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魔法の森に住む極めて普通の種族「魔法使い」
彼女が普通と呼ばれる所以の一つに、魔法使いとして重要な創造力の乏しさが挙げられる。
故に彼女はオリジナルの魔法を殆ど持っておらず、強いコンプレックスを抱いている。
しかしながら一つだけ稀な才能を持っている。それが「自分自身というリソースの運用能力」である。
何時如何なる時でも無駄なく過不足なく自身の力を効率的に使い切る事に置いて、彼女は異能の才を持っている。
相対する敵にすぐさまに己の力量を照らし合わせ、的確かつ正確に持てる戦術(降伏や逃亡なども含めて)を行使出来る。
力は妖怪としては決して強くは無いが、その時出せる全力を確実に出してくるので油断しては成らない。
その能力故、初見の相手には大きな不利が付くことが多い。
また彼女は魔法創造への才の不足を人の使う魔法の模倣と応用に見出した。出来ない事は人に任せればいいのだ。
その模倣のスタイルには白黒の魔女と決定的に違う所がある。それは彼女にとって模倣する事は最大限の尊敬の証ということだ。
元々魔法使いにとって「模倣すべきオリジナル」を生み出す事は最大の賛辞の一つなのだ。
故に彼女は白黒の魔女を非情に毛嫌いしているが、彼女の持つ幾つかの魔法には感嘆を示し模倣している。
それが模倣の模倣とも知らずに


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