企画/聖杯戦争四期
| - 宿 舎 - |
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- １０月某日 - 宿 舎 -
- 告知
- - ラウンジ -
- 既に参戦者が半分か。
（人気の薄くなった宿舎でコーヒーを嗜む。次の相手はアルム、ホムンクルスの娘だ。本人の能力よりも、まず見定めるべきはサーヴァントの性能。
毎日のように現れていた商人のサーヴァントが現れないということは、淘汰されたという結果を意味する。最も居合わせた会話からすると、購入を期待できるのはアルムの情報程度だったろうが） -- ガゼット
- （二杯目のコーヒーを流し込むと喉に文字通り熱いものが込み上げてくる。むせた。
基本的に決着の手段はサーヴァント同士による決戦だ。その段階に至らずとも、別の方法でマスターを脱落させられるなら、その手段を取るメリットは十分にある。
しかしあのマスターはホムンクルスを自称していた。生命力や身体の構造が人間と異なっているならば、不用意な接触は自滅に繋がる） -- ガゼット
- （ダンサーは上手にやっているかな。珍しく警護を解かせ偵察に回らせた自分のサーヴァントを想い、椅子から腰を上げる。
サーヴァントの離れた丸腰の状態が危険なのは、自分も同じことなのだ。） -- ガゼット
- １０月某日 - 宿 舎 -
- 告知
- - ラウンジ -
- さぁて…始まりましたよぉ まずはあれですねぇ。
勝ち残った坊らを褒めてあげないと。（せっせとお茶の準備） -- グラフィカ
- ……。（遠巻きに、暫し様子を伺いつつ思案して…） ぁの…おばあさん、私もお手伝いしますです…（恐る恐る、話しかける） -- 季來
- あらあら、坊も？あらあらまあまあ嬉しいねぇ…じゃあおしぼり、用意してくれる？（超普通だ…胡散臭いほどに） -- グラフィカ
- （柔らかい物腰に内心ほっとしながらも、張り詰めたような違和感が拭えない。この老婆もマスターなのだ…）
も…、もー…、おばあさんたら。私女です、それに子供じゃないですよう （湯呑みの代わりに、ティーカップを並べつつ…） -- 季來
- 坊はいくつになっても坊だよぉ（ぷるぷる とりあえず人数分…二人だが 紅茶を淹れる）
お婆さんもねぇ。全員を打ち倒すにはちょっと元気がないから…坊が減らしてくれて、感謝してるんだよぉ -- グラフィカ
- （老婆の言葉に、手元がぶれて。かちゃん…と、手元のカップを鳴らしてしまう）
それは……。ぇと、それは…… ど、どういたしまして……です。（ぎこちなげに、微笑を返して）
（『居心地…悪いです…』 …遠巻きにも薄々感じられた、老婆の底知れなさを。直に体感する）
ぁ……そです、お茶菓子！何かお茶菓子、貰ってきますです…？！（このまま、気圧される前に、と。席を立ち上がり…） -- 季來
- あらあら…もっと誇りなさってもぉ 生き残ったのですからねぇ（にこにこ）
羊羹なら、ありますよぉ（にこにこ にこにこ 上機嫌だが…敵意も、殺意も無い 感情は見えても、その下の思考は一切見せない その不気味さが滲む） -- グラフィカ
- ぁ……ぇと……。ありがとうございますです… きりわけますです、ね…
（『……。誰かっ――！』 これなら、敵のサーヴァントと1対1で対峙するほうがマシ…と、ふと過るほどに） -- 季來
- ありがとうねぇ（遅いですねぇ。他の坊。とにこにこしつつ しばらくお茶会は続く…一切の実り無く） -- グラフィカ
- - 宿舎の外 - --
- （木片に小刀を走らせ、黙々と削る… 時折、木片を日にかざして形を確かめつつ） -- 赤髪のセイバー
