名簿/23580
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* スパルタカス家出身 ニコス 23580 [#p34011df] |ID:|23580| |名前:|ニコス| |出身家:|スパルタカス| |年齢:|16| |性別:|#listbox3(男,server,sex)| |前職:|#listbox3(学生,server,job)| |理由:|#listbox3(親に言われて,server,reason)| |状態:|#listbox3(野垂れ死に,server,state)| ////////// |その他:| [[ステータス>http://gold.ash.jp/main/?chrid=23580]]/[[戦歴>http://gold.ash.jp/main/advlog.cgi?chrid=23580]]| *基本設定 [#ld88d204] [[マリア姉ちゃん:http://2d6.netgamers.jp/notarejini/?%CC%BE%CA%ED%2F23547]]の弟ということで作成、親に言われて付いていくあたりがヘタレで面白いかなと~ これも蓋を開けたらマリア姉ちゃんと真逆のパラメーターで噴いた~ って冒険初めて二月後に即死~ 享年16歳、南無南無 *ニコス・スパルタカスの日記 [#s3de39b9] **黄金暦87年2月 [#w55e0c91] [[冒険の記録はこちら:http://gold.ash.jp/main/advlog.cgi?chrid=23580]]~ マリア姉を見守って欲しい、そう母上に泣いて懇願されて、神学校を休学して、マリア姉と一緒に冒険者になって…そろそろ10日になる。~ 最初の依頼は、ゴブリン退治だった。~ ゴブリンはモンスターたちの中でも弱く、たまに里に下りてきては畑を荒らしたり、備蓄の食糧を食い荒らしていく…その程度のモンスターだ。~ しかし今は厳冬期だ。秋の収穫期に蓄えた貴重な食糧を食い荒らされたのでは、近くの農民たちにとっては笑ってすまされることじゃない。~ そうして、酒場のマスターに依頼が舞い込み、新米冒険者である僕たちにお鉢が回ってきた。~ 「なぁに、素人でもこなせる依頼だ。肩の力を抜いてこなせばいいさ」~ そう笑ってマスターは僕の肩をバンバンと叩いた。~ どうやらこの手の依頼はしょっちゅうあるらしく、新米冒険者がこなす最初の依頼のお約束、といったところのようだ。~ なんにせよ、依頼を受けなければ始まらない。~ 僕らは依頼を受け、件のゴブリンがでるという洞窟まで足を伸ばした。~ 依頼者によると、ゴブリンたちはその洞窟の奥深くをねぐらとしているらしい。~ 洞窟は薄暗かったが、せいぜい出るものといえば大鼠くらいで、たいしたことはない。正直なところ、そう油断していた。~ 油断が仇となったのは、モンスターによるものではなかった。奥へと繋がる通路の途中にあった、金属の扉。~ どうやら罠が仕掛けてあるらしかったが、開錠の技術を持つ仲間、レテが罠を解除しようとしたときだった。~ それは一瞬の出来事だった。まばゆい光が扉の脇、蝶番の部分からきらめき、僕の肩に熱い衝撃が走った。わけが判らず、もんどり返った。手で触ってみると、ぬめる物がある。血だ。罠が作動していた。~ 新米冒険者ばかりのパーティーは、ちょっとしたパニックになった。血も見たこともないようなメンバーがいるのだ。もちろん、僕も。~ そんなわけで、僕は、最初の冒険で重傷を負う羽目となった。肝心のゴブリンは、たいしたこともなく討伐することができたけれど。~ 重傷を負ったのが罠によるものだというあたりが、どこか間抜けだった。~ 酒場に帰ってきた僕を見て、マリア姉の顔色が真っ青に変わった。いつもは「ニコ坊、ニコ坊」とからかってくるマリア姉だけれど、根は優しい人なのだ。~ マリア姉に付き添われて、その日は町の病院で夜を明かした。幸いなことに、命にかかわるような怪我ではなかった。~ しかし…どうしてだろう。ゴブリンを倒したとき、体の奥底から熱いものがこみ上げてきて、その夜は眠れなかった。