* フリューゲル家出身 ローディン 95314 [#r15ce3f2] |ID:|95314| |名前:|ローディン| |出身家:|フリューゲル| |年齢:|23| |性別:|#listbox3(男,server,sex)| |前職:|#listbox3(人足,server,job)| |理由:|#listbox3(やむをえない事情により,server,reason)| |状態:|#listbox3(野垂れ死に,server,state)| ////////// |その他:| [[ステータス>http://gold.ash.jp/main/?chrid=95314]]/[[戦歴>http://gold.ash.jp/main/advlog.cgi?chrid=95314]]| |二つ名:|永劫回帰(インセイン)| CENTER:'''―英雄と呼ばれる事も無いただの男の物語は終わった―''' * 何の変哲も無い質素な墓 [#w51b5944] COLOR(#8b4513){} &br; &ruby(){}; %%%% SIZE(){} [[コメント編集>http://notarejini.orz.hm/?cmd=edit&page=%A5%B3%A5%E1%A5%F3%A5%C8%2F%CC%BE%CA%ED%2F95314]] #pcomment(,10,below,nodate,reply) ---- http://1st.momo.net/uploader/img/adv005192.png~ #ref(http://notarejini.orz.hm/up/d/hero21944.png,200x320)~ [[ティルラ>名簿/29578]]さんに描いて貰った!~ * 設定 [#a502f805] 各地を巡り、名剣や曰く付きの妖剣、伝説の刀など、珍しい剣を集めているソードハンター(剣収集家)。~ 冒険者になればダンジョンや遺跡の中にある剣を見つけられると聞いて志願した。~ 街を転々としていたがある一件のせいでここの酒場に留まる事となる。~ マントの下に大量の剣を所持しており。戦闘の際はそれらを臨機応変に使い、戦う。~ しかし、冒険の際は自身愛用の剣一本で戦っているようだ。~ **外見 [#p607951a] 白銀の髪に紫の瞳。頭には鉢巻を巻いている。~ 革製のブレストプレートとグローブ、ブーツをつけている。~ 布のマントの下、背中には愛用の剣を背負っており、腰に巻いたベルトにも短剣やナイフなどを装備している。~ ** 性格 [#s3f4ce9d] 軽薄だが女に弱い。口や酒癖も悪く頭もあまり良くないので、初対面ではあまりいい印象を持たれないのが玉に瑕。~ 剣が本当に好きな様で毎日の手入れは欠かさない。~ 剣について話すとついつい話が長くなる。~ 好きなものはミード(蜂蜜酒)~ 苦手なものは死霊や幽霊など実体のないもの。~ * 名剣講座 [#k4424915] ** 第1回 アスカロン(Ascalon) [#wfebd8db] キリスト教には、守護聖人という存在がある。彼ら(彼女ら)はキリスト教の布教に尽力して殉教を遂げたり、奇跡を起こしたり、といった人物だ。~ その中の一人「聖ジョージ」がドラゴンを退治した際に用いられたとされる剣がアスカロンだ。~ アスカロンについては名前程度の記述しかなく,どういう経緯で聖ジョージが手に入れたのかは不明。~ キリスト教ゆかりの聖武器は、聖水によって清められていたり、柄などの中に聖遺物(キリストの毛など)が納められていたりすることが多いので~ アスカロンの柄にも何か隠されていて、その聖なる力が聖ジョージを助けてドラゴンを倒したと考えるのが妥当かもしれない。