[[「パン屋を。誰もが笑顔になる素敵な香りがする。そんなパン屋を」>OSP/0001]]


-(男が作ったブラッド・ソーセージは良く出来ていた、今が最も脂が乗るメスの猪を生きたまま捕え抜かれた血に元の猪の肉と舌を香辛料、更に脂身を混ぜたそれは初めて口にする物でも臭みを感じる事無く口に出来る)&br;(とはいえ色が色…赤黒いそれは材料と共に子供達がちょっと怖がったりした一幕もあったがこの時代美味いというのはそれだけで力が在った)&br;(山盛りに茹でられたじゃがいもやサワークリームにコケモモジャムなどが何処か異国情緒を漂わせる孤児院の食堂にて)そういやレイモンドって血を糧に出来んの?吸血鬼的な意味で(男は唐突に質問してきた) -- [[ゲルベル>OSP/0010]] &new{2025-05-29 (木) 22:20:38};
--&color(#000099){「おお……これは食欲をそそる…」&br;じゃがいもを難しい顔で見る。自分の店でじゃがいもを使ったメニューを考えている顔。炭水化物地獄。&br;「できるんじゃないかな、やったことないけれど……自分の血ですら怖くて舐めたことないな」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-29 (木) 22:22:39};
---ん?じゃがいもを見るのは初めてかしら?これはかつて海を渡り冒険していた奴らが見つけた植物の一つで…んなワケねえわな、へひひっ!&br;(冗談でそんな事を言いながらもじゃがいもをフォークで潰して手元の塩コショウとサワークリームを混ぜて口にする)&br;(この食べ方自体は珍しいものだ、主に東の方でこうして食べられている)仕事の顔になってるぜ、飯時は気楽にいるのが健康の秘訣よ&br;へえ、まあ今まで中々認められるモンでも無かったか。ただそりゃあ勿体ない気もするがな、自分がどんだけやれるかってロマンとか無い?(合間にソーセージの濃さをじゃがいもで流す感じ、と説明する辺り本当にただの世間話らしい) -- [[ゲルベル>OSP/0010]] &new{2025-05-29 (木) 22:38:03};
---&color(#000099){「ははは……見破られてしまったか、実は温室育ちでじゃがいもなんて見たことが」&br;ブラッド・ソーセージを食べる。力の出る食べ物、という味わいだ。見た目はパンとは合わないかも知れないが、この強い味わいはくせになる。&br;「そうだね、食事の時くらい仕事のことは忘れるよ」&br;「確かに……ダンピールなんだから眷属化の力はないだろうけれど、今以上にパワフルになったりするのかな…麺棒握り潰しそう」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-29 (木) 22:45:59};
---隙間風ピューピュー雨漏りポタポタの孤児院出身だろ!(笑いながら突っ込みつつ香辛料の聞いたソーセージを口にする)&br;(手をワキワキして何かを探している様子は酒が欲しいのだろう、この味わいはエールで飲むのが一番ぴったり来る味だ)&br;そうだな、とはいえアドバイスをするならライ麦パン知ってるか?どっしりした酸味のある奴、それとこいつと香草とレモンを挟むと合うぜ&br;この辺りじゃあ主流の味にはならねえと思うがな(芋に薄く切ったブラッド・ソーセージを載せて口にして)俺が知り限り他には体力の増強と治癒力の活性化かね、パン作りで疲れねえの? -- [[ゲルベル>OSP/0010]] &new{2025-05-29 (木) 22:56:44};
---&color(#000099){「バレちゃ仕方ない……うん、サワークリームも良い味だ」&br;酒。僕も酒は好きだ。でも年少組の前でかぁーっとやるわけにもいかない。ここは神の庭だ。&br;「覚えておこう、新メニューになりそうだ……このブラッド・ソーセージを仕入れてくれればうちの店で買うよ? すごく良い品質だ」&br;「疲れるね……夜、布団に入ってから数分で熟睡していると思う。一度くらい血を吸ってみればいいのかな」&br;軽いノリで話す。グラントとの和解は僕を変えた。自分の出自を重く考えることがなくなった。それは、良くも悪くも変化だ。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-29 (木) 23:04:38};
---お前の心を読んでやるぜ、神の教えのある地であってもエール作りとワイン作りはアリだ。前者は飲水作りで後者は聖体作りっていう言い訳でやってるとこは多い&br;その二つを作ってる修道院は病が来づらいって考えもあるがな、酒造りの過程で何らかの力が病を遠ざけるってのは多分ある&br;(遥か南方の地を旅していても酒作りは聖なる物で病を遠ざける伝承があった事を男は語る)とはいえやりますでやれる事業じゃねえけどな&br;(仕入れに関しては手を横に振る)繁殖期直前のメスって条件があるんで数が作れねえの、作りすぎると来年度の猟に関わってくる(案外これで全体の数を見て行動してるらしい)&br;朝起きて疲れが取れねえとかならアリかも?いやあでも次の仕事に差し支える疲労なら働き手募集した方がいいかもな、凄い不健康な吸血な気がしてきた&br;(などと軽い様子で男は語る、デリカシーは無い方ではあるが前向きに捉えて行こうという考えでもあるのだろう)とはいえ人手増やせない内はいいかもだ -- [[ゲルベル>OSP/0010]] &new{2025-05-29 (木) 23:19:21};
---&color(#000099){「神の血というわけだね……でも、シスターが帰ってきたら顔を青くしそうだ」&br;クスクス笑って案を引っ込めて、パンにブラッド・ソーセージを乗せていただく。確かにライ麦パンならどっしりと受け止められるだろう。&br;「なるほど……じゃあ、店で出す分までは無理だね、なにせうちは…人気店……! なのだから?」&br;冗談を混ぜて会話を楽しむ。以前ほしかったウィットとはまた違うけれど、これも悪くはない。&br;「素直に人手を増やすよ、売り子募集の張り紙を作っているところだ。看板娘なんていてくれたら、もっと盛り上がるのかな…」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-29 (木) 23:31:10};
---ヘッヘッヘ、それ言うと作ってるとこが不信心になっちまわぁ!とはいえ分厚い壁で風通しの良い建物と専用の樽が必要だから手間がな&br;(そういう意味で簡単にはやれないと言っているようだ、そういった修道院は専用の倉などを用意しているのだと)&br;そうしていずれは俺が言った様な巨大な工場に…だな!今はせいぜい地に根付いたパン屋で野心を育てるがよいよいよい…&br;まあまだ徒弟増やす様な段階でもねえしそれでいいんじゃねえか、お前は俺に負けずにツラ良いんだから女の子の機微は注意しなけりゃいけねえけどよ&br;(ゴリラオブゴリラオブゴリラは兄が笑いながら何かを抜かしている)そういう賃金周り考えるのも安定したら必要になってくる事だよ&br;(そうしてなんやかやとくだらない事と今後の事を交えた会話を明るい空気で語り合いながら食事を済ませたという) -- [[ゲルベル>OSP/0010]] &new{2025-05-29 (木) 23:42:11};
---&color(#000099){「子供だけでこんな大掛かりな施設を!?という意味でかな……なるほど、難しそうだ」&br;「パン工場は夢があるね、美味しいパンが街の名物になるような大きな夢だ……今は一つの店舗で手一杯だけれど」&br;自分の顔に触れて、苦笑する。自己評価は普通だと思ったうえで言う。&br;「僕は初恋すらままならない一般人だよ」&br;パン屋の売り子の女性に一目惚れしてしばらく遠目に見ていた、そんな初恋をしていたのだ。そして彼女はパン屋を辞めてそれきり。&br;「そうだね……となれば、契約の見直しではなく増員かぁ……いい感じに回るといいけど、人間関係」&br;そんなこんなであれこれと話す。春が近づいてきていた。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-29 (木) 23:51:40};
-(再建されたパン屋へと大きな荷物を抱えてやってくる。多少情けなくよろよろとしながら)&br; や、ベイク…じゃなくてリベイクだっけ。様子はどうかな?街の皆が協力してくれたって聞いたよ。やっぱり…君は間違ってなかったね(と微笑んで) --  &new{2025-05-22 (木) 21:51:48};
--&color(#000099){「ヴァルク兄さん」&br;慌てて駆け寄って。大きな荷物だ、どうしたんだろう。&br;「大丈夫かい? ああ……そうだね、僕は間違ってはいなかった。でも、自分の選んだ選択肢を人に助けてもらっただけだ」&br;「僕の選んだ選択肢は僕が正しくする努力をしなきゃいけない。それが僕にとってのパンを焼くということなのかもね」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-22 (木) 22:13:35};
---そうかもしれない。けれど、人は、正しさについてくるものだよ。君が選んだ時点でもはや努力しているようなものだ。&br; …まあ、それを怠らないよう続けなきゃいけないのはそうだけどね(と苦笑しつつ言いながら、荷物を彼によろけながら渡そうとする。彼にしてみれば軽いだろうが)&br; 前に言ってたろ?魔猪ならパンにしてくれるってさ。以前、希少種の月虹猪を狩ったんだ。保管の魔術がかけられてるから新鮮さは保たれてるよ。&br; (荷を解けば、月の魔力に満ちた大きな肉塊。猪肉としても最上質なそれがあるだろう)量は結構あるから、再建の足しにでも、とね。 -- [[ヴァルク>OSP/0011]] &new{2025-05-22 (木) 22:21:40};
---&color(#000099){「あまりにも無防備だったのは反省点だね、火事や悪漢を避けるための構図が必要だ」&br;荷物を受け取る。これは……&br;「ああ、すごいよヴァルク兄さん! これなら最高の肉を使ったパンが焼けそうだね!」&br;「期間限定にしたって、すぐに売り切れてしまいそうだ……ありがとう、兄さん」&br;奥に荷物を置くと、すぐに戻ってきた。さて、どう調理してやるべきか。腕が鳴る。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-22 (木) 22:29:31};
---(エグマリアが孤児院の食事として振る舞った他、保存食としても蓄えているものだ。その時の食卓は、頬を蕩かした子供が続出したという)&br; 高級肉の部類でもあるから高めに値付けしちゃえば多少は持つんじゃないかな?(なんて笑いながら)それと魔力回復の効能もあるって一品だからね…冒険者の人とかにも売れるかもしれない。&br; 豚よりは流石に野性味があるから、ワイルドに食べられるパンなんてのが良さそうな感じするよね(とはいえパン作りに関しては素人、売り方は彼に一任、という顔で) -- [[ヴァルク>OSP/0011]] &new{2025-05-22 (木) 22:42:39};
---&color(#000099){「例え銀貨1枚でも買う人は続くだろうなぁ……なるほど、そんな効果が」&br;「となるとするべきは臭みを消すよりも活かした、スパイシーな一作だろうね。できるだけ素材の味を、となると…」&br;「うん、方向性が定まってきた。良いパンになりそうだ」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-22 (木) 22:54:18};
---ふふ、それが再建資金になれば俺としても感無量だよ。まあ、そのうちの一個は俺が買うんだけどさ(実に楽しみだ、という思いを隠さぬ顔でそんなことを言い)&br; いいねいいね、噛むほどに溢れる旨味と野趣ある香りを殴りつけるような香辛料のパンチ力。なかなかパワフルな商品になりそうじゃないか。&br; ああ、それと…(ごそごそ、と雑嚢から何かを取り出す。それは…手袋だ)これは、その月虹猪の毛皮から作って貰ったミトンだよ。鍋どころか、真っ赤になった鉄板を掴んでも平気って代物だ。&br; 窯も新しくしたんだろ?そこまで熱くすることはないかもしれないけど、ね(と、しっかりとした毛並みを持つ厚手の手袋を渡して微笑み) -- [[ヴァルク>OSP/0011]] &new{2025-05-22 (木) 23:06:12};
---&color(#000099){「ふふ、ヴァルク兄さんの活動もなかなか調子が良いみたいだね?」&br;「臭みを消したら初心者向けにはなるけれど、本来の強みが減ってしまいそうな気もするしね」&br;ミトンを受け取って視線を下げる。僕はヴァルク兄さんにもらってばかりだ。だから、ここで言うべき言葉は。&br;「ありがとう、もらった分を上回るパンを今度ご馳走してみせるさ」&br;男だから。そう言う必要がある。そう感じた。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-22 (木) 23:12:43};
---今まで文献でしか触れたことが無いような魔物に出会えて感動してるところさ。冒険業も、で忙しいは忙しいけど…それが楽しい(にかりと笑って)&br; 臭いものは美味い、なんて言うしね(くつくつ笑いつつも)やっぱり君ならあの肉を上手く活かせると確信するね。頼んでよかった。&br; (と、ミトンを渡した彼の、力強い言葉に、嬉しそうな微笑みを浮かべて、うん、と一つ頷く。そして)&br; 男子3日会わざれば刮目して見よって言うけど……君はこの一件で一回り大きくなったように見える。起こった事は悲しい事だけど…それはとても良いことだ。&br; はは、こりゃ俺もうかうかしてられないな、レイモンドに追いつかれないように、いっちょ頑張ってくるとするよ。あ、その前に…&br; (と、仕事の合間に食べる用に、おすすめのパンなどを見繕ってもらって買い、眼鏡男は去っていった) -- [[ヴァルク>OSP/0011]] &new{2025-05-22 (木) 23:24:20};
---&color(#000099){「感動するんだ…冒険を楽しんでいるんだなぁ、それは」&br;「責任重大だね、でも僕もやると言ったら引かない。男だからね、頑張ってみせるとも」&br;ミトンの肌触りは手に馴染むかのようだ。彼の想いが伝わってくる一品だ。&br;「僕を変えてくれたのは、みんなだ。折れそうだった心を繋いでくれたのは、みんななんだよ……兄さん」&br;「そうだね、その前に。腹ごしらえだ、美味しいものを選んでいってね」&br;あれこれと話しながらパンを選んで。それからは、猪を考えながらの接客。&br;すごく忙しくて、すごく楽しい。これが僕の選んだ夢。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-22 (木) 23:33:00};
-(瓦礫を片付ける作業には男も参加していた、この屈強な男を見る眼は様々だ…恐怖の視線、嘲りの視線、憧れの視線、悪意の視線、ゴリラを見る視線、友好的な視線…)&br;(それら視線を一つ一つ笑顔で返しているが敵対的な物に関しては特にいい笑顔で返し視線を避けられる事が多い)&br;(そんな作業の中男はレイモンドに語りかける)摂食刑ってのがあってよ…特に宗教の戒律がキツイとこで贅沢な食事をした奴に課せられる奴なんだがな&br;スープとか肉とかパンを受刑者の鼻から押し込むのよ(突然妙な話を始めた) -- [[ゲルベル>OSP/0010]] &new{2025-05-20 (火) 00:10:02};
--&color(#000099){「鼻から? それはまた……苦しそうだね」&br;僕は倒れて半分に折れた柱を慎重に持ち上げた。&br;「間違ってもそんな刑罰を受けない人生を送りたいものだけれど……」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-20 (火) 00:30:12};
