exp033591.png

「イムルトン王国 斥候部隊屯所」 Edit

 

概要 Edit

イムルトン王国の拡張にあたり、当然、開拓のためにはそもそも新しい土地が必要である。
かといってデタラメに拡張するわけにもいかない。
当然ながら、何処の土地も安全な未開地とは限らないのだ。
他の先客がいないとも限らない。
未開地のつもりでいったら別に未開地じゃない余所の文化圏だったとか、都市国家みたいなのがあったとか、小さな村や町があったとかって場合もある。
そのため、先んじて王国周辺の開拓予定地を出来る限り遠くまで見回り、入念調査と周辺警戒を行うのがこの斥候部隊である。

仕事 Edit

王国の外にでかけて周囲の様子を探る。
出来る限り遠隔地まで行くことが望ましい。
適当に調査したら戻ってきて報告する事。

NPC Edit

  • 総隊長
    • 基本的にでてこない。   

隊員 Edit

PL単位での申請などは特に必要ない。
勝手にキャラの名前を名簿に追加していい。
小さい部隊の隊長とかにも勝手になっていい。

名前役職一言
アジャンクール調査員「一度だけは、聞いてやる」
アクティ雑用「内務担当…ってことにしといてよ」
アレクシア調査員「取り敢えず持って帰りましょう!そして試しに食べましょう!」
リル調査員「キノコは止めてタケノコを食べよう」
クギナ調査員「……ああ」
ドゥ・シャンカ戦士「ドゥ・シャンカの話はおしまい」
カーヤ調査員「あなたの明日に幸ありますよう」
アデーレ=ファリン・アルスレイム中隊長「中隊、前身である!」

コメントページ Edit

コメントページは適当に必要だと思った施設を適当に増やして頂いて結構です。

受付 Edit

屯所の受付兼休憩スペース。酒や軽食なども適当に売られている。
常に新規隊員を適当に募集している。

最新の1件を表示しています。 コメントページを参照

  • 受付 -- 2018-04-06 (金) 22:06:32
お名前:

運動場 Edit

屯所の裏庭に適当に準備された、適当な運動スペース。
基本的に管理されてないので誰が使ってもいい。

最新の1件を表示しています。 コメントページを参照

  • 運動場 -- 2018-04-03 (火) 20:56:49
お名前:

仕事先 Edit

斥候の仕事や開拓などをやっている時の様子。
だいたい王国の外。

最新の1件を表示しています。 コメントページを参照

  • 森の魔法使い -- 2018-04-11 (水) 22:45:06
    • とある開拓村で、病が流行った。
      流行病は時に国一つを食いつぶす。
      速やかな調査が必要ということで、斥候部隊が先遣調査隊として派遣される事になった。
      露悪的に言えば人身御供の一種でもあるが、真っ当に必要な処置と言える。
      その調査員達の中には、学者であるアジャンクールもいた。
      辺境での流行病は、調べてみたら病ではなく、鉱毒などの中毒症状が原因である事も多々あるためだ。 -- アジャンクール 2018-04-11 (水) 22:49:01

      • 結論から言えば、流行病の出所は分からなかった。

        一先ず、全員風邪のような症状はあるが、鉱毒でもなければ、食中毒などの類でもない。
        また、問題の病気も、対症療法がまるで効かないわけではなく、体力のあるものなら、即座に致命に至る様な代物ではなかった。
        それにしたって、疫病を放置して良いわけではない。
        自分達も罹患する事を怖れながらも、一行は弛まず調査を続けた。 -- アジャンクール 2018-04-12 (木) 21:19:20

      • そして、すっかり調査が行き詰まった頃、村の年長者達からこんな話がでた。

        「もしかしたら……これは、森の魔法使いの呪いなのかもしれない」、と。

        なんでも、開拓村が出来る前から、森の奥に一人で住んでいる魔法使いがいるそうで、その魔法使いの呪いであるかもしれないと、彼等は言うのだ。
        アジャンクールからすれば、ハッキリいって、ただの言いがかりとしか思えない話だった。 -- アジャンクール 2018-04-12 (木) 21:26:22

      • しかし、この開拓村の年長者達は、開拓村が出来るにあたり、成し崩し的に国民になった森の民も多い。
        元々樵や猟師などをやっていた連中もわりといるのだ。
        彼等曰く、夜な夜な獣の生き血を求め、妻すらも引き裂いた恐ろしい魔法使いだそうだが、どうにも噂に尾びれ背びれがついていて、実態が判然としない。
        だが、そんな現地民が揃いも揃って畏れる魔法使いというのなら、知恵者には違いないだろう。
        土着の学者の話を聞いてみるのは良いかもしれないと判断した一行は、そのまま森に入る事にした。 -- アジャンクール 2018-04-12 (木) 21:39:35

