[[FA/0033]]

-「俺は昔話って奴が苦手だ」 -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-18 (月) 01:44:07};
--「だいたいからして、昔々あるところに……なんて語りから始まる話は長話になるに決まっているんだ。長ったらしい話は解答を核心から遠ざける。だから俺は出来る限りなんだって短く、ごく簡単に、ごく単純に、それでいて明白にするべきだと思っているし、それに努めている。そうでなけりゃこの世界はきっと昔話と長話で埋め尽くされて、文字と言う文字の洪水に溺れて誰も彼もが溺死しちまうにきまってるからだ」 -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-18 (月) 01:48:18};
---「ああ、なんだ? 俺がもう長話をしているじゃないかって? 確かにそういった意見もあるかもしれない。だが、それも違うんだ。これは別に長話をしているわけじゃない。俺が本気で長話を始めたら余白が幾らあっても足りなく……いや、違うな。すまない、それは言い過ぎだ。流石にそこまでは書く前に恐らく飽きるから大丈夫だ。大丈夫だと思う。だが、信じてくれ。これでも俺は短くしているつもりなんだ。いや、違うな? これも恐らく恣意的かつ意図的な言い訳に過ぎない。本当に短くしようと思えば……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ」 -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-18 (月) 01:53:23};
---「要するに俺は、シンプルを好んでいる」 -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-18 (月) 01:55:40};
-  --  &new{2017-09-18 (月) 01:55:46};
-  --  &new{2017-09-18 (月) 01:55:49};
-何故、何故君は被り物をしているんだ…?息が苦しかったりとか、しないのか? -- [[グロード>FA/0036]] &new{2017-09-18 (月) 02:10:29};
--(木箱を被ったトレンチコートの人物が喋る)&br;何故? それを答えるのは実に簡単な話だ。俺がそうしたいからだ。この箱を被っていると俺は俺という情報を実に簡単にパッケージングできる。これを見て俺じゃないと思う奴は恐らくいないだろう。つまりそれは俺が俺であるとイチイチ自己紹介する必要を省ける実に効率的で明白で……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;手間が省ける -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-18 (月) 02:12:44};
---なるほど、サンドウィッチマンか。自身を宣伝として売り歩く、そういう者&br;確かに、そういう外見的特徴というのは相手に対して無遠慮に情報を植え付ける最高の手段だといえるね&br;それで…それを持ってして、なんの手間を省いてるんだろうか。こうして僕に質問されてしまった以上省けていなくないか…? -- [[グロード>FA/0036]] &new{2017-09-18 (月) 02:16:12};
---いいや、省けている。何故かといえば、俺が口頭で長々とこうして箱を被っている理由を語る手間が明白かつ単純に省けているからだ。おっと、既に長話に思えたか? いいや、これくらいは世間の長話から比べたら俺の主観的には短く単純で明快になっていると自負している。いや、すまない、本音でいえば少しばかり怪しいとは自分でも思っている。だが、俺はこれでも話と俺自身の在り方を要約し、俺が何者であるかを何者にも理解してもらえるように……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;俺にとってはこれが息苦しくない -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-18 (月) 02:20:28};
---いや僕は長話を嫌いじゃないし、長々と喋る男も嫌いじゃない&br;現に僕も割と話の長い男だと思っているし、おかげで割りと僕は今を楽しんでる&br;うん、なるほど僕の質問に的確に答えてくれてありがとう。質問ばかりで申し訳ないけれど、最後にもう一つ。そうやって主張する、君は何者なんだ…? -- [[グロード>FA/0036]] &new{2017-09-18 (月) 02:23:34};
---おっと、そいつは良かった。個人的には俺は人に好かれる事は実に好ましく思っている。何事も嫌われるよりは好かれるほうがだいたいは得だ。いや、嫌われる事によって得をする人が存在しないとまではいわないが、俺にとっては長話を好んでくれる点も含めて仕事柄、実に好都合であり……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;箱に関する仕事をしている -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-18 (月) 02:29:41};
---なるほど…なるほど。仕事柄という点は気になるけれど、箱に関する仕事をしているんだね&br;僕の言ったサンドイッチマンというのもあながち外れてはいなかったみたいだ…ブルズアイとは行かずとも&br;ということは、運送業かな?それとも、箱自体を?…申し訳ない、さっきのが最後の質問といったばかりなのにね(苦虫を噛み潰したような表情を浮かべ、視線を外す) -- [[グロード>FA/0036]] &new{2017-09-18 (月) 02:34:13};
---謝る必要はない。実を言えば俺も暇をしていた。いや、暇をしているということは仕事が捗っていないということでもあるといえばあるんだが、単純に仕事の合間という意味もあり、箱についてもまぁそういった多義的なあれこれが……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;箱売と箱詰が仕事だ -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-18 (月) 02:38:54};
---君は親切なヒトだね。僕の答えずとも良い質問にまで答えてくれる、本当に気のいい人だ&br;…うん、そういう点でも好感が持てる、商売人として適してると思うよ、僕は&br;箱売りはわかるけれど…箱詰めか。気にはなるけど、少しは僕も質問せずに済ませたいところもある&br;また、ここに来れば会えるだろうか?その時、僕は明朗かつ快活に、君が何を箱に詰めるのを生業にしているか当ててみせよう。いいかな? -- [[グロード>FA/0036]] &new{2017-09-18 (月) 02:42:57};
---無論それは構わない。それは、実に嬉しい賛辞だ。いや、俺はこれでも自分で手前なりに気を使って長話を短く済ませようと思っているんだが、理解してもらえない事も多くて全く自分では頭を抱えてうずくまるばかりというかなんというか、それに俺ばかりがああだこうだと言葉を散らかすのはやはり申し訳が……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;そういうアンタは流れ者か? -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-18 (月) 02:51:15};
---そうだね、僕は故郷を離れて旅をして…したいからしている。流されているのではなく、流れていこうとするのが僕だよ&br;そういえば名乗っていなかったね。僕はグロード・ウェイベルという。二振りの短剣と…こいつが、相棒の、昔ながらに言えば…うん。冒険者だ(古びた銀色の懐中時計を出して見せ)&br;そろそろ、今日の宿も決めないとならないからね。それでは、僕の好奇心に答えてくれてありがとう、箱詰屋。またそのうち会おう -- [[グロード>FA/0036]] &new{2017-09-18 (月) 02:57:37};
---ああ、それは引きとめて悪かったグロード。ついつい、会話を楽しんでしまった。楽しむと会話が長引いてしまいそれはまったく俺の愛するシンプルから遠ざかっていく事が全く我ながら苛立たしいんだが、どうにもそれがうまいこと出来ないのが痛し痒しというか歯痒いというか、冒険者なら宿やら寝床やらは確かに面倒もあるだろうし……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;またな。次はグロードに合う箱をやろう -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-18 (月) 03:03:01};
-  --  &new{2017-09-19 (火) 19:26:24};
-  --  &new{2017-09-19 (火) 19:26:29};
-  --  &new{2017-09-19 (火) 19:26:33};
-箱詰屋さんって・・・どんなもの・・売ってるんだろう・・・(店舗もなく連絡先だけがある張り紙はやはり近寄りがたい・・というか怖い)&br;(それでも気になってしまい、ついつい探してみてしまったりする) -- [[リリア>FA/0009]] &new{2017-09-19 (火) 20:07:59};
--その質問に答えることは容易だ&br;(いつのまにか、その人物はそこにいた)&br;(紙箱を被っているトレンチコートの怪人。声色からすれば、恐らくは男。片手には缶コーヒーをもっている)&br;すなわち、物を詰める。そう、宛らこの缶コーヒーのように、コーヒーはコーヒーとしてそのまま持ち歩くことは難しい。液状のコーヒーもまたこうしてパッケージングされることで何者にも容易く有様を示し、容易く手に取られる事が可能となり、それはまさにコーヒーと人間の……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;箱を売る事と箱に何かを詰めることが俺の仕事だ -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-20 (水) 01:30:42};
---ぴっ!?(不意に声をかけられてびっくり・・・いきなりどんどんまくしたてられてきょとんと)・・・&br;(「それはまさにコーヒーと人間の」)間をつなぐ・・的な?(合いの手を入れてしまう)&br;なる・・ほど・・・・(取り敢えずそういっておこう、そういう感じの返事だった・・だが興味はあって)箱・・だったらなんでも・・詰めちゃうん・・ですか?・・・その・・今までに・・どういった物を・・詰めてきたか・・聞きたいなって・・・ -- [[リリア>FA/0009]] &new{2017-09-20 (水) 02:35:08};
---その質問に答えることは少しばかり難しい。いや、難しいといっても、何も高難易度であるとか誰にも出来ない事であるとかそういうことではなく、単純に仕事としてのああだこうだには色々と事情があるからだ。いや、事情といっても怠慢に答えているようでよくないな? 強いて言えば件数、そしてさらに言えば守秘義務、そして……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;色々だ -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-20 (水) 02:41:12};
---色々・・・ですか・・(色々じゃぁ仕方ないかと頷く)&br;あ・・ひょっとして・・・箱詰屋さんって・・分かりやすいから紙袋・・・被ってるん・・ですか?・・・いや・・でも箱と袋・・・違うかな・・・ -- [[リリア>FA/0009]] &new{2017-09-20 (水) 03:35:59};
---袋と箱の厳密な違いは難しい。俺もそのあたりは割と適当にしているし、細かく気にしたこともないといえば全く嘘になり、俺としてもやれビニル袋などを指差して「やぁこれは箱ではないか」などと言われたら流石に渋面を拵えるかもしれないが……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;だいたい似たようなものだ&br;アンタは箱を買うのか? -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-20 (水) 03:53:04};
---確・・かに・・言われて・・・みるとあんまり・・・違いは・・ないかも・・です・・・やわらかいと・・・かたい?&br;えっと・・その・・・正直に・・いうと・・・どんなお店なのかな・・って見に来たと・・・言いますか・・(そこまで行ってから考えて)あの・・じゃぁ・・・この・・くらい(20cm四方程度を示す)の・・・可愛い・・感じの・・・小物入れ・・って・・・あり・・ます? -- [[リリア>FA/0009]] &new{2017-09-20 (水) 04:20:24};
---可愛らしい。それは確かに女らしい要求でありながら実に多義的であり、能動的であり、流動的な意味合いを持っているが、概ねの肝や勘所はデータベースとして歴史から紐解くことが可能であり……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;この箱がアンタには似合う&br;(そう締めくくって、いつの間にか手に持っていた寄木細工の箱を渡す。箱には三匹の猫の絵が丁寧に寄木で模られている) -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-20 (水) 04:29:45};
---わっ・・(特になにも持ってなさそうなのにサラッと出してきてびっくりする)かわいい・・・あ、ありがとう・・ございます・・・&br;えと・・・お、代は・・・ -- [[リリア>FA/0009]] &new{2017-09-20 (水) 04:33:07};
---その箱はアンタに似合う箱だ。似合う箱は似合う奴が持つべきであり、価値というものは後からついてくる。それこそ、それは結果でしかなく、今はまだ結果は出ていない。だからこそ、まだ結果がでない未知への価値こそがこの箱の価値であり……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;アンタが払える額でいい -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-20 (水) 04:44:34};