---おお、少なくともこの国じゃあよっぽどやらかさない限りは刑罰にならねえとは思うぜ?宗教が法に食い込む程力を持たねえとだからな&br;(今現在貴族と教会がバチバチにやり合っている以上そうはならないという揶揄が含まれた皮肉)&br;とはいえ神の肉体が作られる地を燃やす様な不敬には相応の罰が必要だとは思うんだよ、お前は暴力は良くねえっつってもな&br;あっ因みにですが苦しいとかそういう領域でなく致死率は大体100%です、大体変な所に入るか鼻の中の怪我で病になって死んでくらしい&br;(どうやら男は罪に対する罰について話しているようだ、それも特に無慈悲な) -- [[ゲルベル>OSP/0010]] &new{2025-05-20 (火) 00:37:50};
---&color(#000099){//ここで文通スイッチONでお願いします…!}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-20 (火) 00:41:46};
---//了解いたした!遅くにすまない! -- [[ゲルベル>OSP/0010]] &new{2025-05-20 (火) 00:49:21};
---&color(#000099){「違う国ではあり得るわけか……ちょっと戦慄するレベルの刑罰だね」&br;ふふっと笑って。焦げた柱を外に持ち出して慎重に下ろした。街のみんなが解体して処分する。&br;「騎士団のみんながリゾーマタの調査に力を入れている。それで彼らは罰を受けるよ……十分に」&br;「この街の騎士団は優秀だ、彼らに逃げ場はないのさ。だから、ゲルベル兄さんも……想像以上にエグい刑罰だった…」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-20 (火) 21:49:58};
---ヘッ野暮だったか、そうやって笑えるんなら俺の手による復讐は必要ねえみてえだな。暴力チャンスなので兄らしく振る舞ってみたんだが…&br;ただ課せられる罰は似たようなもんだとは思うよ、こんな時期に火を出す以上ボヤで済ませるつもりでしたなんてのは通らねえ&br;(実感のこもった口調で言う、そういった悪徳を今までに幾度も見て支払われた罰もまた同じぐらい見てきたのだろう。世界に在るのはロマンばかりではない)&br;そんだけ吹っ切れてんなら先の話にしときますか!んで次はどういう店にするんだ?再建でもいいし引っ越しもアリだろうよ -- [[ゲルベル>OSP/0010]] &new{2025-05-20 (火) 22:26:43};
---&color(#000099){「暴力チャンスと言い切らなければよかったのに」&br;苦笑いを浮かべて街のみんなが振る舞っている熱いお茶を受け取る。&br;「ああ、彼らは巡ってきた因果で刑罰を受ける。それでいいんだ」&br;「窯も看板も新しくなるけど、やることは変わらないよ。この場所で美味しいパンを焼く」&br;「変わらないのに、胸が高鳴るよ。どんなパンをどれだけ焼こうかな、って」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-20 (火) 22:30:21};
---俺から暴力を抜いたら何も残らねえだろ!とはいえお前の判断はシスターも喜ぶだろうよ、この前も言ったが復讐は神の領分でそれを捨てられたのは誇れる事さ&br;(そこで復讐の話は一旦切ると老婆から茶を受け取れば礼を言う、極めて目上の人間に対しての敬意は持ち合わせているようだ)&br;お前の気持ちは良く分かるぜレイモンド、夢を追うってのはそういうモンだ、そういう喜びだ。次から次に何をすべきか自然と湧いて飽きない程に続いてく&br;いつか来る終わりまでそうして喜びを積み重ねていくのが人生さ、今回の件は時折スープに紛れ込む胡椒の実みたいなもんでな&br;(レイモンドの背中を元気づけるようにバンバンと叩く、その意味は無いと分かっているが自分がやりたいからやるのだ) -- [[ゲルベル>OSP/0010]] &new{2025-05-20 (火) 22:43:12};
---&color(#000099){「自身を暴力の化身と定義する男には敬意を払う必要がある気がする……………」&br;「復讐よりも大事なことがある。僕の手は太陽の手だ、パンを焼く温かい手なんだ」&br;背中をバンバン叩かれるとお茶を噎せて。でも、嫌な気持ちはしなかった。彼が道を説いていることを知っているからだ。&br;「……いつか、お手伝いさんとか雇ったり。窯を増やしたり、便利なマジックアイテムを導入したり」&br;「色んな工夫で変わっていく景色を見られるのは……人の店に火をつけるよりずっとずっと幸せなことだ」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-20 (火) 22:48:38};
---山と積まれたパン型の金塊を傍らに葉巻を燻らせながら地平線まで無数に上がるパンが焼かれていく煙を眺める…ではないのか…(未来が下品な男)&br;(とはいえこの時代そこまでの大規模工場というのは中々あるものではない、この男の見る夢も随分ロマンはあるのだが)&br;世界中のパンを学んでいずれは自分だけのパンを焼いたりな、そうして焼いたパンに感動した奴が次のお前になる&br;あ(何かを思い出したのか鞄をゴソゴソと探り松の実が詰まった瓶を手渡す)フェリと集めた奴なんだがお前にやるよ、孤児院の分は確保してあるし&br;(松の実はジェノベーゼソースやタルトなど多岐に用途のある便利な食材だ、これを使った再起のパンを焼けという事なのだろう) -- [[ゲルベル>OSP/0010]] &new{2025-05-20 (火) 22:59:31};
---&color(#000099){「その発想はサプライズフューチャーだよゲルベル兄さん!?」&br;ロマンと欲望。それはいつだって人を前に進ませてきた。でも先進的すぎないかなぁ…&br;「自分だけのパンか……いいな、それ。白パンを超える白パンとかね。次の誰かがパンを好きになったら、僕は嬉しい」&br;「わ、わ」&br;食材を受けとって目をパチパチさせる。そしてそれらを確認すると、喜びを爆発させて。&br;「ピザパン……パン屋のタルト…これなら色々作れそうだ、ありがとう兄さん!」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-20 (火) 23:13:01};
---そこはお前親父から長い寿命分けられてんだから選択肢としてはアリアリのアリだろ!男たるモノ野心はたっぷり持って損はねえぜ!ガハハ!&br;(冗談半分本気半分で言っているようだ、義弟が己の苦難を成長の糧とするのなら遙か先にある答えを男は笑って提示する)&br;栄養も満点で身体にも良い、夢を突っ走るにも気力だけじゃあ人間やっていけねえんでおやつとして摘んだり色々楽しみな&br;(茶を飲み終えれば器を返して)うっしそんじゃ作業の続きだ、寒くなりすぎる前に粗方整えちまおうぜ&br;(そう言って男は再び片付け作業に戻っていった) -- [[ゲルベル>OSP/0010]] &new{2025-05-20 (火) 23:25:35};
---&color(#000099){「父祖もパン屋でウハウハになってほしくて種を残したんじゃないと思うよ!?」&br;冗談半分、本気半分。既に滅びた邪悪なる吸血鬼は、そんな未来を見ることは永遠にないのだから。&br;「うん……うん。それじゃ、もっと作業を頑張る! 未来のために」&br;「その先の未来のために」&br;片付け作業を続ける。みんなの想いが結実する、未来。それを見るために。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-20 (火) 23:46:59};
-(焼けてしまった『ベイク』の建物を見上げて眉を寄せる 義弟の晴れの店が惨憺たる有り様だ)&br;……災難だったね(ろくでもない連中に目をつけられたのは自分の手回しが遅れたせいか、と自責を感じながら修復作業をレイモンドと眺めている) -- [[トゥール>OSP/0002]] &new{2025-05-19 (月) 22:36:06};
--&color(#000099){「そうだね……災難だった」&br;「でも災難に負けたままで終わりたくはないよ、僕も。街のみんなも」&br;柱を磨き、煤を拭う作業も八割が終わってきた。次のことを考えると、心が躍る。&br;「僕はまだ終わってはいないよ、姉さん」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-19 (月) 23:04:41};
---(立ち上がる意思を見せたレイモンドの瞳にふっと笑みを浮かべた)そうかい、ならばそれでいいさ&br;余計なことは考えなくていい。店を立て直して、美味しいパンを焼いてやりなよ みんな待ってるからさ&br;(それは暗に事件を仕掛けたマフィアのことは彼自身に触れさせたくないという意図だ 彼は町の暗部に触れる必要はないと)&br;こりゃ修復が終わったらまた花を出してやんないとね。時期外れの薔薇だってなんとかしてやるさね(より一層めでたく飾ってやらないと、と) -- [[トゥール>OSP/0002]] &new{2025-05-19 (月) 23:15:01};
---&color(#000099){「ありがとう、トゥール姉さん……みんな、みんなで繋いでくれるんだ」&br;「そのことを考えると僕は。嬉しくてたまらないよ」&br;そう言って笑うと屈んでいた状態から体を起こす。&br;「冬場に再起を目指すんだ、雪割草でも良いんじゃない? ああ、それと」&br;「店の新しい名前を考えたんだ……みんなでもう一度作り上げるから、リベイク。どうだろう、トゥール姉さん」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-19 (月) 23:26:24};
---そうだよね。情けは人の為ならず、回り回ってなんとやら。頑張ってるあんたの姿を皆見てきてたわけだ&br;それは孤児院の皆も同じで、あたしもおんなじさ。売れるかどうかもわからない頃から頑張ってるのを見てきたからね&br;一足先に春を目指すって?それもいいね。あるいは不可能を可能にする青い薔薇とか。花束のデザインも色々考えてみるかね&br;リベイクね(ぽんと手を打った)洒落てるじゃないか。もう一度作り直す、もう一度焼き直す。意思を感じるいい店名だ(この強さがあるならレイモンドはもう折れないだろう、と微笑んだ) -- [[トゥール>OSP/0002]] &new{2025-05-19 (月) 23:42:13};
---&color(#000099){「この街の光の部分に触れた気がしたよ。リゾーマタの闇に負けない輝きだ」&br;「そっか……窯も新しくなるし、今度は色んな種類のパンが作れると思う。また試食をお願いするね、姉さん」&br;「青い薔薇は高価じゃあないかい? はは……ありがたい。それに負けない立派な再スタートを切るよ」&br;微笑みに、頷いて返す。僕の夢を温め直す、リベイクだ。今度は火事の対策も、悪党に負けない仕組み作りだって。胸が高鳴る。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-19 (月) 23:55:01};
---へぇ、窯も新造するんだ。そいつは楽しみ。今度はアイデア次第でどこまでも上を目指せるわけだね&br;高くても育てるのが大変でも、それぐらいの祝いはしなきゃ。目についたお客にそれだけいいことがこの店にあったって喧伝するぐらいじゃなきゃね&br;孤児院も借金が減ってきて不安要素はなくなりつつある。思いっきりやんな、応援してるよ&br;(義弟の成長した姿にもう心配は要らないと踵を返し店に帰っていく ……同時に、だからこそ裏社会の争いには巻き込めないと、決意を固めるのだった) -- [[トゥール>OSP/0002]] &new{2025-05-20 (火) 00:07:59};
---&color(#000099){「うん、ノームのドゥリアスさんが協力してくれて。最新の窯になることになったんだ」&br;「そっか…そうだね、前よりもっと良い環境であることを……みんなに伝えられたらいいな…」&br;「わかった、やってみるよ。孤児院のためにも。僕自身のためにもっ」&br;去っていく彼女の背に思う。彼女自身には、辛いことはないのだろうか、と。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-20 (火) 00:28:42};
-&color(#000099){後片付けのための布と桶を持って半焼したパン屋への道を歩く。&br;その時、待っていたのは。街のみんなだった。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-19 (月) 21:50:40};
--ごめんねぇ……レイモンド、火事の後に何もしてあげられなくてごめんねぇ…&br;みんなで話し合って決めたんだよ。みんなでマフィアをこの街から追い出してさ…みんなでアンタの店を再建させようって。 -- [[大家のお婆さん>OSP/0001]] &new{2025-05-19 (月) 21:53:13};
---&color(#000099){「大家さん……?」&br;何が起こっているのかわからずに、周りを見る。みんな笑顔だ。どうして。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-19 (月) 21:57:19};
---お前さんのパンがもう一度食べられるならよ、焼け落ちた部分を直すのに人肌脱いでやってもいい。&br;勘違いするなよ、オレンジ通りに火事の跡があると景観を損ねるからだな……オレは。 -- [[大工のドワーフ>OSP/0001]] &new{2025-05-19 (月) 21:59:33};
---全く、あの大工の言うことは気にするな。へそ曲がりだが気は良くて、腕は確かだ。&br;足りないものがあったら融通する。建て替えに必要な金はみんなで集めた! もう一度、ここでやり直そうレイモンド! -- [[魔導用品店のエルフ>OSP/0001]] &new{2025-05-19 (月) 22:01:12};
---&color(#000099){「バズリムさん……アルフレドさん………」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-19 (月) 22:01:54};
---そうだ、こうしよう。あんな古い窯を使うのではなく、ワシが新しい窯を作る。&br;もっと美味しいパンが焼けるかも知れないし、炭の塊になるかも知れない。&br;それを活かすのは、レイモンド。あんたの腕前じゃよ。(不器用にウインクして)期待しとるぞい。 -- [[老いたノーム>OSP/0001]] &new{2025-05-19 (月) 22:06:40};
---レイモンド……前にお前さんをひどい言葉で侮蔑したことを許して欲しい。&br;本当は人間がどうとか、関係ないんだ。お前さんは立派に働いている、この街の一員だよ。&br;そうだ、良い小麦粉が入ったんだ。冬の間でもうちの販路なら大丈夫だ、是非使ってくれ。 -- [[純血主義者の食料品店主>OSP/0001]] &new{2025-05-19 (月) 22:08:47};
---&color(#000099){「ドゥリアスさん……スクライムさん……!」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-19 (月) 22:10:35};
---レイモンド、君の孤児院が必死に光を求めて頑張っているように。&br;私達はこの街の闇を払うのに全力を尽くそう。だから……頑張ってくれ。私達も頑張るとも、なぁ! -- [[騎士団副長>OSP/0001]] &new{2025-05-19 (月) 22:12:21};
