● 突発エロSS「『妖怪ウォッチかと思ったら……妖怪勃起!』そう叫んだ中年男性は、全裸でイオンモールの玩具売り場に飛び込んで行った!だが以下略。」 ●  世の中は今、空前の「妖怪ウォッチ」ブーム。  猫も杓子も妖怪ウォッチを求めさまよう見知らぬ街を。ほのおの匂いしみついて   む    せ     る  だが忘れてはならない。我々が妖怪をウォッチしているとき、妖怪もまた、我々をウォッチング・ユー。  これはそんな妖怪にウォッチされてしまった、ある少女の物語である。  ――冒険者の集う街から1028日ほど行った深い森の中、樹齢は優に千年を超えよう大樹の根元に、短い黒髪の少女が背を預けていた。  彼女の名はアレッサ・リデル。引き締まった、しかし筋肉質過ぎないボディーラインの映える衣服を身に纏い、強い意思を感じさせる凛とした鋭い瞳が特徴的な、冒険者である。  「くそ……迂闊、油断、した。」  大きく息を吐き、これまた特徴的な片言の口調で呟く。  本当は簡単な依頼のはずだった。森の中で珍しい茸を採ってくる、ただそれだけの依頼。  しかし往々にして、こういう「簡単な〜のはずだった」というのはフラグである。  ご覧の有様で有名な魔法少女や、身体改造で感度ウン千倍にされちゃう退魔忍も、簡単な云々で敗北して悔しい……でも……幹事長!である。  アレッサたちのパーティーもその例に漏れず、予期せぬロケット忍者ササキからの襲撃を受け、散り散りになってしまったのだ。  なおロケット忍者ササキがどんな魔物(?)かについては、各自「魂斗羅 ロケット忍者ササキ」で検索して頂きたい。  「……兎に角、どうする、考え、ないと……。」  これだけ街から離れていては、他の冒険者の救援は期待できない。  さりとて、万策尽きたというわけでもない。  アレッサの持つ特殊な能力“ランダムインストーラー”――いわゆる「口寄せ」に近いものである――によって、  例えばテレポートやテレパシーの魔法を使える冒険者の魂をコピーできれば、十分打開できる状況であった。  「!!」  ……そう考えが纏まりかけていたところ、木々の合間から「ガサッ、ガサッ」という大きな音と、何かが迫って来る気配。  素早く思考を切り替え、臨戦態勢を取る。  身構えたアレッサの前に現れたのは、二匹の巨大な魔物。  「くっくっく……カモがネギ背負ってやって来たみたいだなぁ!」  「『珍しい茸』は、お前たち冒険者をおびき寄せるための罠だったんだよぉ!」  手短に状況を説明してくれるあたり、童謡「森のくまさん」のくまさん程度には親切らしい。  「なん、だと……? 何だ、一体、お前たち?」  「ようこそここへ、くっくくっく。ここは妖怪の住む森なのさぁ!そして俺は妖怪……『一本だたら』!」  「俺たち妖怪は、お前みたいな冒険者が好物なんだぁ!ちなみに俺は妖怪……『馬の足』!」  僅かにうろたえるアレッサの様子に、二匹の妖怪がいきり立つ。  ちなみに、当該妖怪二匹の外見を、以下に記す。  (フォントを 日本語 MS Pゴシック 中 12ポイント にして見てね☆)  ・一本だたら   /⌒\  (    )  |   |  |   |  ( ・∀・)   )   (  (__Y_)  ・馬の足   /⌒\  (    )  |   |  |   |  |   |  ( ・∀・)   )   (  (__Y_)  「………チンコ、じゃ、ねーか!チンコ、じゃ、ねーか!!」  これにはアレッサもド直球にツッコんだ!  だが老獪なる妖怪二匹は涼しげな顔で答えるのだった。  「いいツッコミだ。だがそれじゃあ50点だ。せめて『一本だたらっていうか一本デカマラじゃねーか!』