強化し、速度を増しながら) &br;手が足りなかったな……!! &br;(己に対しては足止めの類の攻撃は加えられていない。その分だけ素早く動き出すことが出来た) &br;(走りながら、術式を組み上げて魔力の礫を発射する。仕留めるというより意識のキャパシティを使わせ動きを制限する狙い) &br;(その間合いが詰まっていく) -- [[ルスト>MOG/0003]] &new{2021-02-13 (土) 22:58:25};
---(銃弾もかくやという速度で投げ飛ばされる…いや撃ち出される贋金には、とっさに双頭の蛇杖をかざして、自身を守る魔力障壁を生み出す)&br; きゃあっ…!(がががん、と貫通はさせなかったが、それでも重い贋金…混ぜものが多いため、本来の金貨よりも重量が高いため、皮肉にも威力の強いそれの衝撃を殺しきれず、吹き飛び、建物の壁に叩きつけられそうになるが)&br; あ……ありがとうござい…ます…綺琳様…(綺琳の生み出した魔力膜によって事なきを得て、無事に床へと降り立って) -- [[ホーミ>MOG/0018]] &new{2021-02-13 (土) 22:59:46};
---大丈夫じゃ、問題はない(額にがっつり贋金の跡、直撃してた) -- [[綺琳>MOG/0006]] &new{2021-02-13 (土) 23:11:36};
-&COLOR(#708090){''Never fede away''}; --  &new{2021-02-13 (土) 20:26:20};
--&COLOR(#708090){とある街道に築かれた、真新しい交易所。今後はこの交易所で各地の物資がやり取りされることになると、各所の領主が期待を寄せていた&br; しかし、その実態は魔王軍情報部によって設立された、贋金鋳造所であった。貨幣経済の混乱を産み、人間社会を内側から食い破る、情報参謀クローディアスの策だ&br; そして、この鋳造所の設立を記念し、魔王軍の各軍団の長を集めての祝賀会が執り行われる運びとなった。最も戦争中であるため、最小限の催しであるが……&br; ……その催しすら、たった一つの目的に向けた釣り餌。今魔王軍を脅かす、もっとも強力な敵の一人。魔王軍の裏切り者、かつての伝説、"銀の手"を撃ち落とすための策。&br; 情報部の虎の子の贋金工場、各軍団長の首、そしてかつてのサイドキック、『歌の悪魔』ヴェロニカの首。多くのものを掲げ、彼らは獲物を待ち受ける。}; --  &new{2021-02-13 (土) 20:26:32};
---&COLOR(#d70035){……で、来てもらう時に説明はしたけど、もう一回作戦内容のおさらいをするわ。&br; 狙いは"銀の手"の首ただひとつ。ケイルから聞いたけど、憤怒の悪魔なんだってね。長い事一緒にいたのに知らなかったわアタシ……&br; アイツはもう、魔王軍に対する怒りを止められない。元は権力者に対する怒りだけだったはずなのに、今や立ち上がらない奴らも、目的達成の過程に邪魔になる奴らも、全部敵よ&br; だから、殺して止めるしかない。情報部の贋金工場や、アンタら軍団長級の首、そしてアタシの命。全部ベットして、アイツをおびき出す&br; でも、アイツがこれだけのメンツが雁首揃えてる所にのこのこ顔出しに来るとは思ってない。……アタシの予想じゃ、人間や亜人どもの連合軍に弾丸ブチ込んで、トレインしてここにぶつけに来る&br; だから、事前に準備してた遠隔魔歌作戦をここでぶつけるわ。情報部の開発した遠隔音声機器から高濃度の魔力でもってアタシの魔歌を流す&br; そうすりゃ、寄って来た連合軍の連中は何もしないまんま戦意を喪失、悪くしても相当な数の敵が動けなくなるわ&br; もちろんそのまんま聞いてるとアンタらも同じ有様になるわ。とっても無様な形で戦えなくなるわ!&br; だから色んな所に(行間で)お願いして作ってもらった「対呪耳栓」!!これをしっかり付けてればアタシの歌の影響にさらされることはない&br; "銀の手"にも効けばいいけど、生憎とアイツはアタシの手を知り尽くしてる。多分、即座に鼓膜でも破って聞かなくするわ&br; そして真っ先にアタシを殺しに来る。同じことを他の戦場でやられたら、人間軍はボロボロ総崩れするでしょうから&br; ……でも、今のアタシにはフェニックスの権能、「一度きりの蘇生」がある。流石にこれは予想もできないはず&br; アタシが死んだと思って油断したアイツが鼓膜を再生した所に魔歌を囁いてやれば、逃さず、完全に殺れる。&br; 皆にしてほしいのは、とにかく奴が弱るまで逃さないこと。そして、きっちりと止めを刺すこと。……アタシの気持ちとしては生かして捕らえたいってのはある。でも、もう無理よ。&br; せめて最後に、アイツが本当になんでこんなことを始めたのか。それだけ聞ければ、アタシは全部飲み込むわ}; --  &new{2021-02-13 (土) 20:27:04};
---憤怒、であるか……そういえば「怠惰」も居たのであったな、魔王軍には。さしずめ僕は傲慢、といったところであろうか…&br;(などと椅子に座ったまま、マントの下…腰に提げた短剣の柄に触れながら話を聞く)&br;銀の手…奴にとってはカモがネギ背負ってやってきた、といった有様に見えるであろうが、実は奴自身も鍋の中である事に気がついた時には、すでに遅いのである…&br;が、その耳栓は初耳であるな!?なかなか周到になったものだ… そして復活できるとはいえ、ヴェロニカはこの作戦の鍵である。全力で守る形でなければいかんな&br;そして、その上でひと芝居打つというわけだ…手勢が少ない中で、それを全てこなすのは骨が折れる……が、やるだけの価値はあろう。&br;(実際、今日引き連れてきているのはTのほか、戦闘ができる護衛2名ほどであり 戦力としては最小限だ) -- [[クローディアス>MOG/0005]] &new{2021-02-13 (土) 20:39:41};
---逃がさぬようにか・・・張子兵を使えば何とかできそうじゃのう -- [[綺琳>MOG/0006]] &new{2021-02-13 (土) 20:45:48};
---&COLOR(#d70035){遠隔魔歌作戦を見せつければ、最低でもアタシを殺すまでは逃げないでしょうね。これで何処かに行方をくらまされたら、人間軍がズタボロになる可能性もあるもの&br;アタシが死んでから生き返るまでの間、なんとかして釘付けにしてほしい。不意打ちで魔歌を聞かせられれば、アイツはもう逃げられなくなるはず}; -- [[ヴェロニカ>MOG/0002]] &new{2021-02-13 (土) 20:48:13};