---&color(#000099){「ペンドリーさん……!!」&br;涙を拭うと、真っ直ぐにみんなを見た。&br;「僕、頑張ります。この店を次こそ守り、この街で心安らぐパン屋になります。だから……よろしくお願いしますっ!」&br;決意の言葉は、みんなの歓声で受け入れられた。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-19 (月) 22:19:02};
-レイモンドにぃに・・・お店、燃えちゃったの?&br;(躊躇いがちに、心配そうに尋ねて) -- [[フェリ>OSP/0006]] &new{2025-05-17 (土) 23:02:09};
--&color(#000099){「うん、燃やされてしまった」&br;「今は……後片付けに時間を取られている、かな」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-17 (土) 23:16:44};
---大変だったね(とてとてと近づき、慰める様にぎゅっとハグしてから)&br;フェリもお片付け手伝うね?(それとも何か他の手伝いをするべきだろうか、そんな風に考えたり) -- [[フェリ>OSP/0006]] &new{2025-05-17 (土) 23:38:28};
---&color(#000099){「フェリ……」&br;「大丈夫、燃えた後って少し危険もあるから……僕たちでなんとか」&br;「……なんとか、するよ」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-17 (土) 23:44:45};
---そっか・・・(断られれば少しの沈黙)&br;(レイモンドの身体にそっと手を当てて撫でる)元気出して、レイモンドにぃに。元気が出ないとお店も直せないから -- [[フェリ>OSP/0006]] &new{2025-05-18 (日) 00:15:25};
---&color(#000099){屈んで、フェリにハグされたまま呟く。&br;「頑張るよ、なんとかする。僕は店を失ったけど、夢までは失っていないよ」&br;「それに、半焼だし。やれるところまで直したら、案外すぐ再オープンできるかも」&br;「それに」&br;涙が少しだけ滲んで、指で拭う。&br;「パンを食べてくれたみんなが、美味しいって言ってくれた顔。あれ以上に良いものなんて、僕は見たことがないんだからね」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-18 (日) 20:44:04};
---にぃに・・・にぃに泣かないで。(屈んできたその頭を撫でて悲し気に言って)&br;フェリには何にも出来ないけど、レイモンドにぃにのお店が上手くいって欲しいって思って、応援してるから&br;(レイモンドが悲しみながらも頑張ろうとしてる中、自分まで暗くなってはいけないと思っているのか、真剣な表情で一生懸命想いを伝えて) -- [[フェリ>OSP/0006]] &new{2025-05-18 (日) 21:47:39};
---&color(#000099){「うん、泣かない。頑張る。そして応援してくれるフェリのこと」&br;「何もできないなんて考えてはいないよ、僕は」&br;幼子の前で無駄に両手を広げて元気アピール。そうだ、力のかぎり抗え。ありったけの心で。&br;「さぁ、僕はまだまだ頑張れるぞ! 店をまたオープンさせて、みんなに美味しいパンを届けないと!」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-18 (日) 21:57:20};
---でも・・・フェリのお手伝いはいらないって・・・(いじけるいとまではいかないけど、ちょっと面倒くさい子の片鱗かもしれない)&br;うんっその時の事、フェリ、楽しみにしてるね!(がんばれがんばれーとその後も応援し続けてました) -- [[フェリ>OSP/0006]] &new{2025-05-18 (日) 22:18:59};
---&color(#000099){「パン屋を再オープンさせたらさ、また試食会をやろうよ。手伝ってくれる人にもパンを食べてもらって、みんなでチラシを配ろう」&br;「うん……うん」&br;心に起きた火を絶やさないように。今は。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-18 (日) 22:26:41};
-(半焼のパン屋で むふん と何やら意気込んでいる様子のワ=タ)&br; らしゃらしゃ ぺとぺとぺ ぺそ? -- [[『ワ』>OSP/0009]] &new{2025-05-17 (土) 22:01:17};
--&color(#000099){焼け焦げた柱の影にある、なんらかの鍵だったものを見ながら。&br;「どうしたんだい、ワ=タ。ここは僕の……もう、なんでもないのかも知れないけれど…」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-17 (土) 22:03:54};
---わ! ぺろぺとぷぅね!&br; (レイモンドを気にする事もなく 何かを探すようにごそごそと動き回っていたが)&br; (やっぱり気になったのか)&br; (レイモンドの眺めている鍵を覗き込んだ)&br; ぽぅぷぅぽぅ? -- [[『ワ』>OSP/0009]] &new{2025-05-17 (土) 22:11:12};
---&color(#000099){「これは……裏口の鍵だったもの、かなぁ…」&br;拾い上げる。煤けてしまっているそれは、僕の夢の残骸だ。&br;「これは………清潔な水が出てくる石…悩んだけど、買って……結構使ったなぁ…」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-17 (土) 22:14:15};
---ぺぇ&br; (慰めるように手を添え さすさすと撫でるが)&br; (もしかしたら腕の火傷の方の心配をしているのかもしれない)&br; ぽそぽその ぱすぱす&br; んと くぁくぁ? -- [[『ワ』>OSP/0009]] &new{2025-05-17 (土) 22:22:09};
---&color(#000099){「……僕は」&br;焼け残っていた、無事な椅子に座り込んだ。&br;「もうダメかも知れない」&br;「ワ=タは……誰にも喋らないだろうけれど、結構…折れてる」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-17 (土) 22:29:17};
---(ワ=タは 折れる という感情すら理解出来ないのか)&br; (? と首を傾げ) りゃりりゃり?&br; (ぽてんとレイモンドの目の前に座った)&br; (それはどんな弱音も愚痴も受け止めてくれるぬいぐるみかのように)&br; (レイモンドを見上げる) -- [[『ワ』>OSP/0009]] &new{2025-05-17 (土) 22:36:49};
---&color(#000099){「初めて焼いたパンは……孤児院でさ、あんまり膨らまなくて…」&br;「それでもみんなジャムにまかせて結構食べてくれて……」&br;「嬉しかったな……でも、いつの間にか守るものができてて…それが壊された」&br;&br;「夢を追うのが怖い」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-17 (土) 22:39:36};
---(しかしこのぬいぐるみは言葉を返すのだ)&br; (じっとレイモンドの目を見つめて)&br; めた ぷよぷ… あさぁ&br; (その言葉は 慰めか?励ましか?叱咤か?激励か?)&br; (受け止める側次第なのである) -- [[『ワ』>OSP/0009]] &new{2025-05-17 (土) 22:50:27};
---&color(#000099){「……慰めてくれているのかい?」&br;「はは……ありがとう」&br;力が入らない。どうしようもない絶望。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-17 (土) 22:52:35};
---(ふいに探していた物を見つけたのか ぴょーんと立ち上がって跳び付いていく)&br; (それはこのお店の看板だった物)&br; (いまだ看板であるか焼け具合を確認するように)&br; (真剣にぽむぽむなでなで)&br; ぷぃ〜 -- [[『ワ』>OSP/0009]] &new{2025-05-17 (土) 23:01:27};
---&color(#000099){「……看板だ」&br;「なんか手作り感が抜けなくて……いつか、良い看板にしようと思って、そのままになっちゃって」&br;「終わり……? これで、僕のやりたいことは……終わるのか?」&br;そう考えると、腹の底が沸騰しそうな熱を持った。こんなことで。終わりたくない。&br;「……もっと良い看板があったほうがいいね、ワ=タ」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-17 (土) 23:16:10};
---(よたよたと看板を持ち上げれば)&br; わわ! んんんと めた ぱたぱねっ&br; (そのまま了承も取る事なく駆け出して行くのでした)&br; ぱぃぱ!&br; (割と強奪であるが 後日 きちんと返却はされました)&br; (なんとか綺麗にしようとした痕跡だけ残して) -- [[『ワ』>OSP/0009]] &new{2025-05-17 (土) 23:27:38};
---&color(#000099){「ああ……行っちゃった」&br;「……よし」&br;後日、帰ってきた看板は。キレイにしようとした努力の跡が見えて。&br;少し、泣いてしまった。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-17 (土) 23:40:42};
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-&color(#000099){孤児院から荷物を背負い、日傘と共に自分のパン屋にやってくる。&br;あれからリゾーマタの連中は来ていない。だから、今のうちに対処を考えなければならない。&br;気が重いながらも道を進むと……焦げ臭い。それも、レンガ造りの家が焼けるような。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-15 (木) 21:55:04};
--&color(#000099){燃えている……! 僕の店が!! 火の始末は十分に、違う、今は消火───&br;「うわあああぁぁ!! 僕の店が!!」&br;店の中にあるものを……できるだけ避難させるために。&br;僕はドアを破って燃えている家に突っ込んだ。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-15 (木) 21:59:30};
---&color(#000099){店から貴重品を取り出し、近隣住民がつなぐ水のリレーで消火が進む。&br;途中から水の魔術師も来てくれて消火も早かった。だから。だから……?&br;&br;僕の店は半焼した。店の前で呆然と座り込んでいる。&br;周りの人が噂をしている。リゾーマタがうろついていた、と。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-15 (木) 22:01:25};
---レイモンド! 店が……いや、お前その腕! ひどい火傷だぞ! 早く治療を……レイモンド? -- [[グラント>OSP/0014]] &new{2025-05-15 (木) 22:09:02};
---&color(#000099){僕は魂が抜けたようにその言葉をどこか遠く聞いていた。神様…僕はどこで間違えてしまったのですか。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-15 (木) 22:09:42};
-&color(#000099){今日もパン屋『ベイク』は繁盛している。&br;客層もだんだん幅広くなっていた。夕方から開店するパン屋という変わった店も。&br;受け入れられつつあるのかも知れない。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-14 (水) 21:50:18};
--よぉ……繁盛してんねぇ店主さん。(黒い服を着た男がやってくる)&br;噂は聞いてるかも知れないけどさぁ、裏社会の立場からこの辺守ってる人たちでーす。&br;(数人の手下を引き連れて堂々と入口から、他の客が顔を見合わせている) -- [[リゾーマタ構成員>OSP/0001]] &new{2025-05-14 (水) 21:59:07};
---&color(#000099){「……いらっしゃいませ、かな。今はホットドッグが焼き立てです」&br;「どうでしょう、リゾーマタの皆さん」&br;穏やかな笑みを浮かべてその言葉を口にする。内心、焦る。&br;彼らは前にこの店舗に入っていた洋菓子店に嫌がらせをし、店主を追い出した主犯たちだ。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-14 (水) 22:03:43};
---知ってくれてるのは光栄だねぇ……ところで、今月のお守り代がまだなんですが。&br;この店が何の憂いもなく営業できてるのも。俺達のおかげだろう? 知ってる? よね?&br;だったらさ、払うもん払ってみんなでハッピー噛み締めちゃおうぜ。(ニヤニヤと笑いながら、客の前で金を請求する) -- [[リゾーマタ構成員>OSP/0001]] &new{2025-05-14 (水) 22:05:14};
---&color(#000099){「い……嫌だ。僕はみかじめ料に類するものは一切払わない」&br;「君たちが何を思おうと構わない、騎士団を呼んで正当性を確認してもらってもいい」&br;息を呑んだ。僕は暴力の類を振るったことがない。だから、拒絶の言葉一つにしたって手に汗を握る羽目になる。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-14 (水) 22:07:10};
---そう……かい。(トレーに入っているホットドッグをひっくり返して床にぶちまけた)&br;悪い、手が滑っちまった。で、なんて? もう一度答えを聞かせてくんない?&br;(悪意に満ちた笑みと共に構成員たちがパンを床に叩きつけ始める) -- [[リゾーマタ構成員>OSP/0001]] &new{2025-05-14 (水) 22:08:41};
---&color(#000099){「やめろ! 今すぐその愚かな行いをやめろ!!」&br;声を出すも彼らは半笑いでパンを床にぶちまけ、足蹴にしていく。&br;目眩がする。そんなこと、してはならないのに。&br;「やめるんだ!!」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-14 (水) 22:14:45};
---(客たちの悲鳴の中悠然と歩く)なぁ……払うもん払おうよ。社会のルールなんだよ。&br;それができないうちに騎士団だとかさ、正当性とかさ。恥ずかしくならないの? -- [[リゾーマタ構成員>OSP/0001]] &new{2025-05-14 (水) 22:23:07};
---&color(#000099){「嫌だっ! マフィアに払う金なんてない!!」&br;「僕達は小麦粉を見つける段階からこの店を作り上げたんだ!!」&br;「不誠実な連中の分前なんて銅貨1枚分もありはしない!!」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-14 (水) 22:39:27};
---んだと……ナメてんじゃねぇ、コラ!!(拳を振り上げる) -- [[リゾーマタ構成員>OSP/0001]] &new{2025-05-14 (水) 22:49:26};
