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***''Scene05 大家出 SIZE(8){〜外の世界へ〜}'' [#o8f88ebb] -SIZE(10){「被験体No.177」と共に「フェンメル」を脱出} :&color(#CD853F){%%%〜現在〜%%%};|
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[[もどる>名簿/167192]] ~ CENTER:&ref(http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst028575.gif,nolink,設定置き場); |CENTER:''目次''| |#contents| ~ *東の孤島の科学都市国家『フェンメル』 [#b42b0779] -遙か東の四方を海に囲まれた「レディアルガ島」の中央部に位置する国。 -元々は外海との交流を持たない小さな国であったが、稀代の発明家「メディチ・メイカー」の革新によって僅か数十年の時を経て科学都市へと変貌した。 -革新後も鎖国体制は続き、豊富な鉱物資源を元手に独自の文化を確立するに至る。 --三代目大総領の「クロフォード・メイカー」によってこの鎖国体制は制限付きで解かれる事となる。&br;名目は「鉱物資源の不足」、「海外交流による魔術知識の取り入れ」、「産業物資輸出による国益の確保」の3点。 -革新当初から島の開拓がほぼ全土に当たって行われている為、近年空気汚染の問題が深刻化し、緑化計画が立ち上がる程になっている。 --島の周辺は高い塀に覆われており、特殊金属によってステルス加工がなされている。&br;よって、外海から目視でこの島を見つけることは非常に難しい。&br;武装兵器も取り付けられているため、許可無く侵入する事は許されない。&br;レディアルガ島は「見えない要塞」と言っても過言ではない。 ---森林伐採、空気汚染、工場から流れ出る汚水、排気ガス等によって&br;周辺に生息していた動物は絶滅の危機に瀕している。&br;しかしその厳しい環境に適応した、何匹かの突然変異種も発見されている。&br;それらは共通して非常に獰猛な性格で、国民に被害を与えるとして国から駆除命令が出されている。 -政体は民主共和制を取っており、民衆の中より国家元首が選出される。 --革新を築き上げた「メイカー」のネームバリューは大きく、三代連続でメイカーの血を継ぐ者が選ばれている。&br;現在の大統領は三代目「クロフォード・メイカー(メイク・メイカー)」、現メイカー家の当主である。 -気候は一年通して比較的温暖な気候である。~ 冬でも冷え込みが0℃を超える事はほぼ無く、住民は総じて寒さに弱い。 --そのせいか暖房器具の発達が顕著(エアコンのようなもの、コタツのようなもの等) である。 -盛んな産業は科学力の高さを生かした製造業・工業が主であり、医療技術も飛躍的に進歩している。~ 食料は豊富な海産資源、僅かではあるが畜産、農業も行われている。~ 生産数が極めて少ない為、牛肉、豚肉や野菜や果物は高級品として取引されていた。 --鎖国体制の解除と共に、これらの食料も比較的安価に仕入れられるようになったようだ。 -この国の住民にとって科学とは魔法であり、魔術に等しい存在であった。 --魔術知識が入ってきたのは鎖国体制が解除された後の事で、現在も科学的観点から急速に研究が進められている。~ ~ -''現在、三代目「クロフォード・メイカー」の政権が潰え、国内にて歴史上二度目となる大規模改革が行われている。'' &ref(http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst079313.jpg,nolink); ~ ~ ~ |BGCOLOR(#eeddaa):CENTER:''出身''|BGCOLOR(#eeddaa):CENTER:''人物・家門''|BGCOLOR(#eeddaa):CENTER:''その他''| |BGCOLOR(#eeddaa):|BGCOLOR(#ffeecc):|BGCOLOR(#ffeecc):|c |CENTER:メイカー本家|CENTER:[[ポイフル・メイカー>名簿/167192]]|国家元首「クロフォード・メイカー」の娘| |CENTER:無所属|CENTER:[[チョトス・ソルチネス>名簿/167192]]|元・お抱え芸術家| |CENTER:食品会社「メイカーフーズ」|CENTER:[[キュロット・メイカー>名簿/228145]]|新感覚・マジカル☆農婦| |CENTER:魔術研究所|CENTER:[[ペコ・メイカー>名簿/437381]]|被験体No.323| #br *メイカー家について [#zbd13e17] 科学都市「フェンメル」において、あらゆる業界、ほぼ全ての要所に一族の人間を置き~ 実質国のトップとして君臨しているのが''メイカー家''である。