      • 時にはそれなりに害獣や魔物もいたが、さして障害と言える程のものではなかった。
        時に屠り、時に迂回し、一行は森を進んだ。
        未開の森といえど、元々、樵も猟師も入っている森だ、屯田兵も多いイムルトン王国斥候小隊からすれば、いつも通りの森でしかない。
        しかし、行けども行けども、森に人の気配は感じられず、件の魔法使いの庵らしきものは、いつまでたっても見つからなかった。 -- アジャンクール 2018-04-13 (金) 05:35:06

      • そうこうしているうちに日も傾き始め、仕方なく、一行は野営をする事に決めた。
        これ以上の行軍は、行くも戻るも危険が伴う。
        となれば、最早選択肢はそれしかない。
        まだ日があるうちに、一行は早々に設営を始め、完全に日が落ちる頃には、見張りのローテーションに従って、皆順々に休み始めていた。 -- アジャンクール 2018-04-13 (金) 06:06:27


      • ***********

        -- 2018-04-13 (金) 21:21:12

      • 翌朝。
        アジャンクールが目を覚ました時。

        「……?!」

        彼は、一人だった。
        朝靄の掛かる森で、ただ一人、寝袋の中で寝扱けていた。
        他の隊員の姿は見当たらない。
        野営をやったあとはある。焚火をした地面もまだ温かい。
        だが、他のテントや、他の隊員たちの姿は、まるで見当たらなかった。 -- アジャンクール 2018-04-13 (金) 21:30:22

      • 「なんだ、お前も魔術師の類か」

        そう声を掛けられ、アジャンクールは瞠目して振り返った。
        ズレた眼鏡を掛け直した先にいたのは、フードつきのローブを身に纏った、得体の知れぬ人物だった。
        相貌は、目深に被ったフードに隠れ、判然としない。声色からは、恐らく壮年の男かと思われた。

        「お前が、森の魔法使いか……!」

        アジャンクールの問いに、フードの人物は「確かに魔術は嗜んでいる」とだけ答えた。

        「話があるなら、家できこう」

        そういって、男はさっさと森の奥へと進んでしまった。 -- アジャンクール 2018-04-16 (月) 01:46:53

      • フードの男はスミスとだけ名乗った。
        西方領域ではありふれた名前であり、偽名の可能性もあったが、この際そんな事は重要ではなかったので、アジャンクールはそれ以上は問わなかった。
        他の隊員がどうなったのかは、ごく簡単に言ってしまえば、スミスの仕掛けた幻術によって、既に森を出ているらしい。
        アジャンクールは多少なり、魔石学を修める上で魔術を嗜む関係で、その魔力でどうも抵抗が出来たようだ。
        アジャンクールは警戒心を強めたが、直後に、庭先に兵を率いて押し入ったのはこちらではないかと思い直し、スミスを詰りはしなかった。 -- アジャンクール 2018-04-16 (月) 01:58:19

      • 簡単な自己紹介をお互いに終え、まずはアジャンクールが自分の要件を口に出した。
        殺すこともできたろうに、追い返すに留めた上、自分をこうして家に招いているのだ。話は通じる人物であると、アジャンクールは判断した。
        故に、流行病について何か身に覚えはないかと単刀直入に尋ねると、スミスは一度だけ笑ってから「まるで身に覚えはないが、村の連中にいわれたのか?」と逆に尋ねてきた。
        アジャンクールは「そうだ。そっちには、身に覚えがあるのか?」と、またしても尋ね返した。
        「ああ、それなりにな」と、スミスは返した。 -- アジャンクール 2018-04-16 (月) 02:06:50

      • アジャンクールはスミスに纏わる噂について、事細かにスミスに尋ねた。
        曰く、夜な夜な獣の生き血を求める怪物。
        曰く、妻すらも引き裂き悪魔に売り渡した恐ろしい魔法使い。
        その全てを、スミスは渇いた笑いで肯定した。

        種を明かしてしまえば、なんのことはない。
        彼は医者だった。
        魔石学を修める上で魔術を嗜んだアジャンクールと同じように、医術を修める上で魔術を嗜んだ医者でしかなかった。 -- アジャンクール 2018-04-16 (月) 02:15:24

      • 「動物を捕まえるのは動物実験の為だ。妻を腑分けしたのは……妻の遺言だ。彼女は持病持ちでな。死後はより多くの人々を助ける為に、自分を調べて病気の事を調べて欲しいと、私にいって事切れた」

