芸舞場/102792

  • なんか酸っぱい臭い漂うメインリング
    • ……光に闇に氷の魔術を使えはしても、さて、どうするか(鼻をつまみながら -- ザンギー
      • (光魔術で場の浄化と消臭を試みている) -- ザンギー
      • 召喚したクリーチャーに掃除させたら良いんじゃないかな -- 観客席からの声?
      • ……そうは言うが、忠誠度が1〜3。ボイコットされるのが目に見えている……或いは一暴れさせ、それに乗じて場の破壊と再生を促すのは手だが -- ザンギー
      • (氷魔術でアレな香りのぬめりを氷らせている) -- ザンギー
      • (闇魔術で臭いそのものを消し去っている)
        …………。
        ま、これでよろしいだろう。……少なくとも臭いは消したし、元は固めた
        -- ザンギー
    • さて、魔術師との一勝負を望むか、或いは魔術師の召喚した悪魔と一勝負するか。……誰か挑戦希望者は居るかな……? -- ザンギー
  • ふむ、時が些か悪かったかな?……であるなら、この場は一度空けるとしよう -- ザンギー
  • 長衣(ローブ)を被った長身の女性が100Gの金貨を集金箱へと投げ込み、一人会場にて佇んでいる。誰であるのか顔は隠され正体伺い知れない‥)
    • (その視線は観客席にて、自身の尻尾にて暖をとる少女へと向けられている)
      • ……んだよ、嫌ーな目しやがって
        ケンカ売ってんのか? 買うぞコラ(その正体には気付かず舞台へ降りる少女。金貨の袋を放った)
        -- アルマ
      • (長衣の女性は狐尾の少女がステージへ降り立ったことに喜び、その口元を緩ませ微笑の形をとる)
      • (何も言わず笑う姿にカチンときた)
        ……アルマーダだ。名乗れよ、こちとら寝覚め悪くてイラついてんだ
        -- アルマ
      • (だが彼女はその要望に応じず、ただ微笑をしたままステージの中央にて佇んでいた)
      • (キレる音がローブの女性まで届いただろうか、額に血管を浮かべ僅かに身体が震えている)
        OK、そっちがその気ならこっちにだって考えがある
        (無造作に鞘を払えば、抜き身の刀身が露になる。ゆっくりと構え)
        泣かすッ(瞬時に距離を詰め、腹へと横薙ぎに一閃。ただし浅く、ローブを裂くのが目的だった)
        -- アルマ
      • (だが彼女はその動きを予期していたらしく、背後へバックステップをとり跳躍を行う)
        (その間にも口元の微笑は崩さなかった)
      • しゃらくせえ!
        (横薙ぎの勢いのまま回転し、その場でもう一閃。透明な斬撃が女性目掛けて飛来する)
        -- アルマ
      • (場馴れした斬撃に喜んでいるのだろうか、口をくすくすと笑い始める)
        (すると長衣の女性は背から一本の鉄杖を取り出し両手にて握る、斜めに構えて剣を弾く姿勢だ)
        (刃先と鉄杖の柄が摩擦によって擦れ、火花を散らす)
      • 出し惜しみはしてやんねえぞ
        (飛ぶ斬撃を追って女性の懐まで飛び込むと、気を練り込んだ一刀を、鉄杖に思い切りぶつける)
        テメェのその笑い、ムカつくんだよ
        (本来ならば一つの気の斬撃として放たれるソレ──名を閃空斬と言う──は、同時に起こった激しい剣戟により命中を前に破裂し、細かく、千々に分かれショットガンのように女性を襲った。威力はなくとも布を裂く程度なら造作もないだろう)
        -- アルマ
      • (交差する剣戟から放たれた衝撃は散弾のように散り彼女へと向けて放たれた)
        (その動きに対しては鉄杖を手首の振りと指で回し、斜めから縦に構え直して眼前へと突き出す)
        (長衣の端々が放たれた気弾によって裂けるも、己の表情を隠すフードへの気弾は縦に構えた鉄杖にてその軌道を反らす)
        (だがそれでもフードの端には切れ目が入り、そこからは銀色の毛髪が食み出ている)
      • チッ……器用な真似しやがって。意地でもそのツラ拝んでやる……勝負はそっからだ!