~ ~ 代々「創り築きあげる事を良し」を家訓とし、技術力、産業力、影響力、全てが絶え間ない成長を続けている。~ メイカーとして生まれついたものは幼い頃からほとんどの者の将来が決められており、~ 個人ごとに指定された様々な分野の英才教育が施され~ 将来必ずどこかの要職に就く事が義務付けられている。~ その義務を全うできなかったものは異端児と呼ばれ、一族から絶縁される事になる。~ 一族に才能に秀でたものが多いのは、この徹底したカリキュラムが確立されているからである。~ ~ 全てを統べる当主には、当主の証である「''メイク・メイカー''」の名が引き継がれるのが伝統となっている。~ 技術革新の成功により、莫大な富と名誉を得たメディチ・メイカー(初代:メイク・メイカー)は、~ 自分が才能があると認めた者にはメイカーの名を一種の『勲章』のような扱いで分け与えてきた。~ この時派生した者達は一族の中で「分家」と呼ばれた。~ メイカー家の中に純粋な血族のものはほんの一握りであり、大多数の分家が存在する事で成り立っている。~ &ref(http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst070823.jpg,nolink,); ''メイカー家 家紋'' ~ ~ *『セフィロト・プロジェクト』について [#hf712323] 簡単な概要 -計画の首謀者はクロフォード・メイカー。 --主要な協力者はイザベラ・メイカー、[[ジャスティ・プリズナ>名簿/228140]]、[[Sect1、Sect2、Sect3>設定/167192#d37ed8bc]]。 -[[神樹の種>名簿/339505#sbd1e3f2]]を媒体とした海外への侵略計画。 --この種はクロフォード・メイカー直下の偵察隊が海外より持ち帰ったもの。&br;マイナスエネルギーの人為的な注入により、無尽蔵にエネルギーを生み出す性質はそのままに兵器としての力も兼ね合わせるに至った。 -計画の段階が進むうちに、セフィロトの根が島の全体に行き渡り、国内への被害は次第に増し、被害者も多数出た。 --国民がクロフォード・メイカーの仕業であると気づいた時には時既に遅く、計画は最終フェイズへと移っていた。 -実の娘、[[ポイフル・メイカー>名簿/167192]]の起こした反乱によって失敗に終わっている。 --この計画の失敗が後にメイカー家の名が失墜する引き金となった。 ~ ~ ~ ~ ここから下は自己満足+覚書で稚拙な部分も多くて見られると恥ずかしい 特に度重なる復活設定はこじつけまくっているので注意されたし。 #region(メイカー家の人間とその関係者) **メイカー家の人間 (その関係者)[#g44a01a4] |&color(#d70035){★血族}; &color(#942343){●分家}; &color(#003f8e){■関係者};| &color(#d70035){★ ''[[ポイフル・メイカー>名簿/167192]]''};~ イザベラ・サブレーニとの体外受精より生まれた現当主クロフォード・メイカーの第一子。~ 有望な跡継ぎとして生まれたハズが、母親の有能さ('''''クロフォードのほぼ永久的な延命成功''''')故にその価値を失ってしまう。~ (興味を持たれない)''愛されない''事で母を恨み、(常軌を逸した愛)''愛される''事で父を恨んだ。~ 遠く故郷を離れ、一人で独自研究を推し進めながら復讐の機会を伺っていた。~ ここに来た当初は他人がどうなろうと知ったことでは無いというスタンスであったが~ 自分を特別視ぜず、別け隔てなく接してくれる多くの人々と触れ合いがその考えを揺るがしたようだ。~ &color(#d70035){★ ''クロフォード・メイカー(現:メイク・メイカー)''};~ 三代目メイカー家当主であり、科学都市「フェンメル」の現国家元首、ポイフル・メイカーの父親でもある。~ 齢80歳以上にして尚現役、最前線で躍進する豪傑である。