---レイモンド、そいつらに必要なのは&ruby(S’il vous plait){お願いします};じゃない。(振り上げた拳、その手首を掴んで)&br;お前ら…神へ悔悟の言葉を述べろ。(そのまま男の手を捻り上げて) -- [[グラント>OSP/0014]] &new{2025-05-14 (水) 23:21:28};
---&color(#000099){咄嗟に目を閉じる、しかし打撃は来ない。目を開けると。&br;「グラント兄さん……!?」&br;さっき、配達に行ってくれた兄さんが。来てくれている……}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-14 (水) 23:23:52};
---ぐ、痛、てめ……!!(咄嗟に暴れようとすると激痛が全身を苛む)&br;あがぁ!!(腕を捻られてるだけなのに、全身が痛む!!) -- [[リゾーマタ構成員>OSP/0001]] &new{2025-05-14 (水) 23:25:16};
---外に出ろ。(そのまま一人店の外に蹴り出して)ここはお前らのような薄汚い存在がいていい場所じゃあない。&br;懺悔しろ、今なら間に合うぞ。(気圧される男たちを睥睨して) -- [[グラント>OSP/0014]] &new{2025-05-14 (水) 23:26:39};
---くっ……お前ら、後悔するぞ!!(そのまま逃げ帰るように全員走り去っていった) -- [[リゾーマタ構成員>OSP/0001]] &new{2025-05-14 (水) 23:27:24};
---&color(#000099){「グラント兄さん……」&br;床に落ち、グズグズに踏みつけられたパンを見る。&br;「すまない、ありがとう……助かったよ」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-14 (水) 23:32:20};
---遅くなった、悪いレイモンド。(彼の肩に触れて)&br;パンを片付けよう。今日は休業だ。お前は……顔色がひどく悪い。 -- [[グラント>OSP/0014]] &new{2025-05-14 (水) 23:33:10};
---&color(#000099){「うん………うん」&br;ショックを受けながらも拍手をする客たちに頭を下げて、店を閉める準備をした。&br;パンを片付けている最中、涙が止まらなかった。そして、僕達は。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-14 (水) 23:34:17};
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-うっしうっし(縦にずらりと並べられたベッドのマットレス達を男は頭に乗せて両手で支えて器用に歩いている)&br;(うちには重機はいらねえな、ゲルベルさんがいるという幻聴がレイモンドに聞こえそうな光景だが…そのマットレスからはラベンダーやヨモギなどのいい香りがふわりと香った、本来は藁だけの筈なのに)&br;これで年長分も勢揃いっと、へっへっへお待たせってえ所だな?っつってもお前はパン屋で寝泊まりも多いだろうけどよ -- [[ゲルベル>OSP/0010]] &new{2025-05-13 (火) 23:24:27};
--&color(#000099){「相変わらずすごい力だねゲルベル兄さん」&br;自分もそうだけれど、力の使い方は彼ほど上手くはない。器用だ。&br;「ううん、ここはやっぱり安心するから…いい香りがするね、どうしたんだい?」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-13 (火) 23:32:59};
---一に筋肉、二にパワー、三四が知性で五にマッスルとくらぁ!何が来ても溢れる筋肉で返り討ちにしてやるぜ&br;(ムキムキの首の筋肉と二の腕アピールをしつつ)ああただ柔らかくした藁を詰めるんじゃ芸がねえなと思ってな、防虫作用のある薬草も干して詰めた&br;フェリと一緒にヨモギ採りに行ったりクスノキ削ったりラベンダーはトゥールが用意してくれたよ、調香もトゥールに投げた&br;(それらはどれも香りの強い植物だがトゥールの調整のお陰か嫌味な香りではない、これらの植物は虫を遠ざける為これで安眠を約束するという寸法らしい) -- [[ゲルベル>OSP/0010]] &new{2025-05-13 (火) 23:50:33};
---&color(#000099){「ふふ、僕も少しは鍛えてみようかな…? 頼りがいのある男性になれるかも」&br;よく考えられたマットレスだ。妖精さんの加護もある、これなら夜はぐっすり眠れそうだ。&br;「ありがとう、今日からは良い夢が見られそうだ」&br;「とはいえ……最近は商売も順調で夢見が悪いこともほとんどないのだけれどね」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-14 (水) 00:00:27};
---吸血鬼の最も恐ろしい能力は何より力が強い事ってなあ昔から言われてるが…恐ろしいってのはそれだけ味方になりゃ心強いって事よ、期待してるぜ?&br;(まるで既に吸血鬼の事に関してはカタが付いたとでも言うような無神経な言葉だ、気遣いもあるのだろうが…シンプルにこの男が筋肉信仰の可能性は否めない)&br;本当はもっと暑い内に片付けたかったんだがまーそこはしゃあねえわな、晩夏の蚊共で体感してくれや&br;まあな、教会の財政面じゃあお前のパン屋はもう柱の一つよ。安定した収入ってのはやっぱ強えねえ&br;かくいう俺も安定した収入を作りてえとこなんだがどうしたもんかなと頭を悩ませてるぜ、適当に燻製施設でも作ろうかと思ってるがな -- [[ゲルベル>OSP/0010]] &new{2025-05-14 (水) 00:11:11};
---&color(#000099){「今はパンの生地をこねることにしか使われていないけれどね?」&br;僕の手はダンピールの手だ。でも、パン生地を美味しく焼き上げる太陽の手だ。今は素直にそう思える。&br;「ずっと前からこれのために動いてくれてたんだね、みんなも喜ぶよ」&br;「ふふ、そう言ってくれると明日も頑張ろうって気持ちになるよね。売上で言うと甘いパンが強いんだこれが…」&br;燻製施設。良いかも知れない。安定した収入、という点で季節を問わず需要がある。&br;「それで、燻製するものは何にするの? チップの心配は要らないだろうけれど」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-14 (水) 00:17:54};
---ヘッなんともな話だな(皮肉めいた口調で言うが顔は笑っている、それでいいと言うような柔らかな顔だ)&br;ああ買ってく奴らの気持ちは分からんでもない、お前のパン屋は大体の奴らが仕事終わりに寄ってくだろうからな&br;疲れてる体にゃあ甘いモンが良く効くのよ…それに子供の土産にも強いだろうし今後も売れ筋になってくだろうぜ&br;(何より誠実な仕事をしている、それはこういった商売では強みなのだ。パン屋はいつだって粉の量を少なくしたくなる職業なのだから)&br;そうさなあ、適宜川と森で罠に掛かったモンを…ってとこか?孤児院の食料を安定させたい狙いもあるし余った分を売り物にとは思ってる&br;(そんな事を話していれば宿舎へと辿り着き)おうじゃあこれから残りのマットレス埋めちまうわ、んじゃなー -- [[ゲルベル>OSP/0010]] &new{2025-05-14 (水) 00:26:10};
---&color(#000099){「それでいいんだよ、多分ね。ミツバチが新しい巣を作るみたいに自然なことなんだ……僕にとっては」&br;しかしこれ以上の甘味。となると……蜂蜜だろうか。比較的手に入りやすい。&br;「メープルシロップ……蜂蜜…あるいは、黒糖…」&br;少し甘すぎるようにも感じた。自然な甘さで定期的に売れるパン…&br;「なるほど獣肉……良いと思うよ、下処理ならゲルベル兄さんバッチリだろうしね」&br;「うん、またね」&br;手を振って別れる。素敵な香りのする寝床。良いことが起きる。そんな予感がしていた。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-14 (水) 00:35:18};
-レイモンドにぃに、これ見てー(薬草園で取れたヨモギや薬草の山を見せる)いっぱい採れたんだっそろそろ量は十分かなって思うんだけど、パンに使えるかは・・・(わからないって顔) -- [[フェリ>OSP/0006]] &new{2025-05-12 (月) 21:33:36};
--&color(#000099){「すごいね、これは使えるよ。というか……うちで一番売れているメニューは薬草のあんパンなんだ」&br;一つ、最新ブレンドの緑色のあんパンを持ってくる。彼女に差し出して。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-12 (月) 21:37:40};
---本当!?(びっくりした顔、作ってとは提案してきたが・・・一番売れてるとまでは知らなかった)&br;(受け取った緑色のあんパンを手にして・・・不安と期待が入り交じった顔でパンとレイモンドを見比べ・・・食べてみる)んっおいしい!(にこー) -- [[フェリ>OSP/0006]] &new{2025-05-12 (月) 21:48:35};
---&color(#000099){「よかった。ヨモギはもっと良いよ、味と香りのバランスとしてもね」&br;しかし、こうなると薬草を使った新メニューが一番訴求力が高い。悩み始める。この子が作ってくれたチャンスを活かさなければ。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-12 (月) 21:54:58};
---(もぐもぐしつつなんだか悩める様子のレイモンドを見てる)&br;何か他に欲しいのがあるの?あっそうだクコの実!取れたのに持ってくるの忘れちゃった・・・(てへっと笑ってごまかしてる) -- [[フェリ>OSP/0006]] &new{2025-05-12 (月) 22:01:05};
---&color(#000099){「クコの実は良いと思う。味が良くて健康にも良い、と書けばもっとお客さんが喜ぶかもね」&br;「フェリはすごいなぁ、僕はそんなにたくさんの植物は育てられないよ。そのお裾分けの分、頑張ってパンを焼かなきゃね」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-12 (月) 22:13:13};
---うんうんっ(お客さんが喜ぶ、そうすると義兄も喜ぶ、なのでフェリも嬉しい)&br;うぅんっフェリはパン作れないもん。お店で売るのも、多分緊張しちゃって出来ないと思う・・・だからレイモンドにぃにも凄いよっ&br;お客さんの喜ぶパンをいっぱい作って、いーっぱい売れたら、きっとみんな笑顔になるよね?(その日が楽しみだと笑いながら頑張ってパンを焼くレイモンドを応援してたとか、因みにフェリに応援されると元気がでるぞ) -- [[フェリ>OSP/0006]] &new{2025-05-12 (月) 22:33:47};
---&color(#000099){元気が出てきた。僕はどうやら植物だったらしい。&br;「頑張ろうって気持ちになってきたよ、ありがとうフェリ」&br;「ああ、おやつに甘いパンをもらったってみんなには内緒だよ?」&br;しー、と人差し指を立てて内緒に。でもこれだけ薬草があれば、孤児院のみんなの分も十分焼けるか。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-12 (月) 22:53:13};
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-レイモンド。(オープン前のパン屋に入ってきて)子供用の絵本を選んでみた。孤児院の絵本は少し怖いぞ。&br;あとヴァルクと食事をしていて思いついたんだが……ライ麦で作った黒パンはこの地では馴染み深いようだ。人気が出るかも知れない。 -- [[グラント>OSP/0014]] &new{2025-05-09 (金) 23:18:07};
--&color(#000099){「ああ、ぷりぷりソーセージを読んだのかい? あれは確かに……それ以外の本は壊れてしまって廃棄していたのかも」&br;「黒パンなら僕にも作れそうだ、それにしてもグラント…さんはヴァルク兄さんと仲良くなったんだね」&br;まただ。また呼び方を言い淀んでしまった。気まずい。彼と距離があるとアピールするような悪意はないのに。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-09 (金) 23:20:32};
---レイモンド。(視線を下げて)お前が迷惑なら、俺は孤児院を出る。&br;お前を殺そうとしていたのは間違いない。それなのに楽しい時間を過ごしている俺がおかしいのかも知れない。 -- [[グラント>OSP/0014]] &new{2025-05-09 (金) 23:22:21};
---&color(#000099){「それは違うっ!」&br;思わず声を張り上げてしまい、さらに冷たくなった空気を感じながら、僕は。&br;「僕は……僕の母さんのことについて君が知っていないか、ずっと気になっているだけなんだ…」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-09 (金) 23:23:23};
---お前の母は。(視線を上げて相手の目を真っ直ぐに見て)生きている。吸血鬼を恐れ、心に傷が残ってはいるが。&br;今もどこかの街で生きているはずだ。それ以上、知らなくて……すまない。 -- [[グラント>OSP/0014]] &new{2025-05-09 (金) 23:24:29};
---&color(#000099){「そっか………なら、父は」&br;「僕の父はどんな存在だったの……?」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-09 (金) 23:25:22};
---お前の父は……メガロシャフトは。(唇を噛むように表情を歪めて)&br;手足の数の整合性すらついていない、お前に似ても似つかない異形だったよ。 -- [[グラント>OSP/0014]] &new{2025-05-09 (金) 23:26:26};
---&color(#000099){「嘘が下手だな……」&br;「グラント兄さんは」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-09 (金) 23:27:15};
---………悪い。(そのままくしゃりと笑って)&br;ああ、そうだ。この前、フェリに竹の水筒を作ったぞ。ワ=タは絵本を読み聞かせたら、眠ったし…&br;トゥールには、リュートを弾き語りして見せた。評判は良くなかったが…… -- [[グラント>OSP/0014]] &new{2025-05-09 (金) 23:29:27};
---&color(#000099){「そうなのかい? グラント兄さんがリュートを弾けるなんて……今度聴かせてもらってもいいかい?」&br;僕は大丈夫だ。この新しい兄と一緒に、一つの目的のために歩んでいける。そんな気がした。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-09 (金) 23:30:26};
---もちろんだ、なんなら今すぐにでも。(空間魔術でリュートを取り出して)&br;この曲は少し前奏が長いぞ……(演奏を始める、去年読んだ傑作教本『リュートの純情』を読んで練習を重ねた成果だ) -- [[グラント>OSP/0014]] &new{2025-05-09 (金) 23:31:53};
