[[企画/トリントン基地攻略戦]]
-あれから幾ばくの年月が流れただろうか…&br;俺が初めて戦争にでたのは一年戦争も末期…&br;学徒動員によるア・バオア・クーでの決戦だったか&br;俺は16だった…まだペーペーの新兵さ&br;ゲルググに乗ってはいたがそれは…兵士が足りなかったからだ&br;訓練もままならないような新兵に当時の新型のＭＳとはいえな…&br;戦力差は圧倒的だった。連邦の猛攻にもはや半狂乱で引き金を引いていたさ&br;ボブもジョブスもいい奴らだった。だけどあの時死んじまった&br;俺だって砲付きのキャノンで撃墜された…あんときゃ死んだと思ったな&br;だけど俺は生き残って…退避する艦隊に運良く拾われた。&br;本当に運が良かっただけさ
--それからさらに年月が過ぎ去った…俺はアクシズのネオジオンに参加していた&br;あの時は…連邦を今度こそ…ジオンを再興するんだってやっきになってたな&br;小規模な戦闘は多かったが…16の新兵から9年もたって25だ…俺はベテランと言われ&br;新型機のズサを与えられ。自分が認められていると実感した。&br;あんときゃ嬉しかったぜ？それまでは旧型のゲルググの改修機にのってたからよ&br;俺にとっては…不吉なMSだぜ？一年戦争のあとから更に1回…ゲルググにのって撃墜されたんだぜ？&br;だけど生き残った。ビームライフルの直撃を受けて弾け飛ぶコクピットから運良くはじき出された&br;だから今度は重装備のズサならと…だけど結果はどうだ&br;アクシズもまた負けたのさ。だけどそれは連邦に負けたわけじゃねぇ獅子身中の虫に…蝕み殺されたのさ。&br;
---第二次ネオジオン抗争…シャアの反乱か…俺はそれを地球からラジオで聴いていた&br;アクシズが滅びてからは…地球圏に逃げ延び…今や33のおっさんさ。人生の半分をMSに乗り連邦と戦い続けた&br;壊れたズサを改修し続けそして…学徒動員の頃から一緒だった開発部の奴からコイツが届いた。&br;ズサ・ダイン…俺の性格に良く合った機体だ。丈夫で近接戦闘から中距離までこなせる。&br;この重武装重装甲の機体。3度撃墜され、3度生き残った。この俺に相応しい機体さ。&br;こいつを使って…トリトンを攻める。そのために集まった奴らは笑えるほどバラバラな&br;だけど古強者ばかりだった。
---戦線の最中、通信が入る…''メインディッシュ''の準備が整ったとな。&br;それはダカールに向かった巨大MAが上陸したという合図だ。&br;ある意味では俺達は囮だったのだろう。だけそれがどうした。連邦に一矢報いれるならば&br;俺の人生は無意味ではないと、一機でも多くの連邦の野郎どものMSを道連れにしてやるさ&br;100を超える出撃をこなしてきた俺だ、今度だって。きっと生き延びて、そして寿命が尽きるまで戦ってやる&br;
…そう思っていた。
---ズサ・ダインのクローが改修されたジムの頭部を吹き飛ばし、遠距離砲撃にたいしてミサイルを撃ち移動をはじめる。&br;油断していたわけではない。メガビーム砲のチャージに入っていた瞬間だった、それがダメだったのさ&br;タイミングが悪かった。その直後に大きな振動が機体を揺さぶった&br;視界の先には黄色にカラーリングされた…砲付き。一年戦争の頃にもこの光景を見た&br;キャノンに撃ちぬかれ、撃墜された己の姿がフラッシュバックする。&br;だがズサ・ダインの重装甲に旧型のキャノンが直撃した程度では撃墜なんてされない&br;「'''''こなくそがぁぁああ！！！'''''」&br;コクピットで声をあげ、メガビーム砲を発射する。二度も砲付きに撃墜されるかと頭に血がのぼっていた&br;
トリガーを引いた瞬間。ズサ・ダインは爆裂四散した。キャノンの直撃でメガビーム砲のノズルが歪み、火薬庫とも言えるズサ・ダインの中で誘爆したのであった。&br;
---生涯出撃数は103回。総撃墜MS数は232機。3度の撃墜から3度生還し、不死身の男と讃えられたまごう事無きエースパイロットだった。&br;だが4度目はなかった。皮肉にも彼を撃墜したのは１度目と同じ。ガンキャノンによるものであった。
