[[名簿/512881]]

-&color(#402){「<…な〜んか、いけすかないわね。ニヤニヤしちゃってさ?何もかもお見通しって感じかしら。>」};&br;紫色の本娘が恐竜少年の肩によじ登り、ふてくされたように言い放つ。 --  &new{2014-05-11 (日) 13:44:31};
--思いがけず見つけた書店。予算内でエナージョン切出しに手ごろな本を探すつもりで覗いが、ハラフシーの魔力センサーがダウン。&br;いかんせん魔力妖力の篭った本が多すぎ、オーバーフローを起したのだ。 --  &new{2014-05-11 (日) 13:45:23};
---&color(#060){「<猫人の表情なんてそんな風に見えるんだよ、エリ。でもビックリだよね、ボクらの言葉をしゃべれる猫人が居るなんてさ。>」&br;「<それに、良い本を売ってもらったし。これで勉強したら、代金間違えたりごまかされたりしなくて済むよ>」}; --  &new{2014-05-11 (日) 13:46:23};
---猫の本屋が薦めてきた一冊の写本。ダイナソアの言葉と、こちらで使われている言葉を対応させた、辞典のような書籍。&br;元々の記述に注釈も加え、ガイドブック的な索引も付け足されている。 --  &new{2014-05-11 (日) 13:47:29};
---&color(#402){「<カロンあんたそんなに勉強好きだっけ?10ページも読まずに飽きちゃうのにエナージョンチップ5枚賭けるわ!>」&br;「<にしても…><<いずれこの街を訪れる同族たちへ>><、かぁ。ちょっとお堅い言い回しね。記し方もちょっとクセがあるよコレ>」}; --  &new{2014-05-11 (日) 13:48:31};
---そもそもダイナソア自体、混成種族である。地域によっても表記法や言い回しは変わってくるのは当然の事。&br;そして実際のところお堅い言い回しなのは、原初種の影響色濃い蒼竜一族の言葉の方だった。 --  &new{2014-05-11 (日) 13:49:45};
---&color(#060){「<エナージョンチップを賭けられたってボクには食べられないってば。それに、別に全部読むだなんて言ってないし!>」&br;「<こんなの必要なトコだけざっと覚えとけばいいんだよ。どっちにしろ金貨一枚分のモトは充分取れるさ、エリ。>」}; --  &new{2014-05-11 (日) 13:51:23};
--─── 後日、改めて猫の本屋に行こうと探し回ったが、それきりあの不思議な書店にめぐり合うことは無かった ─── --  &new{2014-05-11 (日) 13:54:51};
-(恐竜の子を見て、こんな子もいるんだなココ…と言う顔でチラ見してから通り過ぎようとする少年)&br;(以前組んで、そしてカロンだけが生き残った冒険のものであるが、冒険時と違う姿だけにリッパーは気づいてない) -- [[リッパー>名簿/512890]] &new{2014-05-12 (月) 21:16:51};
--河べりの遊歩道。半恐竜の少年が、ベンチの背ずりに腰掛けながらゆらゆらと長い尾を揺らす。&br;書物に目を落としているためよく見えないものの、随分と幼い印象を与える顔だ。&br;手指をグーパーさせる代わりに、足指を開いたり閉じたりしている。人ならざる者を主張するかのように、その爪先は鋭い。&br;&br;通りかかった人影に気づき、チラリ視線を向ける。丸顔、赤い瞳。黄緑色の肌。&br;頭の右側にのみ生える角。子供の鬼のようにも見える。 -- [[黄緑の小鬼>名簿/512881]] &new{2014-05-12 (月) 21:55:33};
---(誰かの子だろうか、この子の親なら結構強そうだから冒険者の子かもしれないなとか想像)&br;(ただし、実際には読書中の見知らぬ子に話しかける事はなく、会釈だけで通り過ぎようと)&br;(ほんの少し本のタイトルは気にはなるが、リッパーとしては特に接点もないと思っているからで) -- [[リッパー>名簿/512890]] &new{2014-05-12 (月) 22:05:25};
