[[名簿/478508]]
- （二年目終了）
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-''【過去・問四 解答】 僕たちの解答'' -- &new{2012-05-17 (木) 20:55:21};
--COLOR(#8968CD){（それは、キエルお兄ちゃんとセータお兄ちゃんとした、最後の会話だったと思う）&br;（記憶の覚束ない自分の中でも、明確に思い出せる、大切な記憶だった）} -- [[しばとら>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 20:56:44};
---COLOR(#008B8B){（荷造りを済ませ、鞄を閉じる。一ヶ月にも渡って世話になったストロベリーサウンズの屋敷に、明日は別れを告げる）&br;……これで、いいんだな、キー。（荷づくりの様子を、少しだけ寂しそうに眺めてくる芝虎から視線を外し、友人に問う）} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-17 (木) 22:35:02};
---（今更になって迷う発言をする親友に嘆息する）良いって言うか。……しゃーないんじゃないの、これは。&br;……そうするのがベストじゃなく、ベターだって、セーたんも分かってて聞いてるでしょ。 -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-17 (木) 22:36:12};
---COLOR(#008B8B){芝虎にとって、ってことか。……どっちかといえば僕らが選んだって言うより、そうせざるを得なかったっていうのが正しいけどな。&br;全部を詳らかにして、ハッピーエンドが訪れるなら、僕だってそうしてたし、今でもそういう簡単な結末をどこかに望んでる。} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-17 (木) 22:38:13};
---似合わないセリフだよにゃー……それは。そういうのがないって言うの、誰よりも知ってるくせに、そういうこと言うのはちょっとズルいと思うよ。&br;自分の娘が、もう自分の娘でないっていうのをはっきりさせたら、芝虎ちゃん自身が困る。だから、全員騙す。&br;大人って汚いよね。（少しだけ、苦笑の成分を交えて笑う） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-17 (木) 22:40:13};
---COLOR(#8968CD){……にゃー？（首を傾げる）} -- [[しばとら>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 22:40:36};
---うん、なんか真似したらダメよ、それは。俺が使うのとはわけが違う、殺傷能力のある武器になりかねないから、その「にゃー」。&br;ごめんなー、芝虎。きっと、全部分かる歳になったとき、俺らを恨むんだろうな。&br;本当なら、俺たちが知ってること全部伝えて、芝虎自身にも受け止めさせたいんだけど、多分、それ無理だって分かっちゃうから。 -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-17 (木) 22:42:51};
---COLOR(#008B8B){……居た堪れないな、全く。死ぬほど恨まれるんだろうな、僕らは（小さく、肩を竦める）……これは完全に僕らの欺瞞だからな。&br;僕も多分、共犯者がいなかったら、選びもしなかっただろうし、そういう意味では間の悪い友人に感謝するところかもな。} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-17 (木) 22:44:48};
---元々、俺が持ち込んだ話だし、いつも通り一蓮托生ってことで。それに、俺はこういう恨まれることにも慣れてるからさ。&br;……もしかしたら、俺らの真意を分かって、同じことを誰かにしてあげられる強さに育つんじゃねーかって、そう思うんだ。&br;人の苦しみを分かるためには、苦しみを知らないといけないから、みたいな良い事を言っておこう。 -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-17 (木) 22:47:49};
---COLOR(#008B8B){（自分と同じくらい不器用な友人の台詞を聞いて、小さく笑った）&br;そうだな。天秤の上に正義と悪が乗って釣り合ってるのがこの世界だ。褒められ、もてはやされる正義はいつだって誰か強いやつらが持って行ってしまう。&br;弱い僕らを助けられる、天秤の上に残った悪を持って行ける何かの存在は……僕もありかなって思ってるよ。ずっと。} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-17 (木) 22:49:36};
---……名指しで褒められるより、辛いものがあるな、それ。（親友に背中を向けたまま、笑う）&br;それにさ、もしかしたら、俺らがここで解決しなかった問題も、芝虎ちゃんが大きくなった後にそれを解決しうる誰かに出会うかもしれないしな。&br;親友って言うのは、いいもんだって、反撃をしておこう。 -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-17 (木) 22:52:09};
---COLOR(#008B8B){同意が更なる反撃になるのを見越しての反撃なら、随分と優しい仕返しがあったもんだな。&br;……でも、僕もそれは思う。一人で生きられないことに関しては、筋金入りだからな、僕は。} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-17 (木) 22:54:30};
---いいからはよ相手見つけて結婚しろ親友。 -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-17 (木) 22:54:57};
---COLOR(#008B8B){ごめんちょっと電波悪いわ、後で掛け直す。} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-17 (木) 22:56:32};
---COLOR(#8968CD){……お兄ちゃんたち、もうばいばいなの？&br;（おずおずと、躊躇いながらキエルの顔を見上げて言う）} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 22:57:38};
---あー、うん。ごめんな。&br;また、機会があって……あー、お父さんが許してくれるなら遊んであげられるけど。 -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-17 (木) 22:59:18};
---COLOR(#008B8B){悪いな……本当は、もう少し力になってやりたかったけど、僕らじゃここまでだ。&br;僕はもう隣国に帰らないといけないから、会うとしたらキエルお兄ちゃんとだな……。} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-17 (木) 23:00:31};
---COLOR(#8968CD){……えっちなことしてあそびたかったな……（ぽつりと呟く）} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 23:01:22};
---（めっちゃ吹く） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-17 (木) 23:01:37};
---COLOR(#008B8B){（めっちゃ吹く）} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-17 (木) 23:02:02};
---''おいセーたん、おい''。これ大丈夫なの、かなり思考がサキュバス寄りだけど。&br;っていうかそういうのはあんまり言わない方がいいからな、芝虎。こう、なんだ、世界にはいろんな人種がいてだな。&br;世界が皆我々のごときシャドーボクサーばかりでないことは知るべき。男はオオカミだから。 -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-17 (木) 23:03:43};
---COLOR(#008B8B){……いや、問題大有りかもしれん。頭痛と吐き気がしてきた。&br;（頭の中で芝虎を育ててみる）……ダメだこれ、絶対に男の人生をダメにする系統の女に育つ……！！今ここで僕らが食い止めねば……！！&br;それに、ここを引き金にしてストロベリーサウンズの実家にバレても、面白い話じゃないしな……。} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-17 (木) 23:05:37};
---COLOR(#8968CD){……？？ にゃー？} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 23:07:00};
---COLOR(#008B8B){お前これについてだけは責任取れよ、キー。語尾と容姿で化学反応起きてるからな。大きなお友達大喜びだからな。} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-17 (木) 23:07:53};
---大きなお友達って要約したら俺らになるからね、セーたん。 -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-17 (木) 23:09:16};
---COLOR(#008B8B){額面通り捉えられても困る。……あー、じゃあ、こうしよう。&br;（芝虎の顔を見て）芝虎はさ、多分大人になったら、凄い美人になると思う。それは、なんとなく保障できる。&br;……だから、その時なら、''その遊び、受けて立とう''。} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-17 (木) 23:11:21};
---''おまわりさんこいつです。'' -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-17 (木) 23:11:37};
---COLOR(#008B8B){良いから合わせろ……！ 何年後の話だと思ってる、それまでには真っ当に育つか忘れてるかしてるって……！（最低な大人）} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-17 (木) 23:12:25};
---万が一覚えてた場合、その時点で通報入る可能性あるからね？ 豚箱行きになる可能性あるからね？ セーたん。 -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-17 (木) 23:13:37};
---COLOR(#008B8B){その時は、同時に二人で相手してやろう。芝虎。} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-17 (木) 23:14:43};
---おまわりさんこいつどうにかして！？ -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-17 (木) 23:14:58};
---COLOR(#008B8B){一人でできないことも、二人ならできる、僕は親友っていうものは、そういう物だと思ってる。} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-17 (木) 23:15:32};
---滅茶苦茶いいセリフだけど滅茶苦茶どうでもいいところで使うと頭かち割りたくなる。辞めて。&br;あっ、こいつ自分は隣国行きだからって適当なこと言ってるな……？（チョークスリーパー） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-17 (木) 23:16:46};
---COLOR(#008B8B){（二秒で堕ちる）} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-17 (木) 23:17:23};
---''虚弱児か！？''&br;あー、うん、時々このお兄ちゃんすごいバカだから全部忘れてくれると嬉しいんだけど。 -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-17 (木) 23:18:05};
---COLOR(#8968CD){（その楽しげな様子を見て、小さく笑う）……ううん。&br;やくそく、したい。……お兄ちゃんたちと、やくそくする。してくれたら、トラ、言ったりしないよ？} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 23:19:06};
---COLOR(#008B8B){………。いつの間にか脅迫されているのは僕たちだったようだな。} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-17 (木) 23:19:55};
---確実にセーたんが悪いと思う。………。まあ、しゃーなしだな。順当な契約だと思う。&br;まさか天秤の上に自分の純潔載せるとは思わなかったけど。（小指を出す） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-17 (木) 23:20:45};
---COLOR(#008B8B){……僕もだ。誓って言うが、この年齢差の娘に欲情する変態ではないことを、重ねて報告しておきたい。誰かに。（小指を出す）} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-17 (木) 23:21:53};
---COLOR(#8968CD){（小さな小指が二つ、大人の小指と絡み合う）&br;（――それは、うちが幼い頃、唯一した約束）&br;（記憶の中の宝石箱から、ゆっくり取り出した……大切な記憶だった）} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 23:23:57};
---&br;''月夜'' -- &new{2012-05-17 (木) 23:24:30};
---COLOR(#8968CD){（どれくらい、気を失っていただろうか）&br;（目を覚ますと、目の前に、今にも落ちてきそうな月があった）} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 23:25:29};
---COLOR(#8968CD){（何か、大切なことを思い出したような気がするのに、その全ては思い出せない）&br;（ぼんやりとした意識の中、身じろぎすると、腰のあたりにせつなが抱きついていることに気付く）&br;（一瞬、顔が青ざめたが、すうすうと寝息を立てているのに気付き、脱力した）} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 23:27:01};
---COLOR(#8968CD){（何かが視界を覆い、慌ててそれを引っぺがすと、それは着古した白衣だった）&br;（それをこちらに向けて投げたｼｰｸｴﾝｽ評議長は、憮然とした態度で嘆息した）} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 23:30:17};
---COLOR(#008B8B){（こういうとき、口内の苦さと妙な頭のクリアさを誤魔化すために煙草が欲しくなる）&br;……付け焼刃だったからな。それだけ消耗も大きかったんだろう。できれば、寝させてやりたいが、裸のお前も問題だ。&br;（言いながら、せつなの肩を揺さぶる）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 23:31:59};
---COLOR(#8968CD){……うん、出来ればさ。&br;もう少し、このままでいたかったんだけどにゃー……。&br;（それは、二つの意味どころではなく、いくつかの意味を込めて発した言葉だった）&br;&br;あのさ、ｼｰｸｴﾝｽさん。&br;昔、うちとした約束って、まだ覚えてる……？} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 23:39:21};
---COLOR(#008B8B){（少しだけ笑い、せつなが寝ていてくれることを感謝した）&br;……いや、忘れたな、そんな昔の話。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 23:41:58};
---COLOR(#8968CD){（それは、昔自分に吐いた嘘とは違い……とても分かりやすい嘘だった）&br;嘘吐き。&br;……ちなみに、さ。&br;あの約束って、今でも有効なのかにゃー？} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 23:43:12};
---COLOR(#008B8B){（小さく、苦笑した）&br;（きっと、あの頃の芝虎相手なら、自分は誤魔化していただろう、その事実を）&br;（ちゃんとした大人として自分と再会してくれた今、静かに伝えようと口を開いた）&br;……残念ながら、無効だな。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 23:44:45};
---COLOR(#8968CD){……それは、時効ってこと？} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 23:45:09};
---COLOR(#008B8B){違う。&br;（芝虎が横になっているその隣に座り、静かに月を眺めた）&br;……約束は、三人でだったろ。&br;もう、無理なんだ。……それだけは無理なんだ。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 23:46:27};
---COLOR(#8968CD){（その言葉の意味するところは、大人になった自分には、分かってしまった）&br;…………そっか。&br;（くしゃりと、手の中で白衣が歪み、それを顔に押し当てた）&br;&br;辛いにゃー。&br;……大人になる、って。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 23:48:49};
---COLOR(#008B8B){&br;……そうだな。&br;……良く、知ってるよ。&br;&br;（今は亡き、『共通の友人』を思い出しての苦笑は――思ったよりも口の中に苦かった）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 23:51:37};
---&br;&br; ''―――問四 芝虎・ストロベリーサウンズの問題 了'' -- &new{2012-05-17 (木) 23:52:42};
-''【問四 �ァ曄，擦弔覆硫鹽� / シークエンスの回答'' -- &new{2012-05-17 (木) 19:06:22};
--そこには、「何もない」があった。&br;ただ、地平線の先まで、真っ白い空間に「自分」しかいない。&br;世界には自分一人で、他に何も存在しなかった。 -- &new{2012-05-17 (木) 19:11:34};
---COLOR(#008B8B){（――違う。そこには、キエルがいた）&br;（キエルド・グラホームタウン。言葉を覚える前から、ずっと共に歩んできた親友が、目の前にいた）&br;（でも、それが幻だということにも気づいている。キエルは死んだ。僕に別れを告げて、僕より先に）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 19:13:26};
---COLOR(#e2041b){（――違う。そこには、あたしがいた）&br;（せつな・本城。今のあたしよりだいぶ背が小さい。いくつくらいの頃だろう。おじちゃんに会う前のあたしかな？）&br;（あたしは両手で眼を擦りながら、しくしくと立ったまま泣いていた。アニキがいなくなったときだろうか。それとも、お父さんがいなくなったときだろうか）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 19:15:47};
---COLOR(#008B8B){（キエルが死んでから、もう何年経っただろう。目の前で別れを告げ、死への旅に先んじて進んでいった、親友）&br;……随分と、早い再会だったな、キー。……僕は、死んだのか？（その言葉に、深（ｼﾝ）と、心が軋んだ）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 19:19:52};
---COLOR(#e2041b){（この頃に比べたらあたしは、随分と大きくなったと思う。子供の頃、何かがなくなって、いなくなってしまうことが凄く怖かった）&br;（一度出来た繋がりがほどけてしまうことが、本当に怖くて、ずっと一人でいるときは泣いていた気がする）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 19:22:05};
---それは、セーたん次第かな。……ここは、何もない世界だから、まず「死を作る」かどうかを尋ねないと。&br;でも、まあ俺だけっていうのは、寂しいよね。まず誰を呼ぼう。ミー姉かな。（ミーニャが生まれた）まあ、不本意だけどレイルも作っておこう。（レイルが生まれた）&br;ここまで来たら、あの公園で集まってた面子くらいは欲しいよね。（次々と、幼馴染が生まれていく）……集まる場所も（公園が出来た）&br;……ほら、こういう場所が欲しかったんだよな、セーたん。分かるよ。俺も……あそこはずっと楽しかったからさ。（肩を竦める） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-17 (木) 19:26:00};
---COLOR(#EE6AA7){（あたしの隣に、アニキが帰ってくる。そういえばアニキは『どこにも行かず』に、すぐに帰ってきてくれたんだった）&br;（ジィ姉が来る。二人は一度も喧嘩したことがないくらい仲良しで、『小さい頃からずっと一緒にいる』。きっと結婚するんだろうなあって思う）&br;（直ぐに、ｼｰｸｴﾝｽのおじちゃんが現れる。最初に会ったときは、まだ若かったので『お兄ちゃんと呼べ』って言われたっけ）&br;（そして――お父さんが『帰ってくる』。お母さんも合わせて、これで本城家が一家集合したことになる）&br;（そこにはプロミーも、アグニさんもいて、誰一人いなくならない。あたしは、笑顔になる。ずっとそうやってあたしは『幸せに暮らしていきました』）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 19:31:05};
---COLOR(#008B8B){（そこに抱いた感情は、怒りでも、悲しみでもない）&br;（ただ、寂しさだった。……もし、世界がこうあったとしても、僕は。今の僕は、その世界に足を踏み入れることは出来ない）&br;……無理だ、キー。例え、世界がそう待っていてくれたとしても、僕が……僕が、変わってしまった。&br;（頬に触れる）傷を負い――（右目の眼帯に触れる）目を失い――（首に手を当てた）老いたんだ――。&br;残酷な時の流れに身を窶すことを決めたときから、ずっと覚悟はしていたことなんだ。……だから、余り、僕を揺らさないでくれ、キー。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 19:34:53};
---COLOR(#e2041b){（そこに抱いた感情は、怒りであり、悲しみだった）&br;（心の奥底で望んでいたことを、いとも簡単に手に入れた目の前の自分に、嫉妬すらした。いまのあたしが、不正解の果てに辿り着いた場所のように思えてしまう）&br;そんなの……そんなの、違うよ。確かに、そう、なってくれたらって、ずっと思ってた。&br;いなくなっちゃう人たちが、いなくならなければって、ずっと思ってたよ！？ でも……そんなに都合よく進んじゃうのは、何か違うよ！} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 19:36:59};
---じゃあ、その傷を治すよ。（セーたんの頬に触れると、傷が消えた）&br;目も、あることにしてあげる。（眼帯を外すと、そこには瞳が確かに存在した）&br;あの頃のまま、他の人たちのように歳を重ねなければいい。（瞳を閉じ、再び開くと、そこには16の時そのままの、セーたんの姿がある）&br;……何も悪いことじゃない。その方が、楽しいなら、セーたんはそうするべきだ。&br;もう、俺はセーたんはこれ以上苦しまなくていいんじゃないかって思うんだけどにゃー。……疲れただろ、セータ。 -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-17 (木) 19:40:22};
---COLOR(#EE6AA7){（拒絶する言葉すら包み込むように、温かな食卓が迎えた。そこには笑いがあり、団欒があり、その中に幸せそうなあたしがいた）&br;（やがてアニキたちは結婚し、子供が生まれ、父はそれを抱き、どうしていいか分からずに母親に無言で託す）&br;（母は微笑みながら方法を教え、父は恐る恐るそれを抱き、泣きだした赤子に冷や汗をかきながらジィ姉に返す）&br;（アニキは大人げなく喧嘩を始め、お母さんはそれを微笑みながら見、ジィ姉が慌ててアニキを止める。あたしは、その横で笑っているんだ）&br;（あたしに、とても優しい世界。否定しようがないほどの、幸福な世界）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 19:44:48};
---COLOR(#008B8B){（頬を、涙が伝う。あまりにも優しすぎる世界に、心が軋みを上げる）&br;（幼馴染たちが、心配そうに覗きこんでくる。五体満足の僕が顔を上げると、そこには歳相応に時を重ねた、幼馴染たちの姿があった）&br;（誰も死なず、共に同じ時間を歩いただけの皺を蓄えて、微塵の孤独も感じないまま、天寿を全うするんだ）&br;（孤独の老いに苦しむこともなく、忘れ行く友人の顔に慟哭することもない。……当たり前で、当たり前すぎる幸福が、そこにはあった）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 19:48:10};
---COLOR(#e2041b){（その光景は、余りにも苦しい光景だった。その幸福を、あたしは知っているから）&br;（だれ一人いなくならないということが幸福であり、つながりが途切れないことこそが自分に取って幸せであるということは、失ってしまったあたしでも知っていたから）&br;（あたしは、何も知らない。父がいなくなった理由も、アニキが自分を置いて行った理由も、アニキとおじちゃんが殺し合った経緯も）&br;（――何一つ、知らない子供のままだった。子供のままなら、あたしは……確かにその幸福の中にいることもできたんだ）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 19:51:11};
---COLOR(#008B8B){&br;（頬に、触れた）&br;（――そこには、傷があった）&br;（静かに目を閉じて、その傷だけを愛しく、二度だけ撫でた）&br;……本当は、そう、ありたかったんだと思うよ。キー。僕も……進んで苦しんできたわけじゃない。&br;ただ、何もかもが思い通りにならなかったって、それだけなんだ。最初から最善手ばかりを指すことができたら、きっと苦しまず、傷つかない人生もあったと思う。&br;でも、それはさ、僕じゃないんだ、キー。……僕は、『傷つく』から、僕なんだよ。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 19:53:46};
---COLOR(#e2041b){（頬に、触れた）&br;（――そこには、涙はなかった）&br;（涙を流せるのは、子供だけの特権だから。もう自分は、立派な大人なんだと、嫌でも思い知ることになった）&br;あたしは、うん、そうありたかったんだと思う。それが一番いいあたしの人生で、そうだったらすっごい幸せだったって認めるよ。&br;でも、それが与えられるようなすっごい幸せって、あたしなんかの人生には起こらないと思うんだ。&br;だから、あたしは、必死にやってきたんだよ。学校にいって、冒険者になって、自分の力で、その絆を繋ぎ直そうって。&br;きっとね、これがあたしなんだよ。……あたしは、『つなぎ直す』から、あたしなんだ。} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 19:57:02};
---&br;――世界は、再び白い、何もない姿を取り戻した。&br;一瞬で、最初から、何もそこになかったかのように。 -- &new{2012-05-17 (木) 19:58:16};
---COLOR(#008B8B){（その世界の中、ただ一人残っているキエルの姿に、僕は言う）……魔法には、起源と呼ばれる『属性』みたいなものがあるんだ。……分かりやすく言えば、例えば『炎』だったり、『雷』だったりな。&br;もっと概念的な物もある。昔受け持っていた教室に『零』を司るホイムという少年がいた。そんな風に、人によって起源とされる『属性』っていうのは違うんだ。&br;本人の『属性』に合った魔法を使うことが、起源に到達する最短経路であるとも言われているから、一部の例外を除いて皆、その属性に傾倒する。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 20:01:14};
---COLOR(#e2041b){先天的だったり、後天的だったりするんだけど、それでも『炎』の属性の起源をもつ魔術師に、他の『属性』の魔術師が炎で勝つことは絶対にないんだって。&br;だからあたしは、この数日間、自分のその『属性』をおじちゃんと一緒にずっと探ってたんだ。&br;あたしの、せつなの魔法っていうのがどういうものか、あたし自身が知らなきゃいけないって思ったから。自分自身と、向き合わなきゃいけないと思ったから。} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 20:03:21};
---COLOR(#008B8B){せつながそれを20で終わらせたように、僕もまた、昔自分の『属性』について考え、調べたことがある。ずっと、『炎』が自分の『属性』だと思っていたくらいだったからな。&br;でもな、僕は、その『一部の例外』だったんだ。……昔、同じような『例外の属性』を起源とする魔術師に、レネス・ファイルカスタムという第八教室の生徒がいた。&br;そいつは、『停止』という『属性』を起源としていたために、その『属性』を自分の魔術とすることを諦めたんだ。&br;起源に近づきすぎれば、その概念そのものになってしまう。だから、レネスは完全に『停止』してしまわないように、一流であることを諦め、今大学で教師を務めている。&br;それだけ、『負』の『属性』を起源として持つ魔術師っていうのは、『属性』自体を慎重に扱わないといけないんだ。&br;そして僕も……『負』の『属性』を起源として持つ魔術師だったんだ。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 20:06:14};
---COLOR(#e2041b){それだけ、起源っていう『属性』は、魔術師にとっては抗いがたいものなんだって。その『属性』に縛られてしまえば、それそのものになってしまう恐れもあるから。&br;でも、あたしは自分の属性を知って、今までずっと抱いていた疑問が氷塊したような気持ちだったよ。&br;（目の前の、幸せそうな自分に向けて言う）そんな風に幸福な世界に居たら、きっとあたしは自分の力で何かを求めることも、自分と向き合うこともなかっただろうから。&br;あたしは、胸を張ってこの人生が大好きだって、今は言えるんだ。} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 20:08:26};
---COLOR(#008B8B){&br;簡単に言おう。&br;僕の属性は――''『傷』そのもの''だったんだ。&br;''『傷』を以て記憶し、『傷』を以て世界に穴を開け、『傷』を通して生きる実感を得ていた''、僕に相応しい属性だと思ったよ。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 20:09:55};
---COLOR(#e2041b){&br;あたしの属性は――''『繋ぐ』こと''だったんだよ。&br;''『繋がっている』ことでもない、『繋がり』そのものでもない、『繋ぐ』っていう行為そのものだ''っていう、あたしにふさわしい属性。} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 20:12:08};
---COLOR(#008B8B){だからな、親友。&br;僕は、この傷も連れて行くよ。&br;傷でしか記憶できないこの悲しみと苦しみがあっての、僕なんだ。&br;幸福な世界に、お前をいさせてやれなくて、ごめん。僕はお前のこと大好きだけど、大好きだから、お前以外のお前を認めるわけにはいかないんだ。&br;（ちゃんと、自分は笑って伝えられただろうか。実は、キーの顔を、もう細部までは思い出せない。写真を見れば分かるが、いつも隣にいたはずのその顔を、空では思い出せないんだ）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 20:14:27};
---COLOR(#e2041b){だからね。&br;それは幸せだけど、その幸せは自分で掴むよ。&br;あたしの人生がイージーモードでないことくらい、あたしは良く知ってるんだ。アニキやおじちゃんが教えてくれたから。&br;幸福な世界にいさせてあげられなくてごめん、小さなあたし。あたしは、幸せでありたいとずっと思ってるけど、だからこそ自分で掴んだ幸せ以外、今はいらないんだ。} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 20:16:59};
---（肩を竦める）そっか。&br;実は、セーたんなら、そう言うと思ってた。ホント、バカだよにゃー、自分から傷ついて、ミー姉をも凌ぐドMだったとか笑い話だよ。&br;&br;……でもさ、少しだけ安心してる。俺がいなかったら、なーんにもできなかった頃のセーたんとは今はちょっと違うからさ。&br;俺が居なくても、もう、セーたんの周りには、大切な人が一杯いるんだろ。&br;だったら、そいつらのために……行けよ、セータ。（拳を突き出す） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-17 (木) 20:20:40};
---COLOR(#EE6AA7){（あたしが、見上げてきた）ほんとに、いいの？&br;子供のままでいたらね、きっとおじちゃんも、アニキも、ジィ姉も助けてくれるよ……？ ずっとずっと、一緒にいてくれるよ？&br;&br;……行っちゃうんだね。子供のあたしを置いて。大人になっちゃうんだ、あたし。&br;寂しいな。実は、子供のままでもいいかなって、あたしも思ってた部分あったんだ。なんでもおじちゃんが解決してくれるから。&br;……あのね、お願いがあるの。……幸せになってね。（小さいあたしは、笑った）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 20:24:14};
---COLOR(#008B8B){&br;そうだな、親友。&br;『傷』だらけになっても、また『繋いで』みせるよ。……いつか僕に手を差し伸べてくれた、お前みたいにさ。（拳を、合わせた）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 20:26:15};
---COLOR(#e2041b){&br;うん。約束だね、あたし。&br;再び『繋がる』ために、今はちょっとだけ『傷』として切り離すよ。弱い自分をね。（しゃがんで頭を撫で、再び立ち上がった）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 20:28:02};
---COLOR(#008B8B){（背中に、魔力の胎動を感じる。恐らく、僕らは最初から背中合わせに存在していたんだ。気づかなかっただけで）&br;（右手を、掲げる。生涯で最初で最後になるかもしれない、自分の『起源』による魔法のため、魔術師は目を瞑った）&br;……''行くぞ、せつな''。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 20:29:56};
---COLOR(#e2041b){（幸福な今は終わり、情報が蘇ってくる。自分に向けて助けを求めていた大切な相手のことを、今ようやく思い出す）&br;（右手を、掲げる。生涯で最初になる、自分の『起源』による魔法のため、魔術師の弟子は目を瞑った）&br;……''うん、おじちゃん''。} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 20:31:34};
---&br;''――１秒後の世界'' -- &new{2012-05-17 (木) 20:32:03};
---COLOR(#e2041b){&br;（脳に叩きこまれた状況を、一瞬で計算する。夜、月、地面、空、トラ、あたし）&br;（姿勢から逆算するに、その攻撃から一秒と経っていない。それでも突撃に近い形で踏み込んだ一歩に続く一歩が出てないため、このままだと転倒する）&br;（姿勢制御に全力を費やして、左脚を前に出して――''あたしは、倒れなかった''）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 20:34:06};
---COLOR(#008B8B){（情報が脳髄に叩きこまれて、眩暈を起こす。視界が明滅し、世界が歪む）&br;（恐らく、芝虎が放った魔法の一撃は精神を犯し、精神世界という牢獄に閉じ込める類の、圧倒的な『精神支配』だったのだろう）&br;（その攻撃は絶対無比で、人間の根源に幸福になりたい、今より前に進みたいという気持ちが少しでもある限り、抗いがたい精神支配だ）&br;（現に、僕とせつなは一度取り込まれ、その世界の一部になりかけた。言葉ではキエルに拒絶を示したが、そんなもの口から出ただけの言葉に過ぎない）&br;（だから、こちらの世界に戻ってこれたのは、魔力に魔力で対抗したからにすぎない）&br;&br;（簡単なことだ）&br;（――''僕が『傷つけ』''）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 20:37:34};
---COLOR(#e2041b){（――''あたしが『繋げた』''）&br;&br;（どちらかの心が完全に支配してしまっていれば、どちらかの起源によってそれは成り立たなかったと思う）&br;（それでも、付け焼刃の連携は功を奏し、再び二人の精神世界は、こちらの世界に戻ってくることが出来た）&br;（歩みは止めない）&br;（いくつもの奇跡と、心の犠牲の果てに、今ここにあたしがいるんだとしたら）&br;（あたしは、もう立ち止まることは許されないから！）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 20:39:39};
---COLOR(#8968CD){（攻撃が無効化された、わけではないことに気づき、愕然とする。人間一人では絶対に乗り越えられないほどの力で以て放ってしまったはずだから）&br;（だからそのとき、うちが迫ってくるせつなに感じたのは、何故か本物の恐怖だった）&br;（真っ直ぐに、自分に向かってくるその相手が、本当に怖かった）&br;（第二射を放つこともできるし、触れられる距離までくれば、以前ｼｰｸｴﾝｽさんにやったような『魔力奪い』ができる）&br;（種族としても、状況としても、絶対的優位にいるにも関わらず……うちは逃げるために、後ろに跳ねるように地面を蹴り、空へと――）} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 20:43:56};
---COLOR(#e2041b){&br;''自分から――逃げたらだめだよ！！トラぁ！！''&br;&br;（真っ直ぐ）&br;（最短距離で踏切り）&br;（ふわりと浮かび、空に消えようとしていた親友の身体を、あたしはがっしりと掴んだ）&br;&br;（どこにもいかせない）&br;（今度は、いなくならせたりしない）&br;（あたしがこの手で、しっかりと大切な物を掴んでおくんだ）&br;&br;（あたしの親友は、他の誰でもない）&br;（ここにいる、トラだって、そう、伝えるように）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 20:46:58};
---COLOR(#8968CD){&br;（誓って言おう）&br;（せつなのそのタックルハグは、きっと何の戦略もなかったと思う）&br;（ただ自分の存在を相手に伝えたいがために、真っ直ぐ駆けてきて、真っ直ぐうちを抱きしめた、そんな風に見えた）&br;&br;（避けることもできたはずだ）&br;（撃ち落とすことすらできたはずだ）&br;（でも、真正面からそれを、その気持ちを受け止め、うちは気づいてしまう）&br;（その一瞬で、せつなは、''自分の魔力とうちの魔力を『繋げ』ていた''）&br;（まるで、友人だから無償で差し出す優しさのように、何の躊躇いもなく）&br;&br;（うちの、負けだったと思う）&br;（だって――捧げられ、自分の物になってしまった物を、''うちは『奪え』ない''）&br;&br;（抱き留めたその身体の温かさを感じながら、うちは空に月を見た）&br;（地面に落ちる一瞬の間だったけれど。……その月は、芝虎の命を奪ったあのときと同じように）&br;（本当に好きだった芝虎の命を、奪ってしまった夜のように――とてもキレイだった）} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-17 (木) 20:52:03};