~ その絶対的な権力により黒い噂も絶えないが、徹底した情報統制とメイカーのネームバリューで均衡を保っている。~ 表に積極的に姿を現しているが、影武者が数多く存在すると言われ、本当の姿を知るものは数少ない。~ [[セクト>設定/167192#d37ed8bc]]をボディーガードとして据え、[[組織『プリズナ』>設定/167192#u499de4f]]とも深い繋がりを持つ。~ 娘のことは大層可愛がっているが、その可愛がり方は常軌を逸している。~ &color(#003f8e){■ ''イザベラ・サブレーニ''};~ 国一番と言われる程の優秀な科学者であり、ポイフル・メイカーの実の母親。~ 当主であるクロフォード・メイカーに心底心酔しており、彼に頼まれればどんな事でも聞き入れていた。~ 一般的にはクールな一面しか見せないが、その内面は激情で渦巻いており~ そのほとんどはクロフォード・メイカーへの異様なまでの執着に満たされていた。~ 異常とさえ取れる彼女の深い愛情は、彼との愛情の証とも言えるポイフルに注がれる事は無く~ むしろ愛情を横取りされるのでは無いかという醜いまでの嫉妬心に苛まれていた。~ &color(#003f8e){■ ''ガトー・ソルチネス''(故人)};~ メイカー家専属の芸術家であり、端正な髭が特徴的な老人。~ 多彩な才能を有していたが、中でも絵画の表現力の高さには目を見張るものがあった。~ とある事件により失声症を患っており、豊かな表情とジェスチャーをコミュニュケーションの手段としていた。~ ポイフルにひらめきの楽しさを教えた張本人であり、初めて愛情らしい愛情を感じた人物でもある。~ しかしある日、突然の死を迎え彼女の前から消える事となる。~ 些細な出来事がメイク・メイカーの逆鱗に触れ「使い捨て」られたのだった。~ &color(#003f8e){■ [[''シャナル・メイカー(鳴紗)''>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst005877.jpg]]};~ 東北の国の出身であると思われる奴隷少女。~ 反抗的な目をしていたという理由だけで酷い拷問に晒され、両腕を失う。~ 後に出会ったポイフル・メイカーに義手を与えられ、彼女の忠実な僕として暗躍する。~ 試作品であった為、決して使い心地が良いとは言えないその義手を~ 努力と執念で完全に我が物とするに到った、その握力はスイカ程度なら軽く握りつぶしてしまう程。~ &color(#003f8e){■ ''チョトス・ソルチネス''};~ ガトー・ソルチネスの実の孫、祖父譲りの芸術センスをその身に宿す。~ 祖父と共にメイカー家専属の芸術家として本家に滞在していたが、祖父の死をきっかけにフラりと放浪の旅に出た。~ 後に面識のあるポイフルと再開、金銭面で困り果てていた彼女は専属ボディーガード兼デザイナーとして雇われる。~ 旅先で会得した空間転移魔法(テレポート)と、天性の器用さを生かしたトリッキーな戦いが彼女の最大の武器。~ 金銭的に余裕ができてからもポイフルと行動を共にしている辺り、彼女なりの考えがあるのかもしれない。~ &color(#942343){● [[''キュロット・メイカー''>名簿/228145]]};~ メイカー分家の食品会社「メイカーフーズ」期待のルーキーであった少女。~ 陽だまりのような暖かい心で、愛情がたっぷり詰まった野菜を世に送り出していた。~ 子供の頃から魔法少女に強い憧れを抱いており、冒険者溢れるこの街への転勤を自から望んだ。~ 結果として彼女は魔法を会得し、念願の魔法少女(コスプレ少女?)になる事ができたが~ 数年後、彼女は冒険により命を落とした…かのように見られたが、[[クロフォード・メイカーの手に寄って命を繋がれる>設定/167192#d37ed8bc]]のであった。 &color(#003f8e){■ ''被験体No.177(チョイス・メイカー)''(故人)};~ フェンメルにおける医療科学分野の急成長、その裏には非人道的な大量人体実験が背景にあった。~ 彼、被験体No.177もその一人であったが、ポイフルによる「フェンメル脱出計画」の折、うやむやのうちに同行、共に脱出を成功させる。~ ポイフルは自我の希薄な彼に「チョイス」の名を与え、自由に生きろと伝え立ち去る。~ 行動を共にするのが面倒くさいという理由もあったが、自分と一緒に来れば彼も追われる事になるのはわかりきった事であり…彼女なりの配慮もあったのかもしれない~ その後、追っ手としてやってきたクロイスベリーに見つかり殺害される。