- 俺は消える。だが、こうしたものなら残るだろう（彫り具合を確かめると、再び小刀に意識を戻す）
（静かに、少しずつ、木は削られて木屑が落ちる。音も無く降り積もる雪のように） -- 赤髪のセイバー
| - 資 料 庫 - |
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- １０月某日 - 資料庫 -
- 告知
- - 資料庫 -
- （ぱらぱらと本を捲っている。異国の文字で掛かれた本を山ほど机に積んで、さして興味もなさそうな顔でそれらを捲っている） -- 黒髪のセイバー
- ……（資料庫へ一歩足を踏み入れ）
（いつぞやの黒髪のセイバーの姿を見れば動きが止まる。ああ、彼女は負けてしまったのか…と）
サーヴァント自ら情報収集、という訳でも無さそうですね 貴方にはその必要も無さそうです -- アルム
- 余りに退屈なのでな。暇潰し程度にはなるかと想って足を運んでみたが……正直興醒めだ
（パタンを本を閉じて、振り返る。腰にはギルデの刀が納まっていた）
その様子なら滞りなく……というわけでもなさそうだな。人形。顔色が優れんぞ？
（嗤う。新しい玩具を見つけた悪童の笑みで） -- 黒髪のセイバー
- （腰にあのサーヴァントの剣を見る、どのような経緯でそれがそこに納まったのかは知らないが…余りに悪趣味だ）
（ラヴィニアが哀れに思えて）……（頭が痛んだ。額を抑えながら首を振る）…いいえ、滞りなく、勝利を治めました
（嘘だ、と思う。あんな無様な勝利認められない）…未熟なマスターと、未熟なサーヴァント相手の…
つまらない、試合でした （無表情を装いながら心にもない嘘を連ねていく。その哂いにぞっとしながらも、逃げ出せない） -- アルム
- ほう、それは意外だな？ 対戦表を見たとき……これは中々どうして見物と思っていたんだがなぁ
（近付いてくる。薄嗤いを張り付けて。ホムンクルスであるアルムよりもよっぽど非人間的な笑みを浮かべて……近付いてくる）
汝の心の闇を育てる最高の組み合わせだとな……くくく
（菫色の魔眼が、アルムの瞳を捉える） -- 黒髪のセイバー
- （気圧されるように、一歩、二歩と後ずさる）
（必死に無表情を装おうとしているその瞳には、確かに恐怖が浮かんで）
心などありません、私は…私は（頭が痛い。しかし、今はこの痛みが逆に救いに思えた）
私は、この戦争の為に造られた道具です… ですから…
（恐怖と痛みが拮抗する。僅かに痛みのほうが強く、それで何とか平静を取り戻した）
……貴方が何を望んでいるかは知りませんが、私はただ勝利するのみ そこに無駄な感情は必要ありません -- アルム
- 道具……？ 心がない……？
くくく……本気でそう思っているのか？ ……もしそうなら、汝はいまや”コレ”に代わる最高の道化だな……
（見透かしたように嗤い、腰の刀を叩く）
気に入ったぞ……人形。名を聞こう
（菫色の魔眼が光る。チャームの魔眼が……アルムを覗きこむ） -- 黒髪のセイバー
- あ…
（その瞳を見れば、自然に口が開く。おかしい、この類の魔法は効かないはずなのに）
…アルム・アルムニィア…（声が震える。もはや頭の痛みで誤魔化すのも、目を背けるのも無理だった）
（怖い 心の底から恐怖が湧いて足が竦む。唯一、自分が唯一信じられる、信じても良いとされているモノを必死に呼ぼうとして）
（それすら、怯えきった心では上手く出来なかった） -- アルム
- アルム・アルムニィア……くくく、『自らに近し』か……中々に洒脱の利いた佳い名前だ。褒めて遣わそう
（震えるアルムを見て、満足そうに口元を歪める。その表情は丁度、美酒を飲み干し、舌舐め擦りする悪魔の貌）