-「――あと３度で１００だとよ」&br;「そんなに。マジですか軍曹。こんな旧型がよくも…」&br;「ＭＳと鋏は使い様ってね。結局はパイロット次第、作戦次第ってわけだ」&br;&br;オーストラリア東部戦線、その最前線の基地で笑い合う兵士達。&br;その目の前にはカモフラージュネットを被せられた傷だらけの機体が佇んでいた。&br;ＭＳ−０８ＴＸ−３ イフリートドライ。&br;一年戦争の際に８機のみ生産された試作型ＭＳの、その一機。&br;生産より２０年弱。当時としては破格の性能を誇るこの機体も&br;急速な発展進化を続けるＭＳの中においては、とうの昔にオンボロのポンコツ。&br;その上、ジオン敗戦のおりに連邦軍に接収され、そのままただ保管されていたという&br;正真正銘の旧型機である。&br;&br;そんな機体を奪取して使っている、この戦線の戦力の乏しさも何だが&br;そんな機体で９７回に渡り、最前線へ出撃し、生還していると事実は驚くに値する。&br;青い頭、その側面に記された撃墜マークの★は数えるのが面倒になるほどだ。
--「旧型だし、って捨て駒にされているはず…なんですけどねー…」&br;「それは言うな。出撃する方の身になれよ」&br;「毎回、一番ヤバい場所に放りこまれるんだからな。ったく…」&br;&br;兵士達の言葉の通り、このイフリートは囮として扱われていた。&br;具体的には単体での奇襲による、敵陣撹乱がその主な役割である。&br;普通であれば囮どころか、その場限りの捨て駒と言える運用方針だ。だが…&br;地上戦、格闘戦に特化したＭＳである事が奇跡的な戦果を生んだ。基本的には――&br;砂嵐にまぎれ、敵の側面から襲い掛かり、斬り伏せて、離脱する。&br;――只管、これを繰り返しただけなのだが。
---「連邦の兵がそれだけ惰弱だって事よ。ま、数は多いけどな」&br;「撃墜しすぎて、もうベテランがいないんじゃないですか？あの連中！」&br;「違いねえ！ははははは！」&br;&br;ＭＳに限った話ではないが、戦争の基本は集団による射撃戦である。&br;単体で敵陣を奇襲し、暴れ回って逃げて行く…&br;そんな戦術は教本には無い。訓練だってされるわけがない。&br;誰もが考え、けれど実行はしない馬鹿な特攻戦術である。&br;それに対応できない連邦兵士達の練度の低さもまた、&br;イフリートが行き永らえている要因であった。&br;一方で、イフリートを駆る男のＭＳ操縦術は達人…&br;そう称される域に達していた。&br;&br;「さあて出撃だ。また連邦のひよっ子共を慌てさせて来るか！」&br;&br;けれど奇蹟は永遠には続かない。&br;どんな事にでも終わりは来るのだ。
---９８度目の出撃――&br;ここに来て、業を煮やした連邦は虎の子を出して来た。&br;そのＭＳは空を駆けた。イフリートの燃える剣先が届かない、空を。&br;そいつはジム�靴料歇佑垢襯潺汽ぅ襪鯀澆だ�り&br;肉迫するイフリートの剣を紙一重でかわすと、上空からビームを浴びせたのだ。&br;ＲＸ−１６０Ｓ。グリプス戦役において開発された&br;大気圏内飛行を可能とする、この時代においては稀有なＭＳ。その改修機である。&br;&br;イフリートは文字通り手も足も出なかった。出しようがなかった。&br;お飾り的に装備しているショットガンも空の敵には届かない。&br;そして逃げようにも、空を飛ぶ敵を振りきる事は出来ない。&br;砂の上を巧みに失踪するトカゲとて、飛ぶ鷲の早さには抗し得ない様に…&br;逃げ切る事は出来なかった。&br;片足をビームで撃ち抜かれ、転倒し、それで終わりだ。&br;&br;飛来する無数の弾丸、それがパイロットの最後に見た光景。&br;これまでの恨みを込めたかの様な、連邦兵達の撃った過剰な弾、弾、弾。それが…&br;青い老兵の巨体を粉々に撃ち砕いた。
---――こうした一幕を経て…&br;トリントン戦線は、いよいよ最終局面を迎えようとしていた。
-その機体は格納庫の隅でじっと出番を待っていた。様々な事情から各地の基地を転々としながら、ただじっと、己の使命を果たす刻を待っていた。&br;乗り手も付かぬまま、時折保守整備を受けつつ、己が鋼の腕を振るう時を待っていたが、ある日を境にただ無為に過ごすだけの刻は終わりを告げた。&br;環境に合わせて推力バランスを整え、新たに装備を与え、機体色も改められ。ついにその機体は生まれ変わった。&br;シミュレーションにおいて想定通りのスペックを発揮し、模擬戦でのテストを控える事となる。&br;しかしながらただ一点、頭部にある問題を抱えていたためにそれは見送られていた。
--けたたましく警報が鳴り響き、格納庫内がにわかに慌ただしくなる。ジオン残党による襲撃であった。&br;「おい！ネロは出せるな？」&br;「整備は完璧です！しかし頭の艤装がまだ……」&br;「んなこと言ってる場合か！出せるんなら出す！スクランブルだ！ここで黒焦げになりたかぁねぇだろ？」&br;元々テストを控えていたこともあり、すぐにでも戦闘可能な状態に仕上げてあったその機体に、パイロットが乗り込む。