---&color(#000099){目を瞑って音楽に聞き入る。彼の人生で、音楽とどういう関わりがあったのか。それは知らないけれど。&br;とても美しい音色だ。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-09 (金) 23:32:55};
---''君と初めて会ったあの日 僕達は初対面だったけれど&br;一人よりも二人でいたほうが 人数が多いね'' -- [[グラント>OSP/0014]] &new{2025-05-09 (金) 23:34:22};
---&color(#000099){うん? 何聴かされてるの今?&br;さっきまでの感動的な流れからなんで味のないガムみたいな歌詞が出てくるの?}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-09 (金) 23:35:01};
---''君との距離 離れるほど 距離を感じてしまうよ&br;なら、走ってごらん きっと歩くより早いから───''&br;(満足気に演奏を終えてレイモンドを見る)どうだ? 俺の歌は! -- [[グラント>OSP/0014]] &new{2025-05-09 (金) 23:36:53};
---&color(#000099){「……まぁいいや、グラント。今度僕の店を手伝ってみない?」&br;「人手が足りてないんだ、君ならきっと上手くやれるさ」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-09 (金) 23:37:55};
---さっきまで兄さんってつけて呼んでくれてなかった!?&br;なぁレイモンド……!! 俺の歌の何が悪い!? 直せるところなら直すからさ!!&br;もう一度グラント兄さんって呼んでくれよ!! -- [[グラント>OSP/0014]] &new{2025-05-09 (金) 23:38:42};
---&color(#000099){笑いながら、僕達は開店準備をした。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-09 (金) 23:39:35};
-おーうレイモンド〜〜〜〜〜(声の前にまず目に入るのは簡易に組み立てられた足場、幾本もの木が器用に組まれて天井近くまで伸びている)&br;(そしてそこから盛大にはみ出ている横になった巨漢が天井に向かって漆喰を塗る作業をしているようだ)&br;そこらに転がってる漆喰乗せたコテどれかこっちに投げてくれ(指先でクイクイと示した先には白い漆喰が乗ったコテが幾つも置かれている)&br;おっそうだ、お前の家族に関する悩みはこの漆喰ぐらいには綺麗になったか?(保水力を高める麻や藁が練り込まれた漆喰はほんの僅か黄みがかっている) -- [[ゲルベル>OSP/0010]] &new{2025-05-07 (水) 22:22:20};
--&color(#000099){「わかったよ、ゲルベル兄さん」&br;コテを投げる。本当は危ないのだけれど。僕はゲルベル兄さんといっしょにいると大胆で少し雑だ。&br;「それは例え話として適切かい? まぁ……父のことはもういいよ」&br;「……グラント……さんに、母のことを聞く勇気が出てこない」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-07 (水) 22:26:22};
---おっし(男同士なのもあって多少の危険を雑に片付ける、投げ渡されたコテを受け取れば天井を補強し始める…近くで見ると僅かに黄色いが遠目に見ると白く綺麗な塗装が広がり)&br;ヘッヘッヘ、素人作業にしちゃ十分綺麗な漆喰だと思うぜ。いや適切かと言われれば…天井の化粧とか…補強とか…んーーーー&br;うっし(言葉一つで誤魔化そうとする)そういうもんかね(父親に関して流す様にそれだけ返して)&br;なんでだ?いやまあ理由はあれだろ愛されていたかどうかが怖いとかそういうの、ただお前自身の土台はもうここにあんじゃねえか&br;絶賛俺等が修理中のここがよ(軽い調子だ、この男にとって血の繋がった両親はさして意味が無いのかも知れない) -- [[ゲルベル>OSP/0010]] &new{2025-05-07 (水) 22:37:39};
---&color(#000099){「そうだね、素敵な漆喰だ。孤児院の隙間風も減る。ネズミだって今まで以上に歯磨きに勤しむはずさ」&br;「ただ……そうだなぁ…どうやら僕はマザーコンプレックスとエディプスコンプレックスを拗らせていたらしい」&br;バケツに井戸水を注いだ。ゲルベル兄さんが手を洗うのに必要になる。&br;「今思うと幼稚だ。そのへんを振り切ってないのは年少組でも珍しい。僕の弱みだね」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-07 (水) 22:49:03};
---そうそう鼠も出来りゃあ二度と屋根裏に入れないように鼠返しを柱に設置していかねえとな…奴らも馬鹿じゃねえから住めねえと分かれば出てくからよ&br;(済から済まで白く染め上げれば降りてくる、屋根と天井の漆喰で雨漏りの危機は一先ず去った事だろう)&br;おっサンキュ(用意して貰ったバケツで手を洗う、仰向けに作業をしていたせいか鼻先に白く漆喰が付いていた)&br;おいおい聖騎士のおとぎ話でも自分の父祖の聖者の名を語るようにそういう価値観ってえ話で幼稚もクソもねえよ&br;ただビビんなって話だ、一人前の男になったんだから片付けられる問題として向き合えって(年長として諭すような口調で)&br;まあお前の親父を蘇らせる為の生贄として預けました…とかなら俺が代わりにエルボーくれてやってもいいが… -- [[ゲルベル>OSP/0010]] &new{2025-05-07 (水) 23:03:47};
---&color(#000099){「鼠返しか……設置できるのかい? 相変わらず器用だね」&br;ここは僕がパン以外の知識と技術がイマイチすぎるのかも知れない。なんならパワー型だ。&br;「鼻にもついているよ、最近孤児院に住み着いた猫の柄みたいだ」&br;その話を聞けば、キョトンとした表情の後に思わず吹き出してしまって。&br;「エルボーって……!」&br;可笑しい。向き合うように言った直後に人の親にエルボーの話をするか? 笑いが止まらなかった。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-07 (水) 23:20:58};
---シンプルな奴だよこう(手を扇形にして)木の板を加工して設置するだけだからな、北方を旅してた頃はそういう建築を結構見てな&br;(赤のオーロラという伝説を確かめようと旅していた頃覚えたのだという、そういった寒い土地ではねずみが優先的に建物に逃げ込むからだ)&br;いけねえ、ハンサムな俺に可愛さまで加わっちまったら両手じゃ足りなくなっちまうしな?(二チャッとした笑顔で鼻を洗う)&br;しかし猫か…セレーネが飼いてえっつってたな(手元の布で拭い)ヘッ人の家族に舐めた真似言ったら拳で行くのが俺流よ&br;まあそういう訳で俺が後ろに居るから安心しとけって話、もう少し危険度の低い頼りがいが欲しけりゃダリウスやトゥールに相談してもいいんだ(危険度の低い頼りがいとは)&br;それに解決策がなくても既知である事で納得は出来るようになるもんだよ(先達としての言葉だ、この男でも解決出来なかった事は多々あったのだろう) -- [[ゲルベル>OSP/0010]] &new{2025-05-07 (水) 23:36:37};
---&color(#000099){「木の板を加工とさらっと言える人は器用と言われても仕方ないよ?」&br;なんなら僕は毎日使っている麺棒ですら自作はできないだろう。僕の技術はパンに全振りすぎる。&br;「大丈夫だよゲルベル兄さん……その心配はしなくていいから…大丈夫だから…大丈夫……」&br;執拗な大丈夫をぶつけておいて、猫の話を思いだす。特徴的なブチ猫だった。&br;「ゲルベル兄さん……」&br;そうだ。僕は知らなかった感情を揺さぶられてこの前泣いてしまったのかも知れない。&br;自分は強くあろうとは思わないけれど。脆いままではいられない気もしていた。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-07 (水) 23:43:34};
---おいおい馬鹿言っちゃいけねえよ、馬鹿言っちゃ、馬鹿…ば…ば…(井戸水とは比べ物にならない冷たい水を浴びたような顔でレイモンドを見る義兄)&br;それにまあーなんだ、俺が言うのもなんだけどよ。誰が父で誰が母か分かるのは例えどんな人物であれ礎になるもんだ&br;そうはならないように、もしくは強い体を与えてくれたと思えるように。指針になるのはそれだけで血の繋がりの意味はあるんだろうさ&br;(それはこの男にしては珍しい慰めの言葉だ、先程の動揺は抜きにして人間的な弱みというのが欠如しがちだから)&br;(だからそれは弟への優しい気遣いで)よーし、じゃあ足場片付けるかあ(そうして足場を解体していく、この話は一旦おしまいという意味も込めて) -- [[ゲルベル>OSP/0010]] &new{2025-05-07 (水) 23:56:33};
---&color(#000099){「そ、そこまでショックだった……!?」&br;さすがに自分も声が震えた。&br;「……うん……そうだといいな」&br;空を見上げた。曇り空から、僅かに光が漏れている。明日は晴れるのだろう。憂鬱な青空に。&br;「うん、手伝うよ兄さん」&br;そう言って足場を二人で解体していく。&br;僕達は孤児院のパワー平均を二人で跳ね上げているのだから、こういうことは得意なのだった。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-08 (木) 00:09:58};
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-お前は。(その声はパン屋に突然響いた)パンを作って売っているのか。&br;(その言葉を店を開ける直前のレイモンドにかけたのは、同年代の少年) -- [[グラント>OSP/0014]] &new{2025-05-05 (月) 20:17:01};
--&color(#000099){看板を出そうと外に出た瞬間、声が聞こえてきた。&br;ふと、視線を向けた瞬間。全身の神経が自らの命の危機を全力で知らせてきた。&br;間違いない、シャッタードグラスだ。左目は……}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-05 (月) 20:18:08};
---(人通りも気にせず、刀剣を振り上げて) -- [[グラント>OSP/0014]] &new{2025-05-05 (月) 20:18:48};
---&color(#000099){「うわぁ!!」&br;悲鳴を上げて飛び退くように回避した。会話どころじゃない!!&br;この人の殺意は、僕の人生で受けた悪意の総量を一人で凌駕している!!&br;「や、やめ……」&br;彼が来たらパン屋の中で話し合う。そんなことをイメージしていた。&br;でも、そのプランは放棄せざるを得ない。僕は逃げ出した。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-05 (月) 20:20:25};
---(振り下ろした刃は中空を斬り)&br;さすがに。(逃げ出すターゲットを追いかけて)素早いな。&br;(確認した、彼の指輪は魔道具スカルヴァートの意思だ。間違いない、ヤツがメガロシャフトの子) -- [[グラント>OSP/0014]] &new{2025-05-05 (月) 20:22:08};
---&color(#000099){逃げる。逃げ場所、どこへ? 騎士団の詰め所? ダメだ、そこでは僕は安心できない。&br;僕はみんなを巻き込む行為だと知っていながら。安息を求めて孤児院へ逃げ出していた。&br;&br;夕闇を掘るように、どこまでも。&br;&br;空は鴇色が黒に飲まれ、爛々と輝く星が見下ろしてきていた。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-05 (月) 20:24:10};
---この先は…孤児院……?(訝しがりながらターゲットを追跡する)&br;(その先に待つのが神の家であろうと、断頭台だろうと関係はない。俺は───) -- [[グラント>OSP/0014]] &new{2025-05-05 (月) 20:25:26};
---''月はなく、そして[[星は空高く>OSP/レイモンド個人イベント『星は空高く』]]。彼らの運命の歯車はどこで。何が。'' --  &new{2025-05-05 (月) 20:26:38};
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-ここが君の…いいね。それじゃ一つ、チョコクロワッサンをいただけるかな(ベイクに訪れパンを注文する男。のち)&br; ……ところで、レイモンドに教えておきたいことがある(と声を潜めて言う。辺りを確認し、他に客が居ないことを確かめ -- [[ヴァルク>OSP/0011]] &new{2025-05-04 (日) 21:25:22};
--&color(#000099){ヴァルク兄さんがやってきた。チョコクロワッサンは良い、良い香りのチョコレートを仕入れたばかりだ。&br;「僕に教えておきたいこと? なんだろう」&br;本当に価値のあるものがそうであるように。声を小さくさせた彼に近づく。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-04 (日) 21:29:15};
---ずっと文字を追ったり書いていたりするとね、甘いものが欲しくなるんだ。その点、君のパンなら紅茶にも合うだろう(と、微笑んでいたが)&br; …どうにもね、街にダンピールの少年を追ってるハンターが居たんだ。気をつけた方がいい。それと…うん、やっぱり…ここに居る間が危険だよなぁ…。&br; (ベイクをまた見回しぼやくように。当たり前ではあるが、客商売である以上人は拒めない。彼が常駐して動けないのも問題だ)…この店、裏口は? -- [[ヴァルク>OSP/0011]] &new{2025-05-04 (日) 21:40:55};
---&color(#000099){「嬉しいよ、ヴァルク兄さん。チョコレートと紅茶。それも良い」&br;チョコクロワッサンを紙で包む手が止まる。&br;「……シャッタードグラスのハンターの話かい? うん……ゲルベル兄さんに聞いた」&br;「裏口はあるよ、オレンジ通り二番側に出る」&br;視線を向ける。しかし、逃げていいのだろうか。僕の父は大勢を殺し、穢したはずなのに。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-04 (日) 21:48:36};
---流石はゲルベル兄さん、その手の業界の事は耳聡い。俺は書類上でしか見たことがないけどね。そう、そのシャッタードグラスだ(ふう、とため息をつき)&br; …彼の決意は固いように見えた。何よりも…悪いニュースがもう一つあってね。偶然その場に、リーチェル商会のやり手秘書が居たんだ。しかも彼に協力を申し出ていた。&br; (彼の視線を追う。あるならば少しは安心だ。だが…その視線に僅かながら迷いを見て取ったような気がして)…彼は、左目の虹彩が割れた硝子のようになっていた。&br; 君の視力なら遠くからでも判別できるかもしれない。もし、ここにやってくる者にそんな目の者がいれば…直に逃げるんだ。いいね?(言い含める。何に迷いがあるかは分からないが…危険すぎる) -- [[ヴァルク>OSP/0011]] &new{2025-05-04 (日) 21:58:47};