---いやぁ、すごい吠えてるという感じでもないのに、言葉の端々からもうなんもかもに怒ってるって感情がすんごい伝わってきてたよ。&br;ありゃ強い。肉体的なのとか魔力の強さとかは別にしてもね、思いが強い奴はそれだけでもう強い(手の内の耳栓を弄びながら、楽しそうに) -- [[ケイル>MOG/0018]] &new{2021-02-13 (土) 20:52:54};
---……私なども…囮になるならば…願ってもないことですが……防御魔法なども使えますので…連合軍の足止めの…お手伝いでもしましょうか……(と同じく耳栓を持ち、この大きい耳に合うかな…と不安げ) -- [[ホーミ>MOG/0018]] &new{2021-02-13 (土) 20:53:13};
---(交易所の柱に寄り掛かった黒い影。黒塗りの鎧に身を包んだ、四十がらみの男が眉間に皺を寄せている) &br;(耳栓の具合を確かめながら、紫煙を吐いて) &br;嫌いじゃあなかったんだがな。やれやれだ。 &br;(携えているのは、普段の拘りのない数打ちの長剣ではなく、いつか下賜された堕ちた聖剣。何だって使うべき相手だ。油断は無い) -- [[ルスト>MOG/0003]] &new{2021-02-13 (土) 21:01:05};
---はいはーい。怒られるのわかっていながらやってきたシンセロ君でーす!&br; いやーまさか、軍幹部を纏めて囮に使うとはねー?やる事がだいたーん&br; ま、それはそれとして、銀さんの行く末、見届けたくなっちゃったからちょ側で見させてね&br; あ、耳栓もお借りします(耳栓を手に取って) -- [[シンセロ>MOG/0115]] &new{2021-02-13 (土) 21:06:14};
---&COLOR(#d70035){(シンセロがこの場にいることに露骨に嫌悪感を示す表情をする 無論、彼も大きな首であることは間違いない)&br;(故、ヴェロニカは大きく深呼吸 シンセロを視界から外し、己のすべき事に集中する 自分のためにも、魔王軍のためにも、"銀の手"の討伐は成さねば)}; -- [[ヴェロニカ>MOG/0002]] &new{2021-02-13 (土) 21:09:02};
-  --  &new{2021-02-13 (土) 19:16:24};
-  --  &new{2021-02-13 (土) 19:16:22};
-  --  &new{2021-02-13 (土) 19:16:18};
- (数多の死体、もしくは四肢と思しきものが無造作に転がり、それを飾る様に血雨が降り注ぐ&br; 日に照らされた地面に降り注いだそれは、土ぼこりを舞い上げ、周囲に土と血の匂いを充満させる。まるで戦場を彩る様に)&br; ハァ… (荒い息を吐きつつ戦場を走る男は、両手にこの場に不釣り合いな物。ドラムスティックを手に、自身の額を伝う汗を拭う)&br; (戦いも終わりに近づき、後は掃討戦を残すばかりと、その場を部下達に任せて複数の護衛を連れて周囲の探索に出かける)&br; (伏兵の危険がないかの確認ではあるが、近場の森に入り、周囲を警戒・確認する) -- [[シンセロ>MOG/0115]] &new{2021-02-10 (水) 22:25:40};
--&COLOR(#708090){(戦場を望む森 もし部隊を伏せるならば格好の場所だ 掃討しきったと油断した者の腹を突くには十分)&br;(しかし、この時森に忍んでいたのはシンセロが戦った人間軍のものではない もっと言えば軍ですらない、一人の男だ)&br;(狭い森で隊列が伸びたところを見計らい、魔法弾が木の根元へ飛来 すると密かに隠されていた爆薬が木を次々と切り倒し、部隊を分断に掛かる)&br;(そしてその爆音に紛れてシンセロの部隊へ降りかかる銃弾 奇襲を仕掛けたのは)コイツらは一体どこの部隊だ?(高い木の枝に座る、サングラスの男 魔導銃を持つその左腕は、誰もが見紛うことがない鈍い銀色)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-10 (水) 22:40:10};
--- (倒壊した木々が計算されたかのように自身の部隊の周囲を取り囲み、退路を塞ぐ)&br; (間髪入れずに銃声が鳴り響くや降り注ぐ銃弾によって、なすすべなく周囲の団員達が倒れていく)&br; (咄嗟に倒れた木の根元に隠れはしたが、逆側からは丸見え、そもそもここに逃げ込めた事自体が運が良かっただけ)&br; (敵の伏兵に気をつけてはいた。いたがそれはあくまで部隊単位での事、まさかこれほどの事を一人でやるとは予測していない)&br; (話には聞いていたゲリラ戦術、まごう事なく"銀の手"の仕業だと確信すると、流れ落ちる汗が冷や汗になったのを感じる)&br; (己が未来に覚悟をきめつつ、携帯用医療パックから包帯代わりにもなる白い布を取り出し、落ちている気の枝を拾って括りつけ、それを振った)&br; (白旗。降伏の合図…ではなく、この場合停戦の申し入れのつもりで振っているが、相手が無視する事も当然考えられる)&br; オイ!アンタ!"銀の手"だろ!オレはヴェロニカの元バンドメンバーだ!話を聞きたい(声を張り上げ卑怯ともいえる手を使って、相手の手を止めようとする) -- [[シンセロ>MOG/0115]] &new{2021-02-10 (水) 22:53:22};
---&COLOR(#708090){(木々が倒れ、部隊の機動力を奪い、その上で奇襲を掛ける 数に劣るものが仕掛けるゲリラ戦術の基本に忠実な動き)&br;(ひとつ、ふたつ、みっつ……死体を数えるが、一つ足りないことに気がつく 取り逃がしたか?)&br;(あるいは奇襲にとっさに気づいて伏せ、反撃を狙っているやも 音を立てぬようじっくりと現場周辺を眺めるが)&br;(そこに飛び出したのは、包帯を白旗代わりにした男)……何だお前?マジか?(本気か一時的なものか、あるいは策略か いずれにしろ白旗を上げられることは予想していなかった 魔王軍には今や止められないほどの勢いがあると)&br;(そしてその男が放った言葉)&ruby(ヴィー){V};の連れだと?何の真似だ?(他に呼ぶものは少ない愛称を以てヴェロニカを呼んだその男は、兎にも角にも即座にシンセロに銃口を向けることはやめた)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-10 (水) 23:07:08};