-''【問四 �ぁ曄 Α ，量簑�'' -- &new{2012-05-16 (水) 21:09:18};
--COLOR(#8968CD){（世界は五秒前に誕生した、という言葉が、うちは好きだった）&br;（少しでも文学に、哲学に、興味がある人ならば、耳に馴染みがあるかもしれないこの説は、主観の連続性を証明することの難解さを示しており）&br;（一つの悪魔の証明とされている。五以上秒前の自分と今の自分が連続しているか、今の自分に証明する術はないからである）&br;（ある人は、それを笑い飛ばすだろうし、ある人は、それを上手く咀嚼できないかもしれない）&br;（ある人は、そこに恐怖を感じるかもしれないし、ある人は、荒唐無稽だと腹を立てるかもしれない）&br;（うちはというと、もはや机上にすらない頭の中の言葉遊びに似たその説を……小さい頃から、少しだけ信じていた）} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 21:14:44};
---COLOR(#8968CD){（自我を認識したのは、両足でしっかり立てるようになってからで、それ以上前の記憶は思い出せない）&br;（言葉を喋り始めてから、事象は記憶により密接に結び付くようになり、より記憶として鮮明に残るようになったが、それでも喋りはじめた頃の記憶は薄い）&br;（とにかく良く喋る、と友人にも評されるほどに言葉を重ねる自分が、そういう『記憶への楔』として会話をしていると知ったら、友人たちはどんな顔をするだろうか）&br;（今、言葉を交わすことが、将来の自分と今の自分が繋がっている証明になるんじゃないかと、そう少しだけ思っているからだ）} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 21:19:22};
---COLOR(#8968CD){（うちは、過去と今、今と未来が繋がっていることを、余り信じてはいない）&br;（世界が五秒前に誕生した、という説が証明されることを今でも少しだけ消極的に祈っている）&br;（これこそ、友人たちに聞かれたら爆笑物の、可愛らしい幻想だと自分でも思うが……それでも、うちはそんな幻想に身を委ねなければならないくらい）&br;（――いつだって漠然とした不安に襲われていた）} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 21:22:38};
---COLOR(#8968CD){&br;（そう、うちの人生は常に言い様のない不安と共にあった）&br;（まるで世界が五秒前に誕生したと言われたときのような、世界がどうやって生まれて来たかを夢想したときのような）&br;（自分一人ではどうしようもなく、そして突き詰めた先にはきっと足元が瓦解するようなそんな事実が待っているような不安が）&br;（いつも胸の中に、鬱々と蟠っていた）} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 21:33:00};
---COLOR(#8968CD){（それは、自分が『夢魔憑き』という性質を患っていたからというものが、直接起因しているわけではない）&br;（他人にも自慢できるほど、自分は環境や境遇への適合性は高い方だと思っている）&br;（年齢が両手の指の数では足りなくなるときには、もうすでに『夢魔憑き』という性質とはどうにか折り合いをつけていたし）&br;（それに起因するいくつかの事象にも、人生の個人差という形でいつしか納得できていた）&br;（例えばロレンの『アイアンシールド』のように、ウィッカの『マージョリース宗派』のように、人は多かれ少なかれ、生きていれば何かを背負わなければならない）&br;（それが偶然にもうちの場合は後天的に訪れただけであって、自分だけが特別、異端であるというような麻疹のような感情は、十代の前半までに上手く処理できたつもりである）} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 21:38:20};
---COLOR(#8968CD){（まあ、痴女と思われて好きになった相手にフラれたことは今まで何回かあるけれど、それだって本気の恋ではなかったんだと思う）&br;（言い訳にしか聞こえないかもしれないけれど、その程度受け止められない男なら、早めに身を引けたことを感謝してしかるべきだと思う）&br;（よっぽど長期、精力補充を怠ったとき出ない限り、そんな直接的な方法に頼らずともいくつか代替の方法で魔力供給さえして貰えれば、充分に抑えられる性質だった）&br;（それでも我慢できない『欲求』は、たまに夜道を飛び回り『健康な男児の精』さえ貰えれば、体調だってそれほど激烈に崩れることはない）&br;（まだ、うちは若いし、それなりにメリハリのあるボディと母譲りの整った顔をしている。年に数回犠牲になる『健康な男児』は野良犬にでも噛まれたと思ってほしい）} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 21:44:47};
---COLOR(#8968CD){&br;（――何より、こうやって、今日のように。裸で外を飛び回るのは、火照った身体にとても気持ちがいい）&br;&br;（晩夏の暑さも去り、秋に差し掛かった今が、本当に剥き出しの肌に優しい）&br;（背中に翼はないけれど、自由に空を飛び回る自分の姿は、今はまだそれなりに月と夜に映え、美しいのではないかと思っている）&br;（もしくは――そういった趣味嗜好もまた、自分の中の『夢魔憑き』による淫乱性が呼び起こしているものかもしれないけれど）} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 21:47:54};
---COLOR(#8968CD){（でも、そうやって上手く折り合いをつけている『夢魔憑き』であることが、『漠然とした不安』であるなら、それはそれで良かったとも言える）&br;（その問題に自分は上手く対処できているのだとしたら、その解決を他人に委ねることもなく、自己解決できるだろうと、そう思っていたから）&br;（ストロベリーサウンズの家とも、夢魔憑きとも、友人とも、世界とも。芝虎・ストロベリーサウンズとして上手く付き合っていけているのは）&br;（何より、うちにとっては誇りだったから）} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 22:09:05};
---COLOR(#8968CD){&br;（ふわりと、地面に舞い降りる）&br;だからさ、せっちゃん。&br;……色々大変だったけど、それなりに楽しかった20数年だったからさ。&br;そろそろ、いっかにゃー、って思ってるんだ。&br;実はさ。（小さく笑いながら、そう、親友に向けて告げた）} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 22:39:06};
---COLOR(#e2041b){（その、困ったような、泣きそうな、今まで一度も見たことのないトラの笑顔を見て）&br;（あたしは、確信する。……おじちゃんが一ヶ月を、あたしがその上で一週間を掛けて辿り着いた解答に）&br;（トラ自身も、気づいてしまっていることに）……トラ。} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 22:40:33};
---COLOR(#8968CD){いやー、正直さー、分かんなかったんだよね。&br;なんでこんなにいっつも不安なのかって。なんでこんなにいっつも何かに責められてる気がするのかって。&br;それが、露出とか、姦通とかの背徳感の中にあったからさ、全然それが何を理由にしてるか、気づけなかったんだよにゃー。&br;……実をいうとさ、気づいたのは結構最近。気づいたっていうか、''認めた''のは、かな。&br;&br;せっちゃん。うちのこと好き？} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 22:42:41};
---COLOR(#e2041b){（尋ねられて、少しだけ怯む）&br;（それでも、真っ直ぐに、トラに向けて言う）&br;……うん、好き。……大切な友人だよ。トラ。} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 22:43:31};
---COLOR(#8968CD){そっか。うん。&br;じゃあ、ね。もう一つだけ聞かせて。&br;&br;……せつな・本城は、芝虎・ストロベリーサウンズが好き？} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 22:44:39};
---COLOR(#e2041b){（今度こそ、口ごもった）&br;（何と返せばいいのか、何と返事をすれば芝虎自身を傷つけないかを考えて、考えて、考えたけれど）&br;（その質問は、出題の時点でどう答えようが結末は同じで）&br;（……だから、何も言葉を返せずに、ただ、トラの顔を見る）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 22:45:58};
---COLOR(#8968CD){うん。&br;――やっぱり、知ってたんだね、ｼｰｸｴﾝｽさんも。キエルさんも。&br;そして、今に至っては……せっちゃんも。&br;&br;''うちが、芝虎・ストロベリーサウンズじゃないことを''} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 22:47:22};
---COLOR(#8968CD){&br;おかしいな、と思ったのは、本当につい最近でさ。うちはこの人生しか知らなかったから、他の憑依現象がどの程度のものか知らなかったんだよね。&br;きつね憑きとか、悪魔憑きとか、よく言うけど、それは性質を写し身するものであって、それそのものではないって知るまで、自分の『夢魔憑き』がそういうものだって、思い込んでた。&br;気づきたくなかったんだよにゃー、多分。気づいてしまえば、全部瓦解するって知ってたから。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 22:49:06};
---COLOR(#8968CD){夢魔とか悪魔とかが精とか代償を要求するのって、現世に現界するときにある程度の魔力を必要とし、消費し続けるからなんだけどさ。&br;それと同じ現象が、元々人間のはずのうちに起こるはずがないんだよにゃー。&br;起こるとしたら、単純な''淫乱化''とかでいいはずなのに、あまりにもうちの性質は''夢魔寄り''すぎた。&br;それはもう、''夢魔憑きなんかじゃなく、夢魔そのもの''だって。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 22:52:19};
---COLOR(#8968CD){だからね、気づいちゃったんだよ。今まで漠然とした不安として自分の中に存在していた物に、気づいちゃったわけさ。&br;うちが、芝虎・ストロベリーサウンズじゃなく……。&br;……''本当は、夢魔、そのものなんだ''って。&br;ｼｰｸｴﾝｽさんと、キエルさんも、だから……この問題を解決''しなかった''んだよね？&br;''うちが、うちでないと知られたくなかったから、うちを騙す形でうちを守った''んだよね？&br;そうでしょ、ｼｰｸｴﾝｽさん。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 22:55:05};
---COLOR(#008B8B){（せつなの後ろ、俯き、突きつけられた罪の形に、古傷が痛んだ）&br;（何も、言えるはずがない。その決断は僕とキエルが勝手にしたもので……当の芝虎には何一つ伝えることは出来なかったから）&br;（騙したと言われれば、本人がそう思うのなら、そうなのだろう）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 22:56:48};
---COLOR(#e2041b){（おじちゃんは、トラの性質を徹底的に調べていた。何度か襲われそうになりながらも、その性質がどういう原理で発症し、どういう行動を起こすかを中心に、調べつくしていた）&br;（ストロベリーサウンズの家にも協力をしてもらい、トラの出生から経歴に至るまで、偏屈とも言える調査で、全てを詳らかにしていた）&br;（でも、ある時期を境に、その資料収集は終了し、結末を記さないまま、資料は放置されていた）&br;（おじちゃんや、キエルドさんが何を思ったのか、どんな考えに至ったのか、そこだけは全くの空白で、事実から類推するしかなかった）&br;（そして一週間……事実を洗い、事象から導いた答えが、トラの告げた……その残酷な答えだった）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 22:59:37};
---COLOR(#8968CD){最初、うちはストロベリーサウンズの実家を疑ったよ。もしかしたら最初から芝虎なんて子はいなくて、どこかから連れてきたサキュバスを自分の娘として育ててたんじゃないかって。&br;逆に言えば、そうであれば''うちはまだ耐えられた''。でも、違ったんだよね。&br;''ちゃんと、芝虎・ストロベリーサウンズという名前の少女はストロベリーサウンズの家に人間の子供として生まれてきていた''。&br;確かにその記録は残っているし、そこには自分の子供の頃と言われれば納得できる外見の子供が映ってた。&br;じゃあ、このうちは何なんだって話になるよね。というか、なったんだよね、ｼｰｸｴﾝｽさん。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 23:03:50};
---COLOR(#008B8B){……そうだな。僕も、その線は洗ってみた。事実は変わらなくても、結末だけは変えることができるのが人間だ。&br;だから、出来るだけお前という存在がどういう物なのかを理解したうえで、どうにかしてやろうと、当時の僕とキーは躍起になってた。&br;だが、結果はもっと残酷な形で提示された。見たこともない神の存在を呪ったよ。どうして状況が悪い方向ばかりに進むんだとな。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 23:06:23};
---COLOR(#8968CD){じゃあ、やっぱり知ってたんだ。&br;''うちが、芝虎・ストロベリーサウンズを殺して、その姿を模して彼女に成り替わっていること''を。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 23:07:59};
---COLOR(#008B8B){''――違う！！''（大声で叫ぶ）&br;（形振り構わず声を荒げ、告げる）お前は、『芝虎』を殺してなんかいない……！！} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 23:09:17};
---COLOR(#8968CD){それは、殺す意思がなかったから、ってことかい、ｼｰｸｴﾝｽさん。&br;だったら、それはお粗末な理論だよ、「おじちゃん」にしては珍しくね。&br;……どういう形でも、うちが死を齎したなら、うちが殺したのも同然だよ、ｼｰｸｴﾝｽさん。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 23:10:32};
---COLOR(#008B8B){僕はっ……全てを透徹しているわけじゃないし、理解できているわけでもない……！！&br;でも、生物が生きる上で必要な営みによって齎されたことで、ありえるかもしれない可能性を潰したくなかったんだ……ッ！！&br;『芝虎』は、お前に何らかの形で吸収された。それが、ストロベリーサウンズの能力なのか、お前という一個体がそういう夢魔なのかは調べられなかった。&br;……でも、お前が『芝虎』として生きようとしていることだけは、理解できたんだ……ッ！！&br;一般論なんかじゃない、僕と、キーの、人としての欺瞞で、お前を生かすことに決めたんだよ、芝虎……！！} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 23:14:18};
---COLOR(#8968CD){''だったら。それを、今ここで、せっちゃんにやったとして、それを許すことができるの、ｼｰｸｴﾝｽさん''。&br;ただ単純に、うちと出会ったとき、それはもう人間の芝虎じゃなく、サキュバスが何を勘違いしたか自分を『芝虎』という人間だと思い込んでいた存在だったから、『うち』に味方してくれただけだよね、それ。&br;生物としての営みの上での行為で他人を死なせることが、なんて言い訳だよ、ｼｰｸｴﾝｽさん。&br;例えば食卓に上がる牛や豚が、家族の仇って言ってせっちゃんを殺して食べたとき……優しいおじちゃんは、それを許すの？} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 23:17:33};
---COLOR(#8968CD){&br;うちは、一体誰なんだろう。&br;今まで、芝虎・ストロベリーサウンズとして、凄く上手くやってきた感あったんだけどにゃー。&br;それは、上手くやっていただけであって、それそのものじゃなかったんだよね。&br;今あるこの意識が、心が、芝虎本人の物でないと知ったとき。……もういっかな、ってなったんだ。&br;ｼｰｸｴﾝｽさんとキエルさんは、残酷だよ。……本当にうちを思うなら、こんな罪悪を背負わせず、あの時に、''この問題は解決しておくべき''だったんだよ。&br;時間差で言うけど、この問題へのｼｰｸｴﾝｽさんたちの回答は……間違ってたよ。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 23:22:20};
---COLOR(#e2041b){&br;違う……！！&br;それは、絶対に違うよトラ！！} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 23:23:08};
---COLOR(#e2041b){ずっと、不安だったんでしょ！？ ずっと、何かに責められてた気分だったんだよね！？&br;本当のトラに対して罪悪感を、ずっと胸の中に抱いてたからそうだったんだよね！？&br;だったら、その罪悪感こそが、トラ本人の物なんだよ！！} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 23:24:21};
---COLOR(#e2041b){そんな罪の意識に苛まれる人が、最初から成り替わることを目的に殺すわけがないって信じられる！！&br;ずっと、トラがトラの振りをしてきたのだって、本当のトラに対して何か思うことがあったからだって、今のトラと付き合ってるあたしは思う！！&br;あたしは、トラがどう思って、どういう人生を歩んできたかとか全然分かんないよ！？ それでも、今のあたしの傍にいるのは、今のトラだから！！} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 23:26:54};
---COLOR(#8968CD){いい子だね、せっちゃんは。ホント、男だったら絶対襲ってたよ。&br;でもね、優しさって時には残酷なんだよ、せっちゃん。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 23:28:03};
---COLOR(#8968CD){せつなの隣で笑ってた芝虎や、せつなの傍で話をしてた芝虎は、うちが演じてた物なんだよ？&br;芝虎ならきっとこうする、芝虎ならきっとこう反応するっていうことを、上手く、自覚なく演じてただけ。&br;本当の、芝虎じゃないんだ。&br;そして、そのせつなが親友と言ってくれた本当の芝虎を殺したのが『うち』だったとして。&br;せっちゃんは、それでも、うちを許せるの……？} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 23:29:47};
---COLOR(#e2041b){……許すよ。&br;あたしは、トラを許す。&br;許すために、ここに来たんだから……！！} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 23:31:52};
---COLOR(#8968CD){（小さく、嘆息した。いい子であるという評価は、撤回しておく）&br;……それは、ただの我儘だよ、せっちゃん。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 23:32:36};
---COLOR(#e2041b){知ってる。そして、もう言ったはずだよね。&br;――あたしは、トラが好きなんだって。&br;今まで、ずっと無茶苦茶言われてたから、今度はあたしが無茶苦茶言ってやるって思ってたんだけど、今が多分そのときだと思う。&br;あたしは、あたしの我儘のために、トラを救うよ。―― 一人の、魔術師として。} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 23:34:55};
---COLOR(#008B8B){（それは、論理としては破たんしている。だが――その決断は、十年以上前、僕とキーがした決断と同じもので）&br;（……それを、せつななりの方法で成就しようとしているなら、せつなの師としてはこれ以上に嬉しいことはない）&br;……芝虎。僕は、十年も二十年も先まで読めるわけじゃない。&br;ただ、今のお前をして、これだけのことを言わせる誰かが、お前が騙されている間に出てきてくれることを、祈ってはいた。&br;この問題は、行きずりの大人では解決できなかった。&br;この問題は、親友しか解決できなかったんだ。&br;僕にとってのキエルがそうだったように。キエルにとっての僕がそうだったように。&br;お前にも、知ってほしかったんだ。――本当に強い絆が、ただそれだけで生きるに値する何かになるってことを。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 23:38:39};
---COLOR(#8968CD){それも、今のうちには、欺瞞にしか聞こえないかな……。&br;……貴方が好きだから、貴方に居てほしい、なんていうのはただの脅迫だよ。&br;うちは、誰かに存在を許してもらっても、永遠にこの罪悪と一緒に生きて行かないといけない。&br;それを、誰かの『必要』で埋めるのは、ちょっと……無理だにゃーって。&br;（自分でも、呆れるくらい乾いた笑いが出た）} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 23:42:06};
---COLOR(#e2041b){&br;じゃあ。&br;（これは、おじちゃんの真似だけれど。ちゃんと真似出来ているか分からないけれど）&br;――あたし、''まだ答え貰ってないよ''、トラ。} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 23:43:30};
---COLOR(#8968CD){（その言葉に）&br;（心の中の罪悪感が、形を成して吹き出てくる）&br;（罪悪感を覚えるの対象には言及をしていたけれど、じゃあ罪悪感を覚えている今については、もしかしたらうちはあえて目を瞑っていたのかもしれない）} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 23:45:29};
---COLOR(#e2041b){トラでも、トラじゃなくても、いい。&br;『あなた』がどうしたいのか。&br;『あなた』が誰にじゃなく、何に罪悪感を覚えているのか。&br;&br;『あなた』が、あたしを好きなのか――！！&br;&br;（踏込み、トラに向けて、駆け出す。数歩の距離を、全力で！）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 23:47:37};
---COLOR(#8968CD){（うちは、芝虎本人に対して罪悪感を抱いていた。対象はそれでいい）&br;（でも、誰にではなく、何にと言われたら……多分、''生きていること''に、だろうから）&br;（『芝虎』の代わりに生きていること）&br;（『芝虎』の代わりに友達に囲まれていること）&br;（『芝虎』の代わりに人生を歩んでいること）&br;&br;（『芝虎』の代わりに――こんなにも、うちは、うちであることを楽しんでいること）&br;&br;（溢れだした罪悪感が、自分の存在定義を脅かされた自動防御として、その感情を抱かせた相手に向けて、放出される）&br;（喉の奥から声のない叫びが出てくる。それは、芝虎としての『逃げて』であり、夢魔としての『消えろ』であった）&br;（その、圧倒的な魔力の矛先に向けて、真っ直ぐに突っ込んでくる親友に向けて――夢魔の『精神支配』が、最高出力で放たれて）&br;（――しまった）} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 23:52:09};
---COLOR(#008B8B){&br;（そのどす黒い魔力の波動は、本来不可視であるはずの魔力でありながら、可視化されるほどの濃度でせつなに迫り）&br;（全身の鳥肌すら置き去りにして、その命を守るために、魔力を放出しようとして――さらに絶望する）&br;（敵うわけがない。所詮第九階梯の魔術師である自分と、夢魔という魔力に密接に関係する種族の間には、絶望的な実力の差が隔たりとしてあるから）&br;（その魔力の放出には、どんな魔力壁を張っても無駄だという絶望的な事実だけが、その範囲内に自分も収まっていることを放り出して『せつなの危機』として脳裏を巡り）}&br;&color(red){（――目の前で妹を喰われた、あの時の記憶すら、絶望によって呼び覚まされた）}; -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 23:55:48};
---COLOR(#e2041b){&br;（なまじ、魔法を齧っていたからこそ、そのトラの放った魔力の波が抗いきれない物だと理解できてしまった）&br;（明確に目の前に迫る、死の恐怖に、喉の奥が引きつった）&br;（最後に叫ぼうとして、喉から出なかった言葉は、一体誰の名前だったろうか）&br;（その魔力の奔流に巻き込まれて、あたしとおじちゃんは――）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-16 (水) 23:58:14};
-''【問四 ��】 シバトラ・ストロベリーサウンズの問題'' -- &new{2012-05-14 (月) 21:28:33};
--COLOR(#e2041b){（その空間に足を踏み入れた瞬間、圧倒される。魔法により疑似的に圧縮された空間に、ただ本棚が並んでいるというだけの光景であるのに、何故か最初の一歩を踏み出すのを躊躇してしまった）&br;（人が、生涯に読む本の数は3万5000冊とされている。魔術によって脳の領域を拡充された純粋魔術師でさえ、生涯に読む本は20万冊とされている）&br;（だが、魔術師セータ・シークエンスの蔵書は、目算しただけでも大凡30万冊を超えている）&br;（その全てが几帳面にインデックスにより整えられ、待ち構えている様は、無機物でありながら自分に対する威圧感を放っていて、自然喉が鳴った）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 21:33:39};
---COLOR(#e2041b){（本棚の隙間を歩く。棚のインデックスを読み解くと、その大半が召喚術のそれだ）&br;（この大学の蔵書庫には大きく分けて三つの領域が存在する。一つ、外部に閲覧が許されているC領域。二つ、決まった相手にだけ閲覧を許すB領域。三つ、本人だけが閲覧できるA領域である）&br;（今回、おじちゃんはあたしを信用してくれているのか、A領域まで閲覧が出来る自分のIDカードを貸与してくれた。本来は本人の随伴が義務付けられているが、余り厳密に守られてはいないらしい）&br;（普通の魔術師は、蔵書の中に二重三重のトラップを仕掛け、本人以外の閲覧を完全に排除しているらしいけれど、おじちゃんの倉庫にはそれがなかった）&br;（理由は多分……その認証すら煩わしい時期があったからだと、蔵書庫を歩きながらそう思った）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 21:38:46};
---COLOR(#e2041b){（蔵書庫に並ぶ本、その一つたりとも――付箋が挟まってない物がなかったからだ）&br;（試しに、一冊の本を取り出す。背表紙に書かれた名前は聞いたことのない名前だった。皇国語で書かれたそれはあたしには読めなかったけれど、その１ページ１ページにおじちゃんとしての解釈が付箋として挟まっている）&br;（そこから読み解くに、大型獣であるサラマンダーとの契約召喚に関する記述であり、魔力拡充によって人格を四つに分裂させた『セータ・シークエンス同士の議論』がそこにあった）&br;（議論は一つの明確な結論に至るまで、大凡思考の中だけで29時間に及び展開されている。恐らく、召喚術に関しての本すべてで、似たような試みは行われているように思えた）&br;（本を閉じ、Gの棚に戻す。……そこにあるのは、知的好奇心の充足や、魔術師としての高みに至るといった目的意識ではなく……もっと焦燥に塗れた、使命感……もっと言うなら、妄執のようなものが存在した）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 21:50:06};
---COLOR(#e2041b){………。（小さく、ため息を吐いた）&br;（あたしは、実はおじちゃんのことを、何も知らない）&br;（当たり前だ。おじちゃんがあたしに出会ったとき、もうすでに今のあたしよりも歳を重ねていたのだから）&br;（おじちゃんがどういう人生を送ってきて、どういう経緯で魔術師を目指し、何を思って生きていたかは本人に聞かなければ、何も分からない）&br;（あたしは、おじちゃんの頬や左目の傷の理由を、眼帯の下の右目を失った理由を知らない）&br;（この蔵書に見て取れる、危機感とも言えるほどの何かに突き動かされている頃のおじちゃんを、知らない）&br;（アニキとどういう確執があって、争い、互いに重傷を負ったのかを――知らない）&br;（今回の事件がなければあたしは、トラとおじちゃんがどういう関係だったのか……それすら、聞けなかっただろう）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 21:54:27};
---COLOR(#e2041b){（何も知らなかったのは、何も聞かなかったからだ）&br;（もしそれが原因で、今円満な関係が崩れてしまうとしたら……それは、触れない方がいいことなのかと、ずっと思っていたから）&br;（自分が何かをすることで、またアニキがいなくなったのときのように、一人置いて行かれるような気がして、ずっと怖かった。だから、聞けなかった、ただそれだけの臆病さが、今の無知を生み出している）&br;（魔術師の本質は識ることにある、いつか基礎論でやったことを思い出す）&br;（おじちゃんは、私にトラの問題を任せると言った。自分で調べ、自分で思い、自分で解決しろと、そう言ってくれた）&br;（今まで、何度も何度も手助けはしてもらったけれど、そんな風に言ってもらったのは初めてだったから）&br;（――本棚の前に立つ。やっぱり、そこにはいくつもの資料が並んでいて、その一区画がすべてトラの問題に対して集められた書物と研究資料であると知り）&br;&br;（あたしは腕を捲った）……がんばる。} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 22:02:16};
---&br;''シークエンス宅'' -- &new{2012-05-14 (月) 22:03:16};
---COLOR(#008B8B){（端末を手に取り、ボタンを押す。いい加減機種を変えたほうがいいよと再三せつなに言われているが、新機種になると操作が変わるという点が大きな壁となって立ちはだかっている）&br;（物持ちがいいのか、未だ機能に障害は起きていない。なら、何年使ったって構わないだろうに、何故こと端末になると二三年周期で変更をすることが普通であるように言うのかは、今を以ても理解できていない）&br;（何度かの呼び鈴の後に、繋がる音が聞こえた）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 22:06:23};
---COLOR(#8968CD){お掛けになった番号は合っておりますが、現役女子大生と会話するには1秒ごとに料金が発生するシステムになっておりますが、&br;お財布に余裕と甲斐性はありますでしょうか？} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 22:09:58};
---COLOR(#008B8B){今すぐ会ってくれるなら、食べ物くらいならいくらでも奢るし、服でもバッグでも好きなだけ買ってやるよ。世にも珍しいベッドが回転する魅惑のテーマパークにも連れて行ってやる（苛立たしいのを隠さずに言う）&br;ついでに待ち合わせ場所に白いバラを咥えて左の胸に手袋を下げた状態で待ち合わせもしてやろう。破格の待遇だ。評議長の優しさに感動しろ、そして落涙による脱水症状で死ね。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 22:17:51};
---COLOR(#8968CD){……おじさん、ちなみに風営法で認可された建物って増築が不可能だから、うち、もう多分回るベッドってないんじゃないかなって思うよ。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 22:19:54};
---COLOR(#008B8B){（''墓穴によるFATAL DAMAGEを食らう''）……防御ができない弱点への攻撃はよせっ……！！} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 22:21:48};
---COLOR(#8968CD){うん、分かるよ、ちょっと大人ぶって小粋なジョークにしてみたかったんだよね……？（慈愛に満ちた声）&br;んー、でも、白スーツのｼｰｸｴﾝｽさんっていうのは、話のタネにちょっと魅力的だけど、遠慮しとこっかなーって。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 22:24:08};
---COLOR(#008B8B){……ここ数日、大学を休んでる理由は、やはりそれか。……深刻な状況みたいだな。&br;ションから話を聞いた。もうすでに「僕が相談を受けている」という事実の予想は、お前もついているだろうがな。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 22:25:43};
---COLOR(#8968CD){あー、うん。多分、そこに行くだろうなとは思ってた。最初に連絡してくるのはシロマルセンセだと思ってたから、ビックリしたけど。&br;……ちょっとだけね。生理みたいなもんだし。上手く折り合いつけて付き合っていかなきゃなーって部分だし、それはｼｰｸｴﾝｽさんも分かってるだろーけど。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 22:27:33};
---COLOR(#008B8B){（机の上のファイルを指で叩き）それでも、昨年一年間で欠席はゼロだったところを鑑みるに、これだけ休みの続いている今の状況は芳しくないんだろう。しかも、ションに状況を知られていての欠席だ。&br;欠席の理由とお前の置かれている状況を結びつけないほど、頭が緩いやつはお前のゼミにはいないだろう、芝虎。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 22:29:25};
---COLOR(#8968CD){んー。詳しく状況聞きたい？&br;AVの冒頭インタビューみたいになるけど、近くに今のところ健全に育ってる青少年とかいないよね？ 年上好きなんであんまりオネショタしたくないかにゃーって思うの、うち。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 22:30:44};
---COLOR(#008B8B){……いや、いい。お前からは何かジィと同じ生々しい女の匂いがして、多分僕は聞いたら''吐くと思う''。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 22:32:48};
---COLOR(#8968CD){ちょっとそれは色々拗らせすぎではないでしょうか。女性にもちゃんと性欲があるっていうのを今度仔細にレポートしようか？} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 22:34:52};
---COLOR(#008B8B){やめろ……！！ 僕はその手の類の女性の真実を知らないまま墓まで行きたいんだ……！！&br;頼む……！！ 墓までとは言わない、せめてあと三年は夢を見させてくれ……！！ それからは現実を直視するから……！！} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 22:36:32};
---COLOR(#8968CD){男性が女性を「タイプ」、「タイプじゃない」くらいにしか分けてないのに対して、男性が大体何段階で評価されてるとか、その評価項目とかをですね。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 22:38:23};
---COLOR(#008B8B){ちょっとジィと代わるからそういうのは女二人で盛り上がってくれ。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 22:39:26};
---COLOR(#8968CD){''誰よ！？ うちその人知らないんだけど！？''} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 22:40:10};
---COLOR(#008B8B){……ションと話をしたとき、せつなも同席してな。その二人には、お前の「体質」を教えた。&br;恨むな、とは言わないが、それでも失点をしたのが自分だという点から溜飲は下げてもらえると後の関係に響かないだろうな。&br;……こうなることも織り込み済みで、ションを……ゼミ生を頼んだのだとしたら、お前の女としての老獪さに敬意を表するよ。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 22:43:37};
---COLOR(#8968CD){うーあー……よりによってせつなに知られたかー……。しょうがないといえばしょうがないけどにゃー……。&br;ん。何かションちにも似たようなこと指摘されたけど、結局のところうちにも分かんないんだよね。何でバレるようなことしたのかって。&br;それも、一種の露出プレイだったりして、サキュバスの性質が持つさ。見られて興奮するタイプだから、服も着れなくなるのかもしれないし。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 22:46:28};
---COLOR(#008B8B){難儀な深層心理だな。特殊な性癖を二十歳までに飼いならせなかった自分を恨め。あとさりげなくサキュバス関係なく露出の気があることを僕に暴露するな。ついでに言うなら見せブラじゃないブラを見せて歩くな、姪かお前は。&br;……だが、状況の仔細さから言って、今もその状況にあるようだな。辛うじて理性と魔力で抑え込んでいるから会話ができるというわけか。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 22:49:16};
---COLOR(#8968CD){そんなとこかな。……実際、サキュバスが精力を奪うのって、相手の魔力を取り込んで身体を維持するためだから、魔力の消費さえ抑えれば発情もある程度コントロールはできるんだよね。&br;これは、ここ一年でちょっと自分の身体について研究させてもらった成果でもあるんで、推薦くれたｼｰｸｴﾝｽさんに感謝しないとかにゃー。&br;でも、反面、今ちょっとやっぱり不味いんだよね。ｼｰｸｴﾝｽさん腐っても、男性なわけだし。ちょっと、それは感謝できない状況になってる。……カーペットがちょっとべちゃべちゃになるくらい。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 22:52:06};
---COLOR(#008B8B){（額を押さえる）詳しい状況はいらんと言っただろうが……冗談だと思ってたが本当に露出の気があるのかお前。&br;……いや、ただその状況を引き起こしているのが僕なんだったら、悪かった。……用件は短く済ますべきだったな。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 22:53:33};
---COLOR(#008B8B){あと腐ってねえよ。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 22:54:21};
---COLOR(#8968CD){にゃあああああああん（発情）&br;うち的に怒られた後の謝罪ってちょっとクるにゃー……！！ ちょっとやめてよね萌える言動でうちを追い詰めるの。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 22:55:55};
---COLOR(#008B8B){''用件は短く済ますわ''。（青筋立てた顔で）&br;……せつなが、この問題を解く。僕が解けなかったお前の問題を、あいつが解いてみせる。&br;僕が伝えたかったのはそれだけだ。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 22:57:09};
---COLOR(#8968CD){……せっちゃんが……？（それは、意外な名前と行動だった）&br;（せつなが自分の問題に触れていることと、それをｼｰｸｴﾝｽという男が認めている状況という、両面で）} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 22:59:03};
