#navi(../) * エリュファーラ家出身 ジグロッド・フォーレマウル 357185 [#nefb4234] #ref(http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst046691.jpg,LEFT,around,zoom,464x303); |ID:|357185| |名前:|ジグロッド・フォーレマウル| |出身家:|エリュファーラ| |年齢:|16| |性別:|#listbox3(男,server,sex)| |前職:|#listbox3(農夫,server,job)| |理由:|#listbox3(平凡な生活に飽きて,server,reason)| |状態:|#listbox3(野垂れ死に,server,state)| ////////// |方針:|#listbox3(特になし,server,type)| |難易度:|#listbox3(危険であるほど良い,server,diff)| |信頼性:|#listbox3(低い方が良い,server,conf)| |その他:| [[ステータス>http://gold.ash.jp/main/?chrid=357185]]/[[戦歴>http://gold.ash.jp/main/advlog.cgi?chrid=357185]]| // // ※ ご注意「//////////」より上は変更可能個所以外はそのままにして下さい。 // タイトルの「家出身」の記述も含まれます。 #Menu(MenuBar/ゴルロア学園改) ~ **生き様、そして死に様 [#wfda83a9] // //少年は幸せだった。 //頼りになる父と、優しい母と、可愛い妹と、4人の家族で //農業を営みながら慎ましやかで静かな生活を送っていた。 //少年は少々根暗だった。 //村人たちとも余り関わろうとせず、希薄な人間関係しかなかった。 //それどころか家族とも。 //それでも妹はことあるごとに兄を頼った。 //なぜなら、少年は器用で力もあり、意外に万能な能力を発揮したからだ。 //兄ならばなんとかしてくれる。兄はなんでもできるから。 //妹の兄への憧憬、それは思春期の若い少女には別段珍しくも無い。 //しかし、それは度を過ぎていた。もはや依存と言っていい。 //兄が社会的に欠落していたのなら、妹は感情的に欠落していた部分があったのだろう。 //足りない何かを埋める様に、二人の互いへの依存は増していった。 //共依存といって差し支えない状態。 //だからだろうか。少年は妹を愛してしまった。 //妹もまた、兄を愛してしまった。 //家族ではなく、一人の異性として。 //それは禁忌。忌避してしかるべきものには違いない。 //いくら兄妹とはいえ、二人の仲がそういう形で進展してしまえば //親が気付かないはずは無い。 //けれど両親は意外にも寛大だった。 //愛してしまったのなら仕方ないと、えらく簡単に割り切ってしまった。 //それも一つの間違いではあったのだろう。 //妹はやがて妊娠した。 //妹に他の男の影などあるわけもなく、誰の子か村人たちは知る由もない。 //ある村人は父親は誰だと直接聞いてきたが、両親はそれに答えることができなかった。 //田舎ゆえに噂が広まるのも早い。 //聞き及んだ村人の仲には、兄妹の仲が異常に良いことを知っている者もいた。 //となれば、真実を悟る者も当然出てくる。 //家族は誰も真実を語らなかったが、やがてそれは周知の事実となった。 //妹は少年の子を宿している。 //村人達は両親と違った。 //一般的な倫理から言えば当然であるが、少年と妹の関係を強く否定した。 //汚らわしいものを見る目で容赦ない罵詈雑言を浴びせ //なおかつ、お前たちのような人間は要らないと、追い出しにかかった。 //粘着質にじわじわと。 //畑の作物が荒らされる、家に家畜の糞が投げ込まれる、あるいは留守中に泥棒が入る。 //人の良い両親も流石に周りを疑ったが、 //狼の仕業だろう、盗賊の仕業だろうと誰も取り合わない。 //少年は後悔した。 //妹を愛したことをではない。家族を巻き込んでしまったことに。 //けれどいくら後悔した所で、少年は少年、秀でた能力があろうと子供に過ぎない。 //何も出来ず、鬱屈した気持ちが溜まっていくだけだった。 //父も母も妹も同じだったのだろう。 //温かい家庭はいとも簡単に崩壊していった。 //ある日、父は村を出ようと言った。 //誰も返事をしなかったが、その日の夜中、一家は逃げるように村を出た。 //月だけが照らす夜の道すがら、父は言う。 //「間違えたのだろうか」 //誰も言葉を返さない。 //妹は身重の体を小さく震わせながら、ただひたすら「ごめんなさい、ごめんなさい」と繰り返し呟いていた。 //母は妹の体を支えながら、瞳に悲しみを宿らせている。 //少年は星空を見上げ、目を潤ませる。 //俺が悪い、俺が悪かった。 //全て俺の責任だ。だからどうか神様。せめて家族だけは… //愛する妹と両親だけは、幸せにしてやって欲しい。 //その祈りは神に届くことはなく、遠吠えの中に掻き消えた。 //二つ、四つ、六つ、八つ。爛々と輝く光の点が次々と増え、一家の周囲を覆っていく。 //父は農具のくわを握り締め、逃げろと小さく促した。 //しかし、少年は足がすくんで動かなった。 //がちがちと歯を鳴らすことだけしかできなかった。 //目の前には大量の狼の群れ。これを前にしてどうにかならない方がおかしい。 //が、狼は待ってはくれない。 //一匹が駆け出し、少年に飛び掛ってくる。 //けれどその牙は少年には届かなかった。 //父が血に濡れたくわを振りかざして叫ぶ。俺の家族に手を出すな、と。 //次々に飛び掛ってくる狼たちを叩き落していく。 //少年は思い出す。昔父が冒険者をやっていたということを。 //ここまで書いたところでめんどくさくなった。 //この後父も母も妹もお腹の子も狼に食べられて終わり。 //それどころか、故郷の村も狼に襲われ壊滅。 //父は死に際に村を守って英雄になれと遺し、 //母は人を恨んではいけないと遺し、 //妹はかっこいいお兄ちゃんをずっと見ていたかったと遺した。 //こうして、 -彼は家族を失い一人になった。それは入学するほんの数ヶ月前の話。 -遺言に従って、彼は英雄を目指すことにした。 // ~ ~ -少年は死の間際に気付く。~ 遺言を守りたかったわけではなく、ただ、家族の所に行きたかっただけなのだと。~ 英雄などどうでもよく、ただ愛する人と共にいたかっただけなのだと。~ その願いは今叶う。~ 命を犠牲にして今叶う。~ 「フェレイル…俺の妹、俺の愛した女…今お前の側に……」~ 血と涙に濡れて、少年は息絶えた。~ ~ ~ **三行! [#gee9626e] #ref(http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst047409.png,LEFT,around,zoom); -陰鬱な雰囲気を持つ少年。あまり喋らない。そもそも人付き合いが苦手。 -危険な依頼に好んで飛び込む死にたがり。 -エロゲ風の目隠し茶髪に青い目。身長170cmくらい。~ ~ -英雄になることが目的だった。 -しかし独力のみでなれるという甘い考えは持っていない。 -[[ゴルロア学園>施設/私立ゴルロア学園]]はその養成所と聞いたため入学することにした。 //というつじつまあわせ! #clear **発言記録 [#da3764cb] - ようやく部屋の整理もついた。こんなものかな… -- [[ジグロッド>名簿/357185]] - 学生証か…… -- [[ジグロッド>名簿/357185]] - 死はいつも間近にある……俺もやがては…… -- [[ジグロッド>名簿/357185]] - 外套か……生きていさえすれば手に入るもの…… -- [[ジグロッド>名簿/357185]] - (空き部屋となったそこにはもう誰も帰ってくることは無い) -- #comment(above,nodate) //#pcomment(,5,below,reply) ~ **1-X [#ie3f9c0c] #pcomment(ゴルロア学園・1-X,1,below,reply) ~ [[テーマソング1>http://www.youtube.com/watch?v=CZ-gHWSk6GU]]~ [[テーマソング2>http://www.youtube.com/watch?v=7vihSqkQMVw]]~ [[テーマソング3>http://www.youtube.com/watch?v=ZdiasBeVkFg]]~ ~ //っておおーい!? 途中で諦めるなよ!? // //読む人がいると思わなかったのでかなりびっくりした。 //中の人がめんどくさがりだから仕方ないのだ。フハハ!ごめん。また気が乗れば書くよ。 //書く前に死んだ。 //なんということでしょう(テーレーテーレーテーレーテーレーテー)