（嫌悪感を感じさせる視線でアルムの身体を下から上までじっとりと視る。その視線に淫靡さは感じられない）
（……視線から感じられる感情は一つ……そう、その視線は人を、女を見る目ではない……調度品を見る貴族の視線だ）
なるほど、確かに道具ではあるな……だが、心は立派にあるではないか。安心すると佳い……何故なら……
（今度は優しく微笑む。そして、擦違い様にアルムの肩を叩いて、）
その『恐怖』こそが心の証だ。アルム・アルムニィア
（アルムの『心』を撫でるように言葉を放つ）
今や汝は余の供物となるべき資格を得た……くくくく、ふふふふ、ふははははははははははッ……！！
（尊大な哄笑を残して、魔王はアルムと擦違う）
（……振り返れば、既に其処に魔王の姿はなかった） -- 黒髪のセイバー
- （息が出来ない。言葉の一つ一つが、その視線が呪いのように体を蝕んで動けない。）
は…（肩を叩かれれば、ﾋﾞｸﾘと体が震えた。）
（そしてその言葉に、頭が大きく痛んでその場に座り込む）ち、が…
違う…違います、違う…（震えながら必死に繰り返す、壊れたレコードのように繰り返して）
（背中越しに聞こえる笑い声に、再び肩が震える）
（それでも、言葉だけでも否定しないととても立ち上がれそうになくて）…違う、違う…
（座り込んだまま、頭を抱えて子供のように首を振る）
……サシン、アサシン……アサシン…
（助けを乞うようなその声は誰にも届かず、虚しく資料庫の床へ吸い込まれて消えた） -- アルム
- １１月某日 - 資料庫 -
- 告知
- - 資料庫 -
- さて、さてさてさて。（本戦の相手が発表された…先日何気なく、顔を合わせているのでもあるが）
（調べるまでもない、とんだ有名人である。むしろそれを演じた俳優、もしくは仮装大賞の出場者を疑うほどに。）
（…決戦の様子は伺えずとも、勝ち残ったということはそういう事だろう。むしろ多すぎる偽伝、誇張による弱点の欺瞞を警戒すべきであるが）
まあ、当時の時代背景を探れば自ずと分かるものであろうことよ（と、言い訳を付けて またもや趣味の読書の時間に入る） -- 黒手紙
- …？（一冊の本で手が止まる。「黄金銃士、悪魔を撃つ！」よくある筋立て、よくある主題。が、そこに描かれていた敵は―）
作為すら感じるではないか。地道な営業活動、というわけでもあるまいね（矛盾を撒き散らす存在だ。此処の蔵書に作用した、というわけではなく 単純に、大昔の出来事を脚色したのだろう…まあ、読み物としては面白い 暫し、時間を潰す） -- 黒手紙
- １２月某日 - 資料庫 -
- 告知
- - 資料庫 -
- （異国の文字でかかれた本を捲っている。先日よりはいくらか興味深そうに）
（複雑な古代文字でかかれた本も中にはあるが、別段問題なさそうに読んでいる） -- 黒髪のセイバー
- むう…これはかの国では発禁処分を下されたという「学食の茶羽根」 原書を見る機会に恵まれるとは思いもよらぬことであった…
（どうでもいいことを呟きつつも、物色中の書棚の向こうから顔を出し 先客に気付く）
読み物の中の存在を見たことはあるかね？君も。 -- 黒手紙
- （声を掛けられて、嗤う。ページをめくる乾いた紙の音が響く）
……ああ、『佳く知っている知人』が居るのでな……
汝『も』か？
（またページを捲る。読んでいる本のタイトルは分からない。古い異国の本らしい） -- 黒髪のセイバー
- （借りていた本を棚に戻しに来て足が止まる）
……（こそこそと死角の机について、そっと会話に耳を傾ける セイバーはともかく黒男のほうには見つからずにすむかもしれない） -- ヴィー
