[[名簿/512845]]

-''魔導書『白紙』に記されたこと''
--''&ruby(Wicked-witch){『意地悪な魔女』};''
--''『解析体 デュンケラ』''
--''『不思議の国のアリス』''
--''『ロジエール』''
--''『神統記』''
--''『無名の雑書』''
--''『偽典・ネフの戯画超訓』''
--''『倭文祭文註抄集成』''
--''『愛の書』''
--''『ケネィ=ジャハ』''
---著者:不明&br;編纂時期:不明&br;現在の所持者:[[恐竜少年>名簿/512881]] 正確にはこの『聖典』のうちの一冊を有する。
---  '''蒼き竜の一族に古代より伝わる書物群を差す。“聖典”『ケネィ=ジャハ』とは南方の恐竜人類によって伝え守られるものである。'''&br;   '''神官によって管理され、神殿に安置されているゆえに外に持ち出すことは叶わないとされ、断片的な情報のみが外部に伝わっている。'''&br;   '''『ケネィ=ジャハ』は彼らの言葉で《知識の源》を指す言葉であり、上記の書物群の書名というわけではないらしい。'''&br;   '''その内容は非常に難解であるとされ、常に表記される文字が変化するため、まともに読むことは不可能に近い。'''&br;   '''如何なる知識が記されているのかは、神殿を守る一族に聞くほかないが、外部の人間に聞かせる可能性は低いと思われる。'''&br;   '''有史以前より存在する彼の『ナコト写本』や、古代ヒューペルボリアの魔術師によって記された『エイボンの書』に、『ケネィ=ジャハ』についての記述があるとされ、&br;  詳細なことはアーサー・ブルック・ウィンスタース=ホール牧師の『エルトダウン・シャーズ』に記されているが、信憑性は薄いと思われる。'''&br;   '''その内容をきちんと確かめることのできた人間がいないため、果たしてこれが聖典なのか、歴史書なのか、魔導書なのか不明であると言わざるを得ない。'''&br;    ''―――ゴールデン・ゴブリン・プレス社刊『大魔術叢書』より'''&br; &br; 彼の恐竜人類が奉斎する神典がこれである。&br; 古代において彼らがヴァルーシアの蛇人間やイグらとの関係を持っていた可能性は少なくなく、あるいはあの無名都市を建造した爬虫人類の流れを汲む可能性もある。&br; 故に、ヴァルーシアや爬虫人類についての文献も追う必要があるが、しかし南方の恐竜人間は恒温で胎生との情報もあり、異種の可能性も強い。&br; 謎の多い書物であり、私もきちんと閲覧したことはない。セラエノ大図書館にも存在しない書物である。&br; 現在の私の階位、権能ではセラエノ大図書館深部へのアクセスは不可能である。さらに深層に到達できれば、新たなる情報が得られる可能性が強い。&br; &br; 私がこの街で遭遇したのは、『ケネィ=ジャハ』のうちの一冊だと思われる。機械の少女の姿に化身し、元の本の姿に戻ることもできる。&br; 紙では構成されておらず、機械によって構成されている。この巻のみがそうであるのかどうかは不明である。&br; 私が遭遇した一冊は『ケネィ=ジャハ』の端末と呼べる存在なのかもしれない。長時間の閲覧は不可能であったが、あれだけの情報が集まれば問題はない。&br; その内容は改めて分析しなければならないが、暗号化されたような文字列によって構成されており、情報を圧縮したかのように、一つ一つの文字の言霊が強い。&br; これらを解く方法ないし数式めいたものの存在があるのではないかと想像される。&br; あの機械の少女の化身から考えるに、この『ケネィ=ジャハ』は、超過去、或いは未来の科学の成果なのかもしれない。&br; 次は魔術的干渉を試みる必要がありそうだ。&br;
---&br;  '''蒼き竜の一族に古代より伝わる書物群を差す。“聖典”『ケネィ=ジャハ』とは南方の恐竜人類によって伝え守られるものである。'''&br;   '''神官によって管理され、神殿に安置されているゆえに外に持ち出すことは叶わないとされ、断片的な情報のみが外部に伝わっている。'''&br;   '''『ケネィ=ジャハ』は彼らの言葉で《知識の源》を指す言葉であり、上記の書物群の書名というわけではないらしい。'''&br;   '''その内容は非常に難解であるとされ、常に表記される文字が変化するため、まともに読むことは不可能に近い。'''&br;   '''如何なる知識が記されているのかは、神殿を守る一族に聞くほかないが、外部の人間に聞かせる可能性は低いと思われる。'''&br;   '''有史以前より存在する彼の『ナコト写本』や、古代ヒューペルボリアの魔術師によって記された『エイボンの書』に、『ケネィ=ジャハ』についての記述があるとされ、&br;  詳細なことはアーサー・ブルック・ウィンスタース=ホール牧師の『エルトダウン・シャーズ』に記されているが、信憑性は薄いと思われる。'''&br;   '''その内容をきちんと確かめることのできた人間がいないため、果たしてこれが聖典なのか、歴史書なのか、魔導書なのか不明であると言わざるを得ない。'''&br;    ''―――ゴールデン・ゴブリン・プレス社刊『大魔術叢書』より''
---&br;彼の恐竜人類が奉斎する神典がこれである。&br; 古代において彼らがヴァルーシアの蛇人間やイグらとの関係を持っていた可能性は少なくなく、あるいはあの無名都市を建造した爬虫人類の流れを汲む可能性もある。&br; 故に、ヴァルーシアや爬虫人類についての文献も追う必要があるが、しかし南方の恐竜人間は恒温で胎生との情報もあり、異種の可能性も強い。&br; 謎の多い書物であり、私もきちんと閲覧したことはない。セラエノ大図書館にも存在しない書物である。&br; 現在の私の階位、権能ではセラエノ大図書館深部へのアクセスは不可能である。さらに深層に到達できれば、新たなる情報が得られる可能性が強い。&br; &br; 私がこの街で遭遇したのは、『ケネィ=ジャハ』のうちの一冊だと思われる。機械の少女の姿に化身し、元の本の姿に戻ることもできる。&br; 紙では構成されておらず、機械によって構成されている。この巻のみがそうであるのかどうかは不明である。&br; 私が遭遇した一冊は『ケネィ=ジャハ』の端末と呼べる存在なのかもしれない。長時間の閲覧は不可能であったが、あれだけの情報が集まれば問題はない。&br; その内容は改めて分析しなければならないが、暗号化されたような文字列によって構成されており、情報を圧縮したかのように、一つ一つの文字の言霊が強い。&br; これらを解く方法ないし数式めいたものの存在があるのではないかと想像される。&br; あの機械の少女の化身から考えるに、この『ケネィ=ジャハ』は、超過去、或いは未来の科学の成果なのかもしれない。&br; 次は魔術的干渉を試みる必要がありそうだ。&br;
--''『ラキーユ』''
--''『【両舌】のトロンプルイユ』''