---・・・わたしの・・私が・・・きめる価値・・・(そう思うとしっかり考えるべきとも、直感で決めた方がいいとも感じて)ん・・ぅー・・・っ&br;(しばらく悩んだのち、金貨や銀貨、銅貨がまばらに入った袋に腕を突っ込むと)・・・えい!(ぎゅっと一掴みした額を引っ張り出し・・)こ・・・これ・・・でっ!(偶然というやつに任せる事にした)&br;(その具体的な額は見なかった、高かろうが安かろうがこの箱がとても素敵な物である事に変わりはなかったから)そ、それ・・では・・・また・・です・・箱屋さん(大事そうに抱えつつ別れを告げた) -- [[リリア>FA/0009]] &new{2017-09-20 (水) 04:52:40};
---なるほど、正しく未知であるからこそ、支払うべき価値もまた未知として封じ手とするという、まさにエスプリが利いた解釈であり哲学的な……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;箱を買ってくれてありがとう&br;(こちらも受け取った額を確認せず、代金をそのまま懐にしまい、見送った) -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-20 (水) 04:59:25};
-  --  &new{2017-09-20 (水) 22:23:38};
-  --  &new{2017-09-20 (水) 22:23:41};
-  --  &new{2017-09-20 (水) 22:23:44};
-……箱?(天気の良い日に宿の近所をお散歩していると、箱詰屋、なる商売が目に入り)&br;箱……? -- [[セン>FA/0032]] &new{2017-09-20 (水) 22:29:46};
--箱だ&br;(段ボール箱を被ったトレンチコートの人物が語り始める)&br;箱、それはモノを内包し、包装し、外装し、守り、保存し、価値を内に秘めることでその内面の価値を外郭的に保障し…………ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;箱だ -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-20 (水) 22:33:17};
---うん、箱だね。(きょろりきょろりと周りを見渡す)&br;つまり、君は中身というかそういう箱を売っているのか。箱、好きなのかい?(興味を引かれたようで、だいたいなんの箱にもその包装すべき中身が入っていないのを見て取る) -- [[セン>FA/0032]] &new{2017-09-20 (水) 22:38:14};
---ああ、その通りだ。俺は箱を売り、または箱に何かを詰める事を生業としている。何故かと言えば、物事を纏めることや、纏める手段は全く尊く、それでいて、誰にも簡便であり、開けて締める以外の用法を必要としないところも優れているといえ、いや、だが、箱の有効活用法は決してそれだけではなく……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;箱は仕事だ&br;アンタも箱を買いに来たのか? それとも何か詰めにきたのか? -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-20 (水) 22:41:16};
---残念ながら僕はどちらでもないよ。最近越してきた冒険者で、近所にどんな施設や店があるのか見て回っていたんだ。いや、ちょっと待って。(何かを思い出したような表情)&br;木箱はあるかな。内径が700mm×200mm×100mmくらいの。 -- [[セン>FA/0032]] &new{2017-09-20 (水) 22:47:19};
---無論、あるぞ。一杯ある。何せ箱は俺の商売であり、生業であり、仕事であり、つまりは俺が俺としてやるべきことが箱であるからな。当然木箱はあるぞ、例えば木箱といっても材質に拘るべきものやデザイン、機能……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;どんな木箱がいい?&br;(そう言って、何処からか所望された通りの立方体こと木箱を持ってくる。大きさはどれも同じだが、デザインや木材の質がどれも違う) -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-20 (水) 22:53:37};
---ええとね、シンプルなものでいいんだ。なにしろ抜き身で拾ってしまったものだからね。鞘を作ってもらうにも物騒で。(どうやら戦利品の剣か何かをどこかに運ぶらしい、と、ひときわシンプルなものをひとつ選ぶ)&br;だからこれがいいな。いくらかな? -- [[セン>FA/0032]] &new{2017-09-20 (水) 22:59:19};
---なら、確かにそれがいいだろう。それがいい。自分で選んだという点が何よりも良い。箱は誰かに勧められても良いし、きっかけは何でもいいが、やはり自分でこれと選んだ箱はいいものだ。なぜなら、それは選択と言うまったく尊い行為を己で行っているからであり……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;その箱はアンタに似合っている&br;値段はアンタがその箱に払える額でいい -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-20 (水) 23:02:52};
---(価格提示を聞いて若干目が点に)言い値というのはよくあるけれど言われ値というのは初めてだね……。(特に良い木材を使っているわけでもないからこそ選んだ箱である。これくらいが相応だろう、という銀貨を数枚。実用上これで十分なのだ。)あとはここに詰める布か綿か……ともあれ、思いがけず用事を思い出せた、ありがようね。 -- [[セン>FA/0032]] &new{2017-09-20 (水) 23:07:18};
---似合う物は似合う者が持つことに価値があり、俺は未だ定義されていない価値に対して価値をつけろとただ当然の事をいったまでで……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;箱を買ってくれてありがとう&br;なんだ、何か詰めたいのか? -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-20 (水) 23:10:49};
---詰めるというほど大層なものじゃないんだ。この間の冒険でブロードソードを手に入れたのだけれど、困ったことに鞘はなくなっていて。&br;処分するにしても僕が扱えるように打ち直すにしてもそこまで持っていくのに抜き身じゃ物騒だろう? だから持ち運ぶ箱が必要だったんだよ。布や綿はまあ、緩衝材だね。 -- [[セン>FA/0032]] &new{2017-09-20 (水) 23:17:22};
---緩衝材、つまりは詰め物だな、そう、箱には何か詰めるべきものが必要だ。中身が詰まっているからこそ、箱は箱たりえ、空き箱から空き箱ではない箱になり……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;新聞紙を詰めてやろう&br;(そういって、ごそごそと分厚い新聞紙を丸めて次々と箱に詰めていく) -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-20 (水) 23:26:05};
---おや、サービスかい? 二重に助かったよ、手間が省けた。(思いがけずやってもらえてニコニコしている)&br;それじゃあせっかく買ったのだし早速収めてくるよ、ありがとうね?(と、新聞紙の詰まった箱を抱えて去っていくのだった) -- [[セン>FA/0032]] &new{2017-09-20 (水) 23:36:16};
---箱には何か詰めるべきだ、俺は空き箱を扱っているが、空き箱では箱の価値は箱の価値だけであり、中身が詰まって初めて箱は箱足りえるだけの役割を得ることができる。即ち、それこそが箱を箱足らしめる……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;気にするな -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-21 (木) 23:23:56};
-  --  
-  --  
--(ブリキ箱を被ったトレンチコートの人物がシートを広げている)&br;(シートの上に色々な箱が雑多に置かれている) -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-20 (水) 01:54:27};
---ムほう……これは……いわゆる「売り物」と呼ばれるものでしょうか……(黒い塊で前にいる) -- [[フィオメル>FA/0010]] &new{2017-09-20 (水) 02:42:09};
---いかにも、これらシートの上に並べている箱という箱はまさにそう言った物であり、誰の手にもとられ、そして誰の目にも見える様にそう陳列されている。いや、同じようにシートの上に乗っている俺は非売品だが。いや、それも違うな? 仕事を頼まれれば俺は俺の時間と手間と技術を切り売りするわけで、それはすなわち俺もまた此処に並んでいると……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;寄ってらっしゃい見てらっしゃい -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-20 (水) 02:45:56};
---フフフ……なるほど……?(商売の仕組みについては詳しくない)……それで、これは一体何なんでしょうか…… -- [[フィオメル>FA/0010]] &new{2017-09-20 (水) 02:47:42};
---良くぞ聞いてくれた。これこそは俺の自慢の商品であり、なんであるのかと形容しろと言われれば正しく、それは立方体であり、長方形であり、いや、ときに正方形であることもあれば、円柱、円錐、なんだったら球状であることも時にはあるかもしれない。そう、それは正しく内側に秘めるべき本質を覆う外皮であり装いであり……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;空き箱だ -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-20 (水) 02:52:30};
---ンふム……空き箱……僕たちは袋を使う事が多くて……あるのは木箱が殆どでしたが……下界には色々な形と材質の箱があるのですね……装飾まで施したものも……フフフ&br;箱は……僕も好きですよ……なにしろ手軽に、中のものを人の目から隠すことができます……いいですね……&br;何か一つ……小さくて持ち運びやすい箱はありますか……くっくっく -- [[フィオメル>FA/0010]] &new{2017-09-20 (水) 03:07:11};
---その通りだ、箱は隠すことはもちろん、他にもあらゆる目的と意志と意図によりあらゆる形、あらゆる質、あらゆる数がまさに繁茂しており、いや、自生している箱は珍しいが、ないわけではなく、また先ほどの言葉はタダの比喩ではあるが……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;これがいいだろう、アンタにはこの箱が似合う&br;(そういって、雑多に陳列されている箱の中から、小さな革製のベルトポーチを取り出す。わりとがっしりとした拵えの品で、蓋には取っ手もついている。ベルトに通さない時は、そうして手持ちにもできる作りらしい) -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-20 (水) 03:23:21};
---フフフ……箱っぽく使える植物は生えていましたが……こちらの箱ですか……ンむぅ&br;ぬむム……これは……普通の箱とは少し違うようですが……どうやって使うものでしょうか…?(彼女の服の構造は和装に近く、服はぼろっちい帯で止めている。手持ちで使うことになりそうだ) -- [[フィオメル>FA/0010]] &new{2017-09-20 (水) 03:35:21};
---この箱の使い方はいくらでもある。たとえば、弾丸を詰めるのもいいし、薬瓶をいれてもいいし、湿気も中に除湿剤を仕込めば水に沈めでもしない限りは概ねだいたいなんとかなるはずだ。無論、中にサンドイッチやビスケットを入れておくのも構わないが、匂いが移るし、液状のものはやめたほうが無難で……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;こう使う&br;(そういって、取っ手を持って見せた後、自らのトレンチコートのベルトに通して見せる)) -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-20 (水) 03:49:23};
---ホウホウ……なるほど……服に取り付けて使う袋の様な箱なのですね……僕ぁそういう固そうな帯はつけていませんが…紐を使えば同じような事ができそうです……フフフ&br;(ベルトポーチを受け取って)フフ……では手品を少々……ンん(ポーチを少し振るとジャラジャラ音がする。中を開ければ、彼女の持っていた金貨袋がそこに入っていた)……ちょうど依頼で貰うお金入れが欲しかったんです……ククク&br;お金の価値はあまり知らないのですが……いくらになるでしょうか?(金貨袋を開いて) -- [[フィオメル>FA/0010]] &new{2017-09-20 (水) 04:00:54};
---これはアンタに似合う箱だ。似合う物は似合う者が持つべきであり、価値は後から付随していくものであるが、仮に俺が独断と偏見により、主観からこの箱の今の価値を決めたとしてもそれは恒久的なものではなく……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;こんなもんだ&br;(そういって、金貨袋から数枚貨幣を取り出す。せいぜい食堂での晩飯二食分程度の額だ) -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-20 (水) 04:09:57};
---ンむぅ……これで金貨がそれだけなのですね……確かかふぇーの軽食がその倍くらいだったような……&br;フフ……ありがとうございます…しまう場所のあまりない僕には良いものでした……それではまた……(ポーチをマントの下にしまって手を合わせ一礼してから影の中に去っていった) -- [[フィオメル>FA/0010]] &new{2017-09-20 (水) 04:26:42};
