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* シュルュプファー家出身 アディック・ケイル 413157 [#e928cfc7]
|ID:|413157|
|名前:|アディック・ケイル|
|出身家:|シュルュプファー|
|年齢:|34|
|性別:|#listbox3(男,server,sex)|
|前職:|#listbox3(ごろつき,server,job)|
|理由:|#listbox3(故郷に錦を飾りたくて,server,reason)|
|状態:|#listbox3(冒険中,server,state)|
//////////
|方針:|#listbox3(討伐を優先,server,type)|
|難易度:|#listbox3(実力相応,server,diff)|
|信頼性:|#listbox3(気にする,server,conf)|
|その他:| [[ステータス>http://gold.ash.jp/main/?chrid=413157]]/[[戦歴>http://gold.ash.jp/main/advlog.cgi?chrid=413157]]/[[名簿>名簿/408238]]|
//
// ※ ご注意「//////////」より上は変更可能個所以外はそのままにして下さい。
// タイトルの「家出身」の記述も含まれます。
[[御用の方はこちらへ>名簿/408238]]

----
**一部名簿を重たくするもらい物画像はさり気なくこちらへ [#x9012e4a]
ほぼ完全に順不同~
|[[&ref(http://notarejini.orz.hm/up2/s/qst064796.jpg,);>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst064796.png]]|[[&ref(http://notarejini.orz.hm/up2/s/qst065515.jpg,);>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst065515.png]]|[[&ref(http://notarejini.orz.hm/up2/s/qst065516.jpg,);>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst065516.png]]|[[&ref(http://notarejini.orz.hm/up2/s/qst065535.jpg,);>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst065535.jpg]]|
|[[&ref(http://notarejini.orz.hm/up2/s/qst065650.jpg,);>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst065650.png]]|[[&ref(http://notarejini.orz.hm/up2/s/qst065801.jpg,);>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst065801.png]]|[[&ref(http://notarejini.orz.hm/up2/s/qst065132.jpg,);>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst065132.jpg]]|[[&ref(http://notarejini.orz.hm/up2/s/qst064398.jpg,);>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst064398.jpg]]|
|[[&ref(http://notarejini.orz.hm/up2/s/qst066508.jpg,);>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst066508.png]]|[[&ref(http://notarejini.orz.hm/up2/s/qst066511.jpg,);>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst066511.png]]|[[&ref(http://notarejini.orz.hm/up2/s/qst066835.jpg,);>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst066835.png]]|[[&ref(http://notarejini.orz.hm/up2/s/qst067326.jpg,);>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst067326.jpg]]|