~ ** 第2回 ストームブリンガー(Stormbringer) [#c48f140f] ストームブリンガーはエルリックサーガという伝記に出てくる血を欲する魔剣で厄災を呼ぶ者と言う名を冠している。~ 刺し貫いた相手の魂を吸い上げて所有者に与えてくれる能力がある。~ この魔剣の力のおかげでエルリックは、虚弱体質であるにもかかわらず数々の戦いを生き抜くことができた。~ だがその代償として、ストームブリンガーは戦いの最中にエルリックの親友や最愛の人を貫いてしまう。~ 生き永らえる代償として,ストームブリンガーは近しい者の命を奪っていくのだ。~ 最終的にはエルリック自身の命もこの魔剣に奪われる事となるのであった。~ 見た目は真っ黒な刀身にルーン文字が刻まれた大剣であり、禍々しい。~ ストームブリンガー自身が意思を持っているような記述があり、捨てたり封印したりしてもなぜかエルリックの手元に戻って来ると言う。~ 剣が殺戮を望んでいるときに鞘から抜き放つと、剣が喜んでいるかのようで重さを感じることがなかったと言う話だ。~ 本来、剣は持ち主に使われるもの。しかしストームブリンガーの場合はその立場が逆転しているのかもしれないな。~ ** 第3回 ミストルティン(Mistletainn) [#db3ec6e2] 北欧神話に登場するバルドルは、主神オーディンと女神フリッグの間に生まれた光の神である。~ 彼の名には栄誉、栄光と言う意味がありその姿は何よりも美しく輝き、全身が光に包まれるほどであった。~ 彼の能力は神々の中でも飛び抜けていた。ただ一つ裁きに関してはそれほど得意ではなかったが~ 息子であり調和の神であるフォルセティが補佐していたため、ほぼ完璧な神として崇められていたという。~ このバルドルを殺し、貫いた小さな宿り木がミストルティンだ。~ バルドルは不吉な夢を夢見るようになったので冥界の巫女に尋ねれば、自分が死ぬ運命にあり逃れられないものだと知らされる。~ その運命を変えたい母であり女神のフリッグは世界中の生物、無機物がバルドルに害を与えなければ助かるに違いないと思った。~ こうして全てのものから「バルドルを傷つけない」との誓約を取り付けてしまったのだ。~ しかし、この光景を見て不満を持っている者がいた。その名をロキと言う。~ オーディンの義兄弟であり神々の敵であるヨトゥンの血を半分引いている悪戯好きの神。~ ロキは得意の変身能力で女性に姿を変えると、フリッグに近づいて「本当にバルドルは無敵なのでしょうか?~ 本当にすべてのものから誓約を取り付けたのですか?」と質問した。~ フリッグは、「実は神々の住むヴァルハラの西に生えていた宿り木だけは~ まだ幼すぎて誓約をとれなかったのですが、宿り木が敵対することはないので安心でしょう」と話してしまった。~ これを聞いたロキは急いでヴァルハラの西に向かうと、宿り木を引き抜き、それを持って盲目の神であるホズに渡した。~ ロキは彼に「きみも皆と同じように何かをバルドルにぶつけてごらん?きっと彼は無傷だし~ 怪我をしないことでバルドルの名声は高まるはずだ」と囁いた。~ この言葉を信じたホズが宿り木の枝を投げると、その枝は槍に変化してバルドルに命中した。多くの神々が見守る中でバルドルは宿り木に貫かれ、死んでしまう。~ ここで登場するバルドルを刺し貫いた宿り木こそが、ミストルテインである。~ 宿り木の名前なのか、それとも武器の名前なのかは不明だが、~ 神話中ではミストルテインの槍によってバルドルは貫かれたとの記述がある。~ ただしこれには諸説があり、槍ではなく剣と記述する場合もあったようだ。~ このバルドルの死によって神々の最終戦争であるラグナロクへと突入していく訳だが…~ これ以上は長くなりそうなので割愛させて貰うぜ。