---その箱は空き箱であり、これから価値が生まれるものであり、その価値はアンタが作るものだからこそであり……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;箱を買ってくれてありがとう -- [[『箱詰屋』>FA/0033]]
-  --  
-ハコ屋ハコ屋…と(連絡先をたよりにハコ屋ことハコ星人の動向を探るのである) -- [[あざり>FA/0051]] &new{2017-09-21 (木) 19:22:53};
--探し物だな&br;(そこにいたのは、一斗缶を被ったトレンチコートの人物だった)&br;何かを探す。探し求める。人はそういうものであるというより、動物は元来からして収集癖や探索癖をもっており、全く探すという行為については人間的、いや、生命的とすら……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;箱を探しているのか? -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-21 (木) 23:19:00};
---ああ…探しモンっていやあそうだな、単刀直入に言うぜ…あンた…ハコ星人だなっ!(話にきいてた通りハコをかぶっている…まちがいない!と頭の中でストーリーが出来上がってるらしくそちらを指さしたり) -- [[あざり>FA/0051]] &new{2017-09-21 (木) 23:35:47};
---星の人。すなわち星に棲みつく何者か。いや、何物か? いずれにしても星とは何か。この星。いや、ここは星なのか? 地平まで続く大地か? それとも天地遍く天体の一部であり、ここもまたその片隅、いや、片鱗ですら……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;人違いだ&br;アンタも箱を買いにきたのか? -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-22 (金) 19:16:46};
---宇宙人はみんなそう言うんだ…(そうだよ俺宇宙人。なんて言ってたら宇宙人ポイントが下がるところだったぜ!とみなまで言うな状態)&br;サンプルならぜひ欲しいね!持ち運びに困らないサイズのやつ(宇宙人ぐっずが手に入るなら大歓迎だとハコを買う構え、客ではあるらしい) -- [[あざり>FA/0051]] &new{2017-09-22 (金) 19:20:06};
---サンプル。つまり展示物。いや、例示。試作。即ちその意味は今となっては実に多義でありながら広義であり、それでいて狭義的な意味合いもまた収束しているが、かといって決して似通ってはおらず、だからこそ……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;この箱がアンタには似合う&br;(そういって、どこからか取り出した小さな箱を見せる。手持ち鞄くらいにならすっぽり収まりそうなサイズの箱で、申し訳程度に取っ手がついている) -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-22 (金) 19:29:49};
---結論から言えって!(十代には遠まわしな言い方がじれったいらしくハコ屋のおっさんを急かす…)&br;コレか?…コレがハコ星人増殖ハコ…?(ずいぶん小さい…とカパカパさせてみたり)&br;で、コレをどー使うとハコが増えるんだ?(「ハコ」という言葉を箱自体とは別に何かしらの隠語として使っているのかハコを使うとハコが増える…そういった風に考えているらしい) -- [[あざり>FA/0051]] &new{2017-09-22 (金) 19:34:21};
---結論。それは突然に出るものではなく、前提となる過程、推論、そして検証と実践の繰り返しによって生まれるものであり、ただ結論を唐突に求めることはむしろ結論から遠ざかり、だが、物事を出来る限りシンプルにするべきという俺の心情からすれば、確かにその結論をただ述べるという行いにもまた求めるべきところが……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;もう少しその箱は大きく開いて使う&br;(もうちょっと大きく蓋を開けということらしい) -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-22 (金) 19:40:04};
---さっきより長くなってンぞっ!(このおっさんは下手に急かすより自分のペースでしゃべらせた方がいい。と薄々悟り始める)&br;大きく?(こうか?と小さめのハコを大きめに開く…ちょうど開ける限界ギリギリくらいまで) -- [[あざり>FA/0051]] &new{2017-09-22 (金) 19:44:17};
---(すると、箱の中の仕込みバネが開き、箱の蓋が限界まで開いて、箱の中に仕込まれた階段状の箱が左右に広がる)&br;(工具箱や化粧箱によくある仕組みである) --  &new{2017-09-22 (金) 19:51:13};
---コレ…ここまで広がるのか?!(見た目の体積を大きく上回るような広がり方は男の子だな…と目を輝かせ…)&br;ってそうじゃなくって!このハコを使うとハコっつーロボットになってハコ星人の仲間が増えるはずじゃ…(自分の予想は外れてしまったので首をかしげる) -- [[あざり>FA/0051]] &new{2017-09-22 (金) 19:56:04};
---仲間というものは多義的な物言いであるが、それでいて実に狭義的であり、多くの者にとって仲間とは小さなコミュニティを指差し、だからこそ仲間という言葉には特別な意味合いが生まれる事が多く、だからこそその輪の内と外には明確な隔絶があり……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;勘違いだ&br;それより、その箱は買うのか? 買わないのか? -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-22 (金) 19:59:14};
---なん…だと…!?(グロードのやつガセネタつかませやがったな!と、どうやらハコ星人とは関係なさそうなハコを見て…)&br;か…買う…(ハコ星人とは関係なさそうだがそれはそれとして便利そうなハコは確保しておこう…と手持ちから代金を支払うのだった…) -- [[あざり>FA/0051]] &new{2017-09-22 (金) 20:03:36};
---探し物をしているのなら、探す事そのものに意味があり、その行為すらいつしかは過去となり、過去は記憶となり、記憶は思い出となる。それは全く素晴らしいことであり、同時に……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;箱を買ってくれてありがとう -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-22 (金) 20:07:26};
-  --  &new{2017-09-22 (金) 21:02:26};
-  --  &new{2017-09-22 (金) 21:02:31};
--(ブリキ箱を被ったトレンチコートの人物が、ベンチに座っている。すぐ横には、シートの上に雑多に並べられた箱の山がある) -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-23 (土) 22:31:56};
---……ふむ?そこな御仁…これは何をしておるのですかな?(しゃん、と錫杖を持った小さな東国の僧が通り掛かる。箱の山を見て首を傾げ) -- [[久世>FA/0013]] &new{2017-09-23 (土) 22:49:06};
---何をしているのか。実に多義的で広義的で哲学的で深淵かつ興味をそそる問い掛けだな。俺がそれに答えることは簡単だ。簡単なのに答えが長いって? それもまた尤もな指摘だ。だが、簡単、すなわちシンプルであるからこそ、解答というものはその証明のために多くの過程を必要とするものであり……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;箱を売っている -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-23 (土) 22:55:02};
---ふむ…ふむ(実に回りくどい言い方も気にせずこくこくと頷きながら聞く。説法やらに慣れている身にとっては、意にも介していない)&br; ほほう…売り物でしたか。むしろ箱を被っていらっしゃる方が気になりますが…(頭を見て不思議そうに)店なのであれば…そうですな、軽くて丈夫な…あと安い箱などは有りますかな? -- [[久世>FA/0013]] &new{2017-09-23 (土) 23:01:50};
---箱を被っているのは、それが俺の有様であり、俺の証明として実に適当で分かりやすいからだ。この箱を被る事で、俺は俺の存在を実に手軽かつ簡便にパッケージングする事が出来、周囲に俺の有様を示すことが可能となる。実際として箱は箱としての定義をまさに俺は身を持って……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;アンタにはこの箱が似合う&br;(そういって、ネズミ色で凸凹した質感で、左右に取っ手がついた箱を渡す。もし手に持ったのなら、偉く軽い箱だ) -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-23 (土) 23:09:49};
---貴方様を示すことがその箱を被ることと繋がるのですか…?貴方様は箱であり、箱は貴方様であると。その内に収められている存在こそが&br; 箱の内側を表す物であり、ならばその外側もまた同じくして貴方様そのものである、そのように聞こえますなぁ(などとこちらも胡乱げな事を言いだす)&br; ……む?似合う?(と用途も聞かれずに差し出された箱は、しかしてその伝達されなかった意図にそれとなく答えていて)&br; これはこれはまた不可思議な。拙僧…石ころを集めるのが趣味でしてな。ですが収めるべき箱も無く、住処に散らかしてしまっている有様で。&br; (そう楽しそうに言い、箱を手にとる。その色は石の色のようであり、軽くしっかりした作りで、石を入れても取扱が良さそうだ)これは重畳、して…お幾らほどで? -- [[久世>FA/0013]] &new{2017-09-23 (土) 23:24:11};
---そうだ。箱とは内側にあるもので価値が決まり、箱の外側には空き箱の価値しかない。だが、その空き箱の価値が無価値と言えば話は全く異なる。空き箱には空き箱の価値があり、中身が無いからこそ決まる価値があり、だからこそ俺がそれを扱い、中身を詰め、中身が詰められない箱でもありながら、俺が箱を詰め、売り……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;アンタがその箱に払えるだけで構わない -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-23 (土) 23:28:36};
---空となり有を成さずしてしかしてその空には意味が存在し、有るべき中身が収められることを待ち受けているという価値が存在し得るということですな(うんうんと頷く。ちゃんと理解しているかは怪しい)&br; 払えるだけ、ですか。時価というよりも…それがこの箱の価値、拙僧がいずれ収めるだけの何かしらの在り方の値段ということでしょうか(そうして少し頭を捻り)&br; …では、これにて(財布をひっくり返し、ベンチへ銅貨をじゃらりと出す、金額的には大したことはないがその財布の全てであろう)…拙僧、金銭的に余裕がありませんでな。しかし収められるのであれば、精一杯を収めたく願います。 -- [[久世>FA/0013]] &new{2017-09-23 (土) 23:40:39};
---そうだ、アンタは実に話が分かる。意味はその意味を定義する事に既に意味があり、無意味にも無意味という意味がある以上、空虚にもまた意味がある。それは空箱にもカラにもハコにも是と非があり、それは決して是と否ではない。だからこそ、アンタに似合う箱の値段は常にアンタが払えるだけの額でしかなく……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;箱を買ってくれてありがとう&br;(銅貨をそのまま懐に納める) -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-23 (土) 23:47:30};
---空即是色にも通じますな…。物事の本質は空であり、何もない。しかしてその繋がりが縁となり、そこに意味が、形が与えられる(感心しだす。完全に箱詰屋を見る目が僧を見る目になってる)&br; ふふ、こうしていると故郷が懐かしく思います(なんとなく、だが寺での修行を思い出し、微笑み)では…頂きます(と背中の編笠の紐に取っ手を引っ掛け、背負いつつ)&br; こちらこそ、ぴったりの箱を用意して頂き有難く思います。また…収めるべき何かがあれば箱を売って頂きたく願いますなぁ。では、失礼(しゃん、とまた一つ遊環を鳴らし、小僧は去って言った) -- [[久世>FA/0013]] &new{2017-09-23 (土) 23:57:53};
---似合う物は似合う者の所に落ち着くものだと相場で決まっている。アンタは自分で箱を探してたまたま俺がその箱を持っていただけの話であり、これはたったそれだけの巡り合いでしかない。出会いは出会いそのものは切っ掛けに過ぎず、それを育てるのは出会った当人でしかないからな。だから、アンタ風にいえば、俺はそれこそ、空からの縁として箱がアンタと俺を引き合わせただけであり……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;またな&br;(見送ると、こちらも広げていた箱の山を片付けて、どこかへと去って行った) -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-24 (日) 00:12:48};
-  --  &new{2017-09-22 (金) 21:02:35};
-やあ、箱詰屋。儲かっているかい?それと…この前、変なやつが来たと思うが、どうだろうか&br;君のその宣伝を兼ねた姿はちょっと面白かったからね、あの子をからかうのに使わせて貰ったんだ…迷惑をかけたなら謝ろうと思ってね -- [[グロード>FA/0036]] &new{2017-09-23 (土) 22:59:56};
