夏休みの話(仮)エピローグ Edit

祭の夜 Edit





  • (西の水平線に、まだ僅かな明かりが残っていたが。立ち並んだ屋台や
    連なる提灯の明かりの方が、もうずっと明るい。
     屋台の列が作る狭い通路の間を、たくさんの人々が、歩いては立ち止
    まりしながら行き交う。
     たこ焼き屋と背中合わせに、連なった木の実の飴を売る店があって。
    それぞれの前に通路があるのだから。まるで、小さな街ができたよう
    でもあった。
     そのミニチュアの街は、普段は校庭の場所に建っている)。 -- 2015-05-01 (金) 23:32:41
    • …人、人が多い……ぅぅっ……。 -- アオイ 2015-05-01 (金) 23:33:29
      • (アオイは、フリルのついた黒い傘で、自分の姿を隠すようにガードした)。 -- 2015-05-01 (金) 23:34:25
      • アオイさん大丈夫…どこかで休む…? -- クレハ 2015-05-01 (金) 23:46:34
      • (傘に身を隠し俯くアオイの視界に魚達が寄って来た
        浴衣の裾、クレハの浴衣だ
        クレハは今宵の祭に備え蒼を基調にした魚模様の浴衣を用意していた)。。 -- 2015-05-01 (金) 23:47:07
      • おや、具合が悪いのですか。それはいけませんね。
        とっとと自分のフィールドに戻って休むとよろしいでしょう。 -- アトイ 2015-05-02 (土) 00:05:23
      • (そう言ったアトイは、一見シンプルな白い浴衣である。
        赤い帯と、黒い顔の麒麟の図柄があって。あ、これビールの缶柄だ。
         左目に眼帯をしている) -- 2015-05-02 (土) 00:05:31
      • っていうかあなた、なんでまだふつーに居るんですか。
        …私は、夢……。…夢は眠りから覚めれば消えるもの……。
        とか、儚げにキメて言ってたくせに。一昨日から出ずっぱりじゃねー
        ですか。 -- アトイ 2015-05-02 (土) 00:05:44
      • …は?人は一向に朝寝も昼寝もしますが?
        …夜も勿論寝るから、夢の時間ですが? -- アオイ 2015-05-02 (土) 00:05:57
      • どれだけ寝るんですか、寝たきりですか。 -- アトイ 2015-05-02 (土) 00:06:06
      • (戻る気は微塵も無いと、アオイは傘を閉じる。
         袖にフリルのついた、黒い浴衣であった)。 -- 2015-05-02 (土) 00:06:13
      • こーらー、二人とも喧嘩しないの……
        もう…ずっとこの調子なんだから…… -- クレハ 2015-05-02 (土) 00:21:00
      • (猫を抱える様にアトイとアオイの首を両脇に抱えれば、ぎゅむぎゅむと締めなさるクレハさん
        あの事件が落ちついて以降、二人はずっとこの調子だ) -- 2015-05-02 (土) 00:21:10
      • かっかっか、喧嘩するほど仲が良いと言うではないか
        まぁ、ほれ、二人ともりんご飴食え、なかなか美味じゃぞ?
        -- 長老 2015-05-02 (土) 00:21:45
      • (三人のやりとりに愉快愉快と破顔する長老様
        抱えられたままのアトイとアオイの口に、夜店で買ったであろうりんご飴を放り込む
        ちなみに長老は普段と変わらぬ蒼の装束だ)。。 -- 2015-05-02 (土) 00:22:03
      • むぐっもぐ……がぉー。 -- アトイ 2015-05-02 (土) 00:54:34
      • …もぐっ……にゃー。 -- アオイ 2015-05-02 (土) 00:54:48
      • (アトイとアオイが、抱え込まれながら鳴いた) -- 2015-05-02 (土) 00:54:56
      • クレハちゃんたちー、こんばんわー。 -- ミア 2015-05-02 (土) 00:55:06
      • (りんご飴を咥えたまま、アトイとアオイが同時に振り向く。
         そこに居たのは、いつも通りに白衣なミア先生と、学校の悪ガキコ
        ンビなサムとオリバーで) -- 2015-05-02 (土) 00:55:13
      • んむ、ミア先生じゃねーですかー。。 -- アトイ 2015-05-02 (土) 00:55:22
      • あ、ミア先生こんばんわ…わ、とと…… -- クレハ 2015-05-02 (土) 01:12:52
      • (挨拶をしつつ、クレハは慌ててアトイとアオイを解放した
        悪ガキコンビの何やってんだ?と言う視線に加え
        周囲から大注目を浴びているのに気付いてしまったから) -- 2015-05-02 (土) 01:13:01
      • こんばんわじゃ、良き祭じゃな。。 -- 長老 2015-05-02 (土) 01:13:25
      • ヴァイアちゃんもこんばんわー。
        隣の街からも、人が来るからね、村の人口が今日だけ3倍よー。 -- 2015-05-02 (土) 01:31:59
      • なぁ、みゃー先生ーいい加減解放してくれよー。 -- サム 2015-05-02 (土) 01:32:09
      • そうだよ、俺らまだ何もしてねぇじゃんかー。 -- オリバー 2015-05-02 (土) 01:33:18
      • みゃー先生言うな。お前らは、もうしばらく大人しくしててもらう。 -- ミア 2015-05-02 (土) 01:33:30
      • (不満気に言うサムとオリバは、むんずと首根っこを掴まれる) -- 2015-05-02 (土) 01:33:38
      • どうかしたんですか? -- アトイ 2015-05-02 (土) 01:33:50
      • (りんご飴を、頭の上に乗せていたドラゴンの方に食わせながら、
        アトイが首をかしげると) -- 2015-05-02 (土) 01:33:57
      • こいつらは、去年の祭りの時に、灯籠に花火仕込んで爆裂四散させた
        からね。
        そろそろ飛ばす時間だから、私が見張ってんの。
        今は救護室に連行中。 -- ミア 2015-05-02 (土) 01:34:09
      • ほーぅなるほど。
        だめですねー火遊びは。火事とかなったら危ないので。 -- アトイ 2015-05-02 (土) 01:34:33
      • …お姉様がそれを言うとは……ふっ。 -- アオイ 2015-05-02 (土) 01:34:42
      • (アオイが、意地悪い顔して鼻で笑うと、アトイはぐぬった顔をした) -- 2015-05-02 (土) 01:34:48
      • アトイーそいつ誰?双子? -- サム 2015-05-02 (土) 01:34:58
      • (サムが言う) -- 2015-05-02 (土) 01:35:05
      • まぁ、妹みたいなもんですよ。 -- アトイ 2015-05-02 (土) 01:35:15
      • (アトイが、そう言うと。アオイは、こそっとクレハの背に隠れた)。 -- 2015-05-02 (土) 01:35:22
      • 灯篭を爆発四散って、それは仕方が無いわね……
        あ、アオイさんったら、また…… -- クレハ 2015-05-02 (土) 01:43:20
      • (アトイとは髪型が違うだけだが。アトイと違って、随分とおどおど
        したアオイに、サムは) -- 2015-05-02 (土) 01:55:49
      • ふーん。ほら、たこ焼きやるよ。 -- サム 2015-05-02 (土) 01:55:59
      • …えっ。 -- アオイ 2015-05-02 (土) 01:56:09
      • 別に熱くねーよ。 -- サム 2015-05-02 (土) 01:56:19
      • …んっ……。むぅ……んん!? -- アオイ 2015-05-02 (土) 01:56:37
      • (押し付けるように差し出された、たこ焼きを口に入れたアオイは、
        その妙な甘ったるさに思わず顔をしかめる) -- 2015-05-02 (土) 01:57:06
      • へっへっへ。当たりだな。中身は特製だ。 -- サム 2015-05-02 (土) 01:57:16
      • こいつはまた……いつの間に仕込んでたのよ。 -- ミア 2015-05-02 (土) 01:57:25
      • (悪戯成功して笑うサムを、ミアがじろりと睨む。
        すると今度はオリバーが) -- 2015-05-02 (土) 01:57:32
      • これで流し込んじゃいな。 -- オリバー 2015-05-02 (土) 01:57:45
      • …う、うん……。むぐっ!?ぶふぅー!? -- アオイ 2015-05-02 (土) 01:57:54
      • (渡されたコーラを飲んだ瞬間、アオイは盛大に吹き出した。
         メントスコーラであった) -- 2015-05-02 (土) 01:58:01
      • ナーイスコンビネーション……。 -- アトイ 2015-05-02 (土) 01:58:11
      • (アトイも思わずにやり、として。
        ミアは、ハイタッチする悪ガキ2人にげんこつを食らわせ。盛大に咳き
        込むアオイを覗きこむ) -- 2015-05-02 (土) 01:58:28
      • アオイちゃん、大丈夫?
        あら、なんか顔色も悪くない? -- ミア 2015-05-02 (土) 01:58:43
      • …いや、その……これは、人酔い……。
        …人、多いとこ……苦手……。 -- アオイ 2015-05-02 (土) 01:58:57
      • (人に近寄られるのも苦手だが、来るなとはっきり言えるほど強気でもない。
         アオイは、そっと目を逸らす)
      • そっか、それならあっちの休憩所の方なら空いてるから。
        そこで休んでてもいいわよ?。 -- ミア 2015-05-02 (土) 01:59:04
      • まったく、あの二人は相変わらずなんだから……
        そうね…アオイさんは少し休む方がいいかもしれないわね…? -- クレハ 2015-05-02 (土) 21:09:28
      • (ゲンコツを喰らう悪ガキコンビに肩を竦めれば苦笑し
        アオイの口の周りを拭きながら、どうするかを問い尋ねる
        実際アオイの顔は祭の灯に照らされても青褪めて見えて) -- 2015-05-02 (土) 21:09:38
      • うん、やっぱり先に休んで、祭の空気に慣れてからまた歩きましょう…… -- クレハ 2015-05-02 (土) 21:10:03
      • (アオイが答えるよりも先に答えを出すクレハさん)。。 -- 2015-05-02 (土) 21:10:14
      • 相変わらずメンタル貧弱な奴です。
        とりあえず、休憩所は反対側なようなので。
        少しは空いてる校舎側から行きますか。 -- アトイ 2015-05-02 (土) 22:43:26
      • (屋台列の一番端にあたる校舎側は、入り口から一番遠いのもあって
        他の所よりは歩きやすそうだ。
         めずらしく、アトイが、アオイの事を気にかけている)。 -- 2015-05-02 (土) 22:43:31
      • ふふっ、じゃあ行きましょう…アオイさんもう少し我慢してね…? -- クレハ 2015-05-02 (土) 22:52:28
      • ふむ?ならばワシはちょい買い物をしてから合流しようかのう -- 長老 2015-05-02 (土) 22:52:37
      • (アオイを気遣うアトイにクスリと笑みを向けつつ、アオイの手をとる。
        一方でちょこんっと一歩飛び出し屋台の並ぶ通りへと向かって行く長老
        その後ろ姿はどう見ても祭にはしゃぐお子様だ)。。 -- 2015-05-02 (土) 22:52:44
      • こっちよ。
        ほら、あんたらもこっそり逃げ出そうとしない。 -- ミア 2015-05-02 (土) 23:22:58
      • (サムとオリバーは再び首根っこを掴まれてぐえった)。 -- 2015-05-02 (土) 23:23:02


