#menu(MenuBar/養成校)

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[[養成校/施設/教室棟]]  /  [[企画/冒険者養成校2期]]
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|BGCOLOR(white):1000|c
|CENTER:BGCOLOR(tan):&color(white){'' - 養成校・体育館 - ''};|
|CENTER:&br;&ref(http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp015997.png,nolink,体育館);&br; |
|CENTER:BGCOLOR(tan):RIGHT:[[http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp002053.png>編集:養成校/コメント/体育館]]  /  [[http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp002052.png>差分:養成校/コメント/体育館]]  /  [[http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp002085.png>養成校/施設/TOP]]|
|#pcomment(養成校/コメント/体育館,1,below,reply)|
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#region(|BGCOLOR(#2a544a):COLOR(white):CENTER:&SIZE(20){''格納''};|)
-&size(20){&color(cadetblue){''卒業式当日 - 体育館 - ''};};
--いいじゃないの、桜がなくても。ひとけがなくても。風情があるじゃないか。原点回帰といこうぜ、シオン。(準備運動) -- [[仁義>名簿/475267]] &new{2012-04-13 (金) 01:07:20};
---風情は大事なのに…あ、上の窓開けて来る。風で桜の花弁が落ちて来るかも。前は人の多い所でやりたいっつってた癖に。言うなぁ仁義。いいね、原点回帰(準備運動はしっかりと。人生は続いても、ここで戦えるのは、きっと最後なのだから) -- [[シオン>名簿/475300]] &new{2012-04-13 (金) 01:12:15};
---もう、人がなくてもいいんだ。ここには俺が居るから。それだけで安心して、この《神祇之恩》を振るえるというものだよ。&br;(開けられた窓からは、陽光に温められた風がふうと、急ぎ足で入ってくる。入学式の頃はこうして誰しも急いていた)&br;なあ、シオン。有終の美を飾りたいものだな。……今、俺はとても調子がいいんだ。きっと、今まで戦った中で、一番強い。&br;&color(red){(笑顔を浮かべたその後に、折り目正しく気をつけをして、春風に押され礼をする)よろしくお願いします。}; -- [[仁義>名簿/475267]] &new{2012-04-13 (金) 01:22:57};
---…なるほど。一人でも…か。そうだな、いけるはずだ&br;(いい風を受けながら、広げた翼を閉じて、仁義の前に降り立つ)&br;俺達二人でやるこの戦いが。無様に終わるわけがないだろう? 奇遇だな。俺も、絶好調だよ…神様にだって負ける気がしねえ(ニヤリ、自然に口元が歪み)&br;&color(blue){よろしくお願いします(礼をする。全てはここから始まる)&br;(太刀を、鞘から引き抜く。その姿は変わらぬものの。威圧が違う。今のこの太刀を太陽の輝きに例えるなら、前の太刀は肉眼で確認出来ないほど小さい星の光とでも言えようか)&br;…ああ、始める前に一つ。いいか仁義?}; -- [[シオン>名簿/475300]] &new{2012-04-13 (金) 01:32:14};
---&color(red){(星も虚空では太陽と同じくらい、太陽よりも遙かに大きく輝くものだ。屹度、シオンは自分の力を近くまで引き寄せられた)&br;(その翼は天まで届いて、星を掴んで持ってきたのだ。蝋細工みたいに鎔けたりせずに……)&br;なんだ、シオン。}; -- [[仁義>名簿/475267]] &new{2012-04-13 (金) 01:58:53};
