叙事詩/設定/ウラスエダール連邦
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#menu(MenuBar/Epicpoetry) #navi(叙事詩) #setlinebreak(on) CENTER:&color(#A98778){&size(40){《 ウ ラ ス エ ダ ー ル 連 邦 》};}; |BGCOLOR(#ffffff):CENTER:150|BGCOLOR(#ffffff):CENTER:150|BGCOLOR(#ffffff):CENTER:150|c |&br;[[領 土>#a]]&br; |&br;[[産 業>#b]]&br; |&br;[[歴 史 ・ 文 化>#c]]&br; | |&br;[[施 政>#d]]&br; |&br;[[経 済>#e]]&br; |&br;[[軍 事>#f]]&br; | |&br;[[外 交>#g]]&br; |&br;[[交 易 国>#h]]&br; |---| &aname(a){};&ref(http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp021411.png,nolink,領土); >大陸北部の中央、極寒の凍土と険しい山脈群に 周囲を覆われた不毛の土地が、ウラスエダール連邦の有する領土である。 >西以外の三方を完全に封鎖している山脈は、天然の城砦として守りを固めているとともに、 連邦側からの積極的な交易や侵攻を妨げる枷として機能してしまっており、 複数の部族が連合したバルバランド協定連盟には物量で敵わず、 なにより後述の竜害によって領土は荒れ放題であるため、国としての能力は非常に低い。 >そんな陸の孤島とでも言うべき領土に、国と呼べるだけの人間が今なお暮らしているのは、 ドラゴンへの信仰心といかなる場所であれしぶとく生き残る人間の強さがなせる業といえよう。 &aname(b){};&ref(http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp021412.png,nolink,産業); >前述のとおり、山脈および平野のどちらもが農作に適さず、 鉱山もほとんど存在しない乾いた地方であり、 「竜害」という人間には抗いようのない災害によって 蹂躙され尽くしているため、農耕、鉄鋼業については壊滅的。 食糧の自給も難しいウラスエダール連邦において、 唯一国を代表する産業と言えるのが、竜を利用した加工業である。 正しくは竜の死骸を利用している。 >一般的に人の居住に向かないとされるバルバランド協定連盟よりも竜害の発生頻度が高く、 あまりにも頻繁に竜による破壊が起きるため、 竜同士が交戦するという、他の地域では非常に稀な事態もたびたび発生する。 その結果、死亡した竜の亡骸から竜骨や竜鱗を確保し、 それを工芸品や武具、建築材などに加工して輸出している。 もっとも材料の調達は偶然に頼る他なく、 一匹の竜から手に入る竜骨や竜鱗には限りがあるため、 希少性が高まってしまい、安定した収入とはなりえない。 何より堅固が過ぎるそれらは、人間の技術では素材の能力を完全に生かした加工は難しく、 実用性に乏しい趣味的な品々に成り下がってしまっている。 それでも美術品としての価値や好事家からのウケはよく、 それがなんとか輸出入における連邦の命綱としてかろうじて機能している。 &aname(c){};&ref(http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp021429.png,nolink,歴史・文化); >ウラスエダール連邦を語る上で、竜……すなわちドラゴンの存在を無視することはできない。 致命的なまでの竜害という形で国と結びついているドラゴンを、 国民たちはほかならぬ信仰対象として崇めているのである。 もっともこれはさして不思議なことではない。 他国でも、こんにち神霊として崇め奉られている存在は 大元をたどれば国賊や自然現象…… 特に天災を擬物化したものであり、その根幹には対象への恐怖がある。 恐れが畏れへと転じ、敬意となって信仰に繋がる。 生命を永く脅かされてきた人々がドラゴンを神と奉ずるのも自明の理と言える。 事実、ウラスエダール連邦の国教においては、信仰こそが竜害、 つまりドラゴンの荒ぶる怒りを宥め、抑えてくれるとされているのだ。 ……無論、人智を超えた存在であるドラゴンが、 人間ごときの信仰によって己の機嫌を左右されるということはまずありえない。 だが同様に、そんなドラゴン達の自分勝手な思考を推察し、 ましてや確固たる意見として主張できる者も連邦には存在しない。 