[[114765>名簿/114765]]~
~
''黄金暦96年2月''~
主から日記帳を渡されました。~
「これに冒険のことを書きなさい。そして書き終わったら必ず私に見せること。いい?」と命じられたので、今月から書いていこうと思います。~
……主は暇なのでしょうか?~
~
今月の冒険は人型の怪物討伐依頼。~
何が出るかと思いましたが、出たのはコボルドばかり。~
私は他の方より多く攻撃が出来ましたが、その分さっぱり止めがさせませんでした。~
ええ、私はサポートでもさっぱり構いません。ええ、さっぱり構いませんとも。~
洞窟の中は入り組んでおりまして、少しばかり迷ったりもしましたが、討伐対象であるコボルドチーフを軽く討伐してきました。~
少々手傷を負いましたが、4戦もこなしたのであれば、僥倖でありましょう。~
冒険結果を報告するために酒場に行きましたら、『一人前』という称号を頂きました。~
早速名乗ってみることにしました。~
……さっぱり恥ずかしいですね。~
~
''黄金暦96年3月''~
「暇と言うか、うん、まあ暇つぶし?」~
主に、何故私に日記を書かせるのか問いてみましたら、案の定暇潰しだったようです。~
……別に構いませんが、私の日記などを読んでも面白くも何ともないと思います。~
~
今月の冒険はゴブリン。~
近くに川がある所為かじめじめと湿った洞窟はそれだけで鬱屈とした気分になりそうでした。~
ゴブリンにとってはこのような環境の方が住みやすいのでしょうか。~
さっぱり理解できませんね。~
道中ゼリー状の魔物に出会いました。ぷるぷると震える様はまるでゼリーのようで、じっと見てるとゼリーが食べたい気分に。~
帰還しましたらゼリーを作って食べましょう。我ながら良い考えです。ついでに主の分も作っておきましょう。~
洞窟の奥まった所へたどり着きましたら暗闇から急にゴブリンの群れが襲い掛かってきました。~
その中に、他のゴブリンよりも一回り大きくそれなりの衣服を身に着けた個体が。~
それがこの群れの中心でしょう。そうあたりをつけた私は邪魔なゴブリンを一撃の元に伏し、一直線にその個体へ。~
獲物であるハンマーを横にスウィングし、攻撃。しかしあまり手ごたえがありません。~
なるほど。一回り大きいのは伊達じゃないというわけですね。~
そう気を引き締めたと思ったらパーティの他の方が代わる代わる攻撃してあっという間に全て討伐。~
……さっぱり消化不良です。~
~
冒険の結果を報告しに酒場へ行きましたら、酒場のご主人から『槌術入門者』との称号を頂きました。~
……しかしこのような称号はいったい誰が認定してるのでしょうか……さっぱり不思議です。~
~
''黄金暦96年4月''~
「いやいや、面白いよ。面白いんじゃないかな。うん、きっと面白いよ?」~
褒めてるのか貶してるのかどっちなのでしょうか。さっぱりわかりません。~
~
今月の冒険は人型の怪物討伐。~
ですが蓋を開けてみたら罠が1つとチーフが率いる群れが1群のみでした。一直線すぎます。~
そんなに人望……魔物望なかったんですかね。~
そう考えるとさっぱりかわいそうです。討伐しましたけど。~
~
~
さっぱり忘れていましたが、今月で私が冒険者として働き始めてから1年経ってしまいました。~
主の命ですが、いつまで冒険者として魔物退治していればいいのでしょうか。~
いえ、主の命ですから不満などはありませんが。ええ、さっぱりありませんが。~
~
''黄金暦96年5月''~
「光陰矢のごとし、てね。1年なんてあっという間よ。あと5年でも10年でも頑張ってちょーだい」~
主はどうやら辞めさせる気は毛頭ないようです。さっぱり不満はありませんが。さっぱり愚痴を言いたい気分です。~
~
今月の冒険はグール。同じ酒場の[[タピストリー様>http://notarejini.orz.hm/?%CC%BE%CA%ED%2F112780]]とご同行致しました。足手まといにならないようにしましょう。~
屍食鬼と呼ばれる程ですから人間を食べるのでしょう。少しばかり気味が悪いですね。~
不安から辺りを警戒していましたら、足元がお留守になっていたようで。カチリ、と何かを踏んだ感触と同時に視界を閃光が――~
[[爆発系の罠>http://1st.momo.net/uploader/img/adv011367.jpg]]だったようです。皆様全身煤で汚れ、衣服が傷んでしまいました……。~
グールと言えば頭が悪いと言う先入観がありましたが、こんな罠も仕掛けられるとは。大失態でございます。~
グールの群れ発見後は失態を取り返そうと一騎当千獅子奮迅で魔物をばっさばっさと。申し訳ございません。さっぱり言い過ぎました。~
