異能検診結果 検診日 :2020/10/01  実施機関:伊上市立公共訓練場 担当者 :異能忠敬 姓名:マユズミ スミカ Sumika Mayuzumi 種族:モンゴロイド/シルヴァン Mixed Race 性別:女性 血液型:A Humanoid Blood 年齢:17  誕生日:2003/04/21 段階 :Stage 1 異能名:消去 Deleter 類  :精神起因 思考発動 Psychic 型  :物理現象発生 Physics 影響性:D 効果範囲小 社会影響小 指向性:A 高指向性 認識必須 持続性:A 不可逆/一時影響 切替可 安定性:D 思考制御 精神影響 消耗性:B 精神的疲労あり 希少性:A 1%未満 危険性:B 犯罪適性大  詳細 : ・目標を物理的に消す能力。  類型的にはよくある念動力と同列のPPタイプ。  異能者自身の願望に起因しこれを充足させる事を目的に発現する。  ネガティブな願望が破壊的な異能となり噴出するケースは多いが  直接的な消去、消滅の形をとる事は稀である。 ・非常に高い指向性が見られ、特定目標の特定部位、または  特定現象のみ消去する事が可能。 ・消去は物理影響のみ。目標が存在した事実、概念等への影響は無い。  一方、負傷、病、記憶等の物理現象の範疇にあるものならば  異能者自身の認識次第により消す事が可能と思われる。 ・ステージ1においては一時的な消去。  ステージ2においては永久的な消去が行われる事を確認。  このためステージ2では特定個人の直接消去、殺害が可能であり  異能者自身が得意とするステージ1の隠密運用と併せた場合、  犯罪適性は非常に高いと言わざるを得ない。 ・精神起因ゆえ発動率、効果強度は非常に不安定。  異能名の発音による自己認識、目標への接触による目標認識による  発言率の向上は顕著。 ・異能の成長と共に効果範囲、効果対象が拡大した場合  特に効果対象が物理現象の範疇を超えた場合、  万能的なアンチ能力と化す可能性がある。  しかしこの様なネガティブな異能においては  異能者自身の忌避感により成長が阻害される傾向が強いため  ステージ3への到達例は極稀となる。 補足: ・2019年5月以降、異能ステージは2から1へ下降している。  また、異能者自身の異能に対する認識にも  これ以前と以降において齟齬が確認されている。  心因性ショックによる影響と思われるが、詳細は不明。 ・2020年9月の検診においては、やや回復の傾向が見られる。  経過を観察するものとする。