#navi(../) * イモ家出身 桃 水蜜 369619 [#s8e25aaa] |ID:|369619| |名前:|桃 水蜜| |出身家:|イモ| |年齢:|15| |性別:|#listbox3(男,server,sex)| |前職:|#listbox3(貴族の召使,server,job)| |理由:|#listbox3(何となく,server,reason)| |状態:|#listbox3(冒険中,server,state)| ////////// |方針:|#listbox3(特になし,server,type)| |難易度:|#listbox3(実力相応,server,diff)| |信頼性:|#listbox3(あまり気にしない,server,conf)| |その他:| [[ステータス>http://gold.ash.jp/main/?chrid=369619]]/[[戦歴>http://gold.ash.jp/main/advlog.cgi?chrid=369619]]| |俺の家:|[[http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst049473.jpg>http://notarejini.orz.hm/?%BB%DC%C0%DF%2F%BE%AB%B4%DB%A1%D6%A5%CF%A5%CB%A1%BC%A1%F5%A5%D0%A5%CB%A1%BC%A1%D7]]| |お喋り:|&color(hotpink){「''…………''」};| |お仕事:|&color(hotpink){「''…………''」};| |すんの…?:|[[http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst049118.gif>http://notarejini.orz.hm/?%CC%BE%CA%ED%2F369619#d8e1bb04]]| |おショらせ:|毎週土日は霊圧低下につきお手紙大歓迎!どうかどうか。| #vote(水蜜を買ったら押すボタン→[6]) ~ ~ http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst050480.png~ (通常営業です)~ (たぶん)~ (アフン)~ #contents **基本の一行設定 [#uf2050c1] -[[はにばに>http://notarejini.orz.hm/?%BB%DC%C0%DF%2F%BE%AB%B4%DB%A1%D6%A5%CF%A5%CB%A1%BC%A1%F5%A5%D0%A5%CB%A1%BC%A1%D7]]所属の男娼。だが、その存在は表立って公表されていない。 -名前の読みは「タォ・シュイミィ」 -桃娘。(詳しくは後述) -びっくりするほど男の子 -人間不信だけど寂しがり -口が悪いのは過去の反動 -プレイ中は口こそ悪いものの従順 -肉体の総資産価値はゴルロア世界で金貨一千万枚に相当する。 **詳細な身体設定 [#zb20c3e8] -身長150cm程度 -体毛は薄い桃色。頭髪は一晩で1〜1,5mくらい伸びるので、朝起きるとまずそれを切るのが日課(毛は高く売れる) -肌は白桃色 -瞳は桃の葉色 -痩せ型。腹筋がわかるくらい贅肉がない -色々あって開発済み -陰茎はつつましいサイズ -無駄毛の類は生えていない **その他の類の雑多設定 [#g0ffaedd] -男女ともに経験有り -女の裸も男の裸も見慣れすぎて、それによる反応はあまりない -恋愛と信頼、友情や憧れなどの感情を自分の中で上手に整理できない -スイッチが入らないとピンク色な気分にはならない -服装については基本的に一張羅 --上半身についてははにばにのほうの絵を参照 ---補足:上着の背中は大きく開いている --下半身は、 ---ふぐりが隠れるだけのマイクロショーツ。ひらひら付き ---その上に股間と尻だけを隠す垂。長さは腿の半ば程度まで ---腿丈のニーソックス。