---&color(#000099){シャッタードグラス。あれから噂を聞いた。この街に来ている凄腕のハンターだと。そして。&br;「彼は僕の父を討伐しています」&br;そのことが僕と彼の間に引力を生んでいるように感じていた。&br;「僕の父は厄災メガロシャフトだ。でも、僕は災いじゃあない。そのことを…なんとかして彼に伝えることができたら…」&br;リーチェル商会。シャッタードグラス。メガロシャフト。……傷一つない、星。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-04 (日) 22:04:26};
---(軽く目を見開いた。レイモンドの父を?しかも、その名はかなりの大物だ。彼の決意の固さが、腑に落ちて)……それは、俺自身とても良くわかってる。&br; けれど……彼がそのことを聞き入れてくれるかどうか……危険な、とても危険な賭けになってしまう(複雑な心情を覚える。彼の意思を尊重したい。けれど何よりも命を大事にして欲しい)&br; (思考する。広場での事を。彼の言葉を思い起こす)………それならば、街で遭遇してしまうよりは…むしろ、ここで彼と話す方がいいかもしれない(苦々しい声で、そう言う)&br; 彼は、街の平和を気にしていた。ここは…良い所だよ。静かで穏やかで、温かい小麦の香りに満ちている。そんな場所を作ったのが君だと示せれば、もしかすれば…。&br; (もし叶うならば、その点では孤児院で話すのが一番良い。何かあれば家族で彼を守ってやれるし、皆の言葉を彼に聞かせる事もできる。しかし、上手く行かない場合…レイモンドの逃げ場は完全に無くなる) -- [[ヴァルク>OSP/0011]] &new{2025-05-04 (日) 22:21:49};
---&color(#000099){「いつまでも逃げられない。ここは僕の街だ。……僕の店だ」&br;表情を歪めてその言葉をなんとか形にした。&br;「この世界に傷一つない星なんてあるのかな……そして、傷がたくさんついてしまった星に価値はもうないのかな…」&br;抽象的で、なんの必要性もない。それでもその言葉に力を入れて口にする。&br;「僕、彼と話し合うよ。ヴァルク兄さんが僕を案じてくれているのはわかるし、嬉しいよ」&br;「でも、僕は僕だ。ファミリーネームこそないけど、レイモンドという一つの意思なんだ」&br;理解してほしい。それが父祖を殺した相手でも。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-04 (日) 22:29:21};
---(彼の歪んだ表情に…けれど、それに、彼の意思の強さを感じて…首を振る。彼の身を案じるよりも、彼の思いを支えたいと)&br; 傷の無い星は…あるかもしれない。傷のついた星も…またあるだろう。けれど、それに価値が無いなんてことはないよ(何の事かは分からない、でも)&br; 価値とは相対的なものだ。誰かにとって価値が無くとも、誰かにとっては価値がある。なら…その傷だってまた、誰かに取っては、価値となる。&br; (そんな事をつぶやきながら、レイモンドの言葉を聞く。ああ、と思う。守るべき義弟と思っていたけれど、彼はこんなにも強かったかと。なら)&br; …分かった。もう止めないよ。君の思いをあの子にきちんと伝えて…分かってもらうといい。上手く行くことを祈ってる(口元を結び眼鏡を直し、こくり、と一つ強く頷き)&br; ただ…もうどうしようもないとなったら、人を呼ぶなりするんだよ(それでも、心配性の自分が言葉を漏らす。俺は、まだ弱いな、なんて心の内で自嘲して)&br; …さて、それじゃ会計を済ませようか?悪いけど、結構腹がぺこぺこでね。その意味じゃここの香りは暴力的に腹に悪い(なんて、冗談めいて言い、銅貨二枚を支払う) -- [[ヴァルク>OSP/0011]] &new{2025-05-04 (日) 22:53:40};
---&color(#000099){「僕は屑星かも知れない。でも、みんなの手を借りてこの店を作った」&br;「それだけは無価値じゃないと、信じるよ」&br;ただ、わかってもらう前に刺される可能性だってある。彼の言う通り──危険なんだ。&br;「…毎度ありがとうございます」&br;クス、と笑って銅貨を受け取った。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-04 (日) 23:02:10};
---…うん、その通りだ。そうじゃなくとも君には価値がある。少なくとも俺にとって…家族にとってはね。相対的に。&br; (パンを受けとって、笑顔で言いつつ店を後にする。レイモンドの煌めくような果敢な試みが、上手くいくことを心より願って)&br; そうでなくとも…上手いパン屋があるのは助かる。単純に、ね(ひらりと手を振って男は去っていった) -- [[ヴァルク>OSP/0011]] &new{2025-05-04 (日) 23:17:49};
---&color(#000099){そう言ってくれる人がいるのに。死んでなんかいられない。強く想った。&br;「ありがとう、またねヴァルク兄さん」&br;そう言って彼を見送れば、次の来客。思索に耽るのはもっと後になりそうだ。&br;&br;星は空高く。月はクロワッサンのように形を変えていた。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-04 (日) 23:26:41};
-おっそうだ(それは本当に何気ない日の一幕、男は食堂で休憩がてら古くなり硬くなりすぎた干し肉を指で摘んで引き裂いている)&br;(バキバキとメキメキという通常の干し肉からは響かない音をさせながら一本一本子供でもしゃぶりながら齧れる細さに仕立てて)&br;吸血鬼の血が混じってるだけでも許さねえ類のクソ真面目なハンターが今町に居るから気を付けとけよ、どうもクソ強い吸血鬼の子供がこの町に居るらしいや&br;(食うか?と一本差し出す、細く千切っている為レイモンドでなくとも気軽に噛み千切れる柔らかさになっている) -- [[ゲルベル>OSP/0010]] &new{2025-05-03 (土) 22:17:23};
--&color(#000099){僕は食堂でリストを見ている。小麦粉の流通ルート。新規開拓を狙っている。&br;ゲルベル兄さんが干し肉を裂く音。外では年少組が無邪気に遊んでいる声。&br;そして。&br;「……ハンター? 吸血鬼の?」&br;続く言葉に狼狽を隠しきれず、差し出された細い干し肉の一片に手を伸ばすこともしない。&br;「それは……僕、なのかな…僕の父が強大な吸血鬼? 冗談じゃない、僕は」&br;言葉に詰まる。何を言えばいい。何故言い訳を口にする。思考に渦。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-03 (土) 22:27:48};
---(受け取られなければその一本を自分の口に、ニギニギと噛みながら引き裂いていく作業を続けていく)&br;僕は吸血鬼の様には生きてないか?だろうよ、そいつは俺がよーく知ってるから特に悩みとして抱えとく必要はねえぜ&br;それにお前かどうかも分からねえしな?まああいつが言ってた時期的に凄いドンピシャかしらと思ったけど&br;(メリメリという音を響かせながら実に淡々とした様子、まるで蜂が出たから気をつけようねぐらいの言葉で)&br;とはいえ暫定でお前の親父の名前は分かったぜ、メガロシャフトっていう有名所だ。もう死んでる。&br;(血の繋がりを尊ばない実にこの男らしい気楽さで告げる…もしくは、この地こそがお前の家族だろうとでも言うように) -- [[ゲルベル>OSP/0010]] &new{2025-05-03 (土) 22:41:23};
---&color(#000099){彼の言葉を受け取るので精一杯だ。僕はいつか出生の秘密が明らかになるのか、と薄く考えていた。&br;でもそれが今日なのか? それが今なのか?&br;「もう……死んでる…?」&br;心の中で、父親は死んでいて欲しいと思っていた。そして母親に再会したいとも。&br;父の死を知って気付く。それはただのエディプスコンプレックスだと。&br;父が到底わかりあえない邪悪な存在だとわかっている。はずなのに。&br;僕は涙を止めることができなかった。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-03 (土) 23:05:02};
---(涙する義弟に対してこちらは気にする様子が一切無い、共感性が欠如気味ではあるのだ)&br;(ある意味では余程この男の方がそれらの闇の種族に近しい精神構造をしている…もしくはそれらよりも乾いているかも知れない)&br;(ただ心が無い訳ではない…その涙が僅かに引いた頃合いを見計らい男は作業しながら口を開く)&br;レイモンドが親父がどういう奴だったかは聞きてえなら止めはしねえよ、メガロシャフトを殺した奴がそのハンターだからな&br;シャッタードグラスってこいつもまた有名所のハンターよ、こういう稼業をしてりゃ時折聞く程度には名が知れてる&br;まああんまりオススメはしねえが…考え改める程度の真面目さはありそうだったが危ねえは危ねえよ -- [[ゲルベル>OSP/0010]] &new{2025-05-03 (土) 23:25:37};
---&color(#000099){シャッタードグラスというハンターが。僕の父である吸血鬼を殺し。そして僕の命も狙っている。&br;これは因果なのかも知れない。でも、僕はそれに絡め取られるわけにはいかない。&br;「僕は……」&br;涙を拭う。何度も何度も。涙を拭って前を向く。&br;「殺されるわけにはいかない。パン屋を、みんなを放りだすわけにはいかないんだ。父は…」&br;「報いを受けた、それで十分だ。今の僕には関係ない…っ」&br;強がりを言った。精一杯の強がりを。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-03 (土) 23:30:02};
---(チッチッチッと男の舌が鳴る、まるでこちらに注意を引かせるように)良く言った、お前は男だレイモンド&br;それに生臭え話をするが両親の褥なんてのは大体一晩の話よ、そこに加えて腹ん中に居るのは一年程度のモンだ&br;だがお前はここで十何年と生きて今孤児院の為に生きようとしてんだ、血の繋がりは濃いもんだが此処は劣るもんじゃねえよ、それでいい&br;ただハンターにだけは気を付けろよ?俺も吸血鬼狩りとは何度か肩を並べた事はあるがあのレベルはそうそう居ねえ&br;(それはつまりこの男も吸血鬼を狩った事がある事を語っていた、ある種レイモンドの仲間を。ただやはり飄々と語る、お前の家はここであろうと示すように)&br;もしも会っちまったら逃げてもいいが…そうさな、孤児院の建て直しが大変だから後にしろ!って開幕叫んでみな、多分一瞬止まる(妙な憶測を男は語る) -- [[ゲルベル>OSP/0010]] &new{2025-05-03 (土) 23:43:27};
---&color(#000099){そうだ。僕には仲間がいる。同じ孤児院のために今も走り続ける、孤児院の仲間が。&br;「……すまない、見苦しい姿を見せた」&br;冷静を装ってまだ赤い目を隠すように視線を落とす。&br;「強いんだね、シャッタードグラスは……でも」&br;彼のアドバイスで間違っていたことはあまり思い出せない。それこそ、女性関係のノウハウくらいだ。&br;「わかった、やってみるよ。それで命が助かるなら尚更だ」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-03 (土) 23:50:24};
---ああ?涙も流さないで一人前になった男が居るかよ、俺だって殴り合いで負けたその日は喜んだ後に悔しくて泣いたモンよ&br;(へっと一つ笑いながら引き千切りきった干し肉を小瓶に挿しておやつとしてテーブルの真ん中に置いておく)&br;(無論男が泣いたのはそれだけではない、口説ける!と思った女性のビンタを盛大に喰らい泣いた姿をレイモンドは何度も見ている)&br;んでまあ俺が近くに居たら足止めはしてやるしそうでなくとも足が止まったなら何とか説得しな&br;(シャッタードグラスが片目を抑えていた事を思い返す、恐らく奪われたか何かを吸血鬼にされたのだろうと考えるも…)&br;ま、お前の誠実さならなんとかならぁよ(そう言うと男は手をパンパンと叩いて立ち去っていった) -- [[ゲルベル>OSP/0010]] &new{2025-05-03 (土) 23:57:30};
---&color(#000099){「殴り合いで負けて一度は喜ぶというのがもうわからないよ…」&br;顔を歪めて笑って。そうだ、ゲルベル兄さんは。僕のために言ってくれたんだ。だから、立ち止まっている暇なんてない。&br;「説得……できるなら、したい。彼が僕を邪悪なデミだと思っているなら、誤解を解きたいんだ」&br;去っていく彼を見送り、なんとなく干し肉を口に運んだ。&br;&br;塩気が口の中に広がった。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-04 (日) 00:03:52};
-(寝不足気味な様子を見て)レイモンドにぃには夜更かしは得意なの?(あんまりそうは見えない様子) -- [[フェリ>OSP/0006]] &new{2025-05-02 (金) 20:49:18};
--&color(#000099){「夜ふかしは得意だよ、朝は苦手だけれどね……ただ」&br;「最近、忙しくてズルズル眠る時間が減っているのは確かかな……」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-02 (金) 20:56:03};
---そっか、フェリはいつも朝のレイモンドにぃにを見てるから眠そうなんだね&br;忙しいの?お店が忙しいのはいい事だよねっフェリにも手伝える事ある?(わくわくした様子) -- [[フェリ>OSP/0006]] &new{2025-05-02 (金) 21:05:56};
---&color(#000099){いつもなら朝前に眠って昼頃に起きてきているのだから。だからといって皆に眠そうな顔を見せ続けるのは良くない。&br;「そうだな……今度、何人か手伝ってもらって広場で試食会をしようと思っているから、その時に一緒にいてくれると嬉しいな」&br;一人でチラシを配っていると、汚れ血がなにか企んでいると言いがかりをつけられることがある。&br;彼らは、何故か僕が一般的な人間種と一緒にいると大人しい。不思議なものだ。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-02 (金) 21:14:35};
---試食会!?面白そう!(いくーっと喜んでる、完全に遊びに行くノリだ)&br;(たのしみーと喜んでるが)・・・レイモンドにぃに、ちゃんとおやすみ出来てる?少し元気ない?(何事か考えている様子を見てそんな風に言ったり) -- [[フェリ>OSP/0006]] &new{2025-05-02 (金) 21:18:58};
---&color(#000099){「ふふ、フェリがいてくれると心強いよ、よろしくね」&br;「ああ、いや……街の人と仲良くなる方法を考えていて……」&br;それはある意味で間違いではない。そして、誤魔化しの言葉ではあった。差別的な人々は悩みのタネだ。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-02 (金) 21:21:35};
---(フェリはそもそもあまり街に出ない、出る時はトゥールなどの顔なじみと会う為だったりで付き添いもなしに市場に行ったりご近所付き合いなどをした事はない・・・だからだろう、レイモンドの悩みは伝わらなかったようだ)&br;・・・? 大丈夫だよっきっと街の人はみんな人見知りなんだね、レイモンドにぃにのパンが美味しいって分かればきっと仲良くしてくれるよ&br;(そこでハッとして)そっか、それで試食会するんだね?じゃぁフェリがいっぱい美味しいって言ってあげる!(サクラ宣言) -- [[フェリ>OSP/0006]] &new{2025-05-02 (金) 21:28:46};
