[[HRBG/0003]]

-ほうほう、これはこれは侘び寂びめいて実に絶景かな(などと鷲頭山を眺め分かったような事を言う宇宙服を纏った少年)&br; (そこは矜持なのか、宇宙服の上から黒いマフラーを首に巻いているが、どう考えてもギャグの絵面だ。しかも風もないのになびいている) -- [[堂仁>HRBG/0009]] &new{2019-11-24 (日) 21:38:01};
--(広大な宇宙空間目掛け、人工的に形作られた峻険な岩山が伸びている。いささか軽いが重力の概念はあるようで) &br;(独特の建築様式がすでに見受けられる山門。掛かる木札にはどうにか『宇宙鷲頭山 瑞械寺』と読める、漢字らしき文字が墨書されていた) &br;(門を潜り辺りを見渡せば、正面に本堂が見える) &br;(堂前を掃き清めている2mはあろうかというアンドロイドに見覚えがあるかもしれない。彼はネオ香港で見かけた武者鎧の機体によく似ていた) -- [[禅定>HRBG/0003]] &new{2019-11-24 (日) 21:54:48};
---(決して歩きやすいとは思えぬような岩山を登っていけばそこにはこれもまた雰囲気のある山門。寺か、と、うんうんと嬉しそうに頷きくぐれば)&br; これもまた良し……ふむ?(とアンドロイドに気づけばそちらへ歩み、姿勢を正して両手を合わせ合掌の形を取り、まずは頭を下げて挨拶を)&br; この寺の御坊にござろうか。拙者は堂仁と申す者。こちらは一般の参拝客は受け付けているのでござるか(問いつつも、その躯体のデザイン、構造、それに何か覚えを感じる) -- [[堂仁>HRBG/0009]] &new{2019-11-24 (日) 22:08:52};
---(合掌と一礼を返して)この寺の、というと語弊がある。(兜のような顔貌の奥で、見返す瞳が紅に発光する) &br;俺は旅の雲水でな、今一時、この寺に世話になっているだけのこと。名を禅定という。 &br;仏は拝む者を拒むことはない。好きに参るがいい。(男性風の機械音声だ) -- [[禅定>HRBG/0003]] &new{2019-11-24 (日) 22:21:38};
---(その口調で、朧気だった記憶が鮮明になる。ああ、覚えがあるはずだ)……なるほど、このような場所で修行を行えばあのような趣味になるのでござるな、禅定殿(とにかりと笑う)&br; 大禅定、でござったか、あの大型武者鎧は。その映し身…いや、アバターと同じ匠の手によるのであろうな、うむうむ、実に良い趣味でござる。&br; ということは……こちらでは武芸の修行やらも行ってござるか?(あの大禅定の武芸、それを思い起こしつつそんなことを言い) -- [[堂仁>HRBG/0009]] &new{2019-11-24 (日) 22:29:54};
---その言葉、俺を造った者に伝える手段が今はないが。聞かせてやれば喜声のひとつも聞けるだろう。(機械音声に、どことなく感情の色が匂った) &br;ここの宗派は見ての通り独特だが、基本的には戦事を好まん連中の集まりだ。 &br;元はコロニーごと遺棄された資源採掘用のアンドロイドが自我に目覚め、アーカイブから参照した仏典に教化され一念発起して一山一宗を開いたのが起こりと聞く。故に、荒事とはそも縁遠いのだ。 &br;つまりは、そうだな。剣術は俺の趣味ということになるだろうか。ネオ香港では世話になったな。 -- [[禅定>HRBG/0003]] &new{2019-11-24 (日) 22:44:45};
---では機会あれば是非にお伝えを。&br; 荒々しさを感じつつも和の調和を思わせる細工、そして荒武者らしくその機能に至るまで気を配ったのが伺えたでござる。良い仕事かと(その声色は嘘偽りなく。宇宙服のバイザーの奥では笑みさえ浮かべ)&br; ふーむ、そうでござったか…。拙者も忍術など嗜む以上、仏道と縁がなくもなく。ここの雰囲気が心地よく感じるのはそのせいでござろうな。ならばその言にも頷ける。&br; こちらこそあの豪快な刀術にはお世話になり申した。繰り返しになり申すが…それも良い趣味でござるな(荒事を納める者が、荒事が有りえぬ場所に居る。それもまた痛快と) -- [[堂仁>HRBG/0009]] &new{2019-11-24 (日) 22:53:51};
---承った。……まこと、聞けば喜ぶことだろう。(表情は読めないが、悪い気はしていないようだった) &br;いささか、特殊ではあるがな。(随所にいささかメカニカルな趣があるが、確かに仏教建築と呼べるものではあった) &br;禅道を学べば剣理に通ずる。……剣の上手のために参禅したわけではないが。 &br;屙屎送尿、著衣喫飯、困じ来たれば即ち臥す。いずれも機械である俺には無縁のものだが、常住坐臥これ修行であれば、趣味といえど、剣術を修するもまた仏法修行の裡であろう。 &br;……ここの行者にとっては、血生臭い雲水が紛れ込んでいささか迷惑しているだろうがな。 -- [[禅定>HRBG/0003]] &new{2019-11-24 (日) 23:10:01};
---確かに、若干のアレンジというか…思想が見えてござるな。物言わぬ鉄であれど、物性…いやさ仏性が宿るとこの寺のデザイナーは考えたのでござろうか。&br; (そうして寺を眺めて、感心したようにしつつも)…なるほど、道は一つではなし、どこかの道もまた別の道に重なることもあろうと。さすが御坊の言葉には含蓄があるでござるな。&br; はてさて、そうやって道を拙者のような民草へと説くならば、それこそが僧の役目でありましょうや。役目を果たしておる者を無碍にもせぬでござろう。真っ当な僧であればなおのこと。&br; 胡散臭かろうが、血生臭さかろうが、一切衆生を救い上げるのが仏道の一つでもあるでござろうからな(などと分かったような事を言うものの)&br; …とはいえ、拙者は無学にて門前の坊主程にも詳しくないでござるが。拙者もここで修行をした方が良いのでござるかなー(ぼんやりと言い)&br; とりあえずは、参拝させてもらうとするでござるか。では、失礼をば(とまた両手を合わせ、頭を下げて本堂の方へと歩んでいったという) -- [[堂仁>HRBG/0009]] &new{2019-11-24 (日) 23:33:12};
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