そんなことをすればほかならぬドラゴンの怒りを招くとされているため、 人々は今日も無意味な祈りを捧げ続ける。 此度の竜害もまた、己らの信仰心が足らぬゆえに起きた裁きなのだと納得づけて。 >当然、国としての歴史はドラゴンによって左右されたといっても過言ではなく、 いくつもの首都や指導者が竜害によって葬られた。 信仰が根付くにつれ国民の不安やドラゴンに対する感情も変化し、 政教が同一化することで一応の体裁を整えている。 その他の文化としては、酒造に秀でている点が挙げられる。 極寒の国土で生き抜くには、感覚を麻痺させ気分を高揚させる酒が何より重要なのだ。 製造が難しいために主要産業にはなり損なっているものの、 ウラスエダール連邦で作られる蒸留酒は、 着の身着のままで吹雪に投げ出されても生き抜くことが出来る、とも言われているほどに強く、 しばしば他国では体力自慢の度胸試しとして愛飲されることが多い。 >国民たちは共通語に加え、地域特有の言語としてドラゴン語を解する。 が、それを日常的に用いるものはほとんどいない。 竜語が活用されるのは、国教の重要な儀礼での祈祷時などのみで、 みだりに口にすることは神の怒りを買うとされているためである。 国名のウラスエダールも、竜語における「神の大地」を意味する「urathedar」から来ている。 &aname(d){};&ref(http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp021421.png,nolink,施政); >連邦制と銘打っているものの、 実際のところ連合王国によってほぼその年の食料供給率さえ左右されるこの国にとって、 国の中枢が持つ権力と影響力など、ドラゴンの息吹に晒された藁葺き屋根ほどの意味もない。 そもそも連邦制度を導入している理由は、 主要都市を複数に分けることで竜害による都市の壊滅と国家機能の麻痺を回避するための苦肉の策であり、 国政を発展させるために選ばれ、洗練されてきたものではない。 財政力同様、政治形態もまた薄弱なのがこの国なのだ。 そんな国家機関の高い位を半数以上占めているのはリザードマンである。 爬虫亜人である彼らはその容貌と特徴から竜人、 ドラコニアンの一種であるとされ、信仰対象の眷属として尊敬と畏怖を自然に集める。 ドラゴンに近いところにいる彼らが国を治めれば、竜害もなりをひそめるのではないか、 という淡い期待がそうした結果を生んでいるが、 前述のとおり、そんな瑣末な心がけがドラゴンに塵ほどの影響を与えることもないのが現実である。 #ref(http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp021654.png,around,250x400) >かつて彼等は迫害され、この荒涼たる地へと追いやられた。 人もまた人によって追いやられ、この地へと至った。 人は神の怒りを鎮める為、そして己が祈りを届ける為に神の似姿を導師と敬った。 彼等もまた己が衝動のままに彼らを欺き、己を竜の眷属とした。 -竜の膝元たる磐座(いわくら)に人は畏れ、蛇身は嘯き、竜に帰る日を夢見て- &color(#FFFFFF,#D2B48C){&size(12){ 《 リザードマンの導師 》 };}; #clear &aname(e){};&ref(http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp021423.png,nolink,経済); >一言で言うならば劣悪。 領土の項でも述べたとおり、ひとつの連邦国家として見た場合、その財政力は憐れなほどに低い。 それをなんとか国家として機能させているのは、ほかならぬローディア連合王国の存在が大きい。 王国傘下といえばまだ聞こえがいいほうで、 豊富な王国の資源と高い輸送能力を利用した交易路がなければ輸出入の取引はもちろん食糧の供給や、 竜害から身を守るための資源の確保さえ不可能と言って差し支えないだろう。 厄介なことに、連合王国だけでなく神聖ローディア共和国側からも相当な圧力がかけられており、 実質的に、両国の体のいい餌場として生かされているのが現状である。 ただし、軍需産業に限っては例外で、 鉱山にも農地にも恵まれないこの不毛な土地とは思えないほど、大量の武器や魔道具が流通している。 不思議な事にこれらの物騒な品々が連邦陸軍の手に渡ることは少なく、 政府高官達の私兵集団や、市井の武装派閥といった、危険分子が主な顧客となっている。 そうした何者かによる物資の供給によって、竜害以外の一般的な犯罪も多発化し、 経済の上向きに反比例して、国内の情勢は徐々に悪化しつつある。 傭兵団のような外部の勢力であっても、この国でならばそうした物資を得ることはたやすい。 &aname(f){};&ref(http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp021424.png,nolink,軍事); >やはり乏しい。かろうじて軍隊と呼べるのは、脆弱な陸軍のみである。 脆弱、といっても、わずかに存在する 『 竜貴兵 』 は例外で、 彼らは国の実力者やその縁者、あるいは純粋な能力によって選ばれたエリートであり、 その実力に応じて、強力無比な竜鱗による防具や竜骨で設えられた武器が支給される。 もっとも、少数精鋭が特出していたところで、軍隊としての能力は向上するわけではない。 むしろ、軍隊におけるエリート達の存在感が高まれば高まるほど、 その下につく士官の立場は弱まってしまうため、 『 竜の恩恵をその身に受けた精鋭兵 』 という上層部および外部からの認識も相まって、 竜貴兵の独断専行を招きやすく、大規模な衝突が起きた場合、 待っているのは単純な物量と戦術による蹂躙のみであることを、彼らは知らない。 >魔術的な戦力として挙げられるのは 『 竜印 』 の存在である。 これは国の魔術師のなかでもごく一部が使用を許されている特別な呪文で、 使用することで対象を竜化させ、 圧倒的な戦力を誇るドラゴンへと変貌させるという、恐るべき呪術だとされている。 ……が、これは所詮、外部への体のいいお題目に過ぎない。 実際のところ、竜印は神国アルメナが創りだした邪悪な外法の一つであり、 当のアルメナでさえ、この呪文が持つ危険性と 、実用性の薄さから使用を放棄したという曰くつきの禁呪である。 その効果は、 『 ドラゴンに変貌させる 』 という点だけを挙げるなら、 広く知れ渡っているそれと大差はない。 だが、対象は完全な竜化へと至ることはほぼ確実にありえない。 ドラゴンの力はあまりにも強大で、人の身が耐えきれるものではないからだ。 もしもこの禁術を施された場合、対象は急速にドラゴンへと変異し、 その速度と高まる力に耐え切れず、数分以内に死亡する。 その経過たるや、肉と鱗の交じり合ったモザイク塊と化して腐り落ちるか、 骨格が肥大化し皮を突き破って爆死するかのどちらかが大概である。 極稀にその変異にさえ耐え切る例外が存在していないわけではないが、 そういった突然変異体でさえ一時間も保たずに死亡する、無論理性を失い暴れ狂った上で。 あまりにも非効率的なこの禁術は強化呪文ではなく攻撃呪文、 それも超近距離に限定された用途でのみ使用が許される。 対外的には 『 神であるドラゴンを徒に模倣することは神の怒りを招く 』 という、 もっともらしい理屈で使用を制限されていることになっており 禁呪としてのおぞましい本性は、 ごく一部の術者および高位の軍関係者以外に対し、ほぼ完全に秘匿されている。 #ref(http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp021735.png,around,250x400) >竜への憧憬を持つウラスエダールではその力を求めるのもまた自然な成り行きであり、 崇拝と畏怖の心の隙間を縫って人々は滅びし竜の亡骸を得ようとした。 ほとんどは偶発的に発生した竜同士の戦いの末に入手された鱗や甲殻の破片といった物だが、 それでさえ人間の技術をもってしても加工する事は容易では無く、そのほとんどは鎧や盾など 必要に応じた形を成した物をそのまま当てはめる事で使用された。 竜の力の象徴とされた角こそはもっとも堅牢な部位であり、 その破片を手に入れた亜人達は自らの身体をより竜へと近づける為に用いたとされている 蛇は竜の似姿と相成れり……しかし心せよ、その真正が人の眼に触れた時、彼の時代は終わり人のみの世界が生まれるであろう。 &color(#FFFFFF,#D2B48C){&size(12){ 《 リザードマンの竜貴兵 》 };}; #clear &aname(g){};&ref(http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp021425.png,nolink,外交); >当然、ローディア連合王国、および神聖ローディア共和国の双方との繋がりがもっとも強い。 ただし両国との関係はすでにわかっているとおり一方的なもので、 国交を裏付ける取り決めも完全な不平等条約である。 どちらからも自国の明確な傘下に入るよう、かなり明確な形での脅迫を再三から受けているものの、 片方に傾けば最期、ただでさえ荒れ放題の国土が両国の戦争における最前線と化し、 もはや立て直すことが不可能であることは今のボロボロの連邦政府にもわかっており、 綱渡り的な外交を以て、危うい中立の立場を保ち続けている。 &aname(h){};&ref(http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp021426.png,nolink,交易国); :・ [[ローディア連合王国>叙事詩/設定/ローディア連合王国]] ・| 最もよく交易している相手。 かなり不利な不平等条約のもと、食料を輸入している。 実質上、連邦は王国の属領といっても過言ではない。 :・ [[神聖ローディア共和国>叙事詩/設定/神聖ローディア共和国]] ・| 王国の次に頻繁に交易している相手。 こちらからも不平等条約のもと、いくらかの食料や日用品を輸出してもらっている。 :・ [[バルバランド協定連盟>叙事詩/設定/バルバランド協定連盟]] ・| 意外なことにほぼ対等な関係である。 国 ( 厳密では国ではないが ) ……としての能力は当然負けているものの、 自国を荒れ果てさせている竜害と、 その地形が天然の防衛網となり、バルバランドを牽制しているのだ。 対するバルバランドにもこのような痩せ果てた国をわざわざ侵す利点が存在しないため、 互いに付かず離れずの距離を保っている。 竜から採れる材料の一部でも、金属にほど近い竜鱗や、貴金属を咀嚼した竜が、 体内で精製した特殊な宝石類(竜石と呼ばれる)などは 協定連盟に属するドワーフにとって喉から手が出るほどのお宝であり、 それが数少ない連邦の優位性を保たせている。 :・ [[北の雪国>設定/北の雪国]] ・| 唯一友好的な国交を結んでいる国。 かの国は黒竜を神として崇めている点で連邦と非常に似通っており、 その地形特徴や主要産業も相まって、互いに良好な関係を築き上げている。 王国と共和国を除くと、 ウラスエダール連邦の国内に大使館を設けているのは北の雪国くらいなものであるあたりから、 かの国がいかに特殊な立ち位置にあるかが伺える。 噂では、彼方から此方へ、魔導技術、特にホムンクルス関連の呪術体系が流れ込んでいるという。 :・ [[アリューテ商業組合>名簿/477937]] ・| 鉄鋼品や戦闘用の魔導具を主に取り扱っている、謎めいた商人ギルド。 表向きは人間の代表者が取りまとめていることになっているが、すべて嘘偽りである。 実際にこのギルドを動かしているのは戦争利益を企む人外の集団であり、 経済項で触れた不審な武器流通の大部分はこの組合によって引き起こされている。 #setlinebreak(off)
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>やはり乏しい。かろうじて軍隊と呼べるのは、脆弱な陸軍のみである。 脆弱、といっても、わずかに存在する 『 竜貴兵 』 は例外で、 彼らは国の実力者やその縁者、あるいは純粋な能力によって選ばれたエリートであり、 その実力に応じて、強力無比な竜鱗による防具や竜骨で設えられた武器が支給される。 もっとも、少数精鋭が特出していたところで、軍隊としての能力は向上するわけではない。 むしろ、軍隊におけるエリート達の存在感が高まれば高まるほど、 その下につく士官の立場は弱まってしまうため、 『 竜の恩恵をその身に受けた精鋭兵 』 という上層部および外部からの認識も相まって、 竜貴兵の独断専行を招きやすく、大規模な衝突が起きた場合、 待っているのは単純な物量と戦術による蹂躙のみであることを、彼らは知らない。 >魔術的な戦力として挙げられるのは 『 竜印 』 の存在である。 これは国の魔術師のなかでもごく一部が使用を許されている特別な呪文で、 使用することで対象を竜化させ、 圧倒的な戦力を誇るドラゴンへと変貌させるという、恐るべき呪術だとされている。 ……が、これは所詮、外部への体のいいお題目に過ぎない。 実際のところ、竜印は神国アルメナが創りだした邪悪な外法の一つであり、 当のアルメナでさえ、この呪文が持つ危険性と 、実用性の薄さから使用を放棄したという曰くつきの禁呪である。 その効果は、 『 ドラゴンに変貌させる 』 という点だけを挙げるなら、 広く知れ渡っているそれと大差はない。 だが、対象は完全な竜化へと至ることはほぼ確実にありえない。 ドラゴンの力はあまりにも強大で、人の身が耐えきれるものではないからだ。 もしもこの禁術を施された場合、対象は急速にドラゴンへと変異し、 その速度と高まる力に耐え切れず、数分以内に死亡する。 その経過たるや、肉と鱗の交じり合ったモザイク塊と化して腐り落ちるか、 骨格が肥大化し皮を突き破って爆死するかのどちらかが大概である。 極稀にその変異にさえ耐え切る例外が存在していないわけではないが、 そういった突然変異体でさえ一時間も保たずに死亡する、無論理性を失い暴れ狂った上で。 あまりにも非効率的なこの禁術は強化呪文ではなく攻撃呪文、 それも超近距離に限定された用途でのみ使用が許される。 