---(向けられた、さっきが僅かながらに和らぐのを感じると、短く息を吐く)&br; ああ、良かった…食いついてくれた(軽く息を吐いて呟き)&br; 何の真似って!話し合いだよ!話し合い!ちょっとこっちとしても聞きたい事があってね!&br; 兎にも角にも姿を出してくれないか!こっちは武器は持ってない!&br; (そもそも人を殺す様なものを持ち歩かない男は、武器代わりの金属製ドラムスティックすら手放して腰を上げ、両手を上げる) -- [[シンセロ>MOG/0115]] &new{2021-02-10 (水) 23:16:25};
---&COLOR(#708090){話し合いね。そんな事するよりこの首をハネちまったほうが早くねぇか?出来るなら、って条件がつくがな&br;(やれやれ、と言う小さな呟きとともに、一段低い枝まで降りてきて、見上げればその顔が見えるだろう)&br;こちとら、白髪のマッチョに絡まれて機嫌が悪いんだがな。お前は面白い話をしてくれるんだろうな、色男?&br;(それでも、地上に降りてくることはしないし、銃を手放すことはしない 地の利を手放さないのは、敵意を消すことがない証か)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-10 (水) 23:32:34};
---(髪をかき揚げ息を吐く、緊張を解くために思わず出た動作) いやーオレってば、これでも銀さんのファンなんで、アンタに影響されてバンド始めたんだぜ?&br; なんでサイン頂戴!…ってのは冗談ね。ちょさっきも言ったけど聞きたい事あんのよ&br; 代わりに、オレもアンタが聞きたい事を答えちゃう。ヴェロちゃんの事なら結構知ってるよ〜&br; (実の所それ以上に"銀の手"が欲しがるであろう軍の内情に詳しいのだが、そこら辺は黙っておく)&br; (こういった時にこそ正体を隠しているのは都合が良い。と計算しつつ)&br; 銀さんさ〜、どしたってそっち側居るの?アンタ、ヴェロちゃんとかといっしょにバンドやってたのに&br; オレってばさっきも言ったけど、単純にアンタの歌のファンだったから…そこら辺が気になって、知的好奇心? (と、何時もの調子で問いかける) -- [[シンセロ>MOG/0115]] &new{2021-02-10 (水) 23:43:20};
---&COLOR(#708090){ふぅん、俺の影響でね そりゃ結構(心底興味がなさ気な響きで、シンセロの動機を聞き)&br;そもそもその認識が違うな。アイツらは俺に勝手に付いてきただけだ。ま、その分いい様に使ったし、中でもVはいい筋だとは思ってたさ&br;俺としては好き勝手叫んでただけなんだがな。連中も俺と一緒ならいい夢見れると思ってたんだろう&br;だが、俺のやることに奴らが意見する理由があるか?ないだろ。アイツらは俺のママか何かかよ?(皮肉めいた口調で、過去の仲間……そう形容すべきか怪しいが、その思いを語る)&br;"そっち側"って認識も違うな。俺がぐずる人間共をあやしてやってるとでも?俺は魔族の敵なんであって、人間の味方じゃねぇ(がつがつと、自身の頭を銃底で叩く イラつきを抑えられない様子)&br;Vのことは今更いい。デカイ首の中じゃ4番目に殺すことにしてる(そう言い切る辺り、"銀の手"は完全にヴェロニカを敵と見なし切っている)&br;それよりお前だ。パンピーには見えねぇな。どうやら部隊長のようだが……(ぎろり、と睨んだのはシンセロが取り落したドラムスティック 尋常の品ではないと、見咎めた)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-10 (水) 23:59:07};
---(ロックバンドのカリスマたる"銀の手"。その意外な答えに驚くも、直ぐに表情を戻して)&br; ああ…やっぱマジでそっち側に行ったのか…魔族の敵であって人間の味方じゃない…それは納得いった&br; 反逆の徒のアンタらしい台詞だよ…なるほど、今も昔も変わってないって事か…(むしろこれまでの自分達が彼を誤認していたのだろうと納得した様子で)&br; ふむ…じゃ、もうひとついい?なんだって今までやってた反逆行為をほっぽり投げて、単純にこんなテロリストまがいな事してるの?&br; ねえ聞いていいかな…アンタ、自分に歌の才能がないって気づいたっしょ?ヴェロちゃんと自分を比べて、それが無いって気づいたろ&br; (と、聞いてみる。それは自分がヴェロニカと同時に"銀の手"に抱いた思い。同じ思いを"銀の手"がヴェロニカに対して抱いたのではないかと、その才能に対し怖くなって逃げ出したのではないかと問いかける)&br; あ〜…分かるよ。ヴェロちゃん凄いもの…彼女何時だって歌の事しか考えてないし、それを続ける為だったら何だってしようとすっからね(「それで今も困ってる」と眉を寄せつつ)&br; それに関して否定するつもりはねっけど・・・それで、やる事がテロリスト?う〜ん…伝説のロッカー"銀の手"の末路にしちゃお粗末すぎだわ(憧れていただけに悲しげに笑う)&br; …オレ?さっきも言ったけど、オレはただのアンタのイチファンだよ、アンタと同じくヴェロちゃんから逃げ出したただのイチファンさ&br; (と、先ほどと変わらない無防備なポーズで答え見据える) -- [[シンセロ>MOG/0115]] &new{2021-02-11 (木) 00:19:49};
---&COLOR(#708090){(反逆行為をほっぽり出して、と言われ)お前、節穴って言われないか?(くくっ、と笑う)&br;俺は今反逆に勤しんでる真っ最中だよ。魔王軍に与するやつを一人一人、確実に潰して行く&br;最終的には&ruby(クソジジイ){大魔王};の首に手を掛ける。だが、そこの過程にゃ莫大な道のりがいる。軍団長がいる。そいつらが信頼してる副官がいる。更にそいつらが指揮してる兵士がいて、下請けの連中がいて……&br;だから一人づつ殺す。上のやつを丸裸にして、皆殺す。それを繰り返していく。俺は絶対に諦めねぇ&br;(サングラスを取って顕になった赤い瞳は、燃えるように爛々と輝いている 殺意と怒りの炎で満ちた色)&br;歌に関しちゃどうでも。Vの歌が得難い才能だってのは、まぁ認めるさ。それこそ真似できるやつなんて片手で足りるだろう&br;それを、バンドやるための小遣い稼ぎに&ruby(クソども){権力者};に売り飛ばしたって?アイツも腐り落ちたもんだ&br;(それは自由を縛るものを憎む怒り 隷属に安寧を求めるものへの怒り)&br;だったら、むしろ殺してやったほうがアイツのためだ。ゴマ摺って生きてくなんて辛いだけだろ?&br;俺だったら口出された時点でブチ殺して回るか、それも叶わなくなったら、テメエの脳天をぶち抜く&br;(己の信念は絶対曲げない その一点において、"銀の手"とヴェロニカは違う 義侠心にだけは勝てないヴェロニカとの差)&br;て、ことだ。テメエらがどんな幻想を抱いてたか知らんが、俺は常にやりたいようにやってきた。そしてこれからも、だ&br;俺の目が誤魔化せると思うのか?小僧。そのスティック、魔界でも有数の鍛冶師でもなきゃ鍛えられねぇ仕上がりだ。そんなのを軽々にやれるのは……クソジジイぐらいのもんだ。最低でも、目を掛けられてなきゃ辻褄が合わん&br;拾った、なんてつまんねぇセリフは吐くなよ?(ギラリ、と眼光がシンセロを射抜く)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-11 (木) 00:47:56};