---&br;リッパーから見て、黄緑の小鬼がカロンだと気づける要素は無いに等しい。&br;そして又、人の顔を見慣れていないカロンからしてもリッパーの顔を見分けるのは困難だった。&br;ましてや、リッパーはカロンの前で「死んで」いるのだ。&br;&br;チラリ、互いの視線が交わる。リッパーが会釈をする。が、そのタイミングで、小鬼の手元からなにやら青い光。&br;&br;黄緑の小鬼が手元のルーペ状のデバイスに気をとられたその一瞬後。ベンチを固定していた金具が鈍い音を立て割れた。&br;座面ではなく背ずりの上に腰掛けられていたベンチは後方へとバランスを崩し、座っていた者を放り出した。 -- [[黄緑の小鬼>名簿/512881]] &new{2014-05-12 (月) 22:27:20};
---…なんだ?(何かが光ったと思った矢先、ベンチから嫌な音が響いた)&br;…あ…やばっ(日頃から不幸に接しているだけあって、そしてこれもまた不幸のせいだと思ったのか義務感が生じ)&br;(そして自然と体が動いて、放り出された子を受け止めようと) -- [[リッパー>名簿/512890]] &new{2014-05-12 (月) 22:45:30};
---&br;崩れたバランスを補おうと、ベンチそのものを後ろ側へ蹴る形で小鬼は前のめりにつんのめる。&br;ベンチは後方へ、小鬼の読んでいた本と、手元で青く光っていたルーペは前方へ投げ出される。&br;&br;小鬼はぽふり、眼鏡の少年に支えられる形になった。&br;「&color(#060){アリ、ガト。};」 片言の、お礼の言葉。自分の足でしっかりと立つと小鬼は先ほどまで読んでいた本を拾う。&br;ルーペはというと、リッパーの背後で蜘蛛の姿に変わり、せわしなく脚を動かして持ち主の元へ。 -- [[黄緑の小鬼>名簿/512881]] &new{2014-05-12 (月) 23:04:24};
---ふぅ…間に合った…(自分の不幸の所為で、誰かが怪我するのは気分がよくないのでそこはホッと)&br;いいよ、これくらいはさ…(ちょっと乾いた笑いをしながら、離れる時にカサカサと動く物を見てそちらに視線を動かして)&br;…蜘蛛!?…あれ、それにさっきのルーペは…(本を拾ってるので、ルーペを拾おうとしたがそれもなく) -- [[リッパー>名簿/512890]] &new{2014-05-12 (月) 23:07:33};
---&br;ぴょん、ぴょんと飛び跳ね、蜘蛛は小鬼の手の上へ。奇妙な金属駆動音とともに、蜘蛛だった物はルーペの姿に変わった。&br;小鬼が倒れたベンチにルーペを向ける。反応は何も無い。&br;続けて、リッパーにもルーペを向ける。薄ぼんやりと、青白い光。&br;&br;怪訝そうな表情を浮かべ、小鬼はリッパーから一歩距離を取る。 -- [[黄緑の小鬼>名簿/512881]] &new{2014-05-12 (月) 23:24:52};
---…へぇ、機械が蜘蛛やルーペの形に…いや、通常時はルーペの形ってことなのかな…&br;…あ、いや…別に怪しいものじゃないよ…何だか警戒されちゃったな…(距離を置かれると苦笑を)&br;…どうしたものかな…俺はリッパーって名乗ったところで、警戒が解けそうもないし… -- [[リッパー>名簿/512890]] &new{2014-05-12 (月) 23:27:16};
---&br;「&color(#060){…りっぱー。};」聞き覚えのある名前。&br;小鬼の眉間にぎゅーっと皺が寄る。睨み付けているのではない、赤い目は本来視力が低いものだ。&br;&br;リッパー?聞き覚えのある名前だ。目の前で、敵の攻撃を深々と受け、死んだ筈の者の名前。&br;恐る恐る、その傷口があるだろう場所へ、手を伸ばしてみる。&br;その手指の先に生える爪は、鋭く尖っている。 -- [[黄緑の小鬼>名簿/512881]] &new{2014-05-12 (月) 23:46:13};