--変な奴。即ち常識から外れ、常なる節理の外にいるもの。いや、では常とは何か? 常の定義がまずは必要であるが、常とはまさしく常と定義されるほどに常であるからこそ常であり、その有様からみて常ではない者といわれると中々に多義的かつ広義的かつ哲学的で深淵な……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;特に気にしていないから気にするな、グロード -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-23 (土) 23:03:07};
---確かに、それを言ったらそもそも箱詰屋自体が変な奴だったね!いや、すまないちょっと面白くなってしまった(顔からは笑みが消しきれず)&br;それならよかった。そういう基準で言えば、僕も普通ではない…非常の側だ。うん、やっぱり君と話すのは楽しいよ箱詰屋&br;(そういう少年はようやく素の表情に戻り、ずれていた眼鏡をもとに戻して) -- [[グロード>FA/0036]] &new{2017-09-23 (土) 23:15:51};
---楽しんで貰えているなら何よりだ。俺も全く個人的かつ利己的には楽しい事は良い事だと思っているし、そう努めるべきだと思っている。つまらない事は長続きしないが、楽しい事は体が動かなくてもやりたくなるものだ。つまり、楽しい事を自分の主観的世界の中で広げていけばそれだけで世界は全く主観的かつ利己的かつ個人的には喜びに包まれることになり……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;俺もグロードと話すのは楽しい -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-23 (土) 23:20:36};
---ああ、詰まらないというのはいけないことだ。それは人を鬱屈させるし、何より退屈だ&br;だから、僕はこうしていると言ってもいい。刺激にあふれていない日常は僕にとって死んでいると言ってもいいものだからね&br;だから、今こうして話している僕という箱に君が楽しさを詰めてくれていると言っていい。これも箱詰と言えるなら、僕は君に対価を払うべきだと思って、今日はこれを持ってきたのさ&br;(そう言って差し出された紙袋。中にはたい焼きが入っており)君に習って一言でいえばこうだ。これをどうやって食べるか見てみたい -- [[グロード>FA/0036]] &new{2017-09-23 (土) 23:28:25};
---それは実に良いことだ。俺も箱には色々な物を詰めてきたが、楽しみを詰めるという表現をされたのは今回が初めてであり、これは実にエポックメイキングで先鋭的な出来事だ。グロードと喋っているのは俺としてはただ自分がエンターテイメントを提供されている立場であると思っているが、その対として俺も遊興を提示できているのであれば全くそれは……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;ありがとう&br;(紙袋を受け取ると、たい焼きを一つ中から取り出して、今被っている木箱の下に突っ込む。僅かな咀嚼音がする)&br;うまい -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-23 (土) 23:35:12};
---ふふん、ギブアンドテイクは世の定理だからね。お互いにそうであれば世の中うまく回るということだね&br;僕もこちらが一方的に受け取っているつもりだったけれど、そうであればこちらこそ感謝するよ。それから…&br;外して食べないのか…!(心底残念そうな顔で、自分もたい焼きに齧り付いた) -- [[グロード>FA/0036]] &new{2017-09-23 (土) 23:42:57};
---これが俺にとっては楽である以上、この状態が俺にとって楽であり、常であり、だからこそ、食事という楽な行為をする場合も当然そうというわけだ。つまり、俺にとってはこれを外すという事は別にしなくても良い事であり、だが、言われてみれば食事中に脱帽を行わない事が不義理であるように、何かしらを顔に覆ったままというのは不躾と言えば全く反論の余地がなく……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;これを外せばいいのか?&br;(そういって、今被っている木箱に左手をかける) -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-23 (土) 23:50:39};
---いや、今回は僕の策負けだ、それはそうだね僕だって例えば浴室でも眼鏡を外さない&br;これは単純に外すとかなり視力が落ちるからではあるんだけれど楽だからという点においては同じだと言い張ろう&br;フッ…僕もその手は食わないぞ。どうせ次の箱が…(等と斜に構えてみるものの顔は期待にあふれている) -- [[グロード>FA/0036]] &new{2017-09-23 (土) 23:57:39};
---そうか&br;(そういうと、木箱を脱いで、すぐ横においてある鉄箱の上に置く)&br;(出てきたのは、年のころは二十半ばに見える青年の顔であり、特徴としては、煤けた白髪と垂れ目の紅瞳を有している)&br;まぁ、俺の場合は単純にこれは自分の普段の生き様と商売を示しているからああしているだけであり、グロードのような生活の苦難に直結する理由とはまた別であるが故、ただ望まれて食事を施され、それで脱帽を促されたにも関わらずそれをしないのは確かに褒められた事ではないなと……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;息苦しいから箱は二重には被らない&br;(小さく口を三角形に開きながら、そう呟いた) -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-24 (日) 00:05:22};
---ほう…(予想を裏切り出てきた素顔に感嘆の声を上げ)&br;なるほど…なるほど。確かに、1つならともかく2つはな…(いや1つでも苦しいとは思うが、口には出さず)&br;しかし、なんだ。思った以上に…こう言ってはなんだけれど。君、思ったよりは箱被らなくても行けてるんじゃあないのか…? -- [[グロード>FA/0036]] &new{2017-09-24 (日) 00:14:06};
---行けてる? どこかに行く事に関しては今のところは余り考えておらず、だが、絶対的にどこかに行くことが無いかと言えばそれは全く話は別であり、この稼業を続ける限りは恐らくは此処に滞在していると思うが、いや、しかし、箱稼業は別に此処でなくてもやっていくことは十分に可能である事は間違いではなく……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;仕事柄、いつものほうが楽だ&br;(被り物をしていないせいで普段よりはいくらか明瞭な声色と声量でそう答え、またたい焼きをちまちまと食べる) -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-24 (日) 00:19:06};
---確かに、確かに仕事上はアレがとても目立つしわかりやすいと僕も判断するけどね(しかし、と前置き)&br;イケるというのはつまり仕事上でも被らずともという意味合いだったことは伝えておきたい。楽だと言うならもうそれ以上は言い様がないから僕の方が食い下がらずを得ない&br;(一方こちらは既に食べ終わっており)残りは君に。最初からそのつもりの量だから気にせずにね(そのちまちま食べる姿を面白そうに眺めつつ) -- [[グロード>FA/0036]] &new{2017-09-24 (日) 00:26:11};
---そうか? 仕事上、グロードが以前に言ったようなサンドイッチマンがつまりは宣伝費用から己のパッケージングまで便利で楽だからこうしていたところであり、だが、他者であり客観であるグロードがそういうならそのままでの営業もまた一つの意見として考えることが全く妥当かつ重要な意見であり……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;ありがとう、グロード&br;(にっこりと笑って残りのたい焼きも両手で受け取って、またちまちまと食べ始める)&br;ふぉうひへは、ふろーふぉ -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-24 (日) 00:31:50};
---(笑顔を向けられ、こちらも釣られて笑い)なに、僕がそうしたかったからしただけの物だ。何より、まずは箱の下を覗いてみたいという思いが強かったけれどね&br;なんだい、箱詰屋。今になってもうちょっとレパートリー…勿論ソイツの中身の話だ、ソイツを増やしておけば飽きずに食べられたろうと遅すぎる思考に至ったところだけれど -- [[グロード>FA/0036]] &new{2017-09-24 (日) 00:36:21};
---(ごくりとたい焼きを飲み込み)&br;確かに、レパートリーを増やすという事は大事だ。単一種だけというのは飽きがくるし、飽きてしまえば楽しい事も鮮烈さを失う。だが、単一、一つでもそれが素晴らしいモノであるなら人はそれを飽きずに選択する事もまた自明の理であり、そうして商売になっているものも多くある。実際、俺の扱っている箱もそういった趣を選択しているものも中にはあり、俺もこのたい焼きは実に好ましく……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;グロードにはこの箱が似合う&br;(そういって、ごそごそと懐から箱を取り出す。コートの内ポケットになら入りそうなサイズの箱で、すらっとした緩やかなフォルムをしている) -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-24 (日) 00:43:38};
---ああ、あるよね。僕もラーメン屋ではいつも味噌ラーメンを頼んでしまうからね…&br;マンネリ回避の斬新さというのもあるが、しかし定番や王道と言うのも…ほう、箱(出されたそれを受け取り)&br;ふむ…これが僕に、か。へぇ…(矯めつ眇めつその箱を見る。開けてみようと、隙間を探し始める) -- [[グロード>FA/0036]] &new{2017-09-24 (日) 00:48:03};
---(触ってみると案外頑丈なそれは、隙間から開けてみるとバネ仕掛けでわりと簡単に開いた。中には薄紫のシルク生地が張られており、シルクの布地が一枚納められている。機械やメガネなどの壊れやすいものをしまう小物入れのようだ)&br;グロードは俺と喋ると楽しいといったが、楽しいのは俺も一緒であり、お互いにイーブンであるといえる。だが、俺は今はこうしてたい焼きを貰った上、先日、グロードには似合う箱を見繕うといった。だが、元々も似合う物は似合う者の元にいくものであり、俺はその橋渡しに過ぎず、いってみれば……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;その箱はグロードのものだ -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-24 (日) 00:54:51};
---なるほど…なるほど(開けて見ると中の衣装も好みのものであり、率直に)うん、ありがとう箱詰屋&br;そういえばそんなことも言っていたね…(すっかり忘れていたようで)では、これもギブアンドテイク。ありがたく、頂くよ&br;それに、これはおそらく本当に僕に合うものだ、さすがの審美眼だといえる(そう言いながら、懐中時計を取り出し、その箱に収め)&br;ほらね、この通りだ(合わせて作ったものと言われても納得するほどの嵌り具合)こちらこそ、重ねて言葉を返そう。ありがとう、箱詰屋。いや…そういえば、名を聞いていなかったな -- [[グロード>FA/0036]] &new{2017-09-24 (日) 01:02:31};
---箱がグロードを選んだだけだ。似合う物は似合う者の元に導かれる。故に、名もそうだ。そう、名前。名前か。名前は実は名前らしい名前を俺は持っておらず、通りでパッケージ=パッケージと呼ばれる事もあるが、それは箱詰屋と同じ程度の意味合いであり、名前であるかといえば代名詞という意味でどちらも大差がないと言え、だからこそ、いざ改めて聞かれると答えるにしても……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;別に好きに呼べ -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-24 (日) 01:07:21};
---なるほど…なるほど。それはなんだか、なんというか…(妙な寂しさを覚えてしまう)&br;では、好きに呼ぶよ、箱詰屋。いつか、君が自分を指して呼んで欲しいと思うものが見つかるといいな&br;それでは、今日はいい箱との出会いを助けてくれてありがとう箱詰屋。この子とは長い付き合いになりそうだ。それでは、また会おう(後ろ手に手を振って去っていく横顔は妙に複雑なものだった) -- [[グロード>FA/0036]] &new{2017-09-24 (日) 01:14:26};
---名は最終的には、自分で名乗るよりも他者によって定義されるものだ。自分で名乗ったところで仇名や通称がそのものの呼ぶ名となればそれは正しくそのもの名であり、真名との差異は微々たるものだ。いや、遍くすべての者にとってではなく、俺にとってはという意味だが……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;またな、グロード&br;(ゆったりと微笑んで見送り、また木箱を被りなおした) -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-24 (日) 01:23:16};
-  --  &new{2017-09-24 (日) 01:40:23};
-  --  &new{2017-09-24 (日) 01:40:27};
-  --  &new{2017-09-24 (日) 01:40:31};
--(ブリキ箱を被ったトレンチコートの人物が、広場の隅でシートを広げている。シートの上に雑多に転がっているのは、さまざまなサイズの箱) -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-25 (月) 20:20:32};
---…は、こ?…いれもの…?(特に何が欲しいとは無いが珍しいものを並べているのでじっと見ている) -- [[ハロリータ>FA/0015]] &new{2017-09-25 (月) 20:50:08};