      • ・ -- 2015-05-02 (土) 23:30:39
      • (集会用テントの屋根の下に、長机と椅子が並べてあって。
         そこの奥の方で休憩していっていいよー、という事になった。
         祭りの喧騒はすぐ側だが、一歩分だけ外側な場所である)。 -- 2015-05-02 (土) 23:30:44
      • ミア先生ありがとうございます…さてと…… -- クレハ 2015-05-02 (土) 23:47:57
      • (一礼するとミア先生はサムとオリバーに引っ張られる様にしながら祭の中へと戻って行った
        そしてクレハは長椅子に座布団を並べアオイが横になれる様に支度し始める。
        誰でも使ってよい休憩所ではあるが、まだ祭が始まったばかりと言う事もあり
        人の姿はまだ少ない) -- 2015-05-02 (土) 23:48:16
      • うーお腹ーくるしい…… -- すみちゃん 2015-05-02 (土) 23:48:41
      • あら…? -- クレハ 2015-05-02 (土) 23:48:51
      • (良く見れば休憩所の隅に見なれた顔、すみちゃんだ
        どうやら早速食べすぎたのかうなりながら横になっておられる)。。 -- 2015-05-02 (土) 23:49:01
      • …別に、私は横になるほど具合は……あ。
        …やっぱだめです、私も苦しいですというわけで膝枕お願いします。 -- アオイ 2015-05-03 (日) 00:08:52
      • (素早く椅子の上に飛び乗るアオイ。
        そして、ぽっこりしたすみちゃんのお腹の上には、黒い仔猫が飛び乗る)。 -- 2015-05-03 (日) 00:08:59
      • 膝枕…? もぉ…仕方が無いわね……
        でも、落ちついたら祭へGOよ…? -- クレハ 2015-05-03 (日) 00:28:41
      • (アオイの言葉に少々驚くもクスリと笑みを浮かべれば長椅子に腰かけ
        自分の太腿をぽふぽふと叩き、アオイを招く) -- 2015-05-03 (日) 00:28:48
      • へふっ…… -- すみちゃん 2015-05-03 (日) 00:28:59
      • (すみちゃんのお腹で黒い仔猫が上下に揺られていなさる)。。 -- 2015-05-03 (日) 00:29:08
      • …私は、お祭りよりこっちの方が……。 -- アオイ 2015-05-03 (日) 01:02:26
      • クレハさーん、戻りましたー……くっ!ちょっとサービスしすぎじゃ
        ないですか? -- アトイ 2015-05-03 (日) 01:02:35
      • (屋台で買い込んだものを抱えたアトイが、入り口の方に、苦々しい
        顔で立っておられた) -- 2015-05-03 (日) 01:02:42
      • …いやぁ、私も久々にお姉様のせいで無理をさせられましたのでー。
        …疲れがまだ残ってるようですねぇ。 -- アオイ 2015-05-03 (日) 01:02:51
      • 不死身で無敵な奴が何言ってんですか。
        ダメージだったら、怪獣プロレスやられた私のがあるにきまってるでしょうがー。
        それでも全く疲れてなどいませんがッ! -- アオイ 2015-05-03 (日) 01:03:46
      • (クレハの膝に頭をのせて、アオイは、ふふん、と笑い。
        アトイはイカ焼きを半分ほどガブリッと咬んだ)。 -- 2015-05-03 (日) 01:03:52
      • はぁ…もう、二人とも喧嘩しないの…?
        すみちゃんが起きちゃうでしょう…? -- クレハ 2015-05-03 (日) 01:17:24
      • (アトイが戻るや否や口喧嘩を始めるアトイとアオイに
        クレハは本日何度目かのため息してしまう。
        名の上がったすみちゃんはと言うと、仔猫をお腹に乗せたまま唸っておられる) -- 2015-05-03 (日) 01:17:34
      • えっと…そう言えばアトイさん……
        その眼帯…やっぱり私の…そのパンチのせい…? -- クレハ 2015-05-03 (日) 01:17:54
      • (話題を逸らし喧嘩を収めようと、クレハはずっと気になっていた事を切りだす
        アトイはあの日家に戻ってからずっと左目に眼帯をしていた
        そこはクレハにお仕置きのシャイニングパンチを受けた場所で……)。。 -- 2015-05-03 (日) 01:18:03
      • これですか?ええ、まぁはい。
        見事に青たんになってますので。 -- アトイ 2015-05-03 (日) 01:23:40
      • (眼帯をめくると、実際ギャグ漫画みたいな丸い青たんが目の周りに) -- 2015-05-03 (日) 01:23:47
      • …不死身で無敵なくせに、綺麗に残ってますね。。 -- アオイ 2015-05-03 (日) 01:23:54
      • …あ……、はぁ…やっぱりそうなのね…… -- クレハ 2015-05-03 (日) 01:29:51
      • (アトイの言葉を聞けばクレハはしゅんっと肩を竦めた
        あの時は確かに怒りの感情はあったが
        吹き飛ぶアトイに少々やりすぎてしまったかと言う気持ちもあって
        アオイの髪をいじいじとしながらずーんっと落ち込んで行く)。。 -- 2015-05-03 (日) 01:30:06
      • あ、いえ。これは決してクレハさんのせいというわけではなく! -- アトイ 2015-05-03 (日) 01:48:50
      • (眼帯を戻し、取り繕うように両手を振る。
         宙に舞った屋台フードの袋はミニドラが器用にキャッチ) -- 2015-05-03 (日) 01:48:57
      • ……まぁ、クレハさんに初めて本気で怒られましたし……。
        反省、的な事ですぐには治してなくて……。。 -- アトイ 2015-05-03 (日) 01:49:05
      • …そうなの…? -- クレハ 2015-05-03 (日) 01:58:44
      • そうじゃぞ?アトイの奴、鏡を覗きこんではニヤニヤしておったからのぉ -- 長老 2015-05-03 (日) 01:59:02
      • 長老…? -- クレハ 2015-05-03 (日) 01:59:16
      • (入り口の方から声がした。三人と二匹が振り向けば
        そこには祭の戦利品を両手一杯に抱えた長老の姿
        頭にはキュアっぽいパチモノ物なお面を横に被っている)。。 -- 2015-05-03 (日) 01:59:26
      • ニヤニヤはしてませんよ!?ちゃんと真面目に反省してましたので! -- アトイ 2015-05-03 (日) 02:06:04
      • かっかっか!わかっておるわかっておる、あの虎神の娘に赦しを与えたものな?
        ほれ拗ねるな、ちょこばなな食え、クレハも食うか?
        -- 長老 2015-05-03 (日) 21:12:45
      • (不機嫌な表情を浮かべるアトイに、長老大きな笑いを向けると
        その頭を撫でながら祭の戦利品であろうチョコバナナを差し出し
        そしてクレハの隣に座るとナチュラルに膝枕に与ろうする)。。 -- 2015-05-03 (日) 21:13:03
      • むぐ……っ。 -- アトイ 2015-05-03 (日) 22:35:12
      • (クレハの左右をアオイと長老様に占拠されてしまったので。
         チョコバナナを咥え、アトイは、長老様の横に座った) -- 2015-05-03 (日) 22:35:20
      • あの時は、状況に流されてああしましたが……。
        正直あれで良かったのかまだ、わからんのです。。 -- アトイ 2015-05-03 (日) 22:35:30
      • もう長老ったら……あ、アトイさん…… -- クレハ 2015-05-03 (日) 23:38:41
      • それで良いんじゃよ、どんなにその時に最善と思うても
        後になれば別の道がいくつも見えてくる。だが、それが最善であるかもわからぬ
        ならば悩むしかあるまい?先の先のためにな?
        -- 長老 2015-05-03 (日) 23:38:49
      • (長老からチョコバナナを受け取りながら、クレハはアトイに視線を向ける
        クレハもまたあの日の出来事を思い出していたから。
        一方の長老はそんな二人を見ながらコロンっとクレハに膝枕されると
        諭す様な口調で語る。なりは少女だがその言葉には何か含む物が多くあり)。。 -- 2015-05-03 (日) 23:40:04
      • それも、分かってはいるんですがー……。 -- アトイ 2015-05-04 (月) 00:43:05
      • (チョコバナナの串を咥えて揺らすアトイ。

         二日前の嵐の夜の戦いの後、アトイ達は、村へはすぐ戻らずに。海辺
        の村から、数十kmも離れた場所に居た。
         アオイの潜水艦上から、眺めた朝日は、まだ水平線から顔を出した
        ばかりである。
         アトイのドラゴンで飛べば、数秒とかからない移動だった。
         降り立ったのは、森に囲まれてまだ薄暗い、丘の上である) -- 2015-05-04 (月) 00:43:18
      • クレハさん達はいいとして、アオイの奴もこの際いいですが……。
        なんで私が、あんな奴まで背中に乗せてやらにゃならんのです。 -- アトイ 2015-05-04 (月) 00:43:27
      • (不満気に呟いたアトイは、少し離れた場所に立つハウンドの背を、
        じろりと見る) -- 2015-05-04 (月) 00:43:33
      • あら、私もよかったのね。 -- ネオン 2015-05-04 (月) 00:43:42
      • (側に浮かぶネオンが、含み笑いで言うと) -- 2015-05-04 (月) 00:43:55
      • ……アミロワちゃんと、おじーちゃんに感謝しなさい。 -- アトイ 2015-05-04 (月) 00:44:03
      • (けっ、と吐き捨てるように、柄悪くアトイは返事をした。
         ドラゴンは、巨大化して地面に頭を突っ込んでいる。
         山よりも巨大なサイズではなく、大体恐竜くらい。
        黒き巨獣と殴りあった、大山脈をも凌駕した大きさに比べれば、飼い
        犬のように小さなサイズである)。 -- 2015-05-04 (月) 00:44:14
      • はぁ……
        もう、アトイさんったら…… -- クレハ 2015-05-04 (月) 01:05:25
      • (アトイの態度にクレハは大きく溜息をした、場の空気はずっとこの調子であった
        地中に埋まったままであろうアルフリーダを発掘すべく、件の事件の跡地へとやってきたが
        どうにも空気が悪い。今すぐ全てを水に流し和解しろというのが無理なのはわかる
        しかし、アトイとネオンの仲の悪さは相性にも関係している様で) -- 2015-05-04 (月) 01:05:34
      • ネオンちゃん喧嘩はダメなのー! -- ロワナ 2015-05-04 (月) 01:05:49
      • (それを見かねたアミとロワナは、てこてことネオンの側へ行くと頬を膨らませ窘める
        この場に置いて一番年少であろうアミとロワナが一番の大人に見える)。。 -- 2015-05-04 (月) 01:05:59
      • 別に喧嘩はしてないですよ……。 -- アトイ 2015-05-04 (月) 01:32:51
      • ホントに? -- アミ 2015-05-04 (月) 01:32:58
      • …ほんとにぃ? -- アオイ 2015-05-04 (月) 01:33:08
      • (アトイが、目を逸らすと。
         アミが覗きこんできて、その後ろで、アオイがにたり、とする。
         宗右衛門は、とくに何も言わず一歩離れて見守っていた) -- 2015-05-04 (月) 01:33:16
      • ほんとですって……あ、そろそろ掘り出せそうですよ。 -- アトイ 2015-05-04 (月) 01:33:23
      • (ごまかすようにアトイが言う。
         犬が骨でも掘り出すように、地面に首をつっこんで前足で、土を掻
        きだしていたドラゴンが動きを止めた。
         崩れたコンクリートの塹壕が、とぐろを巻く蛇のように連なった、
        丘の頂上である)。 -- 2015-05-04 (月) 01:33:32
      • ふぅ…ここからは慎重に行きましょう…? -- クレハ 2015-05-04 (月) 21:40:07
      • ふむ…… -- 長老 2015-05-04 (月) 21:40:18
      • 長老…どうかしました…? -- クレハ 2015-05-04 (月) 21:40:29
      • いや、なんでもない -- 長老 2015-05-04 (月) 21:40:45
      • (アトイの反応にクレハはまたため息してしまう。
        一方、皆の後ろで座していた長老が微妙な表情を見せた
        何かを感じとった様に眉を潜めていて)。。 -- 2015-05-04 (月) 21:41:43
      • ふむ。 -- アトイ 2015-05-05 (火) 22:49:40
      • (ドラゴンは、穴から頭を引き抜いた。
         てっきり咥えて引っ張りあげてくるのかと思ったら誰も居ない。
         アトイは、穴のすぐ横にいたハウンドの側まで行く) -- 2015-05-05 (火) 22:49:46
      • アルフリーダは……。 -- ハウンド 2015-05-05 (火) 22:49:54
      • まぁ待ちなさいって。 -- アトイ 2015-05-05 (火) 22:50:01
      • (思いつめたような表情で見守っていたハウンドだが、アトイにそう
        言われれば再び待つしかなかった) -- 2015-05-05 (火) 22:50:08
      • アトイちゃん、どうかしたの? -- アミ 2015-05-05 (火) 22:50:16
      • (代わりに、アミが聞いて見ると) -- 2015-05-05 (火) 22:50:21
      • あいつ、中で抵抗してるんですよね。
        ちょっと直に行ってきます。 -- アトイ 2015-05-05 (火) 22:50:30
      • (そういって、アトイが穴に飛び込んだ。
         直後、すごい悲鳴と泣き叫ぶ声が穴の奥底から響いてくる)。 -- 2015-05-05 (火) 22:50:35
      • 抵抗…? あー…トラウマになっているのかしら……
        ずっと地中にいたのだものね…… -- クレハ 2015-05-05 (火) 23:03:12
      • んっとね…きっと怖いんだと思うの
        だから、ハウンドちゃんが迎えに行くといいと思う -- ロワナ 2015-05-05 (火) 23:03:20
      • (泣き叫ぶ声を聞けばクレハは眉を潜め考え込む
        それに対しロワナは
        ハウンドの側に行くとぴょこぴょこと跳ねながら提案した)。。 -- 2015-05-05 (火) 23:03:27
      • アルフリーダ! -- ハウンド 2015-05-05 (火) 23:42:35
      • (ハウンドは叫び、暗い穴の側に駆け寄った。
         竪穴は、朝日も差し込まず暗く深く、その縁に両手を着いても底は
        知れず。
         遥かな地下から……) -- 2015-05-05 (火) 23:42:42
      • おらっ!抵抗すんじゃねぇですよ!手間とらせんな! -- アトイ 2015-05-05 (火) 23:42:51
      • ひぃ!?やめてよしてやめてぇ!?
        今度こそ殺しにきたんでしょ!この外道! -- 2015-05-05 (火) 23:43:00
      • 逆ですよ!わざわざ助け出しにきてやったというのに!ええい! -- アトイ 2015-05-05 (火) 23:43:09
      • ぎぃやぁああ!?……グエッ!? -- 2015-05-05 (火) 23:43:19
      • (緊迫感の欠片もない言い争いの末、ハウンドの目の前で。穴から放り
        出された人物が、高々と宙を舞った。
         落ちた。
         道路でせんべいになったカエルのような格好である) -- 2015-05-05 (火) 23:43:32
      • あ……アルフリーダ!!無事か!本当に!? -- ハウンド 2015-05-05 (火) 23:43:41
      • はぁ……へぇ? -- アルフリーダ 2015-05-05 (火) 23:43:50
      • (土まみれではあったが、1年以上生き埋めにされていたにしては、
        無事そのものな顔をあげ。アルフリーダは、間の抜けた声を出した) -- 2015-05-05 (火) 23:43:59
      • あ、え……えっ?ハウンド? -- アルフリーダ 2015-05-05 (火) 23:44:17
      • (アルフリーダの、蟹の足か獣のように奔放に外へ跳ねる後ろ髪へ腕を
        回して、ハウンドは彼女を抱きしめる) -- 2015-05-05 (火) 23:44:29
      • よかったね、ちゃんと会えて。。 -- アミ 2015-05-05 (火) 23:44:40
      • ハウンドちゃんよかったの -- ロワナ 2015-05-05 (火) 23:55:36
      • (アルフリーダを抱きしめるハウンドの側
        アミとロワナはバンザイをする様に手を上げながら二人を祝福する) -- 2015-05-05 (火) 23:55:51
      • アトイさんおつかれさま、思ったよりは元気そうね…さて…… -- クレハ 2015-05-05 (火) 23:56:03
      • (ハウンドをアルフリーダに会わせる事は出来たが
        ここからが色々とと問題で
        クレハはアトイの方へ視線を向けながら小さく首を傾げた)。。 -- 2015-05-05 (火) 23:56:55
      • ……どうしたものですかね。
        たしかに思ったより元気でした。ほら、あいつの手。 -- アトイ 2015-05-06 (水) 00:34:13
      • (アトイはクレハにだけ、こっそりと、アルフリーダの手を指し示す。
         その手は、白い鱗に覆われていた。
         アトイが半人半竜の姿を取った時の腕と、同じ形で、色だけが違う) -- 2015-05-06 (水) 00:34:21
      • あの時に、私から奪ったドラゴンの力、あいつまだ持ってるようです。。 -- アトイ 2015-05-06 (水) 00:34:31
      • あ…本当…… -- クレハ 2015-05-06 (水) 00:52:49
      • (アルフリーダの腕を見ればあの時の戦いの事が鮮明に思い出される
        アトイの竜の力を奪い白い竜の翼を纏ったアルフリーダの姿
        その力は今のアトイに及ばないにしても、人が持つには大きすぎる物で
        クレハとアトイは視線を交わしながらどうするべきかとまた首を捻った) -- 2015-05-06 (水) 00:53:00