|[[&ref(http://notarejini.orz.hm/up2/s/qst067093.jpg,);>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst067093.jpg]]|[[&ref(http://notarejini.orz.hm/up2/s/qst067839.jpg,);>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst067839.jpg]]|[[&ref(http://notarejini.orz.hm/up2/s/qst067583.jpg,);>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst067583.jpg]]|[[&ref(http://notarejini.orz.hm/up2/s/qst068056.jpg,);>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst068056.png]]|
|[[&ref(http://notarejini.orz.hm/up3/s/exp001810.jpg,);>http://notarejini.orz.hm/up3/file/exp001810.png]]|[[&ref(http://notarejini.orz.hm/up3/s/exp003236.jpg,);>http://notarejini.orz.hm/up3/file/exp003236.png]]|[[&ref(http://notarejini.orz.hm/up3/s/exp001603.jpg,);>http://notarejini.orz.hm/up3/file/exp001603.jpg]]|[[&ref(http://notarejini.orz.hm/up2/s/,);>http://notarejini.orz.hm/up2/file/]]|
**戦歴 [#z480331f]
|BGCOLOR(palegreen):165.12|遺跡探検依頼|-|-|
|○|遺跡マニア|こりゃひでえ|グール1|
|BGCOLOR(palegreen):165.11|洞窟探検依頼|-|-|
|○|-|ぬっるー|インプ2|
|BGCOLOR(palegreen):165.10|遺跡探検依頼|-|-|
|○|-|結構攻撃したのにトドメは一匹だとァ?!|オークの精鋭1|
|BGCOLOR(palegreen):165.9|洞窟探検依頼|-|-|
|○|小金持ち|やっと貧乏から脱出でけた|-|
|BGCOLOR(palegreen):165.8|洞窟探検依頼|-|BGCOLOR(lightyellow):[[チン>名簿/412657]]|
|○|-|微妙|インプ1|
|BGCOLOR(palegreen):165.7|洞窟探検依頼|-|BGCOLOR(lightyellow):[[チン>名簿/412657]]|
|○|毛皮剥ぎ|チンさんと初同行。色々ドキドキしました|ブラックプディング1,狼男1|
|BGCOLOR(palegreen):165.6|遺跡探検依頼|-|-|
|○|インプ十体殺し|まあ…普通?|下っ端インプ4|
|BGCOLOR(palegreen):165.5|洞窟探検依頼|とても出来の良いショートソード|BGCOLOR(lightyellow):[[触手>名簿/412194]]|
|○|-|また後輩の前で大活躍出来ませんでした!!|手練れのオーク1|
|BGCOLOR(palegreen):165.4|遺跡探検依頼|-|BGCOLOR(lightyellow):[[タロゥフラウ>名簿/413264]]|
|○|剣の名手|ようやっと名手かー 結構強くなったのかね|手練れのオーガ1,狼男の精鋭1|
|BGCOLOR(palegreen):165.3|洞窟探検依頼|-|BGCOLOR(lightyellow):[[チャリス>名簿/413437]]|
|○|-|何でグールが二種類?|手練れのグール1,-インプ2,グール1|
|BGCOLOR(palegreen):165.2|洞窟探検依頼|-|BGCOLOR(lightyellow):[[タロゥフラウ>名簿/413264]]|
|○|洞窟マニア|もう上質武器が出てくるのか…|狼男の精鋭1,手練れのグール1,-インプ1,オーガ1|
|BGCOLOR(palegreen):165.1|洞窟探検依頼|極めて出来の良いレイピア|-|
|○|-|よっし!剣きた!|オークの精鋭2,熟練の狼男1|
|BGCOLOR(rosybrown):164.12|遺跡探検依頼|-|-|
|○|-|年の暮れは探検で締め|ブラックプディング1,下っ端インプ2,狼男2|
|BGCOLOR(rosybrown):164.11|巨大ムカデ討伐依頼|-|BGCOLOR(lightyellow):[[コロノ>名簿/412029]]|
|○|怪物ハンター|2100/2=(1050)|ブラックプディング1,超巨大ムカデ1|
|BGCOLOR(rosybrown):164.10|グール討伐依頼|-|-|
|○|-|2000/2=(1000)|下っ端グール1|
|BGCOLOR(rosybrown):164.9|リザードマン討伐依頼|-|-|
|○|懐が暖かい|6303/2=(3151)|リザードマン1|