とか   『ああ、馬の足は足でも、三本目の足……』とか、そんな感じの気の利いたツッコミが欲しかったなぁ!」  「なので罰として、アナタに突っ込ませてもらいマーース!!」  (何で?何で、エセ外人、口調?)そんな疑問を抱いた瞬間、馬の足の身体から王道を往く捕縛用触手がドバーッと伸びて、  アレッサの四肢に巻きついたんや。  「しまっ……痛っっ!?」  良き……ファイターです……。だが、遅すぎたッ!!  クライベイビー・サクラの言葉がアレッサの脳内をよぎるが、後悔先にエレクチオンも無いわねぇ、である。  捕縛用触手にはもちろん、ソレ用のお薬を流し込む無数の針がついていたのだ。  どくん、どくん、と心臓の鼓動に合わせて、全身に媚毒が回っていくのを感じる。  それまで鋭敏だった思考に霧が立ち込めて、筋肉にも思うように力が入らない。  「ぐへへ、エロ次元ではエッチなお薬こそ正義ぃ!」  「それじゃあズボズボ突っ込んでやるよぉ!ズボズボとよぉ!」  もしかしたら、ここで読者諸兄は「妖怪はこんなこと言わない!」と反発をお感じになるかもしれない。  しかし筆者は「本当にあった!呪いのビデオ!」シリーズでこういう台詞を聞いたような覚えがある。  つまり高度情報化社会である現代では、妖怪だってこんなことを言う。言うのだ。  ゆえに皆様は安心して股座の硬度を高め、これから始まる情事のため射精の準備をして頂きたい。  言うなれば「硬度情事化射精」……(ズキュゥ……ン。ビシッ。)うっ!  (……有罪(ギルティ)……)  前の筆者が超一流の狙撃手に射殺されたため、ここから筆者が変わります。  あわれ、しつるせうとくかな。弛緩した身体に僅かに残った力で、膝を震わせながら立っているアレッサに、  一本だたらがその巨大な頭……っていうか亀頭を揺らしながら、ゆっくりにじり寄って行く。  「やめ、ろ……来る、な……!」  精一杯の鋭い言葉と目付きを投げつけるが、返って妖怪たちの興奮を増すばかり。  文字通り頭ほどもある男性自身が、タイツの上から、アレッサの秘裂にあてがわれた。  「馬鹿、ッ!そんな、入る、わけ……ひぎぃぃっ!!?」  拒絶の言葉も空しく、めり、めり、と音を立てながら、少しずつアレッサの中に挿入って行く一本だたら。  その大きさだけでも絶望的であるのに、更にタイツが膣内を擦る痛みまで加わって、  鍛え上げられた冒険者のアレッサも、「かはっ、ひゅう」と悲鳴の如き息が漏れる。  「なあに、エロティカルジュース(※さっきのエッチなお薬のことだよ)で時期に気持ちよくなる……諦めて楽しめよぉ。」  馬の足はそう言うが、不幸なことに、人工生命であるゆえか、アレッサには媚薬の効きが完全では無いらしく、  悦楽に狂い苦痛を忘れることはできず、しかし膣への激しい刺激から強烈な快感も流れ込み、  同時に押し寄せる真逆の二つの感覚が、彼女の理性を大きく揺さぶっていく。  「あが……ぎ、いっ……!!」  アレッサの一際大きな、叫びとも喘ぎともつかぬ声とともに、一本だたらの亀頭は終に子宮頸部にまで達した。  だが息をつかせる間もなく、その巨怪な全体を使って抽送運動を開始したのだった。  「ひっ、動く、な……ひいっ!ひい、ぎいいいっ!!」  薄っすらと腹筋の乗った美しいアレッサの腹は、今や陰茎の形がはっきりとわかるほど押し広げられ、ピストンに従ってそれが怪しく蠢く。  「ごりゅ、ごりゅり。」陰茎と押し込まれたタイツが、何の遠慮も慈悲も無くアレッサの中を擦り傷つける音。  「めき……ごきん。」弛緩した筋肉は耐えられても、骨格はそうでは無い。時折、骨盤や股関節の悲鳴が響き渡る。  アレッサは、痛みを与えられることには慣れていた。……痛みだけならば。  