*テシュバー教会 *導入 イサク・マイエルの地。王が住まう神殿からはそう遠くも無い。 白無垢の町並みを横断する水源に掛かる橋を二つほど渡った場所にある教会。 一見すればそう珍しい事もない造りで、石造りの道々の静けさを堂々の雰囲気としているものだ。 しかしどうやら今日に限ってはその教会内が騒がしい━━ 「だから言ってるじゃないか。せ・り・ざ・わ・の・や・ぼ・う!」 「セロリの野暮?」 「確かに香りがきつ過ぎて野暮に感じる事が多いな、俺は」 「野菜農家は関係ないだろう!野菜農家は!」 「野暮と言えばやっぱり鍋にするのが美味い。かの坂本竜馬も好んで食べたと言う……」 「おじさんはさ、ちょっと静かにしてくれないかな」 「俺達は真面目な話をしているんだ!おじさん!」 「え、おじさん……?」 声を荒げているのは男衆で、どうやら神父も混ざっており、祭壇の前でもめにもめている。 それらを遠巻きに━━一部はそうでもないが━━冷ややかに見詰めるのが、この教会の女性陣達だ。 「……」 「男の子はそういうのお好きですけれども……戦争遊びは教会としてはどうでしょうか」 「たまになら悪くはないんじゃない。私は……こういうの好きよ」 「……怖い」 「武器やらでお金は回るし、その点で言う事はないし」 黒髪の司祭服を着込んだ少年が笑って、ぽんと、ひとつ花を咲かせる。 「……僕らには思いのほかにやる気は十分。こうしてわいわいと愉しむ気持ちもある。  神に与えられた機会であるならば、いっそ征服を目指そう。野菜農家は許さないセロリ」 「ついでに観光でも愉しむとしよう」 「……あなた達と何処まで仲良くやれるかしらね」 「かっこいいかれしほしい」 「だから野菜は大切にしなきゃいけない人間にとって大切な栄養資源なんだよ!」 「まだまだ……  若いつもりなんだがなァ……?」 「ちょっ置いて行かれてますわ!お父様!若くてカッコイイお父様!  どうみても二十台にしか見えない!」 「私の意見を言わせて貰えばだな。  この戦いは少し分が悪いだろうな。もしかしたら命を落とすかもしれない……」 「……」 「ぐ……よせ!戦に向かうイサク男児を止めてくれるなよ!」 「ゴーレムに裾を引っ掛けてるよ。ほら……おじ様」 「ぶわわっ」 *当主 B_00001:"ラシャ",5,7,7,9,3,3,3,1000,0,0,0*,0,UNKNOWN,0,D_FREE,-1,FREE,"417215\nテシュバー教会の最高司祭、もしくは星を見る少年。\nテシュバー教会を創立した張本人であり、その独特の宗教観を教義とした人。\n全ては神の創造物であり愛しくもめでるものであると考え、彼なりにテシュバー教会のモットーでもあるらしい。\n何よりも信望するのが使徒であって、彼にとって母親の様な存在であるイオナ。\n聖女イオナの体液は地下を伝って井戸の水となり、彼はその水によって白花を咲かせる人となった。\n教会での地位は最高司祭。思想と奇跡を持つ七人使徒を取り纏める。\n本名はラシャ・ヌ・デイビイ・スーリヤシュ・チャ・チャンドラシュ・チャ。\n趣味はぬいぐるみ作り、人に惚れる事。苦手なモノは愛を偽る人物。" *配下 B_00001:"ケーナ・ベルベル",1,8,7,1,3,3,3,500,0,0,0*,0,UNKNOWN,0,D_FREE,-1,FREE,"416126\n第三使徒『午後の磔刑』の守護。ベールリング修道会の創設者。\n神の御使いとして、彼女の住む国で幸運の象徴とされる金色のベルを常時持ち歩いている。\n幸運をもたらす上での神との約束に置いて、日常声を発する事はない。\n生まれ付いての超能力者で、念話が可能。だがそれも彼女の神に反するとして封じている。\n趣味は日の替わりをぼんやりと眺める事。苦手なモノは知恵で飾られた言葉。" B_00001:"アロン・アゲイン",8,7,2,5,3,3,3,0,500,0,0*,0,UNKNOWN,0,D_FREE,-1,FREE,"436295\nとある邪神を見つけ出す為に旅にでた少年。