腕のグローブと対応しており、同じようにいくつものリボンが直線状に連なっている ---靴は通常よりかかとを高くしたチャイナシューズ --服を着ること自体は好き。プレゼントされればどんな衣装でも愚痴りながら着てくれる ***桃娘について [#v08c759a] 桃娘とは桃だけで育てた少女を指す名で、ググる先生に聞くとそれらしい怪しげな情報が出てくるぞ。~ 水蜜の場合もほぼ現実世界における桃娘と同じだが、そこはファンタジー。なんかいろいろパワーアップしている。~ その実例は以下の通り。~ -桃娘として育てた男女の双子を三千年間掛け合わせ続け濃くした血の最後の一人。 -さまざまな延命策により寿命が長い(通常桃娘は10歳くらいで死んでしまう) -さまざまな防衛策により体調が常に一定に保たれる(後述) -水蜜の精液を飲むことで不老長寿になれる(ほぼ不死。でも刺されたりすると死ぬ。病気疾病の類はかからなくなる) -肉体全てが売り物になる(後述) **コメンタウ [#r730bdfa] (クリックでタテヨコナーナメニバイニバーイ)~ #ref(http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst049765.png,around,500x550) #clear //(桃) //なにかあったらなんでもどうぞ //ほんとなんでもいいよ //*桃尻かどうか訊ねてみたいですね //(桃) //具体的に記載はしませんがきっとそうです //でも訪ねるとポカポカパンチされるかもしれませんよ(期待の目 //*じゃあまた再訪問した時にでも振りましょうか //(桃) //(例の表情) //なにこの可愛い子 //(桃) //こやすくんのほめ言葉が心にスー…っと入って… //これはありがたい…… //-ツボすぎた 寝る前に見て起きてもまだビクンビクンするくらいツボすぎた //-釣り合うような男が演じられないので買いには来れないけど見守っておるよ //(桃) //ツボなんですか?もう雨降らないんですか?やったーーーーーーーーーーーー!!! //もうそんな感じ。どうしようすごい嬉しい //そして釣り合うとかそういうのは一切関係なしに遊びに来てくださるとこれまた大変嬉しいのです //無愛想な対応!気だるげなおしゃべり!法外な値段! //これら三拍子をそろえてお待ちしております //うえへへへ //-だってお話しするからには綺麗にまとめたいし…あと蔑まれつつもしょうがないなぁ…って態度とられたいし… //-でもそう言われて久しぶりに男キャアやる気になってきたかもしれない、何か希望があれば盛り込んで頑張りたいかもしれない //-もちろん独占しようとしたりせずそちらの動きを縛らない方針で //(桃) //いい…いいよ(例のポーズ //希望とかは特にないですよ //強いて言わせていただくとするなら、こやすくん自身がやってて楽しいと思えるキャアであってほしいなっていうところで //やっぱりね、そういうのがね、いいよね。ね // //水蜜自身は悶々としつつも、良くしてくれる人間に対しては愛とか恋とか友情とか憧れとかがぐるぐるに攪拌された感情を抱いてしまう、 //乱暴に言うとビッチな感じの娼年ですので、縛ったつもりが案外スルリと抜けられてちゃうかもしれません //そのあたりの具合はどうかこちらに任せていただいて、こやすくんは好きに、それこそ気にせずやりたいようにやってくださればと思います //とかなんとか //-ヒャア!いいよ、頭なぜられたら警戒しつつも誰にでもふにゃっとなってしまう犬と猫の合成獣みたいなビッチさ! //-でもやっぱり表面上はこう…お仕事だから仕方ないんだぞ的な自分にも嘘をつく感じでね! //-了解いたしたーただ不快感と迷惑を与えないキャラメイクは自分の絶対条件なので「日和ってんなー」とは思わず遊んでほしい、次は表から堂々と来るよまたね! //(桃) //わぁい! //わぁい! //色々考えてくださって本当にありがとうございます //全裸で五体投地しつつ、遊びに来られる日を水蜜くんともどもお待ちしております //誤爆した誤爆したごめん(小鬼) //(桃) //ダイジョウブ オレ ミテナイ ナンニモ シラナイ //ダカラ オマエ アンシンスル //*マダムをめぐるライバルとかですね(アロアロ //(桃) //えぇーーーー!?