しかし絶え間ない、凄まじい快楽と共に訪れるそれは、未だかつて彼女の経験したことの無いものであり、  年端も行かぬ子供のように、きつく目を閉じて泣き叫ぶことしかできなかった。  「んん〜〜いい感じに出来上がってきたカナー?一本ちゃーん。そろそろ俺も挿入させてくれよ〜。」  アレッサの手足を拘束していた馬の足が声をかける。  先ほどとキャラが変わっているような節があるが、長期連載作品にはよくあることなので、気にしてはいけない。  ツェペリさんに家族はいないような気がしたが、そんなことは無かった。アナスイも最初は女だった。  大人は嘘つきだ、と思わないでください。ただ、間違いを犯すだけなのです。  そんな馬の足も、この度は間違いではなく、アレッサを犯すため、その手足の拘束を緩めた。  普段の彼女ならこの好機を逃さず、二匹の妖怪に対し痛烈な反撃に出ていたであろう。  だが極太の剛直に貫かれ息も絶え絶えな今では、それも叶わぬ事。  「いいよいいよぉー。あ、今のは気持ちいい、ってのと挿入していい、ってのをかけた駄洒落的なアレな。   前は俺が使ってるからお前は後ろなー。」  「合点承知の輔!ではいくぞう。」  「がっ、あ……?後、ろ……?」  残虐な前後運動によりもたらされる苦と楽、二つの巨大過ぎる感覚に押し潰されそうになりながら、  微かに残った正気が捉えた、気がかりな言葉を反芻するアレッサ。  ――理性がその意味を理解するよりも前に、身体で、それを思い知らされた。  「お、ごっ!?お尻……いぎっ!ぎ、あぐ、ぐうううぁぁぎあああ゙あ゙あ゙あ゙っ゙っ゙!!」  二本目の巨根に、何の前戯も無く、一気にアヌスを貫かれ……  森の中に、アレッサの獣じみた絶叫が木霊する。  「げぅ、うぅ……壊、壊れ、私、おまんこ、お尻、壊され……ぐひっ!う、うええ……え……ぎ、おぐぅ゙!!」  膣と菊門と直腸への猛烈な刺激。気も狂わんばかりの激痛と快感によって、  アレッサの心も、身体も、一瞬で破壊し尽くされてしまった。  しかし二匹の妖怪は、涙と涎と愛液に塗れて泣きじゃくる一匹の雌と化したアレッサさえ、  単なる気持ちの良い穴程度にしか認識していないのか、その一方的な性交の手を緩める気配は無い。  馬の足の頭は、その名に似た長い触手状に変化し、直腸だけでは飽き足らずその先のS字結腸、  そして大腸全体から小腸まで犯して行く。  前に挿入された一本だたらが膣を抉り子宮を突き上げるのに合わせる様に、  馬の足もアレッサの不浄の穴全体を抉りながら突き進み、彼女の腹部に膣だけでなく消化管の形も浮かび上がらせる。  「あ゙、ああ゙……ご、ぐっ……!!」  慣れるどころかどこまでも増大していく痛みと快楽を、せめて叫び声を上げることで紛らわしたいと思えど、  殆ど押し潰された子宮と、十二指腸を越え胃まで埋め尽くした肉の棒とが、肺を押し上げ、既に声を出すことすらままならない。  奇怪な形に蠢く己の腹を絶望の瞳で眺め、「めき、ぶち、ごき」という、内臓と骨格まで強姦されるリズムを耳に刻みながら、  前後を刺し貫く妖怪にのみ身体を支えられ、力なく手足を垂らして揺さぶられるアレッサ。  その姿は幾星霜の時を重ねた古の森の中で、その全てを冒涜するために作られたオブジェのようでもあった。  「ああ〜馬の足どん〜馬の足どん〜〜。わしゃあ、もう限界じゃあ〜〜〜」  「おーっ、おおーっ。一本殿〜〜。オラもそろそろ中に……中に出すぞおお〜〜〜」  二妖の言葉と共に、アレッサの身体への破壊的行為の律動も加速して行く。  一本だたらは「ぶぢい」と大きな音を立て、アレッサの子宮内部まで侵略し、  馬の足は「ごり、ごり、ごきん」と彼女の胸元や喉を膨らませながら食道を侵攻、  とうとう口腔まで犯し抜くに至った。