猛暑の真っ只中で書類整理に没頭
8月の太陽が事務所の真っ黒な影を庭に落としている

外に出ると、容赦のない日差しが突き刺さる
じとりと汗を流しながら、調査のため(例)ある店へ向かった

何年ぶりかの緑茶を口にし、店の女主人と話し込む
店の奥で、無機質でありながらも生き物であるかのような、奇妙な残影を感じ取る
また、穏やかで気さくな主人の雰囲気の裏から、かすかな冷たい意志を見た
主人への興味と緑茶の購入のために、いずれまた足を運ぶことを決めた

調査を終え、事務所に戻る
タバコをふかし、暗くなった窓の外を眺めている

報告書を書き上げ、眠りについた