        (とは吠えてみたものの、腕の立つ杖術の使い手などと対峙したことはなく、どう攻めた物かと考えを巡らせた)
        (自らを指名した相手ならば自らの戦り方は心得ているのだろう。とすれば、その裏を掻くには──)
        …………
        (剣を鞘に収める。浅はかでも相手の想像の網を掻い潜られれば、それで良い。それだけで良い)
        ぅらァ!!(一歩踏み込み、横蹴りを繰り出す)
        -- アルマ
      • (くすくすと微笑の笑みを続ける長衣の女性、鉄杖を片手にて持ち直す)
        (自ら攻撃することはなく、ただ相手の反応を見て喜んでいる子供のようだ)
        (剣を鞘に収めて臨機応変に闘う狐尾の少女との闘戟が楽しいのであろう)
        (向かって右から放たれた横蹴りには右腕の肘を締めて脇を固める)
        (蹴りは右腕の前腕へと命中。だが命中瞬間‥生身ではない事を告げる証明として、金属音がその場に鳴り響いた)
      • ……何なんだよテメェは!
        (揺るがぬ笑みに腹が立つ。超然とした態度に腹が立つ。無意味に焦燥する自分に、、腹が立つ)
        ……!?(そんな折の金属音。得た情報のピースが表す影が、少しずつ実像を結び始める)
        もういっちょー!!(足を引き戻す勢いからの迅速の後ろ回し蹴りを、胴体ド真ん中目掛け放つ)
        -- アルマ
      • (衝撃の反動を利用した後ろ回し蹴りに驚き、更にくすくすと笑い始める)
        (左手に持った鉄杖の柄を脇に挟み固定、斜めに突き出す形で正面へと向けて放たれる後ろ回し蹴りを受け止めようとする)
        (その際、鉄杖と蹴りの衝撃からかローブの風防が浮き上がり金色の瞳が一瞬だけ見え隠れした)
      • あ、殿がイジメられてる(蹴り足を戻さぬまま観客席に視線を移した) -- アルマ
      • (その言葉にはっとなり、視線を観客席にへと移す)
      • 隙ありィ!!(ローブの袖と襟を掴み、女性を腰に乗せ硬い地面に思い切り投げ下ろした。東方の柔術の初歩技である) -- アルマ
      • (虚を突かれて袖と裾を掴まれると、腰の動きだけでその身を持ち上げられてしまう)
        (そのまま身を半回転させるようにして重心を移動させられると、派手な音を立てて地面と打ち付けられる)
        (仰向けに倒れると、頭を覆い隠していたフードが外れ狐尾の少女にとって身知った顔がそこにはあった‥)
      • (よく見知った顔を見て、一息)
        ヒルデ……お前なぁ、何顔隠してんだよ?(袖を掴んだ手に力を込め、起き上がらせる)
        ったく……んで、まだ戦んのか?(構えは解くが、隙は無く)
        -- アルマ
      • (アルマの支えを借りて立ち上がるもその足取りは覚束無い)
        いい一度や、アルマ様とのの闘戟ををやってみたかった‥‥ののです いい――以上
        (ようやく口を開くもその吐息からはアルコールが強く匂い、金色の瞳の焦点は定まっていなかった)
        -- ブリュンヒルデ
      • (──早く逃げないと闘技場がポルノショーになる──直感がそう告げた)
        あ、アタシ負けでいいや。あはは……(じりじりと後退りして、距離を取ろうと)
        -- アルマ
      • (‥するが!アルマの肩を両手にてがっち掴む)
        も、申し訳ありません‥っ‥投げ飛ばされた際に‥胃の中にあった‥もものが‥ぅぷ ――以上
        (その表情は青ざめ頬を膨らませて何かを我慢している)
        -- ブリュンヒルデ
      • や、や、やめ…… -- アルマ
      • hero22817.png
        ───暗転───
        WINNER 1P:ブリュンヒルデ
      • 十分後‥
        (非常にスッキリした顔で会場に佇む自動人形)
        ‥‥?何故、私はこのようなところにいるのでしょうか? ――以上
        (案の定、記憶が飛んでいた)
        -- ブリュンヒルデ
      • (キラキラしたものまみれで気を失っている少女が、一人) -- アルマ
      • ‥うっ、これは酷い有様ですね‥‥。 ――以上
        (鼻を摘まんで倒れる少女から後退り、珍しくドン引きしていた)
        -- ブリュンヒルデ
      • (キラキラしたものまみれで気を失いながら涙を流す少女が、一人) -- アルマ
  • もはやリングの形をしていないリング
  • がらんどうになったメインリング
    • 久しぶりに腕が鳴るのである・・・ククク。(そう呟きながら100Gを手渡す) -- アロエリーナ閣下
      • あらあら、お手柔らかにねアロエリーナクン(100Gを渡してリング上へ あと、この間はお薬ありがとう、助かったわ -- パンチェッタ
      • なぁに、人の役に立つのが我が信条。お気になさらず。
        改めて自己紹介をしておこう。我が名はアロエリーナ・アロエフェロックス。以後お見知りおきを。では、始めようか!(サーベルを抜き放ち、右手で構えを取る!)