---&color(#000099){「フェリは優しいね。僕は、いろんな人がフェリみたいに優しい言葉を持っていればいいと時々思うよ」&br;「はは、フェリには年が近い子たちにもチラシを配ってもらおうと思っているんだけれど? もちろん、パンを食べてもいいけれどね」&br;彼女を見ていれば。先々の不安をすぐに表情に出す自分のなんとちっぽけなことかがわかる。自分は年上だ、臆病な墓場ネズミではない。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-02 (金) 21:34:27};
---え?(チラシ?ときょとんとして)う、うん!フェリいっぱい配るからねっ(大丈夫!つまみ食いしないよっと!焦ってる)&br;大丈夫、お手伝いだもんね。フェリちゃんと頑張るから!(それじゃぁねっと手を振ると薬草園の方へ駆けて行った) -- [[フェリ>OSP/0006]] &new{2025-05-02 (金) 21:42:18};
---&color(#000099){「ふふ、次の試食会にはフェリの分のパンも用意しておくよ。フェリが美味しいと言う表情は、どんな宣伝にも勝るだろうからね」&br;「またね、フェリ」&br;彼女を見送って、自分にできることを考えた。彼女のためにも、自分の店のためにも。みんなのためにも。&br;&br;できることをしていく。それも良い手を打つ。気合を入れて自分の部屋に向かった。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-02 (金) 21:44:44};
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-(遡ること一週ほど レイモンドのパン屋の開店記念にトゥールは盛大な花を送り、新店舗の立ち上げを祝ったのだ)&br;(それは無論、新しい店が出来たことを通りに示すアピールでもあった 暫くの間は花が枯れぬよう毎日世話をしに来ていた 本来こういうやり方はしないのだが)&br;(とはいえそれも今日で最後、の日の夕方に最後の花の世話を終えたトゥールが店に入ってくる)焼きたてを包んでおくれ、レイ(自身は一仕事を終え帰る間近 レイモンドはこれからが仕事という時間帯) -- [[トゥール>OSP/0002]] &new{2025-05-01 (木) 21:59:51};
--&color(#000099){僕には似合わないかも知れないけれど、恭しく一礼をした。もちろん、ジョークの一環として。&br;「ありがとう、トゥール姉さん。最近はゲルベル兄さんのアドバイスでね、こまめにパンを焼くようにしているから」&br;言葉の切れ目に焼き立てがあるんだ、という部分を。パンの包み紙に一緒に包んで。&br;「ここから盛り上げていけたらいいと思っているよ、姉さんが用意してくれた花に負けないようにね」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-01 (木) 22:03:08};
---(ジョークではあれ、恭しい一礼に微笑みを浮かべた)一つ大人になったような感じじゃないか(大人にならざるを得ない危機。それでも弟妹の成長は嬉しいものだ)&br;夕方や夜中にあったかいパンが食べられるなんて、そうあることじゃない。罪の味だね(暗に太りそうだ、なんてらしくなく冗談めかす)&br;その意気さね。祝砲になる花は掲げた。口コミは少しずつ伝っていく。時間はかかるかも知れないけど、ちっとずつ良くなるはず(包まれたパンを受け取る その熱にほぅ、と息を吐いた)&br;……時に、だけど。このあたり、ちょいと良くない噂を聞いた気がするんだけど。立ち退きがあったとかどうとか(それはすなわち治安の悪さを懸念してのこと) -- [[トゥール>OSP/0002]] &new{2025-05-01 (木) 22:13:34};
---&color(#000099){「そうかな? そうだといいな……背伸びをしても、転ばないようにならないと」&br;肩を竦めてみせた。パンを食べて太った、と言われても八割のパン屋は“ああ、うちのパンは美味しかったんだな”と思うだろう。&br;残り二割は悲観的で、それを文句だと受け取るパン屋。海賊の隠し財産がそうであるように、そんなパン屋が実在するかはわからない。&br;「みんなの力とアイディアが集まって、少しずつ良い店になる。そういうのも悪くない」&br;彼女の言葉にニュースペーパーを差し出す。&br;「当時の記事だ、新進気鋭のマフィア『リゾーマタ』がこの店の前の借り手を追い出したんだ」&br;「みかじめ料を求められ、連日の嫌がらせに店主は精神的に追い詰められた、とも。今は僕の店には何も言って来ないけれどね」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-01 (木) 22:20:07};
---ま、転びそうになったらいつものように皆を頼るといいさ。あたし達の良いところは家族が多い所だからね(タバコをふかす仕草 持っていなくてもやめられない)&br;太るぐらいの味のほうがいいだろうさ。それだけ繁盛してるってことだからね。そういう店は店主も太るのかね?(味見で太る店主など ましてレイモンドがそんな太るとは、と)&br;孤児院総出でサポートするパン屋、てのは大げさかもだけど。実際皆期待してるもんさ、話ぐらい聞いてやりな(小さな積み重ねが店をより良くするだろうと)&br;(レイモンドの差し出したニュースペーパーの見出しに難しい顔をする)マフィア、ね(連中は金になるならろくでもないことだってやる)&br;(今はまだ、というのは幸いではあるが)なんかあったらあたしにいいな。ゲル兄でもいい。(レイモンドの自主性を尊重したいが、それで事が収まらないなら……) -- [[トゥール>OSP/0002]] &new{2025-05-01 (木) 22:48:39};
---&color(#000099){「そうだね。それがいい。この難局を乗り越えるには、みんなの力が必要だ」&br;言われて腹を触った。そしてどう思う? という風に指を擦って見せて。&br;「実は開店前は少し太ったんだ、味見の回数が増えてね? そしてオープンしたら痩せた、気苦労が絶えなかったんだ」&br;期待。その言葉はきっと白パンのように膨らんでいくものだ。僕はそれを美味しく調理したい。今よりもずっとずっと、&ruby(・・・・){美味しい};店を作る。&br;「うん、僕は荒事には不慣れだから。そこは人を頼らないとどうしようもないね……」&br;今、僕の店は。悪評ひとつで沈みそうな船だ。だからこそ、慎重に振る舞いたい。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-01 (木) 22:55:30};
---くくっ、レイが太るなんて想像できないね。もう少し軌道に乗って太る様を拝んでみたいもんだ&br;ヴァルクが良い経営の案を持ってたりしないかね。……そういうのは焦り過ぎかね(できたての店に経営論を持ち込むも何もないか?と唸る)&br;誰もが戦えなきゃいけないわけでもない。あんたはあんたの思うようにやりな。それを助けるだけの人間はいる 孤児達だけじゃなく、町の皆もね&br;……まぁ、町の方方で噂話ぐらいは聞いとくか。マフィアにしろ、あんたの店にしろ。&br;んじゃ、明日の朝には花は回収にくるよ。これ以上は押し花にするのも限界だろうしね。店頑張んな(と、受け取ったパンが冷めないよう足早に駆けていった) -- [[トゥール>OSP/0002]] &new{2025-05-01 (木) 23:12:59};
---&color(#000099){「僕は創作物に出てくるパン屋が太ったおじさんであるケースが多いことに気付いたんだ。そして…それは正しい“現象”らしい」&br;大げさな言葉遣いで笑っていると、ヴァルク兄さんの名前が出た。今でも頼り切りだけれど。&br;ヴァルク兄さんにはチラシのデザインでも相談したいと思っていた。やはり、まだまだ助力を求めることになるだろう。&br;「トゥール姉さん、ありがとう。感謝しているよ、とても」&br;そう言って彼女が去った後に考える。&br;厄介事というのは、決してドアをノックして悠長に挨拶などしてはくれないのだ。&br;&br;そして、僕はそれを実感することになった。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-01 (木) 23:17:59};
-(夕方、開店直後のタイミングにパン屋を訪れる小さな客)レイモンド兄ーっ、パンはあるですかっ?&br;お給金が入ったのと早めに上がれたのでパンを買いにきたのですっ! -- [[サキ>OSP/0003]] &new{2025-05-01 (木) 21:26:06};
--&color(#000099){夕方、まだ焼成したパンの香りが漂う店にやってきたのは小さなお客さん。&br;「サキ。もちろんあるよ、買いに来てくれたのは嬉しいな……すごく」&br;店内にはまだほのかに熱を持ったパン。客足も悪くはない。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-01 (木) 21:32:29};
---おぉー、よりどりみどりなのです!でもでも、僕のお腹に全部は入らないので…2個が限界なのです…&br;(食欲をそそる匂いに、究極の選択を迫られているような顔でどれにしようか迷っている)&br;どれも焼きたてなのです…となれば、どれがおすすめかレイモンド兄の意見を聞きたいのですっ -- [[サキ>OSP/0003]] &new{2025-05-01 (木) 21:39:42};
---&color(#000099){サキは最近、よく頑張っている。その賃金で僕のパンを買いに来てくれたのなら。&br;僕の表情は言わずと知れている。&br;「甘いパンと塩気のあるパンの組み合わせはどうだい? チョコクロワッサンと、ホットドッグとか…」&br;「……こうして見るとパンの種類が少なすぎるね…とはいえ、食パンを焼くには窯の火力が足りないし」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-01 (木) 21:42:17};
---…どしたのです?なんかいい事でもあったですか、レイモンド兄…表情が緩んでるですです(じー)&br;な、なんて欲張りな組み合わせなのです!?それはー、とってもいいのです…(菓子パンと総菜パン、どちらの欲求も満たせる選択だ)&br;んー、でも食パンができたら…サンドイッチでメニューをいっぱい増やせるかもです! -- [[サキ>OSP/0003]] &new{2025-05-01 (木) 21:52:12};
---&color(#000099){「ふふ、サキが頑張ってくれたお金で僕のパンを買いに来てくれている。なんだか、嬉しいんだ」&br;「だらしなく見えたなら、申し訳ない」&br;考え込む。サンドイッチでメインになるバリエーションをたくさん増やせる。&br;それは魅力的なように感じた。&br;「窯の火を強くするには……良い薪を使うか、窯を改良するか。薪はランニングコストがかかるけど、施設を良くするのは最初にどんとかかる」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-01 (木) 21:58:07};
---そこなんです!? 僕はちゃんと約束を守っただけなのでー(なんか急に照れくさくなったのでそれ以上は追及しなかった)&br;コッペパンでも中身を変えれば、バリエーションは増やせそうなのです…&br;薪は消耗品だから、お高くなると出費がずーっとかさみつづけるのです…悩みどころなのです… -- [[サキ>OSP/0003]] &new{2025-05-01 (木) 22:07:26};
---&color(#000099){「約束を守ってくれたサキのためにも、もっと美味しいパンを作れるようにならないとね」&br;「なるほどコッペパン……となると、カレーペースト…うーん、ハム…違うな、香味野菜…?」&br;思考の迷路に入ってしまう。でも、春告の鳥のように。素敵なアイディアが来る予感がしていた。&br;「この前、黒くて&ruby(・・・・・){砂漠のように};乾燥した薪を試したことがあるけれど。確かに良い火が出たね…」&br;「ただし、価格は相応にする。高級薪の名前は飾りでも脅しでもなかったんだ」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-01 (木) 22:11:20};
---これ以上美味しくなっちゃったら、開店と同時に売り切れて…僕がパンを買えなくなったりしないです!?&br;どんな具を入れたらいいかはー、僕だとよくわかんないのです…色々試してみるのもいいかもです&br;むむー、お高い薪は黒いのですか…そういうのがもっと気軽に買えればいいのですけど…&br;とと、チョコクロワッサンとホットドッグ1個ずつでおいくらになるですか?(たどたどしく財布を取り出す 明らかに慣れていない仕草) -- [[サキ>OSP/0003]] &new{2025-05-01 (木) 22:23:21};
---&color(#000099){「まだまだそんな商売繁盛、という具合にはならないさ」&br;実際にどうするかを考える。それは僕の役目だ。店主なのだから、様々な条件をクリアした新商品を考える必要がある。&br;「薪を売っている人だって商売なのだから、これ以上は余程の商談上手がまとめないと無理かもね…」&br;「チョコクロワッサンが銅貨2枚、ホットドッグが銅貨3枚。合計銅貨5枚だよ、サキ」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-01 (木) 22:26:54};
---安くしてもらうためにはー、たくさんの量をまとめて買うとかです……やっぱりお金かかるですね(がっくり)&br;地道にこつこつ貯めて、ちょっとずつレベルアップなのですっ 千里の道も一歩から、です?&br;銅貨が、5枚…いち、にー、さん、しー…ご!(ちらっと見える中身は、大半が銅貨。銀貨は僅かで)これでぴったりなのです! -- [[サキ>OSP/0003]] &new{2025-05-01 (木) 22:30:56};
---&color(#000099){でも、まとめ買いというのは悪くないアイディアのように感じた。&br;要はコストダウンだ、小麦粉や野菜など、保存性を考えて一度にそれなりの量を買えば……上手くいけば、だけれど。&br;「そうだね、そして僕達は一歩を歩き出したばかりだ。焦って走って、転んじゃ台無しだ」&br;「うん、ぴったりだ。サキ、困ったことがあったら孤児院の年上を頼るんだよ」&br;「僕がみんなを頼っているように、同じことだ」&br;パンが焼ける匂いがまだ漂っている店で。僕は自分自身にも言い聞かせた。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-01 (木) 22:35:04};
---うちのかいちょーさんも、一気にどどーん!と仕入れたりする事があるのですっ 置き場に困るですが…&br;んー、なんだか最近皆にそう言われるのです…僕も困り事がなくて相談できないのが一番困ってるのです(要は順調という事なのだが…)&br;なんだかお腹が空いてきちゃったのです、僕は夕食が待ちきれないのですっ(代金を支払い、パンを受け取ると)&br;なので僕は孤児院に戻るのですっ、レイモンド兄はこれからお仕事頑張ってなのです!(気持ちだけが急いでいるが、足取りはゆっくりと…走る事無く帰っていった) -- [[サキ>OSP/0003]] &new{2025-05-01 (木) 22:44:49};
---&color(#000099){「置き場」&br;忘れていた。置き場にも限界がある。管理の手間も倍増するのだ、なんとかしなくちゃいけない問題の一つ。&br;「順調なんだね、僕の言葉は老婆心で出た、大樹から伸びる曲がった枝のように役に立たないものだったかも知れない」&br;小さく手を振って彼を見送る。&br;「うん、またねサキ」&br;去っていく彼を見ると、自分に気合を入れ直す。頬を両手でパン、と叩いて準備完了。&br;&br;「あ……すいません」&br;ちょっと驚いた顔をしたお客さんたちに。少し困った笑顔を浮かべて。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-05-01 (木) 22:48:16};
