今後の追記予定 Edit

でたらめなことかきまくる、焚書とかしよう

領土 Edit

大陸北西中央部から北西海岸沿い広域を支配する巨大な国家連合。
肥沃な穀倉地帯と豊富な森林、鉱山、更には特産の天然ガラスが産出されるガラスの荒野を有している。
無数の都市国家や自治体が所属しているが、実質的に力を持っているのは中心となっている4つの大勢力であり、領土の大部分もそれらの勢力が支配する土地に依存している。
即ち、
ローディア統一王国(かつてのローディア連合王国。西ローディア)
バルバランド協定連盟
商人ギルド(東ローディア北部で主に活動していた商人達)
血統委員会(貴族や都市国家の代表者の集まり)
の4勢力である。
かつてはスリュヘイム汚染公領と神国アルメナもその名を連ねていたが、彼等は強い国家間の繋がりを強調するようになった連合主義者と同調しなかった為、現在では袂を分かっている。

産業 Edit

内包する国家全ての主産業がそのまま連合の主産業となっている。
いちいち列記していくと枚挙に暇がない為、ここでは近年特に力を付けたものを特筆していく。
即ち、農業、林業、酪農、畜産、服飾、鉄鋼業、採掘業、古式呪術、芸術、漁業である。
これらはかつて、統一連合の抱えるそれぞれの大勢力が固有産業として技術か資源の何れか、もしくは両方を独占していたものである。
しかし、西爛戦争後の国力衰退に伴い、自国領土だけでは産業体系を維持する事が難しくなった彼等は、連合内の他勢力と交易を密にする事で糊口を凌ぐことを選択した。
無論、今まで通りの痛みのない交易だけでは首が回るはずもなく、門外不出の技術や知識なども重要な交易品として差し出されるに至った。

そして、それを繰り返した結果、かつて独占されていた技術は連合内ではオープンソースと化し、以前では無駄になっていた特殊資源なども連合内では余すことなく使われるようになったのである。
かつて西ローディアが持て余した硬度の高すぎる鉄鋼資源はバルバランドの齎した製鉄技術によって生きるに至り、かつてバルバランドが持て余した開墾しようのない密林や荒地は西ローディアの齎した最新の農法及び進んだ畜力開墾のノウハウによって切り開かれた。
そして、どちらも以前は重要視していなかった服飾、芸術、漁業、及びバルバランド内の古代遺跡から発掘される太古の品々などはかつて東ローディアに居を構えていた商人ギルドと貴族達が価値を見出し、対外流通に乗せる事で益とした。

そして、これらの技術及び資源、そして生産手段を連合内で共有化していった結果、連合の結束はより強くなり、近年それ全体で1つの国家コミュニティとしてのアイデンティティを持つに至った。

これらの産業は各地方を納める役所や自治体によって厳格に管理されており、産業に関わる職人や知識人は優遇され、社会的にも高い尊敬と地位を集める事ができる。

歴史・文化 Edit

元々は東の大爛帝国との5年に渡る大戦、西爛戦争の際に結束した西側諸国の寄り合いでしかなかったものが統一連合である。
西爛戦争は帝国側が退いた事で辛うじて統一連合の勝利によって幕を閉じたが、勝利したと思っていたのは連合だけであり、帝国本国はかの戦乱については征伐の一環程度にしか認識していなかった。
そのため、何の保障も謝罪もしない帝国に対し、連合は戦争借款の支払いや領土の分割譲渡を求める為に再び帝国へ派兵したが、帝国本国から見れば一地方軍程度の規模でしかない連合軍に何ができるわけもなく、帝国本土の土すら踏めずに撤退。
ただでさえ疲弊しきった国力を更に低下させた上に兵力まで失うという、惨憺たる結果だけを残す事となった。
結果、連合内でも特に著しく国力を低下させたローディアとバルバランド、その他の小勢力は連合脱退の力と機を完全に失い、手を取り合うに至った。
こうして出来上がったのが現在の統一連合である。