|BGCOLOR(rosybrown):164.8|コボルド討伐依頼|-|BGCOLOR(lightyellow):[[夢魔子>名簿/14705]]|
|○|練達|3742/2=(1671)|熟練のコボルド1|
|BGCOLOR(rosybrown):164.7|オーク討伐依頼|-|-|
|○|-|11571/2=(5785)|熟練のオーク1|
|BGCOLOR(rosybrown):164.6|コボルド討伐依頼|-|BGCOLOR(lightyellow):[[レン>名簿/412154]] [[コロノ>名簿/412029]]|
|○|-|4100/2=(2050)|熟練のコボルド1|
|BGCOLOR(rosybrown):164.5|ゴブリン討伐依頼|出来の良いショートスピア|-|
|○|コボルド二十体殺し|1800/2=(900)|熟練のコボルド1|
|BGCOLOR(rosybrown):164.4|ゴブリン討伐依頼|-|BGCOLOR(lightyellow):[[夢魔子>名簿/14705]]|
|○|-|3543/2=(1771)|熟練のゴブリン3,ゴブリンの衛兵1|
|BGCOLOR(rosybrown):164.3|ゴブリン討伐依頼|-|BGCOLOR(lightyellow):[[触手>名簿/412194]]|
|○|-|3560/2=(1780)|-|
|BGCOLOR(rosybrown):164.2|コボルド討伐依頼|-|BGCOLOR(lightyellow):[[レン>名簿/412154]] [[コロノ>名簿/412029]]|
|○|-|1600/2=(800)|手練れのコボルド4,ブラックプディング,|
|BGCOLOR(rosybrown):164.1|人型の怪物討伐依頼|-|BGCOLOR(lightyellow):[[セレン>名簿/372403]] [[醤油>http://gold.ash.jp/main/?chrid=412215]]|
|○|-|3200/2=(1600)|ウーズ1,コボルドの精鋭1|
|BGCOLOR(azure):163.12|巨大な怪物討伐依頼|-|BGCOLOR(lightyellow):[[ブラック幼女砲26th>名簿/133586]]|
|○|-|5873/2=(2936)|-|
|BGCOLOR(azure):163.11|洞窟探検依頼|-|BGCOLOR(lightyellow):[[リリィフラウ>名簿/412188]]|
|○|-|1629/2+60=(875)|大蝙蝠1,オーカーゼリー1|
|BGCOLOR(azure):163.10|洞窟探検依頼|-|BGCOLOR(lightyellow):[[リリィフラウ>名簿/412188]]|
|○|-|440は500未満なので来月60金貨プラスとして…|ゴブリン1,狼1|
|BGCOLOR(azure):163.9|洞窟探検依頼|-|BGCOLOR(lightyellow):[[リリィフラウ>名簿/412188]]|
|○|-|2625/2=(1313)|手練れのゴブリン2|
|BGCOLOR(azure):163.8|遺跡探検依頼|-|BGCOLOR(lightyellow):[[リリィフラウ>名簿/412188]]|
|○|探検好き|探検より恋人の方が 1352/2=(676)|大蝙蝠1,ゾンビ1|
|BGCOLOR(azure):163.7|狼討伐依頼|-|-|
|○|-|3241/2=(1620)|手練れの狼1,|
|BGCOLOR(azure):163.6|オーク討伐依頼|武具|BGCOLOR(lightyellow):[[レン>名簿/412154]]|
|○|オーク二十体殺し|今月より依頼で得た金の内500〜半分を支払いに(750)|手練れのオーク2,|
|BGCOLOR(azure):163.5|ゴブリン討伐依頼|-|BGCOLOR(lightyellow):[[夢魔子>名簿/14705]]|
|○|-|やっぱ信頼度4は微妙か|手練れのゴブリン4,ゴブリンキャプテン1|
|BGCOLOR(azure):163.4|人型の怪物討伐依頼|-|-|
|○|-|普通|狼男1,熟練のコボルド1|
|BGCOLOR(azure):163.3|人型の怪物討伐依頼|-|-|
|○|-|普通にリザードマンかいな|リザードマン3|
|BGCOLOR(azure):163.2|人型の怪物討伐依頼|-|-|
|○|-|冒険は成功したが犠牲者一名|オーガ2,熟練の狼男1|
|BGCOLOR(azure):163.1|人型の怪物討伐依頼|-|-|
|○|剣術上級者|キングか…キャプテンを想定してたんだが|熟練のコボルド1|
|BGCOLOR(#FFEEFF):162.12|人型の怪物討伐依頼|-|-|
|○|熟練|ま、フツーかね|コボルド3|
|BGCOLOR(#FFEEFF):162.11|遺跡探検依頼|-|-|
|○|-|よく鍛えられた|狼1,大蝙蝠2,オーク1,ゾンビ1,|
|BGCOLOR(#FFEEFF):162.10|遺跡探検依頼|-|BGCOLOR(lightyellow):[[イシュロン>名簿/390119]]|
|○|-|情熱やべえ!|オーカーゼリー1,大蝙蝠1|