巡るのーーーーー!? //-きれいに〆られたのでこちらでおつかれっしたーっ!長引いてごめんなはい //-最初の予定だと「男の子じゃん!」「じゃあ帰れよ」「言われなくても帰りますよ」 //-で後日やっぱり何やかやと理由をつけて行ったりなんだりしようと考えてたのに童貞ちからが強すぎた //-あと誘惑ちからが半端なく強すぎた 素晴らしい夜をありがとうって幻夜が言ってた! //(桃) //こちらこそいちいち行動が遅くてすみませんでした //常々もっと早くいろんなアクションを取らねば…と思っているんですがにんともかんとも… //でも喜んでいただけたのでしたら、これはもうキャラ作成冥利に尽きますはい //水蜜くんがぶちまけた霊薬(笑)はどうぞお好きに処理してください //それとあの後どんなプレイをしかもご自由に設定されてもよいので。 //ではありがとうございました! //はぁいお疲れ様、相変わらず可愛いわねぇ惚れ惚れしちゃう //まーた機会みて買いにくるわねー?夜遅くまでありがと(ちゅっちゅしちゃうスキュライさん) //(桃) //わぁい!ありがとうございました!気に入っていただけたようでなによりです。 //きっと今度会ったときは今日の反動でツンツン度が上がってるかもしれませんが //それは水蜜くんなりの照れ隠しだったりなんだったりなのでどうか! //それでは! //はふぅ、おちんちんも大好きで困る 食べるのも食べられるのも…… //男の子と絡んで男を教えられたい あぅうう変態すぎてごめぇん(りくぉ //(桃) //ええんよ…人類皆変態ってよく言うんよ…言わないかもしれないんよ…… //まあそれはそれとし、きっと水蜜くん的にもだいぶ早い段階で打ち解けられた感がありますので //是非うまい事ゴニョゴニョして攻略してみてください //お、お金が無くても案外なんとかなったりするんだぜッ! ---- *HONEY&BUNNY内 水蜜の部屋 [#d8e1bb04] 水蜜>名簿/369619 &color(hotpink){}; ;br [[http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst048231.gif>http://notarejini.orz.hm/?cmd=edit&page=%A4%BD%A4%CE%BE%AF%C7%AF%A1%A2%B6%E2%B2%DF10000000%CB%E7%A4%CE%B2%C1%C3%CD]] [[http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst048230.gif>http://notarejini.orz.hm/?cmd=diff&page=%A4%BD%A4%CE%BE%AF%C7%AF%A1%A2%B6%E2%B2%DF10000000%CB%E7%A4%CE%B2%C1%C3%CD]] **注意的なこととか、連絡的なこととか、読んでおくといいかもしれないこととか [#kcbca21f] -大人も子供もおねーさんもおにーさんもおじさんもおばさんも人間じゃない冒険者も誰でもウェルカム(NGなしです) -トークだけしに来るのも大歓迎(ホントだよ!) --お仕事できるかどうかは上で確認しよう(あくまで目安ですが) -口は悪いです。生意気です(水蜜精一杯の強がりです) -基本的に機嫌が悪いです(中の人は大変ノリノリです) -命に関わったり大規模な手術を必要とする怪我を負わせる以外は、何をされても結構です(がんばります) -機械生物や既に死んでいる冒険者の方以外は''水蜜の精液を体内に取り入れることで不老長寿になります。''