      • …で、結局どうにもしなかったのよねぇ…あむ -- クレハ 2015-05-06 (水) 00:53:16
      • (思い出し苦笑するとクレハはチョコバナナを咥えた
        村人の手作りながらその味はしっかりとしていて食べ応えもある)。。 -- 2015-05-06 (水) 00:54:24
      • ええ、ですから。ホントに、あいつら許してよかったかなって……。 -- アトイ 2015-05-06 (水) 01:23:14
      • (賑やかに揺れる祭りの灯を眺めながら、アトイはたこ焼きに爪楊枝
        を刺す。
         すでに程よく温んでいた) -- 2015-05-06 (水) 01:23:21
      • (アルフリーダを掘り出して、感動の再会となったあと。
         事の経緯は、ハウンドから、アルフリーダへ話された。
         すぐ側で、アトイと、そのドラゴンが睨みを効かせていたので。一度
        死ぬより痛い目に遭わされたアルフリーダは、大人しくしていた) -- 2015-05-06 (水) 01:23:36
      • アミロワちゃん達が居た手前、私もつい甘くしましたが。
        あの2人は、二度とララリウムには関わらないと誓いましたが。
        ……組織の方が、放っておいてくれるかは別な話しですし。
        人の業というのは、中々に切れないものでもあります。。 -- アトイ 2015-05-06 (水) 01:23:45
      • ん、私達やアミちゃんロワナちゃんにはもう危害を加えないとは言ったけれど……
        ララリウムの方が二人を放っておくかは別問題だものね…… -- クレハ 2015-05-06 (水) 01:48:09
      • (チョコバナナの串を咥えたまま視線をあげれば
        テントの骨組みに吊るされた捕虫用の青白いランプが目に入る
        祭壇の開発者でもあるアルフリーダはララリウムにとっては未だ使い道のある存在
        このまま野放しにしたままでいるとは思えず) -- 2015-05-06 (水) 01:48:20
      • 人の業とは縁であり繋がりじゃ、それが良かろう悪かろう関係なくな?
        だが悪し業はより強き良き業にて払う事も変える事も出来る、おヌシ達にならわかるであろう?
        -- 長老 2015-05-06 (水) 01:48:33
      • (クレハに膝枕されたままの長老が笑いながら告げると
        寝たまま流しこむ様にポン菓子を頬張る) -- 2015-05-06 (水) 01:48:46
      • それににゃ、そのためにヌシは新たなかぎょを与えたのにゃろう? -- 長老 2015-05-06 (水) 01:49:00
      • 長老…ちゃんと飲み込んでから話してください…… -- クレハ 2015-05-06 (水) 01:49:29
      • (そしてアトイの方へ視線を向けるとポン菓子をポリポリしながら言葉を続ける
        この人本当に神様?と思いたくなるだらしなさだ)。。 -- 2015-05-06 (水) 01:49:58
      • かぎょ……。ああ、加護ですね。あの2人にくれてやった。。 -- アトイ 2015-05-07 (木) 02:15:04
      • …ごっくん…うむ、加護じゃな、ささやかではあるが
        あの二人が先を生きて行くには十分なものであろう
        なにより、おまえさんの加護であるしな?
        -- 長老 2015-05-07 (木) 23:11:20
      • ふふっ…ふりかかる厄から身を守る…だったかしら…? それと…家内安全…? -- クレハ 2015-05-07 (木) 23:11:29
      • (長老は頬張ったポン菓子をごくりと飲み込むと、アトイをにやりと見やって言葉を続ける
        アトイがハウンドとアルフリーダに与えた加護は「厄払い」そしておまけの「家内安全」
        語る長老にアトイへの評価を見ればクレハはクスリと笑みを浮かべた)。。 -- 2015-05-07 (木) 23:11:39
      • まさか、あいつらの幸せを保証してやることになるなんて……。
        長老様に言われでもしなければ、やりませんでしたよ。 -- アトイ 2015-05-08 (金) 00:14:41
      • (アトイは、眉間に皺を寄せつつ目を瞑った。
         思い出すだけで腹立たしいので、知らぬ間に竜の目になって居そう
        な気もしたのだ) -- 2015-05-08 (金) 00:15:11

      • (場面をまた、一昨日の朝に戻すと。
         アルフリーダを掘り出した後、これからどうするのか、という話し
        になった) -- 2015-05-08 (金) 00:15:20
      • また、ララリウムに戻るつもりなら……。 -- アトイ 2015-05-08 (金) 00:15:28
      • (朝日に照らされながら、アトイがそう言うと。
         地面に投げられた大きなドラゴンの影が、クワッ、と牙を剥く) -- 2015-05-08 (金) 00:15:45
      • しないしない!絶対しません!だからもう埋めないで! -- アルフリーダ 2015-05-08 (金) 00:15:55
      • (ぷるぷる、と震えながらアルフリーダは、ハウンドの背中に隠れる) -- 2015-05-08 (金) 00:16:04
      • ……ララリウムを、裏切り祭壇を奪って逃走した。今更帰れもしない。
        どこかに身を隠すつもりだ。 -- ハウンド 2015-05-08 (金) 00:16:22
      • (ハウンドは、アルフリーダの腕をなだめるように撫でて言う。
         ボロのローブの下の腕は、白い鱗に覆われている) -- 2015-05-08 (金) 00:17:22
      • 私から奪ったドラゴンの力と、あなたの虎があれば。追撃をかわすのも
        不可能ではないでしょう。
        結局、あなたのような人間には、血みどろの戦いがお似合いですね。
        その戦いが、いずれ再び私に向かない事だけを願っておきましょうか? -- アトイ 2015-05-08 (金) 00:17:36
      • (意地悪くアトイが言うと、ハウンドは黙って俯き) -- 2015-05-08 (金) 00:17:42
      • か、返します!ドラゴン力もかえしますー!埋められて苦しかったから
        ちょっと息とかするのに使ってただけなのでー!
        仕返しとか全然全然! -- アルフリーダ 2015-05-08 (金) 00:17:54
      • (膝をガクガクさせながら、両手を突き出すアルフリーダさんである。
         その手の上に、紫色でキモカワ系のぬいぐるみみたいなドラゴンが) -- 2015-05-08 (金) 00:18:04
      • へぶしっ!……寒ッ! -- アルフリーダ 2015-05-08 (金) 00:18:12
      • (鱗が消えて、普通の人間の手足に戻ったアルフリーダは、くしゃみ
        をした) -- 2015-05-08 (金) 00:18:18
      • ……要りませんよ、なんか着古しみたいでばっちぃ感じするし。
        そんな程度のちっさい力、くれてやります。 -- アトイ 2015-05-08 (金) 00:18:30
      • (アトイは、嫌そうに横を向いてしっしっと手で払う)。 -- 2015-05-08 (金) 00:18:40
      • ふふっ…あの時は気持ち悪いと思ったけれど…こうなると少し可愛いかも…? -- クレハ 2015-05-08 (金) 00:44:17
      • (アルフリーダのキモカワドラゴンを見ればクレハは笑みを浮かべた
        しかしその笑みも直ぐに唸りへと変わる) -- 2015-05-08 (金) 00:44:28
      • んー…でも、このまま放置と言うのも…どうなのかしらね…? -- クレハ 2015-05-08 (金) 00:45:10
      • (クレハは肩を竦めながらアトイの方へと視線をやる
        もはや敵対する意思は無い様に見える二人、実際その気は無いのだろう
        特にハウンドはアルフリーダと言う目的を取り戻した
        今更アトイ達との約束を反故にし牙を向くとは思えない
        そうなると気になるのはこの二人の先の事) -- 2015-05-08 (金) 00:45:34
      • ハウンドちゃん…大丈夫なの? -- ロワナ 2015-05-08 (金) 00:46:16
      • (アミとロワナが心配そうな瞳でハウンドの元へと寄って行く
        憂いの消えた今ハウンドは姉妹にとって紛うことなき友人だ
        その先行きを心配するのは当然の事で)。。 -- 2015-05-08 (金) 00:48:03
      • (ハウンドは、見上げてくる瞳を、朝日よりも眩しく感じて目を細め) -- 2015-05-08 (金) 01:31:32
      • ……大丈夫だ、私は、二度とお前たちの前には現れない。 -- ハウンド 2015-05-08 (金) 01:31:37
      • (微かに、笑ってそう言った。
         泣いているようにも見える。そんな顔であった。
         ハウンドの中で、平穏だった時代はもう朧にも思い出せない程に、
        遠い過去だから。
         アトイの言う通り、もう殺すことも殺されることも必要のない生き方
        が分からないのだ。
         だから、アミとロワナへ、少しでも報いるために選ぶ言葉は、これ
        しかなかった) -- 2015-05-08 (金) 01:31:49
      • ハウンドちゃん……。 -- アミ 2015-05-08 (金) 01:31:57
      • (アミは小さくつぶやき。
         踵を返してアトイの方へ振り返る)。 -- 2015-05-08 (金) 01:32:02
      • アトイちゃん…… -- ロワナ 2015-05-08 (金) 01:43:02
      • アトイちゃん…… -- アミ 2015-05-08 (金) 01:43:10
      • (四つの幼い瞳がじっとアトイを見つめ訴えかける
        暗き闇を抜けださんとするハウンドとアルフリーダの力になってほしいと
        二人の行く先を明るき光で照らしてほしいと) -- 2015-05-08 (金) 01:43:20
      • …ふぅ…アトイさん…… -- クレハ 2015-05-08 (金) 01:43:42
      • (じっとアトイを見つめる姉妹を見れば、クレハは小さく溜息し
        そして、アトイへと視線を向け肩を竦めた
        言葉にせずともアトイにはわかる、クレハが何を言いたいのかが)。。 -- 2015-05-08 (金) 01:45:24
      • あー……。 -- アトイ 2015-05-08 (金) 01:56:07
      • (言われずとも分かる。
         アトイは、元々人の願いというものに敏感なので) -- 2015-05-08 (金) 01:56:12
      • 気持ちは重々わかりますがね……。
        ちょっと、アミロワちゃんもクレハさんも、状況に流されすぎでは。
        ……アオイ、心にも無いのに便乗しておねだりする犬みたいな目しない
        でくれますか?ムカツクので。 -- アトイ 2015-05-08 (金) 01:56:54
      • …お姉様ったらいじわる。 -- アオイ 2015-05-08 (金) 01:57:11
      • (例の口の端だけ持ち上げる笑みをするアオイを睨み。
         懇願するアミロワちゃん達から、目を逸らすアトイさん)。 -- 2015-05-08 (金) 01:57:17
      • ん、まぁ…そうなんだけど…ねぇ…? -- クレハ 2015-05-08 (金) 02:06:27
      • かっかっか、それが人と言うものじゃよ -- 長老 2015-05-08 (金) 02:07:36
      • (皆の視線がアトイに集まる中、笑い声と共にアトイの尻をぽんっと叩く者があった
        長老だ、ここまで静かに流れを見守っていた長老が口を開いたのだ) -- 2015-05-08 (金) 02:07:46
      • アトイ、おまえの憂いもわからんでもない
        だが、そうさのう…こうしてみてはどうじゃ?
        。。 -- 長老 2015-05-08 (金) 02:08:08