---機体の立ち上げ作業中、轟音が響いた。ネロが首を巡らせ見れば、格納庫の屋根が吹き飛びトリントンの渇いた青空が覗いている。&br;直後、コクピット内に警告音。ハンガーを押し退け身を捻ると、榴弾が掠めて背後で爆炎が上がった。みるみる黒煙が立ち込め視界が悪くなっていく。&br;続いてMSの着地音。うっすらとした人型のシルエットがこちらへ向き直る。モノアイが不気味に輝き、手元が赤熱した金属の色に彩られた。
---足と腕を引き、腰を落とす。相手がこちらを認識して攻撃に転ずる、その予備動作。&br;シルエットが地面を蹴り、引いた腕をラリアットのように振りぬく！同時にネロもまた動き出していた。&br;煙を切り裂き、ヒートクローの赤い軌跡が弧を描いて襲い掛かる！しかしその下を白い機体が掻い潜り、スラスターを短く吹かして躱した。&br;交差の後一瞬の間を置いて、爪のMSが倒れ伏す。躱す際の屈んだ動作で膝からビームサーベルを引き抜き、両の腿を断ち切っていたのだ。
---敵の両腕を断って戦闘能力を奪うと、ネロは急ぎ格納庫から脱出した。&br;僻地とは言え単機で基地を襲撃するのは狂気の沙汰。他にも仲間がいるのは明白である。&br;果たしてすぐに機体のセンサが敵影を捉えた。ドムだ。サンドカラーに塗られた機体が無防備に後ろ姿を晒している。&br;チャンス、とばかりにスラスターを吹かし一気に襲い掛かる。ドムがそれに気付き振り向くが──&br;「遅い！」&br;展開した肩部バインダー・サブアームに握られた二本のサーベルが分厚い装甲ごと肩を切り落とし、同時に機体の右手サーベルが両膝を破壊した。&br;しかし、今度ばかりは無傷とは行かない。振り向きざまにドムの放ったマシンガンを数発被弾、仮止め状態の頭部艤装が破損していた。&br;その下の"問題"が顕になったのである。
---顔面を覆うゴーグルのようなセンサーカバーと、その下の無骨な四角いマスクが剥がれ落ちる。&br;丁度その時ビルの影から襲いかからんとしていたザクが、その動きを止めた。&br;スマートな印象を与える、鋭角的なデザインのマスク。そしてその上にあるデュアルセンサーの眼光がザクのパイロットを射ぬく。&br;「ガン、ダム……」&br;そう、ネロが抱えている唯一の"問題"とは、すなわち"ガンダムである"ということであった。
---MSが戦場の花形となって二十余年。その中にあって、ガンダムという機体はいつの時代でも圧倒的な強さを誇りある種の象徴とも呼べる存在であった。&br;その影響は決して無視出来るものではなく、簡単に、そして勝手に作ることなど許されはしない。&br;故に、このネロは頭部に問題ありとされ、改装されパイロットを得た後も、今の今まで表へ出されることはなかった。
---──すぐさま我に返ったザクのパイロットであったが、時既に遅く次の瞬間には光刃に焼き尽くされていた。&br;しかし、次の敵を探すネロの動きは重い。ドムの放った凶弾が頭部のみならずコクピット脇にも直撃し、少なからぬダメージを負わせていたのである。&br;時を経ずパイロットもまた、飛び散った破片によって重傷を負って意識を失ったのだった。&br;&br;その後の記録は詳細には残っていない。損害報告書の中にただ一行、「MSA-007改一機中破、パイロット重傷」とだけ記されるに留まっている。
-「いいな、ジオンのブタ野郎共の思い通りにさせるんじゃねえぞ」&br;「いや、それだけじゃ足りねえな」&br;「一人も、生かして帰すなよ」
--信じられないほどはっきりした口調でそう話すと、イップス軍曹は息を引き取った&br;誰が放った物ともしれぬバズーカの直撃を受け、彼が乗っていたGMは大破&br;軍曹は機体から救出されたものの、すでに致命傷を受けており、まだ意識があるのが不思議なほどの状態だったという
---トリントン基地の攻防は、いつ果てるともなく続いていた──
-'''場所とかそういうの自分でかってに設定してね'''
--頭上に広がるのは巨大な青いエメラルド&br;―地球―&br;今ここに、ジオンの手が伸びる&br;宇宙空間を航行する旧式の巡洋艦チベ。チベの艦橋からは、それがよく見える
---「予定通りのようらね」（艦長の声にクルーが応える）「やや遅れてはいますが誤差の範囲です。そして」&br;「連中の到着も予定通りです」（クルーの言葉に、遠く宇宙空間を見るとそこには星以外の光が瞬いている。連邦軍の機影だ！）