|BGCOLOR(#FFEEFF):162.9|遺跡探検依頼|質の悪い指輪|BGCOLOR(lightyellow):[[イシュロン>名簿/390119]]|
|○|-|指輪て、お前。せめて高級な指輪ならな|オーク3,狼1|
|BGCOLOR(#FFEEFF):162.8|洞窟探検依頼|-|BGCOLOR(lightyellow):[[イシュロン>名簿/390119]]|
|○|-|ひでえ内容|下っ端コボルド1,-オーク1|
|BGCOLOR(#FFEEFF):162.7|遺跡探検依頼|-|BGCOLOR(lightyellow):[[イシュロン>名簿/390119]]|
|○|剣術中級者|いい依頼だった|狼1,オーク2,大蝙蝠2|
|BGCOLOR(#FFEEFF):162.6|洞窟探検依頼|-|-|
|○|-|ぬるい|下っ端狼3|
|BGCOLOR(#FFEEFF):162.5|洞窟探検依頼|-|-|
|○|-|黒プリン出るの早くね?!|手練れのオーク3|
|BGCOLOR(#FFEEFF):162.4|洞窟探検依頼|質の悪いハンドアックス|BGCOLOR(lightyellow):[[グレーズド>凍結/65566]]|
|○|剣術初級者|斧かー…どうするかねえ|下っ端ゴブリン1,-狼2,大蝙蝠1|
|BGCOLOR(#FFEEFF):162.3|狼討伐依頼|-|-|
|○|-|ふつう|下っ端狼1|
|BGCOLOR(#FFEEFF):162.2|洞窟探検依頼|-|BGCOLOR(lightyellow):[[トモ>名簿/413073]]|
|○|一人前|微妙|下っ端ゴブリン1|
|BGCOLOR(#FFEEFF):162.1|オーク討伐依頼|-|-|
|○|-|手応えが無さすぎる・・・!|下っ端オーク1|
|BGCOLOR(wheat):161.12|オーク討伐依頼|-|BGCOLOR(lightyellow):[[バニラシェーキ>名簿/413230]] [[ファイル>名簿/413050]]|
|○|-|ふー|下っ端オーク1|
|BGCOLOR(wheat):161.11|ゴブリン討伐依頼|-|-|
|○|-|そろそろ探検行くか|下っ端ゴブリン1|
|BGCOLOR(wheat):161.10|オーク討伐依頼|-|BGCOLOR(lightyellow):[[プール>名簿/358600]]|
|○|-|つまんねー依頼|下っ端オーク2|
|BGCOLOR(wheat):161.9|人型の怪物討伐依頼|-|BGCOLOR(lightyellow):[[チャリス>名簿/413437]]|
|○|剣術入門者|わりと死にかけた|下っ端コボルド2,コボルドリーダー1|
|BGCOLOR(wheat):161.8|人型の怪物討伐依頼|-|BGCOLOR(lightyellow):[[ラジア>名簿/413078]]|
|○|-|んー、普通|下っ端オーク4|
|BGCOLOR(wheat):161.7|人型の怪物討伐依頼|-|-|
|○|半人前の|温い|コボルド1|
|BGCOLOR(wheat):161.6|人型の怪物討伐依頼|-|BGCOLOR(lightyellow):[[砲子>名簿/413076]]|
|○|-|後輩と一緒|オーカーゼリー1,下っ端コボルド2|
|BGCOLOR(wheat):161.5|人型の怪物討伐依頼|-|BGCOLOR(lightyellow):[[カノン>名簿/413196]] [[テロア>名簿/413041]]|
|○|-|コツコツと積み重ねるか|下っ端狼1,-コボルド1,|
|BGCOLOR(wheat):161.4|はじめての冒険|-|-|
|○|駆け出し|二度目の初めてか…|大鼠2,ゴブリンの衛兵1,下っ端1|
**判定等 [#b2c95569]
|偏差値判定|
|外見絵は隻眼の優男といった感じで格好いいけどあまり眼帯が目立たない気もする|
|パンツ覗きという変態行為をただするだけでなく絵に描くというのは素晴らしいと思う、第三者的にも楽しい|
|キャラ的にもネタもガチもいける子で、会話の流れも楽しげだけど霊圧がやや不安定そうなのが辛いか|
|キャラ偏差値は70、霊圧さえ安定すればもう怖いものはないと思う|
イエー!偏差値70イエー!こんな数値見たことねえよ、神の領域だよ!ヒャッホイ!~
~
|隠れ性癖|
|下着を被せられて犯されたい願望。 エロ衣裳好き|
隠れ過ぎっていうか。裏を掻きすぎだよ?!~
~
|絡み易い妖怪パンツお化けはもっとパンツ描いて|
|絡み易いから卒業までに全員分ちょろいですよねお願いします|
わあい!パンツはいーよなー ありゃあ小宇宙だぜ。深淵なる宇宙を前に挑むべき男の浪漫だよパンツってやつはよォ~
~
|>408238 アディック・シュルュプファー|
|名前書きづれえ! さておき眼帯レザーキャラ……うん、いいね、すごくいい|
|ちょっと変態セクハラキャラという設定を持て余している感はあるけど無骨なナイフは凄くいい 横島ライクな男を目指せ!|
|ギャルのパンティおーくれなかっこよさ ★★★★☆|
実は厨性能なところを秘めていたりするからもっと目指すよ!ガンガン目指すよ!横島並にモテるかは不明だけど!~
|貴方に似合う花:ヘリコニア 花言葉は:「風変わりな人」「注目」「脚光」|
花言葉が当て嵌まり過ぎているのもアレだが、すっげえ変な花だな!綺麗だけど!