---ほっぽり投げたのは「今までやってた」反逆行為ね…アンタが今やってる事自体は否定してねーっしょ、それはまごう事なく反逆だ&br; (「やれやれ、話を聞かないな」と思いつつらしいと言えばらしいな、と苦笑い)&br; 同時に興味もねぇけど…今のアンタのやってる事は、バルカと同じだよ。いや、もっと規模が小さいからそれにも至らんか(と、此方の人間には分かりもしない名前をあげ)&br; テロで戦況は覆られねぇし、テロで頭をとっても情勢は変わんねぇんだわ…もうちょい歴史のベンキョが必要っしょ&br; (テロリストの才能はあっても戦争の才能は皆無だなと苦笑いする。同時にそれを言った所で聞く事も無いだろうなと確信しつつ)&br; で、あ〜と…?良く分からね…要は自分より上が居るのが嫌だって話?&br; 歌が何より好きで最優先でそれをやりたがるヴェロちゃんと&br; アンタの良く分からん理屈が違うのはそりゃ当然じゃ?そもそも人格が違うんだし(と、そんな事を言ってもそれすら興味は無いのだろうがと眉を寄せ)&br; ・・・ドラムスティック?単純に貰った。戦果が上げた兵にあげれば士気が上がる。&ruby(大サマー){大魔王様}; が良くやる手なんだけど&br; それってそんなに珍しい事?ああ、もしかしてドラム叩きたくなった?見逃してくれるのならあげるけど(と、交渉してみる) -- [[シンセロ>MOG/0115]] &new{2021-02-11 (木) 01:12:12};
---&COLOR(#708090){簡単なことだ。歌じゃ何も変えられねぇ、そんなトコまで来てたとこに気づくのに遅れた俺がバカだったって話だ。やってることの本質は変わってねぇんだよ&br;(その瞳は一つもブレることなく、危険な光を湛えている)&br;お前が何を言ってるのかはわからん。だが、俺が頭取っただけで済ますと思うか?無論、クソジジイは絶対に殺さなきゃならん&br;そこに行き着くまでどれだけ殺さなきゃならん?そうすりゃぁ、どれだけの連中が怒る?当然、殺せば殺すほど、俺に向けて憤怒が湧き上がるだろうよ。愛だ平和だ騒いでるやつも、殺して、殺して、殺し尽くされたら、絶対に俺を殺しに来るだろうよ&br;''だから皆殺す。魔族は一匹も残さねぇ。この世の魔族が真っ平らになるまで、俺は戦いを辞めるつもりはねぇ''&br;(轟々と燃え上がる怒りの炎が、この男を凶行に駆り立てる)&br;わかんねぇってことは、お前は随分恵まれてるんだな。上の連中が勝手を言って、振り回されるのは下の連中だ&br;魔族の誇り?より良い領地?人間への復讐?そんなもんのためにボロボロ死んでいく奴らを、手を血に染めていく奴らを、憤怒に飲まれて行く奴らを、見たことがあるか?&br;権力者に阿るってのは、それに手を貸しちまうってことだよ。俺にはそれが何より我慢ならねぇ&br;虐げられてるのに立ち上がらねぇ腑抜けどもが我慢ならねぇ!ああそうさ、お前が喋れっつうから喋っただけだ。俺の憤怒を理解してもらうつもりはねぇ。全部焼き払うだけだ!&br;その目を掛けられるだけのことをしてる、ってことだよ。ま、いい。正体を表さねぇつもりなら、馬脚を出してもらおうか&br;そのまま死んだら、お前は確かにただのパンピーだ。何かを出すなら……どっちにしろ、これが早いってことだ(下げていた銃をシンセロの眉間へ向け、一発だけ放つ)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-11 (木) 01:37:46};
---…(「そこまで魔族に対して憎悪を抱く彼に何があったのか」と思ってはいても聞く雰囲気でもないし、聞いて答えが返ってきそうにない。そう思って黙っていれば向こうから答えが出た)&br; あ〜なるほど…それはすげーわかる。なるほど、なるほど…銀さん。あんた哀しい奴だな…同情するわ&br; (彼が抱いている上への憎悪、戦争への嫌悪。それは正しくシンセロが思っている物と同じ…だからこそ)&br; やり方、間違えてるわ…アンタがさっき殺した一般兵もまごう事なく命なのに…こうやってテロしてる限り戦いはただ長引いて&br; …無為に命が失われてくだけなのにな…でも気持ちはすげーわかるわ、やるせないんだな…アンタ(と、悲しみの表情を"銀の手"に向ける)&br; (と、会話を中断させるように銃声がなると、ほぼ同時に硬質の金属同士がぶつかり合う音がする)&br; ・・・(いつの間にか手に戻った一本のドラムスティック。それを太腿付近につるされた武器ケースに仕舞うと続けてもう一本)&br; (地面に転がったそれを足先で跳ね上げ回転するそれを手に取った、先ほどと同じ行為)&br; (つまり、跳ね上げた金属製ドラムスティックで"銀の手"が放った銃弾を防いだと、彼が知ると同時に後方から人の声がする)&br; (それも複数人。どうやら行方知れずになったシンセロを探しに来た団員、しかも数は先ほどより多いと知れる)&br; (その音を聞き)時間切れだね(と、話し合いの時間は終わった。とパンピーと呼ばれた男は静かに告げた。表情は悲しげだ) -- [[シンセロ>MOG/0115]] &new{2021-02-11 (木) 01:55:02};
---&COLOR(#708090){ハッ、同情したつもりか?俺はもう、何もかもを許すつもりはねぇ。全部焼野原にしてやる。全部だ!!&br;(存在全てが憤怒の炎で塗りつぶされたかのような男は怨嗟を叫ぶ)&br;(そして放った銃弾がスティックに弾かれたのを見るや)なるほど、少なくともその辺の雑魚じゃない。だいぶ後になるだろうが、お前の首も取りに行くさ&br;(今、と言わなかったのは、増援の迫る音を聞きつけたからだ 時間稼ぎをされていたか?いやそんな様子はなかった 話が聞きたかったというのは真実なのだろう)&br;じゃあな、せいぜい首を洗っとけって、Vに言っとけ!!(そのまま樹上から銃を乱射する その全てはシンセロや他の団員から逸れた弾道 ……しかし)&br;(着弾とともにまたも爆薬が爆ぜる 木々が倒れ、土煙が舞い、木の葉が燃えるカオスを生む その隙間を、鈍銀色の風が駆け抜けていった)&br;}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-11 (木) 02:06:53};