---…え?ま、また俺が何かした?(睨みつけるようにみられ、若干キョドった)&br;…え、いや、そここないだ思い切り攻撃されたところだし、それで触られるとちょっと…また護符使う事になっちゃうよ(思わず苦笑して一歩引く)&br;そういや、あの冒険で組んだロボの子も、同じような手だったっけ… -- [[リッパー>名簿/512890]] &new{2014-05-13 (火) 00:07:08};
---&br;小鬼が一歩。リッパーが一歩。互いの距離が少し広がる。&br;後ずさったリッパーを見て、小鬼がふと手を止める。&br;&br;そんな矢先。誰かが小鬼の名を呼んだ。赤紫色の・・・小人?小さなロボットのようにも見える。&br;名前を呼ばれれば、小鬼は小走りに堤の上へと続く階段を登っていく。&br;&br;カロンと呼ばれた小鬼は、階段を上りきったところで一度リッパーに振り返り、紫の小人を肩に乗せ堤の向こうへと消えていった。 -- [[黄緑の小鬼>名簿/512881]] &new{2014-05-13 (火) 00:21:48};
---あ、行っちゃったか…ケラ子といい、妙にロボットに最近縁があるな…&br;…そういえば、結局名前聞いてなかった…次会えるときに聞ければいいんだけどな -- [[リッパー>名簿/512890]] &new{2014-05-13 (火) 00:33:26};
- --  &new{2014-05-13 (火) 02:15:40};
-&color(#402){(スワ千佳さんがコメントレイプじみた懐かしいアクションをしていて噴く)}; --  &new{2014-05-31 (土) 15:56:41};
--おのれ…おのれコメント裏…すわちゃんを欺いて見せるなど…! -- [[スワスチカ>名簿/512971]] &new{2014-05-31 (土) 16:06:31};
---(すわちゃんさんはかわいいので観察していたい) -- [[ゲまスーノ>名簿/479245]] &new{2014-05-31 (土) 16:07:37};
---ほろびろきつねいろ! -- [[スワスチカ>名簿/512971]] &new{2014-05-31 (土) 16:09:04};
---&br;&color(#402){早くマスターが見つかると良いわね&br;ヒト種なんてあたし達が知恵づけたヘビ族が遺伝子操作で生み出したのに&br;純人間だなんてちゃんちゃら可笑しいわってやるのが楽しみよ};&br;&br;ハイパーボリア文明時代、蛇人間達は遺伝子操作でさまざまな生き物を作り出した。【イグの子供達】 --  &new{2014-05-31 (土) 16:26:39};
---(ちっちゃいTFはだいたいユニクロンズスポーン系の腹黒 みんなしってるね…とおもうあたい) -- [[ゲまスーノ>名簿/479245]] &new{2014-05-31 (土) 16:29:16};
---また注釈を増やす気ですね繰り言で世を乱す邪悪なるえーっと…モエモエズキューン!(罵倒語) -- [[スワスチカ>名簿/512971]] &new{2014-05-31 (土) 16:36:02};
---(セクシーなシステム音声) -- [[ゲまスーノ>名簿/479245]] &new{2014-05-31 (土) 16:37:13};
---あとイラストが無くなっており形があやふやなのですが板を開いて構成されたボディだったことは覚えていますよ! -- [[スワスチカ>名簿/512971]] &new{2014-05-31 (土) 16:38:07};
---&br;&color(#402){本が開いてトランスフォームするデザインよ 頭の飾りが止め具になってんの}; --  &new{2014-05-31 (土) 17:21:40};
-‡ --  &new{2014-05-31 (土) 23:57:42};
--  -- [[テスト>名簿/512881#t5ae5fa8]] &new{2014-06-01 (日) 13:41:44};