      • ……で、結局あいつらに加護をくれてやったわけですが。
        ほんとにあれでよかったんですかね……。 -- アトイ 2015-05-08 (金) 02:16:08
      • (祭りの夜である。
         休憩所の椅子に座って、ぶらぶら足を揺らしながら。アトイは、難し
        い顔をしたまま、わたあめを食んだ) -- 2015-05-08 (金) 02:16:14
      • 私や、アミロワちゃん達の件は、丸く収まりましたが。
        ハウンドや、アルフリーダの奴が、地獄に叩き落とされる事を願っても
        咎められない人はいっぱい居るんですよ。
         あいつらの背負った業とは、そういうものです……。 -- アトイ 2015-05-08 (金) 02:16:25
      • (頬にわたあめをつけたまま、アトイは続けて) -- 2015-05-08 (金) 02:16:32
      • 私が、奴らを不幸から守るのは。
        奴らに恨みを抱いた人達を、裏切ることじゃないんでしょうか。。 -- アトイ 2015-05-08 (金) 02:16:45
      • ふむ、ヌシの言う事も然りじゃ…… -- 長老 2015-05-08 (金) 21:25:00
      • (長老はクレハの膝から頭を上げると
        あぐらを組みそして祭の戦利品の入った袋をガサガサとし始めた) -- 2015-05-08 (金) 21:25:16
      • じゃがのぉ、おまえさんはこの世界の罪、全てを裁くつもりか? -- 長老 2015-05-08 (金) 21:26:32
      • (指先サイズの木べらをアトイに問いかける
        袋から取り出したのはヨーグル。ヨーグルトとは似て非なる駄菓子)。。 -- 2015-05-08 (金) 21:26:44
      • いえ、そんなつもりは……。 -- アトイ 2015-05-08 (金) 22:15:45
      • (アトイは、わたあめを持った手を下ろして答えた) -- 2015-05-08 (金) 22:15:51
      • 私の力で、それができるかもしれないとしても。
        ……やりたくは無いのです。それは、私の望む人との関わり方ではな
        いのです……。 -- アトイ 2015-05-08 (金) 22:16:01
      • うむ、ならばあれで良かったと思わんか? -- 長老 2015-05-08 (金) 23:07:10
      • (アトイの話を聞く間にヨーグルを食し終えた長老は
        頷きながら紙袋を漁ると二個目のヨーグルを取り出した) -- 2015-05-08 (金) 23:07:19
      • 断罪はさらなる断罪を生む、それは無限の連鎖に他ならん
        だがそれは、幸もまた同じじゃ、幸福はさらなら幸福へと繋がる
        おまえさんは、あの二人を祝福した事でその可能性を生みだしたのじゃ
        -- 長老 2015-05-08 (金) 23:07:30
      • 幸せの連鎖…… -- クレハ 2015-05-08 (金) 23:07:39
      • そうじゃ、連鎖は広がりやがて二人の過去の罪へと至るかもしれぬ
        赦しとは可能性を信じる事じゃからな?
        そう考えるとおまえさんの与えた祝福はあの二人だけに留まらんとおもわぬか?
        -- 長老 2015-05-08 (金) 23:07:52
      • …一気に喋ったら喉が渇いたのぉ、ちょいと小竜を借りるぞ? -- 長老 2015-05-08 (金) 23:08:04
      • (一息入れると長老は今度は紙袋からラムネのビンを取り出し
        手招きしたミニドラの口をラムネビンの蓋に当てる
        ちなみに先まで食べていたヨーグルは空の容器の山となっている)。。 -- 2015-05-08 (金) 23:08:59
      • 長老様、私はラムネ開けじゃないんですが。 -- アトイ 2015-05-08 (金) 23:49:36
      • (ドラゴンはアトイの体の一部である。
         小さなドラゴンは、鱗面に困った表情を浮かべて、ビー玉は瓶の中で
        カロン、と音を立てる)。 -- 2015-05-08 (金) 23:50:07
      • ん? かっかっか、神の力も使い様によっては栓抜きと変わらんのぉ…とっとっと -- 長老 2015-05-09 (土) 00:00:07
      • はぁ…真面目に話したかと思ったらこれだもの…… -- クレハ 2015-05-09 (土) 00:00:26
      • (冗談めかす様に言うと、長老はシュワシュワと音を立てるラムネを啜る様に口へ
        そしてゴクゴクと喉を鳴らした)。。 -- 2015-05-09 (土) 00:00:36
      • むぅ……。
        ……その、可能性は、いいのですけど。あの2人が、私が与えた力で全う
        にうまくやれるんでしょうか? -- アトイ 2015-05-09 (土) 00:04:01
      • (アトイは、頬についたわたあめを指で拭って舐め取りながら言った)。 -- 2015-05-09 (土) 00:04:06
      • ぷふぁ…やはり炭酸飲料は良いのぉ…ん?
        さぁ、わからんのぉ…?
        -- 長老 2015-05-09 (土) 00:15:54
      • わ、わからないって…… -- クレハ 2015-05-09 (土) 00:16:05
      • だが、わからないからこそ見守るのではないか?それが寄り添うと言う事じゃ
        それに、少なくともあの二人は信じておるようじゃ
        -- 長老 2015-05-09 (土) 00:16:16
      • (そう言うと長老は休憩所の入り口へと視線を向けた
        誰もいない、しかし耳を澄ませば聞こえてくる
        祭の喧騒に混じり聞きなれた足音が近づいてくるのが) -- 2015-05-09 (土) 00:16:32
      • はぁはぁ、やっと見つけたのー灯篭飛ばし始まっちゃったよー?。。 -- ロワナ 2015-05-09 (土) 00:17:16
      • っていうかもう飛ばしてきたー! -- アミ 2015-05-09 (土) 00:30:29
      • (ロワナの横で、アミは、こっちこっち、と両手を上げて手招きしている) -- 2015-05-09 (土) 00:30:50
      • アミロワちゃん達じゃないですか。灯籠?……あ。 -- アトイ 2015-05-09 (土) 00:31:02
      • (アトイは、椅子から立ち上がり、休憩所の外へ出る。
         真っ暗になった夜空に、たくさんの光が浮かんでいた。
         地上は、祭りの灯りが、煌々と光るので、小さな星の灯りは見えなく
        なっていて。
         だから、黒くなった夜空の中に、浮かぶ灯籠が眩く光る) -- 2015-05-09 (土) 00:31:09
      • …ん。 -- アオイ 2015-05-09 (土) 00:31:18
      • (のそのそ、と起き上がったアオイもクレハの膝から頭を上げた。
         蝋燭の火で膨らんだ小さな熱気球の群れが、風のない空へ高く高く登
        って行く。
         果て無く広がる、暗い空の中で、儚い灯りが。
         それでも、天の星よりも確かに輝いて浮かんでいた)。 -- 2015-05-09 (土) 00:31:27
      • ふわぁ…綺麗…… -- クレハ 2015-05-09 (土) 00:49:57
      • (アトイとアオイの間に立ちクレハは夜空を見上げる
        次から次へ絶える事なく舞いあがって行く灯篭
        数え切れぬほどの光が夜空へと舞い上がって行く
        それはまるで地から天へと至る光の河の様にも見えて) -- 2015-05-09 (土) 00:50:06
      • 営みの光じゃな…いつ見ても美しいものじゃ -- 長老 2015-05-09 (土) 00:50:19
      • 私達も行きましょう…♪ -- クレハ 2015-05-09 (土) 00:50:56
      • うん、まだ灯篭は沢山あるの、クレハちゃん達も行こ!。。 -- ロワナ 2015-05-09 (土) 00:51:33
      • はい、行きましょうか。
        アミロワちゃん達、姿が見えないと思ったらあれを飛ばしにいってた
        んですねぇ。 -- アトイ 2015-05-09 (土) 01:16:15
      • (アトイが言うと、アミは) -- 2015-05-09 (土) 01:16:21
      • 毎年学校で、灯籠つくってお祭りに飛ばしてるの!
        すみちゃんはー……今年は食べ過ぎでダウンかー。 -- アミ 2015-05-09 (土) 01:16:32
      • (まるく膨らんだお腹の上で、アオイの仔猫が丸くなって眠っている) -- 2015-05-09 (土) 01:16:39
      • こっちの方に居たのか。 -- 宗右衛門 2015-05-09 (土) 01:16:47
      • (アミとロワナが、同時に振り返る。
         明るいオレンジの光に照らされて、宗右衛門が立っていた) -- 2015-05-09 (土) 01:16:53
      • おじいちゃん!……とネオンちゃん!!。 -- アミ 2015-05-09 (土) 01:17:01
      • うー…私も行くー…… -- すみちゃん 2015-05-09 (土) 21:14:47
      • やっぱりネオンちゃんも来たの! あ、すみちゃん起きた? -- ロワナ 2015-05-09 (土) 21:14:59
      • (宗右衛門とネオンに向かって手を振る姉妹の後ろでゾンビの様な声がした
        すみちゃんだ。黒い仔猫に先導される様にしながらふらふらと歩いてくる) -- 2015-05-09 (土) 21:15:08
      • ふふっ、一気に人が集まって来たわね…あらら…? -- クレハ 2015-05-09 (土) 21:15:21
      • ふむ?そこのちみっこ、これを飲むが良い -- 長老 2015-05-09 (土) 21:15:35
      • ちみっこじゃないやい!…ぐへ、にがぁ〜い -- すみちゃん 2015-05-09 (土) 21:15:47
      • (苦しそうにするすみちゃんに、長老はなにやら丸薬の様な物を渡した
        奇妙な物体に眉を寄せるすみちゃんだが
        一気に飲み干せば、みるみる顔色が良くなって行く)。。 -- 2015-05-09 (土) 21:16:59
      • 子供の頃に見た時より、随分賑やかね。目眩がしそう。 -- ネオン 2015-05-09 (土) 22:02:26
      • (急に人口密度が増した休憩所の中を見回して、ネオンはぼやく。
         そんなネオンの手を取って、アミは笑いかけながら) -- 2015-05-09 (土) 22:02:32
      • 賑やかでしょー? -- アミ 2015-05-09 (土) 22:02:41
      • ……まぁ、ね。 -- ネオン 2015-05-09 (土) 22:02:50
      • ネオンも、来てんのかい? -- 宗右衛門 2015-05-09 (土) 22:02:57
      • (宗右衛門は、空中と手をつなぐような動きをするアミを見る) -- 2015-05-09 (土) 22:03:03
      • いるよー!ここに! -- アミ 2015-05-09 (土) 22:03:17
      • そっか。 -- 宗右衛門 2015-05-09 (土) 22:03:27
      • (彼は小さく頷いた) -- 2015-05-09 (土) 22:03:36
      • ……。 -- アオイ 2015-05-09 (土) 22:03:44
      • ん、な、何よ? -- ネオン 2015-05-09 (土) 22:03:53
      • (ネオンが、思わず頬を緩ませているのをアオイがじっと見ていたもの
        だから。ネオンは、慌てて取り繕った顔をする。
         アトイと同じ顔のアオイの事も、ネオンは苦手だ) -- 2015-05-09 (土) 22:03:59
      • …あっち。 -- アオイ 2015-05-09 (土) 22:04:09
      • え? -- ネオン 2015-05-09 (土) 22:04:17
      • (唐突に、アオイは祭りの喧騒の中を指差す) -- 2015-05-09 (土) 22:04:22
      • …呼んでるよ? -- アオイ 2015-05-09 (土) 22:04:30
      • (夜空を見上げる人々の間に金の髪が揺れている
        くるくると舞う様にそしてふわふわと
        顔は遠くではっきりとは見えぬが
        あの姿が誰なのかネオンにははっきりとわかる
        しかし人々はその姿に気付かぬ様で……) -- 2015-05-09 (土) 22:18:58
      • ネオンちゃん! -- アミ 2015-05-09 (土) 22:19:11
      • ネオンちゃん行ってあげて? -- ロワナ 2015-05-09 (土) 22:19:25
      • (その姿に釘付けになるネオンに声をかけ手を引く者があった
        アミとロワナだ
        気付けばアオイだけでなく皆の視線がネオンへと集まっている)。。 -- 2015-05-09 (土) 22:19:54
      • (一度、ネオンは振り返り。
         そして、人混みの中へ駆け出していた) -- 2015-05-09 (土) 22:39:41
      • 姉様! -- ネオン 2015-05-09 (土) 22:39:48
      • (大きな声で、その背中に叫んだ。
         だけども、行き交う人々は誰一人振り返るものはない。
         誰ともぶつからない彼女の周りから、人の壁が、舞台の背景のよう
        に遠ざかっていく。
         祭りの灯りは、夜空に浮かぶ灯籠と融け合い。浮かぶ、暖かな灯りの
        中を、ネオンは走った。
         ただ1人の長い後ろ髪が近づいて)。 -- 2015-05-09 (土) 22:40:05
      • (ネオンは懐かしき後ろ姿を追いかけた
        群れなしていた人々は遠く離れ、舞台を囲む観客にも見えて
        その中をネオンは長き金の髪の姿を追い手を伸ばす
        しかし届かない、近づくのに届かない
        それはまるで幼き日にした鬼ごっこの様で)。。 -- 2015-05-09 (土) 23:08:01
      • 待って姉様!私……ッ姉様に言わなきゃいけない事が……! -- ネオン 2015-05-09 (土) 23:24:20
      • (子供の頃、館の庭で追いかけあった時は、すぐにネオンが追いついた
        のに。
         前に伸ばしたその手は、いつまでも追いつけず)。 -- 2015-05-09 (土) 23:24:26
      • (楽しき遠き日々を思い出せば
        届かぬ姉の姿にネオンの瞳から涙が溢れだす
        幽霊の身になっても瞳は涙を零す事が出来てしまう
        それでもネオンは手を伸ばし追い続ける) -- 2015-05-09 (土) 23:45:11
      • (不意に目の前に星の海が広がった、いや夜空へと登り行く灯篭の光
        周囲に祭は無く、気付けば海近くの高台にまで来てしまっていた
        そして求める姿は高台の頂、灯篭達の光を見上げる様に佇んでいて)。。 -- 2015-05-09 (土) 23:45:22
      • 姉様……。 -- ネオン 2015-05-09 (土) 23:55:11
      • (ネオンは、駆け寄り。手を伸ばせば届く距離で立ち止まる)。 -- 2015-05-09 (土) 23:55:16
      • (ネオンの声に答える様に金の髪が揺れる
        横顔が見えた、それはあの戦いの中で見た年を重ねた女性の顔
        それが変わる、二人の母にも似た大人の女性の顔へと
        さらに変わる、ネオンの思い出に強く刻まれた人の顔へと
        その人は伸ばされたネオンの手に触れると握り締め、そして微笑むと涙を一滴) -- 2015-05-10 (日) 00:01:16
      • やっと、握る事が出来ましたわ……。。 -- レイン 2015-05-10 (日) 00:01:31
      • (ネオンは、再び、泣きだしそうな顔をして) -- 2015-05-10 (日) 00:10:13
      • 姉様ぁ……。 -- ネオン 2015-05-10 (日) 00:10:22
      • (彼女の姿も、50年前のあの日のままで。
         触れ合えば、もう思いは全て伝わっていた。
         それでも、ネオンは、言った) -- 2015-05-10 (日) 00:10:28
      • ごめんなさい、姉様……。。 -- ネオン 2015-05-10 (日) 00:10:36
      • ネオン…ううん、私の方こそ、ごめんなさい…… -- レイン 2015-05-10 (日) 00:30:35
      • (握ったままの手をどちらからとも無く引くと、互いの身を強く抱擁した
        もはや肉の無い身なれど、体温を感じ、そして伝わり合う
        それは半世紀の間、互いの心のうちに封じ込めていた咎と枷と想い)。。 -- 2015-05-10 (日) 00:30:40
      • 姉様は、何も悪くなんか……。
        ううん……ありがとう、姉様。 -- ネオン 2015-05-10 (日) 00:52:27
      • (高く登った灯籠の灯りは、いつしか夜空の星々と同じ小さな点とな
        っていた。
         天に瞬く星の時間からすれば、一瞬にも満たない時間。
         けれども、人が生きるにはとても長い時を経て。
         今やっと、想いは通じ合った) -- 2015-05-10 (日) 00:52:35