~ ** 第4回 村正 [#e5d1b35f] 村正というのは戦国時代数代に渡って伊勢桑名(三重県)で活躍した刀工の名前であり、一種のブランド名である。~ 初代は千手観音に祈ってできた子供であることから千子(せんご)という名前で呼ばれることもある。~ 村正は災いを呼ぶ妖刀と呼ばれることが多い。これは江戸幕府を開いた徳川家との因縁に起因している。~ 家康の祖父である松平清康が、織田信長との合戦時に家臣の阿部弥七郎によって斬り殺されたときに使われた刀。~ 家康の父である松平広忠が家臣の岩松八弥によって刺されたときに使われた脇差。~ 家康の嫡男である信康が切腹したときの介錯刀。~ 家康が織田有楽斎の子の武勲を誉めて敵を討った槍を検分したところ、運悪く傷を負ってしまったその槍。~ これら全ては村正によって作られたものである。~ そうしたことからか村正は徳川家に仇をなす妖刀と称されるようになり、~ 徳川家は村正の帯刀を禁止するようになる。さらにその影響は庶民の間にも広まり~ "妖刀"として広く定着してしまったのである。~ その刃には大きな波紋が波打っており、刃の両面の波紋が揃っていることが大きな特徴で、とにかく切れ味が素晴らしいものだったという。~ 華やかで美しい正宗に対して村正は見た目の華やかさはないが恐ろしいほどに切れると評されることが多い。~ 本多忠勝の「蜻蛉切り」などは、刃の上に留まったトンボが真っ二つに切れてしまったことから蜻蛉切りとの名前がついたという。~ 通常ではありえない切れ味だが、歴史の流れと共に脚色されたことを加味しても、その切れ味は群を抜いていたのだろう。~ 見た目についての評価はあまり優れない村正だが、優れているものは美しい、~ "機能美"という言葉が似合う素晴らしい武器だと思えてならない。 ** 第5回 正宗 [#e88c8663] 日本刀といえば正宗と村正の知名度が非常に高いが、妖刀という魅力的な称号を持つ村正と比べ、正宗のほうはやや地味な印象がある。~ 正宗は鎌倉時代末期の名工として知られており、相模に伝わる相州伝を発展、完成させたことから相州正宗と呼ばれることが多い。~ 一説によれば正宗は鎌倉幕府のお抱えだったという話もあり、日本各地を渡り歩いて刀工としての技術を学んだともいわれている。~ しかし当時、それほど高い評価を得ていたわけではなかったためか正宗の記録はあまり残されなかった。~ 彼の評価が上がるのは後のことで、信長や秀吉によって正宗が贈答品として珍重されるようになってからである。~ とくに秀吉は正宗の美しさに惚れ込んでいたようで、そのほかにも多くの大名達がこぞって正宗の収集に精を出した。~ このため、正宗の価値は急騰することになったのである。~ 正宗は銘をほとんど切らなかったとされている。~ 現存している刀でも銘があるものはごくわずかで、ほとんどが無銘の刀であり、~ 正宗かそうでないかは,目利きで判断するしかないのだ。~ 銘を切らなかった理由にはいくつかの説がある。~ 刀剣業界では,献上するための刀には銘を切らないというのが一般的だったために~ 鎌倉幕府お抱えの正宗は銘を切る機会があまりなかったとするものや、~ 鍛え上がった刀を見れば正宗であることが一目瞭然であるために、正宗自身が自分の刀には銘など不要としたとするものがある。~ だがこれが後世に大きな問題を起こすことになってしまった。~ “正宗に銘なし”と広く知られたことから、似たような作風の刀を入手して磨り上げてしまえば、刀身は短くなるものの、正宗と言い張ることができたというわけだ。~ 明治時代になると「正宗はいなかった」「正宗の真作は存在しない」といった説まで登場することになった。~ 以前紹介した村正だが、刀を鍛える音で刀工の技量を知ることができた。