        -- アロエリーナ閣下
      • お姉さんは女医のパンチェッタ・ノーザンリッジよ これからもよろしくね(一定の距離をおいて構えを取る 左右それぞれの中指に指輪(炎と氷)を装備、その手で魔法書(闇)を携え後腰に杖(光)を装備する完全装備 -- パンチェッタ
      • (瞬時に相手の獲物を視認。少々厄介か、と呟く)
        小細工は・・・無用か!参る!(そう叫び、一直線にパンチェッタへ向かい走り出す)
        -- アロエリーナ閣下
      • させないわ…雨よ・穏やかなる恵みの雨よ・今一時・我が凍てつきの力にて・全てを貫く至高の矢と為せ――五月雨氷結弾(アイシクル・メイレイン)
        (距離を保つようにバックステップ、その間に凄まじい早口で呪文を詠唱し、発動
        無数の氷弾が現出し、胴と言わず手足と言わず頭部と言わずアロエリーナに襲い掛かる
        -- パンチェッタ
      • ぐっ!(無数の氷の弾は到底避けきれるものではない。ならばと思い急所をガードし突っ込む)
        (しかし、手に、足に喰らう氷弾でダメージは負っている)
        逃がすか!喰らうがいい!(そう叫び、左手の掌から3本の触手を出す。それぞれ右、左、上とパンチェッタを捕らえんとヘビのように襲い掛かる!)
        -- アロエリーナ閣下
      • 一筋縄ではいかないのね…炎よ踊れ・我が敵を打ち払え!
        (限界まで短縮した詠唱で小規模な爆発を起こし、触手の勢いを押し留めた隙に自らも爆発でダメージを負いながら触手を回避
        深き闇・永劫の闇・光一片(ひとかけ)さえ許さぬ絶対の闇・彼の者を覆いて絶望の檻と化せ――闇揺籠(ダークネス・クレイドル)
        (魔法書を用いてアロエリーナの周囲に濃い闇を発生させる
        -- パンチェッタ
      • チィッ!やるな!(触手を回避され、舌打ちを一つ。)
        だがまだまだ・・・!?(突然の闇に驚きつつも、闇の魔法と悟り)
        面白い、では、吾輩も一つ魔法をお見せしよう。(闇の中から声が一つ)
        -- アロエリーナ閣下
      • あら…でも緩めないわよ
        彷徨える悪霊よ・背理の者達よ・今一度仮初の命を与えよう・汝纏うは怨嗟の闇・汝燃やすは憎悪の炎・犯し冒し侵すべし・奪い貪り殺すべし――黒犬(バーゲスト)
        (闇の中を闇を纏った黒い獣が駆け、アロエリーナに牙を突き立てんと襲い掛かる
        -- パンチェッタ
      • http://1st.momo.net/uploader/img/adv007684.png 
        ―――夜のしじま神々眠り(左腕を掲げる。迫り来る黒い獣。)
        新しき地獄の時代が始まる(剣を持ったまま、右腕を掲げる。今まさに牙を突き立てんとする獣を見据え。)
        あゝ大いなる魔神よ(両腕を顔の前で交差し)
        我に破滅の力を!―――
        (そう叫ぶと同時に、剣をリングに突き立てる!)
        破滅の雄叫び!(デストラクション・ハウリング)
        (突き立てた剣から目に見えぬ鳴動が湧き上がり、衝撃波となって黒き獣と闇を吹き飛しながらパンチェッタへと迫る!!)
        -- アロエリーナ閣下
      • あの詠唱…防御は無理ね
        輝けるものよ・汝・地上を遍く照らす昼の守護者・燃え盛るものよ・汝・悪を悉く焼き尽くす空の覇者・我は汝を信奉せし代理人・願わくばその燦々たる威光にて・我が前なる悪を撃滅せしめんことを――太陽光線(ゾンネンシュトラール)ッ!!