      • -- 2015-05-10 (日) 01:13:32
      • (祭りの夜は、まだ終わらない。
         空に浮かぶ灯籠を飛ばすのも、1回だけではないので。
         会場へと、ネオンとレインが戻った時。人混みから外れるように、
        すこし離れた所に佇むアオイと遭遇して) -- 2015-05-10 (日) 01:13:43
      • …会えたようだね。 -- アオイ 2015-05-10 (日) 01:14:26
      • (2人の姿を見て、アオイが、そう言うと) -- 2015-05-10 (日) 01:14:32
      • あー!お前ー!-- くろこ
      • (突然、水色のツインテールが割り込んできた。
         くろこさんだった)
      • あら、あなた私が見えるの?-- ネオン
      • (不思議そうに、ネオンが首をかしげ。横のアオイをみると。
        アオイは、肩に黒い仔猫を乗せてニヤッ、とした)
      • バイク!私のバイク弁償しろよー!! -- くろこ 2015-05-10 (日) 01:14:43-- 2015-05-10 (日) 01:14:51
      • バイク?……ああ、あの時の。
        嫌よ、あなたが、勝手に私の家に侵入したから追っ払っただけじゃ
        ないの。 -- ネオン 2015-05-10 (日) 01:15:01
      • (ネオンは、そう言ってそっぽを向いて。
         横のレインは、苦笑いした)。 -- 2015-05-10 (日) 01:15:27
      • ああ、貴女がくろこの言っていた…… -- しろこ 2015-05-10 (日) 01:26:33
      • (くろことネオンのやりとりを見ながらしろこさんが納得した様に頷いた
        祭の夜にあって普段と変わらぬメイド服姿なのは、夜店をやっていたからの様だ) -- 2015-05-10 (日) 01:26:44
      • あの時は色々と大変でしたわね、うふふっ -- レイン 2015-05-10 (日) 01:29:06
      • (ネオンとくろこのやりとりに苦笑を浮かべつつも
        それを見つめる姿はどこかで楽しげ
        朝顔色の浴衣をゆらしながら手を叩いている)。。 -- 2015-05-10 (日) 01:29:12

      • まだまだ続きそうですね。 -- アトイ 2015-05-10 (日) 01:42:45
      • (遠く、眼下に祭りの灯りを見下ろしながら、アトイが言った。
         横に、クレハも居て。
         2人は、ドラゴンの頭の上に座っている。
         今、村中の人も、灯りも。学校の校庭に作られた祭りに集まってい
        るのだから。
         そこから離れた小さな社に、巨大化したドラゴンが居ても、誰も
        気が付かないだろう) -- 2015-05-10 (日) 01:42:56
      • ……あの灯りを、私は、壊していたかもしれないんですね……。 -- アトイ 2015-05-10 (日) 01:43:05
      • ふふっ、そうよ…? 後で長老に感謝しないといけないわね…… -- クレハ 2015-05-10 (日) 01:52:18
      • (クレハは微笑むと意地悪な口調で告げて、アトイの額を指でツンっと突いた
        あれほど激しい戦いがあったと言うのに、村への被害は全くと言ってほど無かった
        どうやら皆の知らぬところで長老が何やらしていた様だ)。。 -- 2015-05-10 (日) 01:52:27
      • はい……。 -- アトイ 2015-05-10 (日) 01:59:42
      • (肩を落として、アトイが頷く)。 -- 2015-05-10 (日) 01:59:54
      • うん、反省しているなら、よし…!
        長老が言っていた様に…これから色々学んでいけばいいの…ね…? -- クレハ 2015-05-10 (日) 02:05:42
      • (肩を落とすアトイの頭に手を回すと、胸に埋める様にぎゅっと抱きしめ
        その頭を軽く撫でてから唇を寄せた)。。 -- 2015-05-10 (日) 02:05:51
      • クレハさん……。 -- アトイ 2015-05-10 (日) 02:07:19
      • (アトイは、クレハに体を預けて寄りかかり) -- 2015-05-10 (日) 02:07:25
      • はい。 -- アトイ 2015-05-10 (日) 02:07:33
      • (頷いて、唇を重ねた) -- 2015-05-10 (日) 02:07:38

      • (薄暗い、船内の医務室で、ムンガは目を覚ました。
         頭に巻かれた包帯で、右目は隠れていて。
         天井の、蛍光灯の灯りが眩しく、左目を細める。
         その視界に、ぼんやりと、誰かが覗きこんできて) -- 2015-05-10 (日) 02:11:41
      • ……ッ!?ボス!? -- ムンガ 2015-05-10 (日) 02:12:24
      • おはようございます。 -- _ 2015-05-10 (日) 02:12:52
      • (実った小麦畑の色をした長い髪を、かきあげて。
         柔和な笑みを浮かべた女は言った) -- 2015-05-10 (日) 02:13:07
      • ケガが治ったら、また、お願いしてもいいですか? -- _ 2015-05-10 (日) 02:13:20
      • (どこまでも優しい笑みをして。柔い、男の声でそう言った) -- 2015-05-10 (日) 02:13:41

      • (遠く離れた街の、夜も灯りの絶えない通りにある食堂で。
         ハウンドと、アルフリーダは向い合って食事をしていた) -- 2015-05-10 (日) 02:14:01
      • アルフリーダ、まだ食べるのか。 -- ハウンド 2015-05-10 (日) 02:14:10
      • (机には、皿の山が高く積まれていて) -- 2015-05-10 (日) 02:14:16
      • 1年も土しか食べてなかったんですよ!?これでも足りないくらいです!
        あんの龍神め……。
        いつか同じ目に……いいえ、3倍返ししてやるわ! -- アルフリーダ 2015-05-10 (日) 02:14:35
      • (燻製の鶏の骨までバリバリと噛むアルフリーダに、ハウンドは) -- 2015-05-10 (日) 02:14:42
      • ところでアルフリーダ。私はもう金を持っていないんだ。 -- ハウンド 2015-05-10 (日) 02:14:54
      • ……えっ。 -- アルフリーダ 2015-05-10 (日) 02:15:05
      • (口から、骨をはみ出させたアルフリーダの背後に、エプロンをした
        屈強な男が立って) -- 2015-05-10 (日) 02:15:10
      • は、ハウンド?あなた、まだスゥアは使えるのよね?ね? -- アルフリーダ 2015-05-10 (日) 02:15:22
      • ……それは、ダメだろう。
        加護を受ける代わりに。龍神アトイを、二度と怒らせないと誓いを
        立てたのだから。 -- ハウンド 2015-05-10 (日) 02:15:33
      • (ハウンドは、首を横に振って。アルフリーダは泣きそうになった)。 -- 2015-05-10 (日) 02:15:40