---COLOR(#008B8B){せつなは、僕より優秀な魔術師になれる素養を持っている。そして、僕よりも真っ当に生きられる人間としての素養もな。&br;そういう可能性の塊だったから、僕はその成長を間近で見るために、隣国までついて来たんだ。&br;だからこれは、宣戦布告かもしれん。……僕が解けなかった問題を、僕の認めた誰かが解く、それをお前に宣言したかった。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 23:01:40};
---COLOR(#8968CD){愛されてるね。おまけで推薦された身としてはちょっと羨ましいかにゃー……。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 23:02:25};
---COLOR(#008B8B){バカ言え。それは、お前もだ。&br;最初からこの構図を意識してめぐり合わせたとは言わない。ただ、今のこの状況はずっとこうなればいいなと思っていた形ではある。&br;芝虎。……もう、いいんだ。……お前は、もう他人に嘘を吐きながら生きて行くようなことは、しなくていい。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 23:04:46};
---COLOR(#8968CD){………。&br;ねえ、ｼｰｸｴﾝｽさん。一つだけ聞かせて。&br;うちがさ、推薦貰って大学に入ったのってさ。&br;……''本当に、ストロベリーサウンズからｼｰｸｴﾝｽさんに打診があったから？''} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 23:06:07};
---COLOR(#008B8B){（良く、あの頃の少女が、この僕と腹の探り合いが出来るほどに大きくなったものだと、端末を耳に当てながら笑った）&br;さあな。……知りたければ、面と向かって尋ねてみろ、芝虎。僕はもう、動き回るのは疲れたから動かないが。&br;せつなという僕の信頼する、知る限り最高の素材を掻い潜ってこれたのなら、あの日僕とキーが何を思って''この問題をわざと解決しなかったのか''。&br;……それすら、お前には教えてやろう。……お前には、知る権利があるからな。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 23:09:23};
---COLOR(#8968CD){（小さく、笑いが出た）&br;（その言葉は、自分が到達した回答が、解答とそれほど外れていないことを示しており）&br;（だからこそ、心に深く絶望と虚無感を生み出した）&br;……性格、悪かったんだね。セータお兄ちゃん。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 23:12:05};
---COLOR(#008B8B){（その言葉が返ってくるなら、まだ……まだ芝虎には助かる余地がある）&br;（小さく笑って言葉を返す）……知ってるよ。10年以上前からな。&br;（通話が切れる。芝虎側から通話が切られたのだろう）&br;（できる布石は全て打った。今を以て勝算は三割を上回らない）&br;（流石に、僕とキーがやり残した焦げ付いた問題は、そう簡単には解けないだろう）&br;（せつなにとっても、芝虎にとっても、苦しく、険しい道になる）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 23:18:00};
---COLOR(#008B8B){&br;（ただ、その痛みが、恐らく痛みであるからこそ意味がある。今はそう信じるしかない）&br;……やっぱり僕は……一番なりたくなかった大人になったよ、キー。（今は亡き親友に向かって一言だけ呟いて、静かに目を閉じた）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 23:21:03};
---&br;&br;COLOR(#008B8B){（その時）&br;（扉が開いたような気がして、振り返った）&br;（そこには、一冊の報告書を纏めた紙束を片手に、息を切らせているせつなの姿があった）&br;&br;（――せつなが蔵書庫に篭って、丁度一週間。その表情は、鬼気迫っていた）} -- &new{2012-05-14 (月) 23:25:06};
---COLOR(#e2041b){（肩で息をする）&br;（一直線に走ってきたので、息が上がっている）&br;（呼吸を整えるより先に、声が出ようとして息が詰まった）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 23:26:28};
---COLOR(#008B8B){（その表情から。せつなが、僕がションに告げた真相と同じところに到達していることを察した）&br;（見ろよ、剣馬。……お前の妹は、お前よりも才能があるかもしれない）&br;（僕とキエルが一ヶ月掛かって到達した答えに、資料があるとはいえ、一週間で答えに辿り着いた）&br;&br;（僕とキーが絶望し、解決を諦めたその答えを知ってなお、一直線に僕の元に走ってきて、真っ直ぐに僕を見るその姿は）&br;（……ずっと、僕が見てきた、可愛いだけのせつなとは違う……立派な、大人の姿だった）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 23:29:29};
---COLOR(#e2041b){（走ってきたのは、きっとその事実をじっくりと考えてしまえば、涙で前に勧めなくなるから）&br;（昔から頭で考えるよりは、身体を先に動かしているタイプだったのを思い出した）&br;（同時に、体の中に沸いてくる、何かを自分がしなくてはという気持ちも、長らく忘れていたように思える）&br;（それはきっと、この大学にあたしより凄い人がいっぱいいて、その陰に隠れていれば問題がどんどん解決していったから）&br;（おじちゃんが、そこにいたから）&br;&br;（だけど、もう、あたしは子供じゃないから。――自分の意志で、答えを見つけないといけない）&br;&br;おじちゃん。（真剣な目で、おじちゃんを。ｼｰｸｴﾝｽ評議長を見る）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 23:32:44};
---COLOR(#008B8B){（笑えよ、幼馴染）&br;（これが、この姿が――僕が到達した『答え』だ）&br;&br;何だ、せつな。（その視線を、真っ直ぐ見返して、尋ねる）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 23:34:27};
---COLOR(#e2041b){&br;あたしに。――''魔法を教えて下さい''。} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 23:35:34};
---COLOR(#008B8B){&br;（それは、人間が二度目に発する、産声のように聞こえた）&br;――分かった。教えよう。（おじちゃんとしてではなく。……一人の魔術師、セータ・シークエンスとして）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-14 (月) 23:36:56};
-''【問四 �◆曄．轡丱肇蕁Ε好肇蹈戰蝓璽汽Ε鵐困量簑�'' -- &new{2012-05-13 (日) 15:31:04};
--COLOR(#008B8B){……''サキュバス憑き''、なんだよ。&br;&br;シバトラは。（神妙な顔でその話を聞く、二人の十四教室生徒を前にして告げる）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 15:32:24};
---COLOR(#8B4789){ホンマ……聞かん方が良かったかもしれんわ、それは。（額を押さえる、頭痛がし始めた）&br;（自分としては正着の一手だと思った。聞けばせつなとシバトラは目の前の評議長によって大学へ推薦を貰っている）&br;（そんな特異な状況にあって、シバトラの体質に関して何の情報も持っていないはずがないと踏んでのカマ掛けだったが、見事に的中したらしい）} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 15:34:52};
---COLOR(#e2041b){（ションくんが持ってきたトラに関する相談は、あたしにとっても寝耳に水で、今日も変わらず講義で見かけたときは笑顔で会話していたというのに）&br;（それは何故か、自分にとって、凄く心が苦しくなるような状況だった。だから、重ねて質問を続ける）&br;サキュバス、憑き……って、サキュバス、に憑かれてる、ってそういうこと、なんだよね、おじちゃん。} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 15:37:00};
---COLOR(#008B8B){（こういう話をするとき時、口内に苦みが走り、それを紛らわす煙草が欲しくなる。禁煙を初めて八年近いが、未だにこれだ）&br;当時の僕たちが調べ、辿り着いた結論がそれだった。どんな経緯があったかは知らない。ただ、芝虎・ストロベリーサウンズは僕たちと出会ったとき、既にサキュバスに魅入られていた。&br;狐憑き、悪魔憑きのように呼ぶとするなら、『''色魔憑き''』とでもいえばいいんだろうか。&br;それほど耳遠い話ではないだろうから、ニュアンスくらいは察しているとは思うが、サキュバスは男の精を啜る夢魔の一つだ。&br;隣国では珍しくはあるが、逸話になるには余りに近すぎる、そんな存在だったから、せつなは特に聞いたことくらいはあるだろう。（耳に入れたい生物ではなかったが）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 15:43:09};
---COLOR(#8B4789){まあ、そらな……ボクかて聞いたことないことはないわ。&br;でも、なんぞもっと露出高い服着た悪魔っぽい外見なんと違うん。見たとこ普通の人間やで、あいつ。} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 15:45:02};
---COLOR(#008B8B){そうだな。『芝虎・ストロベリーサウンズ』は、列記とした人間だ。上に龍樹（タツキ）という姉がいて既婚、父親と母親は元爵位持ちの貴族。&br;祝福されて人間の子として産まれてきている、出生にまで立ち入って聞いた結果だから間違いない。僕だけでなく、当時一緒にそれを探っていた冒険者も確認している。&br;だが、『魔力吸い』『籠絡』『夢遊行動』、この三つは、確実にサキュバスの性質のそれだ。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 15:48:48};
---COLOR(#e2041b){……悪いサキュバスが、トラの身体に何かしてるってこと……になるのかな？&br;（実際に見たわけじゃないのでまだ現実感がなく、首を傾げながら尋ねる）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 15:49:41};
---COLOR(#008B8B){さあな。その辺は、僕にはどうとも言えない。（小さく首を振った）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 15:50:34};
---COLOR(#8B4789){どうともって……センセ、このシバトラの問題探ってたんちゃうん？&br;その親友のナントカいう人と一緒に、一ヶ月近くかけて調査しててんねやろ？ 何も分からんかったん？} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 15:51:30};
---COLOR(#008B8B){&br;ション、せつな。&br;少し自慢をしよう。僕は、この手の問題に学生時代から今にかけて、あらゆる時、あらゆる相手に向けて首を突っ込んできた。&br;その殆どを解決してきたが……このシバトラの問題だけは、''解決しなかった''んだ。&br;辞めたんだよ。途中で。本人には、悪いと思ったがな。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 15:53:28};
---COLOR(#8B4789){なん、やねんそれ……悪いって、そんでほったらかしかい。&br;現に今もシバトラ困ってんねんで！？ 好きでもない男に裸見られて、あの状態に長い間耐えろとかボクにはよう言えんわ！} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 15:54:36};
---COLOR(#008B8B){（随分と無遠慮に傷を抉って行くものだと、小さく笑いすら出た）その点について、僕は何も言い返せない。完全に僕の力不足だ。&br;僕には、あの問題を解決することが出来なかった。シバトラの能力は、魔術師にとって最悪の相性でな。&br;''魔力を通じて魔法を使えば、その魔法を糸口として魔力そのものに干渉してくる''のがシバトラの能力なんだ。&br;魔法の源を原動力にする化物が、サキュバス憑き状態のシバトラだということは、僕は魔術師としてではなく一人の人間として立ち向かわなくては行けなかった。&br;だから僕は、そして親友は……この問題を解決することを、諦めたんだ。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 15:58:06};
---COLOR(#e2041b){……魔術師だと、勝てない相手……。（ぽつりと呟く）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 15:58:50};
---COLOR(#8B4789){……悪い、なんや言い方の問題やったわ。一ヶ月動いて出た結果であるそれを、すぐに助け求めにここ来たボクが責めれる道理なかったわ。} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 16:00:49};
---COLOR(#008B8B){僕も、その結果は本意ではなかった。だが、それ以上深追いすれば、恐らく僕どころか、芝虎自身も傷つけることになった。&br;だから、僕はその件から身を引いたんだ。結果として、その時の縁がどうつながったか知らないが、ストロベリーサウンズの家から大学進学の推薦状の打診を受けた時、&br;まさかシバトラ自身の推薦状を書く羽目になるとは思わなかったがな。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 16:02:45};
---COLOR(#e2041b){&br;あたしが。&br;……あたしが、どうにか、できない、かな。（手を上げて、発言する）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 16:10:22};
---COLOR(#008B8B){（意外な申し出に、小さく頷き）……何か勝算があるのか、せつな？} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 16:11:22};
---COLOR(#e2041b){あたし女だから、大丈夫かなって！（ガッツポーズ）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 16:11:52};
---COLOR(#8B4789){かわいい。（いや、そら、根拠としては弱すぎやないかな、自分……）} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 16:12:22};
---COLOR(#008B8B){かわいい。（……流石にそれで、僕はせつなが命を賭けるのを了承するわけにはいかないな。紗雪さんから預かってる身としては）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 16:13:00};
---COLOR(#e2041b){''かわいくないよ！？ 真面目に言ってるのに！？''&br;それと……もう一つ理由を足すとしたら。&br;あたし、トラの親友だから。（真っ直ぐ、おじちゃんの目を見ながら言う）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 16:14:11};
---COLOR(#008B8B){（それは、中々に卑怯な手札ではあるなと、小さく笑う）……僕が放棄した問題だ。そんなに易しい問題じゃないぞ。&br;せつなの行く先に、どんな結末が待っていても、どんな道が拓けても、けして後悔しないというなら。&br;図書館で僕の蔵書資料を閲覧してみろ。当時、まだ駆け出しだった僕は記録だけは残しておこうという偏屈な魔術師そのものでな。&br;結果でなく過程の努力で点数が貰えると思っていた時期でな。……シバトラに関するレポートが、何かの助けになるかもしれない。（カードキーを渡す）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 16:18:51};
---COLOR(#e2041b){トラは、凄いいい子なんだよ。あたしにないもの一杯持ってて、大切な友達なんだ。&br;トラが、ゼニスが、ゼミの皆がいてくれたから、この大学におじちゃんの勧めで入ってよかったなって、あたし思うくらい大好きだから。&br;だから、トラが困ってるなら、一緒にあたしも困りたい。本人が嫌って言っても、それでも、あたしに出来ることがあるならやりたいもん。&br;冒険者の道だけが、人を救う道じゃないって、おじちゃんが言ってくれたように、あたしがあたしっていう人間であることで、助けられる誰かがいるなら、そうしたい。&br;……ありがとう、おじちゃん。あたしなりに、頑張ってみる。（こくんと頷く）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 16:29:46};
---COLOR(#008B8B){……分かった。だったら、止めん。&br;お前の人生がお前の物であるように、お前の決断もお前の物だ。分からないことが出てきて、それを聞くべきだと思ったら、いつでも帰って来い。&br;……ション、少し話がある。（言いながら、ベランダの扉を開ける）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 16:32:53};
---COLOR(#e2041b){早速行ってくる……！ ありがとう、おじちゃん！&br;ションくんも、また後で！（言うが早いか、足は駆け出していた）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 16:34:34};
---COLOR(#008B8B){&br;（走り去っていくせつなの後姿を見て小さく笑い）……お前はどうしたい、ション。&br;というより、お前はどうする気なんだ。（狭いベランダに男二人並んで話すのは気が滅入るので、バケツをひっくり返してそこに座った）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 18:09:43};
---COLOR(#8B4789){ボクなりになんかやってみよか思うけど。正直あんまり気乗りせえへんわ。&br;……その態度から言うて、なんぞ自分らが挫折した経緯みたいなのあるんやろ。（腰に手を当てて尋ねる）} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 18:11:01};
---COLOR(#008B8B){半分は正解だ。''僕にとっても、お前にとってもな。''&br;どうした、ション。もう少し分かりやすく、一銭の得にもならないから、という理由のほうが、「お前らしい」んじゃないのか？} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 18:12:43};
---COLOR(#8B4789){ホンマ、性格悪いんやな自分。&br;（小さく嘆息する）……ええよ、認めるわ。片足突っ込んでしまったから、どうにかしたりたいとは思うてんねん。&br;シバトラがあの状態になって最初に助け求めたんは、ボクやったわけやしな。それが例え偶然でも、男にはそれを勘違いしていい権利みたいなん、あると思うねんけど。} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 18:14:38};
---COLOR(#008B8B){確かにな……。この事件に最初に遭遇したやつも、同じような理由でこの問題に足を突っ込んだ。&br;丁寧にも、親友と呼べる人間を一人巻き込む形でな。&br;……その結果、僕たちはどうしようもない現実にぶち当たっただけだった。&br;人一人、二人ではどうしようもないこともあるんだと、そう思い知らされただけだった。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 18:31:19};
---COLOR(#8B4789){……教えろや、評議長。&br;''何を見てん。&br;何がこの問題を、そこまで自分と遠ざけたがんねん。''&br;そして、それをせつなに押し付けた理由って、何やねん。自分の秘蔵っ子やないんか、せつなは。} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 18:33:03};
---COLOR(#008B8B){言っただろう。''半分が正解''なんだ。&br;世の中って言うのは、半分正解した時点で、その全容までは見える物なんだ。&br;だから、お前がその生きづらい生き方を辞めることが難しいように、正解を分かっていて遠ざけないといけないことだってあるんだ、世の中には。&br;あの時、僕とキエルは26だった。余りにも、''子供というには遅すぎた''。&br;すでに大人の決断をしなければいけない……許されないくらいにはな。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 18:35:58};
---COLOR(#8B4789){……どういうことやねん。&br;全く分からんわ。（そしてそれは、わざと難解に言っているのだとも理解でき、苛立ちは増す）} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 18:37:10};
---COLOR(#008B8B){いいよ。お前には、この事件の真相を知る権利がある。キエルが偶然シバトラを見つけたのと同じく、それが偶然出会ったとしても最初に問題を発見したのはお前なんだからな。&br;一つだけ言っておこう。僕は、''せつなを生徒として特別扱いしたり、甘やかす気なんか一切ない。''&br;ただ、可愛いだけ、近くに置いておきたいだけでこんな隣国まで連れ回しているわけじゃないんだ。その愛玩趣味は後20年後にでも盆栽に発揮するさ。&br;だから、僕は、せつなが自分から傷つこうとしているなら、それを止めはしない。傷つくことで得られることもあると思っている。&br;その一点だけは、せつなに関しても、芝虎に関しても変な勘違いをされても困る。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 18:40:54};
---COLOR(#8B4789){……意外とスパルタやねんな、自分。それともドSとかそういう？} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 18:41:36};
---COLOR(#008B8B){そう、見えるか？ 少しだけ違うな。……同時に、あいつら自身のポテンシャルも信じているんだよ。&br;それが''答えの残りの半分。僕がこの問題にせつなを駆り出し、送り出した理由''だ。&br;恐らく、せつなは辿り着くだろう、僕やキエルが辿り着けなかった、''せつななりの回答''に。&br;でもそれは、多分せつなにしかできない。だから、お前には回答権でなく、解答をやろうと思って、呼び止めた。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 18:44:12};
---COLOR(#8B4789){そりゃ、半分ふざけんなで、半分ありがたいわな。&br;……回りくどいんは魔術師の有り方や思うて我慢してたけど、せやたらはよ言えや。加齢臭伝染るやろ。} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 18:45:12};
---COLOR(#008B8B){迂回を愉しめないようでは、人生損をするだろうな、ション。あと十年以内にこの言葉の意味が分かる日が来るのを、関係なくなった身として楽しみにしておこう。（性格の悪い笑み）&br;僕は、この事件、さっきの会話の中で一度も嘘は言っていない。誤魔化しも交えていない。&br;ただ、本当のことを正確に言わなかっただけだ。それは、僕の口から語られることではないだろうからな。&br;（加えてもう一つは、親友との約束が原因なのだが、それは話す必要はないだろうと嘆息する）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 18:48:47};
---COLOR(#008B8B){&br;……端的に言おう。&br;&br;――''芝虎・ストロベリーサウンズは、&br;――もう、死んでいる。''&br;&br;} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 18:50:56};
-''【過去問 �◆曄．�エルド・バカリズムの問題'' -- &new{2012-05-12 (土) 14:50:33};
--（少女は、名前をシバトラ・ストロベリーサウンズというらしい。ストロベリーサウンズの苗字は、少女には少しばかり難しい発音だったのか、こちらで類推した）&br;（そう、ストロベ、くらいまで情報を与えられていれば、それは誰でも辿り着きうる程度に、その名前は有名だった）&br;&br;（黄金歴以前、いくつかの貴族階級は国によって解体され、その爵位と地位を失うことになった。権力の世界と財力の世界はいつだって折り合いが悪いのが相場だ）&br;（ストロベリーサウンズという貴族階級もまた、例えばエリオルネッドと同じくそうして生み出された旧貴族階級の苗字である）&br;（つまりは……予想以上に面倒な事態を抱え込むことになった） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-12 (土) 14:54:40};
---（一宿一飯、保護のお礼として、俺とその親友はその屋敷へと招かれることになった。どの道一人で帰らせるつもりはなかったので、先に連絡がついたことは結果としては良かったが、良い結果を齎すとは限らない選択だった）&br;（来賓として招かれ、俺たちをもてなすために出てきた壮年の男からは、自分の「鼻」には中々に芳しい匂いがした）&br;（当然であるともいえる。俺は死ぬまで「見えない月の裏側」、「善人の金持ち」、「痩せたミーニャ」の三つの存在は絶対に認めない気でいる）&br;（金子を集めることが上手いということは、それだけ他者の欲求と寄り添う才能があるということだ。欲求にそれだけ触れていてなお善人でいられるということは、逆にそれが邪悪である証左でもある。どこか壊れてるとしか思えないからだ） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-12 (土) 15:01:15};
---（食事の味は分からなかった。余りにも舌と味の間に差が離れすぎていて、その風味が美味いのか不味いのかすら判断が着かなかった）&br;（とりあえず毒を入れる理由等見当たらなかったので、無難に口にしてはおいたが、もしかすると過剰な緊張が舌を麻痺させていただけかもしれないとも思った）&br;&br;（食事の最中、一つだけ変わったことがあったとすれば、それはセーたんが身分を明かした際のことだった） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-12 (土) 15:03:47};
---COLOR(#008B8B){セータ・キスマークです。……隣国の国立魔導大学で博士をしています。} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-12 (土) 15:04:41};
---（よく言う）&br;（しれっと偽名を、しかもとっさに呼ばれたときに違和感が生じないように名前だけ同じ偽名を使う当たり、どういう生活送ってきたんだかと思う）&br;（合わせたわけではないが、自分もグラホームタウンの苗字を名乗り、冒険者の身分を明かした。食事の席が離れていたので、冒険者証を見せることで、相手の不審も殺いでおく）&br;（残念なことに、自分の冒険者という肩書よりも、国立魔導大学の博士、というセーたんの肩書の方が興味を引いたらしい）&br;（シバトラの父であるところのストロベリーサウンズ伯爵は、逡巡の後、ある相談を投げかけてきた） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-12 (土) 15:07:47};
---COLOR(#008B8B){……夜行症（ナイトウォーカー）の治療、か。} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-12 (土) 15:09:04};
---一つ聞いていい？ 勘違いだったら別にいいけど、セーたん分かってて呑み込んだ気がするから。&br;……何でその胡散臭い話を呑んだ？&br;（二つ返事だった。快く目の前の親友はその申し出を受け、シバトラの夜行症の治療に尽力してみると告げて、結果今晩はこの屋敷に泊まることになった）&br;（貸し与えられた一室は、ここで家族生活すら営めるほどの広さで、偉く居心地が悪い。キングサイズのベッドに枕が二つあるのを見ると何故かとても憂鬱になる） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-12 (土) 15:11:59};
---COLOR(#008B8B){逆に、何でそれをキーが諌めなかったが気になるところだけどな、僕にしてみりゃ。キーも分かってるから止めなかったんだろ？&br;……あれだけ明確な意思が向けられてたら、受けなかった場合あんまり面白い話じゃなくなってただろうと思うし。} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-12 (土) 15:13:33};
---俺が言いたいのは、俺ならまだしもセーたんがそういう駆け引きに敏感になる理由が分かんないから聞いてるんだけどね。大学ってそんな怖い場所なの？&br;こういう七面倒なやりとりって裏の世界だけのことだと思ってたのに、順応性高すぎと違う？ -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-12 (土) 15:15:04};
---COLOR(#008B8B){社会でやっていく上では必要な嗜みだと思うよ。多すぎる前金は、そういう意図の物だろ。&br;問題の深刻さを理解させて、手切れ金とするって顔に書いてあったしな。&br;本当に解決したいんなら、在野の魔術師に声をかけるなんて真似をせずに専門の機関にでも相談するだろうし。……まあ、この街の魔術師、割と基本に忠実で内向的だけどさ。協会とか。} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-12 (土) 15:16:57};
---見るからに昨日今日のことは忘れろって態度だったしにゃー……。そう考えると、結構シバトラちゃん可愛そうな立場なのかもしれんね。&br;まあ、貴族にとっては、家族がそういう夜行症みたいな病気にかかっていることのほうが醜聞に晒したくない事実なんだろうにゃー。気分重くなってくるわ。 -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-12 (土) 15:18:20};
---COLOR(#008B8B){意外と感傷的だな、キー。もう少し割り切ってると思ってたけど。} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-12 (土) 15:20:13};
---家のことになるとどうもね。あんまり意識しないようにしてるけど、俺も勘当された身だし。&br;上手く生まれと折り合いつけて生きてる、ヒメちゃんみたいなの見てると、尚更自分の不器用さに頭抱える感じだし。 -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-12 (土) 15:21:17};
---COLOR(#008B8B){耳が痛い話だよ。僕なんかもう十年以上合ってないしな。……もしかしたら、僕は死ぬまで父親とは和解できないかもしれないし。&br;論理的にはさっき言ったのが理由だけど、どうにも話を受けた経緯としては、自分の中のこういう感傷を上手く処理できなかったって理由かもしれない。（小さく笑う）&br;打診されたのは僕なんだから一人で帰っても良かったのに、付き合いで残ってくれてる親友と同じ理由でさ。} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-12 (土) 15:23:25};
---ホンット、変なところで似てるから困るよね俺ら。俺の場合は拾ったのが俺で、それをセーたんに押し付ける形になるのがちょっと嫌だったっていうのもある。&br;というか、素で驚いたんだけど、そこそこ効力あるのね、隣国のセーたんが言ってる大学のネームバリューって。イマイチピンとこなかったけどセーたん凄い人なんじゃ？ 敬語で話そうか？ -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-12 (土) 15:25:20};
---COLOR(#008B8B){それで笑わず一日過ごせたら褒めてやるよ。……まあ、腐っても国属の大学だしな。王都立に比べればまだまだだけど、そこそこ名は通るだろうと思う。&br;特に、貴族階級にはウケがいいんだよ、あの大学。自分の「人間の貴族」としての血に誇り持ってる人多いからさ、ほら、異種族に対して排他的だって話しただろ、以前。&br;初期出資もほとんど貴族院から出てたらしいし、そういう軽い癒着もあって、財界には通りがいいんだよ、うちの大学} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-12 (土) 15:28:15};
---なるほどね。そりゃ駆け引きとかも身につくわけだ。そういう環境で教鞭振るわれてるわけだから。&br;でも、何か当てとかあんの？ 夜行症って俺聞いたことないから、最初おねしょかと思った。 -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-12 (土) 15:30:13};
---COLOR(#008B8B){安心しろ、僕も思った。夜尿症ならそのうち治るからとか言いそうになったからな。&br;……それほど精通してるわけじゃないが、夢遊病みたいな物だと思う。ヴァンパイアの伝説の基になった病だったか。&br;それでも、全裸で歩き回るってやっぱり問題あるよなとは思う。……今はまだしも、歳行った後にも治らなかったらとんでもないことになるしな。} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-12 (土) 15:32:35};
---それなんだよね。''全裸で歩き回る''っておかしい気がするんだけど？&br;何で一々脱ぐの？ 誰向けのサービスなの？ ロリコンを誘い出す罠か何かなの？ -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-12 (土) 15:33:42};
---COLOR(#008B8B){気になったのはそこだ。……しかも、''全裸化は強制的に行われてた''わけだろ？&br;拡大解釈して、衣服と見なされた毛布まで消されていたっていうことは、もう衣服自体に何らかの意思が向いてるとしか思えない。&br;覚醒と同時に服が着れるようになったっていうことから、どう考えても原因と直結してる気がするんだ。&br;だから、多分、シバトラにとって何らかの深層心理が、周囲に魔法ではない、魔力の漏れとして出てああいう結果になったんじゃないかって思う。} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-12 (土) 15:35:56};
---また、凄い解釈を思いっきり確信的に言ったね、セーたん。 -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-12 (土) 15:36:30};
---COLOR(#008B8B){後輩にな、滅茶苦茶生意気な奴がいてな。そいつ滅茶苦茶生意気なんだけど、周囲に対して「絶好調になる魔力の漏れ」を垂れ流す系の病に掛かってるんだ。&br;それと似たような状況なんじゃないかって思ったから、まあ、その方向で当たってみてもいいかなと思ったんだよ。} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-12 (土) 15:37:48};
---うん、大事なことなので二回生意気だったことしか伝わってこないけど、なるほど、前例がいるんだったら分かるかもしれんね。&br;ちなみにその垂れ流し君はその垂れ流し現象どうにかなったの？ -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-12 (土) 15:38:35};
---COLOR(#008B8B){まったく解決の糸口も見えてない。} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-12 (土) 15:38:57};
---''うん、ダメだこれ。''&br;&br;（ふと、ドアが開いたような気がして、そちらを見る）……お？&br;（そこには……今度はパジャマをちゃんと着て、ドアを開けたシバトラの姿があった） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-12 (土) 15:40:23};
---COLOR(#8968CD){（思った以上にドアが開いたのでちょっと恥ずかしい）………。} -- [[しばとら>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 11:35:03};
---COLOR(#008B8B){（時計を見る。話し込んでいたのもあってか時刻はすでに日付変更線ギリギリだ）……いい大人としては夜更かしを咎めるべきなんだろうけどな。&br;生憎、育ちが悪い大人の代表みたいなものだからな、僕ら。（肩を竦めた）} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-13 (日) 11:36:20};
---どしたん？ しばとらお嬢様。ていうか多分あの父親だから夜更かしして歩き回ってたら怒られるのと違うかな。 -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-13 (日) 11:37:16};
---COLOR(#8968CD){おれい、言いたくて。&br;たすけてもらって、ご飯おいしかったから、ありがとうって。（トトト、と部屋の中に入ってくる）} -- [[しばとら>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 11:38:16};
---COLOR(#008B8B){（額を押さえる）ダメだ、久しく触れてない類の純朴さに眩暈がしてきた。……そうだよな、何かしてもらったらお礼するって当たり前なんだよな。&br;汚れすぎだろ、僕。僕というか、僕の人生。（ベッドに腰かけた状態で項垂れる）} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-13 (日) 11:39:37};
---それを礼を言う方側であるセーたんが言う当たり味噌汁で顔洗ってほしいとこだけど、その味噌汁も俺が作るんだろうなと思うと気が重い。&br;……うんにゃ、こっちこそ。お父さんにご馳走貰ったし、貸し借りなしにしとこう、そこは。（近寄ってきたシバトラの頭を撫でる）&br;友情は見返りを求めないって、良い言葉だと思うからね、俺は。 -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-13 (日) 11:41:49};
---COLOR(#8968CD){……にゃ？（どこかキエルの言葉遣いに不思議そうに首を傾げる。言ってる意味が分からなかったというのもある）} -- [[しばとら>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 11:42:42};
---友達になろうってこと。（ぽんぽんと頭を撫でる） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-13 (日) 11:43:31};
---COLOR(#008B8B){後の光源氏である。} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-13 (日) 11:43:54};
---''それだきゃ何故かセーたんには死んでも言われたくねーんだが。'' -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-13 (日) 11:44:56};
---COLOR(#8968CD){（今度は理解できた。その言葉はありきたりだったが、ありきたりだったからこそ、少女を喜ばせた）&br;うん、友達。（嬉しそうにキエルに抱きつく。Pomf=3）} -- [[しばとら>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 11:47:43};
---（ぐえー、と押し倒される）なんだろうな、これ。この状況。何か生まれて初めて父性に目覚めそう。&br;場合によってはこんな歳の娘もいたのかーとか思うとすげえ人生無駄にしてる気ぃしないセーたん。 -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-13 (日) 11:49:58};