---がっつりバレてて噴く --  &new{2014-06-01 (日) 22:38:10};
---(すっごい特徴的だものね…とおもうあたい) -- [[ゲまスーノ>名簿/479245]] &new{2014-06-01 (日) 22:39:05};
---んむ もしかしたら定時に立ててる方もばれてんのかもしらん --  &new{2014-06-01 (日) 22:48:06};
---(すっごい特徴的だから…とめっちゃ合ってたガキーンを思い出す)&br;(あとカロンくんってやっぱりあの一族の…?) -- [[ゲまスーノ>名簿/479245]] &new{2014-06-01 (日) 22:49:05};
---父親は赤眼衆のつもりでおりますよ 血筋は違うかな&br;うろ覚え絵はよく描けたつもりでも見比べると結構違っててたのしいですよ --  &new{2014-06-01 (日) 23:00:08};
---ティン子の直系ではない子なのねー(年表にも書いたけどあたいも[[こんな子>名簿/510525]]いたよと報告しとこう)&br;これぜんぜん違う!っていうのとこれかなり合ってる!っていうのがはっきり分かれてたイメージだけどやっぱり細部になるとちょっと違うのね -- [[ゲまスーノ>名簿/479245]] &new{2014-06-01 (日) 23:05:13};
---おいなりさんなのね ケモミミなのかティン子さんみたくケモミミぽく見える髪形なのか&br;直系外したのは実はウーピーってパターンも考えてたから(オリジン達が白黒髪なのは変身の下手なボヘの姿をコピーしてるから)&br;細かい部分はどうしてもね ガキーンについては印象は正解で形状はわりと違ってました 体型指摘くれた「」は良くわかってると思った --  &new{2014-06-01 (日) 23:19:10};
---赤目の子たちってカメもそうだけど人外ックス大好きだから…(陸と海いったから次は空かなーとおもってるあたい、かろんくんもかわいい)&br;ああボヘくんたちって言えば泥臭から奪ったDファクターのようなものが隕石に乗ってやってきてDロイドに詰まってるって設定にしちゃったけどウーピー的に何か思惑がー…っていうのがあるとしたらどんなことかしら?(単にいらないから捨てたとかでも)&br;合ってるかどうか別にしてあの中で一番やられた!って思ったのはトッキュウオーだったわ…(股間特急といい笑顔でダメだった) -- [[ゲまスーノ>名簿/479245]] &new{2014-06-01 (日) 23:24:22};
---機械と機械生命体に擬態しきれないウーピーにとってDファクターは割りと有用なので、単に捨てた、は考えづらいですかね&br;おばかさんが培養Dファクターを誤って投棄してしまったとか&br;ある日意思に目覚めた培養Dファクターがうにょうにょ脱出したとか&br;なにか有用な発展が期待できるから様子を見ようとか?&br;あれは名前が一番うろ覚えでしたね、レッシャオー --  &new{2014-06-01 (日) 23:33:44};
---誰かに送り込まれたのかも…とDロイドのシアンはおぼろげに覚えてるっていう描写をやったことがあるのでその方向が好きかなー&br;(環にティエルはかせのバイオチップ理論を応用してAIロボの形にしてもらった以前の記憶が断片的にある?みたいな描写)&br;現在のDファクターはボヘくんたちからウーピー的な擬態性質を限定的にもらったアッパーバージョンって解釈で[[こんな子>名簿/507389]]つくってみたり…(怪獣だ!と思い込むことで怪獣的な形態に変形したDロイドの末弟)&br;でも股間の特急はまちがいようがないインパクトだったよね… -- [[ゲまスーノ>名簿/479245]] &new{2014-06-01 (日) 23:45:52};
-‡ --  &new{2014-06-02 (月) 00:23:10};