      • まぁ、たまにはのんびりした航海も悪く無いわね…… -- 真榊 2015-05-10 (日) 21:52:47
      • (暗き海に溶け込む鋼鉄船の艦橋上に女がいる
        ステルス巡洋艦「浅草寺」の艦長、キャプテン真榊だ
        いつもならばフラッグの如く舞い踊る彼女のマントも今日は大人しい
        爆破により受けたダメージで船の速度が出無いからだ
        それでも九割近くにまで回復しているのだからクルーの優秀さがわかる) -- 2015-05-10 (日) 21:52:56
      • …ん、鬼火? 違う…灯篭ね
        どこかで灯篭飛ばしでもやっているのかしら、これは縁起が良いわ
        次は北だったわね、うん行けそう! -- 真榊 2015-05-10 (日) 21:53:12
      • (腕を組み仁王立ちする彼女の視界の隅に光が見えた
        うっかりすれば見落としそうな淡い光、小さな小さな光の群れ
        ふわふわと鬼火か蛍の様に漂うそれを彼女の目は灯篭と理解した
        おそらくどこかの祭から流れて来たものだろう、彼女はそれを吉兆と捉えた

        次の任地は北方、今回の失敗の咎め無くボスに言い渡された任務であった)。。 -- 2015-05-10 (日) 21:53:20
      •  
      • はーい、それじゃあ火をつけてくださーい。 -- ミア 2015-05-10 (日) 22:57:02
      • (ミアがメガホンを構えてそう言うと。
         暗がりの中に、蝋燭の光が次々に浮かび上がる。
         祭りの会場から少し離れた、コンクリートの広場で。灯籠に、一斉に
        火が灯されたのだ) -- 2015-05-10 (日) 22:57:08
      • あれ、このマッチ湿気ってる。
        あ、ありがと……火打ち石? -- すみちゃん 2015-05-10 (日) 22:57:40
      • (すみちゃんが、火を付けるのに手間取っていると。
         向かいに居たしらせ君が、火花を散らして着火した。マグネシウム
        ライターであった) -- 2015-05-10 (日) 22:57:54
      • 私、これに掴まってたら飛べないかな……。 -- ちはや 2015-05-10 (日) 22:58:05
      • いや、ムリだろう。 -- 兄貴 2015-05-10 (日) 22:58:19
      • (体の小さな中学生なちはや姉がいうと、頭2つ分は背の高いアニキが
        返す。
         アミとロワナの学校の友達も、みんな来ていた。
         ソア先生に監視されつつ。サムとオリバーも居た。
         他にも村人たちも、それぞれに灯籠を飛ばす準備をしている) -- 2015-05-10 (日) 22:58:29
      • あ、おじいちゃん! -- アミ 2015-05-10 (日) 22:58:40
      • (ロワナと一緒に、灯籠を抑えていたアミは、周りを囲む見物客の中に
        宗右衛門の姿を見つけると、手を振った)。 -- 2015-05-10 (日) 22:58:46
      • おじいちゃん!こっちこっちなのー! -- ロワナ 2015-05-10 (日) 23:13:17
      • (灯篭を押さえたまま大声で存在を知らせる
        多くの人の中にあって金の髪の双子は遠くからでも良く目立つ) -- 2015-05-10 (日) 23:13:25
      • はーい、灯篭に仕掛けは無さそうですねー?
        あらあら?宗右衛門さんこんばんわ -- ソア先生 2015-05-10 (日) 23:13:34
      • (サムとオリバーの灯篭をチェックしていたソア先生が顔を上げた
        上から下まで確認をしたが、二人の灯篭に妙な仕掛けは無い様に見えて……)。。 -- 2015-05-10 (日) 23:13:44
      • (宗右衛門も軽く頷いて会釈して、アミとロワナの横に立つ。
         2人が、両手で支える灯籠は、丸く膨らんでふわりふわり、と浮かぶ
        光の玉になる) -- 2015-05-10 (日) 23:41:59
      • 3つ数えたらいきますよー! -- ミア 2015-05-10 (日) 23:42:06
      • (再びミアの声がして。
         灯籠は、手を離れて一斉に空へと飛び出した。
         地上に咲いていた、光の花が、風にのって運ばれるように浮かんでいく……。
         校庭の片隅で、屋台の屋根から登る光の群れが見えて。
         海辺、暗い林の梢からもその光を、見上げることができる。
         遠くの街でも、気づく者がいるかもしれない。
         灯籠は、風に押されて、水平線の向こうへと、流れていく。
         地上から離れて、すぐに小さくなった光は、高く登る程に、その輝き
        を遠く遠くまで届かせた)。 -- 2015-05-10 (日) 23:42:12

      • (灯篭飛ばしの会場から少し離れた岬に人影があった
        足を胡坐に組み長い髪を纏う横顔はどこか幼ささえを感じる
        しかし手に持つは貝殻を削り作りだした盃
        盃に満たされた液体に星と夜空に登る灯篭の光が降り注ぐ
        彼女は祭この日のこの位置からの眺めを気に行っていた
        地の輝きと天の輝き、そして海へと映る全ての輝きの見えるこの眺めを気に行っていた

        毎年のこの日のこの素晴らしき眺めを彼女は知っていた
        最初は篝火を灯すだけだった祭が
        やがて光が天へと登る祭へと変わって行ったのを彼女は知っていた
        あの地で小さな少女二人が、皆を幸せへと導いたのを知っていた

        今年今宵の酒はいつにも増して甘露なりと彼女は思う
        来年の酒は如何に?それは若き竜神そして寄り添う人魚次第か?
        そんな事を考えれば彼女の酒はますます進み
        遠く聞こえる祭の音と登り行く光は留まる事を知らず
        祭の夜はこうして更けて行くのであった) -- 2015-05-11 (月) 00:12:10

小さな愛の物語 Edit




  • ・ -- 2015-05-11 (月) 22:38:25

    • (祭の夜はまだ続いている
      祭囃子の音は村の隅々にまで染みわたり、揺れる草木さえも舞う様に見え
      そんな草木の合間を風が行く、さわさわそよそよと草木に新たな踊りを教えながら
      やがて風は古き蔵を遊び場とする様に通り抜けて行く
      蔵の中には一冊の日記帳、開かれたままの古びた日記帳
      幼き姉妹に古き記憶を伝え、果たせなかった願いを伝えた日記帳
      通り抜ける風はぱらぱらと日記帳を捲り
      合わせる様に錆びたオルゴールが音色を奏でる
      語られるは日記帳に記されたもう一つの物語、小さな愛の物語) -- 2015-05-11 (月) 23:14:18

      • 『あの頃の私の記憶は僅かしかない
        見る事も聞く事も出来た、なのに全てが流れる水の様に零れて行く
        だからこれは後から記憶の断片を繋ぎ合わせ記した物で、もはや日記と呼べるかも怪しい
        それでも書き残そうと思う
        いつかきっとこれを読むであろう愛おしい者達のために』 -- 2015-05-11 (月) 23:52:22
      • 『あの日、私は彷徨っていた
        炎の迷宮の中を、あの後ろ姿を追いかけながら
        息が切れ灰が焼けるほどに熱くなっても走り続けた、しかし追いつけない……
        あの炎の夜が明けてなお、私は夜の中にいた』 -- 2015-05-11 (月) 23:52:34

      • (古びた日本家屋の一室で少女が眠っている
        まるで人形の様に血の気の無い顔
        口から時折零れる呻きだけが少女が生を伝える)。。 -- 2015-05-11 (月) 23:52:46
      • (青白い月明かりが、窓枠の影を、少女の眠る布団の上に落としていた。
         部屋には、他に明かりは無く。影の中に蹲るように誰か座っている。
         体格は男である、微かな明かりに浮かぶ目鼻からして少年のようだ。
         宗右衛門だった。
         彼は、こうして、陽の暮れる前からずっと、眠り続けるレインを見
        守っていた)。 -- 2015-05-12 (火) 00:03:32
      • …う…うん…… -- レイン 2015-05-12 (火) 00:39:51
      • (宗右衛門が見守り続けどれほどの時が流れたであろうその時
        眠り続ける少女に変化が起きた、身悶える様な声
        そして、閉じられたままだった瞼がピクリと揺れた)。。 -- 2015-05-12 (火) 00:40:00
      • レイン……。 -- 宗右衛門 2015-05-12 (火) 00:48:20
      • (布団の側へ膝をつけて、宗右衛門は、静かに呼んだ。
         月の明かりが、包帯の巻かれた腕や足を照らす。
         包帯の、所々に浮かぶ黒い斑は、血の滲んだ跡である)。 -- 2015-05-12 (火) 00:52:43
      • ……ぁ…… -- レイン 2015-05-12 (火) 01:01:34
      • (ゆっくりと瞼が上がり、淡い緑の瞳が露わになるも
        その視点は定まらず、まるで夢の中を漂うに揺れていて
        宗右衛門の呼びかけの声にもすぐには反応が無く)。。 -- 2015-05-12 (火) 01:01:48
      • レイン。 -- 宗右衛門 2015-05-12 (火) 01:15:55
      • (少し不安気に、もう一度名前を呼ぶ)。 -- 2015-05-12 (火) 01:16:01
      • ……そ…うえも…ん…? -- レイン 2015-05-12 (火) 01:23:33
      • (呼びかけに反応があった、しかしその瞳は未だ虚ろで
        まるで自分を自分と感じていない様にさえ見えて)。。 -- 2015-05-12 (火) 01:23:41
      • ああ……俺は、ここに居る。
        ……大丈夫だ。 -- 宗右衛門 2015-05-12 (火) 02:02:52
      • (唇を噛み締め、宗右衛門は、掛け布団の上に投げだされていたレインの
        手を取って両手で握る。
         そのまま、蹲るように布団に額をつけて。
         レインの手を、強く抱いていた)。 -- 2015-05-12 (火) 02:02:59

      • 『覚えているのは宗右衛門の手の温もり
        ともするれば散り砕けそうになる私の意識を繋ぎとめたのは
        この手の温かさ、彼の存在が無ければ私の心は砕け散り
        狂気のそこへと落ちていたろう
        聞けば医師の診断では私はもう目覚めないかもと言われていたらしい
        永遠に悪夢、炎の悪夢から抜け出せなかった可能性を想像すると
        今だに背筋が冷たくなる
        あるいはそれがネオンへの償いとなったろうかとも
        しかし、私が悪夢から真に解放されるにはまだまだ時間を要した』 -- 2015-05-12 (火) 22:29:10

      • 『当時の私は闇を恐怖していた、だって知ってしまったから
        闇の奥にある物に、闇の奥に置いてきてしまった物に
        私は夜の闇を恐れた、一人きりになるのを恐れた
        だから当時の記憶の大半を恐怖と非現実が締め
        時に子供の様に泣き叫ぶ事さえあったと聞く
        それを支えてくれたのは、やはり宗右衛門の存在だった
        ネオンへの罪を感じつつも、私は彼にすがるしか無かった
        だが今ならわかる、彼もまた恐怖していたであろう事を
        彼も私と同じ様に知ってしまったから、闇の奥にある物を』 -- 2015-05-12 (火) 22:29:19

      • 『あの夜から数日後、メイドが尋ねて来たらしい
        長年、私達姉妹を世話してくれたあのメイドだ
        彼女もまた身辺整理等で大変な状態ではあったが
        私の世話を申し出、宗右衛門の両親はそれを快く了承したらしい
        この日記でこそしっかり書いているが
        当時の私は精神希薄状態で状態で
        目を離せばすぐに部屋を抜け出し彷徨しだす
        大体の目的地は山の方らしいが
        そんな状態だったらしい