---COLOR(#008B8B){言うな。同じこと思ったよ。僕らの周囲の連中ほとんどが晩婚だしな……。早婚で子供がいる家庭とかあったら多分この手の地獄が身近にあったんだろうな。&br;想像するだけでもぞっとする。もうお兄さんって呼ばせるにはギリギリ抵抗ある年齢だしな……。（嘆息した）} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-13 (日) 11:52:22};
---畜生なんでこんなことに。&br;&br;（嘆きながらシバトラを持ち上げて遊んでやろうかとその身体を抱き上げた瞬間）&br;（――''違和感に気付く''） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-13 (日) 11:56:15};
---COLOR(#8968CD){（真っ直ぐ。紫紺色の瞳が、キエルの目を捉えている）&br;（その硝子細工のような眼の奥に、欲の光が灯っていた）&br;&br;――''あそぼう。キエルドお兄ちゃん。''} -- [[しばとら>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 11:57:47};
---（セータの名前を呼ぼうとして、声が何かの衝撃に遮られる）&br;（いや、それは衝撃ではない。衝撃に似た勢いで叩きつけられた『官能』に、脳が一撃でクラックされかかる）&br;（一撫で）&br;（たった一撫で、その箸も持てないような掌で股間を撫で上げられただけで）&br;（あわや射精に至りかねないほどの強制的な快楽が送り込まれて、喉が呻きに似た声を上げた） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-13 (日) 11:59:45};
---COLOR(#008B8B){（少しの違和感は、その一瞬で明確な異常に変わる。しなだれ掛かっていたシバトラの身体が完全にキエルを押し倒し、その喉に手を添える）&br;（立ち上がりながら、呪文を紡ぎ、その異常から親友を救おうと無慈悲な雷撃を放とうとしたところで）&br;（――意識を失いかける）&br;（目の前が白濁し、平衡感覚が消えた。脳の一部を持って行かれたかのような簒奪感に意識が遠ざかる）&br;（――食われた。''魔力そのものを''）&br;（発動の為に紡いだ魔法を糸口に、魔法自体を分解し、さらには体内の蓄積魔力までごっそり齧り取られた）&br;（地面が迫ってくる。いや、なすすべなく倒れようとしているその間隙に、僅かだけ意識を滑り込ませ）&br;（――懐からナイフを放る。''キエルに向けて''）} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-13 (日) 12:03:26};
---（セータが何をされたのかは自分の濁った視界では分からなかった。ただ、一撃で戦闘不能にされたかのように、顔面から地面に突っ伏し、動かなくなる）&br;（空中を閃く銀の輝きを、その意図を一瞬で理解して掴み、迷いなくそれを''自分の足に突き刺す''）&br;――ッてぇ……！（鋭い痛みと共に、身体のコントロールが戻る。快楽によって上塗りされた理性を無理やりに呼び起こし、手加減抜きでシバトラの身体を引きはがし、投げる）&br;（流石に何年も伊達に冒険者を続けてきたわけではない。十分な勢いで部屋の端に投げ出されたシバトラの身体は、見る方が気の毒になるほど何の受け身もなく地面でバウンドした） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-13 (日) 12:07:21};
---COLOR(#008B8B){（魔力を無理やり簒奪された不快感が、嘔吐物となって喉を駆け上がってくる。今吐けば、意識を失ったときに確実に窒息する。酸いその塊を、吐き気を催しながらも全力で飲み込む）&br;（指先まで、動かない。辛うじて動かせるのが視界だけで、その視界の中でバウンドするシバトラの姿を見る）&br;ひをつけろ……ヒー……！！（地面に倒れたままの無様な姿で、回らない舌を使って言う）} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-13 (日) 12:09:59};
---（言われなくても、そのつもりだった。脳の主導権を完全に奪われ、傀儡と化すギリギリだった）&br;（目の前の倒れ伏す少女が、明確な敵であると認識した瞬間、鼻先にツンとした血の匂いを感じた）&br;（――殺せるか、殺せないかを自分に問うとするならば、誰だって必要があれば殺せる）&br;（スイッチが切り替わったかのように、自分の中での認識が入れ替わり、手に持ったナイフが自衛のそれから明確な凶器に代わる） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-13 (日) 12:13:01};
---COLOR(#8968CD){（衣服が解けるように空中に徐々に霧散していく）&br;（未発達に色づく四肢を隠そうともせずに、ゆらりと起き上がり、情婦のような表情を浮かべる）&br;――''あそぼうよ、セータお兄ちゃん。キエルドお兄ちゃん。''&br;（淫靡に、童女が微笑む）} -- [[しばとら>名簿/478508]] &new{2012-05-13 (日) 12:14:56};
---COLOR(#008B8B){（その笑みを直視していることすらすでに魔法の威力を秘めていた。父性も理性も道徳も何もかもを投げ捨てかねない獣欲が喚起される）&br;（少女に欲情する者は唾棄すべき変質者という認識は、今を以て改めなければならないかもしれない）&br;（''強制催淫''。今まで食らったことのない精神への汚染が、脳の中を素手で掻き回すような不快感で、欲望を混ぜ合わせる）&br;（とっさに唇を噛みちぎり、滴る血の匂いと音と痛みで正気を保つ。行先をなくした性欲が強烈な頭痛となって頭の中を反響する）} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-13 (日) 12:19:09};
---（それは抗いがたい攻撃だった。狂おしいまでの欲求が自分の体の中に生じ、欲求に後押しされるように一歩だけ前に進んでしまう）&br;（先ほど突き刺した右足の痛みを意識し、それでも足りないのでその傷口に指先を突っ込み、その精神汚染から逃れる）&br;（そうでもしなくては逃れられず、まず断言するが、その幼女の四肢を噛みちぎる勢いでその身体を犯しつくしていたと確信できる）&br;（趣味も、道徳も、意味も何も介さず、相手が泣き叫ぼうが酔いしれようが関係なく、男女の交合ですらない獣の交わりで以て、犯しつくしていただろう）&br;（それは、しかし自分に取ってはもう一つの問題を孕んでいた）&br;（行き場がなくなった性欲の隣に、噛み殺していたはずの殺欲があったから）&br;&br;（――右手のナイフから、血が滴る音がする）&br; （――相手は敵だ）&br; （――領域を犯してきた敵だ）&br;&br;（''だったら、『野良猫』は、それを殺せる――''） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-13 (日) 12:25:47};
---COLOR(#008B8B){&br;（指を弾く。もはや魔力の九割は食われ尽くしていたが、残りの一割で小さな電撃を発する）&br;（その電撃は正確にキエルの持つナイフに向けて放たれ、そこで通電した）} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-13 (日) 12:27:58};
---（意識を、掌の痛みに奪われる。と同時に、無音だった『野良猫』の世界に、一つの音が割り込んできた）&br;（どさり、という何かが倒れるような音の方に目を向けると――いや、元よりそこを見ていたはずなのに、意識は別のところにあったからだが――目の前でシバトラが倒れ込んでいた）&br;（最初に自分が彼女を拾った、その時のように全裸で……安らかな寝息を立てて）&br;……あー？（思わず変な声が出た） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-13 (日) 12:30:01};
---COLOR(#008B8B){（目ぇ覚めたか、阿呆と悪態の一つも吐いてやりたかったが、互いのそういう領域に踏み込まないことで維持してきた友情関係だ。男の友情はこれくらいドライなほうが長続きする）&br;（キエルの横顔に見た裏の顔には触れず、全身の虚脱感に任せるようにして上げていた手を地面に降ろす）&br;……問題ないよ。終わった。} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-13 (日) 12:31:52};
---（殺意込みで握り込んだ掌が、未だにナイフを離さないので手を振りながら指を一本ずつ凶器から引き剥がす）&br;終わったって。……何なん？ あれ。 死ぬかと思った。 -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-13 (日) 12:32:55};
---COLOR(#008B8B){満足、したんだろ、多分。僕の魔力回路から、根こそぎ魔力を奪っていったから。&br;傷つけまいと思って最小限の魔力構成で魔法打とうとしてた僕の臆病さがなかったら、多分死んでたな……。確実に……。&br;（指先を動かそうとしても、ピクリとも動かない。生命力と直結している魔力を奪われたら、誰だって魔術師はこうなる）} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-13 (日) 12:35:15};
---（そこでようやく、右足の痛みが意識の中に入ってくる。容赦なくぶすりと行ったので、治療が必要な程度には深い）&br;（スラックスの右足部分が血でビチャビチャになる程度には重傷なので、そのままセーたんの隣にへたり込む）&br;予想以上に、面倒抱え込んだ気がするにゃー、これは……。&br;（それは、正直な感想だった） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-13 (日) 12:37:31};
---COLOR(#008B8B){そうか？ 支払った対価と等価とは言い難いけど、それでも僕は事態は分かりやすくなったと思う。&br;自分の身体を餌にして釣り上げた魚の価値くらいはちゃんと認めてやりたい小市民だしな……（ごろんと、肩を使って仰向けになる）} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-13 (日) 12:39:02};
---流石専門家。もう問題解決できそうだったりするの？&br;（本当に命の危険だったのだろう、親友の顔は出血量で青ざめている自分と同じくらい青かった） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-13 (日) 12:40:10};
---COLOR(#008B8B){……流石に、これだけヒントがあれば誰にだって分かるさ。&br;&br;……シバトラは、夜行症（ナイトウォーカー）なんかじゃない。&br;&br;''サキュバス憑き''だよ。} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-13 (日) 12:41:36};
-''【問四 設問】 シバトラ・ストロベリーサウンズの問題'' -- &new{2012-05-12 (土) 09:42:08};
--COLOR(#8B4789){（その夜中をして、完全に眠気が飛んだ。夜半の呼び鈴に多少の嫌味を込めて口に歯ブラシを咥えたままで迎えた相手は）&br;（―― 一糸まとわぬ、ゼミ生、シバトラ・ストロベリーサウンズだった）&br;（流石の事態に、呆けて、口から歯ブラシが落ちて、二度と使えない状態になった）} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-12 (土) 09:45:42};
---COLOR(#8968CD){ごめんっ！ ションち、ちょっと匿って！！&br;（言うが早いか、流石に全裸で外にいるのは恥ずかしいので、呆けた顔をしているションの横をすり抜けて部屋の中へと入る）&br;（男の一人暮らしなのでどんな生活環境なのかと思いきや、小奇麗になさっていた。ベッドの向こう側へと飛び込むようにダイブする）} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-12 (土) 09:47:19};
---COLOR(#8B4789){――''アッ、ホか、自分……！！'' （苛立たし紛れに歯ブラシを拾い上げ、洗面所に投げてからあまり部屋の奥には踏み込まずに小声で叫ぶ）&br;自分、今何しとんか分かっとんのか！？ 独り暮らしやで！？ 男の、ホンマ、もうなんやねん自分！！&br;（苛立ちの正体は、多分自分が男として軽んじられたことより何より、裸で外を歩くという危険を冒した同級生への苛立ちだと自覚する）} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-12 (土) 09:51:18};
---COLOR(#8968CD){にゃはは、知ってる。&br;（小さく、その言葉に対して返事を返し、身を縮こまらせる）} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-12 (土) 09:52:29};
---COLOR(#8B4789){着とけや。（適当な服を投げる）……ホンマ、鴨葱どころの話ちゃうわ、なんらかの料金発生する覚悟すら出て来たわ。&br;（様々な可能性が脳裏に閃く。強姦後である。……最悪の可能性だ。今から理解ある男の役目を、欲情をせずに行う必要があるのだったら、最悪だ）&br;（露出が趣味の一貫である。本気でシバく。シバトラだけに）&br;（それ以外の、やむを得ない理由で。……やむを得ずに異性の友人の部屋に全裸で駆けつけなくてはならないような事由に、首を突っ込むことなど絶対にごめんである）&br;（ミネラルウォーターを冷蔵庫から取り出し、飲む。とりあえず混乱をした頭をクリアにしなくては話にならない）} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-12 (土) 09:58:08};
---COLOR(#8968CD){あ、はは……ごめんなー、ションち。一番近かったのがここだったんで……。&br;んむ。正直何もされないとは思ってないから、じっくり見るくらいまではもちろんだし、傷つけないなら触るくらいまでは迷惑料として、いいよ。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-12 (土) 10:00:37};
---COLOR(#8B4789){断る。据え膳に興味ない。言うか、声震えてんのにそんな中途半端な誘惑すんなや……。&br;ボクは自分になんかするんやったら最後までやる。（渡した服を着ないということは、何らかの複雑な事情があるのだとも思った）&br;ホンマな、何が起こってそうなっとんのかは、よう聞かんけど……心配さすなや。（額に容器越しの冷水をつけて、呻く）&br;（後ろに、開けてないペットボトルを振り返らずに差し出す）} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-12 (土) 10:04:40};
---COLOR(#8968CD){そっかー、んじゃ、フられたってことで。（ペットボトルを受け取り、蓋を開ける）&br;（火照った体に、冷たい水はありがたかった）} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-12 (土) 10:05:40};
---COLOR(#8B4789){フってへんわアホ。どうせ脱ぐなら部屋来てから脱げや。パッケージと顔違うくらいの詐欺やで。&br;（ようやく、自分のペースが取り戻った気がした。女体くらいで大げさなと思うだろうが、いつも顔を突き合わせている女の友人の裸というのはそれだけクるものがあったのだろう）&br;（現に呆けていた僅かな時間で見た光景がしっかりと頭に焼き付いており、暫くは生きる希望になりそうだと思った)&br;……下もラベンダー色やねんな。（ゴッ、と後頭部に水入りのペットボトルがぶち当たった。呻く）} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-12 (土) 10:09:27};
---COLOR(#8968CD){衝撃で記憶がなくなればいいなあ。なくなってなかったらもう一回殴らないといけないしにゃー。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-12 (土) 10:10:37};
---COLOR(#8B4789){あかんわ、今ので全部飛んだ。後で芸術作品として出力したろか思うてたんに。&br;んでもな、今ここで押し倒したらん優しさの分だけ、ここで何にも聞いてやらん厳しさもあんねんで、ボクは。&br;よう聞いたらんぞ、ホンマ。今自分がどういうことになっとんのかとか、自分から言わん限り。} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-12 (土) 10:13:40};
---COLOR(#8968CD){（それは。多分それこそが優しさなんだと思うと、何も言い返せなかった）&br;……それも含めての迷惑、掛けてんのかな、うち。無理やり押し倒されとったほうがまだ気ぃ楽やったかもしれんわ。（冗談めかす）&br;ごめん。うちも、ロレンたちと同じなんだよね。……特殊魔導論取ってるって時点で、ションちにはバレバレだったかもしれないけど。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-12 (土) 10:16:13};
---COLOR(#8B4789){（片や全裸、片や上半身裸でベッドの両端に背中を預けて会話って、どんな愁嘆場やねん、と思わなくもない）&br;そない人を全知全能みたいに言うなや。ただ、ロレンみたいに緩慢に解決していかんといかん何かあるとは思うてたけどな。&br;……ボクやなくてもええから、誰かに相談するとかできんのか、それ。今晩、無事に過ごせるんは沢山の善意と偶然があったからやと思うで、ボクは。} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-12 (土) 10:24:04};
---COLOR(#8968CD){んー、何か意固地になってるように聞こえるかもしれないけど、それも知ってるんだよね、うち。&br;でも、どうにか付き合っていかないといけない体質で、他人に解決の糸口求めると、どうしても頼りきりになっちゃうから。&br;だから、少しずつ人に迷惑かけるしかなくて……なんか、ダメだよにゃー、うち。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-12 (土) 10:30:02};
---COLOR(#8B4789){こんなん迷惑のうちに入らんわ。目の保養にもなるし月一で来てくれたらボクもネタに困らんと助かるわ。&br;正直Ｃや思ってたけど、ホンマはＤやったとか予想外のサプライズやったしな。&br;ほんでもな、それ以上にサプライズやったんが、自分がそんなもん抱えて生きてるって知ったことやわ。&br;別に解決求めへんでもええやろが、そんなん人には重すぎるわ。だから、問題を共有するくらいやったら、節介な連中一杯おるねんから、活用したれや、益体ない。} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-12 (土) 10:33:06};
---COLOR(#8968CD){入学当時はギリギリＣだったんだけど、最近Ｄになったことを見抜くその選球眼がすげーキモいなションち（笑いながら胸を抱える）&br;それでも。やっぱり共有させるっていうのは、それだけ相手に苦しみを押し付けることになるじゃん？&br;それなりに心地がいい空間だから、空気乱したくないんだよね。余計なことでせつなやウィッカがうち見て笑ってくれなくなると、うちちょっと困るし。} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-12 (土) 10:35:32};
---COLOR(#8B4789){それも、よう分からんわ。自分らがどういう関係でどういう距離保ってんのかは知らんけど、自分が誰相手にでもそういう距離保とうとしてるんならボクんとこ頼らず直線で自宅戻ってたはずやろうが。&br;ボクはな、生まれつき他人との距離感には敏感やから、自分と同類や思うて言うけど、今夜の自分は明らかになんか徹底しきれてないわ。&br;ホンマに一人で、その問題を抱えて行こう思うてんのなら、誰にもその問題を見せんだけの賢しさくらい持ち合わせてると思うてた。&br;ボクはな、『言霊使い』やねん。その言霊が真か偽か、それくらいは見抜けるつもりでおる。&br;やから、見過ごせんわ。他人を騙すならまだええけど、自分を騙すためのそれは言霊の使い方としては最低の部類に入るから、一人の友人として以前に、言霊使いとして許せへんねん。} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-12 (土) 10:41:13};
---COLOR(#8968CD){ずるいなあ、それは。（膝の間に顔を埋める）&br;……今全裸じゃなかったら、惚れてたかも。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-12 (土) 10:42:32};
---COLOR(#8B4789){互い様や。全裸やなかったら押し倒してたからな。&br;……銭にならんことはせん主義やけど、もう知ってしもうたし、ボクなりに布石は打たせてもらうで。&br;自分の大好きなせつなも巻き込むかもしれんわ。これは、徹底しきれんかった、ミスを犯した自分への罰みたいなもんやから、覚悟しときや。} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-12 (土) 10:44:09};
---COLOR(#8968CD){前から思ってたけど、ションちって結構友情に厚かったりしない？&br;銭銭言ってるから、もっとドライな考え方なのかなってその前は思ってたけど。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-12 (土) 10:45:04};
---COLOR(#8B4789){物事の価値を測るのに一番手っ取り早いからや。交換性、価値保存機能共に優れてる金銭のことは利用価値ある思うてるけど、別に愛しとるわけちゃうからな。&br;交換できへんようになったらあんなん金属の塊や。金属の塊、交換できる間はめっちゃ便利やけどな。&br;……余計なことまで口に出始めたから、寝ぇへん？ それとも、なんや落ち着いたら帰るか？&br;今は我慢できとるけど、正直一晩我慢できるかは分からんで、ボク。} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-12 (土) 10:47:23};
---COLOR(#8968CD){一応、体質は落ち着いた、っぽい、かな。（与えられた服を着ながら。下着を借りるわけにはいかなかったので擦れて多少痛い）&br;ん、帰れるよ、残念ながらね。迷惑かけてごめん、っていう殊勝なことを言っておこう、ションち。&br;こっち向いてもだいじょうぶよ。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-12 (土) 10:49:27};
---COLOR(#8B4789){そうか、そら残念やわ。いらん古着やから捨ててええで、洗濯して持ってこられでもしたら精研のクロス当たりに高く売ってしまうわ。（肩を竦めて立ち上がる）} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-12 (土) 10:50:55};
---COLOR(#8968CD){にゃー。&br;クロスくんやっぱうちのこと好きなんか。それは……なんか、こう、申し訳ないにゃー、クロスくんとは無理だわー多分。&br;うちのこと見る目が完全に初恋じゃしなぁ……初恋には応えられんようちは。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-12 (土) 10:52:00};
---COLOR(#8B4789){ほんでも友人として悪い奴ではないということだけは言うとこう。ええやつでもないけどな。（笑う）&br;……まあ、でも、その状態を「こっち向いていい状態」って表現すんのはちょい不味いわ。上着持ってくる。「浮いて」んで、自分。（クローゼットを漁る）} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-12 (土) 10:53:10};
---COLOR(#8968CD){えー？ そういう趣味なのかと思ってた。指摘されると流石に恥ずかしいな！（笑いながら胸を押さえ）&br;（上からションに借りたジャケットを着こみ）ん。色々ありがとうな、ションち。&br;今夜のことはひとつ残らず忘れること、うちも野良犬に噛まれたと思って忘れるし。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-12 (土) 10:54:46};
---COLOR(#8B4789){ちょい、待てや、ジャケットは返せ。それしか持ってへんねん。&br;ていうか噛んでへんわ、野良犬の名誉棄損やろが。まあ、ええわ、部屋に据え膳が上がり込んできて噛まれへんかった言う噂が流れても困るしな。&br;忘れるわ、魅惑のラベンダー畑のことも。（腹パンを喰らった）} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-12 (土) 10:56:39};
---COLOR(#8968CD){それは本気で忘れろボケェ。んじゃ、ありがと、ションち。&br;また大学で。……どっかで恩返すからね？（手を振って部屋を後にする）} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-12 (土) 10:57:45};
---COLOR(#8B4789){出来れば現金で返してくれると嬉しいかな。（手を振って見送った）&br;（嘆息する。と同時に、小さく笑った）……ホンマ、誰に意気地なしとか言うてんねやろなボクは。&br;（笑いながら、飲みかけのペットボトルを、流しに二人分流した）} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-12 (土) 10:59:09};
-''【過去問】 キエルド・バカリズムの問題'' -- &new{2012-05-11 (金) 14:41:55};
--（憂鬱になると、空を見上げる癖があった。煩雑な物を見すぎているせいか、無駄のない蒼天がいつだって心を落ち着かせてくれる）&br;（ただ、その日見上げた空には、まるで夜空に空いた穴のような月が浮かんでいた。そこから漏れ出した夜の漆黒が広がっており、嘲笑われているかのようだった）&br;（時計を見る。時刻は23時。益体もなく、進展もない話に良く付き合ったものだと自己評価を下す） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-11 (金) 14:44:09};
---（そしてそれは、相手に対しても思う。これだけ拒否を続けているにもかかわらず、辛抱強い連中だと思った）&br;（彼らは組では下っ端の部類なのだろうが、それでもその下っ端を動かしている人間が確実に上にいる。つまりは気に入られてしまっているという面倒な事態らしい）&br;（叔父の。……ルディ・バカリズムが稼業とし、家業とした、『そちらの道』の人間に） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-11 (金) 14:48:29};
---&br;（今年で26になる。そろそろ道をはっきりさせてしまってもいいとは思うんだがのう、お前さんには才能がある、という口上も色形を変えて何度聞いたか知れない）&br;（その褒めているのか貶しているのか判断つきかねる口上に愛想笑いを三年分ほど前借して使い果たし、ようやく解放されたのが十分前）&br;（出された料理は最高級のそれだったが、味など一つも覚えているはずがないだろう、無茶言うな）&br;（自分にとって裏の稼業自体はそれほど馴染みのない世界というわけでもない。幼い頃、それをそれと知らない内から手伝いと称して何かと首を突っ込んでまわったのも事実だ）&br;（ルディという、憧れの叔父がその世界にいたことが原因の一つだったろう。だが、その足跡を追うには、余りにもその道は険しすぎた） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-11 (金) 14:55:45};
---（距離を測るのは得意だ。人と人とのそれもそうだし、世界に対してもそうであるという自負くらいはある）&br;（でなければ、その闇の稼業に手を染めていながら、五体満足に日の当たる場所をい歩けるわけがない）&br;（いつしか自分はその世界を、理想を求める道としてではなく、割り切った手段として使い始め、付き合い始めていた）&br;（ネシェルという掃除屋がそうであったように、光だけでは大切な物が守れないことも、闇に身を置いたことのある人間であるなら誰だって分かる）&br;（雑巾というものは倦厭されがちだが、その身を汚して周囲を綺麗にする。自己犠牲ではなく、誰かがやる必要があり、自分がやれるなら、という形で、その『手伝い』は今も続いていた） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-11 (金) 14:59:35};
---――それが、問題なんだろうけどさ。&br;（反駁しながら、情けないことにこの歳で独り言を呟いてしまう）&br;（距離を誤ったかといえば、そういう結論には至らない。自分が手を染めてきた全てのことは、自分が求める理想の為に必要なことであったし、何一つ後悔はしていない）&br;（ただ自分は、その世界に順応しすぎた。上手くやりすぎたのだ。だから、気に入られる羽目になる）&br;&br;（恐らく、今は組自体もそれほど正着に立ち行ってはいないのだろう。いつだってあの手の組織と資金という物は密接に生死を共にする）&br;（尚且つこの街には「冒険者」という他国にすら誇れる登用文化がある。暴力と威厳で以て他者を諌めるヤクザという組織が立ち行くには、条件は優しいわけではない）&br;（だからこそ、ルディの面影を残し、今に至るまで冒険者としての功績を残してきた、闇の世界に理解のあるキエルドという青年は、垂涎の逸材であるということも、客観視すれば理解はできる） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-11 (金) 15:04:52};
---……でも、どっかで区切りつけないと、またややこしいことになるにゃー、これは。&br;（どうやら、自分でも気づかなかったが、そこそこに追い詰められてはいるらしい。独り言なんてセーたんでもしないようなことが、どんどん口を突いて出てくる）&br;（勝手知ったるこの街で、しかも誰に聞かれているかも分からないこの夜道において、それは余りにも軽率であると思い、頬を掻いた）&br;（一瞬で噂が回るような街だもんな、夜道に猫は珍しくないけど、陰鬱に独り言をつぶやく猫は、その原因を探られてしまうかもしれない）&br;（なんにせよ、26年間上手く付き合ってきたその裏の稼業と、26年間上手く付き合ってきた表の世界をお見合いさせるような無粋な心意気は、今を以ても備わっていない）&br;（どうにかはなるだろう。だが、どうにかはしないといけない。それくらいのスタンスでいようと、そう思う）&br;（そろそろ資金も溜まる。26にして道をはっきりさせることが必要であるのならば、はっきりさせてしまおうと思う。そうすれば、あの若い衆たちも諦めてくれるだろうか）&br;（自分の夢である『開店』に、要らぬ目論見が付随したことで、小さく嘆息して、俯いた）&br;&br;（珍しく、空を見上げるのが好きな自分が、その夜だけは俯いて歩いていたのである） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-11 (金) 15:10:40};
---&br;（――裸の少女が落ちていた）&br;&br;（何を言っているのか分からねえと思うが、本当に何が起きたのかも分からなかった）&br;（誰かボケかツッコミでもいてくれれば「何このエロゲー」とでも言おうと思ったのだが、生憎と一人で、それ以上に今日の自分は陰鬱を抱えていた）&br;（闇の世界の住人と話すことで、闇の世界の住人としての思考法に切り替わっていたのかもしれない。その全裸の少女を見て……面倒なことに巻き込まれたか、と眉根を寄せた） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-11 (金) 15:16:26};
---（それが、せめて欲情に値する年齢の子であったなら、目の保養にもなったかもしれない。ただ、どう見ても、何度見返しても片手の指で足りるか足りないか程度の年齢の少女だった）&br;（俺の幼馴染にはロリコンは一人たりともいないと、俺は信じているので、俺自身もそういった趣味はない。どっちかというと巨乳の方が好きだしな）&br;（その年齢の少女は、時折少年と見まごうこともあるだろうに、何故俺が横たわる少女を少女だと分かったかといえば、言わせんなよ恥ずかしい）&br;&br;……いや、恥ずかしいのは俺じゃねえから。（一人だとボケもツッコミもしないといけないので忙しい）&br;（面倒なことに巻き込まれた、という感想から、このまま放置するという選択肢も、あることはあった。どう見ても面倒ごとではあるし、こじれること必須の罠にしか思えなかった。最近の毒薬は糖衣で包まれてるらしいし）&br;（それでも、小さく嘆息する。残念ながら、久しぶりに会う幼馴染もいたりするのが、ここ最近であって、だったらそいつらに自然に笑顔を向けるためにも、後顧の憂いは絶っておく必要がある）&br;（この次にこの横たわる少女に出会うのが、例えば身長差を物ともしない予備軍たちや、親子ほども年齢の離れた娘に手を出す眼帯をつけた変質者でないとは限らない）&br;&br;本当、損な性分だよな、俺も。人のこと言えず。（観念して、その身体を抱き上げた）&br;（凄いな。善意しか使ってないのに、変質者にクラスチェンジしたぞ？） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-11 (金) 15:22:55};
---&br;''シークエンス邸'' -- &new{2012-05-11 (金) 15:26:23};
---COLOR(#008B8B){おい待て、''何で連れてきた？''&br;お前嫌がらせか？ おい。おい！！} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-11 (金) 15:27:14};
---良く考えたらすぐ近くに親友の家があって、それを利用しない奴がいようか、いや居ない。（ドン引きする家主を余所に、少女をベッドに寝かす）&br;いたずらすんなよ、セーたん。（そのままキッチンに行き、冷蔵庫を開ける。見事に、最低限の食材しかない）&br;（一週間前まで隣国にいたとはいえ、この一週間どういう食生活を送ってきたんだろうと親友ながら不安になる）&br;（全外食？ おい誰かあの独身貴族から財布取り上げろ） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-11 (金) 15:30:26};
---COLOR(#008B8B){……するかアホ。合鍵の場所変えとけば良かったな、まさかこんなに堂々と不法侵入してくる奴がいるとは思わなかった。&br;……なんなんだよ、これ。（額に指をやって、呻く。隣国のゼミでもこれほどの問題を持ち込んでくる後輩はいなかったのに）&br;（少なくとも年端もいかない少女に欲情する趣味はないが、少女の全裸は何か罪悪感に堪えるものがあるので、毛布を掛けた）} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-11 (金) 15:32:54};
---勝手知ったるセーたんの家〜ってにゃ〜。あ、やべ、ちょっ。&br;（ああ、先に言えば良かったと思いつつ、届かない手を伸ばした） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-11 (金) 15:34:30};
---COLOR(#008B8B){（――目の前で）&br;（''毛布が蒸発した''）&br;………。（もはやドン引きなどというレベルではなく、思いっきり引いた。問題のレベルが、跳ね上がった音を確かに聞く）&br;……何なのこれ、ホントに。} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-11 (金) 15:36:24};
---例えばさー、その女の子が裸で倒れてたとして、ここまで運んできた俺が何も着せないとか思う？ ……上着やられたよ俺も。&br;そっかー、毛布もダメか。なんなのこの子、強硬派の裸族か何かなの？ -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-11 (金) 15:38:34};
---COLOR(#008B8B){僕の台詞だろそれこそ……！！ いきなり裸の女の子連れてきたと思ったら、毛布まで消し飛ばされて！？&br;たまの休暇でこっち帰ってきたっていうのに、何なんだキー！？ 長年の貸しをこの形で返せって！？} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-11 (金) 15:39:56};
---いんにゃ、別にそんなこと言うつもりはねーけどさ。セーたん卵は醤油だっけ？（フライパン返しながら） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-11 (金) 15:40:54};
---COLOR(#008B8B){合ってるよ。調味料はそっちの上の棚に入ってる。} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-11 (金) 15:41:41};
---知ってる。さっき出した。明らか自分で料理しない配置だよねこれ。&br;……見ての通りさ、全裸だから、何にも身元が分かる物持ってないんだよねその子。&br;騎士団に届けようにももう兵舎閉まってるし、見捨てるわけにもいかないじゃん？ 運悪く自警団に見つかったら捕まろうぜ一緒に。 -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-11 (金) 15:43:18};
---COLOR(#008B8B){こちとら露出一件、器物損壊・不法侵入一件の前科持ちだぞ。クラージュがいなかったら服役経験すらあったかもしれないのに、ここにきて未成年略取って。&br;……ホントに僕の家の方が近かったんだろうな、お前（食卓の上から研究資料をどかしながら言う）} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-11 (金) 15:45:18};
---何でだろう、でも俺セーたんが将来年端もいかない子供を毎日家に招き入れてはいろんなことを教えていくそんな未来が見える。 -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-11 (金) 15:46:07};
---COLOR(#008B8B){偶然だな。僕も何故かお前の想い人そっくりの少女がこの街で今度こそ幸せを掴む未来が見えるよ。} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-11 (金) 15:47:01};
---''やめよう不毛な未来予知''。&br;余りもんでしか作れなかったけど、まあそこそこかと。フレンチ風に仕上げて見ました。（湯気の立つ料理をテーブルに並べる） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-11 (金) 15:48:04};
---COLOR(#008B8B){よくもまあの余り物からここまでの物を錬成してみせるな、キーは。&br;……っていうか、何で二人分なんだ？ キーも食べるのか。珍しい。（皿が二人分あるので訝しむ）} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-11 (金) 15:50:01};
---そこで一人分作ったときに間違いなく自分の分だって思うセーたんの傍若無人っぷりって凄いよね。ちょっとね、さっきまで呑んでて、というか痛飲したせいで頭痛くて。&br;小腹も空いたしたまにはいいかなって。……ご一緒してよろしいですか？ 家主様。 -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-11 (金) 15:51:39};
---COLOR(#008B8B){特別に許すよ。久しぶりに誰かの手料理にありつけて、気分がいいからな。&br;この街で生きていた頃は、この味を懐かしいなんて感傷に浸る日が来るなんて思わなかったけどな……。} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-11 (金) 15:53:00};
---外食ばっかりしてると体壊すよ多分。残念ながら俺たちもう若くないんだから。あ、自分で言ってちょっと傷つくわこれ。&br;まあ、俺にとっても懐かしくはあるよこの空間。セーたんがいて、レオンがいて、クラージュがいて。&br;（後ろを振り返って押入れを開ける）流石に、あの頃クラージュが買っておいておいた布団はねーかー……。 -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-11 (金) 15:55:43};