--''樹と岩が寄り添う丘'' --  &new{2014-06-07 (土) 23:21:10};
---&br;軽快な足取りで、黄緑の小鬼が戻ってくる。ハラフシーを連れて古書店めぐりに行っていたのだが、随分と機嫌が良さげに見える。&br;その姿を捉えると、エリブロルはヒョイと樹上から岩の上へと降りてくる。&br;&br;&color(#402){「<お帰りカロン。随分機嫌が良さそうだけど、さてはいい収穫があった?>」};&br;&color(#060){「<ただいま、エリ!今日はね、すっごいの見つけたから!>」};&br;&br;何か見つけた時、それがどんなものであれカロンは「すっごいの!」と表現する。&br;自分がそれを見つけた、という事が誇らしいのだろう。時折イラっと来る事もあるが、子供らしくて可愛いともエリブロルは思っている。&br;&br;&color(#402){「<ほほう、スッゴイの。どんなの見つけてきたのかな?>」}; --  &new{2014-06-07 (土) 23:21:39};
---&br;小鬼がカバンから、まずカラフルな表紙の児童書を取り出す。&br;なるほど、やさしい言葉の本ならば、こちら側の共通語と文字を勉強するのには良いかもしれない。&br;&br;&color(#402){「<あら、良い本買ってきたじゃない。頑張って勉強すれば、あんただってこっちの言葉読み書き出来るようになるわね。>」};&br;&color(#060){「<うん、本もそうなのだけれどね。>」}; 小鬼は続けて、カバンから何か容器を取り出した。&br;&br;&color(#060){「<あったよ、''スターピース''!>」};&br;&color(#402){「<でかした!………………………………‥‥‥‥‥‥・・・へっ?!>」}; --  &new{2014-06-07 (土) 23:23:01};
---&br;エリブロルが素っ頓狂な声を上げる。小鬼が差し出した容器の中、コミカルな星模様の丸いエンブレムがクルクルと回っている。&br;&color(#402){「<スターピース?!マジで?!!…うぁお、つい反射ででかした言ったけど、マジででかしたわよ、カロン!>」};&br;&br;&color(#060){「<えへへ、さっきの本に引っ付いてるの、ハラフシーが見つけたんだ。>」};&br;自分がみつけたのだという嬉しさを持ちながらも、自分だけの手柄にしようとしない所は母親の教育が良かったのか。&br;&br;&color(#402){「<そうかー、よくやったねハラフシー。ご褒美にエナージョンチップ二つやろう!&br;何、三個欲しいのか?このいやしんぼめ、あはは。>」};&br;&br;一つ、二つと機械の少女が上機嫌に、機械の蜘蛛にエナージョンチップを放ってやる。&br;甲虫とサソリも這い出てきて、うらやましそうにその様子を伺っている。 --  &new{2014-06-07 (土) 23:24:52};
---&br;&color(#402){「<三つ目!ほら、遠くに投げるわよ、とっといで! あんたたちにも一個ずつ、それっ!!>」};&br;ポイ、ポイ、ポイと、チップを三つ遠投する。これで暫くは戻ってこないだろう。&br;&br;&color(#402){「<んふふ、アンタにもちゃんとご褒美あげないとね、カロン?>」};&br;小さいながらも自分の倍ほどの背丈のある半恐竜人の少年を樹の幹に背中を預けるように座らせると、&br;エリブロルはその腿の上に乗り上げ首筋に腕を回す。 --  &new{2014-06-07 (土) 23:27:35};
---&br;&color(#402){「<ほら、ベロ出して…ベーって。そうそう、出したベロ自分で噛むんじゃないわよ…>」};&br;&br;恐竜人種特有の先の分かれた舌を、機械の少女の小さな舌がくすぐる。&br;ピクリ、小鬼の身体が反応するが、口を閉じそうになっていないかチラリと確認し、続ける。&br;&br;小さなエリブロルをギュッと抱きしめる小鬼の姿は、人形をだっこする子供の様でもある。&br;密着した身体から、カロンの心拍数が上がっているのが伝わってくる。呼吸も荒くなり、視線も怪しくなっている。&br;&br;おもむろに、吸い込むようにカロンの舌を咥えこみ弄ぶ。少年の喉から、上ずった声が漏れ出した。 --  &new{2014-06-07 (土) 23:33:39};