(気をつけてね) |BGCOLOR(aliceblue):#pcomment(その少年、金貨10000000枚の価値,3,below,reply)| ---- http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst049120.gif http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst049130.gif http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst049119.gif http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst049134.gif *色々とツッコみたい方は是非こちらも合わせてどうぞ [#jc230570] **水蜜に掛かっている術などリスト [#w4c0ca16] |延命の魔術|寿命が延びる| |延命の呪術|寿命が若干延びる| |延命の儀式|寿命が若干延びる| |延命の契約|寿命が大幅に延びる| |延命処置|寿命が若干延びる| |延命手術|寿命が若干延びる| |延命寄生生物|寿命が延びる(寄生生物が生きている間)| |延命薬の投与|寿命が若干延びる| |祈祷|心なしか寿命が延びる気がする| |肉体維持の魔術|体調を一定に保つ| |肉体維持の高位魔術|体調を最も良好な状態に保つ| |肉体構築の魔術|身体の再生能力を強化する| |活性法|肉体の本来持つ力を上げる| |再活性法|肉体の回復力を強化する| |生命維持の魔術|身体に負荷が掛かったときそれを緩和する| |生命維持の術法|同上| |服従の鎖|他人の命令を聞きやすい精神状態にさせる| |嗜好への呪い|特定の食物しか摂取できないようにする精神的束縛| (思いついたら追加されます) -早い話。 --水蜜の寿命は非常に延びている ---しかし元々が短命なため、通常の健康な男性と同じくらいの寿命になっている --水蜜の身体は病気や怪我に非常に強い ---大体、一晩寝ると軽症や軽傷の類ならば完全に治る。 --水蜜の身体は常に最適の状態を保つ ---睡眠をスイッチとして、セーブされた記録をロードするイメージ。これにより薬の類はほぼ効力を発揮しない -しかし。 --これらは全て定期的な掛け直しが必要なものばかり --つまり水蜜の寿命の延長、体調維持には明確な時間制限がある ---そしていつリミットが来るかはわからない -それが彼の運命なのだ。 **水蜜、カラダの利用法リスト [#ebf04c55] //|||| |部位|利用法|説明| |頭髪|織物・香・茶|蜘蛛の糸のように細く、絹よりもサラサラ。これから得られる収入により水蜜は大変裕福| |脳|食用・薬|トロリとして食用部位の中でも大変美味。非常に強力な精力剤としての効能がある| |眼球|食用・呪物・装飾用|それ自体に不思議な力が宿っており、通常の桃娘の場合最も高価に取引される| |鼻|食用(コリコリした食感)|燻製にするととてもおいしい| |唇|食用(プルプルとした食感)|煮込みにするととてもおいしい| |耳|食用(クニクニとした食感)|茹でてサラダや炒め物にするととてもおいしい| |舌|食用(サクサクとした食感)|網焼きにするととてもおいしい| |歯|薬・香|舐めれば300年は桃の味と香りが持続する飴になる。磨り潰して飲めば体臭・口臭を桃の香りに変える| |爪|香・茶|「爪の垢を煎じて飲ます」が現実のものに。香りには高いリラックス効果有り| |垢|香・茶|「肌の垢を煎じて飲ます」という言葉はないが、香りには媚薬としての効果有り| |唾液|飲用・薬・香|薄めて香水に。直接摂取で精力増大の効能も| |津液|薬・薬|読みは「しんえき」体内の水分のこと。健康増進・疲労回復に極めて効果有り| |汗|飲用・薬・香|唾液と似た効果。こちらは媚薬の効能がある| |血液|飲用・薬|体液の中では最高の味。非常に濃厚かつ芳醇な味が楽しめる。また循環器系の病気に良く効く| |涙|薬|通常は血液の効果を薄めたものだが、ある条件を満たすことで蘇生薬として使うことができる| |骨|薬・香・呪物|歯に似るが、それより味や香りは控えめで爽やか| |骨髄|薬|寄生生物の住処になっているため、生命のエッセンスが凝縮されている。