---COLOR(#008B8B){（少しだけ寂しそうに笑い）クラのな、死亡認定の日から三年後、三回忌に、勝手に炊き上げたんだ。&br;……あいつが、報告通り死んでいるなら僕らと違って彼女持ちのあいつに布団が不要なんて事態は起こらないだろうし、&br;勝手にそんなことすんなって生きて帰ってきて言われるのも乙だと思ってな。} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-11 (金) 15:57:58};
---（脳裏に、バーヒーの顔も一緒に浮かんだ）そっか。粋なことするね、セーたん。歳食ったせいかね。&br;ああ、そうだ、レイルから手紙が来てた。まあということはミーニャからも来てたってことだけど、後で見せる。最高に、ウザい写真が同封されてて見ものだったから。（言葉とは裏腹に、楽しげに言ってしまった） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-11 (金) 16:00:01};
---COLOR(#008B8B){いや、いい。その手紙、どこで調べて来たか知らないけど、隣国の僕の家にも届いてたやつだと思う。酷かったなあれ。&br;何が酷いって何にも変わってないんだもんな。（外見が、ではなく、この街にいた頃と、旅に出てからの二人が、自分には何も変わっていないように見えた）&br;こっちは、随分と物わかりがいい嫌な大人になりつつあるっていうのにさ。（肩を竦める）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-11 (金) 16:02:27};
---（その言葉が、浅く心に傷を作って行った。その程度で表情が変わるほど、26年という月日は短くないけれど）&br;いつか戻ってくんのかな、あの夫妻も。………。（ふと、遠い目を向けようとした空間、二つの光と目が合う）&br;（その表情を訝しんだのか、眉根を寄せてみせるセーたんに、フォークの先でその肩辺りを指す） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-11 (金) 16:04:31};
---COLOR(#008B8B){（指されたので振り返ると、少女が起きていた。次いで、恐らくキエルには聞こえないであろうくらいの小さな音で）&br;&br;（くるきゅ、と音が鳴った）&br;&br;（少女は恥ずかしそうに布団をかぶったまま、俯く。布団を被れていることに、少しだけ違和感を覚えたが、それ以上にまあ事態は切迫しているようなので）&br;（フォークで自分の皿を指す）……食べる？} -- [[セータ>名簿/437280]] &new{2012-05-11 (金) 16:07:51};
---&br;（こくんと頷く少女を見て、小さく笑った）&br;&br;そっちの青いのがセータ。こっちの茶色いのがキエルド。&br;……そんで、キミの名前も聞いていいのかな。&br;（尋ねると、セーたんから料理を受け取った少女は、頬張った料理を咀嚼して飲み込んでから、言った） -- [[キエル>名簿/437335]] &new{2012-05-11 (金) 16:09:26};
---COLOR(#8968CD){&br;&br;――しばとら。} -- [[しばとら>名簿/478508]] &new{2012-05-11 (金) 16:11:24};
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-''【問三 解答】 だから『問題』は解決する。一つの例外を除いて。'' -- &new{2012-05-10 (木) 19:26:36};
--COLOR(#EE00EE){親愛なる母、バイスリー・エリザベート・マージョリースへ。&br;貴方の娘、ウィッカ・エリザベート・マージョリースより。&br;&br;手紙なんて前時代的な物を寄越したことを多分驚いていることでしょう。&br;わたしの母のことですから、きっと何かあったのではないかと気を揉み、開封まで時間を要したことと思います。&br;なので、最初に、特に異常があって手紙を送ることになったのではないという前置きをしておきます。&br;&br;隣国にて、大学生活ももう二年目になります。&br;幸いにして孤立することも挫折することもなく、全てが順調に回っていると胸を張って言えそうです。&br;魔術の専門的な研究は、内向的な自分の性格に少しばかり自信をつけてくれたと、そう思っています。&br;そして、閉じられていながら繋がりを得られるこの大学という環境は、入学を決めて不安がっていた自分の背中を押してあげたいくらいには、わたしに合っていると思いました。&br;若い頃、母も学徒として書物を漁ったり、研究結果を纏めたりしていたのかと思うと少し自分の成長が面映ゆい時すらあります。&br;&br;一つ、そんな娘の成長に祝福を与えてくれるのであれば、応えてほしい質問と、疑問があります。&br;&br;わたしはこの大学で、自分の苗字、マージョリース学派についても詳しく学んでいます。&br;マージョリースの信仰の徒としてではなく、外側からその学問と、宗教としての側面を学びました。&br;身近なところにこの学問の学徒、宗派の信者である母の存在があればこそ、その勉学は生の知識としてわたしの中に入ってきました。&br;それでいて、やはりわたしは、この宗教としての側面を持つマージョリースとは、どうしても相容れないことも、再確認しました。&br;&br;母の信仰を否定するわけじゃありません。&br;ただ、わたし自身、一人の人間として宗教という概念と相容れないと、そう思っただけです。&br;再三、入宗の催促は来ましたが、やはりわたしはそれに応じることはできそうもありません。&br;&br;今年で、わたしは２１です。自分で物を考え、決めていく年齢にはなったと思います。&br;だから、わたしの生き方を、そろそろはっきりと、母にも伝えておこうと思い、筆を執りました。&br;&br;実は、ずっと不安でした。&br;マージョリースという家に、マージョリースの宗派の母から生まれて来た自分が、マージョリースと共にないことを。&br;そこには親子の断絶があるのではないかと、ずっと不安に思っていました。&br;そこに隔たりがあるのだとすれば、あらゆることがわたしを苛みました。&br;バイスリーという魔女然とした名から、ウィッカという魔女そのものの名前をつけ産まれたわたしは。&br;きちんと、母から望まれて生まれて来たのだろうか、と。&br;『子宮を捧げた』エリザベートの宗派の母が、その子宮を使って産む羽目になった子を、本当に愛していたのだろうか、と。&br;信仰と愛情がはっきりと分けられているのかどうかは、信仰を知らない、知ろうともしないわたしにはわかりませんでした。&br;ただ、論理的に、その事実が長年自分を苛んでいたのも確かです。&br;&br;だから、一つだけ聞かせてください。&br;ウィッカは、望まれて生まれて来た子ですか？&br;これから先、わたしは信仰と共に歩くことはありません。&br;同じ物を信じず、同じ物を見ない娘を……母は愛してくれるのでしょうか。&br;&br;不安で仕方がないです。&br;ずっと、20年以上抱えてきた、わたしの悩みでした。&br;&br;もしかしたら、この文（ふみ）を以て、親子の断絶となるかもしれません。&br;でも、その可能性を孕んでいても、わたしは、どうしても一人で歩きだすために、その答えが欲しいんです。&br;例えそれが、無言による断絶という返答であっても。&br;&br;お母さん。&br;わたしは、お母さんが好きです。&br;お母さんから生まれてきて、よかったと思える21年間でした。&br;だから、一緒の道を歩けないことは、とても心苦しいです。&br;本当はわたしも、カミサマを信じたかった。&br;でも、そんなところに、母の求める信仰はないと、大人になったわたしは分かっているから。&br;&br;最後に。&br;面と向かってではなく、書面という形を取る娘の臆病さを、お許しください。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 19:27:05};
---&color(#8B4789){&br;まず、よく手紙をくれましたね、と成長をした娘を安心させてあげようと思います。&br;自身で考え、自身の言葉で語るこの文の、何を恥じることがありましょうか。&br;母を相手にして、断絶を覚悟していながら文をくれるその娘の成長が、母はとても嬉しいです。&br;&br;情けないことを、最初に記しましょう。&br;私も、同じなのですよ、ウィッカ。&br;人と人とは、本質的に、根底まで理解しあえるものではないと、私も思っています。&br;だからこそ、相手がどう思っているか不安で、その意にそぐわないのではないかという疑念は、人が二人いればどこにだって生じるのです。&br;それが、親娘であっても、親友であっても。&br;だから、私も不安でした。きちんと、私が貴方に抱いている愛情の全てを、伝えきれているかどうか。&br;&br;回りくどく結論を最後に持ってくるのは、私たち魔術師の悪い癖だと、少し恥じました。&br;ですから、最初に結論を述べましょう。&br;ウィッカ、私は貴方のことを愛しています。&br;詳らかに経緯を述べるには、文という形では余りにも短すぎ、誤謬を招く結果になるやもしれませんので、&br;貴方が魔術師として学問を収め、この家に戻ってきたときにでもお話します。&br;その出生の全てが、私や、貴方の望むような物ではないことを、私も、そしてその話を聞いた貴方も知ることになるでしょう。&br;ですが、貴方はもう大人であると、受け取った短い文からもきちんと母に伝わってきました。&br;貴方は私の娘であるから、全てを知る権利があり、私にはそれを話す義務があります。&br;ですから、今は目の前の学問に集中し、一つのことを収めて立派な魔術師になりなさい。&br;私は貴方が自分でその夢を抱いて大学に入ることを決めたとき、涙が出そうなくらいに嬉しかったのですから。&br;&br;マージョリースであるということ以上に、私が魔術師であることが、貴方を縛っていたと私は思うのです。&br;魔術師の子として産まれ、身近に魔術という存在があり、己が中にもその才覚が存在すれば、もう生き方を仕組まれたも同然なのではないかと。&br;ましてや、それが信教と化した「マージョリース」であるということが、貴方の人生を決めてしまうのではないかと、ずっと母は恐れていました。&br;それでも、私はマージョリースの教徒です。信仰を捨ててしまえば、生き方が歪んでしまう。&br;母と信徒、その二つを両立させるはっきりとした自信は、今を以ても私の中にはありません。&br;右側と左側を合わせて貌であるように、そのどちらかだけを見せて貴方を育てるような器用さは、私にはなかったですから。&br;&br;ですから、貴方が自分の意志で、「マージョリースの信仰と決別したこと」も、「魔術師としての道を選んだこと」も、&br;私にとってはとても嬉しいことでした。&br;しっかりとした考えを以て、自分の価値観で歩んでいく娘の姿を喜ばない母親がいましょうか。&br;何度でも重ねて言います。貴方は私の自慢の娘です。&br;ですが、母の手を引いてくれる必要も、母が手を引く必要も、そこにはないのです。&br;貴方は貴方。&br;私は私。&br;冷たさではなく、互いの温かさを以てその距離を置くことが、私たち家族の最善ではないかと、今を以ては思います。&br;&br;だからウィッカ。貴方はマージョリースと共に歩く必要はないのです。&br;私の信仰と共に歩く必要など……どこにもないのです。&br;&br;例え、貴方が信仰と袂を分かったとしても、それでも貴方と私が家族であると分かるように。&br;私は、バイスリーという自分の魔女然とした名前を模して、貴方にウィッカ（魔女）と付けたのですから。&br;私は、どうしようもないくらい信徒で、魔術師で、魔女である、その生き方しかできませんでした。&br;私にとってはそれが全てだったから、その全ての中から、一番大切な生き方を貴方の名前にすることを決めたのです。&br;結果的にそれが貴方を苦しめたというのであれば、それは私の落ち度でしょう、ウィッカ。&br;&br;でも、私はそれでも、貴方という存在をできるだけ愛するために。&br;自分の中の大切な物を、貴方に分け与えようとしたんです。&br;この21年間、ひと時たりとも不幸だと思ったことはありません。&br;初代マージョリースにでも、誓って言いましょう。私は貴方を生んで良かったと。&br;&br;だから、迷わず進みなさい、ウィッカ。&br;もう貴方は、母の庇護の下にいる必要がないくらい、立派な淑女なのですから。&br;マージョリースの信仰なしでも立てる貴方を、今少し母は羨ましく思うくらいには。&br;&br;長々とごめんなさい。&br;また、元気な顔を見せてくれることを、楽しみにしています。&br;&br;貴方の母、バイスリー・エリザベート・マージョリースより。&br;――親愛なる娘、ウィッカ・レスリスウェーバーへ。}; -- [[バイスリー>名簿/431680]] &new{2012-05-10 (木) 19:53:50};
---&br;まず、よく手紙をくれましたね、と成長をした娘を安心させてあげようと思います。&br;自身で考え、自身の言葉で語るこの文の、何を恥じることがありましょうか。&br;母を相手にして、断絶を覚悟していながら文をくれるその娘の成長が、母はとても嬉しいです。&br;&br;情けないことを、最初に記しましょう。&br;私も、同じなのですよ、ウィッカ。&br;人と人とは、本質的に、根底まで理解しあえるものではないと、私も思っています。&br;だからこそ、相手がどう思っているか不安で、その意にそぐわないのではないかという疑念は、人が二人いればどこにだって生じるのです。&br;それが、親娘であっても、親友であっても。&br;だから、私も不安でした。きちんと、私が貴方に抱いている愛情の全てを、伝えきれているかどうか。&br;&br;回りくどく結論を最後に持ってくるのは、私たち魔術師の悪い癖だと、少し恥じました。&br;ですから、最初に結論を述べましょう。&br;ウィッカ、私は貴方のことを愛しています。&br;詳らかに経緯を述べるには、文という形では余りにも短すぎ、誤謬を招く結果になるやもしれませんので、&br;貴方が魔術師として学問を収め、この家に戻ってきたときにでもお話します。&br;その出生の全てが、私や、貴方の望むような物ではないことを、私も、そしてその話を聞いた貴方も知ることになるでしょう。&br;ですが、貴方はもう大人であると、受け取った短い文からもきちんと母に伝わってきました。&br;貴方は私の娘であるから、全てを知る権利があり、私にはそれを話す義務があります。&br;ですから、今は目の前の学問に集中し、一つのことを収めて立派な魔術師になりなさい。&br;私は貴方が自分でその夢を抱いて大学に入ることを決めたとき、涙が出そうなくらいに嬉しかったのですから。&br;&br;マージョリースであるということ以上に、私が魔術師であることが、貴方を縛っていたと私は思うのです。&br;魔術師の子として産まれ、身近に魔術という存在があり、己が中にもその才覚が存在すれば、もう生き方を仕組まれたも同然なのではないかと。&br;ましてや、それが信教と化した「マージョリース」であるということが、貴方の人生を決めてしまうのではないかと、ずっと母は恐れていました。&br;それでも、私はマージョリースの教徒です。信仰を捨ててしまえば、生き方が歪んでしまう。&br;母と信徒、その二つを両立させるはっきりとした自信は、今を以ても私の中にはありません。&br;右側と左側を合わせて貌であるように、そのどちらかだけを見せて貴方を育てるような器用さは、私にはなかったですから。&br;&br;ですから、貴方が自分の意志で、「マージョリースの信仰と決別したこと」も、「魔術師としての道を選んだこと」も、&br;私にとってはとても嬉しいことでした。&br;しっかりとした考えを以て、自分の価値観で歩んでいく娘の姿を喜ばない母親がいましょうか。&br;何度でも重ねて言います。貴方は私の自慢の娘です。&br;ですが、母の手を引いてくれる必要も、母が手を引く必要も、そこにはないのです。&br;貴方は貴方。&br;私は私。&br;冷たさではなく、互いの温かさを以てその距離を置くことが、私たち家族の最善ではないかと、今を以ては思います。&br;&br;だからウィッカ。貴方はマージョリースと共に歩く必要はないのです。&br;私の信仰と共に歩く必要など……どこにもないのです。&br;&br;例え、貴方が信仰と袂を分かったとしても、それでも貴方と私が家族であると分かるように。&br;私は、バイスリーという自分の魔女然とした名前を模して、貴方にウィッカ（魔女）と付けたのですから。&br;私は、どうしようもないくらい信徒で、魔術師で、魔女である、その生き方しかできませんでした。&br;私にとってはそれが全てだったから、その全ての中から、一番大切な生き方を貴方の名前にすることを決めたのです。&br;結果的にそれが貴方を苦しめたというのであれば、それは私の落ち度でしょう、ウィッカ。&br;&br;でも、私はそれでも、貴方という存在をできるだけ愛するために。&br;自分の中の大切な物を、貴方に分け与えようとしたんです。&br;この21年間、ひと時たりとも不幸だと思ったことはありません。&br;初代マージョリースにでも、誓って言いましょう。私は貴方を生んで良かったと。&br;&br;だから、迷わず進みなさい、ウィッカ。&br;もう貴方は、母の庇護の下にいる必要がないくらい、立派な淑女なのですから。&br;マージョリースの信仰なしでも立てる貴方を、今少し母は羨ましく思うくらいには。&br;&br;長々とごめんなさい。&br;また、元気な顔を見せてくれることを、楽しみにしています。&br;&br;貴方の母、バイスリー・エリザベート・マージョリースより。&br;――親愛なる娘、ウィッカ・レスリスウェーバーへ。-- [[バイスリー>名簿/431680]] &new{2012-05-10 (木) 19:53:50};
---&br;&br; ''―――問三 ウィッカ・レスリスウェーバーの問題 了'' -- &new{2012-05-10 (木) 19:59:24};
---&br;''シークエンス宅'' -- &new{2012-05-10 (木) 20:02:31};
---COLOR(#008B8B){………。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 20:02:53};
---COLOR(#e2041b){（にっこにこした顔）&br;（具体的に言うなら、ウィッカにフォローを受け、何でもないことを再三後押しされた後、&br;それでも実際に揉んでいたことは確かであって何よりあのだらしない顔だけは何故か許せなくて、&br;小さいころからジィ姉だのヴィータ姉だの規格外ばかりが周囲にいて別に小さくないのに、&br;何でこんな気持ちにならないといけないのだろうという苛立ちを丁寧に押し隠したような、&br;21歳の顔）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 20:05:29};
---COLOR(#008B8B){（食卓を前に絶句してる）&br;……あの、せつな。……これは。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 20:06:05};
---COLOR(#e2041b){あ、あれ、おじちゃん、もしかして食欲なかった、のかな……？&br;ごめんなさい、あたし、張り切って作りすぎて……！} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 20:06:24};
---COLOR(#008B8B){（せつなの中に隠された能力があるなら発動するのはこのタイミングだというレベルのプレッシャーを発していたが）&br;（そもそも僕は加害者でもあるが被害者であり、この仕打ちはと言いかけたところで、せつなが少し不安そうな顔をしているのが目に入り、シミュレータで手塩に掛けた英才教育した孫が仇敵をやっつけたときの爺のような顔で言う）&br;今日はご馳走だなせつな！ 奮発した感じか、お前は料理もできて、その、偉いな！&br;このご飯ををかき揚げにした天丼なんか、もうなんだ、ご飯オンご飯だな！！ おっと良く見たら付け合せの漬物すら色つけたご飯だこれ。ご飯全席だな！！&br;なんでご飯に牛乳？ と思ってコップに近寄って見たら磨り潰したご飯だこれ……！！ サプライズまで用意してあるとは、愉しい食卓だなあ！！&br;………い、いただきます……っ！！} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 20:10:10};
---COLOR(#e2041b){おかわりもあるよ！} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 20:10:44};
---COLOR(#008B8B){ありがとう……っ！！} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 20:10:58};
---&br;&br; ''―――欄外 セータ・シークエンス評議長の問題 保留'' -- &new{2012-05-10 (木) 20:12:37};
-''【問三 解答】 だから『問題』は起こらなかった。'' -- &new{2012-05-09 (水) 03:35:05};
--COLOR(#008B8B){（椅子に深く腰かけながら、頁を捲る。そこに書かれている内容は、それほど面白い報告ではない）&br;（結局のところ『旗印』として掲げられたものの、お飾りのトップには一ヶ月目から何か仕事を任されることはなく）&br;（実際には既に決定している評議会の決定に承認を与え、左から右に物事を流すという仕事に専念させられている）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 02:19:42};
---COLOR(#008B8B){（実験動物ですら、一ヶ所、とりわけ狭い場所で身動きが取れないところに長時間いさせられれば、ストレスで病む）&br;（今の自分の状態を鑑みるに、まさにそのような状況なのが頭が痛い。誰が考えたのか知らないが、こと実働に関しては評議会の機能は完璧に回っている。トップの自分が頭脳として駆け回らなくても）&br;（何度目かの深い嘆息と共にファイルをデスクに置く。仕事がありすぎるのも困るが、仕事を任されないこともまた、痛苦を生み出すということを学べたのは、数奇な人生だと思う）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 02:28:44};
---COLOR(#008B8B){（大学の歯車は上手く噛み合い、回っている。そこに自分が歯車として組み込まれる必要や余地がないほどに）&br;（それが誰の指示か、誰の意思かも分からない程度には隔絶されているから、そもそも根本的な問題に触れようがない）&br;（中空に浮かんでいれば何にも触れられない代わりに何にも触れることができない。アグニがそう言っていたことの本質を、今なら少しだけ掴める）&br;（――中空に浮いていて、なお地上に触れていたいとき、どうすればいいかも、今の自分には理解ができていた）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 02:41:14};
---COLOR(#EE00EE){&br;わぁ〜。&br;広いんですねぇ、議長室って〜。（ひょこりと顔を出す）} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 02:44:06};
---COLOR(#008B8B){（椅子ごと振り返り、闖入者に向き直る。端末に伸び掛けていた手を引き、小さく嘆息した）&br;……ウィッカか。生憎、面白いものはないぞ。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 02:45:23};
---COLOR(#EE00EE){そうですね〜。&br;だから、来ました。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 02:47:28};
---COLOR(#008B8B){（その言葉の含む意味に、真っ直ぐにウィッカの顔を見る。自分はシロマルに補佐はしているが、個々の生徒と直接向き合ったことはない）&br;（成程、紙面で見るより随分と印象が違う。どこかのほほんとした印象よりも今は、見えない重圧のようなものが向けられていた）&br;（――''今回、事件を、問題を起こさなかった僕に対して''）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 02:50:23};
---COLOR(#EE00EE){聞かないんですね。何も。&br;この期に及んで、白を切るつもりかとも思いましたけど、そうでもないようなのは、少しだけ安心しました。&br;認めた上で、わたしが持参した回答に点をつける気でもいたんでしょうかね〜？&br;楽しかったですか〜？ そうやって、''駒に触れず駒を動かして戦局を作る''ことは。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 02:53:10};
---COLOR(#008B8B){白々しく白を切った方がそれらしいなら、そうしよう。ウィッカ。（両手を広げる）&br;僕には、それが、ウィッカの言わんとしていることが、何のことかさっぱり分からない。&br;だって事件は起こらなかった。&br;何一つ変化はなく、何一つ問題はなく、ただ各々が最初に描いた絵の通りになった。&br;誰一人として自分の思惑を曲げなかったし、誰一人として不幸にならなかった。&br;……そんな話、語る必要もないだろう。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 02:55:24};
---COLOR(#EE00EE){いいええ？ これは、''わたしの問題''です。&br;だから、回答権もわたしにありましたし、それに対して解答をするのがｼｰｸｴﾝｽ評議長であるというのもおかしな話ですよねぇ？&br;だから、わたしは、きちんと回答と解答を提示するために、ここに来たんです。&br;この問題を、誰かに見える形で問題とすることでしか、回答をする権利は与えられませんからね〜。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 02:57:36};
---COLOR(#008B8B){その相手は、僕でいいのか？&br;聞き手としては凡庸で、しかも小煩い、客観的評価をしてみたところで、余りいい聞き手であるとは思えない。&br;まだ壁にでも話していた方が、余計な茶々を入れられずに済むと思うが。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 02:59:32};
---COLOR(#EE00EE){そちらも、いいえです。&br;だってそうでしょう？ 真実を突きつけられるのは、真犯人の役目で、それをするのは探偵の役目です。&br;これは回答である前に告発なんですよ、ｼｰｸｴﾝｽ評議長。&br;この問題が問題たれるように、問題視したわたしから貴方への、『問題提起』です。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 03:02:27};
---COLOR(#EE00EE){&br;一週間前に、わたしは封筒を受け取りました。内容はよくご存じである通り、成人の折りに『マージョリース学派』を宗教的な意味で継ぐか否かという協会からの催促の手紙でした。&br;わたしは、それにもちろん以前から言うとおり、NOと答える気でした。&br;だから、本当にこの問題を単純化すれば、たった２フレーズで終わるくらいに単純な話だったんですよ〜、ｼｰｸｴﾝｽ評議長。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 03:07:42};
---COLOR(#EE00EE){でも、貴方はどこでそれを知ったかは知りませんが、それに介入を試みたんです。&br;評議長として、この大学を運営する一人として。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 03:09:32};
---COLOR(#008B8B){減点だな。&br;僕は、''何にも介入していない''。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 03:10:04};
---COLOR(#EE00EE){そうですね〜、甘んじてその減点受けましょう、今のは言い間違いですから〜。&br;貴方は''介入はしなかった''。直接その問題に触れることなく、その問題を動かそうとしたんです。&br;この問題に於いて貴方が犯人視されなかったのは、結果的に状況を俯瞰で見れば、''貴方が何もしなかった''、という一点を理由にしてます。&br;ですよね〜、ｼｰｸｴﾝｽ評議長。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 03:12:11};
---COLOR(#EE00EE){&br;''例えば、お弁当持参で行く必要のない学食でご飯を食べていたことを。&br;その際に、十四教室の生徒の面々を気に掛ける発言をたびたびしていたことを。&br;誰もそんなことを罰することなんてできませんよね〜？''&br;&br;言葉っていうのは面白いもので、例えば殺人教唆という罪がこの国の刑法にはあります。&br;でもそれは、「こういうことをして殺せ」という物には適用できても「こういうことをしたら相手が死ぬので気をつけて」という言葉には適用できないんですよ〜。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 03:15:50};
---COLOR(#EE00EE){その意図がどこにあるかまでを言葉という単純な文面は内包しません〜。&br;例えば包丁で誰かが事件を起こした時に包丁を作った者が罰せられないのと同じで、&br;言葉の作り手に明確な意図が存在しないとなれば、あとは聞き手の問題になってしまうんです。&br;その言葉をどう利用するか、どう解釈するかは余人の預かるところであったっていうのが、この話の肝ですねぇ。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 03:18:32};
---COLOR(#EE00EE){''貴方は布石を撒いていた、わけじゃないんです。&br;むしろ、どこかで何かが着火するための火種を撒いたんです。''&br;&br;布石というのは、回収するものですが、火種は放っておいても延焼を始めますよねぇ。&br;空中に浮いている今の状況の貴方が、問題に介入するためには、介入せずに影響を及ぼすためにはそれしかなかった。&br;貴方は''事件を起こした''のではなく、''問題を提起した''のではなく、''現象を動かそうとした''んです。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 03:21:53};
---COLOR(#008B8B){……仮にそうだとして。&br;ウィッカの抱える『マージョリースの問題』に、僕が介入するメリットは、何だ？} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 03:24:08};
---COLOR(#EE00EE){メリットなんてありませんよ？ だから、わたしもここに到達するまで色んな思索を巡らせてみたんです。&br;辛かったですよ〜、''自分の問題を醜聞に晒してリークした相手を探さないといけない''のは。&br;わたし、疑うのとか慣れてないので、一人ずつゼミ生のメリットを考えるのは、本当に心が疲れました〜。&br;でも、それでも誰かがわたしの『マージョリース宗派継承』という問題を積極的にしろ消極的にしろ広めていなければ、&br;''絶対に学内のマージョリース強硬派閥からこのタイミングで声を掛けられる、なんて偶然……''ありえないと思ってましたから。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 03:27:57};
---COLOR(#008B8B){『エリザベート』は『マージョリースの源流』だ。校内のマージョリース学派の連中が入学時から目をつけていた、とは考えられないのか？} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 03:31:50};
---COLOR(#EE00EE){それこそありえないんですよ〜？&br;矛盾が起きるんです。&br;調べていたのならば知らなすぎるし、調べていないのならば何故知れたのかって話になってしまいますからね。&br;マージョリースの成人、宗派決定が20歳時に行われることはご存じでしょうけど、わたしは公的な文書に記す今の年齢はちゃんと''『21歳』なんです。&br;理由は簡単で、実年齢も『21歳』だからです。''&br;だから、''『宗派決定催促の手紙』が届いていることを知りでもしなければ、わたしが『宗派決定』の時期にいるなんて、知れるはずがないんですよ。''} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 03:35:17};
---COLOR(#EE00EE){&br;ただ、わたしは''出生に問題があった''。&br;（その問題をも詳らかにしなければ説明できないことに、少しだけ苛立ちを覚える）&br;（自分の口からそれを言い、認め、論理として叩きつけることへの抵抗をも利用しているのだとしたら）&br;（目の前の評議長という存在が、紛れもない『''人の心を持たない怪物''』だと思ったから）&br;&br;マージョリースへの出生登録は、''一年遅れた''んです。&br;&br;――''母は、他種族からの姦通で、わたしという子を成したから。''} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 03:39:42};
---COLOR(#EE00EE){（声が震えた。僅かばかりも舐められてはいけないというのに）&br;（母が、何故その姦通を行ったのかは、その詳細までは知らない。オークとの婚姻という物がどのようにして齎されたのか母の口から語られることはなかったし）&br;（何より、それを聞いてしまえば。……自分がしっかりと愛されて、必要とされて生まれて来たのか、それも確認しなければならなくなる）&br;（''バイスリー・エリザベート・マージョリース''という、魔女そのものの名前を持つ母から）&br;（取ってつけたような''「ウィッカ」（魔女）''という娘が生まれて来たことを……マージョリースの敬虔な信徒である母は、本当に祝福していたのだろうかと）} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 03:42:57};
---COLOR(#EE00EE){&br;わたしが、その事実を秘匿していた以上、その『宗派決定催促』の知らせが、21歳のわたしに届くということを知れるのは、&br;直接それを見たか、あるいは誰かに教えてもらったか、しかないんですよ。&br;だから、わたしはその便箋をカルマさんから受け取るところを見た『ゼミ生』の中に、その情報を『マージョリース学派強硬派』にリークした人がいるんじゃないかって、疑いました。&br;疑って、しまったんです。信じたかった、皆を。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 03:46:17};
---COLOR(#EE00EE){でも、どうしても分からなかった。誰にもそれをする意味が見いだせなかった。&br;だからわたしはせっちゃんに聞いたんです。&br;次に疑うべき、ゼミ生の近しい知り合いであるところのｼｰｸｴﾝｽ評議長が、どういう人間かって。&br;せっちゃん言ってましたよ。&br;''悪い人ではないけれど、悪い人にもなれる人だ''って。&br;だからその思考を追跡してみようと思ったんです。貴方がこの問題に触れてくる理由はなんだろう〜って。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 03:50:36};
---COLOR(#EE00EE){&br;貴方は。&br;''状況を停滞させたいがために、その状況を利用したんですよね''。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 03:55:21};
---COLOR(#008B8B){（詰問に近いその言葉に、椅子に深く座ったまま小さく笑う）&br;（成程ゼンアード。……気持ちがいいな、こういうのは。とても、分かりやすい）&br;（いつかお前が言っていたことが、分かる気がする。そしてその反面、ここに至ってでしか理解できないことでもあったんだなと思いもした）&br;（俯瞰で状況を見れば、今のところ全てが僕の思い通りではある。それはさながら、きっとすべてを掌の上で転がす悪役のように映っているだろう）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 03:57:33};
---COLOR(#EE00EE){&br;今年から、この大学は大きく方針を転換しました。EATという異種族排他思想をセータ・シークエンス評議長の旗印の下、思想排斥し、種族的に平等な大学という形で収まりつつあります。&br;わたし達異種族にとっての悲願でもありましたし、実際、今年から開かれた門戸で救われた人も多いと思います。&br;評議会の議決によって決定した事象のほとんど全てが異種族に関係することで、だから尚更その功績がわたし達には光って見えました。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 04:01:56};
---COLOR(#EE00EE){ただ、『順調なこと』にわざわざ触れる必要はなかったんですよね。&br;だから貴方の存在は、宙に浮いていた。今を上手く回せていたからこそ、先を見る余裕があったわけです。&br;貴方は次の段階に目を向けることにした。それは、根付く前に刈り取っておかなければならない芽だったんですよね〜？} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 04:30:33};
---COLOR(#008B8B){（嘆息する。実際は、その上手く行っている内容は、自分が就任する前からレールが必要以上に敷かれていて、触れさせてもらえなかったというのが正しい）&br;（つまりは、有体に言えば暇を持て余していたというのが正確な現状なのだが、相手が勘違いしてくれているなら態々醜態をさらす必要はないかと口を噤んでいる）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 04:32:02};
---COLOR(#EE00EE){EATを排斥し、種族的に平等な大学が完成したとき、次に問題になることは何か、ということを貴方は考えた。&br;近い将来、確実に障害になる物を、せめてその芽吹きを抑えておく必要があると思ったからです。&br;それが、''宗教と化した『マージョリース学派』だった。''&br;&br;だから貴方は状況を利用したんです。……マージョリース学派の頭を、抑えるために。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 04:34:24};
---COLOR(#EE00EE){……''革命には旗印が必要である''。そういう思想の下据えられたのが貴方なのだとしたら。&br;相手も同じことを思うという可能性を貴方が気づけないわけないですよねぇ？&br;今は水面下で活動している『マージョリース学派』が旗印を擁立して、一つの集団となったとき、&br;それはかつてのEATと同じような脅威となって、大学の中に一つの血瘤となる。&br;血瘤が破裂したとき、そこから流れ出る血流量が致死量でない可能性を楽観することができなかった。&br;&br;だから、排斥とはいきませんが、抑え込もうとした。&br;''出鼻を挫き、少なくともそういう事態が訪れる時期を先延ばしにしようとした''んです。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 04:38:26};
---COLOR(#EE00EE){&br;この状況はだから、ｼｰｸｴﾝｽ評議長、貴方にとっても看過しがたい状況だったはずです。&br;大学の中に、『エリザベート』という『マージョリース源流』が存在していることが、彼らマージョリース学派にとっての火種となりえた。&br;''擁立されるべきはそういう存在であるから''ですね。&br;実際にマージョリース学派の源流の人間がわたしにアプローチを掛けてきたことから、演繹的にも分かります。&br;マージョリース学派として、その信徒として取り込める状況、可能性があると知れば、必ず彼らが動くと貴方も呼んでいました。&br;&br;''その上で、けしてわたしがその申し出に乗らないことも知っていましたし、&br;その『マージョリース学派』のアプローチによって、貴方にとって不透明で、存在の証明ができなかった、&br;謀反を起こしかねないマージョリースの因子が存在するのかも確認できる。&br;&br;だから、貴方はわたしがマージョリース学派として『宗派決定』の最中にいると、彼らに受動的にリークしたんです。&br;――噂という、罪を伴わない形で。''} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 04:44:13};
---COLOR(#EE00EE){&br;結果だけ見ると、何も変わらないんですよね〜。&br;''わたしは最初からその擁立の申し出を断る気でしたから''。&br;ただ、貴方はその状況に相乗りして、情報を得て、なおかつ出鼻を挫こうとした。&br;これから、貴方がどういう形でマージョリース学派の強硬派にアプローチを掛けるかまでは読めませんが、&br;こういう状況になった以上、''自分の存在をちらつかせる''だけで、牽制になりえますよね。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 04:46:29};