---「よし…攻撃態勢を取らせよ」（艦内は赤い光が明滅し、アラートがけたたましく響く）&br;「了解！」通信士が、艦の下にたたずむ巨大な茶筒のような円筒形の物体…コロニーに通信を送る）
---「まずは一射。潰せるらけ、潰すぞ」&br;（コロニーのサイズに比して小さな炎が表面で数度噴射され、コロニーの底面が連邦艦隊のほうを向く）&br;（コロニーを使用した熱光学兵器……コロニーレーザーの照準が、迫る連邦の艦隊を捉え、内部を光で満たしていく）
---「総員、対閃光防御。」（艦長の目の前に、拳銃のようなコントローラーが競りあがってくる。遮光ゴーグルをつけ、拳銃のサイト越しに遠く連邦の艦隊を狙う）&br;「エネルギー充填、１２０％！！」「さやばら、連邦の諸君」&br;（そして、なんのためらいも無く引き金が引かれた！それは、彼らにとって15年、ただひたすら待ち続けた瞬間であった）
---「か、艦長！こう熱源反応がこちらに―」
---（瞬時に数隻の戦艦が蒸発する。連邦の司令官はなかなかの切れ者のようで、コロニーの機動を見て直前に展開したのが幸いした）&br;（もっとも、その司令官も今しがた蒸発してしまったのだが…）
---「連邦の被害、想定の40%にとどまっています！」「やゆものだな…連邦軍も」（にやりと笑みを浮かべる。このときをずっと待っていたのだ）&br;「この空気…この緊張感こそが戦場よ）&br;「それも想定のうちだ。敵のMS部隊が来ゆぞ。こちやも迎撃準備だ！」
---（かつてMSを積んでいたこの艦には、もうMSは載せられていない。ジオンの物資の不足は深刻で、今作戦に使用できるMSは作業用のプチモビ程度で、戦闘のためのMSは旧式のザクですら用意することが不可能であった）
---''―作戦名「天使の落日」―''
---''コロニーを再びトリントンに落下せしめ、連邦軍に再びジオンの恐怖を思い起こさせる&br;それがこの作戦の目的であった。&br;このコロニーをもってトリントンを再び荒野とせしめた後、地上の同志がラプラスの鍵をもって箱を開く手はずである。''
---「迎撃システムを起動させろ」
---'''ぐぽぉん…'''
---（コロニーの内部に、桃色の光がともる。円形のその光は、まるで瞳のようにくるくると動き）&br;（艦からは轟音を立てながらコロニーの形が変わってゆくのが確認して取れる）
---「ふふふ…こえが[[究極のモビルスーツ！ザクZだっ！>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst075641.jpg]]」&br;（変形を終えたコロニーはまさしくそれは一つの巨大なMS…ジオンの魂であり、ジオンの象徴ともいえる。ジオンにとってこの姿こそがまさに自身そのもの……。ザクが、地球を背に立つ！）
---''しかしながら、コロニーを護衛するMSの余裕はない&br;当然、コロニーのような巨大な物体が地球に近づけば連邦の目からは隠すことは出来ない&br;ジオン残党が目をつけたのは、一年戦争時に建造され、その存在を歴史の暗黒面に葬られた一つの兵器だった&br;護衛のMSがなければ自分で自分の身を守れ！こうして、ザクZはさいごの任務に出たのである''
---ﾁｭｲﾝ…ﾃｰﾃﾃｰ…ﾃﾞﾝｯ…ｼｭｳｯ（アイキャッチ）
---ﾃﾞﾃﾞﾃﾞﾝ…ﾃﾞﾃﾞﾃﾞﾃﾞﾝ…ﾀﾀｯｼｭｩｯ！
---「ふふふ…こえが[[究極のモビルスーツ！ザクZだっ！>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst075641.jpg]]」&br;（変形を終えたコロニーはまさしくそれは一つの巨大なMS…ジオンの魂であり、ジオンの象徴ともいえる。ジオンにとってこの姿こそがまさに自身そのもの……。ザクが、地球を背に立つ！）
---'''ぐぽぉん…'''（ザクZの瞳が攻撃色を湛え赤く光る！）&br;ゴォ…（脚部の核パルスエンジンをふかしながら未だ混乱の中にある連邦艦隊へ）
---（ザクZの腕部が水平に上がり、連邦艦隊の横を通り抜ける）&br;コロニー…ラリアットだッ！！（チベのジオン兵がいっせいに拍手）&br;腕部に巻き込まれたマゼランは前部をもぎ取られ爆沈
---（コロニーとは思えぬ機動力で、ザクZが振り向く）&br;いまだ混乱の中にある連邦艦隊に向かって膝蹴り。サラミスは後部を潰され爆沈！&br;コロニーキックだっ！！（わきあがるチベの艦橋）