寿命が延びる| |筋肉|食用|各部位それぞれ違った歯ごたえが楽しめる。フルーティな味と香りを愉しむなら生のままどうぞ| |臓器|食用・薬|対応した臓器を食すこと、食べた人間のその部位が快復する。煮込むと効能が失われるので注意| |吐瀉物|食用|仙桃としての効力があるのが精液ならば、こちらは仙桃の味を再現したと言われるほど美味。生きながら天上の心地を味わえる| |尿|飲用|酒のようにいくらでも飲める桃ジュース。一日の始まりと終わりで味が違う(すっきり爽やか→濃厚で香りが強い)| |糞|薬・香|オーイッツファンタスティーク!皮をむいた桃をすり潰したような色と形をしており、食べても安全です。| |精巣|食用・薬|精液を摂取したのと同じくらいの長寿効果が得られる| |睾丸|食用・薬|精液を摂取したのと同じくらいの不老効果が得られる| |陰茎|食用・薬|決められた工程を踏むことでいわゆる「惚れ薬」を作ることができる。大変強力| |精液|霊薬|生命の凝縮されたエッセンス。有史より人々が追い求め続けた不老長寿を現実に叶える| -桃の香りは普通の人間でいうところの「くさい」箇所やものほど強く、一番匂いの強いものでは、この世の桃とは思えないほどの恍惚感・多幸感を与える匂いがする。 --ぶっちゃけ排泄物が一番すごいいい香り。二番目は寝起きの口 ---(この水蜜は特殊な改造を施されており、菌などの心配はありません) **秘密インタヴュー(あるいは暇つぶし的ななにか) [#ua4ca93c] (インタビュー開始)~ ~ -こんばんは。 --こんばんは。 -名前を聞いてもいい? --……桃水蜜(タォ・シュイミィ)。 -へぇ、シュイミィくんかぁ。じゃあ自己紹介してくれる? --(舌打ち) -へぇ、シュイミィくんかぁ。じゃあ自己紹介してくれる? --…歳はたぶん15。生まれはすごい遠いとこ、確かあっちの方(東を指差す)。以上。 -そっかそっか。じゃあもう少し具体的に質問するね。好きな食べ物は何かな? --特になし。……ていうか桃しか食えないし。 -へぇ、好きでもないのに桃しか食べないの? --桃だけしか食べられない体なんだよ……(少しうつむき、歯を噛み締める) -なんか理由がありそうだね。良かったら教えてくれない? --………話したくない。長くなるし、うまく説明できるかわからない。 -いいよいいよ。ゆっくりでいいからね。 --……俺もよく知らない。けど、要は……俺の身体はイカれてて……あんたも分かってるだろ?俺の匂い、桃の匂い。 -うん。すごいいい匂いだよね。ひょっとしていい匂いさせるために桃を食べてるの? --逆。桃を食べ続けてるからこんな匂いなんだ。生まれたときから、ずっと。匂いだけじゃない。 -? --俺のカラダ……全部が桃の味と匂いなんだよ。肉も骨も、毛だって爪だってそうだ。血も唾もそうだし、垢やうん…排泄物だってな。 -うんこ(笑) --…っば、バーーーーーっっカ!!!!出てけ!今すぐ出てけっ!! -ごめんごめん(笑)もうからかわないから。ほんとほんと。 --(舌打ち)……とにかく、なんかそういうのがあるんだってよ。赤ん坊の頃から桃だけ食わせてると、カラダがそうなるんだ。 -へぇ… --…で、なんでも俺はその特別版なんだって。金も時間も人でも何もかも、バカみたいに費やして「造られた」のが俺なんだとさ。…ふん。 -シュイミィくんはどのへんが特別なの? --まず桃娘(タォニャン)……って言うんだけど、俺みたいなののこと。桃娘は長生きできない、らしい。本当なら10歳にもならず死ぬって聞いた -シュイミィくんは15歳だもんね。 --たぶんだけど。でもとにかく、10以上なのは確かだよ。それと効能も違う。普通の桃娘は桃の匂いを色々させるだけだけど… -うんk --お前ホント人呼ぶぞ!!こっちは真剣に…! -冗談冗談。シュイミィくん、なんだか辛そうだったから。ブレイクブレイク。 --…………まあ、それで、普通は俺ほど匂いも味も強くなくて、まだ人間って呼べると思う。