        詠唱から手持ちの防御魔法では不可能と判断、光の杖にありったけの魔力を込め、強烈な光と熱による攻撃魔法「太陽光線(ゾンネンシュトラール)」による相殺を試みる
        -- パンチェッタ
      • (放たれた衝撃波と熱光の魔法により、荒れ狂うリング)
        (そして爆発を起こし、あたりを煙に包む・・・立っているのは、二人。)
        ・・・残念だったな吾輩の鎧は耐火耐熱である(そう強がるが、かなりのダメージを負い剣を支えとして片膝をリングについている)まだ・・・やるか?
        -- アロエリーナ閣下
      • ええ、もちろんよアロエリーナクン(こちらもダメージを全身に満遍なく負っていた 武器である杖を本来の用途に用いることでようやく倒れることを免れている
        ひとつ教えてあげるわ 次でお姉さんの魔法は打ち止めよ それに耐えたらアロエリーナクンの勝ちってことね
        我が右手に宿る炎の力――(右手を横にまっすぐ伸ばし、次いで肘を曲げると斜め右下に腕を伸ばし、真上まで回転させてから胸の前で拳を作る
        我が左手に宿る氷の力――(左腕もまっすぐ横に伸ばし、同じように肘を曲げてから斜め左下に伸ばし真上まで回転させてから胸の前で手のひらを右拳と合わせた
        二つの力・此処に邂逅し――(そのままの姿勢で意識を集中させ
        新たなる力・此処に解放す――(両手をアロエリーナに向けて広げた
        合成魔法・水蒸気爆発(フリアティック・エクスプロージョン)(左右の手から赤と青の光弾が中間点ややアロエリーナ寄りに着弾、凄まじいまでの水蒸気爆発を起こす
        異なる属性の二種類の攻撃魔法を同時に扱い、かつその魔術構成の相互干渉によってまったく新しい効果を生み出す――俗に合成魔法と呼ばれる技法こそ、パンチェッタの切り札であった
      • (満身創痍、手の内はすべて出した。)
        (すべて?もう一つあるだろう?そう呟き、笑う)
        ハァァァァ!(瞬時に体を変化させ、最後の切り札―――ビオランテへと変貌する!)
        (そして、荒れ狂う爆発がその身を襲う!)
        (光と熱―――そして爆発。)
        (煙が晴れた頃、そこに立つは一人の男)
        吾輩の、負けで・・・あるな(呟き、地面へと倒れこむ。大技と変身、二つを行使し、パンチェッタの魔法に耐えるのが精一杯であった)
        だが、全力を出し切って負けたのだ。後悔はない―――(そう呟くと、意識を失う)
        -- アロエリーナ閣下
      • お姉さんの勝ちね…嬉しいわ(そう呟くと足の力が抜ける 両膝が付いたところで杖にすがりつくような格好でかろうじて姿勢を保った -- パンチェッタ
      • 勝利者、2P!パンチェッタ・ノーザンリッジ! -- レフェリー
  • 陽炎が見えるメインブース
    • えーと、ここでいいのかな……(100Gを納めて準備開始、走ってきたのでウォーミングアップ済み) -- キャンベル
      • 「人形師、十四代目空倉神楽」
        レフェリーに金貨を放り投げ男が気だるげに闘技場に立つと石の床板に罅が入る。
        理由は重さ。視線を凝らせば良く分かる。男の全身に何重にも巻きつけられた鋼の糸。
        両の腕には指先だけが露出した黒の手甲を嵌め、右手には人形の入った金属製の鞄を携えている。
        具足は鼻緒まで全てが金属製の下駄。質感から察するに男の右目に嵌められた眼帯と同じ材質で出来ているのだろう。
        -- 神楽
      • 赤コーナーは1P側、冒険者歴だけはトップクラス、キノ鉱の意地を見せられるか? キャンベル・フォックス!! -- レフリーの声?
      • 対する青コーナーは2P側、闘技場でお馴染みの男!人形師・カグラ・カラクラ!! -- レフェリーの声?
      • ……うわー、本気、みたいね……流石に重すぎじゃない? それ……
        (対する彼女の装備は、右手に幅1mも無い剣、そして左手には意匠の施された盾
        決して重装備ではない、むしろ軽いだろうと思われる。もっとも、それが全てでは無いようだが……)
        -- キャンベル
      • そりゃあ重いですよ。立ってるだけで倒れそうな程に。さてさて、奥義と言うのは手間隙掛かるものでしてねぇ。
        今から私は技の準備に入ります。そうですね。大体5ターンほど掛かるでしょうか?