~ &color(#942343){● ''エメラダ・メイカー''(故人)};~ メイカー分家のスナイパー、神経質な性格で精神安定剤をいつも常備している。~ ジャスティ、クロイスベリーと共にポイフル監視の任務に付いていた。~ 特にソリが合わないクロイスベリーとは言い争いが耐えなかったが~ その後、報酬のいざこざでクロイスベリーの手により殺害される。~ ~ ~ **ポイフル・ナンバーズ [#eb5f5a1e] ポイフル・メイカーが作り上げた機械兵器、及び渾身の作品の総称。~ 詳しくは[[別途ページ>名簿/250541]]にて。 ~ ~ ** 組織『プリズナ』 [#u499de4f] 金さえ詰めばどんな仕事でもやってのける殺し屋集団。~ 裏業界でもその名を知るものは殆ど居ない。~ 発足者、構成員、全てにおいて秘匿性が高く、情報が少ない。~ コードネームの後に『プリズナ』を付けるのが習わしとなっている。~ :%%%構成員%%%| ● [[''ジャスティ・プリズナ''>名簿/228140]]~ ● ''クロイスベリー・プリズナ''(故人)~ メイク・メイカーが雇った二人の構成員。~ 依頼内容は『ポイフルの監視・パワーバランスの管理・有事の際の暗殺』~ 二人の監視役として送り込まれたメイカー家出身の始末人「エメラダ・メイカー」と共に~ 三人でチームとなり、ポイフルの動向に探りを入れ続けていた。~ ~ やがて金銭を巡る些細な仲間割れによりクロイスベリーはエメラダを手にかけてしまう。~ 勢いづくクロイスベリー、ジャスティにまでその手は伸びるが~ その圧倒的実力差の前に脆くも崩れ落ちるのだった。~ ~ ● [[''ポゥ・ストラディバイド''>名簿/336003]]~ 曖昧な存在であるが故に本人ですら覚えていない事実だが、彼女も元・構成員。~ プリズナは組織の概要を知る者を生かしてはおかない。~ 誰にも知られずフラりと組織を抜け、のうのうと冒険者生活を堪能できたのは~ 彼女の闇を操る能力と、無意識に働いていた警戒心の賜物。~ ~ ~ ~ **セクト [#d37ed8bc] セクト(Sect)はメイク・メイカーが最も信頼を置くSP集団である。~ 人工的に生み出された能力者にメイク・メイカーの人格が埋め込まれる事で出来上がる。~ セクト等と意識を共有し、それぞれ独立した視点から自らを監視させる事で、肥大化する欲望の抑止力としている。~ :%%%構成員%%%| ● ''セクト・ワン''~ 15歳の少年。~ 肉体のあらゆる部分を自在に【液状化 → 硬化】させる能力を持つ。~ 脳だけは自らで再形成する事ができない為、変化させるのはそれ以外の部分に限られる。 真面目な性格、丁寧な言葉遣いをする。~ ~ ● ''[[セクト・ツー>ロダ:062310.jpg]]''(故人)~ 18歳の青年。~ 獰猛な合成獣に変貌する能力を持つ。~ 軽い性格、口調も軽い、頭も軽い。~ ~ ● ''[[セクト・スリー>ロダ:062433.jpg]]''(故人)~ 12歳の少女。~ 強力なサイキック能力を有している。~ 普段は大人しい性格で寡黙、戦闘時には一辺、冷徹かつ残酷な部分を見せる。~ ~ ● [[''セクト・フォー(スー・ヘリテイジ)''>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst034887.jpg]]~ 冒険者生活を通じて魔法の才能を開花させた[[キュロット・メイカー>名簿/228145]]を~ クロイスベリー・プリズナが回収、後にメイク・メイカーの人格を混ぜ込まれる。~ 薬物投与の副作用か、髪は白く染まり、肌は浅黒く変化している。~ 両手を合わせる事で強力な氷魔法を発動させ、あらゆるものを凍てつかせる能力を持つ。~ しかし、あまりに強力過ぎて制御が難しい為、普段は術式ロックされた手枷を填めている。~ そのため、炎魔法を纏った足技が一番の武器となっている。~ ~ 「スー・ヘリテイジ」は彼女が自分に与えた偽名。~ 彼女が幼い頃に見た、とある魔法少女アニメの主人公の名前である。~ #endregion ~ ~ ~ ~ #region(ポイフル・メイカーの軌跡) **ポイフル・メイカーの軌跡 [#d90bfa83] //覚書ともいう :&color(#CD853F){%%%〜過去〜%%%};| ***''Scene01 後継者'' [#b7d7b9a0] 三代目当主「クロフォード・メイカー」は子宝に恵まれる事が無かった。~ それは彼が亡き者となった後、跡継ぎ争いが混迷を極める事を意味していた。