---COLOR(#EE00EE){&br;自分の存在をちらつかせれば、マージョリースの強硬派を監視しているという視線を以て動きを封じ、&br;さらにはウィッカ・エリザベート・マージョリースのような、彼らにとって影響力の強い人間に対する影響まで存在すると邪推させることができる。&br;それは確実に強硬派、狂信者の出鼻を挫き、血瘤として破裂することを年単位で遅らせることができる。&br;&br;貴方は誰にも、何にも触れない形で最良の結果を得ようとした。&br;盤上の駒に触れることなく、誰一人傷つけることなく、ただ状況だけを利用して、結果を得ようとした。&br;わたしが混ぜ返さなければ、この問題は''問題にすらなりえなかった''。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 04:49:24};
---COLOR(#EE00EE){誰も不幸にならず、誰も幸福にならないから、問題にもならない。&br;ただ、将来的な利益だけが転がってくるように、状況を左右に揺らしただけです。&br;――誰も、何も責めることができない。――最悪の犯人が貴方です。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 04:51:39};
---COLOR(#008B8B){………。&br;そうか。（言葉は短く、それでいて冷たい刃のように口から漏れ出た）&br;（盤上の駒に触れずに、状況を利用できるか。そこまで冷徹、怜悧になれるだろうかと苦悩もあった）&br;（だが、結果的に思惑通りに事は進み、状況は自分に味方した。不確定な要素を排斥する戦略ではない、不確定が混ざり込んでもそれを戦略とできる戦術）&br;（自分の中の智と治の怪物を自由にさせてみた結果が、これだ）&br;&br;（椅子から立ち上がる）……優秀な生徒だな、お前は。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 04:54:54};
---COLOR(#EE00EE){（その姿は、酷く小さく見えていたはずだった。自分より背の低いその男に、今は威圧感すら感じている）&br;……楽しかったですか、状況だけを利用して、思い通りに動く人間を眺めるのは。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 04:56:14};
---COLOR(#008B8B){（心が軋んだ。その痛みは、恐らく、自分の中に残っている僅かだけの未練）&br;（両手を広げる）……最高だったよ。（最高に、辛い選択だった）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 04:57:19};
---COLOR(#EE00EE){&br;（その歪な笑顔に）&br;（自分は、目の前のｼｰｸｴﾝｽ評議長という男の、本質を見た気がした）&br;（彼は『魔術師』だ。言葉を呪いとし、状況を布陣とする。――どうしようもなく魔術師なんだ）&br;&br;（だから、わたしはその魔術師に）&br;（''『魔女』の笑み''で微笑んだ）&br;&br;たった一つだけ、思惑を、外れたことがあるんです、ｼｰｸｴﾝｽ評議長。&br;わたし、勘違いされがちなんですけど。&br;……結構、負けず嫌いなんですよ。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 05:00:11};
---COLOR(#EE00EE){&br;（自分のスカートのホックを左手で外し、ワイシャツをたくしあげる）&br;（腹部をなぞるようにして右手で衣服を持ち上げ、''下腹部を、外に晒した''）} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 05:01:36};
---COLOR(#008B8B){&br;（''――そのときの驚愕は、突然の雷鳴のように身を竦ませた''）&br;（淫靡な指先が服を持ち上げる、その扇情的な光景にも、何の感慨も抱けないほどに）&br;（その事実は、自分にとって、''全く予想外の物''だった）&br;&br;（ウィッカの下腹部）&br;（そこに、浮き出ている、刺青のような図形）&br;（''片目のウロボロスによって描かれた、魔法陣''）&br;&br;（それは、まさしく）&br;（''身体の一部を捧げる、『マージョリース学派の一葉、エリザベート宗派の証』だった''）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 05:04:53};
---COLOR(#EE00EE){&br;''全てが。思い通りになると思うから。&br;視界の外から足元を掬われるんですよ。ｼｰｸｴﾝｽ評議長。''} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 05:06:34};
---COLOR(#008B8B){&br;（つまりは）&br;（目の前の魔女は）&br;（僕に意趣返しをするためだけに……''マージョリース学派の選択を、飲んだ''ことになる）&br;（それは''論理的におかしい''）&br;（論理的に、説明がつかない）&br;（そうすることで、ウィッカは自分の意思を、生き方を、貫けなくなる）&br;（たった一度、自分に一泡吹かせたいという理由だけでする契約にしては、余りにも――余りにもその選択は重い）&br;&br;（見通せなかったのは、駒の動きではなく）&br;（駒が、どういう気持ちで動こうとしているかであると、突きつけられているような気分だった）&br;&br;（茫然自失としたまま、そのウィッカのウロボロスの輪に手を伸ばす）&br;（それが本物であるならば、魔力を流したときに赤く発光するはずだ）&br;（――最後のその可能性に託すかのように、僕は、左手を、伸ばした）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 05:10:51};
---COLOR(#EE00EE){&br;……''はーい♪''&br;（そのｼｰｸｴﾝｽ評議長の左手を掴み）&br;（自分の、たくし上げた服の裾から、胸部へと――''招待した''）} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 05:32:06};
---COLOR(#008B8B){&br;（一瞬）&br;（何が起こったのか、理解できなかった）&br;（温かさ、柔らかさ、滑らかさ）&br;（その全てが今まで体験した感触を容易に凌駕してきて、ブレーカーが弾けるように感情を麻痺させた）&br;（何故ノーブラなのかとか）&br;（何故生乳を触ることになったのかとか）&br;（自分が誰であり、何をすべきかということすら、どうでもよくなる感触だった）&br;（普通、何かに触れるときに五指というのは相互に協力して掴んだり、摘まんだりという作業を行う）&br;（しかし今、僕の五指はそれぞれの職務を投げ出して、乳肉の隙間に入り込んでいた）&br;（柔らかいなんて話じゃない。そんな言葉、この感触の前では余りにも陳腐に過ぎる）&br;（まるで液体のように、左手の指と指の間に入り込んでくるその感触は、自分が胸を揉んでいるのか自分の手が胸に揉まれているのかの境界すら危うくする）&br;（その時、僕は自分の指にすら嫉妬を覚えていた。一つ一つの指の間に隙間なく侵入してくるその肉の塊は、その感触すら至高だった）&br;（包まれたい、原点に、母体に回帰したいという人間の本能にまで訴えかけてくるその感触は、冷静な思考を根こそぎ奪っていく）&br;（事実、自分の頭の中では処理しきれないほどの満足感と安堵感に包まれていて、全てを許容しうるほどの心の余裕まで与えてきた）&br;（それだけ、その感触は至高にして究極だった。もはやそれは脂肪の塊ではない。幸福が人の身体に付随している、そう言い換えてもよかった）&br;（そして次に実感する重さにすら、幸福感がある）&br;（重い。重いのだ。胸は重いものなのだと、そう、如実に伝えてくる）&br;（何が詰まっていてこんなに重いのかと、自問したところ、そこには夢や幸福が詰まっているからだという論理的な反証があった）&br;（然り''おっぱいには夢が詰まっている。幸福が詰まっている''）&br;（人を幸せにするだけの、何かが詰まっているからこそ、これだけ重く、そして柔らかく人を包み込むのだ）&br;（胸が母性の象徴である、なんて例えは幼少時から慣れ親しんでいた''ミーニャという残念巨乳''のせいでそれほど胸に興味がなかった自分の意見を容易に変えさせた）&br;（そう、乳は母性だ）&br;（大きなおっぱいこそが、母たる象徴だと）&br;（貧乳派よ、道を開けろ）&br;（貴様らが歩く覇道など、この世のどこにも存在しない）&br;（例え貴様らがどのような小細工を弄しようが、この圧倒的質感、重量の前では無価値に等しい）&br;（これから僕という人間が歩いていく道に、いかなる魅力的な貧乳が立ち塞がろうとも、ただこの手触りを体験したというその一点だけで、絶対に何をも駆逐できるだろう）&br;（百聞は一見にしかずという言葉があるが、百貧は一揉みにしかずといいかえてもいい）&br;（この体験は確実に、セータ・シークエンスという存在を一段階上の人間に押し上げたと、胸を張ってそう言える。胸だけに）&br;（そして、僕は、一段階上に上がったからこそ、気づいてしまう）&br;（その、滑らかな表面に存在する、違和感の存在に）&br;（いや、今まで意図的にその感触を意識しないようにしていたのかもしれない）&br;（それは、人間として１段階上に立たなければ、その存在を直視しただけで眼が潰れかねず、心が引き裂かれる可能性すら秘めていたから）&br;（だから、掌に触れる『それ』が『あれ』であることに気付いたとき、『それ』が『そう』なってることを意識したとき）&br;（――僕は悟った。大悟した）&br;（――戦争は無意味だと）&br;（そして人々に疑問すら投げかけていた）&br;（何故人と人は争うのだ、と）&br;（人生きる意味は、ここにある）&br;（人がなぜ生まれてくるかというと、おっぱいを揉むためである、そう悟った）&br;（長年追い求めていた、人が生きる理由が、そのおっぱいにはあった）&br;（幸福だった）&br;（これまでの人生、余り人に誇れるものではなかったけれど）&br;（それでも、今ここで、このおっぱいに出会えたことが、全てを救ってくれた）&br;（ありがとう、ウィッカのおっぱい）&br;（――''僕は、生まれてきて良かった''）&br;（――僕は今まで生きてきて、本当に良かった）&br;（なあ、せつなもそう思うだろう）&br;&br;（せつながいた）&br;&br;''――ぎゃああ！！''（悲鳴も出るよそりゃ）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 05:32:28};
---COLOR(#e2041b){（めっちゃ笑顔曇ってる）&br;（めっちゃ笑顔曇ったまま、無言で歩き去って行った）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 05:35:54};
---COLOR(#EE00EE){うふふ♪ ちょっとは起爆剤になれたかなぁ？（少しだけ楽しそうに言う）&br;ああ、これ、ちょっと頑張って書いてみましたー。（ごしごしと下腹を袖で擦ると、片目のウロボロスの輪は腹部の上で滲んで消えた）} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 05:37:15};
---COLOR(#008B8B){（すべてを理解した）&br;（掌の上にいると思った相手は、いつの間にかその掌の上で自分を弄んでいたのだった）&br;お、おま……ウィッカ、お、お前……！！！} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 05:38:21};
---COLOR(#EE00EE){んふふ♪（頬に手を当てて笑う）&br;……なんでも、思い通りにいくとは、限んないんですよ〜？ シークエンスおじちゃん？&br;&br;（それは、とっておきのトドメの呪文だった）&br;（その一撃で、相手の全てを根こそぎ奪ったことを自覚したわたしは、愉しげにスキップしながら歩き去っていくせっちゃんを追った）&br;（フォローは、入れておくべきだと。そうでなければ、矛先がｼｰｸｴﾝｽ評議長にだけ向かない）&br;（――そう、だから）&br;&br;（この盤上は、まだ始まったばかりなのだと、わたしは笑いながら思った）} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 05:41:06};
---COLOR(#008B8B){&br;（その言葉は、確かに衝撃を伴っていた）&br;（でなければ、フラフラと押され、評議長の椅子に再び尻もちをつくことはなかっただろうから）&br;&br;（唖然としたまま、夢遊病患者のように、指先をボタンに伸ばす）&br;（通信が本国と繋がる。その切り替わりの早さから見て……やはり、見ていたらしい）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 05:43:04};
---COLOR(#008B8B){&br;（そこに映る訳知り顔の初老の老人に向けて、何を言うべきか、何を伝えるべきか、迷った挙句）&br;（一言だけ呟いた）&br;&br;……女って怖いな、フオリ。&br;（男なんて、40年以上生きても、その程度しか知れない）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-10 (木) 05:44:39};
---&br;'''……知ってる。'''&br;（肩を竦めて笑った）&br;（――安心していい。70年生きても、男はそこ止まりだ） -- [[教育宮長官>名簿/411676]] &new{2012-05-10 (木) 05:46:12};
-''【問三 �ァ曄―仟蠅良堡�、もうしわけありませんでした。'' -- &new{2012-05-09 (水) 01:42:40};
--COLOR(darkorange){………。} -- [[アグニ>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 01:49:59};
---COLOR(#8B4513){………。} -- [[ゼニス>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 01:50:18};
---COLOR(#8968CD){………。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 01:50:43};
---COLOR(darkorange){なんじゃその、評議長が家に戻ってないと聞いたのでダメ元で様子見に来たところ、&br;呼び鈴鳴らしたらドアを開けて見知らぬ美幼女が出迎えたときのような顔は。} -- [[アグニ>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 01:52:37};
---COLOR(#8B4513){……終わった。逮捕ね。} -- [[ゼニス>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 01:53:15};
---COLOR(#8968CD){こんな形で連載が終了するとは思ってなかった……。問題解決を前倒ししておけばよかった……くっ……！！} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 01:54:38};
---COLOR(darkorange){次回からキエルド・バカリズムの冒険が始まるぞ、絶対見てくれよな。始まらんわ戯け。&br;……安心せえ、ゼニス、シバトラ、儂はあやつの妹じゃ。噂は聞いておるぞ（本当はセータの右目の空洞から『視て』いるのだが）} -- [[アグニ>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 01:57:59};
---COLOR(#8968CD){ロリババァの妹とかそんなエロゲーのような設定があってたまるか。&br;でもそうでも納得しない限り、この状況をうちの中で咀嚼できにゃい……！ ああ、もう端末には１１まで入力してあるからあと０を押しさえしてしまえばこの子の未来は自由に！} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 01:59:41};
---COLOR(#8B4513){でも、ということは家人はどの道留守なのね。お土産持ってきたので渡しておいて、ええと。（紙袋を渡しながら初めて見る少女に言う）} -- [[ゼニス>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 02:03:11};
---COLOR(darkorange){くくく、しかも血が繋がってないから『''合法の実妹''』じゃよ。製作元は多分アリスソフトかの。アグニである。アグニ・シークエンス。気が利くの（紙袋を受け取る）&br;なんじゃこれ、食い物か？（中を覗く）} -- [[アグニ>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 02:08:13};
---COLOR(#8B4513){いえ、嫌がらせの意味も込めて''エロ本''よ。一ヶ月近く家に帰れてないっていうことで、相当溜まってるでしょうし、&br;そんな情動に任せて私たちのせつなを穢されでもしたら、二三回殺したくらいじゃ気が済まないから（にこり）} -- [[ゼニス>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 02:10:37};
---COLOR(#8968CD){うむ、珠玉の一品。成人向け雑誌コーナーの前で真剣に悩む女子大生二人とかかなりのエロスだったかもしれないですね！ 参ったな！&br;結局店員オススメの『''復刻版巨乳南国！ フルーツプルンプルンバスケット！ 〜あなたがバナナでメロンが私おまけにあの子はココナッツ〜''』にしたけど。お口に合うかどうかは保証しかねると言っておいて。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 02:13:02};
---COLOR(darkorange){殊勝じゃの。ええ教え子の教え子を持ったもんじゃ。（紙袋は玄関口に置いて）&br;……上がっていくか？ あの男、来もしない来客に備えて来客用の茶菓子など買いよるから、時々悪くなって捨ててしまうでの。処分していってくれると助かる。} -- [[アグニ>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 02:15:20};
---COLOR(#8B4513){それはそれで成人男性の悲しい実態を見た気がするわ。トラ、時間は？} -- [[ゼニス>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 02:16:40};
---COLOR(#8968CD){んにゃ、まだ行ける（腕時計を見ながら） バイト19時からだし。んじゃあ、お言葉に甘えて〜。（靴を脱いで上がる）} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 02:18:01};
---COLOR(#e9546b){&br;（コントローラー片手にお腹出して寝てる幼女２）} -- [[プロミネンス>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 02:18:40};
---COLOR(#8B4513){……やっぱりこれ逮捕されるべきなんじゃ。} -- [[ゼニス>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 02:19:21};
---COLOR(#8968CD){原作は西尾維新ですかね。主人公がこんなに歳食った化物語があるか。&br;っていうか、うわー！？ なんでこんなにレトロゲームが一杯！！？ （本棚に並ぶレトロゲームにちょっと引く）} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 02:22:19};
---COLOR(darkorange){その棚は儂が育てた。&br;こやつ、ファーム育成系ゲームやると音楽の牧歌さでいつも寝落ちしよる。&br;……あ、しかもこやつグレード上げるの面倒になって、データのリード中のところで蓋開けてキャンセルして再生しよるな？ 三年目なのにビンチョー育てよるわ。（無慈悲に電源を落とす）} -- [[アグニ>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 02:26:00};
---COLOR(#8968CD){あっ！！？ ひでえ！！？ せめてセーブとかそういう慈悲は！？} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 02:26:55};
---COLOR(darkorange){恐らく起きたら何も覚えていまい。それより、今三人おるのにこの本体繋げておく意味が分からぬからな。&br;（がちゃがちゃ棚の奥から別の本体を取り出してくる）……三人もおれば本当の意味での大乱闘ができるからの。（キラン）} -- [[アグニ>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 02:29:42};
---COLOR(#8968CD){うわ、究極懐かしい。その手の魔導媒体での電子ゲーム、こっちの国で見られると思わなかった。64魔力素を使ったコントローラーの差込口が４つある伝説の対戦強化型本体、NI――} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 02:32:04};
---COLOR(#8B4513){それ以上は無粋よ、トラ。……私たちは勝負を挑まれたのだから、受けなければならない。そうでしょう、アグニさん。（勝負師の目になる）} -- [[ゼニス>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 02:32:43};
---COLOR(darkorange){ほう、お主……その眼光、腕に覚えでもあるつもりか？} -- [[アグニ>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 02:33:18};
---COLOR(#8B4513){……ネス禁止、なんて無粋なことは言わないわよね（嘲るように上から目線で言う）} -- [[ゼニス>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 02:34:40};
---COLOR(#8968CD){今までうちが見たどのゼニスよりドSな視線に、普段ボケを担当してるうちが若干引き気味っていう。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 02:35:29};
---COLOR(darkorange){そうか、久しく見ぬ、知る者か……（小さく笑う） 長かったぞ、儂はこの時の為に修練を重ねて来たのやもしれぬ。&br;四人おるときに対戦してもな、勝てさえすればいいと遠くから溜めて撃ってくる姑息なサムスと、&br;戦略性も何もなくただ気持ちよく吹き飛ばしたいというだけでブッパしてくるファルコン、リカバリが楽だという理由でカービィばっかり使うような痴れ者ばかりでの。&br;……いいだろう、ゼニス・ギュスネイブル。全身全霊を以て、相手をしようぞ。ハンマーの貯蔵は十分か？} -- [[アグニ>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 02:39:36};
---COLOR(#8B4513){無論よ。相手に復帰させない状態を作るだけのハンマーなんていうアイテムなど、いくらでも差し出してあげるわ。&br;友達を二人ほど失いかけた私のコントローラー捌きに酔うがいいわ。} -- [[ゼニス>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 02:41:51};
---COLOR(#8968CD){うち今生まれてきてから一番のアウェイ感を感じ始めてる。こっちの幼女で遊んでようかな……。（プロミネンスのスカートに手を伸ばす）} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 02:43:01};
---COLOR(#8B4513){（その手をワシッと掴む）&br;このゲーム、四人用だから。} -- [[ゼニス>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 02:43:39};
---COLOR(darkorange){強制はせん。参加しろ。} -- [[アグニ>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 02:44:00};
---COLOR(#8968CD){''こんな友好的なスネ夫とジャイアン初めて見た！！？ 結果として高圧的でもあるけど！！？''} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 02:44:57};
---COLOR(darkorange){&br;……しかし、ええのか、お主ら。このようなところで油を売っておって。（コントローラを握りながら）} -- [[アグニ>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 02:49:28};
---COLOR(#8B4513){誘っておいた方が言えるセリフではないわね。いいのよ、私は。私の行動くらいは私が決めるもの（画面を見ながら）} -- [[ゼニス>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 02:50:22};
---COLOR(#8968CD){うちの行動もうちが決めたかったけどにゃー。ん、あぁ、そろそろ慣れてきた。よすよす。（元々ゲーム上手い）} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 02:51:14};
---COLOR(darkorange){……成程な。（何かに納得したように呟き）&br;例えばの、このゲームは四人用じゃが、プレイヤーが三人おれば後の１枠はコンピュータにできる。&br;ただ、大抵人が操作するそれよりは弱い。つまり、戦局を左右するだけの実力はないわけじゃ。&br;戦局はやはり、PCが変えてこそだというのは、このゲームの作者だけでなく、儂の持論でもある。} -- [[アグニ>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 02:54:05};
---COLOR(#8B4513){……精神攻撃かしら。それとも、他人に伝わらない独り言が格好いいと思っている世代？} -- [[ゼニス>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 02:54:42};
---COLOR(darkorange){まあ、聞け。&br;戯言も、言い様によれば面白くもなろうて。&br;じゃがの。例えばPCでなくNPCでも、戦局を左右させずにPCの動きを補助することはできるわけじゃ。&br;それは、何故じゃと思う？} -- [[アグニ>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 02:56:30};
---COLOR(#8968CD){……問題を、解決に導くため、かにゃー。&br;流石にノーヒントでクリアできる問題ばっかりだと、飽きるしね。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 02:57:10};
---COLOR(darkorange){伊達には生きておらんようじゃな。（くくくと笑う）&br;大抵の物語に、物語の主観となりえる存在以外が描かれる理由がそこにある。&br;つまり、他者がいなければ問題も発生せずに、それは問題にすらなりえんのじゃな。} -- [[アグニ>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 02:59:20};
---COLOR(#8B4513){観測者問題、というやつでしょう。箱の中の猫は半分死んでいる。&br;問題を問題として定義しない限り、そこに問題はあり得ないという話なら理解できるわ。&br;&br;私ね、昔から思っていたの。推理小説なんかで『完全犯罪』って言葉が使われるたびに、''露見した犯罪の何が完全なのか''って。&br;本当にその犯罪を完全な物にしたいなら、私なら''その犯罪自体が起こったことを誰にも悟らせたりしないわ''。} -- [[ゼニス>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 03:01:46};
---COLOR(#8968CD){ゼニスが言うと凄い迫力あるわー。……んでもそうだね、実際露見しない犯罪じゃなかったら探偵の居場所もないもんね。&br;不可能犯罪ーとか、密室殺人ーとか、そういう不可能を解決するのが探偵役ってことだし。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 03:03:12};
---COLOR(darkorange){全くじゃな。じゃが、それでは『''物語が成立しない''』。問題の提起があってこその物語なのだとしたら、それでは成り立たんのじゃよ。&br;だから、NPCが配置される。物語の途中で、PCが知りえない情報を齎してくれる、''メタとしての視点にとって都合がいい存在''がな} -- [[アグニ>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 03:06:33};
---COLOR(#8B4513){理論は理解できるわ。だけど意図が理解できない。続けて貰えるかしら。} -- [[ゼニス>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 03:07:31};
---COLOR(darkorange){問題が問題足りえるのは、''回答者と出題者''という視点があってこそという話じゃよ。&br;それがなければ、どこで出た問題であろうが、それは誰にも観測をされぬから問題として認識されぬ。&br;神の不在の証明ではないが、主観の中の不在を実世界の存在とを結び付けることは、人の主観には無理だという話じゃよ。&br;問題が問題であると定義する「観測者」がおらぬ限り、その問題は問題として定義されぬ。&br;つまりメタ視点での定義というものが、その世界での存在における前提であり、『存在するということ』を定義しなければ、存在は証明できんということじゃ。&br;数学において０で除算が出来ぬように、その前提を∀（全事象）という記号の定義によって解決したことのようにな。&br;&br;''何かを語るには、その語る何かをしっかりと定義していなければ、そもそもお話にならん''のじゃよ。} -- [[アグニ>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 03:14:18};
---COLOR(darkorange){&br;じゃから''この話は問題にも、事件にもならなかった''。&br;&br;設問に不備があれば、それは問題としてはもはや機能せん。問題が問題であるという前提がなくなってしまえば、誰もそれを問題として観測しえなくなる。&br;あらゆる意味でどこか茫洋としていた話は収束しないまま霧散し、誰にも観測されぬまま消えていくんじゃよ。&br;考えても見よ。''誰も不幸にならず、誰も幸福にならぬ話など誰が読む''。&br;&br;物語というのはかくあるべきなんじゃよ。世の中に喜劇や悲劇が溢れかえったのはそれが理由じゃな。&br;''犯罪が起こらない推理小説がないように。&br;剣と魔法が不在のファンタジー小説がないように。&br;恋愛要素が出てこないラブストーリーがないように。&br;&br;何も起こらないことを記すことなど、それは話ではなくただの文字列になってしまう。''} -- [[アグニ>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 03:20:56};
---COLOR(darkorange){&br;この問題を観測できた者はおらぬ。&br;今こうやって儂と戯れておるお主らとて、何を言われているのか分からぬのであれば、外側にいる人間も恐らく分かっておらぬだろうよ。&br;じゃからな、儂は自身を昔イストという魔剣に対し、NPC（ノンプレイヤーキャラ）と例えた。&br;事象に干渉しない代わりに、全知全能の力を持ち、観測することを観測できる存在としてな。&br;この定義付けは世界との契約でもあった。儂は宙空に浮くことで、何にも触れられない代わりに何からも触れられない権利を得た。&br;&br;魔術師の本分は秘匿であると、我が元主は言っておったが、それにしても''今回はやりすぎた''。&br;誰からも干渉を受けず、まるで儂と同じNPCであるかのように振る舞うことで、全ての観測を逃れた。&br;誰一人として不幸にならないという前提によって、観測者の視点を逃れてしまった。&br;じゃから、儂は言うしかない。あやつにとっての妹である儂は、あやつというPCに対するNPCでありたいからな。（低く笑った）} -- [[アグニ>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 03:28:05};
---COLOR(#8B4513){……言ってる意味が、分からないわね。&br;（その、やけに粘つく喉をこじ開けて、言葉を返した）&br;（もはやゲームの中では、誰一人動かず、ただ、NPCだけがコンピュータの制御によって動き続けている）} -- [[ゼニス>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 03:29:41};
---COLOR(darkorange){&br;では、分かりやすく言おう。&br;&br;''ウィッカ・エリザベート・マージョリースの問題は、もう終わっておる。''} -- [[アグニ>名簿/478508]] &new{2012-05-09 (水) 03:30:32};
-''【問三 �ぁ曄ー�身で問題の中に空欄を作って、改めて埋めてください。'' -- &new{2012-05-07 (月) 00:29:54};
--COLOR(#4876FF){（武道場の床に後ろ足を叩きつけるようにして後ろに跳びかけた勢いを殺す）……ハッ、いいの入った。ヤベエ、意識飛びかけた。&br;（口元の血を拭いながら笑う）すっげえなおい、なんだそりゃ、新しい技かエスト。（ステップを踏み、まだ行けることを確認して距離を少しずつ詰めていく）} -- [[カルマ>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 00:32:57};
---COLOR(#DAA520){お前がサボってる実技の講義でやった寸勁だ。ちゃんと授業出ろ馬鹿。&br;（振り切った腕の感触を確かめるながら首を回す）５：３。リーチだな。} -- [[エスト>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 00:34:35};
---COLOR(#8B4789){エストほんま強くなったな、アレ。カルマ動きについていけんようなっとらん？（遠巻きに見ながら感想を零す）&br;一年の頃はほぼ互角やったんに最近勝ち越しとるやんエスト。} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 00:35:53};
---COLOR(#66CD00){……正直やりにくくなったよ。あいつ飲み込みが異常に早い。しかも的が小さいから有効打当てにくい。&br;普通小さい相手はそれだけ膂力もないからやりやすいのに、フォックステイルの膂力込なせいでセオリー通りに行かないのもきつい。} -- [[ロレン>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 00:38:23};
---COLOR(#DAA520){……ロレン小さいって言った回数だけ歯折るから。（屈み込むようにしてカルマの懐に入る）} -- [[エスト>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 00:39:10};
---COLOR(#4876FF){ナロォ！！（読んでいたように左脚だけで跳躍して、バックステップ中に右足で顔面を蹴りあげるという乱暴な手段に出る）} -- [[カルマ>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 00:40:32};
---COLOR(#DAA520){（変則跳び蹴りを左手で冷静に受け止めて、そのままカルマの身体を横軸に回転させるように足を捻って投げる）} -- [[エスト>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 00:41:17};
---COLOR(#4876FF){っれくらい読んでるぜチビスケ！！&br;（横回転に逆らわないように体を捻り、左脚を振り回して踵でエストの頭を狙う）} -- [[カルマ>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 00:42:22};
---COLOR(#DAA520){（屈んで避けながら、イラッとした顔で地面を踏込み、空中に浮かぶカルマに向けてセオリー無視のヤクザ蹴りを叩きこむ）} -- [[エスト>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 00:43:22};
---COLOR(#4876FF){（その蹴りの衝撃で面白いように武道館を横に吹き飛び、地面で二回バウンドしてから、壁に叩きつけられた）&br;……！！？ お、ごぁ……！！} -- [[カルマ>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 00:44:10};
---COLOR(#66CD00){えげつねえ。} -- [[ロレン>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 00:44:32};
---COLOR(#8B4789){明日は我が身やで。ほんでこれで６：３やしエストの勝ちかー。&br;あかんなー、カルマたるんどるんちゃうか。} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 00:45:19};
---COLOR(#4876FF){（即座に立ち上がる）''ガードした！！ 今俺ガードしたッつーの！！ ノーカン！！''&br;ッつーかションテメエじゃあ相手してみろッてンだ！！ 化物だぞあのクソチビ！！} -- [[カルマ>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 00:46:24};
---COLOR(#8B4789){血反吐吐きながら言うなや。ガードしたかて壁にそんだけ叩きつけられたら有効打やろ。&br;死ぬわボケェ。なんで自分ら人外に僕が付き合わなあかんねん、何度でも言うたるわ、死ぬわボケェ。} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 00:49:18};
---COLOR(#DAA520){エストの勝ちだな。（ドヤ顔）} -- [[エスト>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 00:50:56};
---COLOR(#4876FF){''待て！''マジでガードしたんだッつーの！！ 両手でクロスしてガードしたからノーカンだッつーの！！&br;マジ待て！！ まだ終わッてねェ！！ 俺のシマじャノーカンだから！！} -- [[カルマ>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 00:52:50};
---COLOR(#66CD00){流れるように土下座すんなよ……プライドのプの字もねえのかお前。} -- [[ロレン>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 00:53:28};
---COLOR(#DAA520){はぁ……（凄く面倒臭そうに構える）} -- [[エスト>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 00:54:00};
---COLOR(#8B4789){しかし、アレやんな。ホンマ自分ら人間とちゃうねんな、こうして見ると。&br;……どんなに頑張ってもそない漫画みたいな格闘できる気せぇへんわ。（顎に手を置きながら）} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 00:57:17};
---COLOR(#4876FF){そりャな。俺らハーフオーガにフォックステイルにアイアンシールドだしな。当たり前だろうが。（肩を回しながら言う）} -- [[カルマ>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 00:58:23};
---COLOR(#DAA520){（むっとした顔で）同列に扱われるのも、人外だからって理由で納得されるのも不愉快だ。&br;自分の研鑽が詰めない理由をそんなところに求めるなション。} -- [[エスト>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:01:29};
---COLOR(#8B4789){ぐぅの音も出ぇへんわ。ただ、別に僕は自己弁護のために言うたんとちゃうで。事実は事実やんか。&br;頭のどこかでエストも分かってんねやろ、自分がどう足掻いてもそうとしか生きられへんて。} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:02:55};
---COLOR(#66CD00){……耳が痛い話だな、それ。} -- [[ロレン>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:03:21};