        だから今でも思う
        彼の…宗右衛門の決意が如何に無謀であったかを……』。。 -- 2015-05-12 (火) 22:29:33

      • (宗右衛門は、デッキブラシで漁船の甲板を擦った。
         魚の血や鱗は簡単に擦り落とされて、バケツの水で洗い流される) -- 2015-05-13 (水) 00:30:06
      • ……ふぅ。 -- 宗右衛門 2015-05-13 (水) 00:30:21
      • (シャツを肩までまくり上げた彼は、額の汗を拭う。
         ネオンの焼失したあの夜から、数日が経っていた。
         日に焼けた腕に、真っさらな包帯が巻かれていて。もう、父親の漁を
        手伝える程には、宗右衛門は回復していた) -- 2015-05-13 (水) 00:30:30
      • ……あ。 -- 宗右衛門 2015-05-13 (水) 00:30:40
      • (ただし、それは肉体だけのことである。
         宗右衛門は、ブラシの柄を両手で持ち、漁港から村の方を見つめる。
         漁のおこぼれに与ろうと、宙を旋回するカモメの群れの下に。
         長身なメイド服姿の人影に、手を引かれて。ふらふらと歩くレインの
        姿が、小さく見えた) -- 2015-05-13 (水) 00:30:51
      • …………ッ痛ヅ!?何すんだ親父。 -- 宗右衛門 2015-05-13 (水) 00:31:02
      • ぼさっとしてんじゃねぇ、上がんぞ。 -- 2015-05-13 (水) 00:31:09
      • (バケツで、いい音を鳴らされた頭を、宗右衛門は撫でた) -- 2015-05-13 (水) 00:31:15
      • 昨日も、嬢ちゃん大丈夫かって赤城んとこのばぁさんに聞かれたな。 -- 2015-05-13 (水) 00:31:25
      • (漁港から、家へと向かう道で。
         普段はひどく寡黙な宗右衛門の父が、宗右衛門の見上げる背中越しにそう言う) -- 2015-05-13 (水) 00:31:36
      • ……うん。 -- 宗右衛門 2015-05-13 (水) 00:31:45
      • (宗右衛門は、ただ、頷いて答えた。
         隣人が、様子を聞きに来たのは、レインの身を案じてではない。
         山の館の住む一族は、村の住人と付き合いがほとんど無いという事も
        あり。また、代々非常に裕福な大地主でもあったので。
         嫌われている、という程もないが。
         異質なモノである。とそんな風に思われて居たのは、宗右衛門も知
        っていた) -- 2015-05-13 (水) 00:33:42
      • 気の抜けたぁ返事してんじゃねぇ。 -- 2015-05-13 (水) 00:33:48
      • (親父はただ、それだけ言って。
         後は、無言で父子は、家への道を歩いた。
         ちょうど、メイドに手を引かれたレインと合流する道だった)。 -- 2015-05-13 (水) 00:33:56

      • 『そう、私は知らなかったのだ
        あの家が私の血が村人にどの様に思われていたのかを
        いや、目を逸らしていたのだろう
        ずっとずっと目を逸らしていたのだろう
        あの家に私の血に宿る薄暗きモノに
        だから当時を思い返す度に思い知らされてしまう
        私が如何に子供であったのかを

        貴方がいなければ私はきっと……』。。 -- 2015-05-13 (水) 01:19:13

      • 私達は、屋敷へ戻らせて頂こうと思います。
        今までの格別のご厚意、大変感謝しています、と。
        レインお嬢様が仰っていましたので。
         代わって、私めがお伝えさせていただきます。 -- 2015-05-13 (水) 01:54:25
      • (8月も終わりになろうという頃である。
         レインが、宗右衛門の家へ来てから、10日ばかりも経って。
         その日も、漁から戻った宗右衛門と、親父が居間に座ると。
         俯いて、正座したままのレインの横で、折り目正しく、メイドが頭
        を下げながら、そう言った) -- 2015-05-13 (水) 01:54:34
      • あれまぁ、うちの事なら気にしなくていいんだよ?
        元々無駄にでかい家に、親子3人だ。
        飯を作るのも、頭数多い方が、作りがいあるんよ? -- 2015-05-13 (水) 01:54:50
      • (台所から、暖簾をかきわけて居間に顔をのぞかせたのは、宗右衛門の
        母親である。
         メイドさんの言葉に、黙して腕組みした宗右衛門父子2人の代わりに
        彼女が、そう答え) -- 2015-05-13 (水) 01:54:58
      • ありがとうございます、お気持ちは嬉しく思いますが
        お嬢様がお決めになった事ですので…… -- 2015-05-13 (水) 21:53:36
      • (メイドさんは小さく頭を垂れると
        隣で正座したまま黙しているレインに短く視線を送るとと
        それを受ける様にしてレインはコクリと頷く)。。 -- 2015-05-13 (水) 21:53:44
      • レイン……大丈夫なのか? -- 宗右衛門 2015-05-13 (水) 22:30:16
      • (宗右衛門は、今一度確かめるように言った
        この2〜3日で、夢遊病患者だったようなレインの容態は大分回復
        しているようではあったが)。 -- 2015-05-13 (水) 22:30:20
      • ……うん…大丈夫…… -- レイン 2015-05-13 (水) 22:33:37
      • (宗右衛門から質問に対し、レインは数秒の沈黙の後、短く返答した
        迷っている様にも決意している様にも、どちらとも取れる表情)。。 -- 2015-05-13 (水) 22:33:44
      • (宗右衛門は、レインをじっと見つめたが、それ以上何かを言う事は
        できなくて) -- 2015-05-13 (水) 23:28:46
      • 好きにしな。 -- 2015-05-13 (水) 23:28:53
      • (腕組みをしたまま無愛想に答えたのは、宗右衛門の父であった。
         母は、困ったように笑って) -- 2015-05-13 (水) 23:29:00
      • ちょっとくらい引き止めてあげなよ?
        ほんとに口下手だね、うちの男共は。 -- 2015-05-13 (水) 23:29:14
      • レイン! -- 宗右衛門 2015-05-13 (水) 23:29:21
      • (不意に、宗右衛門がレインの名を強く呼ぶ)。 -- 2015-05-13 (水) 23:29:26
      • …ふぁ…!? -- レイン 2015-05-13 (水) 23:38:43
      • (沈黙のまま俯いていたレインだが
        宗右衛門の呼びかけに、全身をビクっと震わし顔を上げた
        そして反射的に短く返答とも吐息とも付かぬ声を発した) -- 2015-05-13 (水) 23:38:50
      • 俺と結婚してくれ! -- 宗右衛門 2015-05-13 (水) 23:56:42
      • (突然、宗右衛門は言った。
         あの夜、怪物を目の当たりにしても動じなかったメイドさんは、目
        を丸くしたまま固まり。
         台所から覗きこんでいた母は、引止めろとは言ったが、求婚しろとは
        言ってないという風に手から菜箸を取り落とし。
         寡黙な親父は、腕組みをしたまま彫刻のごとく微動だにしない)。 -- 2015-05-13 (水) 23:56:56
      • ………え…? あ…ああ……… -- レイン 2015-05-14 (木) 00:12:51
      • (全てが停止し時が止まったのかの様にさえ思えてしまう世界
        宗右衛門の細かな呼吸音だけが妙に大きく聞こえる
        そんな中、最初に声を発したのはレインだった
        最初は驚きの声、続いて嗚咽の様な短く続く声
        顔には驚きが刻まれ、それが徐々に朱へと染まって行く) -- 2015-05-14 (木) 00:13:33

      • 『当時の記憶が曖昧な中、年輪と共に虚ろい行く中
        この日この時の記憶だけははっきりと覚えている、忘れない
        彼の言葉を そして 自身の恥ずかしさを(何か書いて消した跡がある)』。。 -- 2015-05-14 (木) 00:13:43

      • (親父は、やおら立ち上がり。グローブを嵌めたようにでかい拳で、
        鉄拳を放った!
         宗右衛門の体は、縁側の窓を突き破って庭へと吹っ飛ぶ) -- 2015-05-14 (木) 00:36:20
      • ま、窓!……じゃなくて、宗右衛門様!?
        あ、あの血が……。 -- 2015-05-14 (木) 00:36:27
      • (ガラスの砕ける音に、驚いたメイドが思わず腰を上げる) -- 2015-05-14 (木) 00:36:32
      • このくらいどうって事ぁねぇよ。 -- 2015-05-14 (木) 00:36:37
      • (親父殿の言葉の通り、庭まで殴り飛ばされた宗右衛門は、体を起こ
        した。
         縁石にでもぶつけたのか、額が割れて血を流していたが。彼は、立
        ち上がり) -- 2015-05-14 (木) 00:36:44
      • お前よぅ、お嬢さんが大変だって時にだな……。 -- 2015-05-14 (木) 00:36:50
      • レインを、独りにさせたく無いんだ。 -- 宗右衛門 2015-05-14 (木) 00:37:02
      • (宗右衛門は、静かに、だけどはっきりと言った) -- 2015-05-14 (木) 00:37:07
      • 俺も、あの夜に、あそこに居たから……。
        レインは、自分が一番傷ついてるのに、なのに、何にもできない俺の事
        まで心配して……。 -- 宗右衛門 2015-05-14 (木) 00:37:17
      • (だから、屋敷へ戻ると。そう言ったのだと宗右衛門は思ったから。
        ネオンを、自身の命すら投げ出して救おうとしたレインを知って
        いるから。
         真剣な声に、親父も立ったまま腕組みして黙し) -- 2015-05-14 (木) 00:37:31
      • 俺もネオンを探す、必ず助けだそう!独りじゃだめだ、2人でやるんだ!
        レインが、笑って居るのが。俺は一番好きなんだ。
        俺が側に居る。ずっと居る。
        だから……もう、泣かないでくれ……。。 -- 宗右衛門 2015-05-14 (木) 00:37:46
      • ご…めんなさい…私、涙が…止まらない……
        笑いたいのに上手く笑えない…でも…… -- レイン 2015-05-14 (木) 01:13:19
      • (レインの瞳から涙が溢れる、名の通り雨の如く
        それでも笑おうとするものだからぎこちなくなってしまう) -- 2015-05-14 (木) 01:13:28
      • 一緒に笑っても…いいですか…? -- レイン 2015-05-14 (木) 01:13:54
      • (レインが立ち上がった。陽炎の様に揺れる足で身を支え
        何度も倒れそうになりながら立ち上がった
        しかしまた倒れそうになってしまう
        今度はメイドさんが背を支え、そっと背を押した
        レインは頷くと宗右衛門の方へと向かって歩き出した)。。 -- 2015-05-14 (木) 01:14:02
      • (それを見た、宗右衛門の母は、日に焼けた顔に岩のような深い皺を
        寄せたまま黙る、親父殿の肩をぽん、と叩き。
         宗右衛門は、腕で額を拭うと、素足で庭の土を踏み、レインの側へと
        歩み寄り) -- 2015-05-14 (木) 01:34:47
      • 初めてあった時も、そんな顔してたな……。
        俺は、それがずっと忘れられなかったんだ。 -- 宗右衛門 2015-05-14 (木) 01:34:56
      • (縁側に立ったレインの手を、優しく握って、言った)。 -- 2015-05-14 (木) 01:35:00
      • 言っとかなきゃならねぇことがある。 -- 2015-05-14 (木) 02:13:36
      • (メイドに支えられながら、レインが振り向くと、腕組みをしたままの
        親父殿が険しい顔で立っていた) -- 2015-05-14 (木) 02:13:42
      • 結婚はダメだ。 -- 2015-05-14 (木) 02:13:47
      • 親父! -- 宗右衛門 2015-05-14 (木) 02:13:54
      • (宗右衛門が、叫ぶと、腕組みを解いて手で制し) -- 2015-05-14 (木) 02:13:59
      • ふざけてんでも、バカでもねぇのは分かったよ。
        でもな、仕事もロクに覚えてねぇガキに、嫁はまかせらんねぇからよ。 -- 2015-05-14 (木) 02:14:06
      • (ガラスの破片の散った床に、親父は、あぐらをかいて座り) -- 2015-05-14 (木) 02:14:12
      • 倅ぁ、甘ったれで頭も悪ぃが。
        俺がちゃんと一人前にする。
        だから、お嬢ちゃん、少しばかりここで待っててやってくれねぇか。 -- 2015-05-14 (木) 02:14:20
      • (そう言うと、拳を床につけて、レインに頭を下げた)。 -- 2015-05-14 (木) 02:14:27
      • は…はい…待ちます……
        わ、わたし…何年でも待ちます…! -- レイン 2015-05-14 (木) 02:28:00
      • (この日一番の大声をレインは上げた
        波音に負けるほどの小さな大声、しかし強く響く声
        その声に親父殿は頷くと大きく笑った
        近所の皆さんが何事かと覗きこむほどに大きな笑い声を上げて) -- 2015-05-14 (木) 02:28:13