でも俺は何から何まで、ただの桃だ。 -そんなことないよ。シュイミィくんはこうして… --いいよ慰めてくれなくて。だって俺の……(喉が蠕動し、下唇を噛む) -………(言葉を待つ) --これ、言うなよ。あんたを信じるからな。 -うん。言わない。 --どうだか………まあいいや、もうどうなったって別にいいし。 -………(言葉を待つ) --……俺の、せ……………(わざとらしく咳きをひとつ)…俺の精液は、それを体内に取り入れることで、不老不死?正確には不老長寿だったかな…まあ、それになれるんだと。 -………(驚きの顔) --はは、ほんっとバカらしいよな。その顔もわかる。俺だって、そんな顔して驚いていたいよ。でもさ、本当なんだよ。 -ふうん… --俺の生まれた国の昔話に仙桃っていう伝説の果物が出てくるんだ。すごい山の桃園でだけで生る桃だったかなんだか。よくわかんないけど。 -へぇ…それで? --その仙桃ってのを食べるとさ、まさしく不老不死になれるんだよ。俺と一緒だ。違うか、俺が一緒なんだ。そうなるように仕組んで生まれたんだ。 -そんな力があると苦労したんじゃない? --苦労なんてもんじゃない!!バカと気狂いばかりを盥回しだった!! -聞かないほうがいいかな。ごめんねシュイミィくん --(しばらく荒く息をつくが、やがて落ち着き)……いや、いいよ。事実は事実で、言わなきゃ消えるわけじゃない… -話したくないところは話さなくてもいいからね。 --………うん。最初は…ええと、どこから……俺を造るためにすごい苦労があったのは言ったっけ。 -うん。聞いたよ --苦労したそいつらは…とにかく、ずっと仙桃の力をもった桃娘を造りたくて、そして俺が生まれて…えと、だから…… -いいよ。落ち着いて、ゆっくりでいいよ。 --そう、だから俺を使って…ある奴は金儲けをしようとか、別の奴は国を支配しようとか、本当にできると思ってなかった奴は神に背くとかなんとか…俺を殺そうとか、したり、して。 -(そっと水蜜の頭を撫でる) --(抵抗せず、撫でられるままにされる)ずいぶん大きい組織だったらしいんだけど、俺が仙桃と分かってからはめちゃくちゃになった。奪い合いだ。組織だって俺を運用しようとして失敗したんだ。ざまあみろ。 -(撫で撫で) --それで、幹部だとか下っ端だとか、いろんな奴が俺を連れまわした。どいつもこいつも最初だけは優しいんだ。でも、じきに正体を現す。あの眼。本当に酷くて…どいつも、こいつも、本当に… -(撫で撫で) --それで俺を食おうとしたり、俺を売ろうとしたり、犯そうとしたり…ただどれも、その度に俺を他の組織の人間が奪っていった。前の奴を殺して。 -(撫で撫で) --…そんなのが…どのくらい続いたんだったかな。俺が生まれて、多分最初の4、5年はそんな調子だったと思う… -(撫で撫で) --それで結局俺はさ、俺のいた東の大陸。そこの皇帝の元へ連れてかれた。老いぼれじじいが正規軍まで動かして、組織の人間を家族含めて一人残らずぶち殺して、俺を探したんだ。 -(撫で撫で) --そこからの5年…くらいだったと思うけど、それも本当にくそったれだった。あのじじいは攫ってきた俺を早速犯して…精液はまだ出なくてもその力にあやかりたいとか、ほんっと救えない。 -(撫で撫で) --そうそう、あのくそじじいいつだったか、ついにしびれを切らして俺のキンタマ切り取って食わせろってわめいてたことがあったよ。いかれてるとしか思えないだろ? -(撫で撫で) --そのときは家臣がなだめて、それでも聞かなくて最後には薬で眠らせたんだったっけな。そりゃ必死だよ。ひょっとしたら自分らにもおこぼれがくるかもしれないのに、じじいが焦ってふいにされちゃあ困るもんな。 -(撫で撫で) --それからは…相変わらず犯されはしたけど…でも、それさえ除けば深刻な問題はなかった。そうやって段々俺も大きくなって…そろそろ精通かって囁かれはじめて… -(撫で撫で) --やっぱり事が事だしな、噂くらいは漏れるんだろうな。…周りの国がいっせいに攻めてきたんだよ。俺のために。