---(怨嗟の炎とも言うべき感情を叩きつけられ、悲しみと共に己が内の恐怖心を掻きたてられる思い。目の前の男が本当に自分の敵に回ったと実感し、再び汗が噴き出る)&br; (爆風と土煙をもろに浴びて、何とか立っていられたのは此方を狙わなかったからに過ぎない)&br; (撤退した"銀の手"を追いかけようとする団員達を制して、彼が去った方角を見る)&br; (なぎ倒され、痛ましい破壊の痕跡を有り有りと残した、森の傷跡…シンセロにはそれが)&br; ("銀の手"が生きている破壊の限りを尽くす。そう宣言する彼からのメッセージに思えた) -- [[シンセロ>MOG/0115]] &new{2021-02-11 (木) 02:20:47};
-(人の街の外れ。その薄暗く見通しの悪い裏路地。そんな場所で、突然、虚空から声だけが生まれたかのように言葉が響く)&br; もし…、そこの旦那様。花は要りませんか。銅貨三枚です(秋を迎え肌寒くなったそこで、薄手の外套を羽織い黒を基調とした野暮ったい服を纏う銀髪赤目の少女が、花籠を片手に微笑みを浮かべた) -- [[花売り>MOG/0018]] &new{2021-02-09 (火) 21:22:50};
--&COLOR(#708090){(フラフラと街の裏路地を歩く銀腕の男 少女の囁き声が聞こえて来たことに、ニヤリとし)&br;銅三枚なんてケチなこと言いやしねぇよ、お嬢さん。金貨二枚つけようじゃないか。「お嬢さんの花」を売ってくれるんなら&br;(野卑たセリフを吐きながら、男は少女の影に歩み寄っていく が、お互い手を伸ばしても届かない距離で足を止め)&br;だが、その前に可愛いお顔を拝見しようじゃないか、&ruby(チーカ){お嬢さん};(腰に下げた魔導銃を抜いて即座に発砲 顔を覆うフードを吹き飛ばす算段)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-09 (火) 21:34:46};
---(顔を半分隠していた外套のフードが吹き飛ぶ。しかしてその少女の顔は顕になり、その顔には銃弾の穴が穿たれているかと思われたが…)&br; …あら、わたくしの花を散らしたいのなら…そうですね、今の所は金貨二千万枚ほど必要でしてよ?(微笑みはそのままに、僅かに首を傾けて。耳元に付けられていた翡翠色をしたイヤリングが一つ、銃弾に砕かれたのみ)&br; (途端、どこに隠されていたのかと思えるような凄まじい負の圧力が少女から放たれる。それは…軍団長級の魔族と思わしき強大な魔力だ)&br; ただ……お支払い方法は金貨ではなくとも構いません。例えば……貴方の、その、首でも(少女は、そう言い、薄く笑みを浮かべて…楽しそうに、楽しそうに笑う) -- [[花売り>MOG/0018]] &new{2021-02-09 (火) 21:51:53};
---&COLOR(#708090){(当てるつもりはなかった 万が一本物の少女であった可能性を考慮したからだ だが、この少女……いや、「少女のようなもの」は、銃に指が掛かったのを見てから、首を動かした)&br;三文芝居なら表通りでやりな(それは街こそ違えど裏通りに蠢く魑魅魍魎を知るからこそ 少女が身一つで裏通りを歩いて一刻無事な試しは殆どない)&br;で、アンタもどっかの刺客か。バアサンはヤル気に欠けたが、お前さんは随分ハッピーじゃねえか。モテモテだな(軽口を叩いているが、実力で言えば拮抗してるか、ギリギリ劣る 正面からやり合うのは得策ではない)&br;来いよ、首が欲しいんだろ(だが、銃を握ったまま、銀の左腕で手招きをする 冷えた心地を見せない胆力で)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-09 (火) 22:09:06};
---……まあ、確かに芝居はもう充分か。いやぁ、苦労したよ。君の足取りを追うのはさ。やっぱ男よりは女の子の方が、口が軽くなるからねぇ。&br; (外套を脱ぎ捨てれば更に気配が変わり、花籠を捨てる。その中から転がったのは…人間男性の、首。ごろつきと思わしきそれを一目もせず、ぶかぶかの服をよいせ、と着直し)&br; 腕でも構わないよ。君のその銀の腕は…首ほどにも、価値がありそうだから(笑い、少女の身体が紫色の光に包まれる。紫光は僅かな間、暗い裏通りを明るく照らし…光が消えた時、そこには大柄な男が居た)&br; さあ…遊ぼうか!(言葉と同時、男が隣の建物のレンガ壁にどずん、と腕を突き入れる。そしてそのままごう、と腕を振り抜けば…砕けたレンガが散弾銃の如く銀の手へ放たれた) -- [[ケイル>MOG/0018]] &new{2021-02-09 (火) 22:26:41};
---&COLOR(#708090){随分とまぁ熱烈なファンがいたもんだ。サインやろうか?(冗談めかして語るが、それだけ重要な首として狙われていること この男にとっては、今更ではあるが)&br;だがどうせ狙われるんなら、本物の女が良かったがな。ヤロウと踊るのは趣味じゃない(と、軽口を叩くのもそこまで 少女だった大柄な男が壁に腕を突き立てたのを見て、身構える)&br;(どん、という破砕音とともにレンガが飛散する 己の銀の手で正面に来た物を払い除け、ダメージを最小限に)&br;(そのまま銃を二発打ち込み、ケイル目掛けスピンキックを見舞う 色付きの風のごとく舞うその身体能力は人ならざる、最上級の悪魔のもの)&br;(そして、ケイルの指輪の意匠に気づく 紫の十字……)&ruby(メディック){衛生兵};が俺に用事か?いや、お前、何かあるな(ぼんやりと、ケイルの正体の輪郭を捉え始める 紫十字団は医療を旨とした部隊 そこにこれほどの戦力がいる意味……)}; -- [[ "銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-09 (火) 22:42:44};
---(レンガはただの目くらましだ。…通常の人間であれば全身複雑骨折間違いなしの、だが。それを歯牙にもかけぬのは想定内)&br; (その間に前へ距離を詰めれば…抑えるような銃撃。今度はしっかり当てるつもりのそれをまたも紙一重で躱すも…重い重い蹴りが襲いかかる)&br; …ハ!物に頼ってるかと思ったけど…やるじゃないか(片腕を上げてガード。しっかりガードしたはずがめきめきと音を立てて骨が軋む。剥離骨折をしたようだ。男の姿になってなお浮かべていた薄い笑みが深まる)&br; おや、紫十字団をお知りおき光栄なことで……でも今は衛生兵じゃない。ただ一人の悪魔…君と同じ、狂った悪魔さ(蹴りを凄まじい膂力で跳ね除ける)&br; (そうして間を置かず踏み込み、敷き詰められた石畳をへこませながら、骨折した腕で腹をぶち抜かんとするようなボディを繰り出す) -- [[ケイル>MOG/0018]] &new{2021-02-09 (火) 22:57:43};