~
//#comment(below)
//#pcomment(,5,below,reply)
**誰にも語ってない裏設定 [#v7760b10]
#region("眼帯の記憶")
 出身は酒場より北西の街。そこは常に厚い暗雲立ち込める陰鬱な土地で~
アディックが物心が付いた頃には両親は他界しており、~
スラムで身を寄せ合う同年代の孤児達と共に追い剥ぎや盗みなどを行って生きてきた~
 街には基本的に真っ当な仕事が無く、それ故に弱肉強食の掟が物を言う街であった為に親を失って路頭に迷う孤児は多く、~
必然孤児の集まりもそこそこの規模であった。~
 もっとも、その孤児の集まりの面子は常に流動しており、ある程度成長するとごろつきとなってマフィアの下働きになったり~
真っ当な食い扶持を求めてよその土地へ行ったり…そもそも成長する前に野垂れ死んで行く者達が一番多かった。~
~
 そんなアディックの人生に転機が訪れたのは九歳の冬、寒さと飢えに苦しむあまり単独でとある豪邸に侵入した時の事である。~
 ただでさえ警備が厳重な豪邸に単独で侵入した挙げ句、衰弱状態であったアディックはあっという間に警備の者に捕縛され、~
豪邸の持ち主の前へと連行されてしまった。そこで出会ったのは何と身長5Mにも達する巨大な女であったとさ。~
~
 巨女の命で解放されたアディックは、手招きする巨女の元へと歩み寄ろうとしたものの躓いて誤って彼女の巨大なスカートの中へと潜り込んでしまう。~
その真っ暗闇の中、彼は上を見上げてとある物を見るも直ぐに引っ張り出される。~
 当然、この様な事をすれば巨女は激怒して警備の者に自分を殺すよう命じるものかと思ったが、~
予想外にも警備の者達は笑いながら拍手喝采を浴びせ、彼に質問をしてくる。「お前は何を見た?」~
 自分の後方では巨女が恥辱に顔を染め、警備の者にやめろと言うも、彼はつい口を開いて「真っ白な輝きを見た」と言ったという~
それを聞いた途端、警備の者達は大爆笑して「いい歳こいて何穿いてるんですか先生!」「かわいい!白物大好きな先生かわいい!」と囃し立て~
巨女と来たら顔を真っ赤に染め「やめろー!」と恥ずかしがり・・・~
そうこうあって彼は罪を咎められる事もなく称えられ、彼の人生に於いて初めて人に褒められ英雄になったような気分になったのだ~
 以降、彼の趣味はパンツを覗く事となった。~
~
 その後、何やかんやあって彼は頻繁に巨女の居る豪邸に通っては巨女に可愛がられ~
親の愛情にも似た慈しみを身に受けることで荒みきった心が段々と穏やかになっていく。~
 ある日、彼は巨女に尋ねる。「ねーちゃん一体どうやって金稼いでんの?」~
「とんでもねえ、あたしゃババアだよ。金かい?こうやって、ね」冗談めかして笑いながら巨女は砂の塊から鉄の塊を作り出す。~
「ねーちゃん魔女だったのか!?すげー!もっとやって!」~
「はは、魔力には限りがあるからそりゃ無理だよ。基本的に私は魔法を使わずに、使い方を教えて金を取っているのさ」~
「へー、じゃあ俺にも教「断る」」「何で?」「こんなの使わんでも生き残れる力を得た方が絶対いいからさ」~
「それじゃあ、ねーちゃんが凄いのは解ったから今度俺にあれを見せてよ!」少年は、窓の外にある曇天の空を指さす~
「俺、あの空が晴れたの見た事ないからさ!友達もみんなそうだし、見たいんだよ!」~
「あー、あれねー。仕方ない、その内なその内」~
 そんな他愛のない口約束などを交わし、日々は過ぎていく~
~
ある日のこと、巨女の誕生日が迫っている事を知ったアディックは巨女に何が欲しいか問えば~
「別に欲しいものなんて無いねー。アンタの気持ちだけあれば十分よ」~
「そんな事言われてもよう。欲のないねーちゃんだこの人」~
少年は普段食事をさせてくれたりして貰っている分、どうにか恩に報いたくて仕方がない事が人情というもの。~
やがて、彼は街でもかなり悪評のあるマフィアの娘っ子から宝石をこっそり盗み出して巨女に贈った。~
すると、彼女は烈火の如く怒り狂って少年に平手打ちなどの折檻を行った~
「私がこんな物を貰って喜ぶ女だと思っているのかい!アンタが直接詫び入れて返して来るまで二度と会わないよ!」~
そう言われ、外に放り出された少年は途方に暮れながらも盗んだ宝石を手にマフィアの娘っ子の元へと頭を下げに行く。~
当然、彼は彼女の手下達の手により半殺しの憂き目に遭い、マフィア側としては舐められてはコトだというので~
詫びを入れに来た少年を見せしめに処刑する事となった。~