\n滅びいく未来から召還をされ、『太陽』の器を片手に独り荒野を旅し続ける人。\n聖女イオナに導かれて彼のたどり着いた廃村はかつての古き神の地である。\n彼はその場所の番人となり、一つの村を作った。\n趣味は農作物を育てる事。高い場所から朝日を拝む事。苦手なモノは険悪な雰囲気。" B_00001:"チャチャチャ",1,9,7,7,3,3,3,0,300,200,0*,0,UNKNOWN,0,D_FREE,-1,FREE,"440060\nチャチャチャ商会筆頭女組頭。本名は不明。\n魔導ゴーレムの『ジュリヤン』を率いて冒険者の一団、行軍中の兵隊を相手に商売をする旅商人。\n新奇出没で何処にでも現れ、どの年代で出会っても彼女は小柄な少女の姿である。\n彼女自身は非力で、お仕事には人形を使役する。\n趣味は売買で一発大きく儲ける事。嫌いなものは蛇とエール酒。" B_00001:"ジュリヤン",8,1,1,7,3,3,3,0,500,0,0*,0,UNKNOWN,0,D_FREE,-1,FREE,"439990\n教会所有のゴーレム戦車。通称『テンプルタンク』\n全長4〜5m、約1000kg。リリウムと言う魔石を動力としてはたらくくるまをしている。\nリリウムは人間の魂を吸い地中深くに眠る墓石。彼(彼女)はその魂を空洞に宿している。\n朽ちかける所をチャチャチャに拾われて、それ以後彼女の力となり、力を尽くしている。\n。趣味はチャチャチャの寝顔を見守る事。嫌いなものは小鳥などの野鳥。" B_00001:"ピコ・ミランドラ",9,2,7,9,3,3,3,0,500,0,0*,0,UNKNOWN,0,D_FREE,-1,FREE,"427270 \n『象の墓場』を想い『風の條』を願った教会の悪名高い反逆者。\nその正体は生真面目過ぎる信仰心と女性的な観念の狭間に揺れる亡国の英雄。\n魔導技師であり鍛冶師の娘で、『聖ミランドラ製鉄』を再興し、『アエド騎士団』を確たる地位にせしめた人物。\n革命の元に反逆の名を被り、多くの司祭や教徒から反目を買っている為に表向きには反逆者とされている。\n晩年はエーリヒ・フロムと修道院の一室を同じくして、思想を彼女に託して居る。無残に処刑される事を嫌い息子に殺された。\n趣味は業火の中を女陰に見立ててくべた鉄を鍛える事。苦手なモノは愛を与える事。" B_00001:"エーリヒ・フロム",7,7,10,7,3,3,3,0,300,200,0*,0,UNKNOWN,0,D_FREE,-1,FREE,"442895\n『風の條』の第五使徒。シスター。\nベールリング修道会の管理を一任されており、本来は『午後の磔刑』の使徒となる人物であったが、ピコ・デラと出会い\n彼女の死に触発をされると地位やそれらを棄て、『風の條』を探す為に東の国に奔放する。\n異国の果ての地でイポカシや彼女の義父と出会い、はたして『風の條』をその身に宿す。\n『風の條』そのものは混沌とした方程式で動かされる秩序だった定理。矛盾の中を掻き分けて答えを導く法。\n答えが先にあって、結果はそれに伴っていく。彼女が狙い済ますと、必ず『そう』となった。\n彼女なりの決着をして事を成した後は、肉体を棄て、人殺しの罪を一心に背負う。\n趣味は犬を育てる事。苦手なモノは愚にも付かない詭弁。自身そのもの。" B_00001:"JFV",7,7,7,7,3,3,3,500,0,0,0*,0,UNKNOWN,0,D_FREE,-1,FREE,"451368\n特殊な液体金属を血肉に持つ変態生物。ピコ・デッラの息子(?)。\n人工生命であり、『Jiro』『Jiko』『Jiji』『Jiga』の四形態に外部的要因から変態する事が可能。\n彼の身体は様々な生物や魔族から作られており、残りはリリウム金属を液体にした血となっている。