そして――  「ぐ……!!?ご、ぶっ……!!!!!!!!!!!!」  二匹が全身を増大させ、思い切り震わせてアレッサの心身をより一層強く打ち据えた後、  一本だたらの頭頂部と馬の足の全身とから、白い濁流が彼女のあらゆる臓器に流し込まれたのだった。  それは二つの豪腕が浮き出た彼女の腹を更に押し広げ、ミノタウルスの仔でも孕んだかと思わせる程に膨らませ、  それでも、もう行き場が無く限界を超えた精液は、アレッサの膣や肛門、口の隙間から  「びゅる、どく、どく」と流れ出し、二匹の妖怪と一人の少女の身体の下に、白く汚れた池を作り出した。  「堪能した……。」  「ふいー。ちかれたびー!」  ヤることヤり抜いて、出すモノ出し切った二匹は、思い思いにそう呟くと、アレッサの身体からチンチンを一気に引き抜く。  臓物を全て抉り出されるかのような感覚を味わい、吹き飛びかけた意識を呼び戻され、  アレッサは「う、げぇ!」と呻き声を上げて精液の池の中に倒れこむと、穴という穴からばしゃばしゃと白濁液を吐き出すことしかできなかった。  そして再び、彼女の意識と、そして心臓の鼓動が薄れ始めたとき――  「そこまでだ!品性下劣で俗悪で淫乱で雌犬の中の陰獣キムコウから生まれたような悪辣極まる妖怪どもめ!」  森の暗がりから声が響いた!  「「誰だ!」」  二つの男根が美しいハーモニーを奏で、問う。  そのaskのanswerとして現れたのは、髪の毛で片目を隠した、ちゃんちゃんこと下駄姿の少年だ。  「僕は正義の妖怪、Gay!Gay!Gay!の亀頭野郎!そしてこっちは僕の父さんの、金玉の親父!」  「オイ!キトウヤロウ!」  「なぁにぃ〜!正義の妖怪だとぉ!?」  「ふざけるなぁ!それなら俺たちは、性技の妖怪だぁ!」  そんなベタネタはスルーして亀頭野郎が続ける。  「『妖怪ウォッチ』人気に便乗して、テレビデビューして億万長者になるのが僕の夢さ!   お前たちはここで死に、僕の計画の礎になるんだ!   あと、僕はゲイだから、ヘテロセックスは絶対に許さないよ!   そして男は射精した瞬間が一番弱い!今が攻撃のチャンスだ!!   くらえーっ!下の毛針ーーッ!!」  ババババーッ!縮れた毛針が一本だたらと馬の足を襲う!!  「ぐえーっ!」「やられたぁー!」  「クックック、一本だたらと馬の足がやられたようだな。   だが奴等は割れたちんぽこ妖怪の中でも一番の小者……」  何かまた出てきた。  「むっ!誰だお前は!……凄い妖気だ!」  祈祷野郎の妖怪レーダーがピンコ勃ち。  「我が名は陰魔羅鬼……陰かつ魔羅という最強の鬼……!」  以下に、陰魔羅鬼の外見を示す。  ・陰魔羅鬼   /⌒\  (    )  |   |  |   |  |   |  |   |  |   |  |   |  ( ・∀・)   )   (  (__Y_)  「何だと!?こいつぁ強そうだ!だが僕は負けない!この手でアニメ第三期の栄光を取り戻すまでは――」  亀頭野郎の欲望が、日本妖怪を救うと信じて!ご愛読ありがとうございました!!                                                      ―完―  「(むくり)……で、結局、私、どうなる……?」  ――このとおり、アレッサさんは無事です。  本作品で虐待された女性、子供、ベルギー人、動物、死んだオウムはおりません。  欧州にも安心して輸出できる作品です。  東映アニメイチオンさん、是非、ご検討ください。                                                     ―オワリ―