親愛なるホタル・ムーンボウへ

こういったものを書くのは、始めてになります。
これを、あなたが読んでいるということは、わたしがこの世を去ってしまったというとだと思います。

わたしには、身寄りがありません。
だから、わたしが使いきれなかったお金は、ホタル・ムーンボウに一任したいと思います。
マフィアと仲良く分けてもいいし、好きに使ってくれてもいいです。
酒場のツケも返しておいてくれると助かります。



そうそう、ホタルがくれたイヤリングはいつも、片方だけ冒険に持っていっています。
太陽と月のイヤリングの、月のほうだけ。
いつも友達といると思えば、安心して冒険に出られました。
どんなに怖いモンスターでも、恐れず立ち向かえました。

お墓にはわたしの体がないと思いますが、代わりにイヤリングの片側を入れておいてほしいと思います。
ホタルに貰ったものは、あちらに持っていきたいので。


あまり書くことがありませんでした。
ホタルが、最初の友達で本当によかったと思います。



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