---&COLOR(#708090){(牽制射からの重い一撃 動き自体は基本中の基本 だがそれを必殺にする驚異の身体能力)&br;(片腕のガードで止まった蹴足を引き)&ruby(オーダーメイド){特注};だの、&ruby(プロトタイプ){試作品};だのに頼っていつまでもやっていけるほど、戦場は甘くねぇ&br;(返しのボディーブローを両腕で組んで受ける 片腕では持っていかれると、先のレンガ崩しで把握していた)&br;なるほど、イカれた悪魔か。そう口に出すのは同じだ。だが、お前はどうイカれてる?(受けても大の男の身体が浮くほどの衝撃 たたらを踏んで息を吐く)&br;殺して、癒やして、また殺す、そういうタチか?(医療を司る紫十字団にいること そしてその中でこれだけの武力を持ち、大きな首を自ら狩りに行く そこから推察したケイルの正体)&br;さしずめお前は、「戦場の悪魔」ってところか?(推論を口にし、路地裏に転がっていた酒瓶を手にする そして壁に叩きつけて底を割る)&br;(割れた破片を蹴り上げ牽制とし)そらっ!!(底の割れた酒瓶を振り下ろす その辺のチンピラがやる戦法だが、この大悪魔がやれば妖刀の如き切れ味と速度でケイルを引き裂かんとする)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-09 (火) 23:15:09};
---(辺りの空気を震わせるような重い衝撃が拳に響く。完全に防がれた。そのことが、とても嬉しく感じる。意識せず、更に笑みが深まる)&br; …概ね正解さ。でも、強ければ強いほど…そいつを生き返らせるのは趣味じゃない(そうして割れた酒瓶の破片を躱そうともせずモロに喰らい、体中に突き刺され)&br; (霞がかって見える程の神速の割れた酒瓶もまた、無造作に上げた無事な方の腕で受ける。当然、腕はずたずたに引き裂かれ、血が溢れ出す)&br; 傷つき、再生し、砕けて、治し、殺され、生き返る…"回帰の悪魔"。それが俺だ(両手を広げて、実に楽しそうに楽しそうに。心の底からの笑顔を浮かべる。もはや酷薄さは消え、歓喜とも言えるような笑みを)&br; (そうして…男の纏う魔力の質が、変わる。破片で壊れた黒眼鏡は落ち、その赤い瞳の色が…紫光を纏い…変わる。その指輪の紫水晶にも似た…ヴァイオレットの輝きに)&br; (続けてめきりめきりと音を立てて全身の筋肉から紫光を漂わせて、筋繊維が蠢き、太くなり、男の身体が一回り大きくなる。その仮定で全身の傷は癒え、人外の膂力は更に別次元へと)&br; …"銀の手"。君の狂気は…どこにある?(楽しそうに笑いながら、片手を振り上げ、地面に落とす。ただそれだけで、途端、爆発でも起こったのかと思えるような激しい衝撃波が生まれ広がり)&br; (石畳は所々砕けながら破片と土を撒き散らして大きくぼこん、と凹みクレーターとなる) -- [[ケイル>MOG/0018]] &new{2021-02-09 (火) 23:38:32};
---&COLOR(#708090){(酒瓶の一撃は間違いない手応え 先の蹴りも骨にヒビぐらいは行っているはず 並の悪魔ならその二つで少なくとも戦意の一つ二つは削げるはず だがこの男は……嗤っている)&br;なるほど、おんなじトコぐるぐる回るのが趣味と。それも、「闘争」を中心にか 確かに一言で表すなら「イカれてる」だな&br;(血糊に濡れ、切れ味を失った酒瓶を放り捨てる 道具は基本、その場で拾って使い捨てる)&br;(だが、そこでケイルの眼光が尋常ならざる輝きを帯びたことに飛び退く 刹那、その身体はどんどん「癒やされて」いく)&br;(過剰な回復力が身体を苛むことなく、身体を膨れ上がらせていく)オイオイ、女子の前ではそんな一発芸披露すんなよ。彼女出来なくなるぞ。あぁ、お前は「コレ」がカノジョか(硬質な左腕に拳を叩きつけるモーション)&br;(軽口もそこまで 圧倒的な筋肉量で振り下ろされた拳に飛び退くが、一瞬遅く瓦礫が身体を打ち付ける この男の身体に痣や裂傷を作るそれは、一般人が受ければボロ雑巾になる)&br;俺の狂気、か?(路地を作る建物の上に駆け上がり、ケイルの膨れ上がった肉体を見下ろす 基本のキに忠実なものほど恐ろしいものはない おそらく、増えた筋肉の重さもものともしないだろう)&br;(素早く手が思いつかず、口を使う)俺は&ruby(レジェンド){伝説};と呼ばれた事がある。俺が名乗ったんじゃねぇ 他人が付けた称号だ&br;そういうものの呼び名はいくらでもある。大魔王、勇者、英雄、胎界主、そしてレジェンド。&br;だが、レジェンドっつうのはなんだ?常識を覆す者のことか?違う。新しい見地を与える者のことか?違う 世界を変える者のことか?違う!&br;''現実の世界が自分の理想と違うことがどうしても気に食わねぇイカレ野郎のことだ。''&br;「なぜ魔族の勢力が弱い?」「なぜ人間が魔族に殺され続ける?」「なぜ自分の栄光が世界の端まで届かない?」「なぜ自分の考えたシステムが定着しない?」&br;そう思っちまったら、もう止まれねぇ。方位が定まったら、何をしても目的地へたどり着く。回り道をすることがあっても、決して諦めねぇ&br;その中で脱落するやつは大勢いる。当たり前だ 世界に立ち向かうんだからな だが、そこで生き残った奴が世界を捻じ曲げ、「レジェンド」になる&br;俺か?「なぜ世の中、ムカつく連中がムカつくことばかりしやがる?」だ。 ''俺は&ruby(ラース){憤怒};だ''&br;(自身の司る、七大罪の一つ 「怒り」を吐露し、朗々と語る それも時間稼ぎに過ぎないが この筋肉の山を切り崩す方法を探す時間を稼ぐための)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-10 (水) 00:13:07};