\nその肉体の生存を存続させる為にはどうにか苦心してヘテロを取り込み続けなければならない。\nJiroからJigaに変態する過程は細胞が死に続けた結果。母親の遺伝子だけが残った為。\n『蛇』と称される悪魔を喰らい、死んでしまった後は魔界の王子様として辺土で悠々と暮らしている。\n趣味は何でも口に含んで見る事。苦手なモノは塩水。" B_00001:"イポカシ",7,1,2,6,3,3,3,0,300,200,0*,0,UNKNOWN,0,D_FREE,-1,FREE,"456745\n東アルカディア鉱脈採掘団頭領の養女。\n元々は砂金を拾い生活の糧を点てて暮らす放牧民であったが国が征服をされてる。\n彼らの貯えである金銀を狙われると、異教徒として迫害をされる。\nそれもエーリヒ・フロムに従うと、東アルカディア鉱脈採掘団の一員として身を持ち直した。\nその後、彼らの信仰する女神の残したとされる金脈を探して冒険者として生きた。\n常時大きな狼を従えており、オイヌサマと呼び家族同然に寝食を共にしている。そのため衣服が犬臭い。\n趣味は罠を使ってする狩猟。嫌いな物は蛇。" B_00001:"マリク",10,7,7,8,3,3,3,0,500,0,0*,0,UNKNOWN,0,D_FREE,-1,FREE,"417007\n教会所属騎士団の団長。\n妙な嗅覚の持ち主で、鋭利な視線と威圧的な言動から彼を畏怖するもの、毛嫌いをする者も多い。\n特に甥であるラシャや、ケーナには嫌われている。その為に酒が入るとさみしんぼおじさんになる。\n本職は拳法家であり、暗殺拳の使い手でもある。\n政治には武力で決する所があり、明瞭な意見の持ち主として騎士団を取り纏める人物。\nとはいえ、普段のさみしんぼおじさんの顔を知る部下からはからかわれながらも慕われている。\nピコ・デッラの革命や政治に裏で根回しをしたりと、騎士団としては裏のある活動が多い。\n趣味は盆栽。若い男の子に慕われる事。特技は仁王立ちで馬を走らせる事。" B_00001:"エレーン",7,7,3,5,3,3,3,0,300,200,0*,0,UNKNOWN,0,D_FREE,-1,FREE,"479046\nマリクの娘。\n親の持つ政治的威力に副うお嬢様であらんとしている為に、彼に似て味方が少なく敵が多い。\nとはいっても父親の真の顔を知るわけでもなく、ただ翻弄される娘となっている。\nどうやら武術の才覚もないが、馬術はそれに余るほど上手い。\n騎士団の中では同じくする貴族出身からは持て囃されるものの、一部の庶民出身とは馬が合わない。\n一応は教会に預けられたりもしたが、神の概念は得られなかった様子。\n趣味は愛馬のブラッシング。嫌いなものは効率重視で美しく無い技巧等。" B_00001:"ヴィンセント",7,7,8,8,3,3,3,500,0,0,0*,0,UNKNOWN,0,D_FREE,-1,FREE,"474901\n神の残したとされる奇跡を捜し求めて旅する男。教会に所属して、元アエド騎士団に身を窶していた。\n信仰は男性神よりも女性神を求め、女性そのものに何処か聖なるモノを見出している側面がある。\n目的の為には手段は選べず、どうやら悪魔にも身を売る所業を為している。\n彼の聖母信仰もベールリング修道院で育てられた影響も大きい。\n趣味は複雑かつ美しい機構を眺めている事。苦手なモノは意外にも女性。" B_00001:"ローザルク",3,7,7,1,3,3,3,500,0,0,0*,0,UNKNOWN,0,D_FREE,-1,FREE,"479881\n街でぶらぶらとしている所を勧誘されてシスターとなった吸血鬼。\n人間らしく穏やかに生活をする事が彼女には願っても事で二つ返事で承諾している。\n趣味は子供に無理難題を吹き込む事。些細な悪戯。苦手なモノは筋肉ムキムキのマッチョメン。" *** 能力値数は一応確認済みです。抜けてたらごめんなさい