そもそも、孤児達など路傍で飢え死にしていたところで誰も気にしない様な街なので、それは当然ともいえる。~
街の中央広場にて殴られて血まみれになった彼に火がかけられんとした時、巨大な女が止めに入る。~
どうやら巨女は、街のマフィアにも繋がりがあるらしく巨女の「身内」として認識された少年は辛くも命を拾う事となった~
「これに懲りたら、人の物を奪うような事はお止しなさいな。~
人から大切な物を奪えばアンタも大切な物を奪われるんだからね」~
そう諭し、少年を抱き上げて邸宅へ戻る巨女~
少年はまた一つ、お利口になりましたとさ~
~
巨女と出会って三年が経過した頃、彼は気付く。巨女の身長…いや、体が小さくなっていっている事に。~
頭身だけではない、昔はバナナの房よりも巨大だった指もどんどん細くなり、巨女用に作られたベッドも持て余していた。~
少年の体も成長していたが、それ以上に巨女の身長の縮みが著しく気が付けば3Mを下回っていた~
ある日、少年は問う「ねーちゃん何か無理してるだろ、絶対。小さく見えてきてるぞ?」~
「バーカ、それはアンタが成長して「いや違えから絶対ェ。前は腰を屈めてドアを抜けてたのに今はそうでもないじゃんか」るんだよ」~
巨の住む豪邸はとても広く、廊下部分でも天井などはアーチ構造のお陰で3.5Mはあり、~
それでも昔は巨女は腰を屈めて歩くなど大層苦労していたが、今となっては背筋を伸ばして歩く事が可能である。~
但し、天井から垂れ下がった灯りなどは念入りに回避していたが。~
「何か無理してるんなら言ってくれよ、薬とか買ってくるからさ」~
「はあ・・・アンタの何処に薬を買う金があるのさ?盗みのしないアンタに手に入れるアテなんか」~
「ある!冒険者になって金稼いで買ってきやっからさー」~
「・・・バーカ」~
~
時が過ぎ、アディック15歳の冬。~
二年前の頃から孤児達の集団は大分瓦解しており、既に巨女の豪邸の居候に近い存在となっていた彼は~
恵まれた食生活と適度な運動のお陰で身長は既に180cmにも到達しており、少々童顔な事を除けば殆ど成人男性と同じ風格を漂わせていた。~
その頃になるとかつて巨女だった女は既にアディックよりも身長が低くなり、しきりにアディックへ養子になる事を勧めていた。~
「だーかーらーよー、これ以上俺がアンタの世話になるワケにゃいかねーって言ってるだろ?それに、甘い話には裏があるっつーのはアンタの教えだ」~
「解った解った…アディーが私のこの勧めに裏が無いのは解っていても、世話になりたくないという気持ちを抱えているのも解った」~
「人の心読むなよ?!」~
「じゃあこれ以上は勧めないからさ、一つだけお願い聞いてくれたっていいじゃないか」~
「……また、例のアレか?」~
「そ。私の事を「お母さん」と呼ぶ事を特別に許してあげよう!さあ、たんとお呼び!」~
悪戯っぽく笑った後、アディックを迎え入れるように両腕を広げて微笑む女。~
だが、アディックの方は浮かない顔で一歩退く~
「ごめん……俺、アンタにゃ感謝してもしきれないぐらい世話になっているけど…解らないんだ。母親っていうのがさ」~
「?どうかしたのかい?」~
「物心付いた時から父も母も居ない俺に、親なんて今更居てもしょうがないんだよ。~
アンタが代わりに親になってくれるって言われたって、俺は困るんだ・・・だから、ごめん」~
半ば泣きそうな、悲壮感すら漂わせる表情で呟き謝罪の言葉を口にする少年。そんな少年に女は微笑むを向けた~
「いーんだよ、アディーがその気になったら呼んでくれれば私はそれだけでいい。…影!」~
言ってから、女は手を叩いてこの豪邸で神出鬼没の存在である一人の男を呼ぶ。~
「お呼びですか、御主人様…」~
手を叩いた音がするや否や、男の声が天井から響いてくる。天井の構造は石造りの筈だが一体何処に居るのやら~
~
「大橋の落成式はもう終わったかい?」~
「は。本日の午前、主役である御主人様不在の状態で確かに…。あの出来ならば、御主人様のお眼鏡にも適うかと」~
「そうかい。それならいいよ」~
二人の会話に出てきた大橋とは、彼等が住む街の東側に流れる巨大な河を渡す橋の事である。~
この街の地形は独特で、周囲は北東から南西まで全て山に囲まれてその山では猛獣巨獣がひしめき合っている為~
街の住人は山の資源を活かすことも出来ず、東部から南部にかけて流れる河を生活用水に用いたり魚を釣るなどして糧を得ている。~
また、河を渡る方法はこれまでは渡し船だけだったが、巨女が財産を賭して建設を行った大橋のお陰でようやく人の流れがスムーズになった。~