        技が完成する前に人形を倒し、私を止められたら貴方の勝ちです。
        もしも、技が完成してしまったら?その時は終わりです。貴方だけでなく、この闘技場の何もかもが。
        それではでは。(言って男は鞄から手を離す。中から人形が立ち上がる。目も鼻もない道具(へいき)としての性能に特化したヒトガタが。)
        -- 神楽
      • ちょっと待ったぁ!!何そこまで吹っ飛ばす気になってんのよ!
        まったく、こちとら本職討伐並の攻撃力は期待できないってのに……
        (盾を前面に構え、突撃の構えをとる。本来なら重装の聖騎士が取る構えだ)
        ……カウントは、次にアンタが動き始めてからでいいのよね? 答えは聞いてないっ!
        (レフェリーの開始、という声が聞こえ、それと共に大きく一歩を踏み込む。目の前の木偶を倒すのに……それほど時間をかける訳にはいかない、か)
        -- キャンベル
      • 1ターン目:「理解が早いようで嬉しいですね。別にふっ飛ばしなどはしませんが。では開始――」
        言って右手を観客席に伸ばす。男の全身に巻き付けられた金属糸、その一片が観客席に掛けられる。
        左手は人形の操作に集中。一歩、二歩、三歩、人形はゆっくりとキャンベルとの距離を詰めてゆく。
        -- 神楽
      • 似たようなもんでしょ? その口ぶりだと……!!
        (そのまま左前、猛スピードで盾を掲げ走っていき……横殴りに、左手の盾を振るう。
        人形がその盾を真っ向から受け止めてくれればしめたもの。でなければ……その時は、その時)
        -- キャンベル
      • 2ターン目:男は目まぐるしい速度で闘技場一面に蜘蛛の巣のよう糸を張ってゆく。
        一方、横殴りの一撃に対し人形は加速、懐に飛び込むようにして盾の一撃を回避。そのままキャンベルを抱きしめるような形になる。
        -- 神楽
      • のわっ!(懐に潜り込まれる……が、動きを止められるだけ。攻撃する気が無いのか?)
        ……こんな木偶に抱かれる趣味なんて無いんだけど……ねっ!!
        (思い切り右手を――持っている剣を、振り上げる。無論人形には当たらないが……狙いは、それを操る鉄糸。
        右手を振るえば、どうやっても人形に繋がっているソレにぶつかる角度。斬れずとも、人形、術者の両方を無理矢理引っ張る効果はある、筈)
        -- キャンベル
      • 3ターン目:「自切。」右手で会場一帯に糸を繰りながら、剣を振り上げたキャンベルを見て何と言う事も無く呟く。
        振り上げた剣の軌道にある弦が、人形との接続を絶たれ男の左手に巻き取られる。
        「動作の精密性は多少失われてしまいましたが、まぁ良いでしょう。」
        言って、残った左手の弦を操作、人形の出力を上げそのままキャンベルを閉め落としに掛かる。
        -- 神楽
      • のわ、とと! ……何よ、無線で操れるんならそう言いなさいよね。
        まったく、取っておこうと思ったのにっ!(振り上げた剣に、手首を返して人形の片口へ突くように振り下ろす。
        同時に、盾を人形に押しつけ……そこからは、何かバチ、バチという音が聞こえる。)チャージ開始、1ターン後に盾から何か発動します
        -- キャンベル
      • 4ターン目:「うん?一応、まだ有線なんですけどねぇ。でも、貴方がそれをお望みなら。」
        残った左手の弦を全て解除。人形の操作系統を音声入力に切り替える。
        「しかし、私のこれも何ですが充填の必要な技って使いにくいものですよねぇ。
         さてさて時間はもう十分稼いだし、それに両手が使えるなら二倍の速度で糸が貼れる。
         雅楽零号――自爆なさい」キャンベルに組み付いた人形は盾の発動と同時に爆炎を上げた。
        -- 神楽
      • だったらなんで全部斬れないのよー、ぶーぶー……自爆なんてして、いいの?
        (人形が炎の光を放つその刹那、盾からまた別の光が放たれる。夜天に煌めく、稲光の術法
        種は簡単、盾の後ろに魔法書……とびきり強い、雷の力を持つ……を縛り、その術を使っただけ。詠唱は、不要
        盾が受け止めた爆風は、空気を切り裂く咆哮と共に照準―神楽の方に)
        ……けほっ、けほ。まだまだぁ!!(もちろん、残った部分はモロに喰らう。それを浴びた服は焦げているが、気にしない。剣を抱え、雷撃を追って走る)
        というか、この暑い中に炎なんて、暑すぎなのよ!