戦時中、戦前の歴史について詳しくは西爛戦争期(叙事詩一期)の記述を参照されたし。

文化については戦後、それなりに変化が見られる。
各々の勢力が密接に繋がりあい、互いに互いを仲間を認めて1つの国家としてアイデンティティを持つに至ったが故に文化や価値観が融和し、新たな文化を生み出しているのである。

西ローディアの土着思想、選民思想は愛国意識と共に連合全体にまでその認識の裾野を広げ、バルバランドの専門主義と女尊男卑は、技術信奉とフェミニズムに姿を変えて一般化した。
本来なら違う思想、文化はぶつかり合うものなのだが、連合内では商人ギルドが外部から持ち込んだ多様な価値観と文化が既に循環を始めていたため、それらが連合内での意識の軋轢を和らげる緩衝材となったのである。
帝国を初めとした外敵と比べれば、同じ統一王朝を礎とする我々はまだ同じ価値観を共有できるはずだと緩やかに確信したのである。

また、技術秘匿がされなくなったことであらゆる情報がオープンソースとなり、技術者の間での新たな技術開発、研鑽、競争により、飛躍的に技術レベルが向上した。

そして、彼等は同じ旗の元手を取り合うに至り、自然と平等、同等という安い単語を愛するようになった。
尤も、これは後述する施政による意識操作の賜物に過ぎないのだが。

追記予定選民思想がこじれて亜人主義、純血主義、レイシズム

施政 Edit

連合議会による合議制を採用している。
元々、連合議会は統一連合の盟主であるローディアの王国元老院が掌握し、一党独裁を行っていた組織だったのだが、王国の国力衰退によってバルバランドとの国力差が埋まってしまい、バルバランドの支配者層であるエルフの発言権を強まった事でがらりと形を変える事になる。
そして、そのエルフ達の提唱した新たな政治体系こそが連合議員の立場の対等化による言論の自由と権力の分配である。
今までバルバランドのエルフと王国の元老院が掌握していた各権利を分配し、発言力を与える事でより議論しやすい土壌を整え、議会をより良い意見交換の場にしようという提案である。
当然ながら王国元老院及びローディア王家は大いに反対したが、最大与党であるエルフ達と他の小派閥、特に政治に対して今まで発言権を持っていなかった商人ギルドと小貴族及びウラスエダール残党のリザードマン達が挙ってその意見に賛同、熱狂し、圧倒的賛成多数によって今の形に収まるに至った。
この合議による権力分立により、それぞれの派閥が対等に力を持つことで、誰もが技術と能力さえあればどこかしらの組織によって正当に評価される新たな国家になったと市井には喧伝された。
無論これらは国民の意識操作を目的に行われたプロパガンダであり、洗脳の一種であるともいえる。

こうして、司法・軍事はローディア、行政・技術開発はバルバランド、立法・外交は血統委員会、経済・流通は商人ギルドとそれぞれ権力分立が為され、理想的な近代国家になったように一見みえるが、選挙という概念がない以上、これは元老院の一党独裁が連合議会全体の一党独裁に変わっただけのことであり、実際のところの基本構造は以前と何も変わりが無い。
この独裁体制によって変わった最大の事柄は商人ギルドと各地の権力者を取り込むことによって以前よりも大規模な経済管理が可能になった点であり、この点こそが現在の統一連合の有様を如実に変えた最大の要因といえる。

即ち、経済活動から生産手段、技術開発まで連合内部の勢力が国家単位で手をいれて管理している以上、これは事実上の国家による計画経済そのものであり、現在の言葉に強いて照らし合わせるなら共産主義が最も近い形であるといえる。

内政に関する特記事項については以下、列記する。

大協定 Edit

かつてバルバランドに点在する部族間で取り決められた曖昧かつ簡素な掟。
基本的にバルバランド領内でしか通用しない。
また、連合法とかちあった場合は連合法が優先される。

厳しい自然環境と竜害の脅威にさらされ続けているバルバランドでは、部族同士完全に独立して暮らしていくことはほぼ不可能であり、ある程度は横の繋がりを持つことが暗黙の了解となっている。
そのためにある意味、野生が自然と群れるが如く本能的に生まれた約束事が大協定であり、その項目は実に1つしかない。