それが、今日の午前の話。~
「どうした、一体突然何の話をしてるんだ?」~
ワケが解らない、という顔で問うアディックに女は~
「ちょっとこれから、場合によっては人が大きく流れる事態があるかもしれないからねー…先手を打っておいたのさ」~
「????それじゃあ、俺達もここを出る用意しなきゃならねーじゃんか」~
「まあそういう事になる。というか、もう使用人一同全員別の土地へ送ってやったよ(笑)」~
「おおい?!道理で今日はだーーーーーーれも居ないと思ってたぞ…??じゃあ、俺達も」~
「ああ、いよいよって時になるまでここに残るから…この少人数ってわけさ」~
女はアディックを心配させないように明るく笑う。逆光の中で笑う女に彼は不安なものを感じ取ったが、女は彼の前で嘘を付いたことはない。それが彼を安心させた~
~
「ねえ、アディー。人は何の為に生きていると思う?」~
「あ?そりゃあ・・・」(ぽん、と手を叩き)「その理由を探す為、だろう?」~
「それは私が前に言った答え。アディーは自分で自分の答えを探しなさい・・・と、
言いたいところだけど!その答え、アディーにあげるよ。私は新しい答えを見つけたから」~
「???何の話だよ一体」~
「真面目な話。人は人生の中で何かを得て、それを次代に継がせる為に生きている と私は思う。だから」~
女の両手が上を向き、アディックの頬を挟み込む~
「私の願いを聞け。私が遺したいものをアディーには受け継いで貰う。」~
「は?ちょっと、待ってくれよ急に。生理か?意味解んねーぞ今日のアンタ」~
「気にするな。アディーは「はい」と言えばいい。…それが、私に対して出来る「アディー唯一の恩返し」だからな」~
邪悪な笑みを浮かべ、アディックの目を覗き込む女。恩が山積みになっているアディックには到底抗える筈もない。~
「解った、解ったよ!勉強の事とか、魔導器の作り方だったらちゃんと覚えて受け継ぐから…」~
「ははは、違うよ。そんなに大した事じゃあない。………ただ、私に全てを任せて欲しい」~
寂しげな横顔で女は言い、引き出しから三つの玉を取り出した~
~
「何だそれ?宝石?」~
「違ーう、魔導器…よりも高等?いや、ベクトルが違う存在さ」~
 アディックに対して笑い、三つの玉の内一つを指で摘むと見る見る内に女の指が玉に食い込んでいく。~
 アディックが目を凝らせば、玉はまるで水滴のような質感…柔らかさで女の指に浸食され、徐々に消えかかっている。~
「これは特別な奴でね、人体に用いることで効果を発揮して使い手を導いてくれるんだよ」~
 玉を机に落として説明する女。玉は机に落ちるなり水の様な質感から透明がかった宝石のように僅かに転がる。~
「まさか、それを…」~
「そう。アディーは話が早いね、私ゃ嬉しいよ。………私が若い頃、ちょっとした実験の末に得た産物さ」~
 そう言う女は、アディックが9歳の頃から見掛けは変わっていない。ただ、大きさが変わっただけで、未だに20代後半の若々しさを保っている~
「私はね、コイツをどうにか…何かに使いたかったんだ。だけど、私にはとてもこれを活かせる気はしない…それに、私にはもう手に負えない」~
「じゃあ俺に使えるワケないじゃん、そんなの要らないからもっと楽しい話を…」~
「アディーは、まだ若い。若いんだ…私の様に脳味噌が凝り固まった年寄りとは違って、自由に生きられるんだ
それがどんなに大切な事か、アンタはまだ気付いていないけど……私はアディーの将来に賭ける。勝手な事を言っているようだけど、~
この数年間一緒に過ごしてきた私にとってアンタは…」~
~
「やめろよ!まるで、それを俺に託したら終わりみたいな口ぶりで話すんじゃねえ!ふざけんな!!」~
 アディックが怒鳴り、机の上に乗った玉を手で弾いて床にばらまく。~
「俺は…そんなものなんか要らない!アンタと一緒に今まで通り暮らしていければ…」~
 感情のままに怒鳴り散らすアディックの頬を、女の平手が激しく打つ。~
「…落ち着いたかしら?アンタならよく知ってると思って今更言うつもりは無かったけど……人はいつか死に別れるものよ。~
だからこそ、生きている間にやりたい事を悔いなくやって死を迎えるのが人として及第点程度の死だと私は思っている。~
その私の、及第点を取る事すらアンタは許しちゃくれないのかい…?」~
 言葉の最後の方には、自嘲するような寂しげな微笑みを浮かべてアディックをあやすように言う。~
「うるせえ…うるせえよ!俺は認めないからな、そんなの!一人残される方の身にもなってみろよ!俺は…俺は絶対に嫌だからな!!」~