対外的には 『 神であるドラゴンを徒に模倣することは神の怒りを招く 』 という、 もっともらしい理屈で使用を制限されていることになっており 禁呪としてのおぞましい本性は、 ごく一部の術者および高位の軍関係者以外に対し、ほぼ完全に秘匿されている。 #ref(http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp021735.png,around,250x400) >竜への憧憬を持つウラスエダールではその力を求めるのもまた自然な成り行きであり、 崇拝と畏怖の心の隙間を縫って人々は滅びし竜の亡骸を得ようとした。 ほとんどは偶発的に発生した竜同士の戦いの末に入手された鱗や甲殻の破片といった物だが、 それでさえ人間の技術をもってしても加工する事は容易では無く、そのほとんどは鎧や盾など 必要に応じた形を成した物をそのまま当てはめる事で使用された。 竜の力の象徴とされた角こそはもっとも堅牢な部位であり、 その破片を手に入れた亜人達は自らの身体をより竜へと近づける為に用いたとされている 蛇は竜の似姿と相成れり……しかし心せよ、その真正が人の眼に触れた時、彼の時代は終わり人のみの世界が生まれるであろう。 &color(#FFFFFF,#D2B48C){&size(12){ 《 リザードマンの竜貴兵 》 };}; #clear &aname(g){};&ref(http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp021425.png,nolink,外交); >当然、ローディア連合王国、および神聖ローディア共和国の双方との繋がりがもっとも強い。 ただし両国との関係はすでにわかっているとおり一方的なもので、 国交を裏付ける取り決めも完全な不平等条約である。 どちらからも自国の明確な傘下に入るよう、かなり明確な形での脅迫を再三から受けているものの、 片方に傾けば最期、ただでさえ荒れ放題の国土が両国の戦争における最前線と化し、 もはや立て直すことが不可能であることは今のボロボロの連邦政府にもわかっており、 綱渡り的な外交を以て、危うい中立の立場を保ち続けている。 &aname(h){};&ref(http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp021426.png,nolink,交易国); :・ [[ローディア連合王国>叙事詩/設定/ローディア連合王国]] ・| 最もよく交易している相手。 かなり不利な不平等条約のもと、食料を輸入している。 実質上、連邦は王国の属領といっても過言ではない。 :・ [[神聖ローディア共和国>叙事詩/設定/神聖ローディア共和国]] ・| 王国の次に頻繁に交易している相手。 こちらからも不平等条約のもと、いくらかの食料や日用品を輸出してもらっている。 :・ [[バルバランド協定連盟>叙事詩/設定/バルバランド協定連盟]] ・| 意外なことにほぼ対等な関係である。 国 ( 厳密では国ではないが ) ……としての能力は当然負けているものの、 自国を荒れ果てさせている竜害と、 その地形が天然の防衛網となり、バルバランドを牽制しているのだ。 対するバルバランドにもこのような痩せ果てた国をわざわざ侵す利点が存在しないため、 互いに付かず離れずの距離を保っている。 竜から採れる材料の一部でも、金属にほど近い竜鱗や、貴金属を咀嚼した竜が、 体内で精製した特殊な宝石類(竜石と呼ばれる)などは 協定連盟に属するドワーフにとって喉から手が出るほどのお宝であり、 それが数少ない連邦の優位性を保たせている。 :・ [[北の雪国>設定/北の雪国]] ・| 唯一友好的な国交を結んでいる国。 かの国は黒竜を神として崇めている点で連邦と非常に似通っており、 その地形特徴や主要産業も相まって、互いに良好な関係を築き上げている。 王国と共和国を除くと、 ウラスエダール連邦の国内に大使館を設けているのは北の雪国くらいなものであるあたりから、 かの国がいかに特殊な立ち位置にあるかが伺える。 噂では、彼方から此方へ、魔導技術、特にホムンクルス関連の呪術体系が流れ込んでいるという。 :・ [[アリューテ商業組合>名簿/477937]] ・| 鉄鋼品や戦闘用の魔導具を主に取り扱っている、謎めいた商人ギルド。 表向きは人間の代表者が取りまとめていることになっているが、すべて嘘偽りである。 実際にこのギルドを動かしているのは戦争利益を企む人外の集団であり、 経済項で触れた不審な武器流通の大部分はこの組合によって引き起こされている。 #setlinebreak(off)
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