~ 彼を敬愛する科学者「イザベラ・サブレーニ」はクロフォード・メイカーに自らが研究する~ 体外受精、体外育成のテストケースになって欲しいと申し出る。~ ~ 結果は大成功~ 当主の栄えある第一子「ポイフル・メイカー」は期待の跡継ぎとしてこの世に生を受けた。~ ~ …ハズであった。~ ~ 彼女の誕生から三年後~ 母であるイザベラは彼女本来の課題であった『メイク・メイカーの延命』に成功する。~ ポイフルの跡継ぎとしての存在意義は薄れつつあった。~ #clear [[http://notarejini.orz.hm/up2/s/qst058432.jpg>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst058432.jpg]] -SIZE(10){ポイフル・メイカー生誕} -SIZE(10){父『クロフォード・メイカー』、母『イザベラ・サブレーニ』からの愛情を感じられず、愛情に餓える} ***''Scene02 二人だけの発表会'' [#vf63d2a6] ポイフルに与えられた「当主の実子」という立場は重く~ 誰もが恭しく距離を置き、同年代の子供ですら近寄る事が無かった。~ 引っ込み事案だったポイフルはいつも庭園で一人、本を読む毎日であった。~ ~ そんなある日の事~ 庭で一人、スケッチをしていた初老の男性「ガトー・ソルチネス」と出会う。~ ポイフルはガトーが見せる優しい微笑みに惹かれ、勇気を出して声を掛ける。~ ガトーは失声症であり喋る事ができなかった。~ その代わりに取り出したのは一本の棒と紙切れ一枚~ 何ら関係の無いその二つを、ものの数秒で「風車」に変えてしまうガトー。~ ~ ポイフルはそれをまるで魔法のようだと感じた。~ 『発明家』としての第一歩であった。~ ~ それからというもの、毎日のように庭へ足を運んだ。~ 自ら作り上げた最高傑作を真っ先に見せては自慢した。~ ガトーはいつもポイフルのつたない説明に耳を傾け、拍手をしてくれたのだった。~ ~ ある時を境にガトーは庭に姿を見せなくなった。~ ポイフルはガトーが来るのを待ち続けたが、二度と彼がその場に現れる事は無かった。~ ~ 屋敷の片隅の墓地にひっそりとガトーは埋葬されていた。~ 無我夢中で土を掘り返し、再びガトーと合いまみえたポイフル~ 病死と伝えられたハズのその体には銃痕がくっきりと残されていた。~ -SIZE(10){ガトー・ソルチネスに出会い、初めて「父性」というものを感じる} -SIZE(10){発明家としての第一歩を踏み出す} -SIZE(10){ガトー・ソルチネスとの死別、その原因は父「メイク・メイカー」} ***''Scene03 誰も止められない SIZE(8){〜Mad scientist〜}'' [#l6b70ff8] -SIZE(10){倫理観の著しい欠如} -SIZE(10){飛躍する研究、実験内容、黙認される環境の確立、やがては畏怖の対象に} ***''Scene04 窮鼠猫を噛む'' [#f3203d64] 牢屋の中は血溜りが広がっている、その上で横たわっている少女には本来あるべきものが付いていない~ ~ ………そう、両腕だ。~ ~ 少女の肩から先はなだらかな断面があるばかりで、そこから噴出す血は止まるところを知らなかった。~ 自分の口から漏れるか細い呻き声に混じって、何かが近寄るような足音を、少女は聞いた気がした。~ ~ 「痛そうだね?」~ ~ 朦朧とした意識の中、黒いシルエットがその瞳に映り込むのを感じていた。~ ~ 「欲しいもの、なーい?」~ ~ 唐突にそんな事を聞かれた。~ どこの誰だかは分からなかったが、そこに疑問を抱ける程の気力も既に残ってはいなかった。~ 少女は重い唇を開き、一声ずつゆっくりと紡いでいく ''「 い き た い 」'' と。~ 声が出ていたかすらも分からないが、誰かに聞いて欲しかった、心からの叫びを。~ ~ 目の前に立っている誰かの口元が 少しだけ歪んだような気がした。