        -- キャンベル
      • 5ターン目:「これで完成【奥義・統弦きょ……ぐぼぁっ!
        技の構築が終わり油断した所に雷の直撃を受けてもんどりうつ。しかも自分で張った弦に引っかかり足を挫いた!
        これでは弦を滑走して辺り一体を縦横無尽に駆け巡る必殺の奥義は使えない。
        だがそれでも転んだままの体勢で、剣を抱え走ってきたキャンベルに対し不適な笑みを浮かべ、ハッタリを放つ。
        「……降参してください。私の技は完成しました。これ以上の戦いは無益なだけです。 
        例え貴方が今この状況で私に剣を振り下ろしたとしても縦横無尽に張り巡らされた弦を使っての回避は容易。
         私一人を倒す為に客席の方々を全員巻き込む覚悟があるのならどうぞ剣を振ってください。」
        -- 神楽
      • っと、っと、っと!(目の前まで走ってきて、砂埃を上げてストップ)
        ……けほ、けほ……本気?……(少しだけ考えて、剣を地面に突き刺す)
        ……そうねえ、みんなを巻き込む訳にはいかないし……(ややオーバーに、右手を、肘を曲げたまま挙げる。盾を持つ手はそのまま。)
        ……で、望みは? 降参、って言ってたと思うけど……他にあるなら、聞くわよ?
        -- キャンベル
      • 「……私の人形になって貰えますか?
        些細な心理的ミスにより、奥義の使用が不可能になった現状を状況を打破する為の最後の足掻き。
        人形から解除した左手の弦をキャンベルに向けて伸ばす。あの盾の雷撃に充填が必要なのは折込済みだ。
        意思のある人間を操るのは苦手だが動きを封じるくらいなら出来る筈だ。後は地面に刺さった剣を拾い、突きつけて敗北を促すだけで……!
        -- 神楽
      • 人形?……そうね、あんたがもっといい男になったら、考えてあげる!
        (右手はそのまま背中に伸びる。そこからするりと出てくるのは……第三の武器、槌。4年も使い込んできた年代物。
        それを掴むまでコンマ5秒、背中から引き抜いて彼の頭に振り下ろすまではさらに1秒、目線はまったく動かさず、右手のみを滑らせる!)
        -- キャンベル
      • 負けました」弦よりも早く振り下ろされた槌で地に叩き伏せられて気絶する間際、そう言った。
        暗闇に落ちてゆく意識の中で考察した敗因は明らかだ。
        自爆を使う際に相手の盾の防御力を見誤った事。その一手に尽きる。
        -- 神楽
      • 「とても出来が良い」は伊達じゃない、って事ね。もうちょっと全力で戦いたかったわよね、お互いに。
        一番の切り札とっておいたのに……はい、起きた起きたー(ノックダウンしている神楽を引っ張り起こす)
        ジャッジー、今の降参の台詞、でいいのよねー?
        -- キャンベル
      • 青コーナー、カグラ氏の敗北宣言により勝者赤コーナー!キャンベル・フォックス!
  • 俺の名はベイサク、アークエイルのベイサクだ(階段を上り、ゆっくり舞台に上がる)
    アンタも、名前ぐらいあるだろ、名乗って行けよ(バンテージを巻きながら、尋ねた)
    -- ベイサク
    • (舞台に上り軽く一礼する)私はエロ・ベルモンテ。……他に名乗るべき肩書きも持たない男ですが、よろしくお願いします
      (剣は腰に下げているが、まだ抜刀していない。最初は格闘戦をするつもりのようだ)
      -- エロ
      • 舐めてんのか?相手に合わせようなんて気遣いは要らない、アンタが抜こうが抜くまいが、俺は拳だけで戦うぜ
        (相手が抜刀しなかった事に、不快感を露にしながら)
        どうなんだ?やれるのか、やれねえのか、どちらにせよ、一発入れるぞ(そういうと、ツカツカと足音を立てて近付き始める)
        -- ベイサク
      • 舐めている?まさか!ただ最初から手の内を見せる気は無いってだけですよ
        貴方に合わせるつもりなら、最初から帯刀しませんしね(足を肩幅に開き、相手がどう動いても対応出来るよう構える)
        -- エロ
      • やっぱり、舐めてんな…コソコソ技量を隠すなんざ、男じゃねえ(中距離まで歩を進めると、足を止めて)
        まあ、いい、殴り合いってのは一番心が現れる戦いだと、俺は思ってる
        アンタも玉が付いてるなら…拳で語ってみろよ
        (嬉しそうに言うと、一気に地を駆け、拳を口元に構え詰めると、右頬を狙ってブロウを繰り出した)
        -- ベイサク
      • (相手の構えを見て)拳闘!しかも、早いッ(右頬を襲うブロウを左腕でガード、頬は守ったが腕に衝撃が走りガードが弾き飛ばされる)
        (そのまま体を沈め、更に間合いを詰める。無事な右腕によるエルボーを腹部を狙い繰り出す)
        -- エロ
      • どうした、何も聞こえてこないぞ…
        お喋りなのは、口だけじゃないはずだろう?