---そう、入れ物。それは全く多義的かつ広義的かつ哲学的な物言いであるといえるが、今回に限って言えば此処に並んでいるモノは狭義的な意味合いでの外装もとい入れ物であり、機能としてはモノの保存、整理、もしくは保護に適しているモノといえ……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;箱だ -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-25 (月) 20:52:16};
---箱…(なにやら難しい言い回しに徐々に首を傾げていったが最後に箱だといわれればそうか、と軽く頷く)&br;…どんな、はこ…合う?(自分ではどれが自分に合うのかわからないので聞いてみる) -- [[ハロリータ>FA/0015]] &new{2017-09-25 (月) 20:58:58};
---合うもの。似合う物は似合う者の元に自然と行くものだ。何故かと言えば、物は即ち者の元に行きつくからこそ、物は物として役割を全うするだけの機能を発揮する事ができ、その機能こそが物の本質であり、中身であり……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;アンタにはこの箱が似合う&br;(そういって、子供持てそうなくらいに軽い、取っ手のついた藁編み箱を渡す) -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-25 (月) 21:16:44};
---かる、い…(軽くはあるが身の回りのものなら入れて持ち運べそうな藁編みの箱をじっと見つめる&br;これに何を入れて持ち運ぼうか、そんなことを考えるだけで気持ちが楽しくなりそうだ、そう言いたそうに視線を上げて箱詰屋を見、お礼の意を込めて頭を下げる) -- [[ハロリータ>FA/0015]] &new{2017-09-25 (月) 21:24:49};
---箱は箱としての機能を発揮するためには、当然相応しい持ち手を選ぶ必要がある。それは俺が選び、アンタが手に取った箱だが、実際の所、その箱はアンタの手元に巡り巡るにして巡った物に過ぎず、アンタはただアンタであったからこそ、その箱がアンタの手元に……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;気にするな -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-25 (月) 21:28:02};
---わたし、がわたし…はこがはこ…う、ん(やっぱり難しい言葉を使う人だ、そんな風に思いつつも手にした箱を見ればまた気持ちがこみ上げる)&br;た、いせつに…す、る…(それは建前でも聖女としての言葉でもなくハロリータ自身の気持ちがこもった言葉、たどたどしいがしっかりと伝えたいという感情が伺えた) -- [[ハロリータ>FA/0015]] &new{2017-09-25 (月) 21:40:36};
---そうだ。物は相応に扱えば相応の仕事を返す。丁寧に扱えば丁寧に扱っただけの、粗末に扱えば粗末に扱っただけの性能を発揮する。物は嘘を吐かない。だからこそ、きちんと、大事にしたいと思うのなら、その箱は間違いなくアンタの意に沿うだけの働きを行い……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;そうするといい -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-25 (月) 21:44:58};
---(こくこくと頷いて広場を後にするハロリータ、箱に入れる何かを探しにいったのかもしれない&br;その足取りは少し軽やかで、でもやっぱりかなりゆっくりであった) -- [[ハロリータ>FA/0015]] &new{2017-09-25 (月) 21:55:23};
---中身の無い箱には中身のない箱としての価値しかない。だからこそ、箱は内に秘めた中身によって真の価値が決まり、その価値を決めるのは持ち主次第だ。故に箱を使うと言う事はその箱に固有の意味を与えると言う事であり……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;箱を買ってくれてありがとう -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-25 (月) 22:26:44};
-  --  &new{2017-09-24 (日) 01:40:23};
-  --  &new{2017-09-24 (日) 01:40:27};
-  --  &new{2017-09-24 (日) 01:40:31};
-さて箱、箱と言うがいったいどのサイズの箱まで取り扱っているのだろうか&br;プレハブ小屋のような物なども箱型だがさてはて、取り扱っているのやら? -- [[クウネル>FA/0025]] &new{2017-09-27 (水) 00:05:44};
--どの程度までであるか。それについて答えることは容易いようで難しく、まず、世間一般の箱に関する認識の閾値の最低・最大について求める必要があり、その答え次第で在庫については考える必要が出てくるといえるだろう。だが、在庫は所詮は在庫であり、それを取り扱う俺の身一つで管理しきれる要領には当然限界がある。即ち、在庫として最大とはどれだけのものであるかと問われれば、それは俺の箱に対する最大公約数について詳らかに説明、提示、そして証明していく必要が……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;プレハブが欲しいのか? -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-27 (水) 19:22:41};
---あるならば個人が簡易的な住まいとして使える程度のプレハブが欲しいのだねえ、そんな…事務所に使うような巨大なものではなくてもいいんだ&br;コンテナなども箱のような具合だし、取り扱っているかと思ってねえ…ああ、無いのならば無理にとは言わないさ -- [[クウネル>FA/0025]] &new{2017-09-27 (水) 19:32:41};
---住まい。それはつまりは自分が快適に過ごすことが可能な空間であり、寝食が可能で雨露をしのげ、それでいて寛ぎを提供できる空間である必要がある。だが、俺は所詮は箱を扱う箱詰屋であり、快適な居住空間を演出する技能を持っているかと言えば話はまるで別で……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;箱だけなら準備する&br;何処に届ければいい? -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-27 (水) 19:39:21};
---寛げるかはまあ…わからんが…それを生かすも殺すもこの先次第という事だねえ&br;それではそうだねえ…大通りにあるハンバーガーチェーン店の裏口辺りにお願いしてもいいかな?そこからはお兄さん自身がどうこうするつもりさあ -- [[クウネル>FA/0025]] &new{2017-09-27 (水) 19:46:00};
---全くその通りだ。箱を生かすも殺すも持ち主次第であり、空き箱は空き箱だけの価値しかもっていないが、その空き箱に何を詰めるかは持ち主次第であり、真の箱の価値はその全てが揃った時に決まる。箱を如何に使い、如何に演出し、如何に生かすかは正しく……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;手配しておく -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-27 (水) 19:52:21};
---ああ…それじゃあよろしく頼むよ、在庫があるのかはわからないけれど…そう、きっとファストフード顔負けの速度で届く気がするよ&br;それじゃあお兄さんはこれで、うまく使えるかわからないが有効活用?とかを出来るように善処するよ(支払いをして帰るのであった) -- [[クウネル>FA/0025]] &new{2017-09-27 (水) 19:56:00};
---善処する事は実にいいことだ。結果は実際の所、あくまで後からついてくるものであり、結果は過程なくしてありえず、優れた過程こそは優れた仮定から生まれるものであり、それを生み出す原動力が正しく善処だ。で、あるからこそ、善処すると努力するという姿勢こそが真に評価されるべきものであり、それによって生み出される結果はあくまでその善処の副産物に過ぎず……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;箱を買ってくれてありがとう -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-27 (水) 20:20:37};
-(がちゃん、と音がすると被り物をしている人物の傍に扉が現れそこから人影が姿を覗かせ)&br;はいどうも、異端観察記録局です突然ですが、アナタの傍で不思議な事、変わった事、変人奇人なんかいましたら…目の前にいたわ奇人&br;…え、コスプレ? -- [[チーク>FA/0090]] &new{2017-09-28 (木) 21:03:15};
--不思議。それは即ち不可思議、いや、類語でしかないな。ようするに、それは常識では測れない何かであり、超常の何かしらをさす。だが、技術があらゆる意味で発達した昨今、機械は身近となり、魔術は大系化され神秘から零落し、不可思議や不思議というものの大半には理屈が付随するようになった。つまり、本当の意味での不思議というものを今日日観測する事は非常に難しく、何より主観によってそれらは容易に意味からして変質し……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;この格好は仕事着だ -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-29 (金) 00:16:13};
---く…しかしだが、本当に進化した技術は異端である存在と区別がつかないと、言葉ではなく感覚で理解できる事もあるはずだと俺は思う!&br;…えぇっと失礼、ご職業は何を?っていうか今の話と、仕事着に何の関係あった、なぁ・・・!? -- [[チーク>FA/0090]] &new{2017-09-30 (土) 01:09:28};
---職業と言われれば、それもまた多義的かつ広義的な意味合いがあるが、この場合は狭義的な俺の生業について尋ねているものである事は容易に推測ができる。つまり、俺の仕事について詳らかに尋ねたいという意図をアンタが持っていることは俺にもなんとなく察しがついている。だからこそ、その問いに答えるならば、これまた少しばかりの暇が必要になるが、アンタがそれよりは要約を欲していることも俺にはやはり何となくは察しがついている。だが、すまない、俺はシンプルを誰よりもこ好んでいると自負しているんだが、好きだからと言ってそれが得意であるかと言えばまるで話は別だ。アンタだって好きな料理があるとして、それが自分にもプロ並みの腕前をもって調理し、盛りつけ、毎晩食卓に並べる事が出来るかと言えば恐らく話は別だろ? 高級料理のフルコースが好きな奴が誰だってフルコースをいともたやすく作れると言えば話は全く別だ。即ち、俺にもそれと全く同じことが……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;箱詰屋だ -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-30 (土) 21:11:10};
---よぉしきた回りくどい言い方をしているがその実とてもシンプルな所は気に入ったよ&br;つまり箱詰屋さんの仕事着がそれと…それで、その仕事は内容的には何を?まさか果物とかそういうのを丁寧に梱包してお届けするとかいう内容だったりするのかい、未知の仕事に俺も中々興味沸いてきたんだぜ?&br;(きらきら、と目を輝かせながら懐からメモを取り出して構え) -- [[チーク>FA/0090]] &new{2017-09-30 (土) 21:38:28};
---仕事は何かと問われれば、別段答えることは難しくはないが、全て逐一それこそ一から十まで答えろと言われると中々に難しく、何より仕事とは何であるかと言われれば、俺は箱詰屋であり、箱詰屋の仕事は箱であり、では、箱とは何かと言われれば、箱は箱であり、箱以上でも箱以下でもない。箱の定義するところは多義的かつ広義的かつ暗喩的であるが、要は箱は箱であり、箱は箱の中に何かを詰める為にある。故、俺は箱を準備し、そして箱に何かを詰める。空き箱を売る仕事も勿論している。中身が詰まっていない仕事に中身を詰めるのは俺の仕事だが、それは俺だけの特権ではなく、万人が持っていて然るべき当然の権利であり……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;色々だ -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-30 (土) 21:42:43};
---ははっ!まいったな色々だとレポートにならないじゃねーか!&br;うーん…(がりがりと苦い顔で頭をかいたあと、そうだと両手を打ち鳴らし)&br;よーし、じゃあ何かを詰めるってことはこの箱に、コレを入れて用意して欲しいって言ったら、箱詰屋さんは用意したりできるのかい? -- [[チーク>FA/0090]] &new{2017-09-30 (土) 21:47:31};
---何かを用意しろと言われれば、当然、それについて努力はしよう。それが俺の生業であり、俺の仕事であり、俺のやるべき事であるからだ。しかし、例えばこの箱の中には一番最後に希望が詰め込まれるように中身を詰めてくれと言われれば、中々に難しい注文であるとしか言えず、俺は俺の思うままに希望を詰め込む事は出来るが、それがアンタの望む希望であるかどうかは俺にとってはまるで分からんし、分かったところで用意できるかどうかは時と場合による。場所は対して関係ないが……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;在庫次第だ -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-30 (土) 21:51:45};
---なるほど、まぁ一般的な販売形式ではあると…特異の坩堝にはこんな商売もあるとは知らなかった&br;(めもめも、と軽くペンを走らせながら…ふと思いついたように)&br;あぁそうだ、じゃあ箱詰屋…えぇっと、アンタのことを何て呼べば良いとか、俺はチークって言うんだ、とか…それから、可能な限り頑丈に作られていて、危ないものを仕舞って鍵を厳重に掛けておける箱を一つか二つ用意して欲しいんだが、中身は空箱で良い…用意できるだろうか -- [[チーク>FA/0090]] &new{2017-09-30 (土) 21:54:18};
