[[お前ならどう切り抜ける?>SLV/0014]]

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--&br; ================================================================&br; Instant Message System, for Hasekura, Build 1019.03c&br; ================================================================&br; _&br; &br; Launch in secret mode...&br; &br; 'Tell the meta-area.'&br; 'This communication is confidential.'&br; 'Thank you for your cooperation.'&br; &br; Generating a quantum cryptographic key...&br; &br; Complete.&br; ================================================================ -- [[■>SLV/0014]] &new{2020-11-28 (土) 14:16:52};
--- to:Norun Hasekura;&br;from:Lyce Hasekura;&br; &br; Searching......&br; Connecting......&br; Searching for the remains to be a bypass......&br; Connecting...... &br; Complete.&br; ================================================================ -- [[■>SLV/0014]] &new{2020-11-28 (土) 14:20:28};
---『兄さんへ&br;  話したいことは沢山ありますが、最低限のことだけお聞きします。&br;  兄さんと、無限大公司との交流は、何年前からありましたか。&br;  ヨルを死なせたのは、リーさんと兄さん、どちらですか。&br;  &br;  5年前、兄弟たちを死なせたのは、兄さんですか。』 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-11-28 (土) 14:30:38};
---_&br; 『リーから聞いたのか?』&br; _&br; 『いいえ。&br;  自分で考えて、聞いています。&br;  リーさんは、ヒントしか。&br;  それに、&br;  元々、皆察していることでしょう。』&br; _&br; 『だろうな。&br;  少し待て。&br;  回答に時間がかかる。迂回路が焼け付く迄には纏める。』 &br; _&br;『 &br;  わかりました。』 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-11-28 (土) 14:39:28};
---_&br;『回答1&br;  無限大公司との交流自体は曽祖父の代からある。&br;  が、現在手続きを進めている提携の発端は、10年前だ。&br;  お前の察しの通り。リー・シャンフーからの働きかけによる。&br;  &br;  回答2&br;  こちらはお前がどこまで記憶しているか把握していない。&br;  よって、必要最低限の情報を羅列する。&br;  &br;  元々お前たち双子は、先天的な問題により、成人までの生存が絶望視されていた。&br;  父は手を尽くした。&br; 最終的に、どちらかが、もう片方のドナーとなる以上の選択肢はなかった。&br;  私はどちらでも良かった。&br;  お前の生存を後押ししたのは、リーだ。&br;  &br;  回答3&br;  そうだ。&br;  支倉と、私自身の利益を考えた結果だ。&br;  お前が今生きているのは、リーに対する交渉材料として有効だったからだ。&br;  &br;  以上。』 -- [[■>SLV/0014]] &new{2020-11-28 (土) 14:58:04};
---_&br; 『&br;  どうして』&br; _&br; 『回答3で述べた。』&br; _&br; 『&br;  父さんは』&br; _&br; 『黙認している。悲しみはしただろう。』&br; _&br; 『''私も殺すの?''』&br; _&br; 『''今、生きていると言えるのか?''』&br; _&br; 『&br;  すまない。今の発言は取り消し、謝罪する。&br;  リーは一途な男だ。&br;  お前なら乗りこなせるだろう。』&br; _&br; 『嫌だって言ったら?』&br; _&br; 『言わないさ。&br;  お前は、聡いから。&br;  かつてのヨルのように。』&br; _&br; 『&br;  私は、』&br; ================================================================&br; Error.&br; Communication with the remains has been cut off.&br; ================================================================ -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-11-28 (土) 15:10:49};
---『支倉紡績 旗艦』&br;&br; 迂回路が焼き付いた。&br; だが、求められた情報は与えたと考えられる。&br; 彼女は――妹は、狼狽しているだろうが、同時に、理解の努力を諦めないだろう。&br; いずれにせよ、次の秘匿通信は、無い。&br; 妹とて、乱発できるものではないと理解しているはずだ。&br; &br; 回答は、全て事実だ。&br; 父から、そして祖先から受け継ぐこの企業を、拡大し、繋げていく。&br; そして、私の望みも共に送り出してゆく。&br; &br; お前達は、このゲームの参加者に相応しくなかった。&br; だから、脱落した。&br; ――次の場に立つのは、私だ。&br; &br; 回答は、全て事実で、&br; 私の望みは、肉親の情を凌駕する。&br; あらゆるものを飲み下し、突き進むのみ。&br; &br; ただ―― -- [[■>SLV/0014]] &new{2020-11-28 (土) 15:43:33};
---&br;『██年前』&br; &br; 「ねえ、お兄ちゃん。昔の人も、海のすみずみまで調べることは出来なかったって、本当?」&br; 「ああ。」&br; 「宇宙に飛び出せるくらい、はってんしてたのに?」&br; 「そうだよ。」&br; 「じゃあさ! ウチが、海のすみずみまで、調べつくしちゃったらさ!&br;  それって、昔の人より、ずーーーーっと、すごいってことじゃん!」&br; 「お姉ちゃん、うち、せんいの会社だよ……?」&br; 「でさ、海を調べつくしちゃったら、今度は宇宙だよ!&br;  もしかしたら、ずっと昔に宇宙に出てった人たちとも会えるかも!&br;  ううん、ぜんぜん人間じゃない、ふしぎな人たちとだって!&br;  それって、昔の人より、ずーーーっと、ずーーーーーっと、すごいことしてない!?」&br; 「お姉ちゃん……」&br; &br; 私は、少し泣きそうなヨルの頭を撫でてやり、&br; リセに顔を向ける。&br; &br; 「……まあ、」&br; 「……そうだな。」&br; &br; お前は、決して、思い出さないだろう。&br; 今や、お前の中には、ヨルもいる。&br; ――臆病で、賢く、優しい、ヨルがいる。 -- [[■>SLV/0014]] &new{2020-11-28 (土) 15:46:57};
-[[りせログ]]
-ネットワーク通信で経由するのサーバーじゃなくて遺構(Remains)なのお風呂入ってる時におもいつきました。 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-11-28 (土) 15:55:54};
--あ、シュガーさんがなんかいにしえのじゃあくな文明起こそうとしてましたね。しりませーん。 -- [[支倉りせ>SLV/0014]] &new{2020-11-28 (土) 15:57:44};