      • 『この日から数年後、宗右衛門と私は祝言を上げた
        多くの祝福を得られたのはお父様とお母様の力に寄る所が大きい
        お二人は私の事を実の娘の様に愛してくれた
        その感謝を私は娘を孫達を愛する事で返したい

        宗右衛門は良く語っていた
        どんな傷もこの額の傷に比べれば擦り傷みたいな物だと
        それを聞くたび私は笑顔で頷いた
        私は知っているから、あの額の傷には全てが籠っている事を

        ちなみにあのメイドはその後、主従の立場から友人となり
        私達の長き友として村にと…(染みで読めない)

        私は思う、いつか私の受けた愛をネオンとも分かち合いたいと
        長い長い時がかかろうと、私には予感があるから……』 -- 2015-05-14 (木) 03:15:39

      • (風にページが捲られ、オルゴールが止まる
        遠く聞こえた祭囃子は波音へと変わり
        混じり聞こえてくるのは姉妹と老人の笑い声
        やがてそれも聞こえなくなると
        蔵の窓から見える小さな夜空に寄り添う二つの星が煌めいていた) -- 2015-05-14 (木) 03:15:46
  •   -- 2015-05-11 (月) 22:38:11

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住まい探し惑星版 Edit


  •   -- 2013-09-20 (金) 21:21:03

  • (遥か数千万年前、地底より湧き上がる圧倒的な惑星の脈動により一つの
    島が引き裂かれた。
     その後、星の脈動は火山となって何度も大地を隆起させる。そして山脈は、雪を頂、氷河が谷を埋めて山を削る。
    果てしなき氷と火のせめぎあいは、空の星の形が変わるまで繰り返された…) -- 2013-09-18 (水) 21:54:31

    • ………と、いう壮大なドラマの末に作り上げられたのが!獣の牙のように
      ずらっと、入り江の並んだこの地方独特の地形なのです! -- 2013-09-18 (水) 21:54:41
      • (原住民の言葉で『竜の顎』だという。現地の昔話では火山に棲んでいたドラゴ
        ンが、たびたび噴火を起こすものだから神様に退治され、斬られた首の落ちた
        のがこの辺りだという。

         時に冬も間近い頃であっ た。錆浅葱色の荒れる海に氷河の断崖が聳え立つ。
        もこもこな毛皮のフードを着たアトイさんは、冒険や秘境探検でここに来たわ
        けではない) -- 2013-09-18 (水) 21:54:51
      • うーん、中々壮大なオーシャンビュー。新居候補としては悪くないかも? -- 2013-09-18 (水) 21:55:00
      • (お引越し予定地探しであった。氷河の先端が天に吹き上げるような飛沫を立
        てて海に流れ出た。タイタニックを1ダースは撃沈できそうな氷山となる。
         住めるのか、ここ) -- 2013-09-18 (水) 21:55:08
      • んー…中々に素敵な氷山ね……
        それに…空気も冷たくて気持ちいい……
        (冷たい空気を深呼吸。ぶつかり合い砕ける氷山を魔導端末で撮影)
        (外套を羽織っているが下は普段通りのワンピース姿)
        …でも…家 を建てて住むには少し厳しいかも…?
        (少しどころではありません!) -- クレハ 2013-09-18 (水) 22:07:35
      • ふむ…そう言われてみると、この辺りにはイ○ンすらありませんからね…。 -- アトイ @メイド &new{
      • (一部欠落)

  • (惑星の極から極へ、壮大な旅路を経た末にたどり着いたのは。結局現在住居
    から数十kmと離れていない場所だった。これまでの総移動距離に比べれば、隣
    近所程度の移動である。
     2人が拠点とする街、い わゆる冒険者の街の郊外に位置する小さな入り江であった。)
     
    (小さな湾と山を越えて向こう側には、少々まとまった数の建物が山裾に沿う
    ように並んだ小さな町がある。川が海へと流れ込んだ扇状地なので、狭い なが
    ら牧草地や畑もあって、さながら田舎風景のミニチュアのようだ。
     そんな町を、山を隔ててのぞき見る場所に建っているのがアトイ達の見つけ
    た物件であった) -- 2013-09-20 (金) 21:36:09
    • (入江に面する様にいくつかの家屋が並ぶ)
      (元々は漁業が営まれていたのか船舶を屋内に引きこめる舟屋もある)
      (しかし今はどれも無人に近い状態で)

      いい場所って…案外近くにあるものなのね……
      あれ はあれで楽しかったけれど……
      (あれとは勿論ここに至るまでの大冒険の事)
      (そんな事を思い返しながら潮の香りを深呼吸) -- クレハ 2013-09-20 (金) 21:55:17
      • あっちの町は商店街もあるみたいですねぃ。市街地とはくらべるべくもありま
        せんが、それなりに便利そうなのです。
         わーお、このおうち家の中に海があるのです!ふむ、ちっと築年数が経って
        居ますが。手入れ をすれば十分住めそうな気もします。町の中心から離れてる
        せいか、値段もかなりお安いですし。 -- アトイ 2013-09-20 (金) 22:05:40
      • (アトイが目をつけたのは、お隣が無人で、他のより少々広い敷地を持ってい
        た一軒の舟屋である) -- 2013-09-20 (金) 22:05:47
      • あ、舟屋ね…? 私の故郷の家も舟屋が元になっているの……
        ここ…いいわね……
        町からもそう遠くないし…なにより海に面しているのが素敵…♥
        (若干の交通の不便さはあるがそれを差し引いてもクレハ には良物件で)

        アトイさん…どのくらいで改装出来そう…?
        (舟屋を覗きこんでからアトイの方へと振り返る)
        (その顔は見ずとも分かるほどに笑顔で) -- クレハ 2013-09-20 (金) 22:18:06
      • ふむ…大工のコスプレというのはやったことありませんが、ハッピを着ればい
        けそうなので…。割とすぐやれてしまいそうな気がします。 -- アトイ 2013-09-20 (金) 22:32:37
      • (うむっとドヤ顔で頷くアトイさん。その背後でドラゴンが魚を咥えて海面か
        ら頭をだした。人気が少ないせいか、こんなところにまで魚が入り込んでいる
        ようだ) -- 2013-09-20 (金) 22:32:48
      • …というか、アオイと融合してからというもの、少々私の力の性質が変わった
        らしく。今すぐにというなら一瞬で改装できてしまいそうな気もしますよ。
         ちょぉーっと違法建築気味になりそうな気もしますが、へっへっへ。
    • アトイ 2013-09-20 (金) 22:33:31
      • (アトイの人格が分裂して生まれた、もう1人のアトイ。それがアオイ。
         今はアトイの一部として溶け込んでいる。様々な廃墟を、寄せ集めて積み上
        げた積層する路地の世界に住んでいた。
        そんな彼女の力で、家を ビフォーアフターしたら、なんていう事でしょうでは済まない
        トンでもドリームハウスができあがりそうな気もする) -- 2013-09-20 (金) 22:33:52
      • んー…倉庫を改装した時は作業員のコスプレでなんとかなったし…アトイさんなら……
        …一瞬で…? そ、それはパワーアップしすぎ…? でも…それはそれでおもしろそうかも…ふふっ
        なにはともあれ…場所はここに 決まりね…! それ…♪
        (パンプスと靴下…そして紐パンを脱ぎ捨てると海へ、ドラゴンの元へと走って行く)
        (どうやら海をみてうずうずしていた様だ)
        (決まりでも、土地の購入契約等もあるのだが……) -- [[クレハ>名 簿/498107]] 2013-09-20 (金) 22:44:47
      • はーい!割とお値段もお手ごろですしね〜。 -- アトイ 2013-09-20 (金) 23:06:09
      • (瑞々しいお肌を晒すクレハに、うへへっとだらしない笑顔晒すアトイさん。
        そうして釣られるように、自分も海へ。服着たままだけど特に気にしない) -- 2013-09-20 (金) 23:06:19
      • いーいですねぇ〜。北極や南極と比べると、さすがに神秘な気配は薄れますが
        それなりに素朴で綺麗な海なのです。 -- 2013-09-20 (金) 23:06:29
      • その素朴さが素敵…きっと夜はもっと綺麗よ…♪
        んー…魚もたくさんいる…イルカもやってきそうね……
        (ドラゴンをぎゅっと抱きしめ、子供様に無邪気にはしゃぐクレハ)
        (飛び散る飛沫がキラキラと太陽に煌めく)
        (煌めきの中でアトイを招く様に手をふる) -- クレハ 2013-09-20 (金) 23:19:35
      • (まばゆく飛沫と手招きに誘われて、アトイも波をすべるように進み、クレハ
        に抱きついた。
         海は人里に近いというのにとても澄んでいて。背後にある山の根が遥かに海
        の底まで続いて深い谷になっていた。おそ らくこの地に長く住む人たちでも
        しかとは見たことのないであろう、海中の世界。
         地上に顔を出す山の何十倍もの大きさが、深い海に抱かれていた) -- 2013-09-20 (金) 23:47:44
      • ほぅ、海の中は急激に深くなっているのですねぇ。なかなかよろしいです。 -- アトイ 2013-09-20 (金) 23:47:55
      • ふふっ…いらっしゃい…♥
        (アトイとドラゴンを抱きしめたまま海中へと)
        (ゆるゆると沈むに任せその深きへと)
        思った通り…海の中も素敵……
        こっちに引っ越したら…少しづつ探索して行きましょう……
        楽しそうな所が沢山ありそうな…予感……
        (探索とは海中デートの事) -- クレハ 2013-09-20 (金) 23:59:17
      • はぁ〜い♪ふふーん、そうするとすぐに引越し終えてしまうのも、つまらない
        ですねぇ。少しづつ2人でお掃除を進めながら、のんびりデート等もかさねて
        移り住む準備をしましょうか! -- アトイ &new {2013-09-21 (土) 00:21:21};
      • (2人の頭上、波に洗われる山の際に建つのは築40年余りの、だいぶくたびれ
        た舟屋造りな家屋である。
        長いこと人が住んでいなかったせいか、随分と海と風に侵食されているように
        見えた。
         普通の人間な ら取り壊して更地にするという所だが。妖怪でも取り付いてそ
        そうな年経た古家というのは、アトイ的にはなかなか魅力的に見えるらしい) -- 2013-09-21 (土) 00:21:29
      • あ…そのアイデア素敵…♥
        少しづつ…ここを私達の場所にしていくと言う事ね……
        きっと楽しい日々になるわ……
        (クレハにとってもあの舟屋は魅力的に感じていた)
        (舟屋は陸と海の接点。人魚ハーフで あるクレハに通ずる物がある)
        …ここに来たのも…もしかしたら導かれたのかもしれないわね……
        他の場所がしっくりこなかったのも……
        (いやいや他の場所は極端すぎた!) -- クレハ &new{2013- 09-21 (土) 00:31:32};
      • 私的には、より住み心地の良い場所を…と選んでみたんですけどねぇ。
        やっぱりこのぐらい、ふつーな場所の方がいいようなのです。 -- アトイ 2013-09-21 (土) 00:47:10
      • (ネタや冗談で北極や南極へ行ったわけじゃないことが判明しました。
        ということは例の遺跡も本気で移り住むつもりだったのか…) -- 2013-09-21 (土) 00:47:28
      • …もう…アトイさんったら……
        アトイさんのそう言う極端な所好きよ……
        だからこそ…普通の場所が必要なのかも…?
        (ぎゅっとアトイを抱きしめればふわりと微笑んだ)
        (トラブルに巻き込まれる事が多いアトイそ してクレハ)
        (この地はそんな二人が普通の日常を送るに最適なのかもしれない) -- クレハ 2013-09-21 (土) 00:54:18
      • はい!普通に人がするように、自分たちの手で少しづつ作ってみましょう。
        そうした方が、めんどうだけど、いっぱい楽しいかもしれません。 -- アトイ 2013-09-21 (土) 01:19:58
      • (波間に漂いながら、クレハの腕の中でアトイは、にへっと笑った。
         寂れた漁村、豊富にあるのは青い空と、海ばかり。聞こえる音は波に
        唱和する海鳥の声ばかり。
         好き好んで住み着く者などいないだろうその 場所を、2人はとても気に入っ
        たんであった) -- 2013-09-21 (土) 01:20:05

Last-modified: 2015-05-14 Thu 22:53:03 JST (3262d)