両目から溢れる涙を拭い、アディックは女の前から走り去り、廊下を駆け抜けて門の前まで走る~
「追いますか?」~
「……お願い。強制的に連れ戻しまではしなくていい……から。………ふ、ふふ。あの子の言うとおりだね…」~
 影の言葉に女は涙ぐみながら呟き、床に落ちた玉をスプーンで掬って机に置く。~
~
「別れだと?……ふざけんな、ふざけんなよ……」~
 アディックは豪邸の門を出、通りを幾つか行った先の塀によりかかり一人涙を拭う~
「そりゃあ、確かに最近は調子悪そうだと思ってたけど…急過ぎるだろ。くそっ…」~
「アディック、御主人様の容態が変わった。至急戻れ」~
 一人泣き言を吐くアディックの背後から、影の声が響く。それを聞くなり、アディックは目の色を変え~
「解った、影はあの人の看病を頼む!」~
 言い、慌てて駆け出す。しかし、影はその場に残って空を仰ぐ~
「…この空とも今日でお別れか」~
 空は相も変わらず灰色と紫、それに僅かばかりの黒々とした靄を孕んだ暗雲に包まれ日の光を地に落とさない。
この十年以上の間この暗雲が一度として払われた事はなく、~
この暗雲がこの土地に暮らしている人々にとってどれだけの利益をもたらしているかも影は知っている。~
「……そろそろ準備に入るとするか」
 空を見上げる事を止め、街を囲むようにしてそびえ立つ山脈を眺めてから影はその場から姿を消した~
~
~
現在はここまで。~
//実はという程大層な秘密でもないけどアディックの右目はしっかりと存在しています
//アディックの左目はビデオなどで言うところの「再生」(一倍速)
//右目は「巻き戻し」。両目を開くとダビング、ではなく
//一瞬で傷が治ったり遠い土地に移動したりする事が可能になる優れもの。ただし、
//「母さん」からは両目開きは慎重に行うよう言われています
//なお、右目の「巻き戻し」は正確には「過去の再現」「復元」に近いものであり、厳密には「巻き戻し」ではない
//だから、アディックの肉体に残った傷跡などが全て残っている事にも説明がつくというか何というかなんです
//復元の基準は極めて大雑把。大体は「見掛け」と「機能」だけ復元する事になるので、
//神経や筋肉、皮膚の一部は復元しても微細な毛やほくろ、指紋の一部などが無かったりする事もある。

//両目を閉じると停止。なので睡眠中は肉体の老化がほぼストップ


#endregion

**女々しく残るA科跡地 [#yb1ef161]
#region("有り難う、学園")
|BGCOLOR(#ecd8b0):|BGCOLOR(#ecd8b0):|BGCOLOR(#ecd8b0):|BGCOLOR(#ecd8b0):RIGHT:|c
|>|>|>|''[[私立ゴルロア学園>施設/私立ゴルロア学園]]''|
|>|>|>|BGCOLOR(#e3ce8b):|
|''学生証(身分証明書)''|>|>||
|CENTER:&ref(http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst066913.png,nolink,《 A科、参上! 》);|学生番号|>|08-238|
|~|学科|>|[[A科>学園]]|
|~|氏名|>|アディック|
|~|生年月日|>|142.05|
|~|現住所|>|[[宿屋の一室>名簿/408238]]|
|>|>|>|RIGHT:上記の者は、[[本校>企画/私立ゴルロア学園]]の生徒であることを証明する。|
~
いちいち学園の教室群をリロードするのは億劫なので追加!~
もうすぐ卒業だけど、現在の座席表は[[こんな感じ>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst067253.jpg]]~
良かった、俺が隣に座ったら急に泣き出す女子なんて居なかったんだ・・・ あ オイ コラ そう言った途端に泣き出すのは許さんぞテロア~

|BGCOLOR(honeydew):1000|c
|[[http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst058137.png>編集:学園/コメント/A科]]  [[http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst058139.png>差分:学園/コメント/A科]]|
|#pcomment(学園/コメント/A科,1,below,reply)|
#endregion