冒険者/0002

  • 第1章
    • 黄昏歴 999年 1月 公共施設/闘技場にて
      • 魔女空手を見切られた際、1.距離を取り体力を削りつづける 2.出力を上げて押し切る 3.武器やゴーレム使うといった安全で確実な策はいくつかあったが
        己が最初に定めたルールを重視し、あえて不利な近接戦を挑んだ
      • (手書きによる追記)『いやよこんなの、子供に勝った事が勇気だなんて私のプライドが許さないわ』
  • (ぐぅっと伸びをする・・・既にピッチリスーツにベリーショートの準戦闘形態)さて・・新年早々いい運動をしましょう坊や? -- カレリア 2016-05-10 (火) 11:06:52
    • その服装だと、印象ガラッと変わりますよね、カレリアさんっ (襷掛けして、髪を高く結わえなおす 脇差長の木刀を握れば、向き直る)
      坊やじゃないですってば! (もー、といつものやり取りをしてから、きっちりお辞儀をして) よろしくお願いしますっ (片手で構える)
      -- 虎彦 2016-05-10 (火) 11:09:15
      • ふふ、どう?似合うかしら・・・(木刀を見る、常識だが真剣でない以上こちらも鎧の防御は必要ない、アタッシュケースは置いてきた)レギュレーションは大事よね(対してこちらはスカートでも抓むような仕草と共にカーテシー)
        さて・・・行くわよ!!(気合一閃、半身に構えたまま深く腰を落とす)
        (その瞬間足元で爆発的な衝撃が発生し、カレリアを弾丸の様な速度で虎彦目がけ真直ぐ打ち出し・・・)はぁぁああ!!(同じく衝撃波を伴った回し蹴りを放ってくる・・・直撃すればかなり痛いぞ)
        -- カレリア 2016-05-10 (火) 11:19:05
      • はい、お綺麗ですっ 普段の落ち着いた魔女服も素敵ですけどっ (臆面もなく素直に褒め、見慣れないお辞儀にちょっとくすぐったいものを感じつつ)
        はいっ、よろしくお願いしますっ あと、お気遣いありがとうございますっ (赤青に点滅するのに気づいて、構えつつ小さく頭を下げて)
        (右手前、切っ先をカレリアに向けたまま、きゅ、と目に力を籠める それだけで、子供っぽい印象が消えた)
        っ、速いっ (砂埃が上がるような突進力に力を込めた目を更に細め、息を短く吸う 避けられたのは、カレリアの動きが直線だったからだ)
        ふぁっ、あ、危なかったっ! (避けようと思うよりも先に身をかわしていた すれ違いざまに視線を交わし、身体を向けながら) せっ! (胴打ちを放つっ)
        -- 虎彦 2016-05-10 (火) 11:25:57
      • 遅いわ!(流石にこの程度よけてもらわないと困るとばかりにあざ笑う)
        (すれ違いざま、カウンター気味に襲ってくる切っ先・・・そこに)ぅんっ!(気合を合わせれば、瞬間木刀の先端で衝撃がはじけて胴打ちの勢いを殺してしまう・・・後は腹筋で受け止めれば・・・突進の勢いのまま通り過ぎる形)
        (数歩の距離で降り立つと今度は振り向きざまに腕を引くようなラビットパンチの仕草・・・今度は虎彦の後方から後頭部狙いの衝撃波が飛んでくる)
        -- カレリア 2016-05-10 (火) 11:42:57
      • (放った胴打ちが弾かれる) 腹筋っ?! (カレリアの細い腰に視線をやるが、いや) 違う、魔法かっ (打ち込み波動を撫でるだけに留まり、内心で唸る)
        坊や扱いも、当然か…カレリアさん、強いっ (片足を軸に摺り足 カレリアから視線を外さずに正対しながら、ぐ、と脚に力を込めて、突きを放とうとした!)
        っ!? (そこに、後ろからの衝撃っ 見えない一撃にグラッと視界が揺れて明滅する) ん、ぐっ! (ぐっと堪えて意識を取り持ち、思い切り後ろに跳んで間合いを取った)
        はぁ、はぁ…っ 今、のはっ… (まずい流れだ、と内心で唸る) カレリアさんのペースだ…しかし、後ろからの攻撃…どうやって見切る…っ (小さく強く頭を振りながら、呼吸を整える)
        -- 虎彦 2016-05-10 (火) 11:53:56
      • (大きな気合、派手で直線的な突進・・・そこから追い打つ後ろからの衝撃・・)効くでしょう?
        (見切るだの落ち着こうと呼吸をととのえるだの・・随分余裕ね坊や・・・)(少年は何とか意識を保ち距離を取ろうとしている・・逃がす道理などない)崩れたわね?