---&color(blue){実は俺からじゃねえんだな。ほれ(太刀を、仁義の方に向ける。無造作で、敵対行為でないその所作に続いて…光が)};&br;COLOR(#4b0082){(150cm程の低身長の少女が、太刀の先から光と共に現れると。仁義に恭しく一礼する)&br;(丁度。リップルの姿を10倍すれば、この少女になるのだろう)&br;『至天』のリップルと申します。以後よしなに、剣の半神様&br;(挨拶を終えると、これ以上の水は差さぬとばかりに。姿を消した)}&br;&color(blue){(魔剣が新生した、お披露目が終わる。さぁ、今度こそ始めよう)&br;魔剣使い。詩音・門倉・ノディエ。推して参る(そう、純然たる剣士ではない。己は、意思持つ剣と心重ね共に在る者)&br;4年間の集大成、決着をつけようか!&br;(構えは右半身を前に。右腕を曲げて、手首が肩口に来る辺りに上げた。太刀の切っ先が真っ直ぐ相手を向いている)}; -- [[シオン>名簿/475300]] &new{2012-04-13 (金) 02:03:44};
---&color(red){《天目占石析毘古》の依童、《神祇之恩》の人情・仁義。改めてまた宜しく。慥かなる太刀の意志、リップル。&br;(驚いたけれど惑わずに、恭しく礼を返す。小さな頃よりも、少女は凛としている。より、存在を近くに感じられる)&br;(シオンと共に歩み太刀を振るいし意志だ。最早、この挨拶だけで全ては事足りよう。一度、深く肺腑へ息を落とす)&br;ふぅー……。(深呼吸はとても、厳かに終わる。ただそのひとつの動作だけで、空気が何も彼も変わって見えた)&br;《神刀》、人情・仁義、もとい……石神・陽月。(さらりと口に出すと、胸から力が濫れるようだ。恩来が、心に宿る)&br;望むところ。(納刀をしたままに、仕合の火蓋は斬って落とされた。“待ち”を望まぬ電撃の踏み込みで、距離を詰める)&br;(間合いは、双方の刃が紙一枚で届かぬ位置まで、急速に詰まった)}; -- [[仁義>名簿/475267]] &new{2012-04-13 (金) 02:35:31};
---&color(blue){(随分と、知らない単語が並んだ。《天目占石析毘古》の依童? だが、それよりも)&br;…お前の名前か(覚えておく事にしよう。いい名前だったから)&br;(間合いは、瞬時に縮まる。待ちを許さぬ雷速の踏み込みに驚嘆)&br;(紙一重の距離を残した。緊張感だけで火花が散りそうな空間に、無造作に踏み入る)&br;(剣は振らずに踏み込んだ。気息、調息。気は全身に充溢し、今は何も恐れるものがない)}; -- [[シオン>名簿/475300]] &new{2012-04-13 (金) 02:48:14};
---&color(red){(声には不敵な笑顔を返す。空を征く事を決意したのなら、夜中見守る“月”という俺の名前を知って貰っても良いと思ったのだ)&br;(空気が驚愕して硬直する。そんな擬人法での比喩が間に合うぐらいに、この踏み込みは捷い。互いの剣気が火花を散らす)&br;(踏み足の踵へ重心を落とすと、(''金ッ'')鯉口を切り、首元から背にかけ腰まで安定させて、息を吸う)&br;&color(Darkgrey,Black){諸共に 光と知れど 稲妻の};&br;     &color(Darkgrey,Black){後なる雷の 響き知られず};&br;(踵から重心は前方へ出した膝へ。構えたシオンの手元へ意識を集中させ、鞘奔る刃は迷いも畏れも存在しないまま翔ける)&br;&size(14){居合道────''稲妻!!!''};&br;(居合抜きされた噴き上げる斬撃が、シオンの右半身側の小手を狙う。疾風の如く、薙ぐように翔ける)&br;(白白の刀身は最初見た頃と何も変わらぬ純白で、然し、その遣い手の成長が、太刀筋を何倍にも強めている)&br;(これは、音すら置き去りにした、雷速の抜き打ちだ)}; -- [[仁義>名簿/475267]] &new{2012-04-13 (金) 03:02:53};