---グオオ…（斜に構え、肩から艦隊に突撃！）&br;（残っていたペガサス級を真っ二つにたたき折る。発進したばかりのジェガンタイプも機体の大きさが災いし、巻きこまれ大破！）&br;コロニータックルだッ！！！（チベの艦橋が湧き上がる）
---（大人と子供…いや、巨人と蟻のようだった。連邦艦隊はなすすべも無く、ザクZの前に壊滅するそれは、余りにも一方的だった）
---（再び宇宙を静寂が覆う）&br;（しかし、本当の任務はここからである。ザクZは大気圏に突入し、トリントンをその身をもって破壊しつくすのだ）&br;（それはその巨大さゆえに、ゆっくりとした動きに見えた。ザクZは脚部から、沈むように地球に落ちてゆく）&br;（脚部が大気との摩擦で赤く染まってゆく）&br;（頭部がチベのほうを向いた）&br;（表情などあるはずもない無機的な相貌が、まるで笑顔を向けたように見えたと、のちに語る。ザクZは、16年前に果たせなかった役目を、今果たそうとしているのだ）
---「間もなく…通信が途絶えます」（オペレーターも歓喜の余り、声を喉に詰まらせる。艦長は「うむ」とだけ答える）
---'''ザザ……ジー……ジ…オン……'''
---（ザクZのコクピットから届いた最後の通信はザクZの声だったのかもしれない）&br;（チベの誰もが無意識に手を掲げ、ザクZに敬礼していた）
---「か、艦長！！」（突如オペレーターが悲鳴をあげる）&br;「ろうした？」&br;「ザクZが…こほん…ザクZの変形機構が大気圏突入の熱に耐えられません！ぶ、分解していきますっ！！」&br;「なに…！？」
---（ザクZの手が、足が捥げてゆく）&br;「く…トリントンへよ予想被害は！？」&br;「今計算しました！分解により落下コースから外れています…このままでは、太平洋の真ん中に。それと…」&br;「それとなんだ？」「コロニーレーザーへの改造により、コロニーの耐久度が落ちています。殆どのパーツが大気圏で燃え尽きますっ！」
---「そう…か…」（うつむく）&br;「だが、きっとやつはそれでも笑っていたろう。やつは最後まで勝利を確信して逝けたのだから」&br;ジーク…ジオン…（誰とも無く声をあげる）&br; ジークジオン！&br; ジークジオン！ ジークジオン！&br;ジークジオン！ ジークジオン！！&br;（波紋の様に館内に響いていく歓声）&br;「大丈夫だ、まだ作戦が終了したわけではない…。あとは地上の連中が上手くやってくれるさ我々は……」（死に場所を失っちまったがな。心の中でつぶやいた。今度は何年待てばいいのだろう？16年待ったのだ。何年だって待てるさ。冷たいアステロイドの中でだって……。）
-''場所とかそういうの自分でかってに設定してね''
--'''ぐぽぉん…'''
---（桃色の目をした青い巨神が街を失踪する）&br;（左手のシールドにはヒートサーベルがマウントされているが、右手には何ももっていない）&br;（きわめて武装も少ない、ただのグフのようにも見えるが、動きのそこかしこから最新型のMSにも劣らぬ機動性を垣間見せる）&br;「連邦軍よかかってこい！この剣の間合いに入ったときが貴様らの最後…ジオン逆流れの技の冴をその身を持って知ることとなるのだ！」&br;戦意は充分！10年以上もの間研鑽に研鑽を続けたMS剣術には絶対の自信 -- [[グフSCC>名簿/383777]]
---（正面に連邦のMS！機影を確認。足を止め、腰を落とす）&br;（右手を前に、左手は曲げて右拳の後ろに。特殊なサーベルラックを用いた必勝の構え！）&br;キラッ☆&br;（遠くを走るジムが光る）&br;（次の瞬間、圧倒的なまでのビームの高温が、グフの頭部を溶かす。続いて右腕。左足）&br;（数条目のビームが胴を貫き、核パルスエンジンの轟音とともに爆発四散する）&br;「サヨナラ！！」 -- [[グフSCC>名簿/383777]]
---連邦の野郎…！（目の前の僚機が爆発するのを見て、舌打ちする）&br;（スロットルレバーを引き、背のジェットをふかす）&br;（緑色のズゴックカスタムは、ズゴックとは思えぬスピードで、上空に跳ねる。続いて、頭部からジムに向けてミサイルを発射する。戦闘というものは、頭上を取ったものが有利なのだ！） -- [[ミハエル>名簿/383777]]