---(クレーターの中心に立ったまま、銀の手の言葉を静かに聞く。当然、その言葉の最中に攻撃を加えることもできた)&br; (だが、しない。何故ならば…その方が"楽しい"からだ。朗々と響く声、その声を荒げることもなく声そのものには怒気は感じられない)&br; (しかし、その意味。その言葉の内に響く隠しきれない色、魂から響くとでも言えるようなその色に…男の表情は、歓喜とさえ言えるような顔となる)&br; …ふふ…ふふふふふ……ふふははははは!!素晴らしい!その信念、その在り方!そしてそれを貫きうる実力!&br; 楽しい、楽しいねぇ。こうであってこそ、こうだからこそ。この世界は素晴らしい!(大きく針金を束ねたような太い両手を広げ、喜びの声をあげる)&br; ……だからこそ俺は繰り返す。何度でも何度でも。いつかその終わりが来るときまで。どうしたって来てしまう終わりの時までを。&br; ………ならば、君は、その君の全存在を持って障害を討ち果たせ。君をイラつかせるあらゆる物をなぎ倒せ。…無論、俺も。&br; お前自身を…伝説を、世界に証明してみせろ!!(銀の手が居る家屋へと大きく踏み込み、まるで竜が尾を振り回すが如く、その腕をぶん回す)&br; (まるで紙細工で出来たかのように大黒柱をぶち折られ一撃にして崩壊する家。続けて足場を失うはずの銀の手に向き直り、ぎり、と両の拳を固め)&br; らららららぁッ!!(空中を打つ打撃。しかし異形の肉体と化した凄まじき膂力は、拳大の衝撃波にそれを変え、何発もの破壊力の塊が、宙を引き裂き飛ばされる) -- [[ケイル>MOG/0018]] &new{2021-02-10 (水) 00:44:51};
---&COLOR(#708090){そうだ。俺は憤怒の悪魔だ。怒るしかねぇ。他に何もできねぇ。大悪魔とは名ばかりのクソッタレだ。&br;(ケイルが歓喜する様すら、苛ついて眺める 一般兵と評されている者の評価など知りようもなかったが、今わかった 綺琳でもない サリウスでもない 果てしない戦乱を望むこの男こそ、真っ先に殺さなければならない者だ)&br;オマエも、本当にブッ飛んでるよ。二番目にムカつくやつだ。デカイ顔をして、己のしたいことをして世界を振り回すヤロウ&br;(がつがつと、銃底で頭を叩く フラストレーションが抑えきれない様子が、見て取れる)&br;(そこに超常の筋力で持って、建物へ攻撃が加えられる 崩れていく足場を離れるが)&br;ぐぅっ!!(空圧の拳が乱打で叩き込まれ、別の建物へと叩きつけられる)&br;そうかよ。じゃあ、オマエが一番「怒る」やり方を見せてやる。それと、怒りの本質ってやつを(壁から飛び降り、流血した様でもう一度構える)&br;俺に出来ることは怒りを分かってやることぐらいだ。俺が世界で一番、怒ってるからな。&br;(そう言うと、"銀の手"は銃を空に向け数発発砲 銃声が裏路地はおろか、表の方まで漏れ出す)&br;''おい!悪魔が出たぞ!!騎士団を呼べ!!戦えないやつは逃げろ!!!悪魔が出たぞ!!!!!''&br;(叫んだのはなんと、市民に対する警告 大悪魔のすることではない が……)&br;(その声に表通りは阿鼻叫喚が巻き起こる 確かに路地裏は破砕され、大きく膨れ上がった人型の悪魔と、銀色の腕をした悪魔と思しき影)&br;(数分経つ間もなく、武装した人間が押し寄せる 騎士団、冒険者、衛兵、あるいは武器を持っただけの一般人 その眼には悪魔に対する憎悪と憤怒)&br;怒りは伝染する。殺したら殺されたものへ、殺されたものから残されたものへ。かくして、怒りは野火の如く世界を焼き尽くす。&br;お前らのやってることはつまりこういうことだ。……恐怖もそうらしいが、そいつは専門外だ。「恐れの悪魔」にでも聞いてくれ。いるんならだが&br;さて……ところでお前さん、弱いものいじめ、好きか?(強者を挫き続けることを是とするケイルに対し、手を広げそう挑発する)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-10 (水) 01:09:28};
---(吹き飛んでいく銀の手を見届け、ゆったりとその元へと歩いていく。銀の手程の大悪魔、ダメージになれどこの程度は致命傷にはなり得まい)&br; (ならば慎重に次の動きを見極めて、対処した上で倒す。ヴェロニカに語ったように…銀の手となれば、奥の手の一つや二つ、持っていてもおかしくない)&br; (男は回帰する。戦い、治し、戦い、治し、闘争を生きる。…が、しかし"死にたがり"ではない。彼の奥の手をみすみすと食らう事は、彼との闘争の純度を下げる)&br; ……ほう?俺を怒らせたら大したものだよ。とでも言わせてもらおうかな(楽しみな顔をしつつ、挙動を見守れば…天に突きつけられる魔導銃)&br; (しまった、とその瞬間思った。もう遅い、今からではどれだけ早く駆けようとも銀の手を止める術などない)&br; なるほど……感情を理解し、操ることに関しては、君が一枚上手だったようだ。&br; (街の中心部の方から広がる騒ぎがこちらにも届いてくる。その喧騒は、程なくして路地裏へと延焼し、程なくして人間の怒りが悪魔を焼かんと迫る)&br; ……好かないねぇ、いやぁこう見えても、軍の鬼の同僚の可愛い子ちゃんには優しいなんて言われてるんだよ?いやいやマジで。&br; それに俺は、気長でね。美味しいものは後に取っておく、我慢できるタイプなのさ(銀の手の挑発には、へらり、といつもの笑みを返し)&br; …怒りがこの世界から消え去ることがないように…戦いも、決してこの世界から消えることはない。だから俺は…安心して、"次"を待つんだ。&br; (完全に人間たちに囲まれる前に…建物の壁を殴り崩し、その奥へと歩を進める。悪魔の格に見合わぬこの手も、それが彼が銀の手だからこそ)&br; (それを読み切れず、封じられなかった…つまりはその"戦い方"に自身が及ばなかっただけに過ぎない。だから)&br; それじゃ元気で。……その炎、なお、燃えたぎることを祈るよ(男の声に…僅かに浮かぶ怒気の色。それは己への怒りだ)&br; (しかしそれ以上に…その戦い方に、喜悦の笑みを浮かべ…瞳を赤く戻し、膨張していた肉体を少女の身体へとまた変性させ、崩れた壁の中へ消えていった) -- [[ケイル>MOG/0018]] &new{2021-02-10 (水) 01:49:38};
---&COLOR(#708090){だろうな。オマエみたいな戦闘狂が、ちり紙破くのを趣味にするはずもねぇ(肩を竦める だからこそ戦闘狂は厄介、と言う様子)&br;そりゃ意外だ。戦バカのくせに気長とは、中々いい性格をしてる&br;怒りもいつか消える。全部焼き尽くして、まっ平らにした先にな(目的の一端を示すように、ケイルにそう返し)&br;パーティーが始まるのに帰るのか?ま、止めねぇが。&ruby(ヴィー){V};に会ったら言ってくれ。お前は四番目に殺すってな&br;(瓦礫を崩し、去っていくケイルに物騒な言伝を伝え、振り返れば怒りに湧く市民たち "銀の手"がやったと、思い込まれているのだろう)&br;(だが、意に介することなく)おら、見せもんじゃねぇぞ!(と、どついて道を空け、悠々と歩き去っていったという……)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-10 (水) 02:04:16};