---&color(blue){(いい名前だ。夜、月を見れば思いだせる名というのは…大事にして貰えなければつけてもらえない物)&br;(息を吸う音が聞こえる。祝詞が聞こえる。たが、それより先に対応せねばならぬものがあるはず…しかし)&br;(シオンは雷速の意に反応できていない。魔剣は、主を信じて声もかけない)&br;(ただ。剣が、太刀だけが翻った。仁義の意に反応して刃圏に来る稲妻を─)&br;(火花。純然たる白と青の一刀が交錯し、シオンの腕を切断の運命から遠ざける)&br;……!(同時。姿勢を低く。身を捻りながら仁義の真横、とねりこの鞘が無い側に踏み込む)&br;(互いの絶剣が立てる風圧が、シオンの服の裾を舞いあがらせ…刹那の間だけ。仁義の目からシオンを隠す死角が生まれた)&br;ハッ!!&br;(全く同時。その死角から仁義の顔面を狙った神速の回し蹴りが奔る!)}; -- [[シオン>名簿/475300]] &new{2012-04-13 (金) 03:16:31};
---&color(red){(刹那の交錯は充実している。この剣筋の立てる音風一つが、どこまでも届く気がする。まるで、輪唱して歌うかのように)&br;(隠匿された蹴り足の察知と、判断もまた同時。軽く身を低くして、額あたりに蹴りが来るように、辛うじて調整する)&br;(そのまま蹴られるがまま、逆らわず、後方へ流れる。柳の枝を打てども、靭やかにそれは曲がる。それと同じく身の気を抜いて流れる)&br;(身体ごと半回転。そして、地へ四足を突いて着地する。そんな不恰好な筈の動作でさえ自然に見える程その身は練られている)&br;っつぅ〜……!! 効いたぁ。(脳震盪は打点をずらしたので起こらない。身を起こしながら納刀する)&br;&color(Darkgrey,Black){世の中に 我れより他に 武士あらじと};     &color(Darkgrey,Black){思ふ心は 蛙なるべし};&br;(呼吸と一緒に、その祝詞を歌う。すると、この打撃から受けた被害から、容易く心と身体が立ち直ってゆく)&br;(離れた距離のまま、起こす行動は決まっている。(''破ッン'')無拍子で、銃は抜かれ、神速の抜き撃ちがシオンの腹へ迫る)}; -- [[仁義>名簿/475267]] &new{2012-04-13 (金) 03:34:17};
---&color(blue){…チィッ!(格闘技をそれなり以上に修めた。という隠し手を使い、視覚のトリックをも用いて放つ蹴りは)&br;(手応えが堅い。上手く受け、そして威力を流された…軟な樹の枝なら圧し折る威力があったのに!)&br;(これでこそ。己が最終目標に見据えた好敵手。獰猛な笑みは目の前に居ないもう一人の親友に貰ったものだ)&br;(蹴りを終えて、獣の様に着地した仁義と向き合う…敵の「意」を感じろ。最早この相手に、目で動作を捉えた後の挙動等通用しない!)&br;相変わらず、いい歌を歌ってるな…!(祝詞が響く度に、仁義が研ぎ澄まされていくのを感じて)&br;(次に感じるのは斬撃の線ではない…点の殺気!!)&br;─────!!&br;(ギリギリ。本当にギリギリで、太刀を引き戻し、その腹が無拍子から放たれた銃弾を弾く)&br;…しまっ…!(だが、その挙動が決定的な隙を作る。相手の先を読み、防御の太刀が間にあったせいで…動きが固まっている!)}; -- [[シオン>名簿/475300]] &new{2012-04-13 (金) 03:44:58};
---&color(red){&color(Darkgrey,Black){征く船の 梶とり直す 間もなきは};&br;     &color(Darkgrey,Black){いわほの浪の 強く当たらば};&br;(踏み込み、抜刀、構え。総ゆる全てが神速で、抜き足はもう残像すら見えはしない。既に身は、シオンの眼前にある)&br;&size(14){居合道────};&br;(額の皮膚が裂けて、血が細い筋となって流れている。血に少し濡れた顔で、さっぱりと気持ちよく笑んだ)&br;(「そんなものではないだろう?」)&size(14){''岩浪!!!''};&br;(手を添えられた突きが、シオンの脇腹へ精確に迫る!!)}; -- [[仁義>名簿/475267]] &new{2012-04-13 (金) 04:04:52};
---&color(blue){(早い 速い 疾い 敏い 捷い!!)&br;(何だそれは。残像すら残らない。音より遅いというのが信じられない!!)&br;……ッ!!!(かろうじて。僅かな抵抗で、身を捻……!)&br;(血飛沫が上がる。神速の突きが脇腹を裂いて、抜ける)&br;(呼吸。ダメージを負った体を、動かす為に樹を巡らせる)&br;(硬直は抜けた。構えを取り直す。空手の左半身を前に、右手だけで保持した太刀の切っ先は、青眼の高さまで上がり仁義を向いている)&br;まだまだ…!}; -- [[シオン>名簿/475300]] &new{2012-04-13 (金) 04:18:56};