~ 彼が若かりし頃、旅先で「優れた音」を耳にした。そしてその音を辿っていき一人の老人に出会う。むろん,その老人こそが正宗である。~ しかし正宗のもとで修行した村正は切れる刀ばかりを追求したことから、正宗にたしなめられたという話がある。~ 正宗は切ることだけを目標にしているわけではないようで、優れた刀の条件に「無傷」「美しい波紋」「品格」「抜いたときに大きく見えること」などを挙げている。~ ほかの逸話としては、刀剣を鍛える極意には焼き入れの際の水温が大事であり~ 水温のコツを教えてくれない正宗に業を煮やした弟子が、刀を鍛えている最中に、~ 温度を盗むために水に手を入れたところ、正宗に火箸で手を叩かれて大やけどを負い~ そしてそのやけどが原因で手を切断しなければならなくなったというものもある。~ 現在までに24代を数え、今なお手作りの道具を使い、秘伝の流出を防ぐために暗闇の中で焼き入れを行っているそうだ。~ 昔の正宗の材料などは不明とのことだが、鎌倉時代の刀剣の伝統が現代にも息づいているというのは実に珍しく、貴重なことだ。 ** 第6回 レーヴァテイン(Raevatein) [#v9fb6caa] 神々と巨人族の戦いを描いた北欧神話。魅力的な武器が多数登場しどれも必殺といえるほどの破壊力を持っている。~ そうした武器の中で世界の幕を引いてしまうほど強力なものが炎の民の王スルト(黒の意)が振るった炎の剣、レーヴァテインだろう。~ 北欧神話には炎の国としてムスペルヘイムが登場する。ここはスルトの統治のもと多数の炎の民が生活を営んでいる。~ 熱や炎があまりに強烈なことから炎の民のみが生活でき、神であっても立ち入れない過酷な場所だ。~ またムスペルヘイムは北欧神話上での扱いが非常に特殊で、北欧神話の天地創造以前から存在しているばかりか~ 太陽、月、星などはムスペルヘイムの炎によって作られたといわれている。~ 神々と巨人族の最終決戦であるラグナロクにおいて、スルトは巨人族に荷担して神々と戦った。~ スルトは死者の爪で作った船ナグルファルに炎の民と共に乗り込むと、神々の領土へと侵攻。神々の中でも万能を誇るフレイと対峙することになった。~ 永い戦いの末、スルトによってフレイが倒されると、ほぼ全ての神や巨人族は相討ちなどで死んでおり~ たった一人残されたスルトは世界を炎で焼き尽くすと、どこかへと姿を消した。~ そして世界は新しい時代を迎えることになるのだ。~ スルトが世界を焼いた剣はレーヴァテインとされることが多い。~ この剣を鍛えたのは、北欧神話でトリックスターとして活躍した奸智の神ロキであり~ 冥界ニブルヘイムの門前でルーン魔術を駆使して鍛え上げたという。どのような経緯でスルトの手に渡ったかは不明だ。~ 普段はスルトの妻シンマラが、九つのカギをかけた箱に保管している。~ レーヴァテインは燃え盛る炎の剣でその輝きは太陽のそれを凌駕するほど。「災厄の杖/枝」という意味だがこのネーミングは非常に興味深い。~ というのも、ラグナロクで猛威を振るったフェンリル狼の別名ヴァナルガンドは「破壊の杖」、~ 世界蛇ヨルムンガンドは「大地の杖」と呼ばれておりどちらもロキの子供である。~ ひょっとしたらレーヴァテインも単なる武器ではなく、魔物、生物であったのかもしれない。~ そう考えると九つのカギをかけた箱(オリ?)に保管しているという記述もしっくり来るというものだ。~ 前述のようにムスペルヘイムは北欧神話の天地創造よりも前に存在し、太陽、月、星はムスペルヘイムの炎で作られたりしたわけだが、~ スルトはそこを統べる王であったと同時に最終的には世界を炎で焼き尽くして幕を引いた。~ こうした要素を考えるとスルトはどう考えても神々に匹敵する力を持っていたように思える。