---俺は箱詰屋であり、それ以上でもそれ以下でもなく、パッケージと呼ぶものもいるが、それは即ち通称であり、はっきりいって箱詰屋という呼称と差異がなく、他に同業他社も俺はしらないので、代名詞は最早固有名詞に近いモノとなっており、むしろ俺は本来の意味での固有名詞を持たないので分かれば正直何でも良く……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;アンタにはこの箱が似合う&br;(そういって、どこからか真っ黒な箱と真っ白な箱を取り出して、それぞれ渡す)&br;(両方とも頑丈な取っ手がついており、継ぎ目などは一切見えない)&br;(奇妙な立方体に取っ手がついているだけだ) -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-30 (土) 22:04:28};
---一言でいうとこうだろうか、好きに呼べば良い?&br;(ふふんっ、とちょっと得意げな顔をしつつ渡された二つの箱、ソレを受け取ると)&br;おー…まさかあっさりとでてくるとは思わなかった…ちょっと試してみても?&br;(黒と白の箱の、それぞれの取っ手を持ちながら構えを取る)&br;(容赦なく全力で地面に叩きつける構え、頑丈という条件を確かめたいと言っているのだろう) -- [[チーク>FA/0090]] &new{2017-09-30 (土) 22:09:53};
---(地面に思いきり叩き付けても、音すらせず、跳ね返りもしない)&br;(まるで湖底に物が沈むかの如く、音もなく転がる)&br;(質感は硬くも柔らかくもなく、温かくも冷たくもない) --  &new{2017-09-30 (土) 22:12:04};
---…よし!(転がったソレをやや慌てて追いかけた後、拾い上げて二つとも大事そうに抱えて)&br;買ったー!まさか一発で要望にあうものがでてくるとかさすがだな箱詰屋!&br;料金のほうは最悪経費で落とすから、安心して良いぞ、ふふふっ! -- [[チーク>FA/0090]] &new{2017-09-30 (土) 22:20:01};
---その箱は黒い箱が受けた衝撃を白い箱が吸収し、白い箱が受けた衝撃を黒い箱が吸収し、そしてまた黒い箱が受けた衝撃を白い箱が衝撃し、そのまた白い箱が受けた衝撃を黒い箱が吸収し、それを交互に永久に繰り返すことで、衝撃の慣性は次第に弱まり、最終的に限りなくゼロに近づき、最後には消える。それはアンタの箱だからアンタしか開けられず、アンタ以外の人間が持つことはもう出来ない。俺にも持てない。蓋を開けたいときは取っ手の裏にあるスイッチを強く押す。このスイッチももうアンタ以外には押せない。つまり、その箱はもうアンタであり、アンタが死んだ時にその箱もまた役目を終え、箱から箱ではないものへと……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;代金はアンタが払えるだけで構わない -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-30 (土) 22:25:57};
---……おいおい、魔術か化学か、その複合でも辿り付けない様な極地をあっさりと見せつけやがったな&br;(おっかない…と思いながら、ソレを抱えながらメモを取りたそうに懐に手を伸ばして、箱のせいで身動きに難儀して諦めつつ)&br;そうか、じゃあ取り合えず代金は……参ったな、コレだけのモノとなると、相応支払いたいが何が喜ばれるかわかんねぇぞ、つまり困った&br;…そうだな、取り合えず金品と(そう言ってまずは財布から紙幣に金貨と取り出して渡して)それからそうだ、困った事があったら何でもたずねてくれ&br;異変異端、神秘に不吉、街のうわさから何まで調べてるから話には事欠かないし、追われた際に逃げ込む先にもなっていい、要するにアンタの力になると約束するってことでどうだろう! -- [[チーク>FA/0090]] &new{2017-09-30 (土) 22:51:20};
---物はそれを持つに相応しい者の手に渡る。それは箱が物である以上、逃れられない宿命であり、運命であり、定めだ。だからこそ、対価は常に持つべきものが決めるものであり、アンタが決めた対価がそのままアンタの物の価値としてアンタの懐に収まるのだから……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;箱を買ってくれてありがとう&br;(頷きながら代金を受けとり、そのまま懐につっこむ) -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-09-30 (土) 23:15:05};
---こちらこそ良い買い物をありがとう、実際街で見つけた際の危険遺物何かを保存する為の道具が必要で困っていたんだ&br;最悪、このままコレを本部にレポートしてもいい、つまり、色んな意味で助かった&br;それじゃあ、箱詰屋…えぇっと、今度何かあったら頼って欲しい、お礼に手を貸すのもまた俺が差し出せる対価だからさ&br;(そうっ言ってペコり、と頭を下げると自らの背後に扉を出現させる、そしてその扉に手を掛け開いて、中に滑り込むと、次の瞬間には扉が消えて、跡形も無くなってしまった) -- [[チーク>FA/0090]] &new{2017-09-30 (土) 23:20:19};
---俺は俺の仕事を果たしただけだ。しかし、それがアンタの仕事の成果に繋がるのだとすれば、それは望外の喜びであるし、全く俺も気分が良い。だがしかし、俺は俺で既に箱を買って貰えているので十分対価は得ているし、契約は既に終了している。無論、ここでいう所の契約は商業取引的な意味合いでのそれであって、悪魔だの魔術だのといった怪しげな呪い的意味ではない。かといって、別にこれは俺がアンタに対して突き放したものの言い方をしているわけではなく、単純になんというか簡便な物言いを考えた結果であって……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;気にするな -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-10-02 (月) 19:14:31};
-  --  &new{2017-10-02 (月) 19:14:37};
-  --  &new{2017-10-02 (月) 19:14:40};
-  --  &new{2017-10-02 (月) 19:14:44};
--''建物越しに虹の見える路地'' --  &new{2017-10-06 (金) 21:05:11};
---(ブリキ箱を被ったトレンチコートの人物が、シートを広げて座り込んでいる)&br;(シートの上には様々なサイズの箱が雑多に並んでいる) -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-10-06 (金) 22:16:51};
---琥珀蝶 覇を苦にし 空白を生む うむうむ&br;(並んだ箱の中で一番小さいのをつっつくヒリ) -- [[ダイア>FA/0044]] &new{2017-10-06 (金) 22:25:08};
---覇を唱える、いや、葉か? それとも波か? いずれも季節の並々に対して栩栩然として胡蝶なりとでも揶揄したということか? 琥珀色の蝶ですら葉を食むも正しく苦となる季節に一時生の彩が陰り、であるからこそ一時の覇ですら先の寒空を思えば苦となり……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;アンタも箱を買いに来たのか? -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-10-06 (金) 22:33:06};
---破顔ぱーがん?(小首を傾げて)&br;ご確認よろしいですか? は痒いところはございますか?&br;はいはいと徘徊する養女(脚で箱を開けようとするヒリ) -- [[ダイア>FA/0044]] &new{2017-10-06 (金) 22:41:03};
---会話の前後に繋がりを感じないな。つまり、アンタは言葉で会話するわけではなく、正しく生き様、有様、いや、違うな。その全てか? いや、それも違うか? 俺に理解が及んでいないだけで、実際の所アンタの言葉にはいくつかの意味があって、俺にはそれを解する事が難しく、それこそが正しく歯痒く、破顔するほかないとでも……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;その箱は葛籠だ&br;(大人でも悠々はいりそうなサイズの箱である) -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-10-06 (金) 22:50:05};
---はうほう ホウホウホウ&br;(大きさを確認し、そっと葛籠の中に入ろうとするヒリ)&br;雀が舌を出し 鴉は葦を折る それじゃあ鳰は? 鳩と似てるよね -- [[ダイア>FA/0044]] &new{2017-10-06 (金) 22:58:16};
---舌切り雀を知っているのか? なるほど、そうなるとやはりまるきり意思疎通が出来ないわけではなく、アンタは俺の言葉がわかるし、意味もわかるし、俺とのコミュニケーションに問題はないわけだ。いや、違うな。俺があまり分かっていないし、早合点の可能性もあるし、なんだったら俺の思い込みと言う可能性もある。だが、人は誰しもお互いを理解し合う事なんて究極的には不可能で、相互理解という言葉は努力はできても完全に行えるなんて傲慢を抱けばそれは愚かな幻想でしかない。そういう意味で言えば、俺とアンタは既に意志疎通を行うための相互理解を確かに行ったということであり……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;その箱が気に入ったのか? -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-10-06 (金) 23:14:24};
---同化してる金貨と銀貨 どちらからも異相に棲む&br;(うんうんと頷いて、羽根を畳み箱に綺麗に収まるヒリ)&br;其の手が握るのは鋏か糸か 現実は重く柔い はにはにわわかるささ -- [[ダイア>FA/0044]] &new{2017-10-06 (金) 23:22:36};
---確かに貨幣はどれも所詮は同じ貨幣だが、互いにとって互いはそれこそ金と銀であるのだから異相、すなわち質からして奇異たる他者であり、また、それを括るか、バラして裁断して鋳造しなおしてしまうかは全く別の話であり……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;アンタにはその箱が似合う -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-10-06 (金) 23:35:50};
---まるで鳥の巣箱だね -- [[ダー・フェンザー>FA/0070]] &new{2017-10-06 (金) 23:39:59};
---大は将を兼ね 蓋は大きい方が良い 重しを乗せるのも良いだろう&br;冷暗所に保存してください (うんうんうん)&br;(目を閉じて、すやぁと穏やかに寝息を立て始めたヒリ) -- [[ダイア>FA/0044]] &new{2017-10-06 (金) 23:41:34};
---巣箱。確かにこうして寝扱ける程の収まりがあり、そして何よりこの鳥女が収まっているからこそこれは確かに巣箱だ。その言葉に疑う余地はなく、それに大きな蓋と軽い重石もあつらえたようにここにある。ならばこそ、この箱はまさしくこの鳥の巣箱であり、だからこそこれは空き箱では今この瞬間からなくなり……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;箱を買ってくれてありがとう&br;(そっと蓋を閉じる)&br;(所詮は葛籠なので、別に中から開けようと思えば簡単に開けられる) -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-10-06 (金) 23:45:32};
-  --  &new{2017-10-02 (月) 19:14:37};
-  --  &new{2017-10-02 (月) 19:14:40};
-  --  &new{2017-10-02 (月) 19:14:44};
-やぁ、久しぶりだね箱詰屋。元気にしてるかい…?さて、もう七月と言う夏真っ盛りなわけだが…被り物、暑く、ないか?(人の事を言えない黒尽くめだが、それはさておき) -- [[グロード>FA/0036]] &new{2017-10-12 (木) 10:18:54};
--(夏だというのに、相変わらずトレンチコートを身に纏い、木箱を被っている)&br;グロードか、久しぶりだな。暑いか暑くないかと聞かれれば、確かに冬よりは暑いし、当然、秋や春よりも過ごしにくい事は確かと言えるだろう。だが、俺は箱詰屋であり、箱詰屋を箱詰屋たらんとする装いはまさにこの装いであるため、これもまた業務上仕方がない事といえるし、何よりこうして物陰にいれば大した問題でもない。何より、往々にして環境と言うものには自然と身体は適応する物であり……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;慣れる -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-10-12 (木) 17:42:44};
---そうだね、夏が一番過ごしづらい季節だと言えるね。カラッとしているときはまだマシだとは言え湿度も高まると不快指数もうなぎ登りだ&br;逆に言えばこの日陰が一番ありがたみを増す季節であり、そういった普段見落としがちなものの必要性を再確認するにはいい季節と言えるね&br;実際、僕も既に慣れた側だね。じゃなけりゃこんな格好やってられない、と言うわけだ&br;しかし木箱は、重くないのかい…?商売熱心なのはいいことだけどね… -- [[グロード>FA/0036]] &new{2017-10-12 (木) 19:18:53};
---これはこう見えて実はそれほど重くない。何故かと言うと、木材と言っても重量は材質によって様々であり、樫や黒檀のようなモノならこうして被り続けるのは中々に首への負担が心配になるところだが、こいつは桐で出来ているからその点、問題はない。どれくらい問題がないかというと、桐は同等量の水よりも重量がない。だいたいの木材は乾燥させても水よりは重たいもんだが、コイツは例外と言うわけだな。しかも、香りも良いし湿度調整機能も都合がよく……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;重くない -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-10-12 (木) 19:54:30};