- 次の対戦相手であるよ。全く、全く。記録に残らぬ仕事をしているとだね 羨ましくもなろうこと無かりしもあらず。
（数冊の本を置き、はす向かいに座る） -- 黒手紙
- くくく……記録がない方が有利に進むだろう……余からすればそちらの方が羨ましいがな……
（いや、都合が悪くもあるが……などと云いながらページを捲る）
（本棚に隠れているヴィーにはひとまず笑みを送っておく。それ以上はひとまずしない） -- 黒髪のセイバー
- （やっぱり見られてた… ちょっと引きつったような笑顔を返す ここはプライドもあるのだ）
（セイバーの何気ない（ように見える）言葉から矛盾の魔王の特性について、確信を得る やはり人々に広く知れ渡れば知れ渡るほど力を増す存在であるのなら、その弱点も記録どおりなのだろうか？）
（どうやら黒男の対戦相手も有名人のようだ… なんにせよ自分はもう直接戦うことは出来ない 少しでも情報を仕入れて賢く立ち回り… 願いを叶える） -- ヴィー
- 侮っていただけると大変嬉しいのであるが。（目の端に、敗残者。特に気にもとめない、その意味が少女に感じ取れるだろうか？）
「知人」に引っ張られでもしたのかな？世間を騒がした者の末路と言わざるを得ない（音もなく濁る笑み。） -- 黒手紙
- 真の功労者とは常に歴史の影に隠れてしまうものだ……誰も汝を侮りはすまい
（ページを捲る。読んでいるようには見えない。流している。ただ『見』ている）
『趣味悪い』知人なのでな……足跡を追う者にもそれぞれ思惑があるのだろうよ……まぁ、余は其の様を見て愉しめる……これはこれで悪くもない寸劇だ -- 黒髪のセイバー
- 縁を切るわけにもいかない様子。趣味が合うのであれば何よりではないかと愚考するよ
（もう少し噛み締めて読みたまえ、と読書指南などしつつ）
悪名が轟くよりは、と謙遜しておこう。知人によろしく伝えておいてくれることを望む。（そうして帰りがけに、そういえばその本の題は、と気安く聞く） -- 黒手紙
- 何……それほど噛み締めて読むような内容でもない……
（本の背表紙を見せる。当然異国の言葉。タイトルは……）
不等価交換
『佳く見知った話』なのでな……くくく
（黒手紙を見送り、嗤った） -- 黒髪のセイバー
- （やっぱり気づいていたか… さりとていまさら挨拶に出ることもないだろう、耳を傾ける これは盤上だけで勝負のつくゲームじゃない サーヴァントは失ってしまったが、まだ自分は死んだわけじゃあないのだ）
（そう考えて落ち着かせる どうやらあの二人にも何かしら関係めいたものがあるのだろうか… 今はまだ、傍観者に徹するしか出来ない） -- ヴィー
- （行き違う刹那。「壇上にはまだ空きがある」とアドバイスめいた言葉を囁いて、消えた） -- 黒手紙
- ガタッ（椅子から立ち上がりかけ…）
（再び腰を下ろす）
おせっかいだな…（くすりと笑った） -- ヴィー
- １月某日 - 資料庫 -
- 告知
- - 資料庫 -
- （沢山の本を積み上げて、その中に埋もれるようにして本をめくっている）
（資料かと思えばどれも絵本。子供のための怖い話）
…ふふ、やっぱりどれも悪役だなぁ。 -- スー
- …あむ（誰もいないことをいい事に、持参したクッキーをつまみ）
（目次で何かを探して読んでは、次の本へ） -- スー
- 君、零れるモノは控えたまえよ（後ろにのっそりと立つ男 絵本の中身を走り読んで）
見た目より若いのであろうかね？北の国は寒い故、通常育ちは悪くなるはずなのではあるが -- 黒手紙
- きゃっ！！（「真っ暗闇の魔王の話」そんなページを開いたまま振り向く）
