[[IK/0454]]

-この辺りに古くからこの土地を領知していた貴族がいると聞いたのだが……そこの童よ、知らないか。&br; 僕は最近この国へとやってきた道士だが、是非彼の家の未来を占い、盤石と栄華を齎さんと思うのだ。&br; (西域の軍服らしきものを纏った少女へと、黒衣の道袍を纏った男が声をかけた。)&br; (無論、この土地に長く棲むという貴族に渡りをつけようとせんがための行為であった。) -- [[徐周>IK/0025]] &new{2018-04-04 (水) 02:17:59};
--(ひくひくと襟元から突き出した鼻をひくつかせてニオイをかぐ)&br;貴様、変わった服を着ているな。遠方からの移民であるか?それとも、ジプシーというものであるか?(挨拶の前に不躾な質問で返すのは貴族でもあり軍人らしい傲慢さが感じられる)&br;今は小官が家督を継いでアルスレイム子爵である。 -- [[アデーレ=ファリン>IK/0454]] &new{2018-04-04 (水) 02:43:25};
---これはこれは……貴女がアルスレイム子爵でいらっしゃいましたか。知らぬこととはいえご無礼を。&br; (相手が家督を継ぎ子爵となったと聞けば、周は恭しく一礼する。実際には子供が継いだとあらばこともうまく運びそうだと、敬意など特に感じてはいない。いきなり匂いを嗅がれたのは面食らったが。)&br; はい、僕は遥かに東域にある帝国よりこの国へと罷り越しました者。姓は徐。名は周と申します。移民、という言葉が一番僕の立場を表すのに相応しく思います。&br; 僕は道士ーーこの国の言葉で言えば魔術師や占い師のようなものですーーでありまして、是非貴家の安寧と繁栄の未来を占わせて頂きたく思い、参上した次第でございます。&br; 如何でございましょうか。当たるも八卦当たらぬも八卦とも申しますが、お気に召したのであれば今後の指標にしていただければこれ幸いというものです。(といい、筮竹をじゃらじゃらと鳴らす。薄笑いを浮かべて。) -- [[徐周>IK/0025]] &new{2018-04-04 (水) 03:13:56};
---よい。小官も家督を継いだばかりである&br;ジョシュ―?否、シュー・ジョか?(きつい目つきと不釣り合いに首を傾げる仕草は年相応の少女のよう)&br;知らん場所だな…ずいぶん遠くからも来ているのであるな(領内しか知らぬ少女は、少し興味を惹かれた様子で不思議そうにジャラジャラとなる棒を見つめる)&br;貴様の国ではその棒で占いをするのであるか?(好奇心が見て取れる問いかけには承諾の意も含まれている) -- [[アデーレ=ファリン>IK/0454]] &new{2018-04-04 (水) 22:41:57};
---徐は姓であり、名が周となります。この国とは家名と名の順番が違うのです。故に周とお呼びください、卿よ。&br; 遥か東域故、知らぬのも無理のないこと。憚りながら、祖国にいる間は僕もこの国については知ることがありませんでした。&br; ご興味がお有りのようでしたらまたお聞かせいたしましょう。(そう答えつつ、筮竹を派手に鳴らし始めた。)&br; いかにも左様、この棒にて占いを致すのです。陰陽五行の運行の流れを見ることにより、今後の運気を予測するのです。&br; (実際にはこの男、占い師でもなんでもない。易の知識はかつてはあったものの、既にそれも忘れ果てている。ただ、筮竹を操りは派手であった。)&br; こ、これは……!!(束ねた筮竹を二つの手で分けるなどしつつ振り分けていき、最後に残った筮竹の一本を見ると、男は声を上げた。)&br; いけませんな。恐れながら、非常に悪い卦が出ております。貴家の未来にも影響するほどのものですな。(と、神妙な顔を作ってみせる。) -- [[徐周>IK/0025]] &new{2018-04-04 (水) 23:05:39};