---&br;ちゅぽん。すこし強く吸った後、舌を開放し、耳元にささやく。&br;&color(#402){「<はい、おしまい。ピースが本物なら、また続きしたげるから。>」};&br;&br;&color(#060){「<…ん。>」};&br;カロンが腕を解く。小生意気にも股間が膨らんでいるのを察すると、&br;エリブロルはわざとその先端をかすめるように膝から降りた。&br;&br;&color(#060){「<…本物だったら、いいね。>」}; ヨダレを拭い、カロンが言う。&br;カロンは、エリブロルがそれを欲しているからそう思う。もちろん、『ご褒美』の続きも気にはなるのだが。 --  &new{2014-06-07 (土) 23:35:19};
---&br;&color(#402){「<そうね、だったら良いわね。本物なら、スペースブリッジを5つ開いてもおつりが来るわ。>」};&br;&br;''スターピース''。宇宙の変身種族ウーピーの原初種が、二組のウーピーを閉じ込めた、小さな永遠の監獄。&br;12個存在し、その一つ一つが人の願いをかなえる強大なパワーを有する。&br;&br;わざわざ『本物』と付け加えるのは何故かといえば、&br;スターピースは蓄積されすぎた余剰パワーを放出する際に『モドキ』『ハズレ』と呼ばれる分体を生み出すからだ。&br;&br;モドキは自身を本物と思い込み、願いを聞き入れようとはするものの、そこまでのパワーはなく結局は自壊に至る。&br;&br;とはいえ、本物と同じく何かに取り付いてこっそり隠れていたり、方々逃げ回ったり、時にはちょっとしたヤンチャもする。&br;カロンの手をはなれヒラヒラと逃げ回ったのも、その力だ。 --  &new{2014-06-07 (土) 23:38:28};
---&br;スターピースモドキからエナージョンキューブを抽出すれば、かなりの量を確保出来る。&br;もし本物から抽出出来れば、恐らくエナージョンの枯渇を心配する必要も無くなるだろう。&br;&br;カロン達蒼竜一族とかかわりを持ってきた超ロボット生命体達は、昆虫をモチーフにしたビーロボット達を生み出し、&br;スターピース捜索の為に世界の方々へと彼らを送り出したが、残念な事に成果は芳しくなかった。&br;スターピース入手は、それくらい困難な事なのだ。 --  &new{2014-06-07 (土) 23:43:49};
---&br;&color(#402){「<でも、スターピースモドキだったとしても充分な価値よ、カロン。&br;それじゃアタシ、コレを本殿に届けてくるから、厄介事に巻き込まれないように注意して。>」};&br;&color(#060){「<わかってるよエリー。こっちはこっちで巧くやるから、心配しないで行って来て?おやすみなさい。>」};&br;&color(#402){「<おやすみカロン。おもらししちゃ駄目だぞー?>」}; &color(#060){「<しないよ?!んもう!>」};&br;&br;開かれた小型ポータルに飛び込み、機械の少女は姿を消す。入れ替わりに、機械の虫達がカロンのもとへ戻ってきた。&br;&br;&color(#060){「<本物だったら、本当にいいのにな。>」};&br;カロンもエリブロルも知らない。12個のスターピースが、数十年前にこの街で開放され、もう存在しない事を。 --  &new{2014-06-07 (土) 23:52:51};
-'''ウゥゥゥ……'''(唸り声、『足音』に続いて響く地響き…カロンはこの感覚に覚えがあるかもしれない) -- [[ゼロス]] &new{2014-06-08 (日) 14:58:01};