---あー…確かに木刀でもやたらと軽いのもあれば重いのもあるね、あれもそういうことだったんだな&br;しかしなるほど、やはり長時間つける以上そういったことも考えて被り物を選んでいるんだな…&br;当たり前の事かもしれないが、やったことのない僕からしたら想像だに出来ないことだ、得難い知識をありがとう、箱詰屋&br;さて、今日は別にこんなどうでもいいことを話に来たわけではないんだ。箱詰屋、君にちょっとした依頼があるんだ。何時になるか、はっきりは言えないけど。それでも、君に頼みたいことなんだ -- [[グロード>FA/0036]] &new{2017-10-13 (金) 00:42:57};
---なに、当たり前のことなどない。そも、当たり前という単語や常識という単語は発信者が説明の手間を掛けることを惜しんで使う単語であり、「それくらいわかっているだろう」という怠慢の表れだ。誰しも最初は何も知らないのだ、偉ぶる事ではないし、蔑む事でもない。だが、実際、専門的な会話をするにあたり、何から何まで省略せずに一から説明する事が面倒かつ時間的効率が悪いので「当たり前」や「常識で考える」などの単語でこれらを短縮しつつ、同時に門外漢を選別して会話内容を考えるというコミュニケーションのテクニックでもある。しかし、俺とアンタは友人であり知人だ。しかも業種が異なっていることが最初からわかっている。だからこそ、俺がそういった事で、もし偉ぶったとすればそれは全く恥ずかしい事であり、だからこそ、俺はそんな事は出来る限りするつもりはなく……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;気にするな&br;依頼? どんな依頼だ? -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-10-13 (金) 15:35:57};
---君は理性的でありがたいよ、そんなことも知らないのか、と理不尽を言われるよりずっといい&br;意外に思われるかもしれないが、君が僕を友人だと思ってくれていたのも嬉しいよ。なんだかこそばゆいけれどね…&br;で、依頼の話なんだが。僕は一応冒険者をやっていてね。稼業の都合、何時死ぬかわからない&br;だからもしそうなったとき、僕をいれる箱を、君に選んで欲しい。縁起の悪い話かもしれないが、それでも君がいいんだ。頼めるかい? -- [[グロード>FA/0036]] &new{2017-10-13 (金) 19:56:10};
---……&br;(少しだけ、箱詰屋は押し黙った)&br;……それも、無論俺の仕事の範疇であり、やったことも一度や二度ではない。むしろ手馴れていると自負している。調達から納めるところまでまさに朝飯前だ。それをやれといわれるなら、まぁ当然やろう。仕事であるなら尚の事だ。だがな、そういう話は備えとしては悪い話ではないし、むしろ危機感を持って仕事をしているという事で俺はアンタに対してまた一つ敬意を抱くべき事実が増えたともいえるが、同時にそれはとても心情的には受けたくない仕事だ。いや、別に仕事を選ぶつもりはない。やれというならやろう。間違いなくこなそう。だがな、それはまた仕事の部分とはまた別の話で……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;あまり悲しい事をいうな -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-10-13 (金) 21:25:12};
---君が黙ると、何か大変な失言でもしたかと不安になるな…いや、それに近いことは言ったか…&br;すまないね、しかしどうしてもしておきたい話だったのさ。ちょっと死にかけた身としてはね&br;しかし、君のような鉄面皮の男でも、そんなことを言うんだな!なんだか少し嬉しくなってしまうよ]不謹慎ながらね、と笑って) -- [[グロード>FA/0036]] &new{2017-10-14 (土) 02:35:41};
---俺は別に仕事でこういう箱を被っているだけで、箱の下では笑ったり泣いたりもそりゃあする。だが、誰しもそんなもんじゃないだろうか。誰だって素直、正直、真正面に生きているわけじゃないし、何かしらの仮面は被っているものだ。それが目に見えるものか目に見えないものか程度の違いであり、いってみればこの箱が俺のペルソナといえるだろう。だが、顔を仮面で覆い隠したところで心の動きが変わるわけではない。自分を騙すことはできるかもしれないが、騙し切れる奴は稀だ。少なくとも俺には出来ないし、するつもりもない。失礼とは思わないが不謹慎ではあるし、素直に俺は哀しい事は哀しいといっただけのことであり、だがこれは誰にでもそんな事を言うのかと言えばまだ別で……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;俺はアンタが死んだら嫌だ -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-10-14 (土) 19:38:55};
---(一言に要約された言葉に)そう思ってくれているのは、とてもうれしいね。でも、別れというのはいつか必ず来るものだ、いやがって目を伏せるより覚悟を決めておいた方がいいだろう?&br;でも確かに言われてみればその通りだね、ペルソナとはうまく言ったものだ。僕も君にたいして鉄面皮は言い過ぎたな&br;でも、それを言えば今のこの僕だってそうだよ。君は、僕が見せている僕が本当の僕だと思うかな?&br;例えば、僕は本当は男ではなく、グロードなんて名前でもなく、性格だって本当は引っ込み思案の人見知りだとして、このグロードという仮面の間は無理をしていられるとして&br;そんな話を突然されて、君は信じられるかな?平素の動きというのは、それだけ大切だと言うことだね&br;そう、君を真似て言うとしよう。一言で言えばこうだ&br;こんな僕と友達でいてくれてありがとう -- [[グロード>FA/0036]] &new{2017-10-14 (土) 20:24:39};
---(フッと、小さく笑い声を漏らす)&br;本当のアンタが何者であるかは重要じゃない。アンタが俺に見せたいアンタが今のアンタなのだから、俺はそれを受け入れるだけだし、それについて文句を言うつもりもない。それに、ペルソナの下に何があったとしてもアンタはアンタだ。アンタだってアンタ自身、グロードという個人を騙し切れるほどの鉄面皮であるなら、その嘘は最早本当だろう。だからそれは構わない。逆に、アンタがグロードという個人を騙し切れないほどの御人好しであるなら、アンタはそれでも自分に嘘をついてまで今の自分を演出したい何かを持っているグロードだ。俺はその覚悟にケチをつけるつもりはないし、それが悪いともいわんし、別にそれらを含めて今のアンタを好ましく思っているからやはりこれでも構わない。信じる、信じないじゃあないんだ。俺はアンタと友人になった。なら、友人の行いは信じるべきであり、友人の嘘はそれが吐き通したい嘘なら見守るだけだ。本当のアンタが何者であろうと、ここで出会ったグロードと言う友人である事に変わりはない。俺だって自分の名前は分からない。本当は俺自身何者であるかも今更興味もない。だがグロードは友人でいてくれるだろう。なら俺も同じことというだけで……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;気にするな&br;何にせよ、依頼は確かに受けた。箱から納めるところまで間違いなく執り行おう。だが、なるべく俺に仕事をさせるな -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-10-14 (土) 20:34:47};
---詮索しないのが君の優しさなんだな…ありがたいことだ。もし、僕の仮面が落ちる日が来たら…その時は&br;本当の顔でもう一度君に話しかけよう。その時までは、グロードに付き合ってくれ(そう言って笑い、立ち上がって)&br;では、よろしく頼むよ。なるべくならこの依頼が果たされる日が遠のくように頑張るよ…では、またな箱詰屋(少年はなんだか機嫌良さそうに帰っていった) -- [[グロード>FA/0036]] &new{2017-10-14 (土) 21:08:11};
---優しさというよりも俺個人の主義主張であり、それにむしろアンタを巻き込んだだけだ。だから、それを優しさを思うならそれはグロードが俺に対して優しさを与えたのと同じことだ。それは何も気にする事ではないし、改めることでもない。仮面の有無は俺は頓着はしないが、グロードが気兼ねすると言うならそれは期待して待つとしよう。まぁ、ともかく仕事は受けたが、俺も仕事を果たすのは遥か未来にしたいと願っているし、本当の顔とやらにも無論興味が……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;またなグロード -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-10-14 (土) 21:14:51};
-  --  &new{2017-10-14 (土) 21:18:34};
-  --  &new{2017-10-14 (土) 21:18:37};
-  --  &new{2017-10-14 (土) 21:18:41};
--(プラ箱を被ったトレンチコートの人物が露店を広げている)&br;(露店に並んでいるのは大小様々な箱ばかりだ) -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-10-14 (土) 20:00:55};
---……箱、ですか?(小さ目の箱を手にとって見ながら見たままの事を聞く) -- [[ハープ>FA/0048]] &new{2017-10-14 (土) 20:08:08};
---そう、即ちそれは立方体であり、長方形であることもあれば正方形であることもあり、何だったら円錐や円柱であることもある。概ねの用途に置いて何かを保存する事に優れ、時には鈍器、時には運搬、時には装飾、時には椅子として活躍する事もある。だが、そんなものは一義的な使い道に過ぎず、実際の使い道はまさに使い手のイマジネーションにより無限の広がりを……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;箱だ -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-10-14 (土) 20:11:20};
---ええ、箱ですね(長々とした説明が面白いのかくすくす笑いながら)&br;となりますとあなたは、一言で言えば箱屋さん?そうですねぇ……綺麗な装飾のある、蓋付きの箱はありますか?出来れば両の手の平に乗るくらいのサイズの…… -- [[ハープ>FA/0048]] &new{2017-10-14 (土) 20:18:32};
---俺は箱詰屋だ。箱を売り、箱に詰め、箱を運ぶ。箱屋でもあるが、ただ箱を扱うだけでの商人であるかと言えば否であるし、本職の商人より在庫が充実しているかどうかと言われればかなり懐疑的だ。在庫は別に安定供給しているわけじゃないし、その時に在るものをその時に在る様に売っているだけだ。物はそれを持つに相応しい者の元へと流れ着く。俺はその介添えをしているだけで、俺は俺の商売には俺なりにそれなりの想いを持って挑んではいるが、想いが結果に繋がっているかどうかと言えばそれはまた別の話であり、むしろ結果とは過程の延長線上にあるいうなれば副産物に過ぎず……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;アンタにはこの箱が似合う&br;(そういって、どこからか、小さなサイズの宝箱を取り出す。複雑な魔法陣が表面に描かれ、縁取りには碧色輝石が嵌め込まれている。鍵穴には、小さな銀の鍵が入りっ放しになっている) -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-10-14 (土) 20:25:31};
---一言では言えない方でしたか、でもご説明いただいてよく分かりました 一つだけ、箱に何を詰めているのかだけは良く分かりませんが……きっと色々なモノや思いなのでしょうね&br;これ、ですか?綺麗ですね……とても気になりますし、気に入りました この魔法陣は何かしら?(箱を受け取って色々な角度から眺めて)&br;一つだけ気になる事が……俗な事ですが、お値段です 結構お高いのでは?この石など…… -- [[ハープ>FA/0048]] &new{2017-10-14 (土) 20:32:14};
---その魔法陣はかなり古い方式のプロテクションだ。かつて、黄金歴と言われた時代の失われた魔術により編み上げられたプロテクションであり、今の魔術では早々簡単に破る事は出来ない。絶対とは無論言わないがな。そんな無責任は阿呆のすることだ。だがまぁ、大概の呪いからは中身と持っている奴を保護してくれる。その石はプロテクションを補助する翡翠であり、魔法陣が魔力や干渉を受けると翡翠に魔力が還元され、濾過されて再び魔法陣に魔力を流す。これは空気中にある淀んだ魔力なども利用した機構であり……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;アンタがその箱に支払えるだけでいい -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-10-14 (土) 20:44:51};
---それってとんでもなく貴重な物なのでは……でもあなたの仰ることが本当であれば、見立ては完璧だと思います&br;(人差し指で翡翠に触れて、そのまま魔法陣をなぞっていく)……なるほど、太古のプロテクションと言うのはこの様なものだったのですね&br;(何かを感じたかのように目を閉じて、そして開く)払えるだけ、となれば効果があるなら幾ら払っても惜しくは無いのですが……夜店で使う程度のお金しか今は持っておらず、とりあえずでよろしいですか?&br;(念の為に少し残したが持っている金を取り出す こちらで使われている物もあればそうでない物もあり)あとは……使ってみて気に入ったら、またお支払いに参ります 本店はどちらかしら? -- [[ハープ>FA/0048]] &new{2017-10-14 (土) 20:57:14};