~ ひょっとしたらスルトは北欧神話以前の古代神のことを指しているのかもしれない。~ そのスルトが世界を幕引くために使った剣、レーヴァテインは剣を超える存在だったのかもしれない。 ** 第7回 グラム(Gram) [#b2198d9a] 北欧には「ウォルスンガ・サガ」と呼ばれる伝説が残されていて~ ウォルスンガ一族を中心にシグルド(ドイツではジークフリートと呼ばれており、~ 我々にはこちらの名前のほうが馴染み深い)という英雄の活躍が描かれる。~ 北欧神話の主神であるオーディンの末裔に、ウォルスンガ王という人物がいた。~ 彼はワルキューレのフリョーズと結婚し、勇敢なシグムントと美しいシグニーという二人の子をもうけた。~ ウォルスンガ王はシゲイル王と長年争ってきたが、シグニーの美しさを聞いたシゲイル王は~ シグニーを妻に迎えたいと申し出てきたのである。ウォルスンガ王は親族になれば争いはなくなり平和が訪れると判断し結婚を快諾した。~ 結婚式の当日、どこからともなくローブをまとった片目の老人が現れた。~ そして一振りの剣を木の幹に突き立てると「木の幹から剣を抜くことができたなら、その者に剣を与えよう」と言い残して消えてしまった。~ 多くの者が幹から剣を抜こうとしたが、剣はびくともしなかった。~ しかしシグムントが剣に手をかけると、剣は幹から抜けてしまった。~ 実はこの剣を木の幹に刺した老人は北欧神話の主神であるオーディンで、この剣こそが魔力を秘めた剣グラムだったのである。~ グラムを見たシゲイル王は、大金を積んで剣を譲ってほしいと交渉を持ちかけたものの~ シグムントは「剣は私を選んだのだから」とキッパリと断った。これに腹を立てたシゲイル王は、挙兵するとシグニー以外を皆殺しにようとした。~ だがシグニーが嘆願した甲斐もあって、シグムントだけは生き残ることになったのである。 シグムントとシグニーはウォルスンガ一族の血を絶やさぬため子供をもうけた。~ 生まれた子供はシンフィヨトリと名づけられ、復讐の機会を待ちつつ日々シグムントと訓練に明け暮れるのであった。~ だがこれを悟ったシゲイル王は、シグムントとシンフィヨトリを牢屋に閉じ込めてしまう。~ この幽閉生活も長くは続かなかった。シグニーがグラムを牢に届けたことからシグムントは剣で壁を切り裂いて脱出すると~ シゲイル王の屋敷に火を放ったのである。こうして念願の復讐を遂げたシグムントだったが、~ 燃え盛る屋敷を見たシグニーは、やはり夫と運命を共にすると伝えると命を断ってしまった。~ それから年月が過ぎたが、その間にシンフィヨトリは毒によって死んでしまったため、~ シグムントは新たに後継者(息子)を得るべく探して見つかったのがヒョルディースという女性。~ しかしこの女性をめぐってリュングビ王と戦うことになる。シグムントはグラムを振るって善戦するも、~ 突如戦場にあらわれたオーディンがグングニルを振るってグラムを叩き折ってしまった。近親相姦という罪を犯したからである。~ シグムントは敗戦したばかりか、致命傷を負ってしまった。死に際、シグムントはグラムの破片を集めるとヒョルディースに渡し、~ 我が子に渡すようにと伝えると息を引き取った。こうして生まれてきたのがシグルド(ジークフリート)なのである。~ シグルドはデンマークの王のもとで育てられたが、やがてレギンという男に引き取られた。~ レギンが養父に立候補した裏には、シグルドを使ってレギンの兄ファフニールを殺害しようという思惑があった。~ 実はレギンにはファフニールとオトという兄弟がいた。オトは神の過ちによって殺されてしまい~ 一家は賠償金として黄金を手に入れたのである。しかしファフニールはドラゴンに姿を変えるとこの黄金を独り占めしたのだ。