[[界境街/中央区/聖レ・ファータ教会]] / [[旧市街/中央区/聖レ・ファータ教会]]
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-&size(14){&color(royalblue){'' - 礼拝堂 - ''};};
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-&size(14){&color(royalblue){'' - 礼拝堂 - ''};};
--（ある男とある男が話し合っていた）&br;（静かな礼拝堂で）&br;&br;……なあ、分かってくれ。私の理想はもう話しただろう！？&br;「絆と信頼による本当の平和」だ！そのために、君の力が必要なんだ！ -- [[ブラスト>名簿/503569]] &new{2013-08-26 (月) 21:12:10};
---「それは分かる、君の理想は立派なものだと思うよ」&br;（青いスーツの男にまくし立てられた男は、少し困ったような表情だった）&br;「だけど君とは大学で同じ授業を受けていただけじゃないか、その……「響友」には……」 -- [[男]] &new{2013-08-26 (月) 21:14:41};
---……ッ！た、確かに分かってる！そんなことは……深い付き合いじゃなかったのは分かってる！&br;でももう、色々な人に聞いて回った、もう君しかいないんだ！&br;頼む、私の理想には「響友」がいなくては成り立たないんだ……頼む！「絆」を……結んでくれ……！ -- [[ブラスト>名簿/503569]] &new{2013-08-26 (月) 21:16:30};
---「……気持ちは痛いほど分かる、だが……すまない。俺は亜人だが、君よりもっと「絆」を結んだ人がいる……」&br;（悲しげに、低い声で男は首を振った）&br;「分かってくれ。俺にも、ともに生きる相手は選ぶ権利はある……君はすばらしい人間だとは思うが……」&br;「響友には、なれない」 -- [[男]] &new{2013-08-26 (月) 21:19:05};
---&br;''バタン……''&br;（礼拝堂のドアが閉まり、静寂が訪れる。青いスーツの男は、膝をついて、うなだれた）&br;……これは……報いなのか。私は生き方を間違ってしまったのか……&br;（その表情には、深い失意が刻まれている） -- [[ブラスト>名簿/503569]] &new{2013-08-26 (月) 21:21:47};
---「こいつは驚いた。最近は政治家先生も懺悔に来るんだな」天上から声がしたと思うと、黒い人影が男の前に降りてきた&br;黒い肌に金色の目をしたそれは貴男を見てニヤニヤと笑っている。話を聞かれていたらしい -- [[？？？>名簿/503585]] &new{2013-08-26 (月) 21:36:12};
---……！（声に気づき、立ち上がる　天使が舞い降りるように――悪魔のような風貌の者が現れたのだ）&br;……信心深いものでね。私は人間の絆の原点は「神」の与えた道徳であると思っている……道徳心こそが、無償の信頼を生み、絆を作るのだ。&br;……（表情は変えなかったが、その目には哀しみの色が浮かんでいた　大層に絆を語りながら、その絆を結べなかったばかりなのだから） -- [[ブラスト>名簿/503569]] &new{2013-08-26 (月) 21:40:44};
---（道徳心、のくだりで我慢できなくなったという風にふきだすと、げらげらと笑いながら）&br;「ぷっ…ハハッ！ おもしれぇ！ なぁ、ここ笑う所だよな政治家先生よぉ？ その絆や信頼とやらは、さっきの野郎には届いてなかったじゃねーか」&br;「金と権力あれば大抵の奴は何とでもなるだろ？ 適当に、その辺の奴に札束渡せば済む話だ」 -- [[？？？>名簿/503585]] &new{2013-08-26 (月) 22:01:51};
---（唇を噛んだ　この悪魔の言うことは今の社会では正しいのかもしれない）&br;（だがそれでは理想に届かないことも分かっている　それが歯がゆかった）&br;彼には彼の絆があり、信頼がある。私にそれを向けなかっただけだ……仕方の無いことなのだ。&br;信頼と絆は金では買えないッ！……「響友」は絆の証。幾千万のゴールドを積み上げても、「響友」に近づくことは無いんだ。&br;……（ため息をついて、ネクタイを直す）私の名はブラスト。ブラスト・アイディオールだ。……君は？ -- [[ブラスト>名簿/503569]] &new{2013-08-26 (月) 22:07:51};