---&color(Darkgrey,Black){あかしがた 瀬戸こす浪の 上にこそ};     &color(Darkgrey,Black){いわをも岸も たまるものかは};&br;&color(red){(「今迄で一番強い」という言葉に嘘偽りは無い。この祝詞が奏でる、業を高める詠唱剣術とも呼べる技術は極限に達している)&br;(心臓がどきどき鳴っている。赤い靴を履いたように、足が勝手に動き出して、最適を導くのだ。身体が、動きを識っている)&br;(容赦はしない。続けて来るは、前者の業から流れるが如く続く連携)&br;&size(14){居合道────浪返し!!!};&br;(踵へ重心の全てを預けて、突きを放ったまま、踵を軸にその場で旋回する。勢いづいた純白の刃が、胴薙ぎを見舞う!!)}; -- [[仁義>名簿/475267]] &new{2012-04-13 (金) 04:33:16};
---&color(blue){(強い。一瞬でも気を抜けばそれで終わり。その、緊張感がたまらない)&br;(相手は、剣を扱う事に関して一切澱みが無い)&br;(だから動作が、澱みなく。連結していて)&br;(鋭すぎるそれは……読める!)&br;(霞の様に、シオンの身体が半歩下がる。胴薙ぎが当たる)&br;(服と皮を切り裂いて。紙一重の見切りのはずが、風が傷口を広げ血を流し…それでも)&br;(鋭すぎる胴薙ぎが通り過ぎたその瞬間。シオンが目を見開いた)&br;''克!''&br;(一息に。片手突きが三度放たれる。攻撃後の一瞬を狙って、両肩と胴に、機関銃の様な刺点の連打)}; -- [[シオン>名簿/475300]] &new{2012-04-13 (金) 04:43:57};
---&color(red){(畳み掛けた追撃も、それが“綺麗過ぎる”がために躱される。血が騰り、刀に振られていたせいだ)&br;(そして、それは俺がシオンへ教唆した事に他ならない。どうしてだろう。思い返して、笑みが漏れるのだ)&br;''居合道、瀧落し!!!''(俊足が反応する。視界に入った時点で、脊髄が迎撃を行った。剣を引き付け、突きを返す)&br;(潰せた突きは一つだけ。逸れた突きは肩口と腿の外側を浅からず抉る。血の気が引いて、その創が熱く強張り始める)&br;あっ……は!(愉快だった。戦友が間違いなく、肩を並べている。「あの時の宣言通りに!」称えるように、名を読んだ)&br;&size(14){''────シィィイイイオオオン!!!!''};&br;(構える。渾身を篭めた、白い刃が、鞘から、目から、心から、身の全てから力を引き出して、白く燃え盛る)&br;(神祇之恩は大上段に掲げられて、俄に、その本質を激流の如く鳴動させる。ただ「刄る」ために純化された、神の刃)&br;(体育館のフローリングが燦めいて、窓から吹き込む桜の花びらが、ごうごうと、雪のように)&br;(見よ。この刄は神域にまで砥がれ、人の手によりて振るわれる“神器”である)&br;(シオンの眼前で振るわれるは、単なる一陣の振り下ろし。されど、この世で一番にまで高められた斬撃)&br;&size(24){''&ruby(フルノミタマ){布留魂};!!!!''};}; -- [[仁義>名簿/475267]] &new{2012-04-13 (金) 05:16:10};
---&color(blue){(会心の。絶妙のタイミングで打ったと思った三連突きの。手応えが無い)&br;(仁義──陽月はいつだって。俺の予測を超えた所にいる。それでも。二度とおったのは成果で)&br;(ああ、俺は…予測を超えていく。こいつと戦えている。戦えているのだ)&br;&br;''仁義''……(いいや)……''陽月!!!''&br;&br;(叫び返す名前は。2つ。どちらも、正しいのだろう。ならば、両方肯定する)&br;(構えは、最初期に戻る。両手で太刀を持ち、右肩に担ぐ様に構え…対手を見る)&br;(神の刃が吠えている。大上段に構えられたそれが、大嵐を呼んだように世界を揺るがしている)&br;(対抗せねばならない。最高の技で)&br;(俺が追いかけて、仁義が受ける。俺達の戦いは、そこに終始するのだから。そして、まだ見たことのない決着を見よう)&br;(この身は、神に挑む階段を駆け上る。純然たる一刀が落ちる刹那に。