        それは、確かに地域によっては邪教の儀式といっても差し支えがない所業であった。
        アジャンクールは出身の都合、そういった事には多少なり理解はある。
        とはいえ、それにしたって伴侶の死体を腑分けするなどと言う事が出来るかといえば……それを持たぬアジャンクールとはいえ、想像するだに、眉間に皺が寄る話としか言えない。
        スミスが森の魔法使いと、未開地の住民から詰られる理由は、良く分かる話といえた。
        だが、そこで、アジャンクールは一つの疑問を抱いた。

        「事情は分かったが……なぜ、奥さんの遺言に従い、その知識を人々の為に広めようとしない?」

        -- アジャンクール 2018-04-16 (月) 02:29:10

      • スミスは、それを鼻で笑った。

        「その必要がなかったからだ」

        スミスは……名前から想像できたことではあるが、元々は都会にいた男であったらしい。
        だが、妻の療養の為に、稀少な薬草と淀みのない魔力を求めて、この辺境にまで居を移したそうだ。
        治療の甲斐もあって、奥さんは都会に居た頃よりマシになっていたらしいが……それでも、完治は叶わず、そして最終的にはスミスの手によって解剖され、貴重な病気の資料を残して逝った。
        というのがここまでの顛末であるが……まだ、続きがあったらしい。

        「妻の遺言に従って、私は都に戻ったが……何の意味もなかった」

        自嘲気味に、スミスは渇いた笑いを漏らした。

        「既に、都では……妻の病気は、とっくに治る病気になっていたんだ」

        -- アジャンクール 2018-04-16 (月) 02:44:51

      • 思えばそれは、当然と言えば当然の話だった。
        都の方が単純に人口が多い。なら、医者も、そして患者も辺境と比べればそれこそ、山ほどいる。
        数がいるなら、どちらの方が研究が速く進むかなどというのは……まぁ、それこそ、当然の話でしかない。

        「私が都にいた当時は、辺境に出ることが最適解だった。そうして私は妻と何年もここにいた。結果として、妻は多少病状が改善されはしたが……完治はついに叶わず逝った……私が無理に外に連れ出さず、不自由で苦しくても都で暫く我慢させれば……もしかしたら、完治していたかもしれないのに」

        画して、スミスの手元に残ったのは……一人では広すぎる森の庵と、今や何の意味もない、ありふれた病気の資料だけだった。

        「結果的に……私は、妻を長く苦しめただけだったのかもしれない。そういう意味では、私は立派な悪の魔法使いだ。森の化物と蔑まれても、全くその通りだ」

        力無く、スミスは嘆息した。
        -- アジャンクール 2018-04-16 (月) 02:56:09

      • 一部始終を聞き終え、アジャンクールは唸った。
        正しく彼には……返す言葉がなかった。
        他人のアジャンクールが、何か口を出せる話ではない。
        スミスの現状は分かった。言わんとする事もわかった。
        最早、帰るべき場所も、そして目標らしい目標もない事もわかった。
        だからこそ、彼は隠者であり……森の魔法使いであるのだ。
        そんなことは、アジャンクールにも分かる。

        「アナタの事情は全く承知した」

        そう、前置きしてから、アジャンクールは語った。
        -- アジャンクール 2018-04-16 (月) 03:57:26

      • 「アナタが、流行病と何の関係もない人である事はわかった。アナタが、森の民から疎まれている理由もわかった……そして、アナタが、人の世を忍んで此処にいる理由もわかった」

        ハンカチで額の汗をぬぐって、アジャンクールは続ける。

        「それでも、全く身勝手な話だが、アナタがこの辺境で貴重な医者であり、識者であり、そして何より、この現状を打破する可能性と知識を持った人物であることに違いはない」

        スミス氏の妻の遺言を引き合いに出すことも考えた。
        だが、それを詰るように語るのは……見え透いた御為ごかしと何も変わらない。

        「苦しむ民の為に、などと善人振るつもりはない。私の仕事を円滑に進める為に、どうか知恵を御貸し頂けないだろうか。十分な謝礼を出せるよう、上にも掛け合ってみる。生きる以上、物も金子も、あるに越した事はないだろう」