---シューはとんだ田舎者というわけであるな(話を打ち切られたのがちょっとショックだったらしくまだ聞きたそうな顔をするが、ジャラジャラと竹が鳴り始めれば小動物めいた視線でじっと竹の動きを見つめ始める)&br;ケ?ケとはなんであるか?不明瞭な発言はやめよ。なにか悪いものであるか?(首をかしげる) -- [[アデーレ=ファリン>IK/0454]] &new{2018-04-04 (水) 23:40:48};
---(遠い異国の話を聞きたそうな少女の様子はいざしらず、周は卜占の真似事を行った。実際には祖国の話などするつもりはないのである。自らを登用しなかった国の話など。)&br; 卦というのは易の用語でありまして、陰陽二気の爻の組み合わせにより……いえ、専門的な話をしても仕方ありますまい。要は占いの結果にございます。&br; (あまり深く聞かれると、卜占の素人とバレはしないかと恐れたため、説明はごく簡単に行った。)&br; 結果から言えば、凶兆ということになりますな。このままではアルスレイム家の将来は暗い……卿の代で断絶するやもしれませぬ。&br; 貴家の屋敷の土公──要するに土地の神──の祟……という結果が出ております。さて、僕ならば祭祀を行い神の祟を鎮めることもできますが……如何いたしましょうか。&br; (いかにも深刻そうな声色でアデーレに告げる。) -- [[徐周>IK/0025]] &new{2018-04-05 (木) 00:01:46};
---エキ?インヨウニキ?だぶるえっくす?(ますます?マークを頭上に増やし)なんだ、それならそうと簡潔に述べるのである。頭の良いものの説明は常に簡潔であるのだ(つまりは占いのことだ)&br;なに!それはいかん!先祖より代々継いできたこの家を、小官の代でなくすなど思いもよらぬことである!なんだ…それならそうと早くいうのである。早速やってもらおう(驚いたり起こったりとコロコロ表情を変える) -- [[アデーレ=ファリン>IK/0454]] &new{2018-04-05 (木) 00:12:00};
---(こちらの言うことを疑うことなく信じる様子に若干の罪悪感がないわけではなかったものの、せっかくの機会を周は逃すわけにはいかなかった。)&br; (家を守らなければならないという少女は、かつて自分ではなし得なかったことを幼き身で成そうとしている。それはあまりに眩しいものであった──)&br; ……わかりました。では早速行うといたしましょう。僕も、この国の高貴なる家が潰えるというのは惜しく思います。&br; 壇を設けます故、しばしお待ちを。祟は丑寅の方角……所謂鬼門から入り込んできておりますな。&br; (彼女の屋敷の東北の方角の庭にやってくると、背負っていた包を開けて壇を組み始める。供え物や位牌などを用意した壇へと置き――)&br; 謹請。皇天上帝、三極大君……(線香を焚き、もっともらしい祭文を唱え始め、祭祀を実行する。色々とそれらしい所作を行った後に、最後に庭の片隅に銀色に輝く人形や銅銭を埋めていく。)&br; これで土公の怒りは鎮められました……この土公の祟による家の断絶などはなくなったことでしょう。後は卿が家を絶やさぬように努力さえすれば今後も安泰でしょう。(と深々と一礼する。) -- [[徐周>IK/0025]] &new{2018-04-05 (木) 00:56:35};
---うしとら?きもん?(何のことだろうとせわしなく左右に首を傾げつつ、物珍しい祭壇が組み上がっていくのを落ち着かない様子で眺めるのは生来じっとしているのが苦手な性質であるからであろう)&br;(何を言っているのか分からないという様子で祭文を聞きつつ、若者の動きや見たこともない小物に目を奪われる)&br;これでよいのであるか?(気になるのか産められたものを掘り返そうと土に手を突っ込みながら、キョトンとした表情で尋ねる) -- [[アデーレ=ファリン>IK/0454]] &new{2018-04-05 (木) 01:14:05};
