#navi(../) *何時か井戸にたどり着いた話 [#uccbb150] ~ CENTER:''古いこわれた石垣の近くには井戸がぽつんとあったのですが、''~ ''ぼくはそんな石垣の上で足をぶらぶらさせて、今までの事を振り返っていたのです。''~ ''『色んなことがあったなぁ……色んな人とも話した……』''~ ''空を見ると、そんな色んな人たちの顔が浮かんでいるみたいでした、そんなことをしていると、''~ ''ぼくの隣にはへびさんがいつの間にか腰掛けていて、ずっとそこに居たみたいに平然としています。''~ ''『良かったね、あんた……本当は見つけていたんだろ……''~ ''あたしにはわかるよ。だって、あんた満足そうだもんなぁ…』''~ ''へびさんが羨ましげに言います。''~ ''ぼくが黙って笑ってやると、へびさんはそわそわしはじめて''~ ''『ぜひとも教えて欲しいねぇ……結局、愛って奴は何なんだい。』''~ ''と、聞いてきたので、ぼくは思わず吹き出してしまいました。''~ ''『へびさんにも分からない事ってあるんだね……。それに愛だなんて!』''~ ''『謎はとくけど、そういうことにはからっきしでねぇ。でもたいそう、安っぽいもんでもないんだろうね。''~ ''愛してるって言わなかったからな、あんた……ねえ、もったいぶらずにいいなよ。』''~ ''ぼくには分かりました。へびさんは愛なんて本当はどうだっていいのです。''~ ''だから、愛がどうだ……何て…言っちゃあいけません。'' ''『そうだな……そうすると、何処から話せばいいだろう』''~ ''ぼくは『うーん』と言って悩みます。ずっと昔のこと、それから砂漠で出会った行き倒れの女の子の事も''~ ''あって、それに何より、ぼく達の見つけた井戸の事をどう話したらいいか、分からなかったのです。''~ ~ ''ぼく達はずっと近くにいたので、お互いのことは大抵知っていましたし、''~ ''だからへびさんに説明することより簡単にそのことを共有できたのです。''~ ''やっぱり、大事なことを説明するには時間がかかるのもので、焦って話すものどこか躊躇われます。''~ ''『まあいいよ……時間はたっぷりあるんだろう?』''~ ''そんなぼく気持ちを察したのか、へびさんはそっけなさそうにして言いました。''~ ''『きっとね、それにそれってぼくの言いたい事に近いんだ……』''~ ~ ''言い終わらない内に、誰か、こちらに歩いて来る気配があります。''~ ''へびはその足跡を聞くと、すーっと砂の中へすべりこんで、石と石の間にもぐりこみました。''~ ''ぼくは手の噛み傷をそっと撫でて、きゅうっとした心臓の鼓動の音を聞きました。''~ ''もうぼくはぼんやりとしてしまっていましたが、''~ ''そうだ、ぼくはまず、へびさんの話をしてやろう。とふと、思ったのです。''~ ''だって、一番寂しそうだったの……彼女だったんだから……。''~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ **''血濡れの聖書が見開かれている'' [#m2f87c61] '' 「……このようにして人間の意志は、いわば神と悪魔との中間にいる獣のようなものである。''~ ''もし神がその上に宿れば、神の意思のままに意志し、動くであろう。''~ ''あたかも詩篇が『われ聖前(みまえ)にありて獣にひとかりき。されどわれ常に汝と共にあり』と''~ ''のべているように。''~ ''もし悪魔がのり移れば、悪魔の意志のままになる。''~ ''どちらの乗り手のほうに走るか、またどちらを求めつづけるかはかれ自身の意志の力にはなく、''~ ''乗り手自身がそれをとらえようと争うのである」。''~ #region(***'''') //#region(&color(red){&size(20){''結婚相手募集中、気軽に応募してね♡♡''};};) //#vote(http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst067541.jpg[2],http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst042450.jpg[83]) //#endregion //|■[[♪/Moonlit City Roa >http://www.youtube.com/watch?v=2QopZDjvj5g]] http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst057764.gif | //|#listbox3(眠い,server,stay2)| //|#pcomment(女神様がみてる,2,below,reply)| //**住人は王子さまときつね、それにへびが時折… [#x70bc2d7] |||||BGCOLOR(#ffffff):|BGCOLOR(#ffffff):|||c // |>|>|ID:|409920|#ref(http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp000192.jpg,448x600,)| |>|>|名前:|ラシャ・ヌ・ディビィ・スーリヤシュ・チャ・チャンドラシュ・チャ|~| |>|>|年齢:|15歳(?)|~| |>|>|性別:|#listbox3(無性,server,sex)|~| |>|>|状態:|#listbox3(引退,server,state)|~| ////////// |>|>|その他:| [[ステータス>http://gold.ash.jp/main/?chrid=409920]]/[[戦歴>http://gold.ash.jp/main/advlog.cgi?chrid=409920]]|~| |>|>|>|イメージBGM:♪/[[花冠>http://www.youtube.com/watch?v=XGTK70ZcDPc]]|~| //[[信徒ルック>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst066690.jpg]]/[[普段はこう?