        そこまで捲くし立てて、アジャンクールはスミスから出された茶を飲み干した。

        「どうか、考えてみては頂けないだろうか」

        -- アジャンクール 2018-04-16 (月) 07:00:49

      • 捲くし立てるアジャンクールの懇願を聞いて。

        「そうまで仰るのなら……わかりました、お考えしましょう」

        スミスは、笑った。

        「確かに生きる以上は、色々と入用ですからね」

        その言葉を聞いて、アジャンクールもまた、ヘタクソな笑みを返す。

        「かたじけない」

        スミスはそれにも、曖昧に笑みを返した。

        「一先ず、今日は休みましょう」

        そう、スミスに促されて外を見れば、もう日が沈み始めていた。
        長話をして気付かなかったが、随分と時間が経っていたらしい。
        スミスの勧めのまま、アジャンクールは床についた。
        -- アジャンクール 2018-04-16 (月) 07:09:11


      • ***********

        -- 2018-04-16 (月) 07:09:35

      • 「……教授、教授!」

        激しく、肩を揺らされて、アジャンクールは目を覚ました。
        寝惚け眼をこすり、眼鏡を掛け直すと……そこは、先日、小隊が休んだ野営地だった。

        「……!?」

        事態を飲み込んだアジャンクールは、左右を見回し、自分を起こした隊員に「昨晩はどうしたのか」と尋ねた。
        隊員は、怪訝そうな顔をして、「どうしたって……皆で森で休んだではないですか」と、答えるだけだった。 -- アジャンクール 2018-04-16 (月) 07:14:26

      • その後。
        すぐに、隊は朽ち果てた庵を発見した。
        中には人の気配はなく、長らく人が入った形跡はなかった。
        テーブルの上には木で出来たカップが出しっぱなしになっていたが、それにも、堆く埃が積もっていた。

        「ここが、魔法使いとやらの庵なんですかね?」

        そう、怪訝そうに中を見回す隊員が呟く。
        アジャンクールは、小さく笑った。

        「さぁ、どうだろうな」

        -- アジャンクール 2018-04-16 (月) 07:29:27

      • 一行が庵を漁ると、中からはいくつか、共通語で書かれた医学書や、薬の調合法が書かれたメモなどが出てきた。
        どうやら、医学に明るい人物が、かつては此処に住んでいたようだ。
        どれもこれも、それなりに貴重な品であるはずなのだが、不思議と、納められていた棚や箱には鍵が掛かっておらず、あっさりと手に取る事ができた。
        地方特有の風土病等に関する記述もあり、持ち帰って読み解けば、村の病の正体を突き止めることが出来るかもしれない。

        「……生きる以上は、色々と入用だからな」

        「? 何か言いましたか? 教授?」

        「いや、少し……考え事をしていただけだ」
        -- アジャンクール 2018-04-16 (月) 07:34:24


      • 危険度――0。特筆すべき項目なし。リオネール・ヴィーヴス・ド・アジャンクール。 -- アジャンクール 2018-04-16 (月) 07:35:34


      • 『私記』 装備品の魔石を紛失。高価なものであるため、出来れば経費で補充させて頂けると全く助かる。 -- アジャンクール 2018-04-16 (月) 07:42:10
お名前:

遠方 Edit

開拓範囲外ギリギリの土地。

最新の1件を表示しています。 コメントページを参照

  • ■■■■■■話 -- 2018-04-16 (月) 00:52:04
    • 王国歴■■■年■月 ■■

      小隊長■■■=■■■■■率いる第■小隊が洞窟で崩落に遭遇する。
      小戦闘を繰り返していたこともあり地盤への衝撃が蓄積し、連続した崩落を招き、隊は散り散りに分断される。
      数名が土砂に巻き込まれ、救出するも呼吸や意識のある者はほぼおらず。
      息のある者も数名いたが、前後の道を崩落に分断されて徐々に衰弱していく様が見て取れた。 -- 2018-04-16 (月) 01:00:08
      • ■日が過ぎると携帯食料や水も底をつき、極限の状態となった。
        錯乱した隊員同士が切り合いを行い相打ちになったのが■日前、いよいよ分断されたその洞窟の密室には三人の隊員のみが残る形となった。
        ■■■=■■■■■、■■■■■=■■■■■=■■■■■■■、■■■■■=■■■■■■■の三名である。 -- 2018-04-16 (月) 01:04:00
      • 体力的には女性である■■■■■が最もその時点では憔悴をしていただろう。
        一般的に女性の生命力は高いと言われているが、女性の筋力での行軍は彼女の生命力を削り取るには十分だった。
        ましてやこの極限状況に於いて、他の二人の隊員からしても彼女が最も憔悴していることは明らかであった。
        さらには■■■は■■であった。が故に食料の分配に於いては多少の不平等が存在していた。
        弱い者を助け、強い者が耐えることで各々の集団生存率を上げるのが得策と三人ともが判断したからだ。 -- 2018-04-16 (月) 01:10:54
      • だが、その食料も尽きた。
        三者ともが、互いの顔が見えない位置まで距離を置き、体力の消耗を抑えるために膝を抱えて座り込んでいた。
        崩落土を掘り進む気力があったのは最初の■日のみで、あとはこうしてひたすらに救助を待つ日々となっていた。
        先の見えない日々は、人の精神を膿み疲れさせる。
        この時点で三者が三者とも正常な精神状態にはなかったことは、想像に難くない。 -- 2018-04-16 (月) 01:15:12
      • まず、■■■■■が■■■と距離を置きたがった。
        同じ空間に居ることが耐えがたいという主張を始めた。
        これに関しては■■■■■も■■■■■に対して注意を加えている。
        だが、最終的に■■■■■は■■■■■と共に■■■との距離を置く選択を是とした。
        折衷を採ると■■■には説明していたが、本心としては■■■■■も■■■との距離を必要としていたらしい。 -- 2018-04-16 (月) 01:18:16
      • 距離を置いてからの■■■■■の■■■への怯え方は異常であった。
        距離を置いたことそのものを引き金にするかの如く、視界にすら入れることを拒み、罵り、遠ざけた。
        当の■■■はそれを洞窟という狭窄空間でのせん妄に近いものだと理解をしていたため、大きく反応は返さなかった。
        だが、その■■■■■の妄言を日に日に否定しなくなっていく■■■■■に関しては違和感を覚えていた。

        そんな歪な関係を続けていた三人だが、その歪がある日形となって襲ってくることになる。 -- 2018-04-16 (月) 01:22:37

      • 距離を置き、数日が過ぎた夜半。
        滴る何かの感覚で■■■が目を覚ますと、自らの■に体を貫かれている■■■■■の姿があった。
        まず、■■■にはすぐに状況が理解できなかった。
        疑問の声すら上げる間もなく、急所を貫かれている■■■■■の身体が大きく痙攣し、血を吐く。
        その血を浴びながら、腹部に甘い痛みを覚え、■■■が視線を落とすと、胸の皮が一枚だけ切れていた。
        視線を、自分の■が貫いた■■■■■に戻すと、そこには光る■■■が握られており、そこでようやく事態を飲み込むことが出来た。

        成程。
        この状況は、■■■■■が自分を■そうとして、それに体が■■してしまったがゆえに、起こってしまったのだと。

        それが故意だろうが、過失だろうが、貫いた個所は急所であり、止血するまでもなく■■■■■はその姿勢のまま■■した。
        直接の死因はやはりこの刺突であったものと思われる。 -- 2018-04-16 (月) 01:27:54

      • ■■■にとって、驚くべき光景はまだ続く。
        何かの音に振り返ると、そこには■■■を振りかぶる■■■■■の姿があった。
        ■■■■■の現状を説明しようとする間もなく、それが紛れもない■意によって振られた物だと理解した瞬間。
        再び体が無意識に動いた。
        それは生物に生まれた時から存在している防衛のための機構であったのかもしれない。
        勢いよく振られた■によって■■■■■の身体は空中で真っ二つに■け、壁に打ち付けられた。
        ■■■■■は半身になりながらもしばらくは生きており、だが口腔の中から何かを言うには肺に空気が足りず、そのまま■■した。 -- 2018-04-16 (月) 01:31:59

      • ■■■は状況が飲み込めず、だが状況がこうなってしまったことだけは素早く飲み込んだ。
        彼は生存のため■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。
        ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。
        ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。
        ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。
        ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。
        ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

        ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。
        ■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。
        以上が、第■小隊の崩落による事故の一部始終である。 -- 2018-04-16 (月) 01:34:17
      • 【追記】

        その後、■■■は、この件に関して拘留中に2点のみ質問状をしたためている。

        一つ。
        何故、■■■■■が■■■を■■たのが自分だったのか。
        一つ、何故、■■■■■が■■だ後に、■■■■■が自分に■■■を■■る必要があったのか。

        これは回答破棄とされている。 -- 2018-04-16 (月) 01:37:01
      • 【追記2】
        クギナ=ガリューカ、復隊(編隊規制)につき、本件閲覧規制とする。 -- 2018-04-16 (月) 01:39:00
お名前:

相談 Edit

適当に中の人同士で相談したい方々のためのスペース。

最新の1件を表示しています。 コメントページを参照

  • お問い合わせ
お名前:

Last-modified: 2018-04-03 Tue 07:08:55 JST (2209d)