#navi(../)
* アンデルベリ家出身 ジーウ 380721 [#d71db912]
|ID:|379911|
|名前:|ジーウ|
|出身家:|アンデルベリ|
|年齢:|23|
|性別:|#listbox3(女,server,sex)|
|前職:|#listbox3(ごろつき,server,job)|
|理由:|#listbox3(出身地を追われて,server,reason)|
|状態:|#listbox3(冒険中,server,state)|
|その他:| [[ステータス>http://gold.ash.jp/main/?chrid=380721]]/[[戦歴>http://gold.ash.jp/main/advlog.cgi?chrid=380721]]|
|>|[[施設/断罪の剣]] [[同盟>同盟/断罪の剣]] [[企画>企画/断罪の剣]]|

http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst053760.jpg~
~
//[[1枚目>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst053034.jpg]]~
//[[練習がてら描いてみた144年12月の同行者>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst053242.jpg]]  左から[[クラウ・ソラス>名簿/380322]]、私、[[アイス・コフィン>名簿/380339]]~
//描いた理由はいい具合に目が死んでる奴ばっかり集まったので~
*3行 [#y111d354]
-復讐に狂う
-傷だらけの女
-コードネーム『&ruby(アンサラー){復讐者};』

*コメント欄 [#q7768b64]
http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst049127.gif http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst049121.gif http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst049125.gif http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst049124.gif
#pcomment(いやんばかん☆,5,below,reply)
*特徴 [#mebe644b]
''外見''は180cmほどの長身、黒い髪、隻眼。抜けるような白い肌に無数の傷痕が目立つ。~
素肌の露出の少ない服装を好み、夏でも長袖。~
体に点在する奇妙な痣を隠すためである。~
痣は、戦闘中に時折発光する以外、見た目には刺青と変わらない。~
~
~
''性格''は割合社交的。~
己が仲間と認めた相手や、善であると認めた相手には、穏やかに接し笑顔も見せる。~
しかし犯罪者を前にすると急変、異常なほど容赦が無く、単なるコソ泥を斬って捨てることさえある。~
故に組織を恐怖の象徴たらしめる一因となっている。~
~
趣味は自炊で、田舎育ちなので家庭的な料理が得意。~
苦手なものは辛いもの。こう見えて子供舌である。
~
~
''得物''は古びたロングソード。柄まで金属の一体成形で、所々欠けている。~
その正体は古代の魔剣。銘はもともと存在しないが、便宜上「&ruby(アンサラー){回答者};」と呼ばれている。~
使い手の負の感情、または生命の危機に呼応して、その切れ味を増し、使い手の肉体を強化する。~
その一閃は容易に鎧を切り裂き、また、付けられた傷は極めて治り難い。~
~
魔剣の力の源は人間の命である。~
魔剣は宿主に力を与え、代わりに、深層心理にそっと殺人への衝動を植え付ける。~
~
魔剣といっても、実は剣を介して宿主を変える悪霊のようなものが本体で、器に意味は無い。~
使い手が現われた時点で、その肉体に寄生し、その証として複雑な紋様のような痣を刻む。~
宿主を操って命を長らえ、宿主が死ねばその剣に宿り、さながら寄生虫のように次の宿主へと移ろうとする。~
~
~
''戦闘能力''は、いうなればあまり強くはない玄人という程度。~
戦闘経験こそ豊富なものの、然るべき訓練は受けておらず、未熟。~
手にする魔剣こそ強力なものの、それに頼り過ぎる面が強くつい傷を受けすぎてしまい、~
慣れない連戦の内では保たなくなることもしばしば。~
体の傷痕は「歴戦の勲章」ではなく、それこそ「未熟の証」と捉えるのが正確である。~
*過去 [#xd72e530]