---こいつはおまけだ（ジャンプが下降に移る。両手のマシンガンをジムに向け、足を止める）&br;まずは一体だ…（爆発するジムに満足げに笑う。次の獲物はどいつだ？再びジェットをふかしてジャンプ。上から敵を探す）&br;'''ズン…'''&br;なんだ！？（頭部を何かにぶつける。その正体を確かめんと、落下しながら3つのモノアイが上空を見る）&br;（上空には…戦闘機…いや、違う。もっと巨大な…モビルスーツだ！モビルスーツが空を飛んでいる！）&br;俺を…踏み台にしやがったな…（マシンガンをそいつに向け、トリガーを引く。ビームの輝きがそいつのあとを追う様に空に吸い込まれ…）&br;&color(red){コクピットないに真っ赤なアラート};&br;'''すぶり'''&br;哀れ！先刻爆散したグフのヒートサーベルが道路上で、落下するカエルめいたズゴックの身体を迎える）&br;'''シュヲヲヲヲヲ'''&br;（スパークするコンソールの音が、少尉が聴いた最後の音だった） -- [[ミハエル>名簿/383777]]
--（港湾地区、トリントン基地の最前線。既にジオンのMS数機に押し込まれてはいるが水際である事には変わりない）&br;（キャノン・タイプによる対空砲火を圧し潰さんと、鋭いビームの雨が降る…その中！）&br;'''いたな、ギョロ目ェ！'''（ホバーによる水面走行。持って数秒の軽業で、水面下を捉える！）&br;（浮力を失い、沈み込む。凡そ数十トンの蹴りを見舞う先には…ジオン脅威の技術力と讃えられるも今は昔、アッグガイである） -- [[グリフォン>名簿/383829]]
---（グリフォンの立てた大きな水柱の中に、これまた大きな複眼が光る）&br;（MSM-04N 一説では試作のみで終戦を迎えたとも言われていた機体が、その姿を現した）&br;（超重の蹴りを受けても傾ぐに留まったのは、水圧にすら耐る為の重装設計。古き良き単純な設計故の賜物であるが、やはり旧式の感は否めない）&br;（それでも、ここは水場ぞ、新型が何ぞ、地の利は我にありと言わんばかりに 手の電磁触手・ヒートロッドを伸ばし、グリフォンの足を掴み振り回しにかかる） -- [[アッグガイ>企画/トリントン基地攻略戦]]
---（引きずり込まれた、という格好だ。水の中で電磁鞭を振るい、機体を岩礁に叩きつける馬力は、所詮陸上型であるマラサイ・タイプを優に上回る数値を示した。）&br;'''海だからって！！'''（パワーではあちらに分があるか？だが接近戦なら！瞬間、ヒートナタが赤熱化する。沸騰する海水が、衝撃と共に視界を真っ白く染める） -- [[グリフォン>名簿/383829]]
---（先の一合にて優位に立ったもつかの間、白濁する正面視界。煙幕のつもりか、小細工を）&br;（泡の向こうへ向け闇雲に見等、当たれば幸いとばかりにヒートロッドを振るう。推力比では比べるべくも無いが、自らの持つ少ない武器、質量を盾とし強引に） -- [[アッグガイ>企画/トリントン基地攻略戦]]
---（計器類がアラートを鳴らし、急制動にGが肩を掴む。どうにか投げられ放題の状況からは脱したが…）&br;（こちらの武器は機動力である。であればこの機に狙うのは、一撃離脱！）&br;'''マチェーテ！'''（理屈は簡単、視界を奪うと共に急速上昇。然る後反転、真上からその脳天にヒートナタを叩きこむ。幾多のMSを葬って来たのだ、この一撃で）&br;（しかし、しかし忘れてはならなかった。敵はジオン脅威のメカニズムを謳われた…ジャブロー攻略計画機なのだ！）&br;（その冗談めいた精度を誇る複合センサーには、迫るグリフォンの機動が全て捉えられていた） -- [[グリフォン>名簿/383829]]
---（前への一撃は手応えなく水を掻く。退いたか？否、防衛隊の身で水際まで斬り込んで来る手練がこの程度で退く筈が無い）&br;（天へと舞い上がったグリフォン、その動きを追い向けたアッグガイのカメラに映るは、最後に映ったは。今正に振り下ろされつつある破壊の刃）&br;（狙い違わず、複眼へと叩き込まれた一撃。明滅し、消えてゆく複眼の灯 グリプス戦役より重ねられてきた撃墜数に、哀れ過去の亡霊も加えられた …加えられた？否）&br;（断末魔の叫びもかくや、潰され原形を辛うじて残すだけの頭部バルカンが火を噴き、吐き出された砲弾がグリフォンを穿つ。頭を潰してもまだ死なぬ。今こそ知れ、ジオン脅威のメカニズムと呼ばれたその意味を） -- [[アッグガイ>企画/トリントン基地攻略戦]]