~ ~ -SIZE(10){牢獄に閉じ込められていた両腕を失った少女、「シャナル・メイカー」との出会い} -SIZE(10){シャナル・メイカーに自作の義手を託す、その義手をもって腕を奪った張本人である奴隷商を殺害} -SIZE(10){以降、シャナル・メイカーはポイフル・メイカーの忠実な僕と化す} ***''Scene05 大家出 SIZE(8){〜外の世界へ〜}'' [#o8f88ebb] -SIZE(10){「被験体No.177」と共に「フェンメル」を脱出} :&color(#CD853F){%%%〜現在〜%%%};| ***''Scene06 我が研究所へようこそ'' [#l23982f8] -SIZE(10){165組との出会い} -SIZE(10){被験体No.177、「クロイスベリー・プリズナ」の手により[[殺害>http://gold.ash.jp/main/?chrid=166119]]される} -SIZE(10){合成獣「[[スパルタン・メイカー>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst004432.jpg]]」を生み出す} -SIZE(10){「キッド・ライディレガード」が助手に} --SIZE(10){''一度目の死亡''} ***''Scene07 プランE'' [#xbd879cb] -SIZE(10){追っ手の目晦ましの為、研究所を見つかりづらい森林の中へ移転} --SIZE(10){''ニ度目の死亡''} -SIZE(10){6ヶ月の空白([[★発作的に人道を外れた実験を行っていた>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst007961.jpg]])} -SIZE(10){「[[SMH08 メタリア>名簿/166929]]」のマスターに} -SIZE(10){「SMH計画開発責任者 キリシマ」との出会い} -SIZE(10){SMH08メタリアの機能停止、「[[SMH08量産型 メタリア・フェクス>名簿/328447]]」のマスターに} -SIZE(10){キッド・ライディーレガードの失踪、「[[アキ・ヘルベチカ>名簿/262773]]」が助手に} -SIZE(10){海から「[[メトロイド・メイカー>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst008543.jpg]]」を拾ってくる} --SIZE(10){''三度目の死亡''} -SIZE(10){ホムンクルスへ意識を移す事で、重症だった自分の手術を自ら執刀} ***''Scene08 ホムンクルス'' [#p45ba968] [[&ref(http://notarejini.orz.hm/up2/s/qst011430.jpg);>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst011430.jpg]] -SIZE(10){ホムンクルスの体が本体に} -SIZE(10){「[[ヴィクトール・ベルサー>名簿/168950]]」が助手に} -SIZE(10){「キュリアヘルベチカ」来訪、元の体をアキ・ヘルベチカに依代として譲渡} --SIZE(10){''四度目の死亡''([[★助太刀キッド>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst013746.jpg]]・[[★年齢詐称>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst013745.jpg]])} ***''Scene09 忍は影すら残さない'' [#v7714c9c] -SIZE(10){「シャナル・メイカー」死亡、全てを忘れさせ「鳴紗(なるしゃ)」として新しい人生を送らせる} -SIZE(10){メタリア・フェクス失踪} -SIZE(10){芹沢研究所襲撃(テープを取り返す為だけに)} -SIZE(10){「[[フィーヌ・ゼルブ>名簿/208514]]」が助手に} -SIZE(10){フィーヌ・ゼルブとの別れ(CSC『ガーネット』を預かる)} -SIZE(10){分家筋である「[[キュロット・メイカー>名簿/228145]]」の死亡、「[[モーモー・メイカー>名簿/167192#j595e559]]」が居候} -SIZE(10){引退生活の始まり} ***''Scene10 自由奔放、チョトス・ソルチネス来訪'' [#jfb1bbfc] -SIZE(10){「[[チョトス・ソルチネス>名簿/167192#a85e0f72]]」がボディーガードに} -SIZE(10){「[[PN-14「PUCCA」(通称:警備子)>名簿/167192#a85e0f72]]」誕生} -SIZE(10){「ミクロコスモス・マクロニカ」が助手に} -SIZE(10){メタリア・フェクスとの再会([[★はじめての涙>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst040561.jpg]])} -SIZE(10){冒険者として再出発} ***''Scene11 変わり果てた旧友'' [#g4bcfe08] その日は霧のように細かい雨が地面を濡らしていた。