        (右腕を振り切ると、次の格闘に体を捩る、そこにエルボーが伸びるが、避けない)
        くっ…ああ、痛いな…確かに痛い…
        (何とか鳩尾はかわすと、肘を捕まえた、と言わんばかりに、左腕を下げる)
        ほら、もっとだ、もっと来いよ!(エルボーの右腕、折り曲げた部分に、叩き上げるように、アッパーを放った)
        -- ベイサク
      • !(肘の先に違和感、まるで人体ではなく岩石にでも叩きつけたかのような感覚)
        クッ(肘にアッパーが直撃し体勢右腕も跳ね上げられる、その勢いに逆らわずダメージを軽減する)
        (そして、そのままローキックで体勢を崩しにかかる)
        -- エロ
      • (肘が叩き込まれた腹を軽く撫でる、まだ、いけるな、と思いながら)
        先に宣言しておこう…俺は「避けない」…遠慮なく見せてみろ、お前の手札を
        (再び拳を構えると、足元のローキックを、躊躇無く受ける)
        どうしたァ!それだけじゃないだろうが!(膝関節の外側に当たったローキックは、見た目より威力があった、軽く体制を崩しつつ、しかし、次の攻撃への警戒は解かなかった)
        良い感触だ…高揚する熱気と骨の軋む音、嫌いじゃない
        -- ベイサク
      • 「避けない」、ですか。そちらこそ……舐めていますね(そう言いつつも、それが過信ではなく能力に裏打ちされた自信だと言う事は分かっている)
        でも小細工の通じる相手じゃない、ですか。(相手が体勢を崩したのを見計らって胸部中央を狙って渾身の中段正拳突き)
        (今まで戦った事の無いタイプだ……どう応えて来る?)
        -- エロ
      • ああ、ハッキリ言っておこう、俺はお前を舐めているぞ?
        (悪戯っぽく笑う、しかし、すぐに張り詰めた顔に戻ると、相手の拳を視界に入れる)
        だから…避けないと言ったァ!
        (地面に踏みとどまり、むしろ自ら進んでと言わんばかりに、相手の拳を胸で受け止める)
        何だよ、できるじゃねえか…(衝撃に2歩、3歩と後方へよろめく、口の中で切った血を吐き捨てながら、ニヤリとした表情で、再度拳を握る、まだガッツは残っているようだ)
        -- ベイサク
      • ……どうあっても貴方に「避け」させたくなってきたよ(構えが変わる、どっしりと腰を落とした後の先狙いの姿勢だ)
        今度はそちらの番ですよ。
        -- エロ
      • (強い言葉を残しつつ、胸に手を当てたままだ、ダメージは軽くない)
        ん?勝負に番なんて無い、良いんだな、俺の番なんて回して…
        後悔は…するなよ?
        (超至近距離まで接近すると、エロのボディへ、素早く触れるように手を伸ばし、大きく息を吸い込んだ)
        俺は相手がどんな奴だろうと…敬意を表す、一撃に手加減は入れない、当然の事だが、先に言っておく…
        (円を描くように足を擦りながら、掌に神経を集中させる)
        -- ベイサク
      • (タラリと冷汗が流れる)貴方は……意地が折れない限り倒れないでしょう?私も宣言しましょう、この攻撃にカウンターを入れると
        (発剄の一種か?なら、インパクトの瞬間を見定めなければ……集中しろ集中しろ集中しろ)
        -- エロ
      • (聞こえていないかのように、ブツブツと呟きながら)
        俺は…モンク…神罰の…代行者…思い出せ…徒弟として生きた日を
        (ボソボソと喋りながら、少し動けば触れられそうな距離、寸前まで手を伸ばす)
        諸行無常…是正滅法!(カッと目を開く、目の前の敵がどう来ようと、攻撃の手を揺るがせる気は無いようだ)
        神よ…いるなら…(地面から大きな足音が響いた、床にヒビが入る程の踏み込みと同時に、大きく息を吐き)
        生滅滅己…寂滅為楽!(相手の体ではなく、相手の背中の向こう側を目指し、撃ち抜くように、掌を通して全身の力を放った、読み通りの発剄だ)
        往生せえやあああああああああああ!!