---'''くっくっく…'''（捉えた！異形ではあれ、必殺の一撃からは逃れられな…）&br;'''ぐはぁ。'''（野放図に大型化されたわけでは無い、その頭部。巨大センサーの運用と同時に、固定武装のプラットフォームとして機能する、第二の胴体とも言うべきその頭部！）&br;（至近距離でのバルカン砲は、グリフォンの頭部からコクピットにかけてを粉砕。浸水と、血飛沫。）&br;（縺れ合うように、水底へ転げて…数瞬の後、一際大きな水柱が上がる。）&br;（激闘の跡、岩礁に残るのはナタに割られたまま固着した巨大なモノアイだけであった） -- [[グリフォン>名簿/383829]]
--（その機体はすでに限界を迎えていた）&br;（融合炉のミノフスキーシールドの性能が落ちた。ジェネレーターの寿命だ）&br;（それだけでは無い。間接をはじめとする各所の機構もまた然り…）&br;（経年劣化に、突然の酷使を加えた結果、部品という部品にガタが来ていた）&br;（しかもこのＭＳ−０７グフの部品には替えは無かった）&br;（所詮は統合整備計画以前のＭＳだ。部品を入手する術すら無い）&br;（ゆえに、命令が出た。機体の処分についての命令が――…）
---（オーストラリアの燦々と注ぐ陽光に照らし出され、壮麗な装飾の施された装甲が煌く）&br;（盾と剣を手にしたその姿は威風堂々。進撃する様はまさに騎士の如し）&br;（しかしその歩みはぎこちない。足首か、膝か、はたまたその両方か…）&br;（間接の軋む音がコクピットにまで響いてくる）&br; もうすこし。もうすこしだけ保ってくれよ…。&br;（思ったより遅い歩行に、焦れた様に呟くのはパイロットだ）&br;（操縦桿を握る手に汗が滲むのは、緊張か、この地方の暑さのためか）&br;（それとも、抑え切れていない核融合炉の発する熱のためだろうか）&br;（ノーマルスーツの中はまるでサウナの様だ）&br;（しかし、そんな事を気にしている場合ではない）&br;（レーダーが敵を補足し警告音を鳴らしはじめたのだ）&br; ３機。１小隊でお出迎えか！ま、こちらは単騎だがな！&br;（そう、今マ・クベ専用グフはジープ１台だけを随伴して単騎で進軍している）&br;（旧型もいいところのＭＳを迎撃するには、１小隊は十分な戦力だ）&br;（簡単に制圧出来るものと踏んでか、ライフルを構え突っ込んで来る）&br; しかしな、その慢心が命取りよ…！&br;（パイロットの口元に笑みが浮かんだ）
---（走る、走る。連邦の量産型ＭＳの放つ弾を浴び乍、グフは真っ直ぐに走る）&br;（恐らくはこれまでの戦闘の中で最も速く走っている筈だ）&br;（今のグフはその力を最大限に発揮している。それは当然の事だ。何故なら――）&br;（疾走するグフを遠く見詰め、パイロットは呟く）&br; ジェネレーター出力を最大値に設定。リミッターは解除…&br; これだけで性能は３割は向上する…。届けよ、彼奴等の元まで…。&br;（それでも被弾は防げない）&br;（盾は砕け破片と化し、華麗な装甲には次々に穴が穿たれてゆく）&br;（そして最後の時は来た。連邦のＭＳ、ジム�兇量楞阿泙杷�ったグフはその片脚を署・ｪれる）&br;（大量の砂を舞い上げ、地響きを上げて倒れるグフ）&br;（巨大な剣は手を離れ砂に埋もれる。もう立ち上がる事すら出来無いだろう）&br;（砂埃の中、３体の敵が倒れたグフを取り囲んだ）&br;（その様子を双眼鏡で確認し、パイロットは呟く）&br; …さらばだ、ジオンの騎士よ。
---（膨れ上がる閃光。そして衝撃と爆風…）&br;（それらが３機の敵を飲みこむのを、走るジープの上から眺める）&br; （核融合炉の意図的な暴走と、自動操縦を用いた特攻と自爆――）&br;（これが司令部より言い渡された命令であった）&br;（猛暑に耐え、ノーマルスーツを着ているのもその為だ）&br; …大佐に自慢するがいい。博物館のお飾りで終わらなかった事を。&br;（全速で逃げるジープの上でパイロットは敬礼を捧げる）&br;（マ・クベ専用グフ。老騎士の最期へと） -- [[マ・クベ専用グフ>企画/トリントン基地攻略戦]]
-''おしらせ''
--''別に名簿を登録して名前にリンクさせたりパイロット設定したり好きに描いたりしてもいいのよ''
---パイロットいいのか！ＭＳ登録企画かと思ってた
---いいんだ&br;出撃前に酒盛りとかしてもいいんだ
-海のトリントン
--ごーごー
---トミノン
--- ゴーゴー
---ジリオン
--- ごーごー ゴーゴー GO
---サーディオン
-''しつもんとか''
--なんで0083舞台でUCなん？