---俺は店は持っていない。適当に今持っている在庫をその時の都合で持ち歩いているだけで、むしろここが本店と言える。それに、今支払える額がそれなら、それで構わない。物は持つ者を選ぶ。その箱がアンタを選んだ。だから、その選んだアンタがその箱に支払える額がその箱の値段だ。そもそも、価値というものは相対的なものであり、絶対的な価値などはこの世のどこにもない。だからこそ、その箱の値段もまた相対的であり、その箱に選ばれたアンタが示した価値こそが今のその箱にとって物としての相応しい価値といえ……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;箱を買ってくれてありがとう&br;(代金を受け取って、そのまま箱を渡す) -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-10-14 (土) 21:10:18};
---なるほど、行商人のようなもの……でしょうか?箱が選んでくれたというのならば、大事にしないといけませんね……何でも入れられそう、私が守りたいものなら&br;そう仰って下さるのなら、そのお金で譲っていただくとします そう幾つも私を選んでくれる箱が現れるとは思えませんけれど、またお見かけしたら寄らせていただきますね&br;こちらこそありがとうございます、いい買い物をさせていただきました……それではまた、御機嫌よう(頭を下げて露店を後にする) -- [[ハープ>FA/0048]] &new{2017-10-14 (土) 21:17:16};
---アンタに似合う箱はそれだが、アンタが必要とする箱がそれだけとは限らないし、何か箱に物を詰めたいなら俺はそれも請け負う。だから、アンタがそれらを欲した時に俺は役立つだろうし、アンタがそれらを欲した時にまた物はアンタを俺の元へ導くだろう。だから、気にする事は無いし、気に掛けることもないし、いうなれば全ての出会いとは即ちそれこそ偶然ではなく必然であって……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;またな、お嬢さん -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-10-14 (土) 21:28:16};
-  --  &new{2017-10-14 (土) 21:29:15};
-  --  &new{2017-10-14 (土) 21:29:18};
-  --  &new{2017-10-14 (土) 21:29:21};
-あなた、噂の箱詰屋さんかしら。(広場で話しかけて)もしそうなら箱を用立ててもらいたいのだけれど。 -- [[ステラ>FA/0003]] &new{2017-10-16 (月) 21:52:26};
--(アルミの箱を被った男が喋る)&br;噂の箱詰屋かどうかはしらないが、確かに俺は箱詰屋だ。だが、箱詰屋というのは無論業種であり、有様であり、職業だ。故、俺以外に箱詰屋がいないという保証はできず、もしかしたらそちらが噂になっているだけという可能性もある。故、ここで『やぁ、俺こそがまさに噂の箱詰屋である』と言うのは全く憚られるが、商売としては箱詰屋を訪ねた以上、俺が仕事をするというのは全く理にかなって……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;どんな箱が欲しい? -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-10-16 (月) 22:28:52};
---(目の前の男はアルミの箱を被っている。見た目が何とも怪しい)&br;…業種であり、有様であり、職業ね。じゃあ、職業としての箱詰屋に頼みたいのだけれど。&br;……棺桶を。お願いしたいのだけれど。(目を瞑り)身長は140センチちょっと、細い女の子の遺体を収めたいの。 -- [[ステラ>FA/0003]] &new{2017-10-16 (月) 22:31:03};
---棺桶、無論それは全く構わない。棺桶もまた箱であり、物を納めるに相応しいものだ。それは葬送のため、葬列のため、大事なものとして準備も取り扱いも、そして何より中身を詰めることも俺にとっては全く仕事として何度も執り行った事であり、手馴れている。だからこそ、その仕事は箱詰屋の仕事に相応しい仕事であると全く言える話であるが……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;届ければいいのか? それとも、届けた上で詰めにいけばいいのか? -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-10-16 (月) 22:41:55};
---あら、箱詰屋さんって名前通りに詰めるところまでやってくれるのかしら。&br;でも……箱を届けてほしい。棺桶には、仲間が納めると思うから。(自分が、とは言わない。自分にその資格はない)&br;早速、代金の話だけれど。どれくらい支払えばいいかしら。 -- [[ステラ>FA/0003]] &new{2017-10-16 (月) 22:44:15};
---なら、箱は手配しておこう。詰めることもできるが、出来るからと言ってでしゃばるのは商売ではなくただのおせっかいであり、他者の詰める機会を奪う泥棒だ。俺は箱詰屋ではあるが、盗賊ではないし、盗人でもない。故に箱に詰めることは遠慮したいというのなら、俺はその通りにしよう。箱は誰しもに平等であるからこそ、箱に関わる機会もまた平等であり……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;アンタの支払える分でいい -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-10-16 (月) 23:04:10};
---…箱に対して美学があるのかしら。それに対して、私から言えることは少ないわね。&br;私が箱そのものに対して持っている感慨が、あまりにも少ないから。&br;それじゃ。(棺桶の値段として平均的で、多くも少なくもない額が入った皮袋を渡して)これでお願いできるかしら。 -- [[ステラ>FA/0003]] &new{2017-10-16 (月) 23:05:59};
---美学や拘りがあるかといえば、無いと言えば嘘になるが、それは重要な事ではない。箱はあくまで物であり、物の価値を決めるのは者である、また、物は持つべき者を選ぶ。故に、その箱の価値は欲するものが選ぶものであり、同時に選ばれている。だからこそ、介添えであり仲介でしかない俺に出来ることを俺はこなしているだけであり、むしろこれは職業意識の問題というよりは箱詰屋として当然の事をしているだけで、いや、それこそを職業意識によるものであるのかといえば……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;それでいい&br;(代金を受け取ると、確認もせずに懐に仕舞う)&br;箱は届けておく -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-10-16 (月) 23:12:31};
---そう。(彼の言葉は難しかったし、相変わらず印象としては怪しいままだったけれど)&br;(それでも、箱に関して何か不手際を起こすような人には見えなかった)&br;それじゃ、お願いね。(背を向けてその場から去っていった) -- [[ステラ>FA/0003]] &new{2017-10-16 (月) 23:36:56};
---仕事で在る以上、願われた事はことさら確実に行うと約束するが、不測の事態が無いと言い切るような無責任もするつもりはない。だが、それでも、出来る限りは迅速かつ確実かつ正確に仕事をこなそう。なぜならもう代金は受け取っているのだからな。故にこれは既に契約完了を意味し、曲がりなりにも箱詰屋である俺にとってそれは……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;箱を買ってくれてありがとう -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-10-16 (月) 23:40:18};
-  --  &new{2017-10-16 (月) 23:53:43};
-  --  &new{2017-10-16 (月) 23:53:47};
-  --  &new{2017-10-16 (月) 23:53:50};
-やあ、箱詰屋。儲かっているかい?冬場は紙袋たと口元がふやけてしまったりするのかな -- [[グロード>FA/0036]] &new{2017-11-05 (日) 23:44:35};
--(木箱を被った男が振り返り、手を振る)&br;グロードか、生きているようで何よりだな。しかし、紙袋? そうだな、紙袋は色々と利便性はあるが、湿度の関係でふやけたりなんだりという耐久性における問題があるのが難点と言える。携帯性に優れ、安価であり、軽量である点は全く紙袋の利点と言えるが、何かと不便さもあることは否めないだろうな。だが、それだからちょいって紙袋の魅力が減じると言えば全く話は別であり、紙袋であるからこそ、その紙の匂いを楽しめることもまた利点であると……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;生きているようで何よりだ、グロード -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-11-07 (火) 17:57:00};
---今日は木箱か、いつ見ても重くないのかといつか聞いた質問を思い返してしまうな…&br;箱屋でありながら僕の紙袋に対する愚問に真摯に返してくれてありがとう…相変わらず君はいい人だな&br;ああ、でもその内訃報が届くかもしれず、そうなると用意して貰った箱に何も詰めず理由もわからないままとなってしまうだろうからこうして説明に参じた訳だね&br;まあ、諸事情によって僕はこの度誤った訃報を正すことなく旅に出ようと思ってね。だから、君と交わした約束をちょっと訂正させて貰いたいんだ&br;(そう言って手に持った紙袋を示してみせる) -- [[グロード>FA/0036]] &new{2017-11-07 (火) 18:33:29};
---今日は? それはよくわからないな。俺は木箱しか被っていないし、他に何か被っている人間がそれはいるだろうが、俺が被っている箱はだいたい全て木箱だ。グロードと始めたあった時から、おそらくずっと被っている箱は木箱だった思うが……いやどうだろうな? 人の記憶は曖昧なものだ。案外適当なことを俺が勘違いしているだけかもしれないともいえる。また、俺は所詮は名もない箱詰屋であり、似たような商売をしている他者がいないとは言い切る事はできない。だが、グロードとここで今も楽しく会話をしているという自覚と思いをもっている箱詰屋は間違いなく俺一人であり、そこについては強くああだこうだと言う事も訂正する必要もなく……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;旅に? それは結構だが、寂しい話だな。その紙袋は? -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-11-07 (火) 18:57:55};
---…いや、僕が勘違いしていたかもしれない。あれ…?(首を捻る。思い返して)うん…すまない、何か勘違い、記憶違いがあったようだ…あれ…?&br;すまない、どうにも適当で…ううん。いや、不快にさせたなら申し訳ない、そうでないなら気にしないでくれると嬉しい…&br;死別よりは再会の目があるのが旅の良い所だね。僕も君のような友人と離れるのは寂しいが…そう、これが今日の本題でね(紙袋を渡す。中には女性物の衣類が入っており)&br;僕の代わりに、この娘に墓に入って貰おうかと思ってね。もう僕には要らないものだから…&br;これにはこれに相応しい箱があるだろう、だから君に頼みに来たんだ。この服を着ていた少女の名前はロージアという。それも箱にいれて貰えると嬉しいね -- [[グロード>FA/0036]] &new{2017-11-07 (火) 19:06:53};
---いや、気にする事はない。記憶は曖昧なものであるし、俺は箱詰屋である以上、それ以上でもそれ以下でもない。少なくとも木箱を被った俺はグロードとは友人であり、知人であり、アンタを好ましく思っている一個人で在る事には何の違いもないんだ。だから、不快だのなんだのなんてことはまるでないし、何より俺はアンタが俺に旅立つ前に会いにきてくれたという事実の方が嬉しいわけだしな。それにしても、いい服だな。これにはそれこそこれを着るに相応しい誰かがいると思うが……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ&br;わかった、ロージアに似合う箱は俺が見立てよう -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-11-07 (火) 19:17:26};
---そう言って貰えると僕も君のところに来た甲斐があるというものだよ。この街に対する後ろ髪の一つが君だったからね&br;ああ、頼んだよ箱詰屋。君の仕事は信頼している。勿論、君自身もね。僕が胸を張って友人と言える一人なのだから、当然なのだけど&br;では、宜しく頼むよ。引っ込み思案で人見知りなロージアはもう居らず、必要もなくなった…君の手で仕舞われるなら、それが最高だ&br;それでは、もう行くよ。またいつか戻ってくるかもしれないから…その時は、土産話でもしに来よう。では…またな、箱詰屋(笑顔で、手を振ってから去っていく) -- [[グロード>FA/0036]] &new{2017-11-07 (火) 19:27:57};
---俺からしても、アンタが来てくれた事は嬉しい。死なれていたら、当然だがこうして別れの挨拶すらすることは出来なかった。アンタの棺桶を仕立てた後、アンタが返事するわけもない墓前に向ってああだこうだ言うなんて想像するだに物悲しくて嫌になることだ。そうならなかっただけでも、俺はとても嬉しいし、別れの挨拶とはいえ、こうして最後にアンタが顔を出してくれたことは本当に嬉しいとしか言いようがない。ああ、もういくのか。それもまたいいだろう。だが、少しだけ待ってほしい。あとちょっと俺と話をしようじゃないか。最後と言われると俺も寂しいからな、いやしかし、こうしてアンタが俺を信頼して仕事を任せてくれたわけだから、それをほっとくのも悪いというものだ。ちゃんと仕事はしよう。このロージアという娘に似合う箱は俺がちゃんと選ぶさ。だから、なんだ、いやその……ああ、えーと、そうだ一言でいえばこうだ&br;(木箱を脱いで、手を振る)&br;また会おう。アンタがいないと俺は寂しい&br;(白髪を棚引かせ、紅瞳を物悲しそうに細めながら、その背を見送る)&br; -- [[『箱詰屋』>FA/0033]] &new{2017-11-07 (火) 19:51:11};