#navi(../)
* オートネル家出身 シスト 347803 [#w1586bb1]
|ID:|347803|
|名前:|シスト|
|出身家:|オートネル|
|年齢:|16|
|性別:|#listbox3(男,server,sex)|
|前職:|#listbox3(下級兵士,server,job)|
|理由:|#listbox3(故郷に錦を飾りたくて,server,reason)|
|状態:|#listbox3(冒険中,server,state)|
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|方針:|#listbox3(特になし,server,type)|
|難易度:|#listbox3(安全第一,server,diff)|
|信頼性:|#listbox3(あまり気にしない,server,conf)|
|その他:| [[ステータス>http://gold.ash.jp/main/?chrid=347803]]/[[戦歴>http://gold.ash.jp/main/advlog.cgi?chrid=347803]]|
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// ※ ご注意「//////////」より上は変更可能個所以外はそのままにして下さい。
// タイトルの「家出身」の記述も含まれます。

**とにかく三行 [#v574a3db]
・[[ゴルロア学園>施設/私立ゴルロア学園]]剣術科~
・無愛想~
・一行余った~

//#pcomment(,5,below,reply)

**生い立ちとか [#o5bf727e]

竜は目の前のヒトに初めて恐怖を覚えた。~
彼は竜が今まで戯れに殺してきた人間たちとはそれほどまでに違っていた。~
鎧を紙のように切り裂けるはずの爪を幾度も避け、己の咽喉が焼き焦げるのも構わず吐いた炎にさえ怯まず~
竜の身にとって針程度の大きさでしかない剣を左目に突き立てたヒトなどこれまで出会ったことが無かった。~
視界を奪われ暴れまわる竜の動きが鈍るにつれ、ますますヒトの攻撃は激しくなり、竜は己の命が尽きようとしていることを悟った。~

竜は認めたくなかった。己の死も、それを与えるのがただのヒトであることも。~

'''&size(19){呪われよ!};'''~
'''&size(19){我を倒せし者よ、呪われよ!};'''~

無限の寿命を支えてきた心の臓に鋼の刃が食い込む感触を味わいながら、竜は長々と吼えた。~


こうしてひとつの国と五つの街を焼いた竜は名も無き戦士によって倒されましためでたしめでたし。~
……と、おとぎ話はそう締めくくっている。~
しかしなぜ竜を倒した戦士の名が後の世に伝わってないのだろうか。~
それは彼が竜の最期の呪いによって徐々に竜の姿に変貌したため人目を避けて生活するようになり、~
完全に竜の姿になる前に自ら命を絶ったためだからだ、と答えられる者は少ない。~
ましてや、竜の呪いが戦士本人だけではなく子孫にまで及び、それが今の世になっても続いているだなんて~
お話の続きを知っているのは当の子孫たちしかいないだろう。~

初めて身体に異常を覚えたのは6歳の頃だった。~
父を早くに亡くしたため、たった一人で育ててくれた母にそのことを告げた日、母は一晩中泣いていた。~
自分の一族に降りかかった呪いを解こうと決心したのもそんな母の姿を見たからだろう。~
14のとき、流行り病で母を失った俺は荷物をまとめ、呪いを解くための旅に出ることにした。~
外の世界はたった一人渡り歩くには厳しかったが、竜の呪いは皮肉にも流行り病や大きな怪我からたびたび俺を守ってくれたものだった。~

手がかりを捜し求めて旅を続けていたある日、高名な学者と知り合う機会を得た。~

'''&size(16){このような呪いは見たことがない};'''~

と何度も聞かされた言葉を告げた後で学者は続けて言った、~

'''&size(16){冒険者になりなされ、さすれば手がかりが得られるやもしれぬ};'''~

冒険者の中には俺のような厄介な事情で冒険者になるものや、市井の学者では得られぬ知識を持つものがおり、~
さらには今の人の手では作り出せぬ魔法の秘物や呪術の秘儀を記した古文書を我が物に出来ることもあるという話だった。~
年老いた学者の話を聞いた次の日、俺は冒険者を養成するという学園へ向かった。~
この呪いについて何かわかるかもしれない、そういうかすかな希望を胸に秘めながら。~