--うなり声と、地響き。何事かと樹上からひょっこり顔を出せば、巨大なシルエット。&br;相手が巨大な分、見つけるのは容易だった。このあいだの地団駄怪獣だ。 -- [[カロン>名簿/512881]] &new{2014-06-08 (日) 22:06:52};
---'''俺、ゼロス。見つけた!小さいの!!'''&br;(自分とほぼ同じ目線に顔を出した小さいモノを指差す) -- [[ゼロス]] &new{2014-06-08 (日) 22:13:18};
---&br;大きく伸びた樹木の天辺に顔を出す黄緑色の小鬼。それでもゼロスを見上げる形になる。&br;指差されればヒラヒラと手を振り替えして…&br;&br;(//すいません、グッタリ気味なのでまた明日続けさせてください) --  &new{2014-06-08 (日) 22:35:48};
---'''おまえ、あの『キラキラ』なんだ?'''&br;(手を振るカロンにあの時感じた疑問をぶつける、本についていた物体…『キラキラ』したエネルギーの塊)&br;(『自分のルーツ』に使われた…『探さなければならないもの』であることを本能的にに感じたのだ)&br;(『スターピース』を)&br;//(おやすみなさーい) -- [[ゼロス]] &new{2014-06-08 (日) 22:41:00};
---&br;あのキラキラ。スターピースの事である。&br;&color(#060){「&ruby(ホシ、ノ、カケラ){スターピース};」};&br;&br;&color(#060){「Twinkle, twinkle, little Ste♪」};&br;小鬼は歌う。いつもの『キラキラこうもりさん』ではなく、キラキラ星の歌を。&br;&br;''きらきら ひかる  よぞらの ほしよ&br; またたき しては  みんなを みてる''&br;&br;ゼロスも、一度は耳にした事があるかもしれない歌。&br;もしかすれば、ゼロスの造物主がなんとはなしに歌っていたかもしれないメロディー。 -- [[カロン>名簿/512881]] &new{2014-06-09 (月) 19:18:29};
---&br;''四角 三角''&br;'' とにかく まったく''&br;''清く、正しく…''&br;&br;'''ガアアアアアアアアーーーッッ!!'''&br;(あの時、睡眠学習が中断され『あの男』に強奪された時の記憶が蘇る)&br;(『母』の口ずさんでいた歌と、このきらきら星の歌がオーバーラップし激しい頭痛に襲われる)&br;(『黄道十二宮』『存在しない13番目』『簒奪者』『知恵の実』『Ἀσκληπιός,』『蛇』)&br;(五歳児並みの知能の処理限界を超えた情報の開示に人工知能の中枢…『Dファクター』が悲鳴をあげる) -- [[ゼロス]] &new{2014-06-10 (火) 20:16:16};
---&br;突然の叫びに小鬼は身を低くし、幹にしっかりと捕まった。&br;また、どすんどすんと地面をゆらされ、ここから転がり落ちたら流石に危険だ。&br;&br;しかし、どうも様子が違う。小鬼は、茂る葉の間からゼロスの様子を伺ってみた。 -- [[カロン>名簿/512881]] &new{2014-06-10 (火) 21:37:57};
---(動かない、最後にひときわ大きく絶叫したあと、頭を抑えてうずくまったまま) -- [[ゼロス]] &new{2014-06-10 (火) 21:46:33};
---&br;おかしい。動かなくなってしまった。&br;癇癪を起して地団駄を踏む行動は、理解できる。しかし、これは何事だろう。&br;&br;迂闊に近づくのは危険だ、とカロンの知識が訴える。&br;しかし、このまま放っておいていいのか?とも思う。&br;&br;黄緑の小鬼はスルスルと枝をつたわり、地面へと降りた。 -- [[カロン>名簿/512881]] &new{2014-06-10 (火) 22:17:52};