>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst066810.jpg]] |>|>|>|[[使徒ルック>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst067023.jpg]]/[[(パージst)>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst067016.jpg]]/[[普段着?>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst067945.jpg]]/[[st>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst067946.jpg]]|~| |>|>|>|CENTER:http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst045209.png &br; '''愛情ゲージ'''|~| |>|>|>|○頭の頂に花冠をかぶる謎の人。独特の宗教観を持ち、唯一なる創造主を信仰している。&br;主が世界にもたらした"愛"に疑念を感じ、その為に「どくへび」に噛まれている。「どくへび」の毒のためか15歳のその時から見た目が変わっておらず、髪の毛も伸びることがなかった。噛まれた時に大事なものを井戸に落としてしまったせいだと本人は信じているらしく、ずっと井戸と、井戸に至る為の何かを探し求め続けている。聖母の涙と言う聖具の力で毒の治療を試みるものの失敗しており、強く毒が廻ると赤眼に緑色光がちらつく。&br;永く「愛に男女は問わない」と説いていたが、その影響かどうも性別が不明に。&br;●父親は国元で牛耳ってる貿易商人らしいがその活動はかぎりなく黒くやくざのソレに近い。帰郷を唆されても、実家に帰っても碌な事はない、と修道院で隠遁の日々を送る。&br;幼少のころに母親が他界している。やっぱり母親似。&br;趣味はぬいぐるみ作り、無機物な物への接吻。好きな異性?のタイプは頼れる人。苦手なモノは愛を偽る女性、暗がり。|~| |>|>|BGCOLOR(#EEE8AA):COLOR(#000000):SIZE(12):創造主信仰:|BGCOLOR(#F5F5F5):愛、哀しみ、真実|~| |#ref(http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp000188.jpg,around,left,450x600,)|ID:|419775| |~|名前:|ケーナ・ベルベル| |~|年齢:|16| |~|性別:|#listbox3(女,server,sex)| |~|状態:|#listbox3(冒険中,server,state)| ////////// |~|その他:|&areaedit(){[[ステータス>http://gold.ash.jp/main/?chrid=420165]]/[[戦歴>http://gold.ash.jp/main/advlog.cgi?chrid=420165]]};| |~||| |~||[[普段着>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst067223.jpg]]/[[制服>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst067314.jpg]]| |~|>|CENTER:http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst045209.png &br; '''幸運ゲージ'''| |~|>|●幸運の女神を信仰する巫女。&br;幸運の象徴である天使のベルを肌身離さず持ち歩いていて、定刻に鳴らすのはその信仰の証のようだ。彼女には神とのルールがあり、発声を禁じられている他、日替わりで禁止事項ができたりする。&br;天使のベルが幸運を呼ばなくなり、その原因探求のために国元から派遣された。一時期は治安の悪く寂れた修道院に一人で住んでいたり、信仰のなせる強さがある。&br;遠すぎる親戚のすすめで同居しつつ、信仰に悩むラシャのお世話をして過ごしている。&br;○母方がラシャのいとこらしく、はとこになる。どうも過去に人悶着あったらしい。信仰の違いからかラシャに距離を置かれている、巨乳だからか。&br;趣味は日の切り替わりを待つ事、大切なものは時計と天使のベル。好きな異性のタイプはきまりのよい人、喋らないでもいい人。| |~|BGCOLOR(#A9A9A9):COLOR(#000000):SIZE(12):女神信仰|BGCOLOR(#F5F5F5):幸運、喜び、秩序| #endregion //|BGCOLOR(azure):|c //|#pcomment(お花畑で,1,below,reply)| //|BGCOLOR(lavender):|c //|#pcomment(幸運の鐘,1,below,reply)| **設定 [#c41e17a8] -ラシャとケーナは親戚同士 #region(***''白花と十字架の部屋 [[過去の設定置き場>名簿/409920]]'') ***ラシャの神の概念 [#e1ab0e92] ●崇めているのは唯一なる神であり創造主、そしてそれらがもたらしたもの。~ 思想は聖書を基準にするように教育されているが、理の解釈は使徒それぞれに任されている。