…ご、ごめんなさい。スーおなかすいちゃって…大丈夫よ、こぼさないように物を食べるのは訓練されてるから！
（隠す気もないのか絵本はそのまま、恥ずかしそうに顔を赤くして）
…これでも半世紀近くは生きているの…貴方もどう？（北の雪国の家庭でよく作られる白いクッキーの包みを開く） -- スー
- 「また」「魔王」…うむ益々持って作為を感じざるを得ない（ぶつぶつと、聞こえるか聞こえないか？呟いている間に、クッキーを差し出され）
頂きたいと存じ上げる。（ｷｭ､と手袋を鳴らし クッキーを摘んで一呑みにすると、手袋を外し本をめくる。こちらも訓練されているようだ、どうでもいいところを）
見た目は若く、心は幼く、その実は妙齢。謎かけのようと形容しても宜しいか？
（懐かしい味だ、と咀嚼したかも怪しい口が囁く。） -- 黒手紙
- なぁに？こういう本読んでる人が他にもいたの？（クッキーを渡した後自分ももう一つ口へ運ぶ）
ふふ…これで共犯ね？シスターなんかには内緒よ。マナーは色々教わったけどこういうのが一番役に立つわよね。
…あら、レディには色々な顔があるのよ。そんな難しい話でもないわ（読み終わった本をまた積んで）
（クッキーをつまんで眺める。そういえばこれは外で売っているのをあまり見ない）
これを懐かしいって言う事は…やっぱり、貴方も北の雪国の人なんじゃない。ふふふ。スーを捕まえに来たわけじゃないんだろうけど。 -- スー
- ああ、そうであったかな？（あくまでとぼけ）「今は」日がな聖杯を得ることばかり考えるしがない家令であるよ（甘さに胸焼けした。水を探しウロウロするが無情にも水場はない）
この間のことであるよ。「対戦相手が魔王と戦う本」を読んだ…それ以前にも、此処を訪れると必ず目にする。
絵本の中の謎掛けの君、如何思うかね？あのシスター・シモーネがサタニスト、といった与太で済めば良いのであろうが -- 黒手紙
- 食えない人ね（目を細めて横目でちらり）ふふ、物語の中の人みたいな呼び方ね。素敵。
…そうね、絵本に出てくるような魔王がこの戦争に紛れ込んでいる事に気づいて調べにきているんじゃないかしら？
あの「いかにも」すぎるシスターが実は悪魔信仰！でもスーは驚かないけど。
（くすくす笑って、また本を開く）…絵本、どれも悪役で必ず倒されてしまってつまらないの。
…魔王が主役でお姫様と結ばれる話はないのかしら。貴方は知ってる？ -- スー
- 成程、成程。君のように露店を広げれば、嫌でも目に入る。道理だ、得心が行く
絵本の魔王…多分に反面教師的な意味合いを持つ存在が、人に牙を剥く。愉快な事態とは言い難い
（知っているのか、居ないのか。本質からズレているようで、心臓に近く刃を突き立てるように 少しずつその存在を…）
ピカレスクロマンはもう少し上の年齢層向けの本となる。絵本の世界に留まる限りはお姫様は救い出される存在なのであるよ？
（オススメは「魔星ゴラス」など、とパルプ・マガジンの棚を指差す） -- 黒手紙
- 魔王は人と遊ぶのが好きだから色んな所へ行っているみたいだしね？お姫様をほっぽって。
そんなんだから皆に気づかれるのだわ（ぷーと頬をふくらまして挿絵の魔王をぺしぺし）
（でもすぐにその手は止まり、そっと叩いた所を撫でる）
…絵本では、駄目かしら。大人にならないと、駄目かしら。ふふ、それ借りて行って読んでみるわ。
御伽噺の綺麗な挿絵と綺麗な世界がスーは好きなんだけどな…（立ち上がり、山積みの本を戻していく）
…ん、よし。そろそろ帰るわね。今度会うときは故郷のお話をしてあげる。結構変わったのよ、あの国も。
その時はまたクッキーを持ってくるから、お茶でも入れて頂戴。…では、ごきげんよう。