---はい、これで土公の祟は鎮まるでしょう。小さな祠を作っておきますので、毎朝ここで軽い供え物をし、線香を焚けば土公は貴家の守り神となるでしょう。&br; (占いが嘘であるために、土公云々もまるきりのデタラメである。徐周は土公の祟りも何も感じ取ってはいないのだ。それでも彼女に恩を売ろうと嘘を並べ続けた。)&br; では、もしよろしければ僕の名をお知り合いの貴族の方にもお教えいただけ……って、お、お待ち下さい! それは掘り出してはいけませぬ! 犬のような真似をしなさいますな!&br; それは土地の神に捧げた供物、鎮物ですぞ! もし弄って本当に祟りでもあれば……ごほっ、ごほっ!! 失礼……無礼を申し上げました。犬などと……。&br; (相手の予想外の行為に思わず「本当に祟りが」などと言ってしまったがすぐに咳き込んでごまかそうとする。)……ですので、掘り出してはいけません。&br; もしご興味があれば差し上げますので……。(そういうと、アデーレに包から取り出した金銀で作られた人形や銅銭を差し出した) -- [[徐周>IK/0025]] &new{2018-04-05 (木) 01:38:18};
---小官は犬ではないのである!(割と怒った)&br;ふむふむ……了解したのである。存外簡単であるな&br;知り合いの貴族と言っても、建国したばかりの国ゆえ、伝統ある家は我がアルスレイム家以外にはあまり聞かぬのであるな……伯爵殿がおられる様子であるが&br;(受け取った銅銭や人形を鼻先に持ってきて匂いを嗅いだり、陽にかざして反射する光に眩しそうに目を細めたりする) -- [[アデーレ=ファリン>IK/0454]] &new{2018-04-05 (木) 01:57:36};
---ご無礼を……。(犬呼ばわりに相手が怒るのは当然に思えたが、人形などの匂いを嗅ぐなど、どうにもアデーレの行動は犬らしさを感じてしまうのであった。)&br; 確かにそれは道理……(確かに新興国故、伝統的な貴族が早々いるはずもないというのはまさしく正論であった。)&br; ですが、相手が貴族でなくとも、伝統ある家の貴女から僕の名が広まれば、間違いなく我が栄達の道が拓け……いえ、なんでもありませぬ。&br; おそらく伯爵と思われる方とは先日お会いいたしました。……さて、その際にこのようなものを書いていただきまして。&br; (懐から取り出した一枚の書状をアデーレに見せる。''ウ''ムルトン伯爵の書名がなされた、徐周の斡旋状だ。徐周の名前や道士であること、利き手、嫌いな食べ物などが書かれている。)&br; 如何でしょうアルスレイム子爵。貴家では士官の求めてはおりませんか? 僕を召し抱えていただく……などというお考えはありませんでしょうか?&br; 道士として今日のように貴家をお守りしてみましょう……如何か!?(相手にずいと一歩近づき士官を求めてはいないかと食い気味に尋ねる。) -- [[徐周>IK/0025]] &new{2018-04-05 (木) 02:44:22};
---(はて、伯爵殿はその様なお名前であったか?と首をかしげる)&be;(斡旋状に鼻をくっつけてクンクンと匂いをかぐと、わずかに甘い香り)確かに伯爵殿の匂いがするであるな&br;(唐突な申し出にふむと僅かに考え込むが)よかろう。貴様を我が家に迎え入れるのである(若輩ゆえの無思慮で即決する。伯爵殿の推薦であれば問題もあるまい。なにより自分の知らない国の人間というところは好奇心を刺激する) -- [[アデーレ=ファリン>IK/0454]] &new{2018-04-05 (木) 03:03:14};
---おお……!! なんとも寛大な……ありがとうございます! 卿のご威徳は遍く天下を照らしましょうぞ!&br; (推薦状を確認した後に、彼女は即決した。それを聞けば、徐周は非常に喜んだ様子を見せ、飛び上がった。)&br; (「やはり子供は御しやすい」などと心中で思い、先程感じていた罪悪感もどこへやら、である。)&br; 不肖徐周、貴家の繁栄のために身を粉にして働かせていただきましょう。何かあれば何なりとお命じくださいませ。 -- [[徐周>IK/0025]] &new{2018-04-05 (木) 18:47:24};