~ 考え様によっては使徒の数だけ真理が存在することになるが、真理は神の所有であるから、人の身には未だに分からない~ という考え方をする使徒も多く、創造主たる神のその理は人に理解されるか、どうか。彼らはまずそこから問い、良心の~ 存在を問う。~ //楽園から追放されたのは一体誰だったのか。 そして終わりのない不毛な旅を続ける、その答えを得るまでは朽ちることあらずと、誓いを立てて、神に近づこうとする。~ ○彼らにとって創造主たる神は全ての父(または母)と同然であり、王も民も家畜も奴隷も、全てが神の子らであり兄弟と~ 言える。その点で彼らは神と親密である。絶対の王と民の関係ではない、親子なのだから。~ 子らが親を理解しまたは越え様とするのは当然の事と言えた。そして彼らの言う神は独立しようとする子を雷で切り裂く~ こともなかった。~ //カインとアベルの関係のように、兄弟が憎悪するか、親愛を持つべきかは定められない。 //問題は関係にある。 //多神教的なwikiに合わせて、創造主の解釈は特にしないものとする。きっと誰でも無い。 ●良心の解釈が人のそれぞれに任されているので、正義をかざしたり、悪魔退治も吸血鬼狩りもしない。~ 全ては神様のお作りしたものなので、それであって襲い来る魔物はSATUGAIすることが許されている。~ 人は人の摂理のために善悪を制定するが、神は法こそ作れども人の為に善悪を制定してはいない様だ。~ ○神の法とは神の定めたルールのこと。人間間の善悪ではなく、それらをまとめて包容するもっとも根在的な定めが神の法。~ ***ラシャと愛 [#ld36f5e2] ○ラシャは愛の使徒である。愛を問い、その理を解釈するのがその役目(神の法)のようだ。~ 彼が何故、愛を問わなければならないのか、それは彼の過去に大きな欠落があることに基づく。~ ●ラシャは真実の(と考え得る)愛に近付くことで過去のカルマを解消しようとしている。~ 彼にとって愛は未来の可能性を閉ざすものでもあったからだ。~ ***愛ってなんだろう?(少年の考えた事) [#p7b199a5] - ……――。 #endregion #region(***''時計と鐘の部屋'') ***どうでもいい設定 [#ya1c58df] -%%141cm%% 156cmに紫に毛先に淡いピンクのかかったセミロングウェーブヘアー。~ -遠くはバラモン家系の生まれだが、幼い頃より修道院に入り神に仕える巫女となっている。~ 神の御使いであり、幸運の象徴である天使のベルを肌身離さず持ち歩いている。~ -家柄なのか時折不思議な力を持った子供の生まれる家系の出らしく、~ 幼い時から修道院に入れられた理由も、生まれつきの不思議な力を封印することにあるようだ。~ 彼女自身もそうすることを望んでいるらしく、神との約束にはそういう想いも込められている。~ -父が爵位持ちで、母方がバラモンの血筋。 -天使のベルは幸運を呼び祝福する為のめでたいもので、退魔の力はないようだ。 -[[http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst052191.gif>施設/私立ゴルロア学園]]~ ---黄金暦163年M科に入学、留年決定。 ***ケーナの秩序 [#k70a7bc7] -ケーナと神の関係は親密さを持ったラシャのものとは違い、人を創造こそすれど「ただそこにいるだけの存在である神」に過ぎない。~ --その存在は必要な時に沈黙を破るが、その言葉に憎悪や情愛を持っている訳ではない。~ 神はルールそのものであり、善も悪もない。慈悲で手を差し伸べることもなければ、憤怒により世界を水浸しにすることもない。~ それでもされた口約を忠実に守るシステマチックな神。~ この神は人の存在する理由であるが、神もまた人との約束の間に存在している。~ ~ ~ -彼女には神から定められた約束がある。 --一つ:己の体とその全てを幸運の女神Tycheの所有とすること --二つ:''ベルを定められた刻限に必ず鳴らすこと、'' --三つ:''みだりに言葉を発してはならないこと、'' --四つ:上の二つを守らなければ、永久に神の園から追放される #endregion *** [#v20ebb80] //|#ref(http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp000179.jpg,)| //|'''『きっと、ぼく、長いこと苦しまなくていいんだね?』'''| //|#ref(http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst068095.jpg,)| //|'''『ここは砂漠だよ。砂漠にゃあ、だあれもいない。世界はとても広い。』と、へびがいいました。&br; 王子さまは、とある石に腰をおろして、空を見上げながらいいました。&br;『星が光っているのは、みんないつか、自分の星に帰っていけるためなのかな。&br;ぼくの星をごらんよ。ちょうど、真上に光っている……。だけど何て遠いんだろう……!』&br;『美しい星だねえ。なにしにここにきたの?』&br;『ぼく、ある花といざこざがあってね』と、王子さまがいいました。&br;『ふぅん』と、ヘビが言いました。&br; ふたりはだまりました。&br;『人間たちはどこにいるの』王子さまは、やっとまたいいだしました。『砂漠って、すこしさびしいね……』&br;『人間たちのところにいたって、やっぱりさみしいよ。』と、ヘビがいいました。&br; 王子さまはなんとも答えません。&br;『あなたみたいに弱い人が、こんな世界にやってくるなんてかわいそうね。&br;もし、あなたが星に帰りたいと思ったのならなんとかあなたを助けてあげるよ。それから……』&br;『花の事でいいことを教えてあげる……』と、へびがいいました。&br; そして、王子さまはだまりました。'''| *//女神像の裏 [#qc3f6a4a]