---「チッ…金も権力もある奴がワケわかんねー理想掲げて力を使わねーのは見ててイライラすんだよ」&br;「政治家先生ってのは、どいつもこいつも、こんなめんどくせぇ奴………ん？」腕組みをして視線を外した。何か思いついたらしい&br;「ならこういうのはどうだ？ あれだ、召喚盟友(サモンクラスタ)ってのがあるだろ、そっちで契約者を探せばいい。響友と違って数の制限もないしな」&br;&br;「俺か？ 悪いが政治家先生に名乗る名はねーよ。まぁ、雇い主になるなら教えてやってもいいけどな」 -- [[？？？>名簿/503585]] &new{2013-08-26 (月) 22:48:16};
---それでは駄目なんだ……ただの召喚ではだめなんだ。私は「理想」のために政治家になったのだ。&br;「絆と信頼が生み出す真の平和」のために……だが、それを証明するには自分自身がその絆を見せることが不可欠だ。&br;……恥ずべきことだが、君の言うとおり……私には絆も信頼も無い。これから長い時間をかけて……響友を……&br;……？雇い主？何のことだ？ -- [[ブラスト>名簿/503569]] &new{2013-08-26 (月) 22:56:32};
---「だーーーー！！ クソ、ぶっ殺されてぇのかテメェ！ いい加減に………あぁ？」&br;「何ってお前、俺と契約するか？ って話だ。といっても仮契約だけどな。お前は響友が欲しい、俺は金が欲しい」&br;「どうだ、悪くない取引だろ？ 受けるなら…ほい」ひょいっと鞘に収まったナイフを投げてよこしてきた&br;「持ってる金貨にお前の血を付けてこっちに寄越せ。悪い様にはしねーよ」 -- [[？？？>名簿/503585]] &new{2013-08-26 (月) 23:44:05};
---……なん、だと？君が私の響友に？うっ！（ナイフを危なげにキャッチして、何度も見返す）&br;つ、つまりこういうことか？「金のために響友になる」と……馬鹿な！そんなものが成立するはずが無い！&br;そんなものが……（悪魔の誘惑、ナイフを持つ手が震えた　確かに……自分は自分のために響友がほしいわけではない）&br;（作るべき未来のために、武器として欲しいだけだ　響友という称号が　それならば確かにこういう契約でも――）&br;い……いや、待て！やはり駄目……いや……（しかし、こんなチャンスもめったにない　唇を噛んで、悪魔をにらんだ）&br;ほ……本当に。私と契約するのか？「響友」に……なって、くれるのか？金さえ、出せば……&br;（声が、身体が震えている　まさにこれは悪魔の取引　神の御前でそんな話を真に受けていることが恐ろしいのだ） -- [[ブラスト>名簿/503569]] &new{2013-08-27 (火) 16:22:30};
---「しっかり金払ってくれるなら、だがな。後は政治家先生が「イエス」と言えばいい。ヤるかヤらないか決めるだけだ、カンタンだろ？」&br;「おいおい、何度も言わせるなよ。別に命を寄越せって言ってるわけじゃねーんだ。金さえ払ってくれれば響友になるって言ってるんだぜ？」&br;「まぁ…嫌なら交渉決裂だな、他をあたれよ」ブラストに背を向けて、背中越しに軽く手を振り、立ち去ろうとする -- [[？？？>名簿/503585]] &new{2013-08-27 (火) 21:49:59};
---まっ、待ってくれ！（その背に呼び止めて）た……確かに、悪い交渉じゃない。だ、だが……&br;まず、聞かせてくれ。君の名前と……その、金で何をするのか？ということを。&br;外法にその金が使われるというならば、私はやはり君に金を渡すことはできない。この神の御前で、そのような真似はできないからだ。 -- [[ブラスト>名簿/503569]] &new{2013-08-27 (火) 21:55:45};