~ 実家にいたときはこんな怪我なんてしたことすらなかったのに。~ この胸に燃えている熱いものの正体がわかるのには、もう少し、時間が要るのかもしれない。~ それまで、冒険を続けるのも悪くない…そんな風に思った。~ **黄金暦87年 3月 [#nce1d7bc] (ニコス・スパルタカスとパーティーを組んで探索したある冒険者の証言より抜粋)~ 「…もともと、信憑性の薄い情報だったんだ。付近の村の長は洞窟の中に怪物がいるようだ、の一点張りだったし。敵の戦力って言うのかなぁ、そういう情報がまったくなかった。~ 酒場のおやっさんはこの話を持ってきたとき、やめといたほうがいいんじゃないか、胡散臭い話だと渋っていたけれど、最初の冒険でゴブリンを倒したばっかりで、その程度、たいしたことじゃないって俺たちは楽観的になってたんだな。~ 初めて連中に遭遇したときも、まだゴブリンと同じくらいのモンスターなんだろう? と高を括っていた。~ もっとも、それはすぐに誤りだと気づいたけどね。まず連中はすばしっこい。まったく先手が取れやしない。こっちが動く前に二回も三回も攻撃してきやがる。~ そうこうするうちに一人怪我をして二人怪我をして、最初に倒れたのが、ニコスだったんだ。連中の爪が、胸にぐっさりと刺さって…こりゃあダメだと一目でわかったよ。~ それからなんとか命からがら逃げてきて、今はこのざまさ。~ えっ、ニコスには冒険者の姉貴がいるのか。そうか…悲しむだろうな…、どうするんだろうな、これから」~ ニコス・スパルタカス、黄金暦87年3月、グールの群れと遭遇し死亡。享年16歳。遺体は見つかっておらず、形見の剣のみが故郷へと送られた。~ ---- #comment(below) - こんばんは 挨拶に来るの遅れちゃいましたけど…これ(チョコ)、ここに置いておきますね …あちらでもどうかお元気で -- [[リア>名簿/23604]]&new{2008-02-05 (火) 05:06:25};
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* スパルタカス家出身 ニコス 23580 [#p34011df] |ID:|23580| |名前:|ニコス| |出身家:|スパルタカス| |年齢:|16| |性別:|#listbox3(男,server,sex)| |前職:|#listbox3(学生,server,job)| |理由:|#listbox3(親に言われて,server,reason)| |状態:|#listbox3(野垂れ死に,server,state)| ////////// |その他:| [[ステータス>http://gold.ash.jp/main/?chrid=23580]]/[[戦歴>http://gold.ash.jp/main/advlog.cgi?chrid=23580]]| *基本設定 [#ld88d204] [[マリア姉ちゃん:http://2d6.netgamers.jp/notarejini/?%CC%BE%CA%ED%2F23547]]の弟ということで作成、親に言われて付いていくあたりがヘタレで面白いかなと~ これも蓋を開けたらマリア姉ちゃんと真逆のパラメーターで噴いた~ って冒険初めて二月後に即死~ 享年16歳、南無南無 *ニコス・スパルタカスの日記 [#s3de39b9] **黄金暦87年2月 [#w55e0c91] [[冒険の記録はこちら:http://gold.ash.jp/main/advlog.cgi?chrid=23580]]~ マリア姉を見守って欲しい、そう母上に泣いて懇願されて、神学校を休学して、マリア姉と一緒に冒険者になって…そろそろ10日になる。~ 最初の依頼は、ゴブリン退治だった。~ ゴブリンはモンスターたちの中でも弱く、たまに里に下りてきては畑を荒らしたり、備蓄の食糧を食い荒らしていく…その程度のモンスターだ。~ しかし今は厳冬期だ。秋の収穫期に蓄えた貴重な食糧を食い荒らされたのでは、近くの農民たちにとっては笑ってすまされることじゃない。