アス、私を抱きしめて。骨が折れるくらい、心臓が潰れるくらい強く。 あなたが好き。強くて、でもそれを誇らないところが好き。 不器用で、口下手で、それでも私を励ましてくれたあなたが好き。 ガラでもないのにお守りなんて作って……嬉しかった。 とにかく、私はあなたが好きなの。 私は自分を裏切った自分が嫌い、正義だのなんだの言って結局それを裏切った。 正直、自分で自分の首を刎ねてしまいたいくらいに嫌いよ。 でもそれを裏切ってまであなたを好きでいる私だけは嫌いになれない、裏切れない。 だから、その私を強く抱きしめて。 この先、やっぱり私は自分を裁くために怪物を狩り続けて……いつかはのたれ死ぬと思う。 それは自分に科すべき罰だからやめることなんてできない。 でも、私は自分が死ぬその時その一瞬まであなたを愛したいの。 もう私はあなたが好きな私でしかないの。