名簿/420303
- 2083年、人類はもはや同種族を敵とみなすしかない閉塞状態に追い込まれる
そして睨みあい武器を突きつけ合いながら迎えた2084年夏、人類は68%が一夜にして死滅する
世界中の空を5日の間燃え盛るように赤く染めた後に残ったのは・・・巨大な、巨大な威容で・・・異様としかいいようのない、人型の何かだった --
- 生き残った人々は連綿と築きあげてきた文明の一切を突然失う、世界は夜明けとともに死んだ、理性も法も
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- 残されたのは、恐怖と情動だけ、死がいとも容易く目の前に立ちふさがることを知った人の前にあったのは
ただ、生への渇望だけであった、何者を犠牲にしても、生きなければならない --
- 【設定】
人類の半数以上が突如死滅する大惨事が世界的に均等に起きた世界
その後に残されたのは惨事の原因である大破壊を生みだした巨大な人型の何かの残骸 --
- 恐怖はその対象への理解を加速度的に速め、生き残った人類は取りつかれたように巨大な残骸を漁り合った
そしてもたらされたのは「力」死骸に肉を這わせ、執念の血と神経を貼りめぐらせ蘇らせた、鋼鉄で鎧、武器をもたせるとそこにあったのは
旧い常識の一切を粉砕する巨人であった --
- ただ一体で山岳を薙ぎ海を蒸発せしめる絶対的な力をもった巨人に人は慄き敬い信仰した
この力こそ人類を窮地から救うものであると、この力の支配者こそ、真の王として君臨するものであると
玉座は二つと要らず、この力をもった唯一のものこそ救世主であると --
- 巨人の出現から10数年を経て、もう一つの力が生まれる
それはまったくの謎であった巨人の力の源へ通じる門、その先にあった世界 --
- その先へ行けるのは巨人の操者として選ばれたもののみ、そこへたどりつき力を得たものは
何にも勝る力を得ると分かった時、巨人を駆り殺し合いを繰り広げていた人類の戦いに新たな局面が訪れた --
- 巨人の力の源で真の力を得たものが全てを統べる万能の王となる --
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