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99年11月 Edit

以前に話をしてもらった旅籠の面子にはじめてあった
猫の耳を生やした女。その名もミリア、まず獣人
話してもらったとおりの性格をしていて妙におかしい
浅くも深く、的確に教えてくれたもんだな

さて、地味に上がっているか平行線か、どうだったかな
今回やりあったグールはちょっとばかり強かったようなそうでもないような
全く微妙な相手だよあいつらは、色々判断する上でも
あんまりいきなり変わられても困るんだけどな

99年12月 Edit

これを書いている時は年末だが、内容は先月のこと
今までもそうしてきたが、大きな節目を前にして自分用にも書き留めておく
闘技場で主人と一緒に、アデルの戦いを見てきた
なるほど、用心棒にもなるわけだな

ゴブリンと言ったって上になればそれなりの矜持もあり
それだけに持っているものも徐々に変わっていったりはする
非常に出来の良いロングボウが俺の手に回ってきたが
まあ、部屋の肥やしになるのが精々だろうさ

100年1月 Edit

折角だから今のうちに書いておくことにする、100年を迎えたってな
先月はどうやら、旅籠の住人が一人増えたらしい。そう書いてあった
どんな奴かはまだ見たことないが、楽しみでないことは無い
早めに会える機会があればいいんだけどな

グールだらけってのは、やっぱりいい気分がするもんじゃねえ
連中は死肉が結構腐り気味でも溜め込んでたりするから臭いがきつい
今回はそういうのに出くわしはしなかったが、連中自体大分臭う
あんまり相手にしたくない奴らだ

100年2月 Edit

良さそうな店を探し初めて暫く経つが、ようやく良さそうな店を見つけた
食堂「伏龍」。カツ丼なり親子丼なり、食いでのあるものがある
これからは時々あそこへ行くことになるだろう
孤児院のほうから話を持ちかけられたが不調、これからは通うことにしよう

ゴブリン、狼男、ブラックプディング。覇権は誰にあったのか
多種多様な敵の出てくる仕事だと、たまにそういうことを考える
何度と無く繰り返した同じ疑問、知るためには調べなきゃ駄目だ
しかしそこまでして知りたいことでもないし、どっちも倒せば何も無くなる

100年3月 Edit

旅籠のラウンジでグランツを話をしていると、突如入ってくる姿が一つ
なんでも旅籠の女将らしいが、そんな話は聞いたことが無い
唐突な登場に面食らいながらも話をするとチョコ入りカクテルを振舞われた
折りしも時期はバレンタイン。少し早いがホワイトデーのお返しにターキッシュ・ディライトを振舞った

金の実入りばかりは良かったって仕事は、案外出くわすものだったりする
今回もそうだった。報酬は3600Gに、見つけたお宝が1600G
程度の低いグール相手に直行かまして終わらせただけの割りにはいいもんだろう
もっとも、こればっかりじゃあつまらないってのは確かにある


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