どいつもこいつも、王のくせして、不老不死になりたいなりたいってさ。バカみたいに。 -(撫で撫で) --もう国中大混乱さ。それこそ俺を食って自分だけでも永遠に生き続けようなんて奴らが群がってきた。どうやって逃げたんだろうな、あの時の俺。必死だった。無我夢中ってああいう事だろうなって。 -(撫で撫で) --でもさ、必死だってなんだって、ずっと檻みたいな部屋に閉じ込められてた子供がまともに逃げられるわけなかった。じじいに捕まった次はおっさんに捕まったよ。人売りだった。 -(撫で撫で) --いい服きていい匂いさせてたら、そりゃ地位ある人間の子息と思うよな。すぐさま縛られて乗り心地最悪の馬車の旅さ。どこに着いたのかは知らない。いわゆる奴隷市場ってとこだったんだろうな。似たような子供がたくさんいたよ -(撫で撫で) --はは、まあでもほら、俺はそんなの慣れっこだったから。ああまたこんな風になるのかって。そう思ったくらいで。ただその時は桃がなかったから水しか飲めなくて。見る見る痩せてった。 -(撫で撫で) --労働力にせよセックス目的にせよ、ガリガリに痩せた死に掛けの子供じゃ勤まらないだろ?だから俺は最後の最後まで売れ残って…… -(撫で撫で) --同じふうに痩せて買い手のつかない子供らと一緒に、解剖だか実験の目的で医者に買われていったんだ。頭のおかしな野郎だったけど、それでも医者としては腕がよかったんだろうな。俺の身体が違うこと、衰弱してても見抜かれた。 -(撫で撫で) --そのときも…そうそう、あんたみたいに色々聞いて…狐みたいな顔してすぐさま桃を買出しに行ったよ。そうだこれは言ってなかったか。その頃寿命的に俺は限界なんだよ。本当は。 -あれ、でも従来の桃娘とは違うって… --そこ。俺には金だとか技術とかがかかってるって言ったろ?実際俺の身体にはさ、いくつもの延命処置とか、身体を最適に保つ術だとか…とにかく金のなる木…もとい仙桃のなる木を守るための方法がとられてるんだよ。 -そうだったんだ。 --うん。そういう事ももちろん話して。だからまずはその確認だったんだろうな。…ともあれ、俺はあいつが特に何もしなくても勝手に体調を治していって……あいつは気持ちの悪い声でよく笑ったもんだよ。 -ねえシュイミィくん。ひょっとして… --…?どうかした? -その人のこと、好きだったり… --まっさか!!……でも頭はいかれてたけど、いかれた人間だったからかな。俺にはけっこう良くしてくれたよ。子供がガラス玉眺めるみたいな瞳でいつも俺のこと見てた。身体を迫ったりもしなかった。 -ふうん…… --ただ今までやってた研究みたいなのを全部燃やして、俺の身体をひたすら弄り回して…はは、思い出してみたらやっぱりダメだな。あいつ。あはは。 -ふうーん…… --…な、なんだよその目は……別に何にもなかったって言ったろ。 -…ま、いいや。それでその人とはそれから? --最期は酔っ払って…橋から落ちて死んじまった。俺の研究…なにを調べてたかは知らないけど、それが一段落して久しぶりに大好きな酒をバカみたいに飲んだんだってさ。ほんっと、バカな… -そっか……(撫でようとする) --もう大丈夫だってば(手をブロック)。…そんなわけで一年もないモルモット生活が終わって、俺はある意味自由になったわけなんだけど……行く宛てなんてなくて… しばらくその医者の家に居たけど、あいつの家族だか親族だかが来るって聞いてそこを出て… -(残念そうな表情)シュイミィくんはご家族には会わなかったんだ。 --会ってどうするって話だろ?ていうか…正直、まあ今でもだけど…よく知らない人間と会うのが怖いんだよ。いつ、誰が、また俺を……… -…… --…… -シュイミィくん。でもさ、君はいまこうして僕と会ってくれて、秘密の話もしてくれてるじゃない? --それを言われると困るんだけど…なんでだろうな。マダムにも伝えてあるけど……俺、会いたくないやつとは会わないから。だから… -僕とは会ってもいいって、思ってくれたんだ。 --う、うるさい!あんたが言うな!なんかやだ! -僕と会いたいって思ってくれたんだ。 --誰もそんなこと言ってないだろ!