---やれやれといった表情で歩みを止めて振り返る&br;「ファーストネームがクーファ、ファミリーネームがデルファーネスだ。ファミリーネームで呼べ。ファーストネームで呼びやがったら殺すぞ」&br;「何ってお前、金つったらアレしかないだろ、こうやって――」金貨を取り出してブラストに見せた後、そのまま口元へ運び……喰った&br;「喰うんだよ。正確にはカネというより金属なんだけどな。お前らも肉喰うだろ？ あれと同じだ」ガリガリと飴玉でも噛む様に金貨を食べながら&br;「おい、契約するんなら、さっさと金貨に血付けてよこせ。響友になるなら必要なんだよ」 -- [[デルファーネス>名簿/503585]] &new{2013-08-27 (火) 22:19:11};
---……デルファーネス。そうか……君は、食料にするために金が欲しいのか。&br;……（礼拝堂の十字架に向き直り、静かに十字を切り、礼をする）&br;どうか、私が間違った道を歩まないよう見守っていてください。……私は彼女の「信頼」のために、私の財産を使うことをご理解ください。&br;（ナイフを鞘から抜き、ピ、と親指の先を切る）……（その血を、胸元から出した金貨に塗りつけた）&br;''ピィンッ――''&br;（金貨が指先で跳ねる音が、礼拝堂で反響し　宙を舞った金貨がデルファーネスへと向かっていった） -- [[ブラスト>名簿/503569]] &new{2013-08-27 (火) 22:31:47};
---祈る姿を舌打ちしながら見て（飯の種にもならん神に祈って何になるってんだ、人間ってのはわっかんねー奴だな）&br;金貨を受け取ると、ちらりとブラストを見て「よし、俺が良いって言うまで話しかけるなよ。気が散ると金貨が無駄になるからな」&br;目を閉じ大きく深呼吸すると、右手に持った金貨を顔の位置まで掲げた。そして、何やらぶつぶつと呪文を唱え始めると…金貨が淡く光り始め、何かの冷気のようなものがブラストの肌を這っていく&br;&br;暫くして、再び深呼吸をすると女は目を開けた。手にあった金貨は真っ黒に変色している。どうやら終わったらしい&br;「ざっと、こんなもんだ。カンタンだったろ？ これで契約完了ってワケだ」黒くなった金貨を口に放り込み、ガリガリと噛む。実に不味い&br;「あ〜…いや、まだあったな。……っ！」ぶちり、と自分の[[黒い鱗を１枚剥ぎ取る>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst084330.png]]と、ブラストに見せながら&br;「これを加工して、首か足首に付けろ。仮契約だからな、繋ぎ止めておきたかったら大事にするんだな」 -- [[デルファーネス>名簿/503585]] &new{2013-08-27 (火) 23:16:41};
---う、うおおっ……（ひやりとした感覚が脊髄を突き抜ける感覚　本当に――契約したのだという実感）&br;……分かった。（鱗を手にすると、とりあえずはポケットに入れた）&br;……デルファーネス。これで君と私は「響友」だ。……（す、と手を差し出す）&br;改めて……ブラストだ。よろしく頼む。 -- [[ブラスト>名簿/503569]] &new{2013-08-27 (火) 23:23:28};
---差し出された手を一瞥すると、何事も無かった様に話を再開する&br;「へいへい、よろしく。分かってると思うが、金が無くなりゃ契約も終了だ。まぁせいぜい稼ぐんだな」げらげらと笑いながらそう言った&br;くしゃくしゃになった紙をブラストの胸板を叩いてよこすと「ってことで、俺は帰るぞ。何かあったらここに連絡しろ。じゃーな政治家先生」 -- [[デルファーネス>名簿/503585]] &new{2013-08-27 (火) 23:49:13};
---……あ、ああ。（紙をポケットに入れて　その表情は念願の響友を得た表情とは思えないほど苦い）&br;……（終止、無言で　デルファーネスを見送る） -- [[ブラスト>名簿/503569]] &new{2013-08-28 (水) 00:13:36};
---教会の扉を閉めて出てくる竜人。こちらは当分の食い扶持を確保したとあって、かなりの上機嫌だ&br;「ふー、いってぇ。慣れない事はするもんじゃねーな……まぁ安いモンか」鱗を剥ぎ取った場所をさすりながら&br;「絆と信頼ねぇ……」教会の屋根にあるシンボルを眺め、ぽつりと呟いて教会を後にした -- [[デルファーネス>名簿/503585]] &new{2013-08-28 (水) 01:29:36};
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