自分が動く)&br;'''''禊。'''''&br;(一閃目。一直線に、袈裟切りに振り降ろす、遍く澱みを禊がれた神速の一閃を当ててもこの世の一番の斬撃はこの程度では揺らぎもしない)&br;'''''終。'''''&br;(二閃目。刹那の間断なく。来た剣の道を戻る振り上げられるその切り上げ。一番有名な言葉で言うなら「燕返し」だろうか)&br;(その二閃を持ってしても。究極の一刀は止まらない。ここで、勝負は終わる。それが、人の手にて振るわれる神器の下す摂理だ)};&br;COLOR(#4b0082){否。終わりに非ず。我が銘は「始点」何度でも。戻しましょう。原点へ}&br;&color(blue){(だが。魔剣とその主の意思が終わらない限り。神の摂理すら覆される。斬撃の結果だけを残してシオンの身体の時が剣を構える前に。アジャスト)&br;'''''始。'''''&br;(構えは、突きを放つ両手持ち。傷が治っているわけではない。布留魂の傷が身体に残っている。縦一文字の、敗北として刻まれた傷が血だまりを作るほど血を吹き出し続けて)&br;(なお。それでもなお)&br;(意識は既に、白昼夢を見ているが如く薄く。ただ、魔剣を振るだけの存在として世界に存在する)&br;(無我の境地に至り、シオンが本来打てない境地の、しかし。一度だけ見えた技を再現する。横薙ぎの一閃が放たれた)&br;(違う。それは、横薙ぎに見える。突きの連打であり。銀光の連続が、横に並べられたに過ぎず)&br;(六徳の隙間に。4度の。音より速い突きの連射を終え、その姿勢で固まる)}; -- [[シオン>名簿/475300]] &new{2012-04-13 (金) 05:48:55};
---&color(red){(意識は掌の中へ注がれて、全ては刀に満ちている。汗の雫へ魂が混ざり込み、血潮が騒ぎ立てている)&br;(からん、ころころ、からん。骨が自分の裡側で、闘争の音を鳴らしている。口が叫び、目が見開かれる)&br;(髪の毛は総毛立ち、全身に鳥肌が立つ。胸が熱い。末端が冷えて、中心に熱が籠もる)&br;(この一閃は、全てを賭けたまさしく“神刀”の刄に相応しい一撃で、止める事など、敵おう筈もない)&br;(至高まで極められた技巧の剣閃であったろうが、それでさえ止まらない。全ての刄の頂点に今なおある)&br;(2つ目でも止まりはしない。大風を空へ舞わせれば、鷲の翼も煽られて折られる。止めることなぞ、適わない)&br;(勝利を確信して振り下ろし、「刄る」。これが終止符なのだ。音などもう、聞こえはしない)};&br;&br;&color(FireBrick){(「本当に?」)&br;(熱の律動は止まない。シオンは、この極限を超える。「刄る」事で始まる、新たな場所へ進む事で)&br;(それこそは人の本質、踏み出す力だ。外界へ二つの足で踏み出すという、力。その名を、勇気と呼ぶ)&br;(無意識のままに成された突きは、大気の動きも伴わない神速であり。俺は、それを視る事も叶わなかった)&br;(身の裂かれる痛みも未だ届かないような、脳が空焚き空回りの状態で、シオンへ笑みを贈る。血に塗れて、死すら抱えながら)};&br;&br;(シオンよりもずっと早く地面へ斃れる。血が抜けてゆき、温度の失われる身が心地好いほど、綺麗な“負け”である)&br;(越えられてしまった事に、一抹の寂しさを憶えながら、)シオン……お前の、勝ちだよ……。(澱みなくそう言った) -- [[仁義>名簿/475267]] &new{2012-04-13 (金) 06:52:52};
---&color(blue){(倒れる事は無い。仁義が倒れていても、倒れる事は無いのだ)&br;(だが、それを勝利と呼べるのかと言えば…どうだろうか)&br;(最後の技を。剣を、放ち終えた瞬間に……意識は途切れて気絶していたのだから)};&br;………?(そして、覚醒は仁義の声でもたらされる)&br;(体が重くて動かない。それでも、笑って自分の価値を告げる言葉が聞こえてきて)&br;……お前も。裏切らずに。済んだ……な&br;(からん、と魔剣を取り落として、意識も手放してしまった)&br;(これが、最後の勝負の結末。相手を超えられたのかどうかは、それぞれの心次第でも、いいだろう) -- [[シオン>名簿/475300]] &new{2012-04-13 (金) 06:59:45};
-&size(20){&color(cadetblue){''2月某日 - 体育館 - ''};};