---COLOR(#DAA520){関係ない。自分がフォックステイルに産まれたからエストはこの生き方を選んだわけじゃない。&br;……正確に言うなら、それも一つの理由だったってだけで、それだけが理由じゃない。} -- [[エスト>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:04:13};
---COLOR(#4876FF){そンなこと考えたこともねェわ。ハーフに生まれて来なかったらどうなるかとか、考えるだけ無駄じャねえの？} -- [[カルマ>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:05:01};
---COLOR(#8B4789){まぁ、せやな。ただ、ウィッカが悩んでることも自分たちの立場からのほうが分かりいい思うねん。&br;例えばロレンが『性質』、エストやカルマは『外見』に逃れえない人外の証があるように、ウィッカには『名前』にその呪いがこびり着いてんねん。&br;この問題は、多分僕らより自分らの方が聞いたれるんちゃうかなあ思うねんな、僕としては。} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:07:14};
---COLOR(#4876FF){なンだ？ あいつ悩んでンのか？} -- [[カルマ>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:07:42};
---COLOR(#DAA520){……ウィッカの問題は、ウィッカが解決すべきだろ。} -- [[エスト>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:08:06};
---COLOR(#8B4789){冷たいこと言うなや。あと、本気で思うてへんこと口にするんもやめとこや、エスト。&br;本気で他人を必要とせずに自分で問題を解決して、一人で生きてくことを決めてんねやったら、なんでこないところで群れとんねんて話になるやろ。&br;今年から、他の教室にも人外入るらしいけど、少なくとも去年の時点では十四教室いうんが、自分らの唯一の居場所やったわけやし。} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:09:48};
---COLOR(#66CD00){……まあ、見るからに授業で取り上げてからウィッカが何かに悩んでるのはオレも気づいてはいた。どう触れていいか分からんけどな。&br;外から見て同じに見える問題でも、オレらからすれば全く別の問題に見える。……そういう意味では、気付いていて何もしないションやオレのほうが罪深いだろ。} -- [[ロレン>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:11:20};
---COLOR(#8B4789){せやな。僕は、あんまり金にならんこと好きくない言う最低な理由と建前があるんも確かやわ。&br;それ以上に、ロレンやエストが触れんかったように、やっぱ怖いねんこの手の問題は。気ぃ揉むより乳揉むほうがだいぶ楽やし。} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:12:52};
---COLOR(#DAA520){死ね。} -- [[エスト>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:13:10};
---COLOR(#4876FF){すげェ、自然に除外された。} -- [[カルマ>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:13:32};
---COLOR(#8B4789){どう考えても自分気づいてへんかったやろが……。言うか、多分最初に動くのせっちゃんや思うねんな、この手の問題。&br;そんでダメやったら、やっぱり僕らが動くべきやねん。……まあ、僕もウィッカやったら大丈夫や思うねんけどな、ある意味。} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:15:03};
---COLOR(#66CD00){……そもそも、本人が問題視していないのに解決に乗り出すと藪蛇突くだろうしな。} -- [[ロレン>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:15:42};
---COLOR(#8B4789){そんでも、外側から見てでしか分からへん問題もある思うねん。だから、できるだけ多くの眼で見たることも必要なんやないかなて。&br;エストかて、ホンマは他人にどう見られてるか言うんはずっと気にしてんねやろ。} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:16:46};
---COLOR(#DAA520){……どうしてそう思う。} -- [[エスト>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:17:07};
---COLOR(#8B4789){尻尾隠しとんのに、耳隠してへんから。（さらっと言う）} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:17:46};
---COLOR(#DAA520){（小さく、鼻で笑った）&br;（言われてみればそうかもしれないとちょっと思ったので）} -- [[エスト>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:18:17};
---COLOR(#8B4789){ホンマに人外や思われたないんやったら、多分隠すやろな思うねん。尻尾が生活の支障があるから消してんのと同じようにやな。スカート捲れんのがいやなんやろ。&br;スカート捲れんのがいやなんやろ。} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:19:24};
---COLOR(#66CD00){なんでわざわざ二回言った今。} -- [[ロレン>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:19:47};
---COLOR(#8B4789){まあ、苦しんどるゼミ仲間のために互いに痛いとこ突きあおういうサドマゾな提案やねんけどな、これ。&br;実際、僕から見たらエストがそういう分かりやすい記号を残してんのは、実際の姿とのギャップを最小限にしとこういう自己防衛なんやないかって思ってた。&br;そういう意味ではロレンとかのほうが苦しんでるんちゃうかなてずっと思うててん実は。} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:21:56};
---COLOR(#DAA520){否定はしない。&br;ただ、エストは一々訂正するのが面倒なだけだけどな。（耳をパタンを仕舞ってみせる）} -- [[エスト>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:22:53};
---COLOR(#66CD00){別に苦しんではない。悩んでた時期はあったけどな。&br;ションには分からんかもしれんが、やっぱりそう生まれて来たからにはどこかで折り合いはつけるべきなんだと、オレは思う。&br;他人の人生に成り替わることができないなら、自分っていう相手にはずっと付き合っていかなきゃならないわけだしな。} -- [[ロレン>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:24:26};
---COLOR(#4876FF){まあ、そうだな。ぶッちャけて言うなら別に悩ンでもいねェけど。&br;普通の人間より強ェ生き方できンのは、俺が俺として生まれたからだしな。} -- [[カルマ>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:25:25};
---COLOR(#8B4789){自分のそういうシンプルなとこ嫌いじゃないで。} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:25:50};
---COLOR(#4876FF){褒めンなよ。} -- [[カルマ>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:26:08};
---COLOR(#8B4789){好きでもないけど。} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:26:23};
---COLOR(#4876FF){褒めンの辞めンなよ。} -- [[カルマ>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:26:40};
---COLOR(#DAA520){考えるだけ無駄だからな。自分が自分でなかった時の仮想なんて。&br;自分らしさとか考えるのは、せめてジュニアハイの時くらいまでに終わらせておくべきだ。} -- [[エスト>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:28:05};
---COLOR(#4876FF){まあそうだよなー。ああ、でも俺も何かそういうの考えたことあるかもしンねェわ。&br;俺さ、目ェ悪いんだよ実は。視力0.8しかねェの。ンでも、意地でも眼鏡掛けてやンねェって誓っててな。&br;ぜってーなンかこう、俺のキャラじャねェからな！！} -- [[カルマ>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:29:58};
---COLOR(#66CD00){''すげえ。こいつ超頭悪い。''} -- [[ロレン>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:30:23};
---COLOR(#8B4789){いやぁ、ホンマ自分眼鏡くらいでバカさ隠せる思うたら大間違いやわ。（凄い笑いながら）&br;まあ、似たようなもんかもしれんわ。ちょっと平等に痛いとこ探るとロレンとゼニスの噂かて、事実がどうあれ広まった後はそう見えてしまってたやろ。&br;本人たちがどういうつもりやて知らんのに、観測が主観の上では事実に置き換わってしまうねん。これって、結構厄介なことや思うわ。} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:32:17};
---COLOR(#66CD00){否定はしない。マージョリースのことを学んで、ウィッカ自身への見る目が少し変わったのもまた事実だろうし。&br;多分……あれで敏感にそういう空気を察するから、また辛くあったんだろうと思う。} -- [[ロレン>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:33:43};
---COLOR(#DAA520){……そう考えると、どうしていいかエストには分からん。&br;本人がマージョリースと縁を持っていないって分かってても、ウィッカの苗字はマージョリースだから。} -- [[エスト>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:34:54};
---COLOR(#8B4789){あかんな。上手く表現できへんわ。&br;ただ、なんやろな、正直どうにかしてやりたいと思うのも事実やねん。触れていいか触れん方がいいかも分からん、問題以前の話やねんけど。&br;でもな。僕はこの教室入れて良かった思うで、色んな意味でも感情や思考を揺さぶられるええ一年やった。せやから、それも伝えておきたかってん。} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:36:47};
---COLOR(#DAA520){そうか、お前死ぬのか。} -- [[エスト>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:37:08};
---COLOR(#8B4789){''死亡フラグちゃうわボケ！''} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:37:35};
---COLOR(#66CD00){男のデレは気持ちが悪い（正直）} -- [[ロレン>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:38:02};
---COLOR(#4876FF){ロレンに同じく。} -- [[カルマ>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:38:21};
---COLOR(#8B4789){くそが！もう二度というたらんわ！！はよ逝ね！！&br;ほら、チャンスやでエスト、呆けてる間に一撃叩きこんだれや！！} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:39:08};
---COLOR(#DAA520){……言われんでもやる。お前が邪魔してきたんだろ。（憮然として言って、カルマに向かって跳躍する）} -- [[エスト>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:40:11};
---COLOR(#4876FF){おし、来やがれ！！ 俺の真の実力ッてやつを見せてやるぁ！！（迎え撃ち、互いに牽制の拳を放つ）} -- [[カルマ>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:41:10};
---COLOR(#66CD00){&br;（遠目に人外同士の殴り合いを見ながら）……じゃあ、お前にも、痛いところがあるってことだろう、ション。&br;シバトラやせつなは、ｼｰｸｴﾝｽ評議長が連れてきた。ゼニスは自分の意志で入った。同じように、ただの人間のお前が十四教室を志願して入った理由が。&br;……お前の痛いところがあるんだな。（ぽつりと、呟くように言った）} -- [[ロレン>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:43:06};
---COLOR(#8B4789){（察しのいい友人に、肩を竦める）……せやな。&br;人間生きてたら、痛いところの一つや二つはあるもんやしな。} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:43:47};
---COLOR(#66CD00){……（嘆息する。嘯くように笑う友人のもどかしさに）&br;……いつか聞かせろよ。……不公平だからな。} -- [[ロレン>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:45:24};
---COLOR(#8B4789){（例の一件の後、どんな心境の変化があったかは知らないが。……友人甲斐のある人間になったと、思った）&br;ホンマ……自分の言う通り、男のデレって寒いな（苦笑してそう呟いた）} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:46:37};
---COLOR(#66CD00){……だろ？ （合わせるように、口の端を持ち上げて皮肉げに笑ってみせた）} -- [[ロレン>名簿/478508]] &new{2012-05-07 (月) 01:47:12};
-''【問三 ��】 空欄に当てはまる文字を入れなさいとありますが、空欄がありませんでした'' -- &new{2012-05-06 (日) 12:21:17};
--COLOR(#e2041b){ウィッカー。お昼いこー？（ぶんぶんと手を振りながら廊下を走ってくる）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 21:28:25};
---COLOR(#EE00EE){お〜？ わ〜、せっちゃんだー、大教室講義取ってたんだね〜&br;（振り返って両手を広げて待ち構える）} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 21:29:20};
---COLOR(#e2041b){''（もっふぁ）''えっ！？ これ何！？ 何も見えない！？ あたしどこに迷い込んだの！？&br;むむむ！！ 何かすごい良い匂いする！！} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 21:30:25};
---COLOR(#EE00EE){チャームかなぁ？ 胸の間にも垂らしてるしねぇ〜。&br;……せっちゃんちっちゃくてかわいいねぇ〜。（もふもふ）} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 21:31:50};
---COLOR(#e2041b){えっ！？ これ胸なの！？ えっ！？ ''えええ！？''&br;ウィッカ、なんで着けてないの……！！？ わー！！？ 生肌っぽい温かさ！！？（囁くような大声）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 21:33:09};
---COLOR(#EE00EE){ん〜。良く分かんないんだよねぇ〜。さっきの大教室、シバちゃんもいたから多分シバちゃんのせいだと思うけど〜。&br;居眠りしてたからその間に抜かれちゃったのかなぁ〜……。ゼミまでに返してくれると嬉しいなぁ〜。どこいっちゃったんだろ〜？（もふもふ）} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 21:34:34};
---COLOR(#e2041b){見ただけじゃわかんないけど、触ったら一発でバレちゃうよ！！？ お昼終わったら購買行かない！？} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 21:36:00};
---COLOR(#EE00EE){ん〜……''ある''かなぁ？（顎に指を当てて）} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 21:36:37};
---COLOR(#e2041b){あ……聞いたことのない悩み……。（ある、の意味を理解して曇る）&br;（ほゆんと胸を押し返して離れ）むむむ、トラのセクハラちょっと最近過剰になってきてるね、あたしからも注意しておこう。&br;最近怖くて後ろにトラいるとき、あたしも気が休まんないし。} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 21:38:09};
---COLOR(#EE00EE){そうだね〜、でも今回は下は抜かれてないからよしとしましょ〜。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 21:39:39};
---COLOR(#e2041b){''よしとしちゃだめだよ！？ 以前あったような口ぶりに不安が隠せない！！''&br;でも……許すなら、ウィッカ、何か元気ないように見えたのってそのせいじゃないのかな？（首を傾げる）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 21:40:56};
---COLOR(#EE00EE){……ふーむ、せっちゃんは人を良く見てるねぇ？（にへぇ、と笑って）&br;今日はせっちゃん、食堂〜？} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 21:43:01};
---COLOR(#e2041b){（あ、やっぱりそうなんだ、と思いつつも、すぐに質問を重ねられたので聞き返せず）&br;ううん？ ウィッカに合わせるよ。あたしお弁当持参。久しぶりにおじちゃんに作るついでに自分のも作ってみた。} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 21:45:07};
---COLOR(#EE00EE){そっか〜、じゃあ食堂がいいかなぁ〜。わたし今日朝お弁当作ってこれなかったんだ〜。（食堂に向けて先だって歩き出す）&br;せっちゃん、ｼｰｸｴﾝｽ評議長とやっぱり仲いいんだねぇ？ ……わたし、あんまりあの人のこと知らないから、どういう関係なのか知らないんだけど、聞いてもだいじょうぶ？} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 21:47:01};
---COLOR(#e2041b){（並んで歩くとウィッカの大きさが改めて分かる。声が上から降ってくる）……あ、う、仲いいかな？ うん、いい方、なのかな？&br;（そういえば、元々はどういう関係だったか、思い出す）……おじちゃん、あたしが隣の国にいたときの先生だったんだ。それで、もう一つが、えっと、アニキのお嫁さんの、叔父さん。&br;もう十年以上、に、なるのかなぁ……（口に出すと、そわそわしたものが背中を上がってきて、凄くくすぐったかった）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 21:50:20};
---COLOR(#EE00EE){……アニキ。せっちゃんお兄さんのことアニキって呼ぶの、何か可愛いねぇ〜？&br;わぁ、思ったより複雑。ということは、義理の叔父さん、になるのかなぁ？ 十年っていうのは、長いねぇ？} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 21:52:16};
---COLOR(#e2041b){あ、あれ、何かおかしいかな？ ……でもアニキをお兄ちゃんとか言うの、すっごい抵抗あるなーあたし。アニキはアニキだし。&br;そっか、義理の叔父さんになるんだ。……学園の先生する前の、あたしが凄い小っちゃかったころから、面倒見てくれて、うん、お父さんみたいな感じだった。&br;（それは、自分にとってもう懐かしい記憶で）多分、あたしがお父さんいなかったからっていうのもあって、気を使ってくれてたんだろうなって思う。} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 21:55:58};
---COLOR(#EE00EE){そっか〜、せっちゃんもお父さんいなかったんだねぇ。 でも、せっちゃんのお父さんっていったら、もっとこう、大きい人だと思ってた。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 21:57:13};
---COLOR(#e2041b){何でそんな確信持って言われたかは分かんないけど、ウィッカもお父さんいなかったの？} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 21:58:05};
---COLOR(#EE00EE){うん〜。ちょっと特殊な家庭事情だったみたいで、お母さんとわたしの母子家庭だったよ〜？&br;あまりお父さんのこと話したがらないお母さんだったから、良く知らないけど、やっぱり異種族との結婚って難しいのかなぁって小さい頃から思ってた。&br;（自分のイミテーションと化している豚のような耳に触れながら言う）ハーフオークって珍しいらしいし。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 21:59:56};
---COLOR(#e2041b){そっか〜（伝染った）。 そうだね、あたし隣国にいたときいろんな人見たけど、ハーフオークの人はいなかったなぁ。ハーフエルフのお姉さんとかはいたけど。&br;でも、あたしおじちゃんがいたから、寂しいと思ったことはあんまりなかったな。アニキとかさ、すぐフラっとどこか行っちゃうんだよ、あたしに内緒で！（ぷりぷりと珍しく頬を膨らませて怒る）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 22:04:54};
---COLOR(#EE00EE){ふむん。成程成程〜。頭が良さそう、っていうか判断に躊躇いがない人に見えたけど、思ったより人間味ある人なんだねぇ？} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 22:06:12};
---COLOR(#e2041b){んー。それは、そうかも。おじちゃん、仕事とプライベートはばっさり分ける人だから。（学園にいた頃も、教師と生徒として言葉を交わすことはあっても、おじちゃんとして話すことは全くと言っていいほどなかったのを思い出し）&br;ゼニスも同じようなこと言ってたな……悪い人ではないんだけど、悪い人にもなれる人だって。……むむ、どうなんだろう。&br;ずっと一緒にいるから、多分客観的にあたしは見れないだろうし、おじちゃん難しいこと考えるの大好きだから、ちょっと分かんないな？} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 22:09:31};
---COLOR(#EE00EE){なるほどな〜。（どこか納得したような顔で）&br;うちのお母さんもね？ そんな感じの人だから良く分かるよ〜。 こっちの場合は''プライベートと信仰''を分ける人、っていう感じだったけど。&br;お母さん、敬虔なマージョリース教徒だからね〜。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 22:12:24};
---COLOR(#e2041b){（信仰、信教というものに余り馴染みのない生活をしてきたので、ピンとはこなかった）マージョリース……。&br;あたし、あんまりマージョリース学派のこと分からないんだけど……ウィッカ、色々複雑なんだよね？&br;（――元々。自分がウィッカに元気がないと判断したことも、ｼﾛﾏﾙ先生にウィッカや他のゼミ生を少し見てやってくれと頼まれたから気付いたのであって、自分が特別に勘が鋭いわけではなかった）&br;（ただ、この時期においてウィッカがナーバスになる原因は、やはりｼﾛﾏﾙ先生が『マージョリース学派』をゼミで取り上げてからだということに起因しているのではないかと、ｼﾛﾏﾙ先生も、あたし自身も思ってはいたので、核心に触れた気分になる）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 22:17:21};
---COLOR(#EE00EE){ううん？（否定をする） そんなに複雑じゃないよ？&br;言った通り、お母さんは敬虔な信徒だけど、わたし自身に信仰を強要したりはしないし、実際それで気まずくなったりはしてないかなぁ〜。好きに生きていいですよ、って言われてるしね〜。&br;『マージョリース』の、しかも源流に近い『エリザベート』の名前が入っているから、信仰に興味のある人からは注目度高いけど、実際のわたしの現状を知れば、そういうものだって皆さん納得するしね〜。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 22:21:06};
---COLOR(#e2041b){マージョリース信仰の始祖が、えっと、宗派『エリザベート』なんだっけ……。} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 22:22:41};
---COLOR(#EE00EE){そうみたいだねぇ〜。教科書に書いてあってわたしも初めて知ったくらいだけど。&br;マギカ・エリザベート・マージョリース。確か、生まれつき少ない魔力を、臓器に蓄積するって形で増幅させた魔術師だったね〜。&br;初代マージョリースの功績や生き方を編纂したのもこの人だって話だし、先祖にそういう凄い人がいるってちょっとわたしスゴイかも。&br;マギカさんは必要に駆られて臓器を差し出したわけだけど、いつの間にかそれが『代償を捧げることが信仰の証』だって、枝分かれした宗派に広まった当たり、わたしも宗教って怖いなあって思うよ〜。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 22:26:45};
---COLOR(#e2041b){最初聞いたとき、えっ！？って思ったけど、その内臓を取り出して使えなくするとかじゃなくて、すっごい安心したよあたし……恐いし。&br;魔力を効率よく内臓に蓄積するための契約っていう意味では、寿命とか差し出すよりは『エリザベート』ってだいぶマイルドだとあたし思うな……。} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 22:28:32};
---COLOR(#EE00EE){でもね〜、うん、わたしがマージョリース名乗ってるのって、そのせいだったりするので一長一短かなぁ……。&br;うちのお母さん、''子宮を差し出した''んだよね〜。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 22:29:58};
---COLOR(#e2041b){''しっ！ 子宮！？''} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 22:30:21};
---COLOR(#EE00EE){うむ〜。正確には左半分だったらしいけど〜。&br;だから、生まれてくる子供にも、マージョリースをつけなきゃいけなかったんだって〜。授業でもやったよね〜、マージョリースは''苗字を世襲せず、信仰と引き換えに名を賜る''って。&br;……うーん、あんまり深く考え過ぎないようにはしてたけど、多分お母さんわたしを生む気なかったんじゃないかってちょっと思うんだよね〜。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 22:32:28};
---COLOR(#e2041b){……そん、な。そんなの。（ただ、それを否定するだけの材料が、手元にはなかった）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 22:33:08};
---COLOR(#EE00EE){（絶句したせつなを見て、自分の額を小突く）……むー。ごめん、今のはちょっと失言だったかも。&br;……もしかしてわたしが元気がないのって、授業でマージョリースやったから、それを改めて考えちゃったせいだったりして。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 22:34:32};
---COLOR(#e2041b){……あたしは、ウィッカと逢えてよかったと思ってるからね！ ゼミの皆だって、思ってる！&br;もし、そうだとしても、あたしはその分まで生まれてきてくれてありがとうって言ってあげるし！} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 22:36:19};
---COLOR(#EE00EE){（その言葉には、大してそのことを気にしていない自分も、赤面してしまう）……ありがと〜。わたしもせっちゃん大好き〜。（ふにふにとせつなの頬を押す）&br;ごめんね、全然そういう深刻な話じゃなくて〜、わたしも魔術師だから、合理的な思考で語っちゃったのかもね〜。&br;結果として、わたしはマージョリースの子として生まれて来たわけだけど、生き方はそれからでも自分で決められるって思ってるから〜。&br;……前にも言ったけど、わたし宗教とか全然分からないというか、信じてないしね〜？} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 22:39:06};
---COLOR(#e2041b){ういあー！（撫で繰り回される）&br;……あたしも宗教とかはちょっと分かんないかなー。神学も取ってないし。} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 22:41:59};
---COLOR(#EE00EE){わたしは''カミサマなんていない''って思ってるから、そのせいかも。&br;魔術師の考えとしては中々異端かもしれないけど〜、それでも不在の証明が悪魔の証明である限り、何らかのルールに則った合理性でカミサマも語るべきかなーって思ってるからねぇ〜。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 22:43:51};
---COLOR(#e2041b){うう、ほっぺた凄いぐりぐりされた……。&br;神様かぁ？ そういうの考えたことなかったな……。合理性ってことは、信じない理由みたいなのあるの？（魔術師の中で暮らしているせいか、議論好きになってきた自分を自覚する）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 22:45:27};
---COLOR(#EE00EE){&br;ん〜、ちょっと難しいし、私見が大いに混ざるけど許して欲しいなぁ〜。&br;神学や哲学っていうのを論理で分解するのって、あんまりいい切り口じゃないかもしれないけど、わたしも一介の魔術師だしねぇ。&br;ただ、論理っていう切り口で見たとき、数学や論理学が一定のルールの上でしか成り立たないように、全知全能の存在も定義すると同時に自己矛盾が起きる気がするんだよねぇ。&br;だから、ゆえに、カミサマはいない、ってわたしは思うの。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 22:50:22};
---COLOR(#e2041b){ん〜！？ （いきなり話が飛んだので眉間に皺を寄せる）&br;んー……つまり、カミサマを論理的に定義することができないから、それが不在の理由ってことなのかな？} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 22:51:25};
---COLOR(#EE00EE){そうそう〜。流石十四教室生だよね〜、面倒な理論もいったん考えてみる辺り。&br;マージョリースの基本信教理念も、良くある現人神を祀る宗派と同じで、『''神様の託宣を受ける預言者''』って形で初代マージョリースを祀ることが多いんだけど、&br;そもそもその上位存在であるカミサマの存在に懐疑的だから、わたしは宗教を信じれないんだと思うんだよね〜。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 22:53:48};
---COLOR(#e2041b){むむむ、成程。そういう意味では魔術師的な理由で宗教から距離があるんだね、ウィッカは。} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 22:54:42};
---COLOR(#EE00EE){そうだねぇ。かみ砕いて言ってしまうと、''全知全能のパラドクス''なんだけど、これが論理的にカミサマが存在できない理由なんじゃないかって〜。&br;全知全能のカミサマが存在して、それが人間を生み出して人に託宣を与えているなら、その全知全能のカミサマは誰が作ったのかって話な気がするんだよねぇ。&br;つまりはその全知全能のカミサマっていうのが存在するっていうことこそが論理的に矛盾を起こしているから、カミサマは不在なんじゃないかって。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 22:57:44};
---COLOR(#e2041b){……でもそれって、カミサマが全知全能であるっていう前提を置くから生じる矛盾なんじゃないかな？？（頭を捻りながら返す）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 22:58:42};
---COLOR(#EE00EE){うん〜。そこが多分論理学と神学や哲学の分野が袂を分かった理由なんじゃないかって〜。&br;数学もそうだけど、机上で論理を展開する学問って、机上であるから成り立つものだもんね〜。&br;ある前提を置いて、それが正しいとする。っていう前提がないと正しさを表現できないなら、その前提の前提の正しさを証明する前提が必要になっちゃうから。&br;そうやって、定義に対するメタ視点を置かないと語れない分、多分神学とかよりも傲慢な学問だとも思うよ〜論理学って。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 23:01:11};
---COLOR(#e2041b){あー……。メタ視点。そうだね。&br;前物理法則の授業でやったけど、例えば時間が遡及しないっていう前提があるから物理法則は成り立つ、みたいなことをｼﾛﾏﾙ先生言ってたね〜。&br;どこか別の宇宙で、時間が遡及したり１＋１が３になったり４になったりする時空もある場合、そこでは物理法則や論理は役に立たない、みたいな。} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 23:03:32};
---COLOR(#EE00EE){だから、この星で、この星の論理っていう尺度でしか考えられないわたしが、カミサマを信じるのは無理かな〜って。&br;もちろん、それが普遍的な不在の証明だとも思わないよ。そういう意味ではお母さんがやってるようなことを否定したりはしないし。&br;カミサマっていうのは居る者とか有る物じゃなく、「居ると思う」者だったり、「有ると便利だったりする」物なんじゃないかなって思うから〜。&br;存在するっていう定義をしなければそこにそれが存在するかどうかも語れないしね〜。&br;わたしたちは開けてみないと箱の中にいる猫が生きてるか死んでいるかも分かんないから、だからこそそれを可哀そうだと思って生きてて欲しいと思うんだろうし。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 23:07:46};
---COLOR(#e2041b){あたしも可哀そうだと思ったなー、あれ。（可笑しげに笑う）&br;難しいなー、それを観測する者がいなければ存在も証明できない、みたいな話は。&br;……難しいこと考えたらお腹空いちゃった。（小さく笑う）} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 23:10:06};
---COLOR(#EE00EE){別に猫じゃなくてもいいのにね〜、あの実験（ふふ、と笑った）&br;うん〜、そうだね〜、よーし、今日はわたしもがっつり食べよう〜！&br;せっちゃんに心配かけないくらいには元気とりもどそ〜！（学食の前でえいえいおー！と手を振り上げた）} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-06 (日) 23:11:32};
-''【問三 �◆曄〔簑衒犬膨�正がありますので放送を静かに聞くこと'' -- &new{2012-05-04 (金) 22:12:24};
--COLOR(darkorchid){……仲いいですね、貴方たち。} -- [[レネス>名簿/456110]] &new{2012-05-04 (金) 22:14:22};
---COLOR(#b22222){そう見える？（肩を竦めて箸を割る。目の前にはうどん）} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 22:15:19};
---COLOR(#008B8B){ふざけろ。僕は付き合いだ。学食が煩いから持ち弁してる意味がない。（周囲の学食独特のざわざわ感が嫌いで居心地が悪い）&br;お前らこそ、自分が現役学生だったころ思い出してみろよ。教員が学食利用してるって、何かちょっと「ああ、寂しい人なんだな」って思わなかったか？（目の前に弁当を置く）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 22:18:22};
---COLOR(darkorchid){自意識の肥大化を抑制するという親切心で以て忠告すると、考え過ぎだと思いますよ、ｼｰｸｴﾝｽ「評議長」。&br;とかく大学生っていうものはそんなに不特定の他人に興味のある生き物ではないと思いますが。特に春先、考えることは色々あるでしょうし（和食の乗ったトレイをテーブルに置く）} -- [[レネス>名簿/456110]] &new{2012-05-04 (金) 22:19:59};
---COLOR(#b22222){教授時代に何を格好いいと思ったか知らないけどよれよれの白衣着てた人間とは思えない発言ですなあシークエンス評議長。&br;……しまった、このテーブル一味ない。いいや、めんどい。} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 22:21:29};
---COLOR(#008B8B){汚れるのが白衣と教師の仕事だって、汚れすぎて汚れそのものになった恩師が言って、言ってなかったけど、生き様で示してた。&br;第八も今年は生徒取るらしいな、レネス。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 22:23:57};
---COLOR(darkorchid){第七が悲鳴上げてまして。召喚学の門戸をもう少し増やす意味で募集を掛けてみようかと。&br;キャスレイク教授から直々のご命令とあらば、第八教室の門戸くらいは開けますよ。命は惜しいです。} -- [[レネス>名簿/456110]] &new{2012-05-04 (金) 22:32:14};
---COLOR(#b22222){そりゃ……義姉がご迷惑を。グレナデンの姉さんも、悲鳴あげることあるんだな。&br;……まあちょっとゼミ生２００名は流石にやりすぎだよな。そこまでいくと講義だ。} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 22:34:02};
---COLOR(darkorchid){元々彼女の専門は黒魔術ですからね。第七の生徒だったっていうのもあって引き継いではいますが、そろそろ隠居もされるかもしれません。&br;ｼｰｸｴﾝｽ教授が評議長に上がったと聞いて彼女喜んでましたよ。というか絶頂してました、目の前で。近々腕折りに行くって言ってました。} -- [[レネス>名簿/456110]] &new{2012-05-04 (金) 22:36:17};