（絵本のお姫様のように、スカートを広げて挨拶。ゆっくりと部屋を出て行った） -- スー
- ああ、マスターの言葉ではさっぱり違いが見えない故ね 期待させていただく（見送る言葉の後、ひとりごちる）
…それを望むのであれば、君はもうお姫様ではないのかもしれないと言え無くもないであろうよ -- 黒手紙
- 2月某日 - 資料庫 -
- 告知
- - 資料庫 -
- しかし…この量は些か膨大であると言わざるを得ない
（敵の正体はほぼ決した。しかし、その弱点を探るための資料は…有り過ぎるほどある。） -- 黒手紙
- 情報の精査、資料的信憑性…なるほど、勝ち抜けるわけである
まともに調査していては論文が書けてしまうであろうな -- 黒手紙
- （ぶつぶつと呟きつつも書架の前を行ったり来たり、「効きそうな」逸話…主に、死の原因を扱った話を集める…が、それでも手が足りないようで） -- 黒手紙
- 探し物？手伝おうか？ -- ヴィー
- 頼めるかね？（有名な英雄だよ、と一冊の本を渡す）
君も知っているのではないだろうか、その最期…有り体に言えば弱点を探しているのであるよ -- 黒手紙
- 「黄金銃を持つ男」？知らないなぁ…ライトノベルじゃん なんでこんなものを…（本を受け取り、関連書籍を探す）
まさか、こいつがお前の相手だっって言うの？「黄金銃を持つ男ｖｓ邪悪な元カレ軍団」「金鉱の中心で愛を叫ぶ」…このあたりはラブロマンスだな
しかしいっぱいあるなぁ… オリジナルの作者が書いたものじゃなくていいの？いろんな人が書いてるみたいだけど… うわ、何この分厚いの…まるで鈍器だな…
つまり、実在の人気キャラクターってわけだ…あ、このあたりどうかな？ちょうど鬱物がはやった時期みたい こっちは末期だなぁ…「クローンガンスリンガーｖｓメカガンスリンガー」これはないな（棚に戻す） -- ヴィー
- この辺りでは知らぬもの居ないくらいの者なのであるが。（おかしいな、と首を傾げるが、そう気にした風でもなく一緒に本を漁る）
伝奇向きなのであろうよ、中々に波乱の生涯を歩んでいる（少女の薦めた棚から、「真実のE〜その最低な遍歴〜」を手に取る。如何にもな「反」モノ、虚実入り乱れた情報からネガティブなものだけを集めた本だ）
今此処にいるからには実在したのであろうことよ。保安官に捕まり縛り首…安直にすぎるな（ポイと「処刑年鑑」を投げ捨てる） -- 黒手紙
- 僕は他所の子だから…（笑顔でごまかす）
これ全部読むのは骨だなぁ… あ、児童書のコーナーにもある…（うへぇという表情）
これだけ人気のキャラクターなら、ほら、スキモノっていうの？コレクター？そういう詳しい人がいるんじゃない？
あてずっぽうに全部見るより、そういう人が書いた研究書を探した方がよさそう あるかなぁ -- ヴィー
- …成程、そういえば地下の書庫に、レポート類の棚が…（一体どれだけ手広く集めたというのか。その程度の感想で流していたが）
拡散した英雄像の学術的調査。歴史学者の好みそうな題材であると言える。（ぱたん、と本を閉じると、地下書庫へと向かう。ついて来いと言わんばかり） -- 黒手紙
- あ、まってまって！抱えた本をあわてて本棚に戻して追いかける）
（そういえば地下に入るのは初めてだった 未知の場所への高揚感にやや胸が高鳴るとともに、1時間くらい霊圧切れますごめんなさい） -- ヴィー
- ランプを忘れぬようにな（何しろ暗い、と 注意して 決戦前の、最後の調査に入ったのだった）
//調度良いのでこれで終了、付き合ってくれてありがとー -- 黒手紙
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