CENTER:'''''空を地と同じに踏みしめ、星々の向こうに遊び 鋼鉄の中から食物を得る者、クリープよ 死も敵も全ては彼らにひれ伏す'''''~
―古代ドワーフ研究家ミシャエル・ドビィネン
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*古代ドワーフとは [#u6d7ac53]
遥か数万年とも数十万年とも言われる古代に存在したと言われる謎の種族 現在残るドワーフ族はその末裔とも言われる~
多くの遺跡と宝を残しながら忽然と姿を消してしまった~
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その技術力はとても高く、物質の秘密を解き明かし、重力を制御し、金属の身体を手にし、星の彼方まで旅をしたと伝えられている~
現在はその技術は完全に失伝されてしまい、巨大な遺跡の数々も長い時間の間に地下に埋もれてしまっている
**遺跡について [#lb52410c]
遺跡の多くは地殻変動で破壊され分断されてしまっている ごくまれに地表に露出している部分や坑道などとつながってしまうことがあり、発掘調査が行われている&br;古くから存在を知られ、数々の研究がなされているため新しい発見をするのは至難のものであろう~
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しかし古代ドワーフたちが持つ多くの技術は謎のままであり尚も探求心にかられたもの達や一攫千金を夢見る探掘者たちは絶えない~
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遺跡内部には侵入者を排除する機構が今なお稼働している場所もあり、さらに地上では暮らせぬ犯罪者や不気味で好戦的な生物などの存在もある&br;地殻変動による天然の落とし穴や猛毒のガス、重力や気圧の異常、熱波の発生など危険も多く存在する~
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|黄金歴600年頃に出現した巨大なドワーフの「警備システム」 コロッサスと呼ばれている&br;この個体との戦闘に多く人命が失われ、周辺地域では現在も大規模な発掘作業は行われていない|
*古代ドワーフの歴史 [#pf42f7cc]
エルフや人間よりも古く、竜族と並ぶとも言われる歴史を持ちながら無数の謎を残して歴史から忽然と姿を消した彼らについての研究は古くからおこなわれていた~
多くの歴史資料から彼らは竜族と争っていたことが示されているがその消滅の直接的原因は他にあると考えられている&br;何故ならば彼らの使っていた金属は竜族の火も爪も防ぐほど強靭であるからだ&br;彼らの滅亡原因は諸説あり、神による「天罰説」気候変動による「絶滅説」この星から去ったという「移住説」などがよく知られている
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|グレート・アニモキュロトリーと呼ばれる構造群内部に見られる謎の機構|
//この機構は「物質組成機」つまり、どんなものでも作り出せる巨大な3Dプリンター的なもの 古代ドワーフは大小様々な組成機を日常的に利用していた
**判明している事 [#i64ec9d1]
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|遺跡内部で発見された文字の一部|
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彼らの遺跡には多くの謎がある 例えば遺跡の内部で壁面や遺物などに掘られた文字が見つかっているにもかかわらず本の類が発見されていないのである~
言語の解読には大量の文字情報が必要となるため、古代ドワーフの文字はほとんど解読が進んでいない~
//完全にペーパーレス社会であった 文字はデジタル保存されている
また彼らは偏執的な秘密主義者で病的なトラップマニアであった事が想像される&br;彼らの遺跡の多くは、無数にしかけられた罠で満ちており、その機構の一部は今なお稼動しているのだ
//古代ドワーフは娯楽として「侵入者」との知恵比べを楽しんでいた形跡がある
**事件・事故 [#k9068145]
-BG(前黄金歴)300年ごろ
--ベルチア王国南部においてドワーフによる坑道採掘中に巨大な空洞と構造物が発見される 記述が残っている中で最古のもの&br;なぜかベルチア王国の魔術師達はこの遺跡を封印してしまっている&br;「古代ドワーフ」の名称もこの頃の資料が元となっているが、実際のところ現在のドワーフ族との関係は不明である
-BG 20年ごろ
--現在のゴールデンロア都市部の北部、わずか25kmの地点に発生した地盤沈下により、地下に広大な遺跡が存在していることが判明する&br;無数の冒険者達がこぞってこの遺跡に入り、多数の出土品が発掘される 同時に多くの遺物が散逸した
-BG 7年
--発掘隊が巨大な人型の構造物を発見 魔術師による調査中に突如起動&br;発掘隊が遺跡周囲に築いていた町は焼き払われ、数多くの冒険者達がその命を落とした&br;伝説ではこの戦いで北部の山々の幾つかが消失したという激しいものだったようだ&br;戦いの末、「コロッサス」と名づけられたこの人型兵器は停止し遺跡の中に埋没した&br;以降、この遺跡は封印され続けている
-AG(黄金歴)84年
--遺跡の構造が街のほぼ直下にまで存在していることが確認される&br;幾つかの「秘密の入り口」が発見され、多くの遺物が市場に流れ始める