#navi(../) * ラハヴ家出身 クフィル・スィエーヴィル 444947 [#dc30b653] |ID:|444947| |名前:|クフィル・スィエーヴィル| |出身家:|ラハヴ| |年齢:|15| |性別:|#listbox3(女,server,sex)| |前職:|#listbox3(ごろつき,server,job)| |理由:|#listbox3(故郷に錦を飾りたくて,server,reason)| |状態:|#listbox3(冒険中,server,state)| ////////// |方針:|#listbox3(探検を優先,server,type)| |難易度:|#listbox3(安全第一,server,diff)| |信頼性:|#listbox3(気にする,server,conf)| |その他:|&areaedit(){[[ステータス>ステ:444947]]/[[戦歴>戦歴:444947]]/[[名簿>名簿/444947]]};| // // ※ ご注意「//////////」より上は変更可能個所以外はそのままにして下さい。 // タイトルの「家出身」の記述も含まれます。 ---- **memory01「 野垂れ死に 時々生存 」 [#b2da58a8] #br 「……砂の味がする……」~ ~ ~ ~ 口に入った砂を苦々しく思いながら水気を失った唇を微かに動かし呟く。~ ~ あの街を離れて何日経っただろうか。あの人が死んで、逃げるように旅立って、目的や行く当てもなく彷徨って。~ ~ 気がつけば広大な砂漠の真ん中で倒れ伏し、走馬灯とはこういうモノなのだろうかと心に思いながら黄泉路へと新たに旅立とうとしている最中であった。~ ~ ~ 「……まいったな。こんな予定じゃなかったはずなんだけれど。ゴメン、もうすぐ私もソッチに行くみたいだから……」~ ~ 吹きすさぶ砂塵。照りつける太陽。遠のく意識。~ ~ 彼女の命運は今此処で尽きようとしていた。~ ~ ~ ~ ~ 「……こんな所で行き倒れの人間に出会うとはね。しかもお前は運がいい。……衛生兵!容態を確認しろ」~ ~ 朦朧とする意識の中、突如として声がかけられる。凛とした女性の声。それが意識を今一度呼び戻す。~ ~ よく耳を済ましてみれば砂塵の音の中から車の音や人の声、大勢の足音が聞き取れた。~ ~ 「貴女……誰?」~ ~ 視線だけを動かし、声の主を確認しようとする。そこにはデザートパターンの迷彩服に身を包んだ背の高い女が見下ろすように立っていた。~ ~ 頭にかぶっているブルーベレーと長いブロンドの髪、そして顔についた傷が霞む視界にも鮮明に確認できた。~ ~ 「私が誰か知りたいですって?そうね……とある国の空挺軍。名前は……」~ ~ 少しもったいぶるように言葉を止め、そして……~ ~ 「名前はチェルヴォナ。 チェルヴォナ・スィエーヴィルよ」~ ~ 口元に笑みを浮かべ、その女は答えた。