それでも群れのリーダーを倒せたので汚名は返上できたでしょう。おそらく。~
~
''黄金暦96年6月''~
「あら、いつものような眼力がないけれど。ははーん、さては恋をしてるね?」~
いえ、さっぱり違いますが。……これは主なりに慰めてくれているのでしょうか。~
そうだとしたら、さっぱり不器用で、私が仕えるに足る主です。~
~
今月の冒険はコボルド。~
同行する冒険者の方に&ruby(プラグロード){疫病王};様や&ruby(レクター博士){ハンニバル};様がいらっしゃいました。~
正直、コボルドよりもパーティの方がさっぱり恐ろしかったです。生け贄は勘弁して貰いたいものです(-1/-1の修正的な意味で)~
魔物の討伐は問題なく終了致しました。今回の冒険で装備品を2つも手に入れたのですが、私は既に武器を持っていますので他の方へと譲りました。~
……それにしてもハンニバル様が手袋を手に入れてるのは、その、なにか必然的な気がしてならないのですが。~
~
酒場へ戻り、早速次回の依頼を承ります。~
渡された内容は『巨大な怪物討伐依頼』。冒険者の方に恐れられている依頼でございますね。~
蛇がでるか鬼がでるか。少々不安ながらも、さっぱり楽しみです。~
~
ミコルシア様が未だお帰りになられていないようです。~
皆様に心配をかけるなど困ったお方です。~
一体何処をうろついておられるのやら……~
~
''黄金暦96年7月''~
「おーい、リュド……ああ、いい。暇を出すからちょっとはその顔を和らげてこい」~
……?一体なんのことでしょうか。何故暇を出されたのかさっぱりわかりません。~
それにしても、ミコルシア様はどうされたのでしょうか……~
~
今月は巨大な怪物。~
依頼主が村長というところにどこはかとなく不安を感じておりましたが、なんとかなるものですね。~
それにしても、毎回罠の極悪さは酷いと思います。部屋全体が落とし穴とはどういうことですか。~
あまり深くなくて大事には至りませんでしたが……その後休憩場所を見つけ罠で傷ついた身体を癒しました。~
おそらくここで休憩していなければ百足戦で死者が出ていたかもしれません……~
他の魔物を見かけることなく討伐対象である百足を発見。~
そのまま死力を尽くす戦いへと雪崩れ込……おや?~
大きな被害を受けましたが意外とさっぱり簡単に勝負がついてしまいました。~
それにしても……一瞬百足が蛸に見えたのは気のせいなのでしょうか……~
~
''黄金暦96年8月''~
「ちょっとはましになったかしら?よし、それじゃあ今日も元気にいってみよー」~
はいはい、元気ですよ。元気に頑張りますよ。~
……さっぱりおせっかいな主です。本当に……~
~
今月は人型の怪物。~
狼グールグール罠グールグール。~
テンポが良いと言うかリズムが良いというか……~
しかし不思議なのがリーダーがグールでしたのに率いてたのがゾンビでした。~
グールとゾンビは同じ魔物なのでしょうか……?~
さっぱり不思議でなりません。~
~
''黄金暦96年9月''~
「お、これ美味いわね。『あいすふろーと』って言うの?まだ残暑が続いてるからちょうどいいわねー」~
どうやら主もアイスフロートがお気に召したようです。お客様で試した甲斐がありました。~
~
今月の冒険は人型の怪物討伐依頼。~
巨大な怪物の後ですと、いささか見劣りしてしまうのは仕方のないことですね。~
見劣りと言いますか、手ごたえを感じないと申しますか。~
罠も無事回避致しましたし、戦闘も狼の群れとコボルドの群れだけでした。~
さっぱり危機感を得ないのは成長した証なのでしょうか。~
冒険は勿論成功で御座います。~
~
結果報告致しましたら、今度は『槌術初級者』の称号を頂きました。~
このまま中級者、上級者と右肩上がりに取得していきたいものです。~
ですが、次回の冒険が再び巨大な怪物討伐依頼。~
目的の場所も遠いですし、一抹の不安を感じてしまいます……~
~
''黄金暦96年10月''~
「おーい、何処行ったー。あ、いたい……あんた鏡の前で何してるの……」~
い、いえ、決してこれは笑顔の練習だとかそのようなものでは。~
そ、そう。近頃美容にも気をつけるようになりまして。それの一環で。~
……あの、主。何故そのようなわかってるわかってると言うような顔をなされているのですか……?~
~
今回の依頼は巨大な怪物討伐。~
2度目で以前より不安はありませんでしたが、やはりそれでも完全に不安は消えません。~
同じ酒場から[[ベアウルフ様>名簿/73999]]が同行しておりました。ベアウルフ様のような獣人の方がおりましたら百人力でございます。~