~ そんな静かな夜更けに、メタリアの家を一人の少女が尋ねる。~ スーと名乗る少女は衰弱しきっていて今にも倒れそうであった。~ 手当てを優先しようとするメタリアだが、彼女は必死の形相で言い放った。~ ~ 「伝えないと…彼女に………ポイフル・メイカーに…!」~ ~ 緊急の用件だと察したメタリアは彼女を引き連れ、研究所へ向かう。~ ~ ポイフルは胸騒ぎがしていた。~ 本家の重役層の人間が、次々と謎の怪死、失踪を続けていたのだ。~ その漠然とした不安は、スーがもたらした情報により確かな物となる。~ -SIZE(10){「セフィロト」計画の発動} -SIZE(10){「スー・ヘリテイジ(キュロット・メイカー)」との再開} -SIZE(10){フェンメルへ視察の旅に出る、島を覆い尽くす程の神樹を目前にし、潜入を断念、帰還する} ***''Scene12 呪縛'' [#k98dcf62] はっきりしない記憶に戸惑いながらも、研究所で匿われるように暮らしていたキュロット~ とある日を境に彼女に「セクト・フォー」としての記憶が戻る。~ メイク・メイカーはもう彼女を必要としていない~ セクトはメイク・メイカーの意思を忠実に反映する。~ ~ 冒険から帰ろうとしていたポイフルの前に立ちはだかったのは見慣れた少女~ 炎を纏った蹴りが瀕死の重傷を負ったポイフルを追い込む~ 最期の一撃を繰り出そうとした時、足が止まった~ ~ 次の瞬間、目に入ったのは胸に杭を打ち込まれ絶命したポイフルの姿~ [[&ref(http://notarejini.orz.hm/up2/s/qst050207.jpg);>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst050207.jpg]]~ (私ガ―殺シタノカ―――?)~ ~ 彼女本来のやさしい感情はその事実に耐え切れず、セクトの呪縛を再び脱する。~ その後、茫然自失のまま森の奥深くへと消えて行った。~ ~ 主の死をいち早く察知した警備子は、代用ボディに記憶の転送を開始していた。~ ポイフルは自分にもしもの事があった時の為に保険をかけておいた~ 冒険に向かう前に必ず記憶のバックアップを残すようにしていたのだ。~ いくらかの記憶の欠損はあったが、ポイフルはかろうじて命を繋ぐ事に成功する。~ --SIZE(10){''五度目の死亡''} -SIZE(10){スー・ヘリテイジ(キュロット・メイカー)失踪} -SIZE(10){「[[マーチヘア>名簿/71200#a3abd630]]・アールツー」を代用ボディとしてポイフル・メイカー復活} ***''Scene13 私のやるべき事は'' [#e7fc9a04] -SIZE(10){アキ・ヘルベチカに譲渡していた元の体を返してもらい、数十年ぶりに本来の体へ戻る} -SIZE(10){父の「セフィロトプロジェクト」阻止の為、とある研究を進める} ***''Scene14 上を向いて歩こう'' [#wffbb21d] -SIZE(10){強襲により研究所が炎上} -SIZE(10){Sect3戦、スパルタン・メイカー死亡、ファーズの助力、チョトスの奮闘によりスリー撃破} -SIZE(10){Sect2戦、メタリアの活躍によりセクト・ツーを撃破} -SIZE(10){Sect1戦、スー、メタリア、クリミア、アキ参戦、ポイフルの作り出した「パンドラボックス」にセクト・ワン、封印される} -SIZE(10){ポイフル、生まれて初めて心の底から誰かに甘える} ***''Scene15 〜旅立ち〜'' [#z3b45752] -SIZE(10){チョトス、警備子、メタリア、スーと共に本国(フェンメル)へ戻る} -SIZE(10){全ては『セフィロトプロジェクト』を止める為に、父親との決着をつけるために} #endregion ~ ~ ~ *工事中 [#p312b9da] //少しずつ増えます、完成してないので細部がコロコロ変わるかもしれません //後付設定も多いです //加筆修正 //稚拙でつらい //機工城塞都市アヴァリティアと設定が被りまくってる事に気づいて辛い
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