---COLOR(#008B8B){最高の食欲のなくなる話題を有難うレネス教授。セキュリティでどうにかなる存在じゃないから、せめて治りやすい腕の折られ方を身につけておこう……。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 22:37:26};
---COLOR(#b22222){抗うって選択肢がねえのが泣ける。} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 22:37:49};
---COLOR(#008B8B){こっちは九階梯のどこにでもいる魔術師だぞ……。二つの分野で十五階梯に到達してるとかいう人外の化け物に対してどうしろと。&br;……いただきます。（弁当を開ける）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 22:39:06};
---COLOR(#008B8B){（すぐ閉める）ごちそうさまでした。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 22:39:27};
---COLOR(#b22222){''えっ！？ 何があったんだよ！？''} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 22:39:51};
---COLOR(#008B8B){何もない、大丈夫だ。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 22:40:36};
---COLOR(darkorchid){唇まで真っ青にして冷や汗流しながらの大丈夫がどの程度大丈夫なんでしょうか。&br;たかが弁当ごときで何故そこまで追い詰められて？} -- [[レネス>名簿/456110]] &new{2012-05-04 (金) 22:41:52};
---COLOR(#b22222){……原因、弁当か？（鋭い）} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 22:42:23};
---COLOR(#008B8B){そういえば、シロマル、お前の十四教室なんだが。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 22:44:01};
---COLOR(#b22222){露骨に話題そらしやがった！！ 何があったんだよ弁当に！！？ 空っぽだったとか！？&br;上下逆に開けてぐっちゃぐちゃになってたとかか！？} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 22:45:02};
---COLOR(#008B8B){''次弁当のことに触れたら評議長の命令でお前を大学から追放する''。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 22:47:31};
---COLOR(#b22222){''自分で解決した問題を自分で再発させんなよ！！ 権力乱用どころの話じゃないだろ！！？''&br;あー……なんです。十四教室が。今年は分類学から属性学に移行して、基礎固めるつもりですけど。} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 22:49:01};
---COLOR(#008B8B){気をつけとけ。多分二年目から「引き抜き」がある。&br;初年度は他ゼミも牽制しながら自重してただろうが、僕が評議長になって体制が大きく変わった今になっては、多分もうどこも自重しなくなってるだろう。&br;特に、ロレン、シバトラ、エストに気をつけろ。属性魔導学じゃなく、一生物一能力の「特別種」だからな。&br;他のゼミにとっちゃ、どの研究するにしろ、欲しい人材だろうし。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 22:53:39};
---COLOR(#b22222){そりゃ、まあ、考えてはいるけど、そこは生徒の自由じゃないかなと思ってる部分もある。&br;エストなんかは、外見も見るからに異種族だし、引き抜き自体縁遠い物だと思ってたんだけどどうなんです？} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 22:55:03};
---COLOR(darkorchid){昔馴染みのよしみで貴重なデータを教えますと、今年うちが取ろうとしている生徒の中にも異種族がいますよ。まだ二人ですが……随分と思い切った改革をされたようですね、ｼｰｸｴﾝｽ評議長。} -- [[レネス>名簿/456110]] &new{2012-05-04 (金) 22:56:25};
---COLOR(#008B8B){僕が言いそうな最高の嫌味で耳に気持ちがいいなレネス教授。……一ヶ月でこの体制変換が行われる不自然くらい、お前も分かってるんだろうが。&br;全部ゼンアードが。……いや、国が、か。用意してたシナリオ通りだよ。僕はただの象徴、今のところお飾りだ。&br;表で僕の名前が出るたびに半笑してていいぞ。一ヶ月を以て、まだ具体的な書類に触る権利すらなく、軟禁状態だからな。……酷い話だ。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 22:58:41};
---COLOR(#b22222){……？ その状態でなんで持ち弁できてんの？} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 23:00:24};
---COLOR(#008B8B){''追放だ！''} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 23:00:53};
---COLOR(#b22222){''逆鱗の面積でかすぎるだろ！！''} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 23:01:21};
---COLOR(darkorchid){十年も経てば人が変わるように、国も大学も少しずつ変わっていくのだと思うと、寂寥はありますね。&br;その寂寥が肥大化することで、新しい考えを受け入れづらくなるのだと思うと、共感はできずとも理解はできますよ。昔ながらの異種族排他の思想も。} -- [[レネス>名簿/456110]] &new{2012-05-04 (金) 23:06:16};
---COLOR(#b22222){まあ、俺ですらエストやカルマの実戦闘能力見ると若干引くしな。鞘に収まってることを分かってても、強大な威力の武器や兵器が怖いのと同じだろうな。&br;ましてや、個々のそういう事情を知らない人間からしてみれば、ああいうのはただの暴力だ。俺もこの歳になって、共感はできなくても概念として理解はできるようになったよ。} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 23:08:54};
---COLOR(darkorchid){おや？ 大人になりましたね、毛でも生えました？} -- [[レネス>名簿/456110]] &new{2012-05-04 (金) 23:09:19};
---COLOR(#b22222){堅物のお前が下ネタ言うくらいに時間経ってるわけだし、生え揃っててもおかしくないな。} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 23:10:26};
---COLOR(#008B8B){僕から見れば、エストが若干心配なくらいだがな。ロレンとシバトラはちゃんと自分の考えを持ってる。&br;エスト自体、読みにくいというか感情が外に出ないから読みあぐねてるだけならそれでもいいが、力と精神の不安定さが歪みを産まないとも限らない。&br;カルマは気をつけても無駄だな。あれは、なんだ、シロマルと同じで出ていくときはふらっと出ていくタイプだ。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 23:13:19};
---COLOR(#b22222){よりによってカルマと同列かよ。ただ、その一点に於いては何の反論もできないのが辛い。&br;ベクトルは違えど、あいつも俺と同じで自由に遊ばせてた方が伸びるタイプだろうしなぁ……。} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 23:14:40};
---COLOR(darkorchid){それを自己分析で言う面の皮の厚さとか、相変わらずですね。} -- [[レネス>名簿/456110]] &new{2012-05-04 (金) 23:15:13};
---COLOR(#008B8B){ションとゼニス、せつなは大丈夫だろう。あいつらは見た限り優等生止まりだ。一流になれないっていう理由で保護されてるようなものだからな。&br;……図らずとも今のは僕らには耳が痛いセリフになったなレネス。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 23:18:30};
---COLOR(darkorchid){全くですね。同時に自分が凡人で安心しますけど。（シロマル苛め）} -- [[レネス>名簿/456110]] &new{2012-05-04 (金) 23:19:21};
---COLOR(#b22222){これパワハラで訴えたら勝てるんじゃないか……。} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 23:19:47};
---COLOR(#008B8B){大学内であれば、それを裁くのは評議会だが？} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 23:20:09};
---COLOR(#b22222){汚ぇ……！マッチポンプだ……！！} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 23:20:35};
---COLOR(#008B8B){ウィッカも、多分大丈夫だが……あいつ２０超えてたか？ 飛び級とかじゃないよな、あの身長で。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 23:23:43};
---COLOR(#b22222){書類だと全員同じだったはず。……異種族混ざってるんで測定法同じかどうか分かんないけど、オークとかフォックステイルも黄金歴刻みで生きてんのかな。&br;まあでも、超えてる、とは思う。……なんで？} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 23:28:22};
---COLOR(darkorchid){マージョリースは20で成人だからですよ。……起算方式が黄金歴以前のそれを使ってるので、大陸の16成人法と別なんです。&br;……学派跨ぐ生徒をゼミに持つなら、それくらいは興味持っていいと思いますが。} -- [[レネス>名簿/456110]] &new{2012-05-04 (金) 23:30:49};
---COLOR(#b22222){……思想や、宗教とどの程度の距離を以て歩いていいのかわかんねーんだよ……。ある意味で一番最初に大学で『思想』と揉めたわけだろ。&br;くっそ、ゼミ生にも同じようなこと言われたよ俺。……マージョリースの20って何があったっけ。} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 23:32:05};
---COLOR(#008B8B){それは思想云々じゃなくて無知だろうがシロマル。……マージョリースは20で成人したときに代償を捧げて信仰と共に歩むか、信仰じゃなく学派の一徒として歩くか決めるんだよ。&br;確か……宗派は『エリザベート』だろ。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 23:34:38};
---COLOR(darkorchid){''『身体の一部』''ですね。割とリベラルな宗派で良かったとは思います。&br;……うちに『ミルシオス』の子がいましてね……（沈痛な顔）} -- [[レネス>名簿/456110]] &new{2012-05-04 (金) 23:36:18};
---COLOR(#008B8B){……そりゃ……大変だったな、レネス……今度呑みに行くときは必ず奢ってやる。&br;良く頑張ったな……流石に僕もゼミに『ミルシオス』宗派がいたら、心折れる。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 23:37:30};
---COLOR(#b22222){あー、まあ、そりゃ大丈夫じゃないかな。本人、信徒のつもりはないみたいだし、とっくにただの学派として代償不捧にしてると思う。&br;あそこは母親も娘の信教にまで口を出さない家系らしいし、本人からそう聞いてる。} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 23:40:10};
---COLOR(#008B8B){それはそれで面倒ではあるだろうが、まあ狂徒と付き合うよりはだいぶ楽だろう。まあ、エストほどではないが気に掛けておくといい。&br;せつなやシバトラにもそう伝えておこう。} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 23:41:30};
---COLOR(darkorchid){半分ほどしか生きてない女の子相手に気軽に連絡しておくって言えるようになったとは、ｼｰｸｴﾝｽ評議長、流石評議長なだけありますね。} -- [[レネス>名簿/456110]] &new{2012-05-04 (金) 23:42:19};
---COLOR(#008B8B){お前本当に性格良くなったな。そのうちヒゲが生えて右目が抉れて想い人が同性とくっつくから覚悟しておけ。（端末を弄りながら）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 23:43:26};
---COLOR(#b22222){（ｼｰｸｴﾝｽの弁当を勝手に開けて）……うわ。} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 23:45:05};
---COLOR(#008B8B){''お前本当に殺してやろうか''（立ち上がると、周囲で灰色の炎が渦巻く）} -- [[ｼｰｸｴﾝｽ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 23:45:46};
---COLOR(#b22222){来いよ……評議長……！ 弁当にそんな文字入れてもらってるやつに負ける気しないからな！！（立ち上がると雷を纏う）} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-04 (金) 23:46:54};
---COLOR(darkorchid){&br;（箸で魚を摘まんで二人の様子を見ながら）&br;まあ、変わってないところは何も変わってないのかもしれないですね。&br;（それはまた、成長と二律背反でありながら、同様に嬉しいことだとも思った）} -- [[レネス>名簿/456110]] &new{2012-05-04 (金) 23:48:35};
-''【問三】 ウィッカ・エリザベート・マージョリースの問題'' -- &new{2012-05-01 (火) 20:35:21};
--COLOR(#b22222){まあ、あんまり気乗りしないが『魔術分類学』にも触れておくか。年度明け初っ端から気合い入れて進めて、やることなくなっても困るしな。&br;それに、あー、流石に昨年取った奴いないと思うけど、今年、少なくとも前期は『魔術分類学』の講義そのものが開講されないし、丁度いいか。} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-01 (火) 20:38:17};
---COLOR(#b22222){はい、じゃあ一番眠そうなシバトラー。お前また深夜バイトかこのやろー。&br;次の三つを、生まれた順に並べろ。''魔術師、魔法研究者、能力者''。はい。} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-01 (火) 20:52:16};
---COLOR(#8968CD){いや、チョー起きてますよ！ 全然聞いてます！ まー、寝不足なのは否定しないですけど（シロマルにウィンクしてみせる）} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-01 (火) 20:56:30};
---COLOR(#b22222){そのアクションがどういう意味を持つかは知らんけど、誰もどういう意味でも誤解しねーから。&br;いいから戯言の代わりに質問に答えろ、授業進まねーだろうが。} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-01 (火) 20:57:58};
---COLOR(#8968CD){えーと……。あー……。魔法研究者が、魔術師を定義したなら、最初が能力者で、次が研究者じゃないかにゃー、と。&br;分類学ってそういうことだって、一年の後期の授業でセンセが言ってたような……。} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-01 (火) 21:00:45};
---COLOR(#b22222){よく覚えてんなお前……まあ、最初に趣旨明らかにしたら普通は分かるわな。&br;シバトラの言う通り、原初に存在したのが能力者だと言われてる。俺のシロマルエフェクトも、まあ地味だが似たような感じで、魔道器を介さない「魔法」は原初的には全て「能力」とされていた。&br;それを、魔術、魔法に分類したのが研究者で、それによって魔法を使う者、魔術師が定義されることになった。&br;次、ロレン。''魔術師が定義された理由''。} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-01 (火) 21:07:23};
---COLOR(#66CD00){………。分からん。何だ？&br;そうする必要があったから、とか。} -- [[ロレン>名簿/478508]] &new{2012-05-01 (火) 21:08:05};
---COLOR(#8B4789){ああ、僕分かるわ。そうしたほうが''都合ええから''、やないですかね。} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-01 (火) 21:08:41};
---COLOR(#b22222){正解。誰が厳密に定義したかは、黄金歴以前、西洋で言えば皇国歴より前のことなので正確な文献はないが、諸説ある内それが一番有力だ。&br;まあ、だよな。普通魔術なんてカテゴリを労力掛けて作る理由は、そうすることで都合のいい人間がいたとしか思えない。&br;野放図にされている能力者を、どっかで魔術師っていう届出の必要な管理下に置くため、っていうのが一番俺の中では通りがいいかな。&br;その辺鑑みて、国家魔術師登録のない魔術師を「魔法使い」って呼ぶ国もあるし、逆もあるらしい。その辺は名前から変な偏見持たない方がいいかもな。&br;ただ、この授業の中では、魔術師は今日の俺らみたいな、正式に届け出の出ている魔法を使える者、を指すことにする。} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-01 (火) 21:12:17};
---COLOR(#b22222){つまり、分類はされるべくしてされる必要があった。魔術師というカテゴリの中に抑え込む必要があったんだ。&br;そりゃそうだな。今現在でも一国家と個人で対等に渡り合える「魔人」とか呼ばれてる連中もいて、災害みたいな扱いされてるくらいだから。&br;俺も一応ギリギリ、エストナ式23段階魔術階梯で15階梯っていう人間の魔術師が持てる限界ギリギリの権限まで得てる。&br;ちなみに、あと１階梯上がれば、晴れて化物認定だ。『ユニーク』って呼ばれて二つ名つけられて、自由を得る代わりに義務を果たさなきゃならなくなる。&br;まあ、１５と１６の間の壁を超えるには、本当に人間の領域を超えないといけないから、多分俺は一生掛けても無理だろうけどな。なろうとも思わないし。&br;……話がそれたが、まあ普通に考えて理路整然と論理やルールで縛られているっていう前提がないと、自分より強大な能力を持つ存在とは普通に話したりできんわな。} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-01 (火) 21:20:54};
---COLOR(#b22222){お前らも大人なので、汚い事情を含めて話すと、本当に上の人間は「''魔術師を管理できる''」と思ってその分類を行ったわけじゃないんだろうとも思う。&br;そういう建前を置いておかないと、その力を持たない人間が平穏な生活ができないから、ある程度のルールの枠組みを作ったんだろうなって思うわ。&br;今まで連綿と続く、各国の国家魔術師の全てがそういう成り立ちを基にしてるかは知らないが、少なくともこの国ではそういう人間を全て「国家側」につける施策が打たれていた。&br;長らく魔術的に鎖国状態にあったのも、そういう異形の能力に対しての忌避感と、大人の事情の錯綜した複雑な状況だったんだろうって思う。&br;まあ、力の大小だけで成り立つ社会っていうのは、自分より強い力が出てきたときに滅ぼされる可能性があるから、どの人間にとってもあんまり得な社会じゃないんだよな。&br;そういうわけで、魔術を使えて、さらに頭のいい人間は、それを有効活用することを覚える。この国で言うとご三家とか言われてる連中がその時代に最初に取り入ったってなってるな。&br;……ま、出世は早かっただろうさ。今じゃ魔法使えるだけじゃどこも採用してくれねえけどな。} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-01 (火) 21:26:35};
---COLOR(#8B4789){めっちゃ現実見せられて凄いブルーになったわ今。} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-01 (火) 21:27:15};
---COLOR(#8B4513){それでも、数法会計士とか、必須な職業もあるし、無駄ではないと思いたいわね。} -- [[ゼニス>名簿/478508]] &new{2012-05-01 (火) 21:30:11};
---COLOR(#4876FF){あいつらマジうさんくせえよな。如何にも頭いいですみてェな面しやがって、片っ端から眼鏡割ってやりてェ。} -- [[カルマ>名簿/478508]] &new{2012-05-01 (火) 21:31:52};
---COLOR(#e2041b){カルマくんの頭の中では数法の子たち、皆眼鏡装備なんだ……。} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-01 (火) 21:32:21};
---COLOR(#b22222){階梯の話も出て来たし、エストナ魔導国の分類学について説明する。この国の魔法の成り立ちについて説明しても、大学ができました、これから頑張って行きます、以上、で終わるからな。&br;それに、国が決めたことではあるが、この国の魔術体系の大本になったのはエストナだとされている。&br;まあ、そうだよな、あそこ魔術的には先進国だし。今がどういう状況にあったとしても、な。&br;だからここでは、エストナが、例えば隣国と同じように五属性思想から近代魔術思想へと変遷していったことについて、少し触れて行こうと思う。&br;ウィッカ。（名指しで呼ぶ）} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-01 (火) 22:04:59};
---COLOR(#EE00EE){あ、はいぃ？} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-01 (火) 22:05:18};
---COLOR(#b22222){俺は、特定思想について詳しく掘り下げたことはない。事実を事実として知っているってだけで、その裏にどういう葛藤があったとかは、現役時代教科書の文面からは伝わってこなかった。&br;それに、お前個人にしてもそうだ。どのくらいマージョリースの思想を持っているか、っていうのを知らないから、どこまで言及していいか程度が分からない。&br;もし、不快だと思ったら遠慮なく止めてくれ。俺もまあ、人だからな。公平な視点で全部話せるとは限らねーから。} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-01 (火) 22:07:28};
---COLOR(#EE00EE){（ああ、そういうことか、と納得し）わかりましたよ〜。&br;でもぉ、多分そうやってわたしを特別扱いする必要、ないと思いますよ、先生？} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-01 (火) 22:08:19};
---COLOR(#b22222){……程度は違えど、『思想』と揉めた身だからな、どうにも公平な視点とは言い難いんだ。&br;石橋を叩いて渡る姿はさぞ格好悪いと思うが、まあ、見ない振りしてくれると教師としての威厳が保たれて助かる。} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-01 (火) 22:09:29};
---COLOR(#b22222){&br;『エストナ』、という国が何故魔導先進国になれたかといえば、初代マージョリースという怪物を有していたからだ。&br;属性魔導学の基礎を開闢し、魔法に関するエストナの法の八割を創造したと言われている。&br;魔術的なキャパもそうだったが、魔術をそれまで魔術が存在しなかった生活基盤に適合させる天才だったんだな、初代マージョリースは。&br;だから、エストナでは魔術、数学の他に政治学の権威として扱われている……まあ、簡単に言えば神格化しているわけだ。} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 04:02:05};
---COLOR(#b22222){その考えは近隣の国まで波及し、周囲の国の魔術体系にも大きく影響を及ぼした。&br;当時まだ真っ当な魔法を法として扱う法律が存在しなかったがゆえに、かみ砕いたマージョリースの理論は特に人民階級に広く受け入れられた。&br;ただ、その後の研究が進むと、分類学を一として多数の穴が見つかったことから、基礎こそ確立したものの、今日においてはそれに代わる理論の方が重視されていることが多い。&br;はい、これはなんという学派だ、エスト。} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 04:07:42};
---COLOR(#DAA520){近代まじゅちゅ学派です。} -- [[エスト>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 04:08:05};
---COLOR(#b22222){………。&br;……はい、これはなんという学派だ、エスト。} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 04:08:53};
---COLOR(#DAA520){近代魔術学派です。} -- [[エスト>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 04:09:17};
---COLOR(#8968CD){（今テイク２入った……！）} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 04:09:47};
---COLOR(#66CD00){（聞かなかったことにしよう）} -- [[ロレン>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 04:10:34};
---COLOR(#b22222){そうだな。マージョリースが作った学派、マージョリース学派は当時の世相と国家主導の法の制定のために、''五属性至高主義''を取った。&br;今、かなりの魔術が魔術そのものとして体系化している状態では、中々その考えは飲み込みづらいだろうが、これは''全ての魔法は五属性のどれかに属する''という乱暴な理論だ。&br;東洋の五行思想を輸入して、当時は一対三属思想とか呼ばれてたらしいが、まあ今じゃ五属性だな。全部言ってみろカルマ。} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 04:13:27};
---COLOR(#4876FF){火、氷、雷、光、闇だろ？ 流石に分かるっつーの！！} -- [[カルマ>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 04:13:59};
---COLOR(#b22222){お前も魔術師の端くれなら、炎って言え。冒険何年目だお前。冒険中に手に入れた魔道器も炎の魔道器ってなってるだろうが。&br;まあ、その五属性だな。先走って言ったが、冒険中に拾える魔道器は全てこれに属するとされている。&br;というより、これも国家主導で決められた魔術師の体系と同じで、そうある方が都合がいいから、という理由で無理やり分類されているものもある。&br;たまに、何か変なの拾ったら、あいつら闇って言ってくるからな。気をつけとけよ。} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 04:16:04};
---COLOR(#b22222){&br;話が反れたので、戻す。何でこのときマージョリースがこんな乱暴な理論を推したのかは分からないが、推測することはできる。&br;５つのラベルで魔法を分類することは、やはり管理する側として楽だったんだろう。これは別に６だろうが７だろうが構わなかったんだろうが、結局のところ事実から類推するに５という数字が一番おさまりが良かったんだろうな。&br;結果、マージョリース学派という彼女に続いた者達全てまで、この五属性思想が根付いた。いくつか思想体系として分家したものもあるらしいけどな。&br;魔力そのものを無属性とした''六属性至高主義''、雷に対応する地を含めた''相反六属性至高主義''。&br;この辺は''五属性至高主義''の分家みたいなもんだ。発生する地域によって、出自は様々だろうけどな。} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 04:20:30};
---COLOR(#b22222){当時、この理論は絶対の理論だった。まあブームって言ったら軽くなるだろうけど、最初に制定されたルールには、皆とりあえず従ってみようと思うわけだ。&br;その副産物というわけじゃないが……ウィッカ悪いな、引き合いに出す。ウィッカのようなマージョリース学派の「''信徒''」と呼ばれる存在だ。&br;初代マージョリースは優れた魔術師であり、政治家であり、学者であったが、優れすぎていたがゆえに神格化されすぎたわけだ。&br;結果、そこに「''宗教''」という物が持ち込まれてしまい、その思想を絶対とする「''狂信者''」までをも生み出すことになる。&br;……まあ、信仰対象が現人神ってことで、例えば十字教みたいに盤石な基盤のある宗教ってわけじゃないが、それでも宗教として分類されてしまう理由は……。&br;まあ、まずはウィッカも背負ってるマージョリースの苗字だな。ウィッカ、説明させていいか？} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 04:24:52};
---COLOR(#EE00EE){んー。何度も言いますけど〜、気にして貰わなくて結構ですよ〜？&br;生まれが自由にならないってことは、きっとここにいる皆さんはこの国でも良く分かってる方の方でしょ〜し〜？&br;&br;では、ウィッカ・エリザベート・マージョリースが説明しま〜す。わ〜。&br;わ〜、はいいけど、今後ろからスカート捲ったのだれ〜。……まあいいや。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 04:27:12};
---COLOR(#8B4513){いいんかい。横からでも丸見えだったけど。} -- [[ゼニス>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 04:27:42};
---COLOR(#b22222){その若さでレースの黒履きこなせるやつはこのゼミでお前だけだと思う。} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 04:28:31};
---COLOR(#EE00EE){お金溜めて買ったお気に入りですけど〜、本格的に発表できないので後でお願いします〜！（スカートの後ろを押さえながら）&br;&br;うーん、珍しいことなんだと思いますけど、基本的にわたしたちマージョリースは、苗字を持たないんですよね〜。&br;マージョリース学派の教徒になったら、強制的にファミリーネームはマージョリースになります〜。&br;せつなさんだったら、せつな・マージョリースですね〜。わー、普通の人から見たらわたしと結婚したみたいで照れますよこれ〜（顔を押さえる）} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 04:31:58};
---COLOR(#e2041b){えっ、照れられるとあたしも照れるんだけどーっ！？} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 04:32:52};
---COLOR(#EE00EE){大丈夫だよーせっちゃーん、マージョリースと名前の間に、学派内の宗派、信仰法が挟まるから〜。&br;わたしの場合、母がマージョリース学派だったので、強制的に宗派もエリザベートでしたけどねぇ。&br;他にも、例えばマッカ、ヘクセ、マギィ、ミルシオス辺りが有名な宗派ですかね？ 普通の人は知らないでしょうけど〜。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 04:35:31};
---COLOR(#b22222){まあ、という風に、学派というより一つの思想に近い体系を持っている側面が、今日のマージョリース学派にはある。&br;文献でしか知らないが、確かセカンドネームって、初代マージョリースに何を捧げるかっていう違いになるんじゃなかったか。} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 04:37:46};
---COLOR(#EE00EE){そうですね〜。宗教の基本は献身っていう変な慣習があるせいか、その代償が名前を左右する、変な宗教になっててぇ……。&br;マッカが確か「発音」、ヘクセが「寿命」、マギィが「魔力上限」でしたっけ。ミルシオスはすいません、忘れちゃいました〜……。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 04:40:13};
---COLOR(#8B4789){えっげつないなそれ。そんな即物的な信仰対象ちゃうやろうに。&br;（エリザベートが何を代償にするかは大いに気になったが、ウィッカが触れないので触れないでおいた）} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 04:41:26};
---COLOR(#b22222){まあ、それにも理由があるんだ。&br;初代マージョリースの話に戻るんだが、八割がた魔術の基礎を固めた後、この手の逸話にお約束な通り、御多分に漏れず「宗教裁判」に掛けられてな。&br;その時にちょっとした戦争起こしてるんだ。エストナに対して。&br;それが、その後二神竜戦争とか言われる戦争に発展するんだが、まあ、それは別の話だし全く関係ないから割愛する。&br;あー、まあだから、その宗教裁判に対する戦争が、マージョリースの宗教的側面を強くしたって言われてる。&br;んで、その戦争に自分の身を投げ出した先人への供養の意味も込めて、自分の権利を切り売りする、っていう意図もあるらしいからな。} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 04:44:40};
---COLOR(#EE00EE){最近は割と緩くなってきてはいるんですよ〜……。昔は問答無用だったらしいですし。&br;わたしもマージョリースの教えとかは全然信じてないですからねー……。母は熱心な教徒だけど〜。} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 04:47:43};
---COLOR(#b22222){まあそんなこんなで、魔術が分類された経緯と、今日支持されている近代魔術学が如何にしてできたかは、ざっと目を通せたわけだ。&br;……どんだけ時間かけてんだよ、結局ゼミ時間１コマ使ったな。} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 04:49:24};
---COLOR(#8968CD){きゅーけー入れましょうきゅーけー！うちジュース飲みたい！} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 04:49:52};
---COLOR(#8B4513){今年分類学が開講されない理由って、もしかしてこんな風に結局結論が出ずに諸説ある中の一つの側面を抽出してしか語れないからですか？} -- [[ゼニス>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 04:50:41};
---COLOR(#b22222){おう行け行け。ちょっと長いが６限開始まで休憩にするか。トイレとかいっとけよ。&br;あー、まあそんな感じだ。あと、なんだ……こういうのお前たちに言っていいのかわかんねーけど、分類学って学派にとっちゃ軋轢の元になるんだよ。&br;一番最悪なのは、「諸説ある」って逃げ方しても、魔術の歴史を一つに統一したがってる「統一学派」っていう学派の逆鱗を逆撫ですることになる。&br;あいつらホント怖ぇぞ。年表に歴史纏めるために一つ一つ事実以外の物叩き潰してくような奴らだからな……。} -- [[ｼﾛﾏﾙ>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 04:53:51};
---COLOR(#66CD00){……分かってたことだが、思ったよりギスギスしてるんだな、大学って。} -- [[ロレン>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 04:55:24};
---COLOR(#8B4513){この国がそうであるとも思うけどね。異種族弾圧するような後進国、他じゃ聞かないし。} -- [[ゼニス>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 04:56:22};
---COLOR(#8B4789){まあ、その分同種族で争ってるとこも多いらしいやん。それに比べたらだいぶ平和や思うけどな。&br;最近は大学が方針変えたんと同じで、緩い空気流れてきとるし、マシな方や思うよ。シークエンス評議長様様言うのはまだ早いかな？} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 04:58:02};
---COLOR(#e2041b){新年度始まったからっていうのもあるけど、就任してから一回も家に帰ってきた形跡ないんだよね……。&br;むむ、やっぱりちょっと心配だな……ちゃんとご飯とか食べてるのかな……。} -- [[せつな>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 04:59:03};
---COLOR(#8B4513){（……いつの間に不在時に家の中を確認できる程度の権限得たのかしらこの子）} -- [[ゼニス>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 05:00:10};
---COLOR(#4876FF){（教室に帰ってきて）おい、ウィッカ。なんか来てたぞ。学務で貰った。&br;（電子書類の入った封筒をウィッカに投げる）} -- [[カルマ>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 05:01:26};
---COLOR(#8B4789){自分ホンマそれ好きやな、肉汁牛乳。わざわざ学務んとこまでこの時間で行く努力の矛先がおかしいわ。} -- [[ション>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 05:02:30};
---COLOR(#4876FF){シバにゃんこが最近補充してくンねーからよ。自分で買いにいくしかなくなったンだ。} -- [[カルマ>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 05:03:19};
---COLOR(#8968CD){大学の自販機の中で一番不味い飲み物を美味しく飲まれちゃー、買う気も失せるわゲテモノ大好きの鬼っ子め。&br;ウィッカ、何それ、手紙〜？（もみもみ）} -- [[芝虎>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 05:04:18};
---COLOR(#EE00EE){''いひゃあ！ 流石に「そこ」を揉むのは友情とか通り越してわたしも焦るかな〜っ！''（ババッと飛びずさり）&br;んー、なんだろ〜。多分お母さんからだと思うんだけど……。&br;&br;（天井に透かしてみせる。分厚い封筒は光を通さず、中身が透けることはなかった）} -- [[ウィッカ>名簿/478508]] &new{2012-05-02 (水) 05:06:08};
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