        (距離をとるならこちらは踏み込む・・・一気に畳みかけるラッシュの構えだ)はぁあぁああぁあぁあああああ!!(元々魔女空手は中近距離用の格闘魔術だ・・・近接距離なら「セーブ」していた威力を・・今は開放する)
        (その場で、しかして腰の入ったジャブ、フック、ストレートの応酬・・・それらすべてが衝撃波となり少年の前から右から下から襲い掛かってくる)
        -- カレリア 2016-05-10 (火) 12:04:53
      • 効きます、ね…っ (両手で木刀を握りなおす 小指に力を籠める まだ力は入る) 休ませては、くれませんね、流石にっ
        (踏み込むカレリア、それを見て、覚悟を決める) これが、魔法使いとの、闘いっ (ぐっと歯を食いしばれば、口元は笑みのように歪む)
        う、おおっ (気合を弾き返すような短い雄叫び 思い出す さっきの一撃) 無作為に飛んでくるわけじゃないっ、必ず、その腕の動きに合わせて来る、ならばっ
        (切っ先を落とし、腰を落とす 一撃、ジャブが顔に入るが堪えて、その一撃の間を準備に使うっ)
        や、あああああああっ!! (1撃、2撃…衝撃波を見抜くように、切り落としていくっ 視線は、真っ直ぐカレリアに向けて、同時に、すり足で少しずつ、前へっ)
        (振るう場所からさえ目を離さなければ…) 予想は、できるっ (打ち漏らす衝撃に身を打たれながら、前へ、前へ、打ち据えられながら、間合いを縮めるっ)
        -- 虎彦 2016-05-10 (火) 12:14:24
      • (よく見ているわ・・・)(当たりはしても通らない・・ラッシュにさりげなく混ぜ込んだラビットパンチも外すに至り小手先では打ち崩せないと判断する・・・出力を上げる?坊やが木刀で戦ってるのに?)やるじゃないの・・・
        ひゅー・・・!(手段を変える・・・虎彦の間合いに入る少し前にラッシュを止め、深く構え直すと今度はこちらが目を見開く)来なさい!
        -- カレリア 2016-05-10 (火) 12:30:36
      • (口の端が切れ、顔や腕に青痣を作りながら、それでも目の輝きは死なず、じりじりと間合いを詰める少年)
        痛い、し、見えないから、怖い、けど…っ (噛み締めた奥歯 頬に一撃を食らったけど、) まだ、まだあっ!!
        (不意に弾幕が晴れる 間合い寸前である 誘われた、いや、) はいっ!! (カレリアの声に、応える! 一歩大きく踏み込めば、放つ突き 1度、2度…)
        ふ、ぅっ!! (2度の突きは届く直前で引かれ、少年は身を翻す)
        (一歩大きく、一気に間合いを詰めながらの、地を這うような切っ先からの、切り上げっ) 木の葉返しっ!!
        -- 虎彦 2016-05-10 (火) 12:42:51
      • (この作戦をとる以上は怪我は覚悟する必要がある・・・)
        (武器を持った相手と対峙するときの基本は、武器だけを見ない事である・・・全体を俯瞰するように、少年の体全体挙動を見る)(フェイントなんて意外ね坊や・・・)っ!?
        (それでも二回目のフェイントには騙された・・一瞬体が固まった瞬間、鋭く切り上げてくる一閃が胴を襲う)
        (技は完ぺきだった、それを通そうとする信念もだ・・・ただこちらの狙いは最初から少年を捕まえる事にあった)っ・・いいわよ坊や?・・・後少し、体が出来上がっていたらね?(両の袖をひっつかみ、思いっきり間合いを詰める事で切っ先ではなく根元を命中させた・・・絶対に逃がさない)
        (この為に防御へ念をまわさなかったのだ練り上げた魔力を集中させ、腹に力を込めて意思を強く持ち)でぇぁああ!!!(打ち下ろすように、鼻先目がけ頭突く!当然これにも衝撃が付随するぞ)
        -- カレリア 2016-05-10 (火) 13:00:29
      • (まっすぐな気質の少年 その上で、戦の手段は融通無碍に こ伸びしろを思わせる動きだが、カレリアの言うように、まだ、身体が追い付いていない…っ)
        うぁっ (袖を掴まれて引き寄せられれば、間合いは内に入り過ぎて、ぼふ、と魔女の胸に顔を突っ込んで戸惑うままに、ぷは、と顔を挙げた瞬間)
        ん、ぶっ (鼻面に埋まる魔女の額 弾かれるように顔が跳ね、遅れ、鼻から血を吹きだす少年 視界一杯に火花が飛んで、痛みに思考が飛ぶ)
        うぁ、あ…く…っ まだ…っ (それでも、袖をつかむ魔女の腕を、ぎゅ、と掴んで、一瞬だけ、カレリアの目を見つめる 強く、強く、輝く瞳 しかし…)

        ま、だ… …っ (次の瞬間意識が飛んで、カレリアに倒れこんだのだった) -- 虎彦 2016-05-10 (火) 13:11:20
      • (乳房に突っ伏すさせたのは誤算だったが、それはそれだけ余裕がなかった証)
        (強い輝きを放つ瞳を正面から受け止めるその瞳は、からかいとも敵意とも違う、ただただ油断なく最後の一瞬まで心を残す決闘者の物)・・・
        ・・・ふふ・・・頑張ったわね、坊や
        (痛烈な頭突きにも罅一つ入らなかったメガネをくいと直す・・・自身の額から垂れる血など気にも留めず、気を失っている少年の鼻先にちょんとキスをするとそのままお姫様だっこで颯爽とその場を去っていった) -- カレリア 2016-05-10 (火) 13:21:33
  • 第2章
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Last-modified: 2016-05-12 Thu 05:23:41 JST (2878d)