---ではこれを授ける(背伸びをして袍衣の襟に小さな星が一個の階級章をつける)&br;今日より貴官はシュー三等兵である。開拓と防衛に励み、その星を増やすように心がけるのである(ビシッと敬礼) -- [[アデーレ=ファリン>IK/0454]] &new{2018-04-06 (金) 22:12:57};
---おや、これは……。(アデーレは背伸びし、徐周の襟に星1つの階級章をつけた。徐周はそれがなにかわからない様子である。)&br; さ、三等兵……? 兵? い、いえ開拓はともかく僕は防衛や戦いは……いや、ダメだ。せっかくの士官の道だぞ……ッ、し、仕方ない……。&br; え、ええと、これでよろしいのでしょうか。アルスレイム卿、本日より僕は貴女の臣下となり、貴女の家のため、任を尽くすことを誓いましょう。&br; (見よう見まねで敬礼をする。「妙なことになった……予想と違うぞ」と思いはすれど、栄達の道から外れるようなことを今更考えることはできなかった。)&br; では本日はこれにて……僕の草庵もお屋敷の近くに移動させたほうが良いでしょうか……ともかく、これからもよろしくお願い致します。&br; ……星を増やすというのは功績を立てろということか……?(ぎこちない敬礼を再度行った後に、徐周は去っていった) -- [[徐周>IK/0025]] &new{2018-04-07 (土) 01:21:38};
-せっくす!?!? --  &new{2018-04-04 (水) 01:09:55};
--はっ!!おんなであります!! -- [[アデーレ=ファリン>IK/0454]] &new{2018-04-04 (水) 01:40:24};
-しゃー!(威嚇する三毛猫) -- [[ニカ>IK/2222#re508f6e]] &new{2018-04-08 (日) 18:36:44};
--がるるるる!(四つん這いになって威嚇しかえす) -- [[アデーレ=ファリン>IK/0454]] &new{2018-04-09 (月) 23:05:01};
---うー・・・・・・(尻尾をまるまると太くし、毛を逆立てて唸り睨みを聞かせて近づくぞ) -- [[ニカ>IK/2222#re508f6e]] &new{2018-04-10 (火) 00:19:22};
---わんっわんっ!(帽子の下に耳が生えて、鼻先を突き合わせて吠える) -- [[アデーレ=ファリン>IK/0454]] &new{2018-04-10 (火) 00:38:03};
---(吠えられれば耳をぺたんとしかけ・・・しかし負けじとさらにうなり・・・)ふぅにゃぁ!!(愚かにも先制攻撃!前足をぶんぶん振って連続猫パンチを放つ!) -- [[ニカ>IK/2222#re508f6e]] &new{2018-04-10 (火) 00:43:11};
---わっ……ぎゃああ!目が!目がぁ!(目に砂が入ってひっくり返って悶絶) -- [[アデーレ=ファリン>IK/0454]] &new{2018-04-10 (火) 01:07:12};
---!?・・・(思いの他ダメージが入った様に見えて「ち、違う・・・私・・そんなつもりじゃ・・・」って感じでうろたえ、心配そうに声をかける)・・・にゃー・・ -- [[ニカ>IK/2222#re508f6e]] &new{2018-04-10 (火) 01:11:22};
---ド許せぬ!(立ち上がって抜刀!しかし左手は目を押さえたままのためフラフラと振り回すだけだ) -- [[アデーレ=ファリン>IK/0454]] &new{2018-04-10 (火) 01:15:47};
---ふぅにゃぁ!?(マジ切れされればまたびっくり、シャレにならないとばかりに逃げていった) -- [[ニカ>IK/2222#re508f6e]] &new{2018-04-10 (火) 01:17:11};
---どこであるかぁ、猫畜生!(見えないままブンブン振り回し続け、頭を木にゴチンとぶつけて気絶した) -- [[アデーレ=ファリン>IK/0454]] &new{2018-04-10 (火) 01:34:33};