---(機能を停止している、ピクリとも動かない)&br;(ある程度機械の造りに詳しい者ならば『乗り込み式』のロボットであることに気づくかもしれない)&br;(胸部の『ビーダマ』が出入り口…ただし『資格を持つもの』にしかその門は開かれないことだろう) -- [[ゼロス]] &new{2014-06-10 (火) 22:31:52};
---&br;ゼロスは動かない。生き物として言えば意識を失っているのだろう。&br;こんな時にエリブロルが居れば、どうすれば良いか教えてくれるだろうに。&br;&br;カロンはそのように思ったが、実際には彼女がこの場に居なくて良かったのかもしれない。&br;身動きもとれずに居る巨大ロボは、恰好の獲物だったろう。&br;&br;ゼロスはうずくまったまま、やはり動かない。&br;気付け薬代わりに、エナージョンチップをゼロスの口に放り込もうとしたが、どうも届きそうにない。&br;&br;ゼロスの胸、コアらしきものの上に、狐とも恐竜ともつかぬもう一つの顔がついていた。&br;&br;チップを一枚咥え、どうにか胸元へよじ登る。&br;両手がふさがっている為、マウストゥマウスの要領で、舌をつかいチップを押し込む。&br;&br;&color(#060){「<熱ッ‥‥>」}; エナージョンが、少しばかり少年の舌を焼く。&br;&br;とりあえず、これで少し様子を見よう。ふと、コア部に視線を向けた。&br;‥‥何か、見える。 部屋だろうか。 -- [[カロン>名簿/512881]] &new{2014-06-10 (火) 23:07:29};
---(それは巨大な輪、『運命の輪』を想起させるリング状の物体のなかに座席とMMIらしき機具がちらほら…)&br;(コックピットらしきものが外部から覗ける構造は兵器としていかがなものかと思えるが、操縦式の兵器に『自我』があること自体がナンセンスとも言える)&br;(ともかく中には『部屋』がある、資格あるものを招くように青い光を放って輝くが…?)&br;'''グゥゥゥ…'''&br;(気付けのエナージョンが功を奏したか、意識を覚醒させはじめ唸るゼロス)&br;(手を伸ばせば届く距離にある部屋に入り込むか、離れるか) -- [[ゼロス]] &new{2014-06-10 (火) 23:31:41};
---&br;操縦席。カロンは今まで幾体かのロボット生命体と出会ってはいるが、今のところそれを具えた者は居なかった。&br;つまり、操縦席は今のところ理解の外のものである。&br;&br;興味を惹かれ、その部屋を覗き込もうとしたその時、ゼロスのうめき声。&br;立ち上がろうとして振り落とされてしまっては大変である。&br;&br;カロンは地面に飛び降り、ゼロスが立ち上がるのに邪魔にならないように充分な距離をとった。 -- [[カロン>名簿/512881]] &new{2014-06-10 (火) 23:51:50};
---'''グゥゥゥ…!俺、ゼロス。アタマイタイ…'''&br;(頭を振るようにして立ち上がる、さきほどの膨大な情報を処理しきれず)&br;''ウガアアアアアアアアーーーーーッ!!!!!''&br;(『翼』を展開し、不可思議な力場を発生させると慣性を無視した急加速で飛び立っていく)&br;(距離を取ったカロンも踏ん張らなければ衝撃波で吹き飛ばされてしまうことだろう) -- [[ゼロス]] &new{2014-06-11 (水) 00:13:28};
---&br;両手両足の爪をスパイク代わりに、地面へとへばりつく。&br;一体、なんだったのだろうか。カロンには飛び去るゼロスを見送る事しか出来なかった。 -- [[カロン>名簿/512881]] &new{2014-06-11 (水) 21:27:38};
--(そろそろ布団に潜り込ませていただきます おやすみなさい‥‥) -- [[カ]] &new{2014-06-10 (火) 23:53:05};
---//(というわけで謎をはらんだままとびさるのです、おやすみなさーい) --  &new{2014-06-11 (水) 00:13:55};