~ 常日頃からこの黄金を狙っていたレギンは、シグルドを戦士として鍛えた。~ ある日レギンはドラゴンを倒すようにとシグルドに話した。~ レギンは優れた鍛冶職人だったので、戦いに向かうシグルドのために剣を鍛えたが、どうしてもシグルドが満足する剣が打ちあがらなかった。~ そんなときシグルドは亡き父が残した剣の破片のことを思い出した。そこでグラムの破片をレギンに渡すと、一振りの立派な剣が打ちあがったのである。~ これこそが新生グラムで、シグルドが剣を鍛えるときに使う金床めがけて振るうと、金床は真っ二つになってしまった。~ グラムを持ち、オーディンの愛馬スレイプニールの子供であるグラニに乗ると、シグルドはファフニールとの戦いに向かった。~ 苦戦しつつも、グラムがあったことでファフニールを見事倒し、黄金を手に入れた。~ するとどこからともなくレギンが現れてファフニールの心臓を食べさせてほしいと話した。~ そこでシグルドはファフニールの心臓を焼いたが、焼け具合を確認しようとしてドラゴンの血がついた指を舐めると、彼は急に鳥の言葉が理解できるようになったのだ。~ 鳥達はレギンが裏切ろうとしていることをささやいていたため、シグルドはレギンの思惑を察知しその首を刎ねてしまった。~ また、ファフニールとの戦いで全身にドラゴンの血を浴びたことでシグルドの身体は鋼のように堅くなり、剣を通さなくなったという。~ だが背中に一枚の木の葉が乗っていたたため、そこだけは血が付着せず、シグルドの弱点になったともいわれている。~ 物語が壮大すぎるのでここで省略させて貰うが「ウォルスンガ・サガ」は全てのファンタジーの原点ともいえるエピソードが満載の教科書的作品だ。~ グラムの形状に関する記述はほとんど見られず、両刃のロングソード程度の剣として描かれることが多いようだ。~ 父から子へと継がれる剣は数多くあれど、その原点はグラムにあるといってもよさそうだ。~ 余談だがオペラ「ニーベルンゲンの指輪」は、この「ウォルスンガ・サガ」をベースに作られたものでありそちらではグラムの事をバルムンクと呼んでいる。~ ---- * 声を掛け合った仲間 [#j9c8655c] -[[マッド>名簿/13509]]~ 落ち込んでた俺を励ましてくれた先輩だ。 -[[ブレイク>名簿/81264]]~ 酒場で飲んでたら話しかけてきた奴だ。あいつの言うとおりこれからどんな奴なのか見極めるさ。 -[[グリンラン>名簿/78781]]~ 人んちで勝手に水こぼすわ、焼き肉やるわでびっくりさせられたよ。悪い奴じゃないみたいだがな。 -[['''エース'''>名簿/66299]]~ ―'''flamberge'''― その意志は波打つ炎の如く //こういう信念を持って行動している奴は好きだぜ。俺みたいなのとは全く違うけどな! -[['''ヤエカ'''>名簿/82547]]~ ―'''Cinquedwa'''― その優しさは美しく磨かれた刀身 //見た目は可愛い嬢ちゃんだが持ってる剣からは優しい波動を感じることができた。~ //若いけど信念もあるみたいだし、応援したい所だな! -[['''ジュン'''>名簿/87887]]~ ―'''keris'''― その疾さは霊的な力の如く //俺を海に誘ってくれた。可愛い姉ちゃんだ。 //連戦に次ぐ激戦でしたね・・ローディンさん お疲れ様でした //・・・そういえば剣を目当てに冒険をされていたのに、無念ですね // // 何と言うか…やむを得ないはやはり修羅の道ですね // 引退できるのはやっぱりごく僅かと言ったところでしょうか // 剣は貰えませんでしたが出会った皆さんの心の輝きを見ることができて幸せだったと思っています。 // 構って下さってありがとうございました!