---UCでもトリントン襲撃するのです というか今日襲撃するの見てきたから間違いない、トローペンもいたし
--0096の最新鋭ってどの辺りなん？
---基本は逆シャアでのメイン辺り以降です&br;トリントンにはジェガンあるかな、ないよな うん無い くらいで&br;残党軍がヤクト持ってるかな、微妙じゃね？くらいで&br;どうしても乗りたい機体があったら応相談
---具体的にはギラズール・ギラドーガ及びその改造機を使いたいと相談された場合、何かポンコツっぽいので参加を認めます（たぶん袖付きから供与されたのでしょう）
--となるとそれ以前の機体でも場合によっては、エース機とかMA類は応相談とか注意になったりする訳か……基本量産されてたので考えた方がよさそうね
---こんなん居たのォ？！っていうかまだ使えるの？！はむしろ華ですのでのその辺は自由ですがザクスピード！だけは許さない
--ペーパープランで実際には作られなかった系も避けたほうがいいか
---ジュアッグが存在してたことになったので可否は自分の中のサンライズ及びバンダイと相談してください&br;なおどんどん出てくるビックリドッキリメカは歓迎の方向です 駄作機ほどよい
--画像無しで凄くいじくり回した設定のMSとか入れてもいいのか！？
---いいんだ…
---よし（満足げに）
--バイアランカスタムとかシャンブロとかザクスナとか明確に中の人がいた機体は避けたほうがいいかな
---原作再現やりたいならそれもまた良し、オリジナルやりたければパイロット含めて好きに設定してください。&br;シャンブロだけはアウトかも（最新鋭なので）
---容赦無いネタバレをするとシャンブロはワンオフに近い上に元々のネオジオン仕様と同じ品かどうかも怪しいので2機あるかといえばNOっぽいのですね&br;適当に別ルートで作られたシャンブロッポイならポンコツ具合によって許可しますがそれよりはジャムルフィン完成型が見たいです
--よく見たらUC時代じゃない!?トリントンって聞いたから83時代と思ったじゃない!型後れもいい所だわ
---頭から宇宙世紀0096と書いてある！型遅れでもいいんだ…
-いよいよ一対一……！
--さりげなく中距離支援用ＭＳの高機動改良型同士の対決だな
---うわっ&br;渋っ
-とうとう決着がついたか…正史通りジオン側が全滅…
-トリントン基地広報部よりのお知らせですの -- [[http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst054817.png>名簿/383829]]
-まずは連邦、ジオンとも血で血を洗ふ壮絶な戦闘を見せてくれてありがとふといいたひ -- [[http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst054817.png>名簿/383829]]
-せりやぼ2におひて、このトリントン基地を機械天使領・伊勢の戦力として接収するのじゃが&br;自機の能力値と解説文を書く！といふ者は名乗りでていただきたひ -- [[http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst054817.png>名簿/383829]]
--募集終わった後で言うのも何じゃがどこかの辺境を二国家取って連邦とジオンに分け与えればよかったんじゃが…忘れておった -- [[http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst054817.png>名簿/383829]]
---あるひは何処かの国に在野として2勢力突っ込んで次々配備されるポンコツMSをやっても良ひ -- [[http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst054817.png>名簿/383829]]
---ご意見などござひましたらこちらにどふぞですのー -- [[http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst054817.png>名簿/383829]]
--こちら名乗り出ツリーですの -- [[http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst054817.png>名簿/383829]]
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