即ち、 

" バルバラの民たる誇りを持て "

以上、である。

曖昧であるため、ケースバイケースで使いまわされ、それぞれの行いを一応正当化し、説得力を持たせるために便利に使われる。
例えば、誰かを助けたいのなら誇りと尊厳を守る為とでもいって助け、誰かを殺したいなら誇りを穢された故に決闘を挑むとでも言い換えればいいのである。
それでも大協定を悪用しようと考えている部族はほぼ皆無に等しく、大体は善意と本能によって節度を持って運用されている。
なぜなら大協定とはバルバランドにおいては「そういうもの」だからである。

バルバランドエルフ Edit

現在、連合議会を事実上掌握している種族。
主にエルナム族と呼ばれる胎内洞窟のエルフ達が現在国政に台頭している。
連合議会内の権力を速やかに議員全体に与える事で特権階級を作り出し、現在の一党独裁体制の基礎を築いた。
だいたいの見た目は普通のエルフと何も変わりはないのだが、この地のエルフは例外なく呪舞、呪歌に長け、必ず首筋に紋章のような痣を持っている。
そのため、首元を見れば一目でバルバランドのエルフであるか否かが判別できる。
また、バルバランドのエルフは女性しかいない。
首筋の紋章には明確な規則性があるが、意味などはわかっておらず、当のエルフ達もその意味を知らない。
そのほか、大きな特徴として、バルバランドエルフは水以外に食事を取らず、排泄なども行わないという特異な特徴を持っている。
故に、バルバランドエルフは樹木に近い何かであると現地では考えられており、エルフ達にはしばしば樹木や花の名がつけられることもある。
また、仔細は不明だが、バルバランドエルフは少なくとも歴史の紙面上では出産したという記述が一切なく、それらに立ち会ったという話なども聞かれない。

元老院 Edit

かつてローディア連合王国と呼ばれた国の権力者達。
統一王朝時代から続く由緒正しい旧家の血族であり、かつてはローディア国政の頂点に君臨していた。
バルバランドエルフの台頭よって以前よりは力を削がれたものの、現在でも連合全体、特に旧西ローディア領内に対して強い影響力を持っている。
また、旧ローディア王家や宮廷貴族達も変わらず国政には関わっているのだが、旧ローディア王家はその尊い家柄から血統主義者の旗頭として持ち上げられる事の方が多いため、現在は元老院と反目する事も多い。
故に実質的な旧西ローディア勢力といえば、この元老院の事をさす。

商人ギルド Edit

大陸中央北部で活動していた商人たちの集まり。
神国の経済領域拡大と国力増強によって締め出された商人たちであり、かつては神国や帝国とも交易を行っていた為、広いネットワークとコネを持っている。
昔は活動領域の問題で手をつけたくてもつけられなかった海沿いの交易権を手に入れたことで強い力を持っている。
運河などの管理を行っているのも彼等であり、連合の道を管理しているといっても過言ではない。
連合の計画経済を支えている組織でもある。

血統委員会 Edit

各都市国家の代表者や貴族主義者達の集まり。
現在は貴族社会の特権階級である旧西ローディア王家を旗頭に掲げる事で権力を誇示している。
現在でも貴族社会において血統は何より重んじられるものであり、貴族同士の同調を取る上で非常に便利な存在であるためだ。
そんな血統委員会を取り仕切っている黒幕はかつてウラスエダールを支配していたリザードマン達であり、旧王家を取り立てて傀儡に仕立て上げつつ、経済面ではガラスの荒野から採掘される高純度の黒曜石及び竜骸製品から得た利益を武器に辣腕を振るっている。
連合の外交に対して強い権限を持つ彼等は国の外側に多くの味方をもっているのだ。
基本的にはエルフの腰巾着であるが、無論面従腹背の体である。

経済 Edit

生産から商売まで連合議会が牛耳り、高い成果を上げたものには賃金ではなく社会的地位の保証と連合議会議員への推薦状を送る
統一連合内での連合議員の立場は非常に高い

軍事 Edit

天然ガラス

外交 Edit


Last-modified: 2014-11-07 Fri 13:20:12 JST (3430d)