水の魔物の眷属の大半を統べ、さらには自分自身が産まれた全てが海の世界を初めとした
多数の世界を手中としている海王、海魔王と呼ばれる高位の魔王。
……の息子。
無気力な性格そのままに、跡を継ぐ意志もなくだらだらと生きてた所に
このロワイヤルの話を聞いた家来がちょうどいいやと言わんばかりにユシィルの父親である海魔王に進言。
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『そりゃいいや、いってこい』
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『('A`)』
かくして無気力王子は不本意ながらも後継者問題までかかった魔王たちの戦いに巻き込まれたのでした。
……と思ったら負けちったてへ☆
――そして敗退後…
…………
……
『わり、オヤジ様 負けたわ』
↓
『オッケー、人間界で言う伝説になれるまで帰ってくんな(キレ気味)』
↓
『('A`)』
かくして王子の冒険地獄が始まったのでした。