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* ディムホルゲルツ家出身 スアラセニア 459361 [#b8e245c6]
|ID:|459361|
|名前:|スアラセニア|
|出身家:|ディムホルゲルツ|
|年齢:|17|
|性別:|#listbox3(女,server,sex)|
|前職:|#listbox3(下級兵士,server,job)|
|理由:|#listbox3(故郷に錦を飾りたくて,server,reason)|
|状態:|#listbox3(冒険中,server,state)|
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|方針:|#listbox3(討伐を優先,server,type)|
|難易度:|#listbox3(安全第一,server,diff)|
|信頼性:|#listbox3(気にする,server,conf)|
|その他:|&areaedit(){[[ステータス>ステ:459361]]/[[戦歴>戦歴:459361]]/[[名簿>名簿/459361]]};|
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// ※ ご注意「//////////」より上は変更可能個所以外はそのままにして下さい。
// タイトルの「家出身」の記述も含まれます。
[[名簿はこちら>名簿/459271]]
*ウィプヘラ [#h332fa8e]
-十数国がお互いの領地を巡って鎬を削りあっていた大乱の世に、どこにも属さず戦い続ける一つの師団があった。~
彼らは自らを「ウィプヘラ」と名乗った。遥か昔の言葉で頚木を意味し、彼らの主義であるところの「統一」を示す。~
黒地に赤の蔦葛と剣の旗印を掲げ、等しく身につけるはミスリルの鎧。その背には皆同じように赤いマントを翻す。~
ただ一つ違うのは、彼ら自身の種族であった。人間、ドラグニュート、エルフ、ゴブリン、ドワーフ、オーガ、リッチ――~
数えだせばキリがないほどに、様々な存在が垣根を越えて集まっていたのだ。~
異形の群が、野山を馬で走り夜闇を駆けて、幾多の戦場を踏み分ける。その姿は、恐れと尊敬を持って受け入れられた。
-ある者は敵を懐柔し、ある者は敵を根絶やしに。彼らの軍勢は少数でありながら、それぞれが万夫不当の活躍を見せる。~
しかし女傑リュナヴィーサ・デノンの活躍は、そんな名だたる英雄たちを霞ませるほどであった。~
彼女は明晰な知能を持つ軍師であり、同時に勇猛果敢な戦士である。自らが立てた作戦、自軍の分が悪ければ悪いほどに、進んで先陣を切る。~
薄氷を踏むがごとき道筋を単騎で切り開くその姿を見て、兵たちは彼女を「戦乙女」「戦場の女王」と称し、神格化していった。~
幾多の鉄火場を乗り越え、幾千の砲火を潜り抜け、兵士を導く「女王」。それは尊き者たちをも味方につけた、人にあらざるもの。~
その魂は天も地も、その底まですら照らす輝ける炎。その身は民草の永遠の奴隷。~
人の想いは時を経るたびに重なり合い、束ねられて昇華し、遂にはその虚構を「現実」にまで押し上げた。~
老いもせず、死をも超越した万能の女王・リュナヴィーサ。彼女はいつしか名実共にウィプヘラの盟主となっていった。~
-そして血で血を洗う抗争の果てに、遂に統一は果たされる。黄金暦開闢より遡るに200年ほど前の事である。~
リュナヴィーサは、万民の支持を得て「女王」として君臨した。戦いを誰よりも知り尽くした女はまた、政治にもその才を存分に振るう。~
戦禍によって荒廃した領土は、自身の腹心や懐柔した敵対者たちに委ね回復させた。無論、重用したのはウィプヘラに連なる人材だけではない。~
人民の中から傑出した才を持つ者を見つけ出し、外交・内政担当の重要なポストへ登用したのだ。血筋を重んじてきた者たちにとって、それは驚きの的であった。~
いかに軋轢を生まぬように国を纏め上げていくかを重要視していた彼女は、同時に情報戦略に精力を注いだ。~
内外に自身の力を示すと同時に、今まで行ってきた事の正当性を示す――戦乱で疲弊しきった人々は、半ば身を委ねるような形で、それを受け入れる。
-まさに、磐石であった。王制でありながら王室を持たぬ王国ウィプヘラは、情報操作された国民と女王によって時代ごとにその栄華を極めるのだった。
*屋敷 [#qcaf0d96]
-酒場の街から少し離れた場所にある3階建て42部屋の洋館。正門側には洋式の庭園、勝手口側には辺境伯夫人の家庭農園がある。
--やたらと大きい上に、ややくすんだ赤で塗られた屋根が目立つせいかランドマーク扱いされている。屋根の色と周囲の街路樹から「楓屋敷」とも。
**使用人 [#y0e84632]
-ランド・スチュワート
--アナ・アリンガム。王国にある領地と屋敷の一切を取り仕切っている女傑。王国黎明期の動乱を生き抜いたドラグニュート族の一人で、女王とも面識がある。
-バトラー
--名はエドガー・アリンガム。ウィプヘラ王国出身のクォーターエルフの男性。人間であれば米寿の頃合だが、見た目と所作は壮年のそれ。~
王国・酒場の街両方の事情に通じており、土地勘のなかった頃の夫妻を手助けした。裏表のない豪放磊落な性格とその知識で使用人を見事に纏め上げている。~
街郊外にある農場や牧場の管理にも勤しんでおり、彼なしでは屋敷の運営はままならないだろう。妻であるアナ・アリンガムには頭が上がらない。
-ヴァレット
--辺境伯一家それぞれに付き添う近侍。その中でもスアラセニアに常に付き従うのが半精霊のミーナレティ・ヴァノである。~
スアラセニアと同い年だが、彼女以上にスタイルもよく博学。運動音痴な上に変わり者だが、それでもなおスアラセニアを補佐するように立ち回れるのは生まれ持っての要領のよさか。~
辺境伯当人すら近づきたがらない『閉架』に立ち入る事ができる人間の一人。
-メイド/フットマン
--数はそれぞれ10〜20名程度。辺境伯夫人、スアラセニア、バトラー(場合によっては辺境伯本人やランド・スチュアートも)が直接の面接を行い、研修期間を経て正式採用される。~
家事全般はもちろん、庭の手入れに始まり、挙句の果てには羊毛の刈り取りなどと多種多彩な仕事をこなす、働きものの集まりである。~
ご多分に漏れず、二心を持って仕える者もいる。ただし、情報統制が余りに厳しくすぐ逃げ出すらしい。~
辺境伯曰く「ここを出ても、どこでだって食べていける逸材揃い」。バトラーは「伸び代のある人間を育てるのはやりがいがあります」とのこと。~
歳若い者が多いため、スアラ相手には気さくに接するが、辺境伯夫妻や客人に対しては慇懃・従順。
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