美しい湖畔に目を奪われたり、ベアウルフ様が罠に気付きパーティの危機を救ったりとありましたが結局2戦だけでした。~
大蛇をしとめられたのは運が良かったのでしょう。そうですね、蝮酒でも作ってみましょうか。~
百足も以前より少ない被害で退治することができましたし、順調と言うほかありませんね。~
~
酒場に戻りましたら、予想通りと申しますかなんと申しますか。~
次回の依頼がまた巨大な怪物討伐でした。~
『二度あることは三度ある』『三度目の正直』さて、どちらになるでしょうかね。~
~
''黄金暦96年11月''~
「いやー、言ってみるものだねぇ。こんなに貰っちゃったよ」~
主?その紙は……どう見ても私じゃないですか……何をしているんですか主……~
ぼやいたら描いてもらえた?他の方に悪いと思わないのですか。もう少し当主としての責任を~
あ、何処にいかられるんですか。まだ話は――~
~
今回は巨大な怪物討伐。~
結果から言ってしまえば二度あることは三度ある、でしたね。~
これまでの巨大な怪物討伐依頼よりも罠や戦闘が多く、少々危険を感じました。~
ですが、こちらも私を含め1年以上生き延びている方ばかり。~
百足程度では私達を死に至らしめることなど出来はしません。~
そうは言いながらも、いつもより多く傷をこさえてしまいましたが……~
気を緩めないように致しましょう。~
~
追記:~
近頃周りの方に心配、と言いますか入らぬ気配りをさせているようで……~
一人前と名乗っていても、私はまだまだですね。~
私はリュドミラ。リュドミラ・フランクラン。この名に恥じぬよう、より精進すると致しましょう。~
~
''黄金暦96年12月''~
「今日は冷えるねぇ。けれども世間は熱いねぇ。あんたはどこかに行かないの?」~
私が居るべき場所は主の隣で御座います。火の中であろうと水の中であろうと。~
それに、私がいないと主は何もできないでしょう?~
~
今月は人型の怪物。~
巨大な怪物が続きましたのでさっぱり久しぶりのような気がしてしまいます。~
それで気が緩んでいたのでしょう。~
魔物から不意討ちを喰らい、体勢が不利な状況のまま戦闘へ。~
思ったより損害は少しでしたが、やはり気が抜けているのでしょうか……~
この遺跡には多くの魔物がいたようで倒しても倒しても魔物の群れが現れてきます。~
討伐対象である個体を発見した時には無事な方が居ないという状態。~
無事、とは言えませんですが何とか依頼は成功致しました。これで討伐対象が一回り強かった場合を考えますと……少し恐ろしいですね。~
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酒場にて報告したところ『槌術中級者』と『熟練』の称号をいただきました。~
まだまだ未熟者の私が熟練、でございますか。なんとも不思議な感じが致します。~
ですが、認められるというのは悪い気は致しませんね。~
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''黄金暦97年1月''~
「明けましておめでとう。さー、新年も気合入れていきなさい」~
明けましておめでとう御座います。~
さて、いきなさいとは行きなさいなのか生きなさいなのか、どれなのでしょうか。~
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今月も巨大な怪物。~
毎回巨大な怪物討伐依頼はさっぱり不安で仕方ありません。場所が森でないのが不幸中の幸いでしょうか。~
森には蠍や怪鳥、飛竜などが出ると聞きます。今の私では倒すことは勿論、撤退することもままならないでしょう。~
そんな不安を抱えながら洞窟を進みますと大百足が。~
これで今回の討伐対象は百足だと断定することが出来、少々安心致しました。~
しかしウィル様に言われたように百足でも油断すると死を招きます。~
気が緩まないよう慎ちょ……私よりも同行者の方に言うべきだったでしょうか……~
その後、超巨大百足を捕捉。相手が体勢を整える前に戦闘に入ります。~
百足の外殻は硬く、1度ではダメージが通りません。しかし同じ箇所を続けて打ち付ければ。~
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今日は良い百足退治日和で御座いました。~
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[[114765>名簿/114765]]