バーカ! -うんうん。で、そこを出た後は? --〜〜〜〜……(男をキッと睨んだが、やがて諦め)行く宛てもなかったし、したいことも特になかった。自由は喉から手が出るほど欲しかったけど、自由が何を与えてくれるか知らなかった。今でも、わからない。 -……… --そんな調子だからあっちふらふらこっちふらふら、果物泥棒しながら生きるための放浪の日々。生きて何がしたいわけでもないのに、桃だって食いたくもないのに、食べずにはいられなかったんだ。 -そっか…… --ある時さ、どうしても桃が食べれないときがあって、それこそ売られたときみたくガリガリになってた。もうダメか。しょうがないかってそう思ってたときに、目の前に大きな桃園が広がっててさ。なんかバカみたいだけど、自然に涙が出てきた。 -…… --夢中で桃食べて、好きでもないのにいくらでも食べれる気がして、そのうち体力も尽きたみたいでさ、そのまま倒れるみたく寝ちまって。起きたときにはひさしぶりの、ふかふかベッド。 -ほほう。 --どうやらその桃園は貴族のご領主さまの持ち物だったらしい。捕まった!そう思ってベッドから飛び出そうとした俺をさ、しっかり抱きしめて、言ってくれたよ。「大丈夫かい?」って。そこのご主人様が。 -「大丈夫かい?」 --似ってねーよバーーーーっーーカ!!!ていうか真似すんな!真似すんな! -(にやにや) --(舌打ち)はぁ……ったく……まあでも、うん。ここで過ごした年月は本当、楽しかったよ。行く当てのない俺に仕事と、生きるために必要な桃をくれた。感謝してもしたりない。結局はこんな体たらくだけど、それでも。 -感動的やね。 --うるせー。……そんなわけで、そこに4年くらいお世話になって、ここに着たんだよ。 -あれでもシュイミィくん。疑問があるんだけど… --………(わずかに頬を染めてジト目)なんだよ。一応言ってみろよ -そんなにいい人だったらそこにお世話になってればよかったんじゃないの? --(やっぱり聞かれたか、という顔)……色々あるんだよ。仕方ない事情っていうのが。俺にだって。 -そっか…そんなに好きだったんだね…… --ばっ…!!?お、おま、なんで………っ! -あれ当たっちゃった? --〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!! -でもえらいよ。シュイミィくん。立派だ。 --うるせー………まあ、うん、だから、いられなくなって。あそこの人はみんないい人だったから。秘密を抱えたままいたくなかったし、曝け出して、あの人たちが、あいつらみたいな、嫌な目したら、そしたら、俺、俺は… -(撫で撫で) --(再び撫でられるがまま)…あんなに良くしてくれた人たちを信じられないのが嫌だった。好きになり過ぎて、一緒にいるだけで辛かった。あの家族をめちゃくちゃになんてしたくなかった! -(撫で撫で) --ずいぶん引き止めてもらったけど………すいませんって。何も聞かないでくださいって一言言っただけの俺を、ご主人様が他の人たちを説得してくれて…剣と、十分なお金をくれて…それで、この街まで流れてきたんだ。 -大変だったね。本当に --うん……大変だった… -本当に本当に、大変だったんだね。 --…………うん…… -……… --……… -(しばらく無言の時間が続き)……シュイミィくん。また来るよ。 --…いいの?抱いてかなくて… -そんな顔しなくても、また来るさ。今日はシュイミィくんのことを聞けただけで十分だよ --ごめん……でも俺だって… -うん。聞いたのは僕だからね。シュイミィくんが気に病む必要はどこにもないよ。 --…ごめ……………………………ありがとう -どういたしまして。それじゃあまた。 --…うん、それじゃあまた。~ ~ (インタビュー終了)~ ~ (そして暗転)~ ~ *部屋の額縁 [#z6c9b0df] http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst049474.jpg~ ~ 「俺の恩人。マダム。くれぐれも失礼のないようにしろよ」~