        -- ベイサク
      • (その瞬間まで肉体は脱力し精神は緊張させる。我知らず声にでる)集中しろ集中しろ集中しろ……
        (剄が体内を徹り背を抜けようとする瞬間、全身を固める)
        (成功すればエロの体内を駆け巡った剄は彼自身の掌を通じてベイサク襲い掛かる)
        がふッ(だが成功しようと失敗しようとこのやり方では自身のダメージは甚大なモノとなる。血を吐きよろり、と一歩下がる)
        -- エロ
      • (当たったか?と手応えを感じる、把握に一瞬かかり、そこには勿論スキが生まれる)
        アンタとの語り合いはこんなもん…ッ!
        (言いながらも、伸ばした右腕に衝撃が走る、数歩よろめくと、体内の激痛が増していくのを肌で感じながら)
        器用な真似をするな…少し、不意を付かれた
        (右腕をだらりと下げた状態で、踏み止まる)
        なあ、アンタも無事じゃあねえだろ、いや、そうじゃなきゃ俺が困る…
        楽しけりゃ、もう勝ち負けなんてどうでもいい、渇きさえ満たせれば、何でもいい
        けどよ…ケジメは着けるべきだろ、なあ、エロ・ベルモンテぇ!
        (体制の立て直しに時間はかからなかった、無理をしてでも走り出し、左腕を振りかぶる、残りの気力を一撃に込めるつもりだ)
        -- ベイサク
      • ゴフッ(少なくない量の血を吐き)剄を……喰らうのは初めてじゃない、対策くらいは……考えるさ
        と、言ってもこのやり方はマズかったな。お察しの通りボロボロさ
        だが!楽しい!楽しいなァ!!(体勢を整え、応じるように走る!右の拳に最後の力を篭め)
        オ……オォオオォオォォォオォォオオオオオオオ!!!(自らを鼓舞するように叫ぶ!表情は苦痛と歓喜の交じり合って笑っているように見える)
        -- エロ
      • (相手の気迫を受け止める、ビリビリとした感覚が心地良く、戦うに相応しい相手だ、と考えながらも、口には出さなかった)
        クハハハハハハハハ!もう、余計な言葉は要らないな…(動かぬ右腕、胸に走る痛み、倒れそうな体を意地で持たせていた)
        はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…!!(相手の拳に対し、交差するように、渾身の左を繰り出した)
        -- ベイサク
      • (最早言葉も防御も不要!ただ己の拳を叩きつけるのみ!ただ、一撃に全てを賭ける)
        (喉の奥から溢れ出そうとする血を気力で抑え、バラバラになりそうな体の痛みは戦いの歓喜に変わる)
        ドゴン!(大砲の様な音が闘技場に響き渡る)
        (突き出された拳に対し、突撃のスピードを緩めずあえて額で受けた結果カウンターの形となりエロの意識を刈り取る。)
        -- エロ
      • [へへ…俺の勝…ち…]
        (自身の拳は確かに相手を貫き、勝利を確信した、しかし、言葉が出なかった)
        あれ…おかしいな…
        (そう思いながらも、世界が反転するのを感じていた、こめかみに当たったエロの拳に今更気付きながら)
        へへ…流石…だぜ…(視界が霞み、床へと伏した、地面に付くと同時に…)
        ………Zzz(寝ていた。)
        -- ベイサク
      • (こちらは既に意識が無い、ベイサクが倒れると支える物が無くなり同時に崩れ落ちる)
        (口から少なくない量の血が流れているがその表情は晴れやかに見える)
        -- エロ
      • (観客席より落下)勝手に持っていくよー、熱中症なりで死んだら困るしー
        よいしょっと(エロの体担ぎ上げて脚部ロケットモーター始動、壁を駆け上がって観客席に戻る -- ゴースト(人形)
  • (会場には蝉の鳴き声が木霊していた)
    • (じーこ じーこ じーこ さっかー) -- セミ?