8年前、とある北方の小国の、山岳の小村が野盗の一団に襲われた。~
羊を飼い、不定期に訪れる行商人との取引で足りない物を補う、のどかな小村だったという。~
~
その野盗というのが、過去に類をみないほどに残虐で、~
「男は殺し、女は犯す」というセオリー通りのことはせず、ただ快楽を求めて猟奇的な殺しを楽しむというので、当時世間を大いに騒がせた一団だった。~
~
そこは目立たぬ小村であって、第一発見者たる行商人が訪れた時には既に事が済んだ後だろうと思えた。~
広場には、地獄の釜の中身をぶちまけたような、凄惨な宴の跡。~
しかし、細切れの死体が多いため一見分かりにくいが、よく見れば死骸の量が多すぎる。~
さしたる人口もない小村のはずなのに、そこに散る人体は優に百人分より多いように思われた。~
~
血の海の中に、蹲る人影が一つ。まさに大人へ変わりつつある、といった年頃の少女が、古びた剣を抱いて、薄笑いを浮かべていた。~
「いちばん偉そうな奴だけ逃がしちゃった」~
少女は、行商人の姿を認めると、幼さの残る甘い声で呟いた。~
「悪い狼は見つけだして殺さなきゃ。……そうだよね、おじさん?」~
~
生き残った少女は、名をジーウ・アンデルベリといった。~
保護された彼女が後に語った証言は、到底周囲が信じるものではなかった。~
~
       ●   ●   ●~
~
ジーウは日頃、薬師を手伝っていた。といっても、専門的なことはそこそこに、主に薬草摘みがその仕事だった。~
この付近の山々には怪物はほとんど出ない。故に、それらは女の仕事だった。~
初めは薬師の老婆に付き従って山に入っていたが、慣れてきたのと、薬師の加齢が理由で、~
近ごろは一人で山に入るようになっていた。~
この日も朝から薬草を摘み、ジーウはいつものように夕方には村に戻ってきた。~
貴重な薬草は高地に生えている物が多いので、必然、帰り道には村を一望する事が出来る。~
~
異変に気付いたのは、ある程度村が近くなってからだった。~
いつの日も変わらず、この村の夕暮れは長閑に過ぎる。しかし、この日は遠目にも騒々しい。~
目を凝らせば、見慣れない衣装の男達が村人を追い回し、既にあちこちには血液と思しき赤黒い物も飛び散っているようだった。~
~
慣れ親しんだ村の人たちが、薬師の老婆が、そして自分の家族が、引き裂かれていく。~
田舎育ちの少女の柔らかな心は、突然の惨劇に耐えられず錯乱し、ジーウは膝から崩れ落ちた。~
~
どうして。~
どうしてこんなことが起こるのだ。~
この村の人々は善良に生きてきた。どうしてこんな目に遭わなければならない。~
どうして。どうして。誰か答えて。どうして、どうして、どうして!~
~
「狼は羊を食らうもの。強者が弱者を食らうは摂理」
~
ジーウの声にならない問いに、答える者があった。~
気付けば、目の前に古びた剣が転がっていて、拾いあげるとより強く、頭の中に声が響く。~
「少女よ。望むならば答えよう」~
「あなたは、誰?」~
「我は回答者。汝が問いに答える者。真暗き前途に光の道を通す者。導が欲しくば問うがいい」~
~
「私は―――私は、どうすればいい?」~
剣は回答を与えた。~
~
       ●   ●   ●~
~
ジーウ・アンデルベリはその後の8年を旅の空に過ごした。~
野盗の頭を猟犬の如く追いながら、道すがら、出会う賊を端から斬った。~
~
大抵のことは剣が教えてくれた。路銀の稼ぎ方から人間の殺し方まで。~
剣は多くを知っていて、質問次第でその知る限りを語ってくれた。~
新たな人生を歩み始めたジーウの、剣はいわば養父だった。~
~
ジーウは促されるままに問い、導かれるままに人を斬った。~
咎人の返り血を浴びる度に、次第に法を犯す者全てを復讐の対象と認めるようになっていった。~
~
もはや逃げた頭のことなど、殺すべき数多の悪の一人に過ぎなかった。~
そして、今や旅の空で稀に出会う悪人だけでは足りないと感じるようになっていた。~
冒険者の街で耳にした、新たなる組織の立ち上げの噂は、~
そんなジーウの耳には正しく時宜を得たものと感じられた。~
~
コードネーム『&ruby(アンサラー){復讐者};』はこうして生まれた。~
しかし、本当は、悪も復讐もどうでもよいのかもしれない。~
~
私は血に狂っている。~
~
ジーウは心の何処かで確実に、しかし意識下では霞のように茫漠と、その事実を感じ取っていた。~


*コメントアウト [#c2e14c30]
//絵を描いていなければ危ないところだった……この子死にやすいよ!

//見ておられるか分かりませんが…
//現在断罪の剣において『企画/せりやぼ2』の参戦確認をしております
//詰め所の方までお越し願えますと幸いです(引退/434601