~ そうして、酒場のマスターに依頼が舞い込み、新米冒険者である僕たちにお鉢が回ってきた。~ 「なぁに、素人でもこなせる依頼だ。肩の力を抜いてこなせばいいさ」~ そう笑ってマスターは僕の肩をバンバンと叩いた。~ どうやらこの手の依頼はしょっちゅうあるらしく、新米冒険者がこなす最初の依頼のお約束、といったところのようだ。~ なんにせよ、依頼を受けなければ始まらない。~ 僕らは依頼を受け、件のゴブリンがでるという洞窟まで足を伸ばした。~ 依頼者によると、ゴブリンたちはその洞窟の奥深くをねぐらとしているらしい。~ 洞窟は薄暗かったが、せいぜい出るものといえば大鼠くらいで、たいしたことはない。正直なところ、そう油断していた。~ 油断が仇となったのは、モンスターによるものではなかった。奥へと繋がる通路の途中にあった、金属の扉。~ どうやら罠が仕掛けてあるらしかったが、開錠の技術を持つ仲間、レテが罠を解除しようとしたときだった。~ それは一瞬の出来事だった。まばゆい光が扉の脇、蝶番の部分からきらめき、僕の肩に熱い衝撃が走った。わけが判らず、もんどり返った。手で触ってみると、ぬめる物がある。血だ。罠が作動していた。~ 新米冒険者ばかりのパーティーは、ちょっとしたパニックになった。血も見たこともないようなメンバーがいるのだ。もちろん、僕も。~ そんなわけで、僕は、最初の冒険で重傷を負う羽目となった。肝心のゴブリンは、たいしたこともなく討伐することができたけれど。~ 重傷を負ったのが罠によるものだというあたりが、どこか間抜けだった。~ 酒場に帰ってきた僕を見て、マリア姉の顔色が真っ青に変わった。いつもは「ニコ坊、ニコ坊」とからかってくるマリア姉だけれど、根は優しい人なのだ。~ マリア姉に付き添われて、その日は町の病院で夜を明かした。幸いなことに、命にかかわるような怪我ではなかった。~ しかし…どうしてだろう。ゴブリンを倒したとき、体の奥底から熱いものがこみ上げてきて、その夜は眠れなかった。~ 実家にいたときはこんな怪我なんてしたことすらなかったのに。~ この胸に燃えている熱いものの正体がわかるのには、もう少し、時間が要るのかもしれない。~ それまで、冒険を続けるのも悪くない…そんな風に思った。~ **黄金暦87年 3月 [#nce1d7bc] (ニコス・スパルタカスとパーティーを組んで探索したある冒険者の証言より抜粋)~ 「…もともと、信憑性の薄い情報だったんだ。付近の村の長は洞窟の中に怪物がいるようだ、の一点張りだったし。敵の戦力って言うのかなぁ、そういう情報がまったくなかった。~ 酒場のおやっさんはこの話を持ってきたとき、やめといたほうがいいんじゃないか、胡散臭い話だと渋っていたけれど、最初の冒険でゴブリンを倒したばっかりで、その程度、たいしたことじゃないって俺たちは楽観的になってたんだな。~ 初めて連中に遭遇したときも、まだゴブリンと同じくらいのモンスターなんだろう? と高を括っていた。~ もっとも、それはすぐに誤りだと気づいたけどね。まず連中はすばしっこい。まったく先手が取れやしない。こっちが動く前に二回も三回も攻撃してきやがる。~ そうこうするうちに一人怪我をして二人怪我をして、最初に倒れたのが、ニコスだったんだ。連中の爪が、胸にぐっさりと刺さって…こりゃあダメだと一目でわかったよ。~ それからなんとか命からがら逃げてきて、今はこのざまさ。~ えっ、ニコスには冒険者の姉貴がいるのか。そうか…悲しむだろうな…、どうするんだろうな、これから」~ ニコス・スパルタカス、黄金暦87年3月、グールの群れと遭遇し死亡。享年16歳。遺体は見つかっておらず、形見の剣のみが故郷へと送られた。~ ---- #comment(below) - こんばんは 挨拶に来るの遅れちゃいましたけど…これ(チョコ)、ここに置いておきますね …あちらでもどうかお元気で -- [[リア>名簿/23604]]&new{2008-02-05 (火) 05:06:25};
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