-(戦火に見舞われたジッァ砦にて)&br;(戦況は魔王軍側が大きく優勢、大勝といっていいだろう・・・そんな中、綺琳は部下に侵略を任せ、隊から離れて一人になる)・・・いるんじゃろう? -- [[綺琳>MOG/0006]] &new{2021-02-04 (木) 21:39:10};
-- &COLOR(#708090){(砦が火に包まれ、戦況は既に決した 砦はまもなく魔王軍の手に落ちるだろう)&br;(そんな中、隊を離れた綺琳が声を掛けると、返礼代わりの銃声が響く 魔法弾が彼女を貫かんと後方から迫るが、予測されていては効果は薄いだろう)&br;なんだ、気づいてたのか、バアサン。(煙を上げる銃を構え現れたのはラフな格好でサングラスを掛けた男 その左腕は鈍く銀色に光る)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-04 (木) 22:21:44};
---(魔法弾は吸い込まれるように後頭部に命中し・・・されど「ぺーん」っと小気味よい音を立てて弾かれていってしまった・・生半可な肉体強度ではなかった)&br;(いてて・・と頭を擦りながら振り返る)いや、誘ったのじゃ・・・誰もいない所で独り言をつぶやく耄碌婆にならずにすんだわ(けけけっと悪い笑み)&br;久しぶりだというのに随分な挨拶じゃの?・・・いや、変わりない様で何よりと言うべきか(皮肉を言いつつ腕を組んで仁王立ち、攻撃する意思は無いように見える) -- [[綺琳>MOG/0006]] &new{2021-02-04 (木) 22:31:57};
---&COLOR(#708090){流石に、アンタともなると貫くのはしんどいか(肩を竦める 並の将校なら穫れる一撃だったのだろう)&br;アンタいろんなとこでそんな事してんのか?ヘルパー付けなくて大丈夫かよ(悪い笑みにはブラックジョークで返す)&br;ああ、あんたやチビのサリウスなんかは真っ先に殺さなきゃいかんかったからな。とはいえ……簡単にはいかんか(彼我の戦力を甘く見積もっていたわけではないが、予想以上と)&br;(しかし、仁王立ちする綺琳に)おいおい、なんだ?バアサンの話し相手にでもなれってか?(嫌味ったらしい口調で語るが、跳ね除けるつもりはないらしく、瓦礫に腰掛ける)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-04 (木) 22:50:38};
---あぁ、きっと面白い物が見れるでな、次からは怯え隠れて見ておるがよい(肩をすくめる)&br;(真っ先に殺さないといけないと聞けば)・・・さよか・・本気なのじゃな・・・滑り気味の冗談であって欲しかったよ&br;うむ・・・こちらに戻れ・・・と言うつもりだったがこれは駄目そうじゃの・・・なんでまたこんな事を始めたのじゃ? -- [[綺琳>MOG/0006]] &new{2021-02-04 (木) 23:13:22};
---&COLOR(#708090){なら、バアサンには暫く一人コントをやっててもらおうか(等と狙う頻度を下げる意図を示唆するが、それも駆け引きの内か)&br;俺が本気じゃなかったことがあるかよ?(サングラスを取り、赤い瞳を覗かせる)&br;バアサン、アンタ便所にデカイゴキブリがいて、どっか行く様子がまったくなかったらどうする?殺すだろ?&br;それと同じだ。いい加減デカイ顔して戦争やってるお前らが邪魔になった。だから真っ平らにする(余りにも感情的に聞こえる発言 だが、この男はやると言った以上絶対に曲げない)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-04 (木) 23:32:16};
---よく言う、おぬしと大して変わらぬではないか・・・だがそうか・・そういう事なら確かに、今すぐにでも消えてもらわねば困るじゃろうの・・・&br;(せめて後5年・・いや2年待ってくれればとぼやき)・・・残念じゃが、仕方がないの・・我らはおぬしを仕留めなければならない・・・・&br;(だが綺琳は同族を殺したくはなかった・・・だから)上手く生き残れよ?(小箱を取り出す・・・中からわらわらと、多量の・・一匹一匹に禍々しい程の呪いが込められたバッタ型の呪符張子が湧き始める)&br;(まだ誰にも見せた事が無い、彼女の秘宝の一つだ)・・・ -- [[綺琳>MOG/0006]] &new{2021-02-04 (木) 23:58:26};
---&COLOR(#708090){俺なんか慎ましいもんだろ?ヒョイと顔出して用事が済んだらサッと帰るのさ(やってることは対して変わらない、ということを棚に上げそんなふうに語る)&br;(その余裕も綺琳が小箱を取り出すまで)オイオイ、マジになる気か?(ロッカー調の長い髪で隠れた首筋に冷や汗が走る さしものこの男も団長級の相手と正面から戦うには苦しいものがある)&br;だがな、俺がアンタらみたいなのに何の備えもしてないとは、思わないよな?(瓦礫の下に向けて銃を放てば、突如地中から爆風が膨れ上がる)&br;(そう、奇襲を始めるより先に爆弾を仕込んでいた とは言え、綺琳の身体強度を傷つけるほどの威力はない)あばよ!腰は大事にしろよ!!(吹き上がった土煙に紛れ、"銀の手"は姿を消した バッタ型の呪符張子が追ったかも知れないが、追い切れたかどうかは……)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-05 (金) 00:14:40};
---何も驚く事はない・・・先に手を出したのはおぬしで、お互い譲れず、交渉の予知もないのじゃから・・・(淡々と、感情を抑える様に告げて)&br;(爆発が起こればバッタの群れが渦を巻く・・・一匹一匹が持つ魔力の波動を干渉しあう事で非常に強力な防御シールドを展開、爆風も瓦礫も寄せ付けない)&br;おどろおどろしいからの、脅しにはピッタリじゃわい・・・(バッタが飛び立つ・・・"銀の手"を直接追うより、部隊の状況を把握した方が効率が良いという考えだ)&br;(無論、こちらが『群れ』を出した時点で"銀の手"もこの展開を予測し、手は出さないだろう・・・まぁ詰まる所、『上手く生き残れ』という事だ)&br;・・・もう少し腹を割って話していればあるいは・・・いや、どのみち無理じゃの・・やはりわらわにはこういう事は向いてないのじゃ・・・(残念そうに肩を落とすと部隊と合流しに向かうのだった) -- [[綺琳>MOG/0006]] &new{2021-02-05 (金) 21:46:28};
-  --  &new{2021-02-03 (水) 22:29:20};