-やはり好い匂いだな。焼きたてでなくとも、パンの香りと言うのは。&br;(明け方も近づいた頃に、一仕事終えた教会狼が値引き品を買いに来る) -- [[ダリウス>OSP/0004]] &new{2025-04-30 (水) 22:11:29};
--&color(#000099){来店。見上げるような上背の狼獣人。その瞳の優しさを知っていれば、決して誰も無意味に恐れないであろう彼。&br;「ダリウス兄さん。今の時間帯は全品半額だよ……とはいっても、銅貨三枚の品の半額ってどうすればいいのだか」&br;はは、と売れ残りばかりの棚を見て苦笑する。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-04-30 (水) 22:15:46};
---ふたつで3枚にする他ないのではないか。(まともな意見であった) &br;……俺のような夜型の人間にとっては、この仕事終わりの時間に食事にありつけるだけでもありがたいのだが。 &br;かなり残っているな。作り過ぎたか?……それとも売れていないか。 -- [[ダリウス>OSP/0004]] &new{2025-04-30 (水) 22:19:49};
---&color(#000099){「正論だ」&br;クスクス笑う。という風にダリウス兄さんはかなり真っ当だ。それが多くの孤児たちの規範となることを僕は知っている。&br;「売れていないね、売れていない以上作りすぎていることにもなる」&br;「さて、後は&ruby(・・・){上がる};だけだ。改善する、良くする」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-04-30 (水) 22:27:50};
---よりどり二つで、とすれば選ぶ楽しみも出てくるな。 &br;納得だな。だが、そのための方策は考えているのか? &br;(ホットドッグに入りがちなたまねぎに警戒心を抱く。ここはエッグブレッドか……) -- [[ダリウス>OSP/0004]] &new{2025-04-30 (水) 22:42:53};
---&color(#000099){「半額商品を選ぶ楽しみ、良いかもね」&br;そういえば街のパン屋は夕方になると売れ残ったパンを三つ、銅貨5枚で売っていた。&br;「大手の真似はできなくても、自分にできることはりそうだな…うん?」&br;「宣伝を頑張ることにしたよ、知名度がないと商売は成り立たない。砂糖は甘いみたいな当然のことを言うようだけれどね」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-04-30 (水) 22:45:58};
---宣伝か。……需要のありそうな場所でいくと、俺が思いつくのは酒場や色街だが。 &br;夜に働く者が明け方に買いに来る、あるいは仕事の合間に食うために買っておく。 &br;(そうした需要が見込めるだろう、という思いつきであった)彼らが休む頃にはまだ普通のパン屋は、せいぜい起き出した頃だろう。 &br;……例えば俺達のような者もそうだな。同僚に紹介しておこう。 -- [[ダリウス>OSP/0004]] &new{2025-04-30 (水) 22:56:07};
---&color(#000099){酒場や色街。そうだ、昼間に働いている人よりも。そういう層にリーチしたほうが良い。&br;「なるほど……ありがとう、ダリウス兄さん」&br;知見が得られた。それを無駄にするのも、活かすのも。僕次第だ。僕以外には選べない。僕の店だ。&br;「となると張り紙を頼む場所も自ずと決まってくるね。邪悪な妖精が投げる石みたいに、無駄球を撃たずに済む」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-04-30 (水) 22:59:08};
---下手くその矢も数を揃えれば当たるが、効率が悪い。 &br;張り紙もただではあるまい。紙代もインク代も、配る時間も作る時間もかかるものだ。 &br;儲けを出すなら、無駄玉にも気を付けねばな。ちょうど売れ残りのパンのように。 &br;(孤児院の皆で食べればよい、とはいつまでも言ってられぬところではあり) &br;(かなりの量を会計した。……たまねぎを見事に嗅ぎ分けて)今度は仕事の前に買いに来よう。同僚に食わせてみる。 &br;またな。(紙袋に詰めてもらった後で、孤児院への帰路に就くのであった) -- [[ダリウス>OSP/0004]] &new{2025-04-30 (水) 23:07:19};
---&color(#000099){「そうだね、その通りだ」&br;無駄が多ければ、それだけ金も時間もかかる。消耗している暇はない、僕達には時間がないのだから。&br;「はは…ありがとう、ダリウス兄さん。今度は……もっと上手くやるよ。今までより、ずっとずっとね」&br;彼を見送り。僕は覚悟を決める。絶対にこの店を軌道に乗せようと。&br;それは雨が降れば水たまりができるように、投げた石が楕円を描いて落ちるように。&br;絶対の絶対だ。僕と、みんなの力で成し遂げてみせる。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-04-30 (水) 23:14:03};
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-(奇妙なゴーグルとマスクを付けた男が中庭でガリガリと盛大な音を立てて石臼で何かを粉にしている)&br;(もしかしたら先日かみ合わせが悪くなり小麦の用途に適さなくなった古い石臼を抱えてた男の姿を見ているかも知れない。尚石臼の重さは軽くて100kg重くて300kgである)&br;(粉は純白だ、小麦の類でないのはレイモンドなら一目で分かるだろう…一連の行動を知っているのなら修繕の材料の補填をしている最中なのだ)&br;おうレイモンド、今ほんのり面白い事やるから数秒立ち止まってみな(そう言うと男は手袋をした手で集まった粉をたっぷり水の入った木桶に入れると…木桶から湯気がほんのり出始めたのだ) -- [[ゲルベル>OSP/0010]] &new{2025-04-28 (月) 21:55:47};
--&color(#000099){中庭にいたのはゲルベル兄さんだ。高い熱を秘めた炎を思わせる髪色に、頑健なりし鍛え上げられた肉体が目を引く。&br;言われる通り立ち止まる。彼が石臼を抱えて何かの準備をしていたのは知っている。&br;「粉に水を入れた? それなのに湯気……なんだろう」&br;不思議だ。でも、彼がしているのならその不思議は。&br;「何かをするつもりなんだね。僕にも見せてもらうよ」&br;決して無駄や、酔狂の類ではない。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-04-28 (月) 22:00:12};
---フフ…なんだと思う?俺もなんで熱が出るのか分かんない…因みにここにミョウバンの粉末を入れるともっと熱が出て戦場で上からぶっかける時に使う金持ちな都市もあったぜ&br;ただ今回は平和利用だな?目的のブツはまずこいつ(少し時間が経って沈殿して出来た透明な液体部分を横から指でトントン)&br;薄めて撒くと肥料を長い間使ってて野菜の出来にくくなった土に元の力を取り戻させる力がある石灰水だ、あと病毒を洗い流すのにも使える&br;んで本命はこっち(底を横から指差す)こいつを乾かして粉末にすると漆喰の材料になる、砂と陶器の欠片を混ぜればモルタルよ&br;因みに!白いパンを焼く為に使う悪いパン屋も居る!どう?使う? -- [[ゲルベル>OSP/0010]] &new{2025-04-28 (月) 22:14:28};
---&color(#000099){「仕組みがわからなくても使えるものは使えるというわけだね。僕も厳密に言えば何故パン生地が膨らむかを詳らかにはできない」&br;石灰水。なるほど、野菜を作り続けると畑を休ませる必要がある。それを解決するのにも使える、というわけだ。&br;続いて彼が語った内容は、壁の補修材料。それを使えなくなった石臼一つで作り上げるのは、細心だ。&br;「遠慮しておくよ、悪いパン屋にはなりたくはないからね」&br;苦笑してそれを覗き込んだ。ゲルベル兄さんは知識より知恵を重んじる。そして、今回も。&br;「僕に手伝えることは?」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-04-28 (月) 22:18:48};
---まあ一番縁があったのは黒死病で酷え事になった異国の地でだが…あちらこちらで黒く死んだ奴らに白く塗りたくり建物に石灰水を撒く光景は不思議な寂しさのあるモンだったよ&br;(無論そんな所に足を踏み入れれば通常ただでは済まない…だがそれを知る辺り旅に伴う危険を平気で享受す性質なのだろう)&br;そうかい小麦粉より安い土地だと嵩増しにピッタリらしいんだがな…俺は結構平気で食えたし、まあパン徴税人が来たら潰れちゃったけど&br;おおでそれを待ってましたと、上澄み液は樽にどんどん詰めちまうから余った底の白いのはそこの広げた布に順次広げてくれ&br;お前も俺に負けずのタフな男だろ?(ニコリと笑いながら広げた布を指差す、枚数的にかなり粉末にするようだ) -- [[ゲルベル>OSP/0010]] &new{2025-04-28 (月) 22:30:00};
---&color(#000099){黒死病。噂で聞いたことがある。死神のような流行り病で、大勢の死者を出したと。&br;「ゲルベル兄さんは大冒険をしているね。僕だったらその地は避けるかも知れない」&br;「それはそうだ、パンには税金がかかる。それをかさ増しで誤魔化していたらしょっぴかれても仕方のない行いだ」&br;ゲルベル兄さんの言葉に僕は頷き、袖をめくってない力こぶを見せた。&br;「もちろん、種族特性だけれども僕だって力持ちのつもりさ」&br;僕は彼の指示に従い、布に白い沈殿物を広げていった。僕は知識ばかりで、こういうものから経験を得られるのは有り難かった。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-04-28 (月) 22:35:54};
---そういう事、ちょろまかしたり卑怯な事は俺も良くやってるがそいつはあくまで根っこを持たないならず者だからさ&br;レイモンドは旨さで勝負しろよ?美味けりゃ俺も沢山買うから(わははと笑うが飯で出るから買わなくていいのか…?と首をかしげる)&br;(そうしてある程度修繕に使える程度の量を消石灰に変えたら一旦終いと両手をパンパンと叩く)よっし手伝いありがとなレイモンド&br;お礼にパンの知識を一つやろう!さっき言った黒死病で偉い事になってた国のパンなんだがな…&br;(そう言って縁起が酷く悪そうなシミットというゴマたっぷりのほんのり甘いパンを教えたという) -- [[ゲルベル>OSP/0010]] &new{2025-04-28 (月) 22:48:42};
---&color(#000099){卑怯であることに良い悪いは存在しない。ただ、彼のその振る舞いは時として僕達に有利なズルになる。&br;「そうだね、頑張っていい店を作るよ。孤児院でもたくさん出せるといいけど」&br;それには良い窯が必要だった。良い火も。良い小麦粉だって。考えることはたくさんあった。&br;「その前置きが本当に必要かどうかはともかく。聞くよ、知らない国のパンなんて興味深いじゃあないか」&br;そうして僕のレパートリーにシミットが加わった。新しいパン、新しい事業。&br;不安と期待に、膨らんだり萎れたりする心。沈んできた夕陽を見ながら、僕はほんの少しだけ笑ってみた。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-04-28 (月) 22:54:54};
-にぃにの指輪って魔法の道具だったんだね?&br;そのれいらいん?っていうの、見つかりそう? -- [[フェリ>OSP/0006]] &new{2025-04-28 (月) 21:42:44};
--&color(#000099){彼女はフェリだ。秋の枝を思わせる茶色の髪。しっかりした意思を湛えたブラウンの瞳&br;見ての通り、年下だけれど。今はこの孤児院を守るために頑張っている同志でもある。&br;「レイラインはあちこちにあるんだ。街でも十四ほど見つけているよ。ただ、見えないから地図に書き込んでおく必要がある」&br;取り出したのは使い古しの街の地図。銀貨4枚で購入したものを大事に使っている。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-04-28 (月) 21:47:38};
---(おぉーと声を漏らしながらまじまじと印のついた地図を見てる)この印のついた所がレイライン&br;そこじゃないと、にぃにのお店は開けないの? -- [[フェリ>OSP/0006]] &new{2025-04-28 (月) 21:54:59};
---&color(#000099){「そう、レイラインだ。奇妙なりし力線。大地の力が存在する場所」&br;そして店のことを聞かれると首を左右に振る。&br;「そんなことはないさ。ただ、僕は初めて挑戦する商売というものに。母が唯一残したものに縋って勇気をもらいたいだけなのかも知れない」}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-04-28 (月) 22:01:38};
---レイモンドにぃにのママかぁ…それならしょうがないね、きっとすごく大事な事なんだと思う&br;じゃぁ頑張っていい場所を見つけないとね?フェリもお手伝いしたいけど…レイラインの調べ方、フェリには分からないや&br;にぃにのママがくれた物で見つけた土地なら、きっとお店も繁盛するよね? -- [[フェリ>OSP/0006]] &new{2025-04-28 (月) 22:27:22};
---&color(#000099){「僕にとっては大事なことだけれど。多くの人は気にしていないこだわりなのだろうね、特にレイラインは」&br;そう考えると、別にレイラインにこだわらずに良い店舗を探しても良いのかも知れない。&br;誰にも理解されないこだわりなんて、真っ先に捨てるべきだ。それが賢人の振る舞いであるならば。&br;「うん、きっとそうだ。そう信じるよ、フェリ」&br;彼女の言葉に勇気をもらう。純粋だからこそ、信じたいと思える。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-04-28 (月) 22:30:58};
---(絶対大丈夫だよ、もう一度そんな風に応援して戻っていった) -- [[フェリ>OSP/0006]] &new{2025-04-28 (月) 22:56:57};
---&color(#000099){彼女に小さく手を振って。一人になってから楽しい歌を口ずさんだ。&br;できるだけ愉快な歌を。不安なんて入り込む余地のない。歌を。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-04-28 (月) 22:58:22};
-&color(#000099){僕は孤児院でパンを焼いている。何をするにも変わらない。&br;ただ、今後はこれを商売にするつもりなんだ。誰にも好かれるパンを作ろう。&br;「ふう……イースターフェスに持って行くパンはこれでいいかな…?」&br;シナモンロール。僕の得意なパンで、僕の大好きなパンだ。オーガの頭ほども横幅があって、少しずつちぎって食べる。}; -- [[レイモンド>OSP/0001]] &new{2025-04-26 (土) 20:35:27};